JP2010006319A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ショルダー肩落ち摩耗を抑制すること。
【解決手段】空気入りタイヤ1は、第1ベルト5A、第2ベルト5Bそれぞれのコードが交差するように配置される交差ベルト5と、空気入りタイヤ1の径方向の最も外側に配置される最外層ベルト6とを備える。最外層ベルト6は、空気入りタイヤ1の周方向に対して45度以上90度以下の角度をなす複数のコードで構成される。そして、最外層ベルト6の幅は、空気入りタイヤ1のトレッド展開幅の90%以上110%以下である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、トラックやバスに用いられる幅広かつ低偏平率の空気入りタイヤに関する。
トラック、バスは、低燃料消費、軽量化による輸送効率の向上を目的として、ドライブ軸やトレーラー軸のタイヤを従来のダブル装着からシングル装着とした車両が増加してきている。これに対応して、シングル装着の空気入りタイヤは低偏平率化、幅広化が進んでいる。例えば、特許文献1には、重荷重用空気入りタイヤにおいて、タイヤ径方向外側のベルトの幅をトレッド幅の80%〜96%の範囲内とし、タイヤの赤道面に対するベルトのコードの傾斜角度を20度〜40度とするものが開示されている。
特開2007−62428号公報
ところで、幅広タイヤにおいては、周方向における接地中心部の接地幅と、周方向における接地端部の接地幅との差が大きくなりやすく、特に空気入りタイヤの接地後端が路面から離れる際に発生するショルダー部の滑りが大きくなる。その結果、ショルダー部の摩耗量が増加する、ショルダー肩落ち摩耗が発生しやすいという問題がある。特許文献1に開示された技術は、前記滑りを十分に抑制できず、ショルダー肩落ち摩耗の抑制には改善の余地がある。本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、空気入りタイヤに発生するショルダー肩落ち摩耗を抑制することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る空気入りタイヤは、空気入りタイヤにおいて、前記空気入りタイヤの周方向に対して5度以上30度以下の角度をなす複数の交差ベルト用コードで構成されるベルトを少なくとも2枚、前記交差ベルト用コードが交差するように配置して構成される交差ベルトと、前記空気入りタイヤの径方向の最も外側に配置され、かつ前記空気入りタイヤの周方向に対して45度以上90度以下の角度をなす複数の最外層ベルト用コードで構成されるとともに、前記空気入りタイヤ回転軸と平行な方向における前記空気入りタイヤの踏面の幅であるトレッド展開幅の90%以上110%以下の幅である最外層ベルトと、を含むことを特徴とする。
これによって、空気入りタイヤのショルダーエッジ近傍における陸部の変形を抑制して、タイヤ周方向後端部において、空気入りタイヤの接地面が路面から離れる際の接地幅の変化を低減できる。その結果、ショルダー肩落ち摩耗を抑制できる。
本発明の望ましい態様としては、前記空気入りタイヤにおいて、前記最外層ベルトの幅は、トレッド展開幅の98%以上103%以下であることが好ましい。
本発明の望ましい態様としては、前記空気入りタイヤにおいて、前記最外層ベルト用コードは、タイヤ周方向に対して60度以上90度以下の角度をなすことが好ましい。
本発明の望ましい態様としては、前記空気入りタイヤにおいて、前記最外層ベルト用コードは、スチールコードであることが好ましい。
本発明の望ましい態様としては、前記空気入りタイヤにおいて、前記最外層ベルト用コードの直径は、前記交差ベルト用コードの直径以上であることが好ましい。
本発明の望ましい態様としては、前記空気入りタイヤにおいて、前記最外層ベルト用コードのヤング率は、前記交差ベルト用コードのヤング率以上であることが好ましい。
本発明の望ましい態様としては、前記空気入りタイヤにおいて、前記最外層ベルトを構成する最外層ベルト用コードの単位長さあたりの本数は、前記交差ベルトを構成する交差ベルト用コードの単位長さあたりの本数以上であることが好ましい。
