JPH0513621Y2 - - Google Patents

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JPH0513621Y2
JPH0513621Y2 JP1986027443U JP2744386U JPH0513621Y2 JP H0513621 Y2 JPH0513621 Y2 JP H0513621Y2 JP 1986027443 U JP1986027443 U JP 1986027443U JP 2744386 U JP2744386 U JP 2744386U JP H0513621 Y2 JPH0513621 Y2 JP H0513621Y2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、車体のサイドパネルに隣接して対置
され、かつ該パネルよりも車内側に位置する立壁
部と、該立壁部の上方に一体に連設された燃料注
入管接続部と、該接続部および立壁部に一体に連
設された周壁部とによつてほぼ深皿状に形成さ
れ、周壁部下部および周壁部両側部は、立壁部か
ら周壁部外周端に向けて開拡するように延び、周
壁部の外周端が車内側を向いた状態で車体に固定
され、深皿形状の内側空間に位置する燃料注入管
が前記接続部に接続固定れている自動車のインレ
ツトボツクスに関するものである。
従来技術 燃料タンクに通じる燃料注入管を上記形式のイ
ンレツトボツクスに支持し、該ボツクスを車体に
固定して注入管の上端開口から燃料タンク内に燃
料を注入できるように構成することは従来より周
知である。
インレツトボツクスの立壁部は車体のサイドパ
ネルに隣接して位置しているため、このサイドパ
ネルに車外側から外力が作用してこれが車内側に
凹入変形したとき、インレツトボツクスの立壁部
も同じ方向に凹入変形する。その際、インレツト
ボツクスの立壁部が車内側に大きく凹入変形する
と、これがその内側に燃料注入管に干渉する恐れ
があるため、従来はインレツトボツクスの板厚を
厚くしてその曲げ強度を高め、外力作用時の立壁
部の変形量を小さく留め、立壁部が燃料注入管に
干渉することを阻止していた。ところがこのよう
に構成すると、車体の重量が増大するだけでな
く、コストが上昇する欠点も免れない。
目 的 本考案の目的は、上記従来の欠点を除去し、従
来のようにインレツトボツクスの板厚を厚くしな
くとも、外力作用時に立壁部が車内側へ大きく凹
入変形することを防止できるインレツトボツクス
を提供することである。
構 成 本考案は上記目的を達成するため、冒頭に記載
した形式のインレツトボツクスにおいて、サイド
パネルに対して車外側から外力が加えられ、その
外力がサイドパネルを介して前記立壁部に作用し
たとき、該立壁部の凹入変形を抑え、ないしはこ
れを防止する補強用のアツパビードを立壁部に形
成すると共に、前記外力が立壁部に作用したと
き、その外力によつて、他の部分に優先して潰れ
変形するロアビードを周壁部下部から周壁部両側
部に亘つて形成した構成を提案する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従つて説明し、
併せて上述した従来の欠点を図面に即してより具
体的に明らかにする。
第1図は本考案に係るインレツトボツクスを有
する自動車を示し、インレツトボツクス1は第2
図に明示する如く車体2の側部に位置するサイド
パネル3の内側に配置されている。インレツトボ
ツクス1は、第2図および第3図に明示するよう
に、車体2のサイドパネル3に隣接して対置さ
れ、かつこのパネル3よりも車内側に位置する立
壁部4と、この立壁部4の上方に一体に連設され
た燃料注入管接続部5と、立壁部4および接続部
5に一体に連設された周壁部6とから成り、これ
らによつてボツクス1の全体がほぼ深皿状に形成
されている。
周壁部6の下部6aとその両側部6b,6b
は、立壁部4から、フランジ状に形成された周壁
部外周端6cの側に向けて開拡するように延びて
いる。またインレツトボツクス1は、その開口部
側、すなわち周壁部6の外周端6cの側を車内側
に向け、この状態でその外周端6cが車体2の側
壁7に固着されている。8は側壁7と一体に結合
されたフロアパネルである。
立壁部4、接続部5および周壁部6によつて区
