JPH05124658A - 押出しチユーブ容器 - Google Patents
押出しチユーブ容器Info
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- JPH05124658A JPH05124658A JP17437391A JP17437391A JPH05124658A JP H05124658 A JPH05124658 A JP H05124658A JP 17437391 A JP17437391 A JP 17437391A JP 17437391 A JP17437391 A JP 17437391A JP H05124658 A JPH05124658 A JP H05124658A
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- tube container
- resin
- resin layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内填物が具備する各種の成分に対する非吸
着特性とバリヤー性とを兼備し、しかも、容器内の内填
物の状態を外部から視認することのできる透明性を具備
する押出しチューブ容器。 【構成】 容器胴部が、飽和ポリエステル,ポリビニ
ルアルコール,プロピレンホモポリマー,ポリ塩化ビニ
リデン,アクリルニトリル系重合体の中から選択される
樹脂による表面樹脂層7と、該表面樹脂層7と同一系統
の樹脂で形成されている裏面樹脂層6と、これらの両樹
脂層の間に位置する透明なバリヤー性層4とを具備する
積層シートによって形成されている押出しチューブ容
器。
着特性とバリヤー性とを兼備し、しかも、容器内の内填
物の状態を外部から視認することのできる透明性を具備
する押出しチューブ容器。 【構成】 容器胴部が、飽和ポリエステル,ポリビニ
ルアルコール,プロピレンホモポリマー,ポリ塩化ビニ
リデン,アクリルニトリル系重合体の中から選択される
樹脂による表面樹脂層7と、該表面樹脂層7と同一系統
の樹脂で形成されている裏面樹脂層6と、これらの両樹
脂層の間に位置する透明なバリヤー性層4とを具備する
積層シートによって形成されている押出しチューブ容
器。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペースト状物に代表さ
れる流体〜半流体の内填物が封入される押出しチューブ
容器に関する。
れる流体〜半流体の内填物が封入される押出しチューブ
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】流体〜半流体の内填物が封入される押出
しチューブ容器は、下端部が閉塞されているチューブ状
の容器胴部と、該チューブ状の容器胴部の上端部に連続
している円錐台形状の肩部とそれに連続する細首の口頚
部とからなる頭部と、前記口頚部に着脱自在に係合する
キャップとで構成される。
しチューブ容器は、下端部が閉塞されているチューブ状
の容器胴部と、該チューブ状の容器胴部の上端部に連続
している円錐台形状の肩部とそれに連続する細首の口頚
部とからなる頭部と、前記口頚部に着脱自在に係合する
キャップとで構成される。
【0003】特に嫌気性の内填物が封入される押出しチ
ューブ容器は、容器胴部を構成している積層シート中に
アルミニウム箔等の金属箔が使用されており、該金属箔
によるバリヤー性によって内填物の保存性能が果たされ
ている。
ューブ容器は、容器胴部を構成している積層シート中に
アルミニウム箔等の金属箔が使用されており、該金属箔
によるバリヤー性によって内填物の保存性能が果たされ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
アルミニウム箔等の金属箔が利用されている押出しチュ
ーブ容器は、該チューブ容器胴部を形成している積層シ
ートが有する特性により優れたバリヤー性が奏されるも
のの、チューブ容器内に充填されている内填物を外部か
ら透視することができない。このため、消費者に対する
アピール効果が欠けるだけでなく、内填物の残存量の確
認及び内填物の品種の確認を外部から行なうことができ
ない等の不都合を有する。
アルミニウム箔等の金属箔が利用されている押出しチュ
ーブ容器は、該チューブ容器胴部を形成している積層シ
ートが有する特性により優れたバリヤー性が奏されるも
のの、チューブ容器内に充填されている内填物を外部か
ら透視することができない。このため、消費者に対する
