JPH051221Y2 - - Google Patents

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JPH051221Y2
JPH051221Y2 JP16476086U JP16476086U JPH051221Y2 JP H051221 Y2 JPH051221 Y2 JP H051221Y2 JP 16476086 U JP16476086 U JP 16476086U JP 16476086 U JP16476086 U JP 16476086U JP H051221 Y2 JPH051221 Y2 JP H051221Y2
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plowing
depth
chisel
plowing depth
tillage
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、耕起作業機における耕深安定装置に
関する。
[従来とその問題点] 第7図に示すように、フレーム1にデイスク2
またはプラウ等の作業部を装架し、トラクタによ
つて牽引して圃場を耕起する耕起作業機Aは、フ
レーム1に設けた耕深調節装置(ゲージ)3が接
地することにより設定される所定の耕深まで、そ
の作業部を自重で、土中に喰い込ませて耕起作業
を行なつている。
このことから、その耕起作業機が土中に喰い込
み始める位置から、所定の耕深に達する位置まで
の距離である“すき込み距離”が長くなる欠点が
ある。特に、デイスクプラウの場合、構造上の制
約から、ボトムプラウにおけるいわゆるサクシヨ
ン(喰い込み作用)が利用できないから、その欠
点が顕著に現われる。
また、所定の耕深に達するに至つた後も、耕起
作業の途中で、圃場に硬い個所があると、耕起作
業機が浮き上がり、耕深が浅くなり、所定の耕深
を保持させた均一な耕起作業機を行なうことが難
しい問題がある。
[考案の目的] 本考案は、上述のような従来技術の問題点を解
消するためになされたものであつて、耕起作業機
を、土中に喰い込み始める位置から、所定の耕深
に達する位置までの“すき込み距離”を短くし、
その所定の耕深に達した後に、耕起作業の途中
で、圃場に硬いところがあつても、耕起作業機の
浮き上りが防止されて、所定の耕深を維持するよ
うになる新規な耕起作業機における耕起安定装置
を提供することを目的とする。
そして、本考案においては、この目的を達成す
るための具体的な手段として、耕起作業機のフレ
ームに、耕起作業機を強制的に土中に引込み耕起
角を具備せしめたチゼル状体を、それの耕起角
が、耕起作業機の耕深を検出する耕深センサーに
より、その耕起作業機の耕深に応じて増減するよ
う制御せしめて装架してなる耕起作業機における
耕深安定装置を提起するものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照しながら詳
述する。
なお、前述する従来のものと共通する構造部材
については、同一符号を使用するものとする。
第1図は、本考案による耕深安定装置を実施せ
る耕起作業機Aの側面図を示す。
同第1図において、Aは耕起作業機、Bはその
耕起作業機Aに装設した耕深安定装置を示す。
耕起作業機Aは、前端部に牽引体に装着するた
めのマスト4を設けたフレーム1に、デイスク2
を軸架すると共にそのデイスク2で耕起された壥
土を砕土するハローホイル5を設けた通常のデイ
スクプラウである。
耕深安定装置Bは、耕起作業機Aの作業部たる
デイスク2の耕深を強制的に変動させ得る耕起角
を具備せしめてフレーム1に装架せるチゼル状体
6と、そのチゼル状体6の耕起角を変動させる作
動機構たる油圧シリンダー7と、耕起作業機Aの
作業部たるデイスク2の耕深を検出するよう前記
フレーム1に装架せる耕深測定用センサーホイル
8と、該耕深測定用センサーホイル8が耕深とし
て検出する該センサーホイル8のフレーム1に対
する上下の移動量を電圧として検出するポテンシ
ヨメーター9と、このポテンシヨメーター9で検
出する信号により前記油圧シリンダー7の作動を