画された深皿形状の内側空間9に燃料注入管10
が位置し、その上端が接続部5に形成された孔5
aに嵌合し、ここに接続固定されている。またサ
イドパネル3にも上記孔5aに整合する孔が形成
され、注入管10の上端はこのサイドパネルの孔
にも嵌合している。
注入管上端よりも外側のサイドパネル部分には
カバー11が枢着され、このカバー11とキヤツ
プ10aを開くことにより注入管10の上端開口
を車外に露出させ、ここから燃料を注入すること
ができる。注入された燃料は燃料注入管10およ
びこれに接続された可撓性のフユーエルホース1
2を介して図示していない燃料タンクに導入され
る。
上述した構成は従来のインレツトボツクスと変
りはない。従来と異なるところは、立壁部4に車
内側に凹入した補強用のアツパビード13が形成
され、周壁部6の下部6aから周壁部両側部6
b,6bに亘つて車内側に凹入したロアビード1
4が形成されている点である。各ビード13,1
4の各部の断面形状は第5図乃至第8図に示す通
りである。
ここでこれらビード13,14の作用を明らか
にする前に、かかるビードが形成されていない従
来のインレツトボツクスに外力が作用したときの
ボツクスの変形状態を説明する。
第9図はサイドパネル3に対して車外側からほ
ぼ垂直に外力Fが作用したときのサイドパネル3
の変形状態と、ビードがなく、しかも板厚を薄く
形成されたインレツトボツクス1の変形状態を示
している。外力Fによつてサイドパネル3は車内
側へ凹入変形しているが、これによつてサイドパ
ネル3に隣接して位置するインレツトボツクス1
の立壁部4も同じ方向に変形する。インレツトボ
ツクス1の全体的な変形状況を第10図に示す。
第9図および第10図から判るように、立壁部
4はその中央が車内側に大きく凹んだ状態に変形
している。このように変形する理由は、立壁部4
の周辺は比較的剛性が高いのに対し、その中央部
は曲げ変形しやすい状態にあるためである。
このように立壁部4の中央部が大きく凹めば、
一番深く凹んだ中央部分は、第9図に間隔aで示
す如く燃料注入管10、ないしはフユーエルホー
ス12に接近し、サイドパネル3およびボツクス
1の板厚が極く薄いときは立壁部4が注入管10
やホース12に干渉する恐れもある。
このため従来は先にも説明したように、インレ
ツトボツクスの板厚を厚くし、その剛性を高めて
上述した不都合の発生を阻止していたが、これに
よつて重量が増大する等の欠点を免れることがで
きなかつた。
上述した欠点は、前述の2つのビード13,1
4によつて除去される。第3図および第5図に示
すようにアツパビード13は好ましくは立壁部4
のほぼ中央部、すなわち従来凹んだ状態に凹入変
形しやすかつた部分に形成されている。これによ
つて特に立壁部4の中央部が補強され、サイドパ
ネル3に対して車外側から外力F(第4図)が加
えられ、その外力がサイドパネル3を介して立壁
部4に作用したとき、アツパビード13によつ
て、立壁部4が従来のように大きく変形すること
が阻止される。このようにアツパビード13は、
立壁部4に外力Fが作用したとき、該立壁部4が
凹入変形することを抑え、ないしはこれを防止す
る用をなすものである。
アツパビード13を立壁部4の中央部から周壁
部6の両側部6b,6bにまで延ばすと、これら
側部6bの曲げ強度が高くなりすぎ、外力作用時
に立壁部4ないしは側部6bに亀裂が生ずる恐れ
があり、この意味でもアツパビード13は立壁部
4のほぼ中央部だけに配置することが有利であ
る。
またロアビード14は、周壁部6の下部6aか
ら、周壁部6の両側部6b,6bに亘つて左右対
称にほぼU字形に延び、立壁部4の下部領域に沿
つて延在する。前述のように立壁部4はアツパビ
ード13により補強されているので、その中央部
が大きく凹んだ状態に変形し難くくなつている
が、この作用はロアビード14を形成することに
よつてより確実なものとなる。
すなわち、立壁部4にサイドパネル3を介して
前述の外力Fが作用したとき、その外力によつ
て、立壁部4は第2図の左方へ押圧され、第4図
に示すようにこの方向にわずかにずれ動くが、こ
のとき立壁部4に沿つて延びるロアビード14が
第4図のように潰れた状態に積極的に変形する。
すなわち、ロアビード14の形成された周壁部6
の下部6aと両側部6b,6bは、立壁部4に対