アピール効果が欠けるだけでなく、内填物の残存量の確
認及び内填物の品種の確認を外部から行なうことができ
ない等の不都合を有する。
【0005】これに対して本発明は、チューブ容器内の
内填物が具備する各種の成分に対する非吸着特性を有
し、しかも、容器内の内填物の状態を外部から視認する
ことのできる透明性を具備し、かつ、バリヤー特性にお
いても良好な性質を有する押出しチューブ容器を提供す
る。
内填物が具備する各種の成分に対する非吸着特性を有
し、しかも、容器内の内填物の状態を外部から視認する
ことのできる透明性を具備し、かつ、バリヤー特性にお
いても良好な性質を有する押出しチューブ容器を提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の押出しチューブ
容器においては、飽和ポリエステル,ポリビニルアルコ
ール,プロピレンホモポリマー,ポリ塩化ビニリデン,
アクリルニトリル系重合体の中から選択される樹脂で形
成されている表面樹脂層と、該表面樹脂層と同一系統の
樹脂で形成されている裏面樹脂層と、これらの表面樹脂
層と裏面樹脂層との間に位置する透明なバリヤー性層か
らなる中間層とを具備する透明な積層シートを、チュー
ブ容器胴部形成用素材として利用することにより、前述
の課題を解決するものである。
容器においては、飽和ポリエステル,ポリビニルアルコ
ール,プロピレンホモポリマー,ポリ塩化ビニリデン,
アクリルニトリル系重合体の中から選択される樹脂で形
成されている表面樹脂層と、該表面樹脂層と同一系統の
樹脂で形成されている裏面樹脂層と、これらの表面樹脂
層と裏面樹脂層との間に位置する透明なバリヤー性層か
らなる中間層とを具備する透明な積層シートを、チュー
ブ容器胴部形成用素材として利用することにより、前述
の課題を解決するものである。
【0007】すなわち、本発明の押出しチューブ容器
は、飽和ポリエステル,ポリビニルアルコール,プロピ
レンホモポリマー,ポリ塩化ビニリデン,アクリルニト
リル系重合体の中から選択される樹脂による表面樹脂層
と、該表面樹脂層と同一系統の樹脂による裏面樹脂層
と、これらの表面樹脂層と裏面樹脂層との間に位置する
透明なバリヤー性層からなる中間層とを具備する透明な
積層シートを、該積層シートにおける裏面層が胴部内周
面層となるようにして成形されているチューブ容器胴部
を具備することからなる。
は、飽和ポリエステル,ポリビニルアルコール,プロピ
レンホモポリマー,ポリ塩化ビニリデン,アクリルニト
リル系重合体の中から選択される樹脂による表面樹脂層
と、該表面樹脂層と同一系統の樹脂による裏面樹脂層
と、これらの表面樹脂層と裏面樹脂層との間に位置する
透明なバリヤー性層からなる中間層とを具備する透明な
積層シートを、該積層シートにおける裏面層が胴部内周
面層となるようにして成形されているチューブ容器胴部
を具備することからなる。
【0008】前記構成による本発明の押出しチューブ容
器において、容器胴部に成形される積層シート中の中間
層、すなわち、透明なバリヤー性層には、印刷による化
粧加工が施されるのが普通であるが、この化粧加工は、
チューブ容器胴部の全体が不透明化することのないよう
にして施されることは勿論である。
器において、容器胴部に成形される積層シート中の中間
層、すなわち、透明なバリヤー性層には、印刷による化
粧加工が施されるのが普通であるが、この化粧加工は、
チューブ容器胴部の全体が不透明化することのないよう
にして施されることは勿論である。
【0009】透明なバリヤー性層からなる中間層は、1
応の目安として、2.0g/m2 ・24hr(40℃,
90%RH)以下の水蒸気透過度と2.0cc/m 2・
24hr(1atm,20℃,dry)以下の酸素透過
度とのうちの少なくともいずれかを満足するバリヤー性
能を有するもので、例えば、塩化ビニリデン樹脂コート
2軸延伸熱可塑性樹脂フィルム,PVAコート2軸延伸
熱可塑性樹脂フィルム,2軸延伸PVAフィルム,塩化
ビニリデン樹脂フィルム,2軸延伸熱可塑性樹脂フィル
ムと塩化ビニリデン樹脂フィルムやPVAフィルムとの
複合フィルム,無機系酸化物や両性金属類の酸化物等の
薄膜層を有する2軸延伸熱可塑性樹脂フィルム等による
厚さ10〜100μ程度のものが利用される。なお、前
記2軸延伸熱可塑性樹脂フィルムには、例えば、ポリエ
ステル,ナイロン,ポリオレフィン系樹脂等による厚さ
10〜50μ程度のフィルムが利用される。また、無機