本発明の望ましい態様としては、前記空気入りタイヤにおいて、前記空気入りタイヤの幅方向において前記最外層ベルトが設けられる領域においては、前記空気入りタイヤの接地面と前記最外層ベルトとの距離であるトレッド厚さの最大値から前記トレッド厚さの最小値を減じた値が、前記空気入りタイヤの直径に0.0015を乗じた値以下であることが好ましい。
本発明の望ましい態様としては、前記空気入りタイヤにおいて、前記交差ベルトよりもタイヤ径方向内側に配置されるカーカスと前記交差ベルトとの間に、タイヤ周方向に対して45度以上90度以下の角度をなす複数の高角度ベルト用コードで構成される高角度ベルトを設けることが好ましい。
本発明の望ましい態様としては、前記空気入りタイヤにおいて、前記高角度ベルト用コードは、タイヤ周方向に対して60度以上90度以下の角度をなすことが好ましい。
本発明は、空気入りタイヤに発生するショルダー肩落ち摩耗を抑制できる。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。本発明は、トラック・バス用タイヤ(TBタイヤ)に好ましく適用でき、特に、幅広かつ低偏平率の空気入りタイヤに好ましい。
本実施形態に係る空気入りタイヤは、空気入りタイヤの径方向の最も外側に、空気入りタイヤの周方向に対して45度以上90度以下の角度をなす複数のコードで構成される最外層ベルトを配置し、この最外層ベルトの幅を、空気入りタイヤの回転軸と平行な方向における空気入りタイヤの踏面の幅であるトレッド展開幅の90%以上110%以下とする点に特徴がある。次に、本実施形態に係る空気入りタイヤの構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。子午断面とは、タイヤの回転軸と平行かつ前記回転軸を含む平面でタイヤを切ったときの断面である。図2は、タイヤの接地形状を示す模式図である。図3は、本実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面における各部の寸法を示す図である。図3は、赤道面を基準として半分のみを記載してある。図4は、本実施形態に係る空気入りタイヤが備える最外層ベルトを示す平面図である。図5は、本実施形態に係る空気入りタイヤが備える交差ベルトを示す平面図である。図6は、本実施形態に係る空気入りタイヤが備える高角度ベルトを示す平面図である。
図1のY軸は、空気入りタイヤ1の回転軸である。X軸はY軸に直交し、かつ空気入りタイヤ1が転動して進行する方向に対して平行な軸である。Z軸は、X軸及びY軸に直交するとともに、空気入りタイヤ1が接地する路面と直交する軸である。空気入りタイヤ1の周方向(以下タイヤ周方向という)は、空気入りタイヤ1が回転軸(Y軸)の周りに回転する方向であり、空気入りタイヤ1の赤道面CCと、空気入りタイヤ1の接地面9とが交わる線が延びる方向、すなわち、空気入りタイヤ1の中心線(以下タイヤ中心線という)CLと平行な線が延びる方向である。タイヤ中心線CLは、空気入りタイヤ1の赤道線に相当する。すなわち、赤道線であるタイヤ中心線CLは、空気入りタイヤ1の幅方向(回転軸であるY軸と平行な方向)中心を通り、かつ空気入りタイヤ1の回転軸(Y軸)に直交する平面と、空気入りタイヤ1の接地面9とが交わる線である。
ここで、空気入りタイヤ1の赤道面CCは、空気入りタイヤ1の回転軸(Y軸)と直交し、かつ、空気入りタイヤ1の回転軸(Y軸)と平行な方向、すなわち空気入りタイヤ1の幅方向(以下タイヤ幅方向という)における中心を通る平面である。また、空気入りタイヤ1の径方向(以下タイヤ径方向という)は、空気入りタイヤ1の回転軸(Y軸)と直交する方向である。タイヤ径方向外側は、空気入りタイヤ1の接地面9側であり、タイヤ径方向内側は、空気入りタイヤ1の回転軸(Y軸)側である。
