JPH05131808A - 重荷重用ラジアルタイヤ - Google Patents
重荷重用ラジアルタイヤInfo
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- JPH05131808A JPH05131808A JP3323829A JP32382991A JPH05131808A JP H05131808 A JPH05131808 A JP H05131808A JP 3323829 A JP3323829 A JP 3323829A JP 32382991 A JP32382991 A JP 32382991A JP H05131808 A JPH05131808 A JP H05131808A
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- B60C9/18—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
- B60C9/20—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel
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- B60C2009/2219—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel the plies being arranged with all cords disposed along the circumference of the tyre with a partial zero degree ply at the belt edges - edge band
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- B60C2200/00—Tyres specially adapted for particular applications
- B60C2200/06—Tyres specially adapted for particular applications for heavy duty vehicles
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 タイヤの偏摩耗の発生をおくらせ、第3層ベ
ルト端部でのゴムクラックの発生をより確実に抑制して
ベルト耐久性の向上をより安定した偏摩耗抑制を達成す
る。 【構成】 少なくとも3層のベルト(1)〜(4)を有
し、タイヤ幅に対するタイヤ高さの比が75%以下の扁
平なタイヤで、最外層のベルト(4)と、該ベルトの内
側に隣接するベルト(3)のタイヤ周方向に対するコー
ド傾斜方向が同一で、傾斜角度が夫々15゜〜30゜で
ある既知の重荷重用ラジアルタイヤにおいて、前記最外
層のベルト(4)のタイヤ幅方向両側で、その内側に隣
接するベルトの両側端部上面に、破断時の伸びが3.5 〜
7%のスチールコードよりなり、タイヤ周方向に対し5
゜〜20゜のコード傾斜角度をもつ細幅ベルト(6
a),(6b)を前記両ベルトと同じ傾斜方向で配置せ
しめた構成である。
ルト端部でのゴムクラックの発生をより確実に抑制して
ベルト耐久性の向上をより安定した偏摩耗抑制を達成す
る。 【構成】 少なくとも3層のベルト(1)〜(4)を有
し、タイヤ幅に対するタイヤ高さの比が75%以下の扁
平なタイヤで、最外層のベルト(4)と、該ベルトの内
側に隣接するベルト(3)のタイヤ周方向に対するコー
ド傾斜方向が同一で、傾斜角度が夫々15゜〜30゜で
ある既知の重荷重用ラジアルタイヤにおいて、前記最外
層のベルト(4)のタイヤ幅方向両側で、その内側に隣
接するベルトの両側端部上面に、破断時の伸びが3.5 〜
7%のスチールコードよりなり、タイヤ周方向に対し5
゜〜20゜のコード傾斜角度をもつ細幅ベルト(6
a),(6b)を前記両ベルトと同じ傾斜方向で配置せ
しめた構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は重荷重用ラジアルタイヤ
に係り、詳しくは、ベルト構成が少なくとも3層よりな
り、タイヤ幅に対するタイヤ高さの比が75%以下であ