制御する所定の回路・リレーが組み込まれた制御
回路Cなどで構成されている(第6図)。
作動機構は前述した油圧シリンダー7などの油
圧を用いるものの外、電気シリンダなどの電気的
手段にする場合の如く適宜の機構を用いてもよい
ものである。
チゼル状体6は、第2図に示すように、前記フ
レーム1に垂設したシヤンク61の下端に、支軸
62中心に前端側が上下に回動して耕起角αが自
在に変更されるよう軸支され、その支軸62を越
した後端63に、前述した作業機構として前記シ
ヤンク61の後方に配位してフレーム1に垂設せ
る油圧シリンダー7の往復動杆71の下端が軸着
連結していて、この油圧シリンダー7の作動によ
り、前記耕起角αの変更作動が行なわれるように
してある。
そして、チゼル状体6は、第2図に示すよう
に、前端に刃部6aを具備し、かつ、第3図に示
すように、左右の巾Dがシヤンク61の左右巾d
より遥かに大きく形成してある。
前記作動機構たる油圧シリンダー7は、油圧ホ
ース10,11を介し、油圧回路に設けた制御バ
ルブ(ソレノイドバルブ)12に接続(第1図)
し、該制御バルブ12により作動が制御される。
この制御バルブ12は、第6図に示すリレー1
3により切り換えられ、その切換作動で各油圧ホ
ース10,11は、第4図に示すオイルポンプP
のある圧力ライン14とそれのない戻りライン1
5に適宜接続変換され、これに伴つて、油圧シリ
ンダー7の往復動杆71は、第1図において上下
動するようになつている。
前記制御バルブ12を切換え作動させる制御
は、前記耕深測定用センサーホイル8によるデイ
スク2の耕深検出により行なわれある。
この耕深測定用センサーホイル8はこの実施例
では、第1図に示すように、チゼル状体6の前方
の未耕地に位置するようフレーム1に支点軸16
a中心に回動可能に設けたアーム16の回動端に
装備され、そのアーム6の上下の回動で、未耕地
の圃場表面GLに倣いながらフレーム1に対し上
下に動いて耕深を感知するようになつており、そ
の圃場表面GLの稲株、あるいは、雑草等によつ
ては容易に上下しないよう、そのフレーム1とア
ーム16との間に規制バネ17が設けられ、圃場
表面GLに対する耕深のみを感知することができ
るようになつている。
前記センサーホイル8の昇降中心、すなわち、
前記アーム16の支点軸16aには、その支点軸
16aの回動量を電圧して検出するポテンシヨメ
ーター9ガ組み込まれている。
このポテンシヨンメーター9は、第5図に示す
よう、センサーホイル8の上下の移動量となるア
ーム16の回動角度量・・を電圧で検出
し、その検出した電圧信号を制御回路C(第6図)
に送る。
制御回路Cが受けた電圧信号はそれに設けた後
述する第6図の各回路により処理され、制御バル
ブ12を介し油圧シリンダー7をコントロール
し、それにより、チゼル状体6を上下に回動させ
てそれの耕起角αを変更させるようになつてい
る。
第5図は、耕深測定用センサーホイル8による
耕深に応じたチゼル状体6の耕起角αを変更さす
制御作動の概念を示したものである。このセンサ
ーホイル8は、デイスク2の耕深状態によつてア
ーム16の回動により上下にスイングし、そのス
イング角度をポテンシヨメーター9が電圧として
検出して信号を出すようになつている。
同第5図で、センサーホイル8が・・の
各位置にあるときの作動を説明する。は設定し
た耕深のときの位置、は作業開始の位置、は
基準耕深より耕深が深くなつたときの位置であ
る。先ず、すき始めときは、耕起作業機Aの作業
部たるデイスク2が圃場表面GL植えにあり、従
つて、センサーホイル8は下降したの状態位置
にある。このとき、ポテンシヨメーター9で検出
されて送られてくる信号を受ける制御回路Cは、
チゼル状体6の耕起角を増大さすよう該チゼル状
体6を下向きに回動さす信号を出す。次に作業部
が所定の耕深に達し、センサーホイル8がの状
態となると、チゼル状体6の耕起角を小さくする
よう該チゼル状体6を上向きに回動させて水平な
姿勢に戻す信号を出す。次に耕深が基準深より一
層深くなつてセンサーホイル8がの状態となる
と、チゼル状体6の耕起角がマイナスの角度とな