図1に示すように、空気入りタイヤ1は、ビードコア2と、タイヤ径方向内側から順に、カーカス3と、高角度ベルト4と、第1ベルト5Aと第2ベルト5Bとからなる交差ベルト5と、最外層ベルト6とを有する。高角度ベルト4と、第1ベルト5A及び第2ベルト5Bからなる交差ベルト5と、最外層ベルト6とを総称して、ベルト層という。それぞれのベルト層を構成するコードは、例えば、金属のワイヤが用いられる。ベルト層のタイヤ径方向外周、すなわち、最外層ベルト6の径方向外側には、トレッド部を構成するトレッドゴムが配置される。また、カーカス3のタイヤ幅方向外側には、サイドウォール部を構成するサイドウォールゴムが配置される。
ビードコア2は、空気入りタイヤ1の左右一対を一組として構成される。カーカス3は、左右のビードコア2間にトロイド状に架け渡される。高角度ベルト4は、カーカス3のタイヤ径方向外側に配置され、カーカス3と隣接して配置される。高角度ベルト4のタイヤ径方向外側には、タイヤ径方向内側から外側に向かって、第1ベルト5A、第2ベルト5Bの順にベルトが配置される。第2ベルト5Bのタイヤ径方向外側には、最外層ベルト6が配置される。
図1に示すように、空気入りタイヤ1の接地面9は、空気入りタイヤ1の路面接地部に配置されており、カーカス3やベルト層の外側を覆うゴム層である。カーカス3は、ビードコア2で折り返され、ビードコア2に巻き込まれる。カーカス3をビードコア2の周囲に巻き込む際に生ずる空間へは、ビードフィラーと呼ばれるゴムが配置される。
接地面9、すなわちトレッド面には、タイヤ周方向に向かって延在する周方向溝、すなわち主溝7が設けられる。空気入りタイヤ1は、6本の周方向主溝を備えており、接地面9は、6本の主溝で区画されて陸部8が形成される。6本の主溝のうち、空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向における中央部(赤道面CCからタイヤ幅方向両端部に向かってそれぞれ所定の領域、以下センター領域という)Ceに設けられる主溝を中央部主溝といい、タイヤ幅方向において最も外側に設けられる主溝を最外主溝という。
ここで、空気入りタイヤ1は、最外主溝よりもタイヤ中心線CL側がセンター領域Ceであり、最外主溝よりもタイヤ幅方向外側がショルダー部Shである。タイヤ幅方向において、中央部主溝と最外主溝との間の主溝を中間主溝という。なお、本実施形態においては、主溝の本数は6本に限定されるものではない。
図2は、図1に示す空気入りタイヤ1の接地形状を示している。タイヤ周方向は矢印Cで示す方向であり、タイヤ幅方向は矢印Yで示す方向である。EGは、空気入りタイヤ1のショルダーエッジであり、実線で示すショルダーエッジEGが本実施形態の空気入りタイヤ1のもの、破線で示すショルダーエッジEGが従来の空気入りタイヤのものである。
空気入りタイヤ1の接地幅(接地面9と路面とが接触している場合における接地面9のタイヤ幅方向の寸法)が大きくなると、タイヤ周方向中心部TCにおける接地幅WTCと、タイヤ周方向前端部TL、タイヤ周方向後端部TTにおける接地幅WTL、WTTとの差が大きくなりやすい。その結果、タイヤ周方向後端部TTにおいて、接地面9が路面から離れる際のショルダーエッジEGの滑り量(WTC−WTT)が大きくなるので、偏摩耗の一つであるショルダー肩落ち摩耗が発生しやすい。本実施形態では、空気入りタイヤ1を構成するベルトの構造を工夫することにより、幅広タイヤに発生しやすいショルダー肩落ち摩耗を抑制する。
これによって、空気入りタイヤ1(実線のショルダーエッジEG)は、タイヤ周方向中心部TCにおける接地幅WTCが、従来(点線で示すショルダーエッジEG)よりも小さくなり、その結果、タイヤ周方向後端部TTにおけるショルダーエッジEGの滑り量が従来よりも小さくなるので、偏摩耗の一つであるショルダー肩落ち摩耗が抑制される。次に、本実施形態において、幅広タイヤに発生しやすいショルダー肩落ち摩耗を抑制するためのベルトの構造を説明する。
本実施形態では、図4に示すように、空気入りタイヤ1の径方向最外部に配置される最外層ベルト6のコード(最外層ベルト用コードに相当する)6pを、タイヤ周方向に対して傾斜させる。そして、最外層ベルト6のコード6pとタイヤ周方向とのなす角度をθOとすると、θOを45度以上90度以下とし、より好ましくは、60度以上90度以下とする。