る扁平形状のバス・トラック用大型ラジアルタイヤの改
良に関するものである。
に係り、詳しくは、ベルト構成が少なくとも3層よりな
り、タイヤ幅に対するタイヤ高さの比が75%以下であ
る扁平形状のバス・トラック用大型ラジアルタイヤの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バス・トラック等に用いられる大
型ラジアルタイヤのベルト構成は図5及び図6に示すよ
うにタイヤの回転軸を中心として放射状に配列されたカ
ーカス(5)を有して、該カーカス(5)のタイヤ幅方
向両端部はビードコア(7)のまわりに折り返されてい
て、カーカス(5)のトレッド(T)側に3層以上、図
では4層のベルトが配置されている。このうち、最もカ
ーカス(5)側に配置された第1層ベルト(1)のコー
ドはタイヤ周方向(図5の矢印A方向)に対し30゜〜
65゜の角度を有し、第1層ベルトのトレッド側に配置
された第2層〜第4層のベルト(2),(3),(4)
は夫々タイヤ周方向に対し15゜〜25゜の角度を有し
ている。そしてこれらのベルトは相互に交差するか、第
1層ベルトと第2層ベルトが同一方向で、第2層ベルト
と第3ベルトは交差方向であるのが一般的な構成であ
る。
型ラジアルタイヤのベルト構成は図5及び図6に示すよ
うにタイヤの回転軸を中心として放射状に配列されたカ
ーカス(5)を有して、該カーカス(5)のタイヤ幅方
向両端部はビードコア(7)のまわりに折り返されてい
て、カーカス(5)のトレッド(T)側に3層以上、図
では4層のベルトが配置されている。このうち、最もカ
ーカス(5)側に配置された第1層ベルト(1)のコー
ドはタイヤ周方向(図5の矢印A方向)に対し30゜〜
65゜の角度を有し、第1層ベルトのトレッド側に配置
された第2層〜第4層のベルト(2),(3),(4)
は夫々タイヤ周方向に対し15゜〜25゜の角度を有し
ている。そしてこれらのベルトは相互に交差するか、第
1層ベルトと第2層ベルトが同一方向で、第2層ベルト
と第3ベルトは交差方向であるのが一般的な構成であ
る。
【0003】ところが、近年、この重荷重用ラジアルタ
イヤにおいて、積載量の増加、低燃費比の要求によりタ
イヤ幅に対するタイヤ高さの比が従来に比しより小さく
なり、75%〜55%等とタイヤの形状が扁平化して来
た。そのため、従来のラジアルタイヤのタイヤ幅に対す
るタイヤ高さの比が80%以上のタイヤにおいて問題の
なかった第3層ベルト端部においてのゴムクラックの発
生寿命が短くなって来た。またタイヤ内面の1/4 〜1/8
点での成長量が大きく偏摩耗が発生し易くなって来た。
イヤにおいて、積載量の増加、低燃費比の要求によりタ
イヤ幅に対するタイヤ高さの比が従来に比しより小さく
なり、75%〜55%等とタイヤの形状が扁平化して来
た。そのため、従来のラジアルタイヤのタイヤ幅に対す
るタイヤ高さの比が80%以上のタイヤにおいて問題の
なかった第3層ベルト端部においてのゴムクラックの発
生寿命が短くなって来た。またタイヤ内面の1/4 〜1/8
点での成長量が大きく偏摩耗が発生し易くなって来た。
【0004】そこでこれら事実を考慮しタイヤ幅方向両
端部の周方向剛性を高くし、同部分の径成長量を抑制す
べく第1層ベルトあるいは第3層ベルトをタイヤ周方向
に対して第2層ベルトと交差する方向で、かつ第2層ベ
ルトより2゜〜10゜低い傾斜とされたコードとし、こ
れをタイヤ幅方向両端に分散配置すること、また、更に
第4層ベルトを第3層ベルトのトレッド側のタイヤ幅方
向に分散配置することが特開平3−67703号公報、
特開平3−67704号公報によって提案されるに至っ
た。
端部の周方向剛性を高くし、同部分の径成長量を抑制す
べく第1層ベルトあるいは第3層ベルトをタイヤ周方向
に対して第2層ベルトと交差する方向で、かつ第2層ベ
ルトより2゜〜10゜低い傾斜とされたコードとし、こ
れをタイヤ幅方向両端に分散配置すること、また、更に
第4層ベルトを第3層ベルトのトレッド側のタイヤ幅方
向に分散配置することが特開平3−67703号公報、
特開平3−67704号公報によって提案されるに至っ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タイヤ