して開拡するように延びていて、立壁部4に対し
て鋭角α(第2図)をもつて傾斜しているので、
立壁部4に外力Fが作用すれば、その根元部に相
当するロアビード14が他の部分に優先して積極
的に潰れ変形する。
このようにロアビード14が変形しやすいの
で、立壁部4に外力Fが作用しとき、立壁部4が
凹んだ状態に変形する代りに、ロアビード14の
方が潰れながら変形し、ボツクス1の変形をロア
ビード14が吸収する。ロアビード14がインレ
ツトボツクス1の変形のきつかけとなるように積
極的に変形するのである。
このような作用と、アツパビード13の補強作
用とによつて、立壁部4は従来のように中央部が
大きく凹んだ状態に変形することはなく、第4図
のようにほとんど元の形態を保ちながらその全体
が車内側へ平行移動するようにずれ動く。ロアビ
ード14は立壁部4の下方からその側方を取り囲
むように周壁部6の下部6aから両側部6b,6
bにまで延びていて、その全長に亘つて潰れるの
で、立壁部4に生ずる応力はその全体に亘つて減
少し、凹入変形が効果的に抑制される。
上述のように立壁部4はその中央部が大きく凹
むことはないので、その板厚を比較的薄くして
も、変形後の立壁部4と、燃料注入管10ないし
はフユーエルホース12との距離A(第4図)も
大きく保たれ、ボツクス1が注入管10やホース
12に干渉することはない。
効 果 本考案によれば、立壁部に補強ビードを形成
し、周壁部下部から周壁部両側部に亘つてロアビ
ードを形成することによつて、車外側からサイド
パネルに対して外力が作用したとき、立壁部が車
内側へ大きく凹入変形する不具合を阻止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るインレツトボツクスを有
する自動車の側面図、第2図は第1図の−線
断面図、第3図はインレツトボツクスの斜視図、
第4図はインレツトボツクスが変形した後の、第
2図と同様な断面図、第5図乃至第8図は第3図
の−線、−線、−線および−線
に沿う断面図、第9図は従来のインレツトボツク
スを示す、第2図と同様な断面図、第10図は第
9図に示したインレツトボツクスの変形状況を示
す斜視図である。 1……インレツトボツクス、2……車体、3…
…サイドパネル、4……立壁部、5……燃料注入
管接続部、6……周壁部、6a……周壁部下部、
6b……周壁部側部、6c……外周端、10……
燃料注入管、13……アツパビード、14……ロ
アビード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体のサイドパネルに隣接して対置され、かつ
    該パネルよりも車内側に位置する立壁部と、該立
    壁部の上方に一体に連設された燃料注入管接続部
    と、該接続部および立壁部に一体に連設された周
    壁部とによつてほぼ深皿状に形成され、周壁部下
    部および周壁部両側部は、立壁部から周壁部外周
    端に向けて開拡するように延び、周壁部の外周端
    が車内側を向いた状態で車体に固定され、深皿形
    状の内側空間に位置する燃料注入管が前記接続部
    に接続固定されている自動車のインレツトボツク
    スにおいて、 前記サイドパネルに対して車外側から外力が加
    えられ、その外力がサイドパネルを介して前記立
    壁部に作用したとき、該立壁部の凹入変形を抑
    え、ないしはこれを防止する補強用のアツパビー
    ドを立壁部に形成すると共に、前記外力が立壁部
    に作用したとき、その外力によつて、他の部分に
    優先して潰れ変形するロアビードを周壁部下部か
    ら周壁部両側部に亘つて形成したことを特徴とす
    るインレツトボツクス。
JP1986027443U 1986-02-28 1986-02-28 Expired - Lifetime JPH0513621Y2 (ja)

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JPS5848530B2 (ja) * 1978-09-08 1983-10-28 住友化学工業株式会社 光学活性リリア−ルの製造法

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