本実施形態において、空気入りタイヤ1が備える交差ベルトは、タイヤ周方向に対して所定の大きさの角度をなす複数の交差ベルト用コードで構成されるベルトを少なくとも2枚、前記交差ベルト用コードが交差するように配置して構成される。より具体的には、図5に示すように、空気入りタイヤ1が備える交差ベルト5を構成する第1ベルト5Aのコード(交差ベルト用コードに相当する)5Ap及び第2ベルト5Bのコード(交差ベルト用コードに相当する)5Bpは、タイヤ周方向、すなわちタイヤ中心線CLが延びる方向に対して傾斜している。すなわち、空気入りタイヤ1が備える第1ベルト5Aのコード5Apと第2ベルト5Bのコード5Bpとは、タイヤ周方向に対して互いに交差している。
第1ベルト5Aのコード5Apとタイヤ周方向とのなす角度をθ2、第2ベルト5Bのコード5Bpとタイヤ周方向とのなす角度をθ4とすると、本実施形態において、θ2及びθ4の大きさは、ともに5度以上30度以下である。上述したように、本実施形態においては、第1ベルト5Aと第2ベルト5Bとで交差ベルト5が構成される。すなわち、本実施形態において、交差ベルト5は2層の交差ベルトで構成されるが、交差ベルトは2層に限られるものではなく3層以上であってもよい。
次に、図3を用いて、本実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面における最外層ベルトの寸法等を説明する。図3に示すように、空気入りタイヤ1を構成する最外層ベルト6の幅(タイヤ幅方向における寸法、以下最外層ベルト幅)WTは、トレッド展開幅WBOの90%以上110%以下とし、より好ましくは、98%以上103%以下である。ここで、トレッド展開幅WBOとは、空気入りタイヤ1の踏面、すなわち接地面9の幅であり、空気入りタイヤ1の接地面9におけるタイヤ幅方向両側に存在するショルダーエッジEG間の距離である。トレッド展開幅WBOは、空気入りタイヤ1を正規リムに組み付け、正規内圧Pniに対して100%内圧を充填し、かつ正規荷重を加えたときにおける値である。ここで、空気入りタイヤ1の正規内圧Pniとは、JATMAで規定する「最高空気圧」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「INFLATION PRESSURES」である(以下同様)。また、正規リムとは、JATMAに規定される「適用リム」、TRAに規定される「Design Rim」、あるいはETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。正規荷重とは、JATMAに規定される「最大負荷能力」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「LOAD CAPACITY」をいう。
このように、本実施形態では、最外層ベルト6を構成するコードとタイヤ周方向とのなす角度が45度以上90度以下、より好ましくは60度以上90度以下とし、さらに、最外層ベルト幅をトレッド展開幅の90%以上110%以下、より好ましくは98%以上103%以下とする。これによって、ショルダーエッジEG近傍における陸部8の変形を抑制して、タイヤ周方向後端部TTにおいて、接地面9が路面から離れる際のショルダーエッジEGの滑り量(以下、接地幅変化という)を小さくできる。その結果、偏摩耗の一つであるショルダー肩落ち摩耗を抑制できる。
最外層ベルト6を構成するコード6pは、スチールコードであることが好ましい。これによって、接地幅変化をより効果的に抑制できる。また、最外層ベルト6を構成するコードの直径は、交差ベルト5、すなわち第1ベルト5Aを構成するコード5Ap及び/又は第2ベルト5Bを構成するコード5Bpの直径以上とすることが好ましい。これによって、接地幅変化をより効果的に抑制できるので、ショルダー肩落ち摩耗をより効果的に抑制できる。なお、交差ベルトを構成するそれぞれのベルトのコードの直径が異なる場合、最外層ベルト6を構成するコードの直径は、交差ベルトのうち最も直径の小さいコードを基準とする。