の扁平化と共にベルト幅が広がるにつれ、センター部か
ら両側にかけて剛性に差がつき、上記提案に係るタイヤ
においても、第3層ベルトの端部の歪が大きくなり、そ
の繰り返しによって元来、剛性の余り強くないショルダ
ー部が弱化して、逆に第3層ベルトの両端部のゴムクラ
ックの発生を促し、タイヤの偏摩耗を抑制する上に未だ
充分でないことが分かった。
の扁平化と共にベルト幅が広がるにつれ、センター部か
ら両側にかけて剛性に差がつき、上記提案に係るタイヤ
においても、第3層ベルトの端部の歪が大きくなり、そ
の繰り返しによって元来、剛性の余り強くないショルダ
ー部が弱化して、逆に第3層ベルトの両端部のゴムクラ
ックの発生を促し、タイヤの偏摩耗を抑制する上に未だ
充分でないことが分かった。
【0006】本発明は上述の如き実状に鑑み、更に改良
を重ね、特に第3層ベルトの両側端部の強化をはかるこ
とにより、タイヤの偏摩耗の発生をおくらせ、第3層ベ
ルト端部でのゴムクラックの発生をより確実に抑制して
ベルト耐久性の向上をより安定した偏摩耗抑制を達成す
ることを目的とするものである。
を重ね、特に第3層ベルトの両側端部の強化をはかるこ
とにより、タイヤの偏摩耗の発生をおくらせ、第3層ベ
ルト端部でのゴムクラックの発生をより確実に抑制して
ベルト耐久性の向上をより安定した偏摩耗抑制を達成す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るための本発明の特徴は、少なくとも3層のベルトを有
し、タイヤ幅に対するタイヤ高さの比が75%以下の扁
平なタイヤであって、最外層のベルトと、該ベルトの内
側に隣接するベルトのタイヤ周方向に対するコード傾斜
方向が同一で、傾斜角度が夫々15゜〜30゜である既
知の重荷重用ラジアルタイヤにおいて、前記最外層のベ
ルトのタイヤ幅方向両側で、その内側に隣接するベルト
の両側端部上面に、破断時の伸びが3.5 〜7%のスチー
ルコードよりなり、タイヤ周方向に対し5゜〜20゜の
コード傾斜角度をもつ細幅ベルトを前記両ベルトと同じ
傾斜方向で配置せしめた構成である。請求項第2項記載
の発明は上記本発明の好ましい態様であり、両端の細幅
ベルトのタイヤ周方向に対するコード傾斜角度を最外層
ベルトのそれに比し、稍低く、最外層ベルトのコード傾
斜角度18゜〜20゜に対し細幅ベルトのそれを10゜
〜17゜とすることを特徴とする。
るための本発明の特徴は、少なくとも3層のベルトを有
し、タイヤ幅に対するタイヤ高さの比が75%以下の扁
平なタイヤであって、最外層のベルトと、該ベルトの内
側に隣接するベルトのタイヤ周方向に対するコード傾斜
方向が同一で、傾斜角度が夫々15゜〜30゜である既
知の重荷重用ラジアルタイヤにおいて、前記最外層のベ
ルトのタイヤ幅方向両側で、その内側に隣接するベルト
の両側端部上面に、破断時の伸びが3.5 〜7%のスチー
ルコードよりなり、タイヤ周方向に対し5゜〜20゜の
コード傾斜角度をもつ細幅ベルトを前記両ベルトと同じ
傾斜方向で配置せしめた構成である。請求項第2項記載
の発明は上記本発明の好ましい態様であり、両端の細幅
ベルトのタイヤ周方向に対するコード傾斜角度を最外層
ベルトのそれに比し、稍低く、最外層ベルトのコード傾
斜角度18゜〜20゜に対し細幅ベルトのそれを10゜
〜17゜とすることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記本発明ラジアルタイヤによれば最外層ベル
トの両端部に破断時の伸びが3.5 〜7%のスチールコー
ドよりなる細幅ベルトが配置されているため、タイヤ幅
方向両端部の周方向剛性が高くなり、タイヤ幅方向両端
部の径成長量が抑制される。しかも、細幅ベルトのコー
ド傾斜角度を5゜〜20゜の範囲としたので上記抑制効
果が良好でベルト耐久力を向上せしめる。
トの両端部に破断時の伸びが3.5 〜7%のスチールコー
ドよりなる細幅ベルトが配置されているため、タイヤ幅
方向両端部の周方向剛性が高くなり、タイヤ幅方向両端
部の径成長量が抑制される。しかも、細幅ベルトのコー
ド傾斜角度を5゜〜20゜の範囲としたので上記抑制効
果が良好でベルト耐久力を向上せしめる。
【0009】
【実施例】以下、更に添付図面を参照し、本発明の実施
例を説明する。
例を説明する。