系酸化物や両性金属類の酸化物等の薄膜層を有する2軸
延伸熱可塑性樹脂フィルムは、ナイロン,ポリエステ
ル,ポリプロピレン等の厚さ9〜50μ程度の2軸延伸
フィルム等からなる熱可塑性樹脂フィルムに対して、酸
化錫,酸化亜鉛,酸化珪素,酸化インジュウム,酸化チ
タン,酸化アルミニウム等による厚さ100〜2000
Å好ましくは400〜1000Å程度の薄膜層を、真空
蒸着,スパッタリング,イオンプレーティング等によっ
て形成したり、あるいは、前記2軸延伸フィルム等から
なる熱可塑性樹脂フィルムに対してコーティングした後
に、酸性ガスによる酸化処理を行なう等によって形成さ
れる。無機酸化物の薄膜層としては、酸化珪素による場
合が着色が極めて少なくしかも良好なバリヤー性能が得
られる。
応の目安として、2.0g/m2 ・24hr(40℃,
90%RH)以下の水蒸気透過度と2.0cc/m 2・
24hr(1atm,20℃,dry)以下の酸素透過
度とのうちの少なくともいずれかを満足するバリヤー性
能を有するもので、例えば、塩化ビニリデン樹脂コート
2軸延伸熱可塑性樹脂フィルム,PVAコート2軸延伸
熱可塑性樹脂フィルム,2軸延伸PVAフィルム,塩化
ビニリデン樹脂フィルム,2軸延伸熱可塑性樹脂フィル
ムと塩化ビニリデン樹脂フィルムやPVAフィルムとの
複合フィルム,無機系酸化物や両性金属類の酸化物等の
薄膜層を有する2軸延伸熱可塑性樹脂フィルム等による
厚さ10〜100μ程度のものが利用される。なお、前
記2軸延伸熱可塑性樹脂フィルムには、例えば、ポリエ
ステル,ナイロン,ポリオレフィン系樹脂等による厚さ
10〜50μ程度のフィルムが利用される。また、無機
系酸化物や両性金属類の酸化物等の薄膜層を有する2軸
延伸熱可塑性樹脂フィルムは、ナイロン,ポリエステ
ル,ポリプロピレン等の厚さ9〜50μ程度の2軸延伸
フィルム等からなる熱可塑性樹脂フィルムに対して、酸
化錫,酸化亜鉛,酸化珪素,酸化インジュウム,酸化チ
タン,酸化アルミニウム等による厚さ100〜2000
Å好ましくは400〜1000Å程度の薄膜層を、真空
蒸着,スパッタリング,イオンプレーティング等によっ
て形成したり、あるいは、前記2軸延伸フィルム等から
なる熱可塑性樹脂フィルムに対してコーティングした後
に、酸性ガスによる酸化処理を行なう等によって形成さ
れる。無機酸化物の薄膜層としては、酸化珪素による場
合が着色が極めて少なくしかも良好なバリヤー性能が得
られる。
【0010】容器胴部に利用される積層シート中の表面
樹脂層と裏面樹脂層とは、透明なバリヤー性層からなる
中間層の両面に対して直接、あるいは、例えば低密度ポ
リエチレン,酸変性コポリマー,酸変性ターポリマー等
によるポリオレフィン樹脂の押出し樹脂層を介して、エ
クストルージョンラミネートやウレタン系接着剤を利用
するドライラミネート法により、厚さ30〜200μ程
度に形成される。
樹脂層と裏面樹脂層とは、透明なバリヤー性層からなる
中間層の両面に対して直接、あるいは、例えば低密度ポ
リエチレン,酸変性コポリマー,酸変性ターポリマー等
によるポリオレフィン樹脂の押出し樹脂層を介して、エ
クストルージョンラミネートやウレタン系接着剤を利用
するドライラミネート法により、厚さ30〜200μ程
度に形成される。
【0011】本発明のチューブ容器における容器胴部
は、先の積層シートによる筒状体からなり、積層シート
の一方の側辺部の表面層上に他方の側辺部の裏面層が接
当するようにして筒状体に形成され、その側辺部同士が
熱溶着されることによって成形される。
は、先の積層シートによる筒状体からなり、積層シート
の一方の側辺部の表面層上に他方の側辺部の裏面層が接
当するようにして筒状体に形成され、その側辺部同士が
熱溶着されることによって成形される。
【0012】筒状体をなすチューブ容器胴部に対して取
り付けられる円錐台形状の肩部とそれに連続する細首の
口頚部とからなる頭部は、通常、筒状体をインサートし
てある射出成形用金型を利用して、該金型内で溶融樹脂
を射出成形することによって形成される。この場合に、
頭部形成用の樹脂として、チューブ容器胴部における裏
面樹脂層と同一系統の樹脂を利用することが好ましい。
り付けられる円錐台形状の肩部とそれに連続する細首の
口頚部とからなる頭部は、通常、筒状体をインサートし
てある射出成形用金型を利用して、該金型内で溶融樹脂
を射出成形することによって形成される。この場合に、
頭部形成用の樹脂として、チューブ容器胴部における裏