また、最外層ベルト6を構成するコードのヤング率は、交差ベルト5、すなわち第1ベルト5Aを構成するコード5Ap及び/又は第2ベルト5Bを構成するコード5Bpのヤング率以上とすることが好ましい。これによって、接地幅変化をより効果的に抑制できので、ショルダー肩落ち摩耗をより効果的に抑制できる。なお、交差ベルトを構成するそれぞれのベルトのコードのヤング率が異なる場合、最外層ベルト6を構成するコードのヤング率は、交差ベルトのうち最もヤング率の小さいコードを基準とする。
タイヤ幅方向における最外層ベルト6の端部6Eの位置は、タイヤ幅方向における交差ベルト5の端部の位置と同じ位置、又は交差ベルト5の端部よりもタイヤ幅方向外側であることが好ましい。これによって、接地幅変化をより効果的に抑制できので、ショルダー肩落ち摩耗をより効果的に抑制できる。ここで、タイヤ幅方向における交差ベルト5の端部は、交差ベルト5を構成する複数のベルトのうち、ベルトの端部が最もタイヤ幅方向外側にあるベルトの端部とする。本実施形態では、交差ベルト5が第1ベルト5A、第2ベルト5Bで構成されており、第1ベルト5Aの端部5AEの方が第2ベルト5Bの端部5BEよりもタイヤ幅方向外側にあるので、タイヤ幅方向における最外層ベルト6の端部6Eの位置は、第1ベルト5Aの端部5AEを基準とする。
最外層ベルト6を構成するコードと直交する方向における前記コードの単位長さあたりの本数(エンド、本/50mm)は、少なくとも一方の交差ベルト5A、5Bを構成するコードの単位長さあたりの本数(エンド)以上であることが好ましい。これによって、接地幅変化をより効果的に抑制できので、ショルダー肩落ち摩耗をより効果的に抑制できる。なお、交差ベルトを構成するそれぞれのベルトのエンドが異なる場合、最外層ベルト6を構成するコードのエンドは、交差ベルトのうち最もエンドが少ないコードを基準とする。
空気入りタイヤ1の接地幅が変化する動きに対して、最外層ベルト6を有効に働かせて、接地幅変化を抑制するためには、空気入りタイヤ1の接地面9と最外層ベルト6との距離であるトレッド厚さhをできる限り均一にした方が好ましい。このため、本実施形態において、空気入りタイヤ1は、タイヤ幅方向において最外層ベルト6が設けられる領域において、トレッド厚さhの最大値hmaxからトレッド厚さhの最小値hminを減じた値Δh(=hmax−hmin)が、空気入りタイヤ1の直径D(=2×R、Rは半径)に0.0015を乗じた値以下とする。すなわち、Δh≦0.0015×Dとなる。これによって、接地幅変化をより効果的に抑制できので、ショルダー肩落ち摩耗をより効果的に抑制できる。なお、Δhは望小特性のパラメータであり、0に近い方が好ましい。ここで、空気入りタイヤ1の直径D及び半径Rは、赤道面CCにおける値である。
空気入りタイヤ1のセンター領域Ce(図1参照)における最外層ベルト6、すなわち最外層ベルト6のセンター領域では、空気入りタイヤ1の接地、非接地によるひずみ振幅が大きくなりやすく、最外層ベルト6を構成するコードには疲労が蓄積しやすい。このため、本実施形態では、交差ベルト5よりもタイヤ径方向内側に配置されるカーカス3と交差ベルト5(より具体的には第1ベルト5A)との間に、タイヤ周方向に対して所定の角度をなす複数のコード(高角度ベルト用コード)で構成される高角度ベルト4を設ける。これによって、空気入りタイヤ1の接地、非接地に起因する最外層ベルト6のひずみ振幅が抑制されるので、最外層ベルト6を構成するコードの疲労を低減できる。
図6に示すように、高角度ベルト4のコード4pは、タイヤ周方向に対して傾斜している。そして、高角度ベルト4のコード4pとタイヤ周方向とのなす角度をθ1とすると、本実施形態において、θ1は、45度以上90度以下、より好ましくは60度以上90度以下である。なお、本実施形態において、高角度ベルト4は必ずしも配置する必要はなく、高角度ベルト4を配置しない場合、交差ベルト5のうちタイヤ径方向内側に配置される第1ベルト5Aが、カーカス3のタイヤ径方向外側に配置され、かつカーカス3と隣接して設けられるベルトとなる。