【0010】図1及び図2は本発明に係るラジアルタイ
ヤの1例を示し、図において該タイヤはタイヤの回転軸
を中心として放射状に配列されたカーカス(5)を有
し、その端部はビードコア(7)のまわりに折り返され
て折り返し端部を形成していると共に、カーカス(5)
の外側にはベルトが4層配置されている。このうち、
(1)は第1層ベルト、(2)は第2層ベルト、(3)
は第3層ベルト、(4)は第4層ベルトを夫々示してお
り、図におけるベルトは4層のベルト構成からなってい
る。
ヤの1例を示し、図において該タイヤはタイヤの回転軸
を中心として放射状に配列されたカーカス(5)を有
し、その端部はビードコア(7)のまわりに折り返され
て折り返し端部を形成していると共に、カーカス(5)
の外側にはベルトが4層配置されている。このうち、
(1)は第1層ベルト、(2)は第2層ベルト、(3)
は第3層ベルト、(4)は第4層ベルトを夫々示してお
り、図におけるベルトは4層のベルト構成からなってい
る。
【0011】ここで上記第1層〜第4層各ベルトは通
常、そのコードはタイヤ周方向に対し15゜〜30゜、
通常、20゜前後の傾斜角度をもっており、第1層ベル
ト(1)と第2層ベルト(2)とは互いにコード方向が
同一に配層され、また第2層ベルト(2)と第3層ベル
ト(3)も互いにコードが交差するように配置されてい
る。勿論、これらのコードの配置構成は既知のものであ
り、既知の各配置とすることも任意である。
常、そのコードはタイヤ周方向に対し15゜〜30゜、
通常、20゜前後の傾斜角度をもっており、第1層ベル
ト(1)と第2層ベルト(2)とは互いにコード方向が
同一に配層され、また第2層ベルト(2)と第3層ベル
ト(3)も互いにコードが交差するように配置されてい
る。勿論、これらのコードの配置構成は既知のものであ
り、既知の各配置とすることも任意である。
【0012】しかし、第3層ベルト(3)と最外層ベル
トとなる第4層ベルト(4)のコード傾斜方向はタイヤ
周方向に対し同じ方向であり、夫々所要の同一傾斜角度
又は若干異なる傾斜角度をもって配置されている。
トとなる第4層ベルト(4)のコード傾斜方向はタイヤ
周方向に対し同じ方向であり、夫々所要の同一傾斜角度
又は若干異なる傾斜角度をもって配置されている。
【0013】この場合、最外層の第4層ベルト(4)と
その内側に隣接する第3層ベルト(3)のコード傾斜方
向が異なるときはベルト同志の摺擦が起こり、成長に従
ってベルトの伸びが異なり、ベルト折れを生じ易くなる
ので好ましくない。
その内側に隣接する第3層ベルト(3)のコード傾斜方
向が異なるときはベルト同志の摺擦が起こり、成長に従
ってベルトの伸びが異なり、ベルト折れを生じ易くなる
ので好ましくない。
【0014】しかして、上記の如く配置されたタイヤの
ベルト構成において、本発明では更に前記第4層ベルト
(4)の両側部で第3層ベルト(3)の両側端部上面に
配層して細幅のベルト(6a),(6b)が配置されて
いる。
ベルト構成において、本発明では更に前記第4層ベルト
(4)の両側部で第3層ベルト(3)の両側端部上面に
配層して細幅のベルト(6a),(6b)が配置されて
いる。
【0015】この細幅ベルト(6a),(6b)は前記
各ベルトに比し、若干伸びが良く、破断時の伸びが3.5
〜7%のスチールコードによって形成され、通常、タイ
ヤ周方向に対し5゜〜20゜のコード傾斜角度を有する
ものであり、前記第1層ないし第4層ベルトのコード傾
斜角度と同じでもよいが、それより低いコード傾斜角度
であることが好ましく10゜〜17゜の傾斜角度が最も
実用的である。この傾斜角度は小さすぎると、走行時、
伸びたとき角度変化に即応することが困難でベルト折れ
の原因となり、一方、大きすぎるとショルダー抑制効果
が阻害されることになるので前記5゜〜20゜程度、と
りわけ10゜〜17゜位が好適である。そして、この細
幅ベルト(6a),(6b)は第4層ベルト(4)及び
第3層ベルト(3)に対し、同じ傾斜方向をもって配置
される。
各ベルトに比し、若干伸びが良く、破断時の伸びが3.5
〜7%のスチールコードによって形成され、通常、タイ
ヤ周方向に対し5゜〜20゜のコード傾斜角度を有する
ものであり、前記第1層ないし第4層ベルトのコード傾
斜角度と同じでもよいが、それより低いコード傾斜角度