面樹脂層と同一系統の樹脂を利用することが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の押出しチューブ容器においては、チュ
ーブ容器胴部に利用されている積層シートが具備するバ
リヤー性と、チューブ容器内の内填物に対しての非吸着
特性と、容器内の内填物の状態を外部から視認し得る透
明性とが併せて奏される。
ーブ容器胴部に利用されている積層シートが具備するバ
リヤー性と、チューブ容器内の内填物に対しての非吸着
特性と、容器内の内填物の状態を外部から視認し得る透
明性とが併せて奏される。
【0014】また、本発明の押出しチューブ容器は、印
刷による化粧加工が中間層に対して施されるので、印刷
インキの保護が表面層あるいは裏面層によって計られる
ため、化粧加工用の印刷インキの脱落の無い良質な化粧
加工が得られる。
刷による化粧加工が中間層に対して施されるので、印刷
インキの保護が表面層あるいは裏面層によって計られる
ため、化粧加工用の印刷インキの脱落の無い良質な化粧
加工が得られる。
【0015】さらに、本発明の押出しチューブ容器は、
チューブ容器胴部の内周面層が、飽和ポリエステル,ポ
リビニルアルコール,プロピレンホモポリマー,ポリ塩
化ビニリデン,アクリルニトリル系重合体の中から選択
される樹脂によって形成されているため、チューブ容器
内の内填物に対する非吸着特性が良好であり、特に、油
性ビタミン類や、d−リモネン,dl−カンフル,l−
メントール等の芳香成分に対する非吸着特性に優れた作
用を奏する。
チューブ容器胴部の内周面層が、飽和ポリエステル,ポ
リビニルアルコール,プロピレンホモポリマー,ポリ塩
化ビニリデン,アクリルニトリル系重合体の中から選択
される樹脂によって形成されているため、チューブ容器
内の内填物に対する非吸着特性が良好であり、特に、油
性ビタミン類や、d−リモネン,dl−カンフル,l−
メントール等の芳香成分に対する非吸着特性に優れた作
用を奏する。
【0016】
【実施例】本発明の押出しチューブ容器の具体的な構成
を製造実施例を以って説明する。
を製造実施例を以って説明する。
【0017】実施例1 [図1]において、厚さ15μのPVAフィルム2の片
面に厚さ500Åの酸化珪素(SiO x)の真空蒸着層
3を形成することにより、酸化珪素蒸着フィルムからな
る透明なバリヤー性層たる中間層4を得た後、酸化珪素
の真空蒸着層3面に印刷による化粧加工5を施し、さら
に、透明なバリヤー性層4の表,裏両面のそれぞれに対
して、片面がコロナ放電処理されている厚さ60μの飽
和ポリエステル樹脂フィルム(シーラーPT X−20
7:三井デュポン (株) )6,7のコロナ放電処理面
を、ウレタン系接着剤を利用して積層することにより、
透明な積層シート1を得た。なお、透明なバリヤー性層
4の水蒸気透過度は0.5g/m 2・24hr(40
℃,90%RH)、酸素透過度は0.6cc/m 2・2
4hr(1atm,20℃,dry)である。
面に厚さ500Åの酸化珪素(SiO x)の真空蒸着層
3を形成することにより、酸化珪素蒸着フィルムからな
る透明なバリヤー性層たる中間層4を得た後、酸化珪素
の真空蒸着層3面に印刷による化粧加工5を施し、さら
に、透明なバリヤー性層4の表,裏両面のそれぞれに対
して、片面がコロナ放電処理されている厚さ60μの飽
和ポリエステル樹脂フィルム(シーラーPT X−20
7:三井デュポン (株) )6,7のコロナ放電処理面
を、ウレタン系接着剤を利用して積層することにより、
透明な積層シート1を得た。なお、透明なバリヤー性層
4の水蒸気透過度は0.5g/m 2・24hr(40
℃,90%RH)、酸素透過度は0.6cc/m 2・2
4hr(1atm,20℃,dry)である。
【0018】続いて、積層シート1を打ち抜き加工して
チューブ容器胴部用のブランク板を得た後、該ブランク
板の左,右の側辺部同士を重畳,熱接着することによ
り、前記ブランク板における飽和ポリエステル樹脂フィ
ルム6面が内周面層とされている直径35mm, 高さ150mm
の円筒体を成形した。
チューブ容器胴部用のブランク板を得た後、該ブランク
板の左,右の側辺部同士を重畳,熱接着することによ
り、前記ブランク板における飽和ポリエステル樹脂フィ
ルム6面が内周面層とされている直径35mm, 高さ150mm
の円筒体を成形した。
【0019】しかる後に、チューブ容器成形用のマンド
レルに対して前記円筒体を装着し、該円筒体の一方の端
部に、円錐台形状の肩部とそれに連続する細首の口頚部
とからなる頭部を、飽和ポリエステル樹脂による射出成
