JPH04358801A - 曲面合板の製造方法 - Google Patents

曲面合板の製造方法

Info

Publication number
JPH04358801A
JPH04358801A JP13383791A JP13383791A JPH04358801A JP H04358801 A JPH04358801 A JP H04358801A JP 13383791 A JP13383791 A JP 13383791A JP 13383791 A JP13383791 A JP 13383791A JP H04358801 A JPH04358801 A JP H04358801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
veneers
vacuum
vacuum bag
plywood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13383791A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichiro Otsu
大津 征一郎
Yoshitaka Abe
義孝 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP13383791A priority Critical patent/JPH04358801A/ja
Publication of JPH04358801A publication Critical patent/JPH04358801A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木工家具、システムキ
ッチン、洗面化粧台などに使用される曲面合板の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、曲面合板の製造方法としては、以
下に記載するものが知られている。 (1)各単板に接着剤を塗布して重ね合わせ、これを成
形型内に入れてプレスを用いて加圧し、接着剤が硬化し
た後、脱型して製造する方法。 (2)単板に接着剤を塗布して重ね合わせ、これを型上
にセットして多数の万力で圧着し、接着剤が硬化した後
、万力を外して脱型する方法。 (3)比較的厚い単板または合板を所望の曲面に近い形
状に階段状に接着し、これを機械加工により滑らかな曲
面形状に仕上げる方法。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来の曲面合
板の製造方法のうち、例えば、(1)で示すプレスを使
用する方法は、大掛かりなプレス装置を必要とし、型も
高価で、型の製作日数も長くかかるため、少量多品種生
産には適さず、製品の製作日数も長時間を要する。
【0004】さらに、深絞り製品の場合、立て壁部分に
は圧力がかかりづらいために十分な接着強度が得られず
、長期間の使用で曲面部分が変形しやすく、また、アン
ダ―カットをもつ製品の製作は不可能である。
【0005】また、(2)で示す万力を使用する方法で
は、製品に均一な圧力をかけることが難しく、かつ層間
に気泡が残り、単板間で剥離しやすいという欠点がある
【0006】さらに、生産性が悪いため、少品種少量生
産に適した方法と言えるが、高価な型を必要とするため
、製品単価は相当高いものとなる。
【0007】さらに、(3)の方法では、型は不要であ
るが、大型の切削加工機を必要とし、また、曲率半径の
比較的大きな単純な形状の製品にその適用範囲が制限さ
れる等の問題点があった。
【0008】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、本発明の目的とするところは、高価なプレス型
等を使用せずに均一に加圧でき、少品種少量生産、多品
種少量生産、多品種大量生産等いずれにも容易に対応で
き、しかもアンダ―カットを有する製品においても容易
に成形できる曲面合板の製造方法を提供することにある
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る曲面合板の製造方法は、複数の単板同
士を接着剤層を介して重ね合わせ、加圧容器内にセット
された組型面に沿ってなじませ、その上側から、真空バ
ッグを載置し、次いで、容器内を真空吸引するとともに
、真空バッグ内にエアを導入し真空バッグをふくらませ
、組型面に沿って単板同士を加圧することにより、単板
同士を所望曲面形状に一体化してなることを特徴とする
【0010】
【作用】以上の構成から明らかなように、容器内を真空
にして真空バッグをふくらませ、単板同士を組型面に沿
って加圧する方法であるため、複数の単板に接着剤を塗
布して重ね合わせたとき、単板間に存在する気泡を脱気
することができるため、単板間の接着強度が優れる。
【0011】
【実施例】以下、本発明方法の一実施例について、添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】図1は本発明方法に使用する装置の構成を
示す断面図、図2は本発明方法を実施する上で使用する
組型を示す斜視図である。
【0013】図1において、本発明方法に使用する加圧
装置の構成について説明すると、一端を開口部とした有
底箱状の加圧容器1には、その側壁に真空吸引管2が接
続され、この真空吸引管2にはバルブ3、真空計4が備
わっており、図示しない真空ポンプに接続している。
【0014】また、この加圧容器1の開口部を覆う蓋5
は、その一面(加圧容器1の内面と対向する面)にゴム
シート等からなる真空バッグ6が取付けられており、こ
の真空バッグ6内にエアを導入する通気管7が蓋5を貫
通して設けられ、この通気管7にはバルブ8、圧力計9
が設置されている。
【0015】さらに、加圧容器1内には図2に示す形状
に設定された組型10がセットされる。
【0016】なお、蓋5は、その材質、形状はバッグ6
の加圧力に耐え得るものであれば特に限定されるもので