るように一段と上向きとする信号を出し、これに
より、センサーホイル8がの位置に戻ること
で、チゼル状体6を水平な姿勢に戻す信号を出
す。
即ち、第6図において、制御回路Cの電圧比較
回路18は、ポテンシヨメーター9で検出される
種々の耕深に対応する電圧信号を受け、目標とす
る耕深に対応する基準電圧と比較する。
次のロジツク回路19は、前述電圧比較回路1
8から送られる電圧信号が基準電圧より高いとき
には、チゼル状体6の耕起角を増大さすよう下向
きとする信号を出力回路20に出し、基準電圧と
等しいときにはチゼル状体6を耕起角が小さい状
態に戻す上向きとする信号を出力回路20に出
す。また基準電圧より低いときはチゼル状体6が
第2図での状態からの状態に上向き回動さす
信号を出す。そして、基準電圧と等しい電圧信号
ガ送られてくることで、チゼル状体9をの状態
からの状態に戻すよう下向き回動さす信号を出
す。なお、チゼル状体6の上向き回動のエンド
を、第2図での位置に設定してあるときは、基
準電圧に対し高または低の電圧信号が送られてく
ることで、チゼル状体を上向きまたは下向きの二
通りに回動さす信号を出すようにしてよい。
ロジツク回路19から信号を受けた出力回路2
0は、その信号に従つて制御バルブ12を制御
し、作動機構たる油圧シリンダー7を作動させて
チゼル状体6の耕起角を変動制御する。
このような要領で制御回路Cを作用させること
で、前記ポテンシヨメーター9が、前記センサー
ホイル8の上下の移動量(角度)に応じてソレノ
イドバルブ12を切換作動させては油圧シリンダ
ー7ほコントロールし、よつてチゼル状体6の耕
起角を基準位置から上下に作動させるようにな
つている。なお、第1図において、21は入力
軸、22はオイルポンプ、23は該オイルポンプ
22を駆動さすミツシヨンである。
次に、上述した実施例の作用を説明する。
先ず、スキ初めは、耕深が零で、センサーホイ
ル8は下限の位置に下つており(第5図での位
置に在る)、ポインシヨメーター9から電圧比較
回路18に送られる検出信号による電圧は、基準
電圧より高く、その結果は、ロジツク回路19に
よりチゼル状体6を下向き(第2図で矢印方
向)回動させて第2図のの姿勢にせよとする信
号が出力回路20に発せられ、リレー13の作動
により、制御バルブ12が励磁されて、第4図に
示す状態に切換わり、高圧ライン14と油圧ホー
ス10、戻りライン15とパイプ11とがそれぞ
れ接続し、往復動杆71を復動方向(第4図で右
方向)に移動せしめ、よつて、油圧シリンダー7
は縮少し、チゼル状体6を下向きとして土中に喰
い込ませ、これにより、デイスク2を強制的に土
中に引き込み、該デイスク2の耕深を所定(目
標)値になるまで下げる。
このようにして、デイスク2が所定の耕深に達
すると、センサーホイル8は、基準の高さ位置
にくる。このとき、ポテンシヨメーター9で検出
する電圧は基準電圧と等しくなる。よつて、電圧
の差は零になつて、ロジツク回路19から上げの
信号が出力され、チゼル状体6はそれの耕起角が
小さくなるよう上向きに回動して、第2図のの
位置に戻り、下方への引込作用を失ない、所定の
耕深に保持される。
次に、硬い所にきて、デイスク2が浮き上がつ
て耕深が浅くなると、センサーホイル8の作動
で、再び、チゼル状体6はそれの耕起角が大きく
なるよう下向きに回動し、デイスク2を土中に強
制的に引き込み、所定の耕深を保持するようにす
る。
このとき、硬い土壌の連続で、デイスク2が浮
いた状態のまま進行するようになるときは、第2
図のの如く、チゼル状体6は下向きの姿勢に保
持されたまま進行する。
また、軟弱な所にきて、デイスク2が基準耕深
よりも深く沈降して、基準電圧より低い電圧を検
出すると、チゼル状体6を、第2図のの如く、
幾分、前上りの状態とするよう上向回動の指令を
出す。このとき、軟弱な土壌連続で、デイスク2
が基準耕深よりも沈み勝手となるときには、チゼ
ル状体6は、第2図のの姿勢のまま進行し、デ
イスク2を引き上げ、沈降を抑える作用を果たす
ようになる。
なお、上述の実施例装置は、チゼル状体6の耕
起角の変更制御が、所定の耕深に達するまでは、