形にて成形することにより、図2において符号8で示さ
れるような概略形状を有する本発明の1実施例品である
押出しチューブ容器を得た。
レルに対して前記円筒体を装着し、該円筒体の一方の端
部に、円錐台形状の肩部とそれに連続する細首の口頚部
とからなる頭部を、飽和ポリエステル樹脂による射出成
形にて成形することにより、図2において符号8で示さ
れるような概略形状を有する本発明の1実施例品である
押出しチューブ容器を得た。
【0020】実施例2 実施例1の積層シート1の製造工程中において、厚さ6
0μの飽和ポリエステル樹脂フィルム(シーラーPT
X−207:三井デュポン (株) )6,7に代えて、厚
さ60μのアクリロニトリル系共重合体フィルム(バレ
ックス#218:三井東圧化学 (株) )を利用し、それ
以外の工程については実施例1における対応する工程と
同一の工程により、透明なチューブ容器胴部用の積層シ
ートを得た。
0μの飽和ポリエステル樹脂フィルム(シーラーPT
X−207:三井デュポン (株) )6,7に代えて、厚
さ60μのアクリロニトリル系共重合体フィルム(バレ
ックス#218:三井東圧化学 (株) )を利用し、それ
以外の工程については実施例1における対応する工程と
同一の工程により、透明なチューブ容器胴部用の積層シ
ートを得た。
【0021】続いて、この積層シートを打ち抜き加工し
てチューブ容器胴部用のブランク板を得た後、該ブラン
ク板の左,右の側辺部同士を重畳,熱接着することによ
り、前記ブランク板による直径35mm, 高さ150mm の円筒
体を成形した。
てチューブ容器胴部用のブランク板を得た後、該ブラン
ク板の左,右の側辺部同士を重畳,熱接着することによ
り、前記ブランク板による直径35mm, 高さ150mm の円筒
体を成形した。
【0022】しかる後に、チューブ容器成形用のマンド
レルに対して前記円筒体を装着し、該円筒体の一方の端
部に、円錐台形状の肩部とそれに連続する細首の口頚部
とからなる頭部を、アクリロニトリル系共重合体樹脂に
よる射出成形にて成形することにより、図2において符
号8で示されるような概略形状を有する本発明の1実施
例品である押出しチューブ容器を得た。
レルに対して前記円筒体を装着し、該円筒体の一方の端
部に、円錐台形状の肩部とそれに連続する細首の口頚部
とからなる頭部を、アクリロニトリル系共重合体樹脂に
よる射出成形にて成形することにより、図2において符
号8で示されるような概略形状を有する本発明の1実施
例品である押出しチューブ容器を得た。
【0023】実施例3 図3において、厚さ15μのPVAフィルム12の片面
に厚さ500Åの酸化珪素(SiO X)の真空蒸着層1
3を形成することにより、酸化珪素蒸着フィルムからな
る透明なバリヤー性層14を得た後、酸化珪素の真空蒸
着層13面に印刷による化粧加工15を施してからその
両面にウレタン系アンカーコート剤を塗布し、さらに、
この透明なバリヤー性層14の表,裏両面のそれぞれに
対して、片面がコロナ放電処理されている厚さ50μの
プロピレンホモポリマーフィルム16,17のコロナ放
電処理面を、前記透明なバリヤー性層14との間に厚さ
30μのターポリマーEMMA樹脂(AN4213,メ
ルト296℃,設定C1〜C 4270℃:三井デュポン
(株) )の押出しコート層18,19を介して積層する
ことにより、透明な積層シート11を得た。
に厚さ500Åの酸化珪素(SiO X)の真空蒸着層1
3を形成することにより、酸化珪素蒸着フィルムからな
る透明なバリヤー性層14を得た後、酸化珪素の真空蒸
着層13面に印刷による化粧加工15を施してからその
両面にウレタン系アンカーコート剤を塗布し、さらに、
この透明なバリヤー性層14の表,裏両面のそれぞれに
対して、片面がコロナ放電処理されている厚さ50μの
プロピレンホモポリマーフィルム16,17のコロナ放
電処理面を、前記透明なバリヤー性層14との間に厚さ
30μのターポリマーEMMA樹脂(AN4213,メ
ルト296℃,設定C1〜C 4270℃:三井デュポン
(株) )の押出しコート層18,19を介して積層する
ことにより、透明な積層シート11を得た。
【0024】続いて、この積層シートを打ち抜き加工し
てチューブ容器胴部用のブランク板を得た後、該ブラン
ク板の左,右の側辺部同士を重畳,熱接着することによ
り、前記ブランク板におけるプロピレンホモポリマーフ
ィルム16面が内周面層とされている直径35mm, 高さ15
0mm の円筒体を成形した。
