JPH0928113A - 耕深制御装置 - Google Patents

耕深制御装置

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Publication number
JPH0928113A
JPH0928113A JP20532995A JP20532995A JPH0928113A JP H0928113 A JPH0928113 A JP H0928113A JP 20532995 A JP20532995 A JP 20532995A JP 20532995 A JP20532995 A JP 20532995A JP H0928113 A JPH0928113 A JP H0928113A
Authority
JP
Japan
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tractor
depth
tilling
rotary
sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP20532995A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Fujita
信雄 藤田
Yoichi Kanai
洋一 金井
Seiji Kanenami
清二 金並
Chitoshi Matsunaga
千年 松長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP20532995A priority Critical patent/JPH0928113A/ja
Publication of JPH0928113A publication Critical patent/JPH0928113A/ja
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラクタの後部にロータリ耕耘装置を昇降可
能に装着して耕耘作業を行う際、湿田等の地面が軟弱な
圃場でロータリ耕耘装置が地面に沈み込むのを防止す
る。 【構成】 ロータリ耕耘装置の耕耘深さを検出するデプ
スセンサ18の検出結果に基づき耕耘深さが一定となる
ようロータリ耕耘装置の昇降を制御すると共に、トラク
タに対するロータリ耕耘装置の高さを検出する対トラク
タ高さセンサ17の検出値が一定以上であると昇降の制
御感度を敏感にする制御手段15を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿田等の軟弱な圃場で
も耕耘深さ(以下、耕深とする)を一定に維持できる耕
深制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタの後部にロータリ耕耘装置を装
着して耕耘作業を行う場合、ロータリ耕耘装置のリヤカ
バー角度で耕深を検出し、その検出結果に応じてロータ
リ耕耘装置を適宜昇降させ、耕深がほぼ一定に維持され
るように制御する。耕耘部の後側を覆うカバーであるリ
ヤカバーは、上端を支点として上下に回動自在に設けら
れ、耕耘作業時には下端部が地面に摺接して耕耘後の地
面を押圧均平化するようになっている。したがって、リ
ヤカバーは地面の高低に応じて適宜上下に回動し、その
リヤカバーの角度を測定することによりその時の耕深を
検出することができるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】湿田等のように地面が
極端に軟弱な圃場では、大きな重量のかかる後輪が地面
に沈み込み、トラクタの機体が後ろ下がりに傾斜する。
すると、ロータリ耕耘装置の対地高さが低くなるので、
ロータリ耕耘装置を上昇させる必要が生じる。しかしな
がら、トラクタの急激な傾斜に対して上げ作動が対応し
きれずロータリ耕耘装置の上昇が遅れると、ロータリ耕
耘装置が泥中に沈み込んだ状態となる。また、リヤカバ
ーの上に泥が被った場合も、リヤカバーの反応が悪くロ
ータリ耕耘装置の上げ指令が出にくくなるので、ロータ
リ耕耘装置が沈み込む原因となる。このようにロータリ
耕耘装置が泥中に沈み込んだ状態となると、耕深が深く
なりすぎると共に、耕耘部の前側を覆うフロントカバー
部が泥を押して走行抵抗が増大し、時には走行困難とな
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような事
態を回避することを目的とするもので、これを達成する
ために、次のように構成した。すなわち、本発明にかか
る耕深制御装置は、トラクタの後部にロータリ耕耘装置
を昇降可能に装着した農作業機の耕深制御装置におい
て、ロータリ耕耘装置の耕耘深さを検出するデプスセン
サと、トラクタに対するロータリ耕耘装置の高さを検出
する対トラクタ高さセンサと、前記デプスセンサの検出
結果に基づき耕耘深さが一定となるようロータリ耕耘装
置の昇降を制御すると共に、前記対トラクタ高さセンサ