であることが好ましく10゜〜17゜の傾斜角度が最も
実用的である。この傾斜角度は小さすぎると、走行時、
伸びたとき角度変化に即応することが困難でベルト折れ
の原因となり、一方、大きすぎるとショルダー抑制効果
が阻害されることになるので前記5゜〜20゜程度、と
りわけ10゜〜17゜位が好適である。そして、この細
幅ベルト(6a),(6b)は第4層ベルト(4)及び
第3層ベルト(3)に対し、同じ傾斜方向をもって配置
される。
【0016】なお、図1及び図2においては両側に配置
された前記細幅ベルト(6a),(6b)は第3層ベル
ト(3)の両側端部上面で、第3層ベルト(3)の両側
端より外に張り出していないが、別段、この細幅ベルト
の幅は図示のものに拘束されるものではない。
された前記細幅ベルト(6a),(6b)は第3層ベル
ト(3)の両側端部上面で、第3層ベルト(3)の両側
端より外に張り出していないが、別段、この細幅ベルト
の幅は図示のものに拘束されるものではない。
【0017】図3及び図4は本発明の第2の実施例とし
て上記細幅ベルト(6a),(6b)が第3層ベルト
(3)の側端より外に張り出した場合を示し、上記張り
出した以外は前記図1及び図2に示す実施例と同様であ
り、図1及び図2と同一部分は同一符号で示している。
て上記細幅ベルト(6a),(6b)が第3層ベルト
(3)の側端より外に張り出した場合を示し、上記張り
出した以外は前記図1及び図2に示す実施例と同様であ
り、図1及び図2と同一部分は同一符号で示している。
【0018】次に本発明タイヤの評価のためサイズ29
5/75R 22.5の本発明タイヤ(図1及び図2参照)
と同サイズの従来のタイヤ(図5及び図6参照)につい
て外径成長量とベルト耐久力を対比した結果を表1に示
す。表中、外径成長量の比は、規定内圧、規定荷重で数
時間走行させた時の外径の伸びの比であり、数字は小さ
い程、良好である。一方、ベルト耐久力は大きい数字が
良好である。外径の成長量が小さい程、トレッド部が安
定し、偏摩耗の発生が抑制できる。 以下余白
5/75R 22.5の本発明タイヤ(図1及び図2参照)
と同サイズの従来のタイヤ(図5及び図6参照)につい
て外径成長量とベルト耐久力を対比した結果を表1に示
す。表中、外径成長量の比は、規定内圧、規定荷重で数
時間走行させた時の外径の伸びの比であり、数字は小さ
い程、良好である。一方、ベルト耐久力は大きい数字が
良好である。外径の成長量が小さい程、トレッド部が安
定し、偏摩耗の発生が抑制できる。 以下余白
【0019】
【表1】
【0020】かくて本発明重荷重用ラジアルタイヤでは
内側に隣接するベルトの上面に配層して別の細幅ベルト
が配置されているため、扁平なタイヤで特に問題となる
第3層ベルト端部の剛性が強化され、該部におけるゴム
クラックの発生を抑制し、偏摩耗を改良することができ
る。
内側に隣接するベルトの上面に配層して別の細幅ベルト
が配置されているため、扁平なタイヤで特に問題となる
第3層ベルト端部の剛性が強化され、該部におけるゴム
クラックの発生を抑制し、偏摩耗を改良することができ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上のように3層以上のベル
トを有し、タイヤ幅に対するタイヤ高さの比が75%以
下である扁平なラジアルタイヤにおいて、最外層ベルト
の両側で、その内側の隣接するベルト両側端部上面に配
層して破断時伸びが3.5 〜7%のスチールコードにより
形成され5゜〜20゜のコード傾斜角度を有する別の細
幅ベルトを配置したものであり、上記細幅ベルトの配置
により第3層ベルト両側端部の剛性を高め、扁平なタイ
ヤで問題となる最外層の内側に隣接する、通常第3層ベ
ルトにおいてのゴムクラックの発生を抑制し、その発生
寿命を長くすると共にタイヤ内面の、特にショルダー部
より1/4 〜1/8 点での径成長量を抑制し、偏摩耗の発生
をおくらせてベルト耐久性の向上と偏摩耗を大幅に改善
させる顕著な効果を奏する。特に上記細幅ベルトのタイ
ヤ周方向に対するコード傾斜角度を最外層ベルトあにい
はその内側に隣接するベルトのそれより小さくすること
により角度変化の即応し、最外層ベルト両側部のショル
ダー抑制効果を高める効果を有する。
トを有し、タイヤ幅に対するタイヤ高さの比が75%以