てチューブ容器胴部用のブランク板を得た後、該ブラン
ク板の左,右の側辺部同士を重畳,熱接着することによ
り、前記ブランク板におけるプロピレンホモポリマーフ
ィルム16面が内周面層とされている直径35mm, 高さ15
0mm の円筒体を成形した。
【0025】しかる後に、チューブ容器成形用のマンド
レルに対して前記円筒体を装着し、該円筒体の一方の端
部に、円錐台形状の肩部とそれに連続する細首の口頚部
とからなる頭部を、プロピレンホモポリマー樹脂による
射出成形にて成形することにより、図2において符号8
で示されるような概略形状を有する本発明の1実施例品
である押出しチューブ容器を得た。
レルに対して前記円筒体を装着し、該円筒体の一方の端
部に、円錐台形状の肩部とそれに連続する細首の口頚部
とからなる頭部を、プロピレンホモポリマー樹脂による
射出成形にて成形することにより、図2において符号8
で示されるような概略形状を有する本発明の1実施例品
である押出しチューブ容器を得た。
【0026】比較例1 実施例1の積層シート1の製造工程中において、厚さ6
0μの飽和ポリエステル樹脂フィルム(シーラーPT
X−207:三井デュポン (株) )6,7に代えて、厚
さ60μの低密度ポリエチレンフィルムを利用し、それ
以外の工程については実施例1における対応する工程と
同一の工程により、透明なチューブ容器胴部用の積層シ
ートを得た。
0μの飽和ポリエステル樹脂フィルム(シーラーPT
X−207:三井デュポン (株) )6,7に代えて、厚
さ60μの低密度ポリエチレンフィルムを利用し、それ
以外の工程については実施例1における対応する工程と
同一の工程により、透明なチューブ容器胴部用の積層シ
ートを得た。
【0027】続いて、このチューブ容器胴部用の積層シ
ートを利用し、実施例1における押出しチューブ容器の
成形工程と同一の工程により、比較のためのチューブ容
器を得た。
ートを利用し、実施例1における押出しチューブ容器の
成形工程と同一の工程により、比較のためのチューブ容
器を得た。
【0028】[実験1]実施例1〜3及び比較例1によ
るチューブ容器に利用した積層シートの酸素透過度[c
c/m 2・24hr(1tm,20℃,dry)]と水
蒸気透過度[g/m2・24hr(40℃,90%R
H)]との測定結果を[表1]に示す。
るチューブ容器に利用した積層シートの酸素透過度[c
c/m 2・24hr(1tm,20℃,dry)]と水
蒸気透過度[g/m2・24hr(40℃,90%R
H)]との測定結果を[表1]に示す。
【0029】
【表1】
【0030】[実験2]実施例1〜3及び比較例1によ
るチューブ容器に内にビタミンEとリモネンとをそれぞ
れ25℃にて7日間保存した後のビタミンEとリモネン
との減少度(%)を[表2]に示す。
るチューブ容器に内にビタミンEとリモネンとをそれぞ
れ25℃にて7日間保存した後のビタミンEとリモネン
との減少度(%)を[表2]に示す。
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明の押出しチューブ容器は、容器内
の内填物の状態を外部から視認し得る透明性を有してい
るため、ディスプレイ効果があるだけでなく、内填物の
残存量の確認及び内填物の状態の確認ができるため、消
費者に対して安心感が与えられる。
の内填物の状態を外部から視認し得る透明性を有してい
るため、ディスプレイ効果があるだけでなく、内填物の
残存量の確認及び内填物の状態の確認ができるため、消
費者に対して安心感が与えられる。
【0033】また、本発明の押出しチューブ容器は、バ
リヤー性が良好で、しかも、チューブ容器内の内填物に
対する非吸着性が良好であることから、保存性に優れる
ため、実用面での価値の高いチューブ容器になる。
リヤー性が良好で、しかも、チューブ容器内の内填物に
対する非吸着性が良好であることから、保存性に優れる
ため、実用面での価値の高いチューブ容器になる。
【図1】本発明の押出しチューブ容器における容器胴部
に成形される透明な積層シートの1例を示す断面模型図
である。
に成形される透明な積層シートの1例を示す断面模型図
である。
【図2】本発明の押出しチューブ容器の概略形状を示す
斜面図である。
斜面図である。
【図3】本発明の押出しチューブ容器における容器胴部
に成形される透明な積層シートの別の例を示す断面模型
図である。
に成形される透明な積層シートの別の例を示す断面模型
図である。