空気入りタイヤ1は、特に、総幅(タイヤ幅方向の最大寸法)が300mm以上、トレッド展開幅WTが280mm以上の幅広タイヤにおいて、効果的にショルダー肩落ち摩耗を抑制できる。また、空気入りタイヤ1は、ドライブ軸又はトレーラー軸において、シングル装着されるような幅広タイヤにおいて、効果的にショルダー肩落ち摩耗を抑制できる。このように、本実施形態は、トレッド展開幅WTが大きい幅広タイヤに対して好適である。ここで、幅広タイヤとは、トレッド展開幅WTが280mm以上の空気入りタイヤをいう。
以上、本実施形態では、タイヤ周方向に対して45度以上90度以下の角度をなす複数のコードで構成される最外層ベルトを径方向の最も外側に配置する。そして、最外層ベルトの幅を、空気入りタイヤの回転軸と平行な方向における空気入りタイヤの踏面の幅であるトレッド展開幅の90%以上110%以下とする。これによって、空気入りタイヤのショルダーエッジ近傍における陸部の変形を抑制して、タイヤ周方向後端部において、接地面が路面から離れる際の接地幅変化を低減できる。その結果、偏摩耗の一つであるショルダー肩落ち摩耗を抑制できる。
次に、本発明の評価例(実施例)を説明する。図7は、試作した空気入りタイヤの構造を示す子午断面図である。図8は、試作した係る空気入りタイヤが備える周方向補強ベルトを示す平面図である。評価のために試作した空気入りタイヤ1Eは、上述した空気入りタイヤ1とほぼ同様の構成であるが、交差ベルト5を構成する第1ベルト5Aと第2ベルト5Bとの間に、周方向補強ベルト10が設けられる。周方向補強ベルト10は、空気入りタイヤ1Eの耐久性向上、及び接地面9の均一な摩耗を目的として設けられる。図8に示すように、周方向補強ベルト10のコード10pは、タイヤ周方向に平行、すなわち、タイヤ周方向に対する傾き角度が0度である。
評価においては、図7に示す空気入りタイヤ1Eの構成において、最外層ベルト6の幅や角度、コード等を変更した、タイヤサイズが445/50R22.5のサイズの空気入りタイヤを6種類試作した。そして、試作した空気入りタイヤを22.5×14.00のリムに装着して830kPaの内圧を付与して3軸トレーラーに装着後、空気入りタイヤ1本あたり4625kgの負荷荷重を与えた状態で、10万km走行させた。そして、空気圧を付与した新品時における空気入りタイヤの形状と、空気圧付与した走行後における空気入りタイヤの形状とに基づき、ショルダーエッジEGにおける陸部8の摩耗量から最外主溝における陸部8の摩耗量を減じた値を求め、これをショルダー肩落ち摩耗量とした。ショルダー肩落ち摩耗量は、比較例を100とする耐偏摩耗性能指数Qwで示す。この耐偏摩耗性能指数Qwが大きい程、耐偏摩耗性に優れる。試作したタイヤの諸元及び評価結果を表1に示す。
Figure 2010006319
表1において、B1は高角度ベルト4であり、B2は交差ベルト5の第1ベルト5Aであり、B3は周方向補強ベルト10であり、B4は交差ベルト5の第2ベルト5Bであり、BOは最外層ベルト6である。比較例と実施例1〜実施例5との比較から、最外層ベルト6のWBO/WTが90%を超えると、比較例よりも耐偏摩耗性能は向上することが分かる。実施例1と実施例5との比較から、最外層ベルト6を構成するコードのタイヤ周方向に対する傾きが大きくなると、耐偏摩耗性能は向上することが分かる。実施例2と実施例3との比較から、最外層ベルト6を構成するコードのコード径、ヤング率、エンドが増加すると、耐偏摩耗性能は向上することが分かる。実施例3と実施例4との比較から、Δhが減少すると、耐摩耗性能は向上することが分かる。
以上のように、本発明に係る空気入りタイヤは、幅広の空気入りタイヤに有用であり、特に、ショルダー肩落ち摩耗を抑制することに適している。