下である扁平なラジアルタイヤにおいて、最外層ベルト
の両側で、その内側の隣接するベルト両側端部上面に配
層して破断時伸びが3.5 〜7%のスチールコードにより
形成され5゜〜20゜のコード傾斜角度を有する別の細
幅ベルトを配置したものであり、上記細幅ベルトの配置
により第3層ベルト両側端部の剛性を高め、扁平なタイ
ヤで問題となる最外層の内側に隣接する、通常第3層ベ
ルトにおいてのゴムクラックの発生を抑制し、その発生
寿命を長くすると共にタイヤ内面の、特にショルダー部
より1/4 〜1/8 点での径成長量を抑制し、偏摩耗の発生
をおくらせてベルト耐久性の向上と偏摩耗を大幅に改善
させる顕著な効果を奏する。特に上記細幅ベルトのタイ
ヤ周方向に対するコード傾斜角度を最外層ベルトあにい
はその内側に隣接するベルトのそれより小さくすること
により角度変化の即応し、最外層ベルト両側部のショル
ダー抑制効果を高める効果を有する。
【図1】本発明タイヤの1例に係るベルト構成を示す平
面図である。
面図である。
【図2】上記図1のベルト構成の配置を示すタイヤ幅方
向右半部の断面概要図である。
向右半部の断面概要図である。
【図3】本発明タイヤの第2実施例に係るベルト構成を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図4】図3のベルト構成の配置を示すタイヤ幅方向右
半部の断面概要図である。
半部の断面概要図である。
【図5】従来のタイヤのベルト配層状態を示す平面図で
ある。
ある。
【図6】図5におけるベルト配置状態を示すタイヤ幅方
向右半部の断面概要図である。
向右半部の断面概要図である。
(1) 第1層ベルト (2) 第2層ベルト (3) 第3層ベルト (4) 第4層ベルト (5) カーカス (6a)(6b)細幅ベルト
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも3層のベルトを有し、タイヤ
幅に対するタイヤ高さの比が75%以下の扁平なタイヤ
であって、最外層のベルトと、該ベルトの内側に隣接す
るベルトのタイヤ周方向に対するコード傾斜方向が同一
で、傾斜角度が夫々15゜〜30゜である重荷重用ラジ
アルタイヤにおいて、前記最外層のベルトのタイヤ幅方
向両側で、その内側に隣接するベルトの両側端部上面
に、破断時伸びが3.5 〜7%のスチールコードよりな
り、タイヤ周方向に対し5゜〜20゜のコード傾斜角度
をもつ細幅ベルトを前記両ベルトと同じ傾斜方向で配置
してなることを特徴とする重荷重用ラジアルタイヤ。 - 【請求項2】 最外層ベルトと、その内側に隣接するベ
ルトのタイヤ周方向に対するコード傾斜角度が18゜〜
20゜であり、両端の細幅ベルトのコード傾斜角度が1
0゜〜17゜である請求項1記載の重荷重用ラジアルタ
イヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3323829A JPH05131808A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 重荷重用ラジアルタイヤ |
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JP3323829A JPH05131808A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 重荷重用ラジアルタイヤ |
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Family
ID=18159061
Family Applications (1)
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JP (1) | JPH05131808A (ja) |
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- 1991-11-11 JP JP3323829A patent/JPH05131808A/ja not_active Withdrawn
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