1 容器胴部形成用の透明な積層シート 4 透明なバリヤー性層からなる中間層 6 裏面樹脂層 7 表面樹脂層 8 押出しチューブ容器
Claims (1)
- 【請求項1】 チューブ容器胴部が、飽和ポリエ
ステル,ポリビニルアルコール,プロピレンホモポリマ
ー,ポリ塩化ビニリデン,アクリルニトリル系重合体の
中から選択される樹脂で形成されている表面樹脂層と、
該表面樹脂層と同一系統の樹脂で形成されている裏面樹
脂層と、これらの表面樹脂層と裏面樹脂層との間に位置
する透明なバリヤー性層からなる中間層とを具備する透
明な積層シートにより、該積層シートにおける裏面層が
胴部内周面層となるようにして成形されていることを特
徴とする押出しチューブ容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17437391A JPH05124658A (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 押出しチユーブ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17437391A JPH05124658A (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 押出しチユーブ容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05124658A true JPH05124658A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=15977483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17437391A Pending JPH05124658A (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 押出しチユーブ容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05124658A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006282184A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Toppan Printing Co Ltd | ラミネートチューブ容器 |
WO2016163378A1 (ja) * | 2015-04-08 | 2016-10-13 | 藤森工業株式会社 | チューブ容器 |
JP2016199280A (ja) * | 2015-04-08 | 2016-12-01 | 藤森工業株式会社 | チューブ容器 |
JP2017019553A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-01-26 | 藤森工業株式会社 | チューブ容器 |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP17437391A patent/JPH05124658A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4715276B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2011-07-06 | 凸版印刷株式会社 | ラミネートチューブ容器 |
WO2016163378A1 (ja) * | 2015-04-08 | 2016-10-13 | 藤森工業株式会社 | チューブ容器 |
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US11214408B2 (en) | 2015-04-08 | 2022-01-04 | Fujimori Kogyo Co., Ltd. | Tubular container |
JP2017019553A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-01-26 | 藤森工業株式会社 | チューブ容器 |
JP2021138458A (ja) * | 2015-07-15 | 2021-09-16 | 藤森工業株式会社 | チューブ容器 |
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