チゼル状体6を下向きに回動させた状態で、所定
の耕深に達することで上向きに回動させるように
してあるが、耕深が所定の深さに近づくに従い、
耕起角が順次小さくなるように制御してよい。こ
のようにする制御は、チゼル状体6を上下に回動
させる作動機構を、電動シリンダ等の電気的手段
とすることが容易に行なえる。
[考案の効果] 本考案によれば、耕起作業機を、土中に喰い込
み始める位置から、所定の耕深に達する位置まで
のすき込み距離を短くし、その所定の耕深に達し
た後に、耕起作業の途中で、圃場に硬い所があつ
ても、耕起作業機の浮き上がりが防止され、安定
した耕深で耕起作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の耕起作業機における耕深安
定装置の側面図、第2図は同上耕深安定装置の要
部の拡大側面図、第3図は同上耕深安定装置の要
部の拡大平面図、第4図は同上耕深安定装置を作
動さす油圧機構の概要図、第5図は耕深測定用セ
ンサーホイルを具備する制御機構の概念図、第6
図は同上耕深安定装置を制御するコンピユーター
に組み込まれる制御機構の回路図、第7図は従来
の耕起作業機における耕深安定装置の側面図であ
る。 図面符号の説明、A……耕起作業機、B……耕
深安定装置、C……制御回路、D……本体の左右
の巾、P……オイルタンク、GL……圃場表面、
d……シヤンクの左右の巾、・・……回動
角度量、1……フレーム、10・11……油圧ホ
ース、12……制御バルブ、13……リレー、1
4……圧力ライン、15……戻りライン、16…
…アーム、17……規制バネ、18……電圧比較
回路、19……ロジツク回路、2……デイスク、
20……出力回路、21……入力軸、22……オ
イルポンプ、23……ミツシヨン、3……耕深調
節装置、4……マスト、5……ハローホイル、6
……チゼル状体、61……シヤンク、62……支
軸、63……後端、7……油圧シリンダー、71
……往復動杆、8……耕深測定用センサーホイ
ル、9……ポテンシヨメーター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耕起作業機のフレームに、耕起作業機を強制的
    に土中に引込む耕起角を具備せしめたチゼル状体
    を、それの耕起角が、耕起作業機の耕深を検出す
    る耕深センサにより、その耕起作業機の耕深に応
    じて増減するように制御せしめて装架してなる耕
    起作業機における耕深安定装置。
JP16476086U 1986-10-27 1986-10-27 Expired - Lifetime JPH051221Y2 (ja)

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JP16476086U JPH051221Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

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JPS6368706U JPS6368706U (ja) 1988-05-09
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ID=31094177

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100709776B1 (ko) * 1999-05-21 2007-04-19 가부시키가이샤 브리지스톤 제품 홀더

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100709776B1 (ko) * 1999-05-21 2007-04-19 가부시키가이샤 브리지스톤 제품 홀더

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JPS6368706U (ja) 1988-05-09

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