本実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。 タイヤの接地形状を示す模式図である。 本実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面における各部の寸法を示す図である。 本実施形態に係る空気入りタイヤが備える最外層ベルトを示す平面図である。 本実施形態に係る空気入りタイヤが備える交差ベルトを示す平面図である。 本実施形態に係る空気入りタイヤが備える高角度ベルトを示す平面図である。 試作した空気入りタイヤの構造を示す子午断面図である。 試作した係る空気入りタイヤが備える周方向補強ベルトを示す平面図である。
符号の説明
1、1E 空気入りタイヤ
2 ビードコア
3 カーカス
4 高角度ベルト
4p コード
5 交差ベルト
5A 第1ベルト
5B 第2ベルト
5Ap、5Bp コード
5AE、5BE 端部
6 最外層ベルト
6E 端部
6p コード
7 主溝
8 陸部
9 接地面
10 周方向補強ベルト
10p コード

Claims (10)

  1. 空気入りタイヤにおいて、
    前記空気入りタイヤの周方向に対して5度以上30度以下の角度をなす複数の交差ベルト用コードで構成されるベルトを少なくとも2枚、前記交差ベルト用コードが交差するように配置して構成される交差ベルトと、
    前記空気入りタイヤの径方向の最も外側に配置され、かつ前記空気入りタイヤの周方向に対して45度以上90度以下の角度をなす複数の最外層ベルト用コードで構成されるとともに、前記空気入りタイヤ回転軸と平行な方向における前記空気入りタイヤの踏面の幅であるトレッド展開幅の90%以上110%以下の幅である最外層ベルトと、
    を含むことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記最外層ベルトの幅は、トレッド展開幅の98%以上103%以下であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記最外層ベルト用コードは、タイヤ周方向に対して60度以上90度以下の角度をなすことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記最外層ベルト用コードは、スチールコードであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記最外層ベルト用コードの直径は、前記交差ベルト用コードの直径以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記最外層ベルト用コードのヤング率は、前記交差ベルト用コードのヤング率以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記最外層ベルトを構成する最外層ベルト用コードの単位長さあたりの本数は、前記交差ベルトを構成する交差ベルト用コードの単位長さあたりの本数以上であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気入タイヤ。
  8. 前記空気入りタイヤの幅方向において前記最外層ベルトが設けられる領域においては、前記空気入りタイヤの接地面と前記最外層ベルトとの距離であるトレッド厚さの最大値から前記トレッド厚さの最小値を減じた値が、前記空気入りタイヤの直径に0.0015を乗じた値以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記交差ベルトよりもタイヤ径方向内側に配置されるカーカスと前記交差ベルトとの間に、タイヤ周方向に対して45度以上90度以下の角度をなす複数の高角度ベルト用コードで構成される高角度ベルトを設けることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記高角度ベルト用コードは、タイヤ周方向に対して60度以上90度以下の角度をなすことを特徴とする請求項9に記載の空気入りタイヤ。
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