はなく、また、真空バッグ6はゴム製、ゴム引き布製な
どが使用でき、材質は特に限定されないが、成形に必要
な加圧下で気体(または液体)の漏れがなく、成形品の
形状および加圧容器1の形状に容易に追従できるもので
あればよい。
【0017】さらに、型板10は、木製単板、合板、金
属板、合成樹脂板など適度な剛性と圧縮強度を備えてい
れば、特にその材質は限定されない。また、型板10の
厚みと間隔(枚数)は製品の大きさと型板10の材質、
真空バッグ6の加圧力などを考慮して適宜決定すること
ができる。
【0018】このように本発明方法を実施する加圧装置
は、加圧容器1内に組型10と真空バッグ6が収容設置
され、加圧容器1内を真空状態に維持する真空吸引手段
と、真空バッグ6内に大気圧をかける通気手段とから大
略構成されている。
【0019】次いで、複数の単板同士を一体化して所望
の曲面形状を備えた曲面合板を製造する方法について説
明すると、まず、複数の単板11間に接着剤層を介して
重ね合わせたものを、加圧容器1内にセットする。
【0020】このとき、複数の単板11を組型10内面
10aに沿ってなじませ、その上側に真空バッグ6が位
置するように蓋5を加圧容器1の開口部を塞ぐように取
付け、真空用パッキン12等で気密にシ―ルする。
【0021】次いで、真空吸引管2を通じて加圧容器1
内を真空状態にするとともに、所定時間真空状態を維持
した後、通気管7を通じて真空バッグ6内にエアを導入
し、真空バッグ6をふくらませ、組型10の内面10a
に沿って複数の単板11を一定時間加圧する。
【0022】そして、接着剤が硬化した後、真空状態を
解除し、蓋5を外して成形された曲面合板を取り出せば
よい。
【0023】さらに、成形品の形状がアンダ―カットを
有するものであっても、成形品を組型10ごと加圧容器
1から引き出し、組型10を外して容易に製品を取り出
すことが可能である。
【0024】次いで、具体的な実施例について説明する
。 [実施例]1枚の大きさが幅300、長さ800、厚さ
3mmの引き曲げ用合板4枚の層間に一層間当たり約5
0gの木工用ボンドCH18(コニシ株式会社製、酢酸
ビニル樹脂エマルジョン木材接着剤)を均一に塗布し、
これを手で曲げながら図1に示す加圧容器1中の組型1
0の上にセットした。
【0025】この上に通気管7に接続したゴム製のバッ
グ(自動車用タイヤチュ―ブ)6をセットし、蓋5をし
て周辺をボルトで固定した。
【0026】通気口バルブ8をしめ、真空ポンプを作動
させて加圧容器1内を脱気し、真空計4が10mmHg
以下を示してから、10分間真空ポンプを作動させなが
ら放置した。
【0027】その後、ゆっくり通気口バルブ8を開け、
曲面合板を加圧した。さらに5分間真空ポンプを作動さ
せ、脱気口バルブ3をしめてポンプを停止した。
【0028】加圧容器には予め図2に示す組型10を設
置した。
【0029】本実施例で用いた組型10の型板13およ
び支え板14は0.8mm厚みの鉄板で、型板13間隔
は60mm、枚数は5枚であった。
【0030】1時間後、脱気口バルブ3を開けて真空を
解除し、成形品を取り出したところ、幅300、深さ3
00、曲率半径150のU字形曲面合板が得られた。こ
れを常温で5か月放置したが、変形は全く見られなかっ
た。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による曲面合
板の製造方法は、加圧容器内に組型と真空バッグを設置
し、加圧容器内を真空にして、バッグをふくらませ、組
型に沿った形状に合板を加圧するというものであるから
、単板間に存在する気泡を脱気することができるため、
単板間の接着強度に優れ、長期の使用でも変形のない安
定した曲面合板が得られるという効果を有する。
【0032】さらに、高価なプレス型、上下合わせ型を
使用することがないため、上述した高品質の曲面合板を
廉価かつ容易に成形できるという効果を有する。
【0033】加えて、本発明方法は真空バッグを利用し
た方法であるため、アンダ―カットを有する製品も容易
に成形できるなど、造形自由度が飛躍的に向上するとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する加圧装置の構成を示す断
面図。
【図2】図1に示す加圧装置に使用する組型を示す斜視
図。
【符号の説明】
1  加圧容器 2  真空吸引管 3  脱気口バルブ 4  真空計 5  蓋 6  真空バッグ 7  通気管 8  通気口バルブ 9  圧力計 10  組型 11  単板 12  真空用パッキン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の単板同士を接着剤層を介して重ね合
    わせ、加圧容器内にセットされた組型面に沿ってなじま
    せ、その上側から、真空バッグを載置し、次いで、容器
    内を真空吸引するとともに、真空バッグ内にエアを導入
    し真空バッグをふくらませ、組型面に沿って単板同士を
    加圧することにより、単板同士を所望曲面形状に一体化
    してなることを特徴とする曲面合板の製造方法。
JP13383791A 1991-06-05 1991-06-05 曲面合板の製造方法 Pending JPH04358801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13383791A JPH04358801A (ja) 1991-06-05 1991-06-05 曲面合板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13383791A JPH04358801A (ja) 1991-06-05 1991-06-05 曲面合板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04358801A true JPH04358801A (ja) 1992-12-11

Family

ID=15114205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13383791A Pending JPH04358801A (ja) 1991-06-05 1991-06-05 曲面合板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04358801A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0825303A (ja) * 1994-05-12 1996-01-30 Akiyoshi Kawano 化粧板の製造方法及び装置及び化粧部材
US5518380A (en) * 1994-02-28 1996-05-21 Jidosha Kiki Co., Ltd. Variable displacement pump having a changeover value for a pressure chamber

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5518380A (en) * 1994-02-28 1996-05-21 Jidosha Kiki Co., Ltd. Variable displacement pump having a changeover value for a pressure chamber
JPH0825303A (ja) * 1994-05-12 1996-01-30 Akiyoshi Kawano 化粧板の製造方法及び装置及び化粧部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5322661A (en) Method and apparatus for molding a composite material article
US5108532A (en) Method and apparatus for shaping, forming, consolidating and co-consolidating thermoplastic or thermosetting composite products
US4447282A (en) Process and equipment for veneer press to glue a thin layer on a variously shaped panel surface
US3007206A (en) Methods of molding thermoplastic sheets
EP0175510B1 (en) Vacuum bagging
JPH06190919A (ja) 化粧シート積層成形装置
JPH04358801A (ja) 曲面合板の製造方法
DE3269948D1 (en) Process and device for thin sheet press sticking on furniture panel
US2990872A (en) Apparatus for molding laminates
JPH03286835A (ja) 成形品の加飾方法
JPH0524005A (ja) 曲面合板の成形方法及び曲面合板の成形装置
JPH0351574B2 (ja)
CN206106357U (zh) 一种用于吸塑盘上的模具装置
CN216760569U (zh) 鞍座发泡模具
JPS5850858B2 (ja) Frp合板の製造方法
JPS6331732A (ja) 容器類の熱成形方法
JP7268855B2 (ja) 熱成形方法
JP2002240151A (ja) 化粧フィルムを貼り付けた繊維板の製造方法および製造装置
JPS6216810B2 (ja)
JPH0582807B2 (ja)
JP3188281B2 (ja) 真空積層成形方法及び装置
JPH0514842Y2 (ja)
CN2683373Y (zh) 组合式板材吸附复膜箱
JPS6315130B2 (ja)
JPS61175025A (ja) 積層成形体の製造方法