の検出値が一定以上であると昇降の制御感度を敏感にす
る制御手段を設けたことを特徴としている。
【0005】
【作用】耕耘作業時には、デプスセンサの検出結果に基
づき耕深が一定となるようロータリ耕耘装置の昇降を制
御する。この制御中、トラクタが後ろ下がりに傾斜し、
対トラクタ高さセンサの検出値が一定以上になると、制
御感度を敏感にし、ロータリ耕耘装置の上げ要求に対し
て素早く対応するようにし、ロータリ耕耘装置の沈込み
を防止する。
【0006】
【実施例】図1はトラクタにロータリ耕耘装置を装着し
て耕耘作業を行う状態を表している。トラクタ1は左右
各一対の前輪2,2及び後輪3,3を備えた四輪駆動車
両で、機体の後部に作業装置を連結するための連結装置
5が設けられている。図示例の連結装置5は3Pヒッチ
構造であり、図中の6は左右一対のロワリンク、7左右
中央に1本のトップリンクで、これらリンク6,6,7
の後端部に作業装置が連結される。8はトラクタが具備
する油圧装置で駆動するリフトアームで、該リフトアー
ムの後端部にリフトロッド9,9を介してロワリンク
6,6が吊られており、リフトアーム8,8を上下に回
動させることにより、作業装置が昇降するようになって
いる。
【0007】作業装置であるロータリ耕耘装置11は、
水平軸に取り付けた多数の耕耘爪12,…を所定方向に
回転させながら機体を進行させて耕耘するようになって
いる。耕耘部である耕耘爪12,…の周囲は、フロント
カバー13aとリヤカバー13bとサイドカバー13
c,13cとからなるロータリカバー13で覆われてい
る。リヤカバー13bはフロントカバー13aに対して
上下に回動自在に取り付けられており、機体の進行にと
もないリヤカバー13bの下部が地面に摺接しながら移
動し、耕耘後の表土面を均平化して整地する。
【0008】耕耘作業時、図2に示す耕深制御装置によ
って、耕深がほぼ一定に維持されるようにロータリ耕耘
装置11を昇降制御する。コントローラ15はマイコン
が組み込まれていて制御の中枢をなす制御手段で、この
コントローラ15の入力側には、耕深目標値を設定する
耕深設定器16と、トラクタに対するロータリ耕耘装置
の高さを検出する対トラクタ高さセンサ17と、ロータ
リ耕耘装置の耕深を検出するデプスセンサ18と、トラ
クタの前後傾斜を検出する前後傾斜センサ19とが接続
され、コントローラ15の出力側には、前記油圧装置を
作動させる上げソレノイド20及び下げソレノイド21
が接続されている。
【0009】なお、対トラクタ高さセンサ17は、リフ
トアーム8,8の角度を検出することにより、トラクタ
に対するロータリ耕耘装置の高さを検出するようになっ
ている。また、デプスセンサ18は、フロントカバー1
3aに対するリヤカバー13bの角度を検出することに
より、ロータリ耕耘装置の耕深を検出するようになって
いる。図示例では、対トラクタ高さセンサ17とデプス
センサ18を上記構成としているが、これに限定されな
い。
【0010】コントローラ15は図3に示す順序でデー
タ処理し制御する。まず、センサと設定器の値を読み込
み、耕深制御中であるか否かを判断する。デプスセンサ
18が作動していれば耕深制御中であり、作動していな
ければ耕深制御中でない。耕深制御中であれば、耕深設
定器16で設定される耕深目標値とデプスセンサ18を
検出される実際の耕深の差を演算する。
【0011】次に、対トラクタ高さセンサ17値より、
ロータリ耕耘装置11がトラクタ1に対して一定以上上
昇しているか否かを判断する。例えば、ロータリ耕耘装
置11の耕耘爪12の下端部とトラクタ1の接地面との
距離H=15cmとなるリフトアーム角度を基準とする。
この基準値は経験的に求められるものであり、トラクタ
1やロータリ耕耘装置11の大きさ、構造等によって若
干異なる。
【0012】上記判断の結果、ロータリ耕耘装置11が
トラクタ1に対して一定以上上昇しているならば制御感
度を「敏感A」に設定し、そうでなければ制御感度を
「通常B」に設定する。図4に示す如く、「敏感A」は
「通常B」に対し、不感帯の幅が狭く(HA <HB )、
かつ同一偏差当たりの作動油流量が大きい。したがっ
て、「敏感A」にすると、素早い対応で、かつ速い作動
速度でロータリ耕耘装置11が昇降する。
【0013】そして、設定された制御感度に基づき、前
記耕深目標値と実際の耕深の差が不感帯内である場合は
昇降出力せず、差が上げ側である場合は上げソレノイド
20に出力し、差が下げ側である場合は下げソレノイド
21に出力する。
【0014】実際の耕耘作業においては次のようにな
る。地面が固い圃場では、図1に示すように、トラクタ
1の前後傾斜がほとんどなく、ロータリ耕耘装置11が
トラクタ1に対してあまり上昇することがないので、
「通常B」の制御感度で耕深制御が行われる。これに対
し湿田等のような地面が軟弱な圃場では、図5に示すよ
うに、後輪3,3が泥中に沈み込みトラクタ1の機体が
後ろ下がりに傾斜した状態となることがある。その時、
ロータリ耕耘装置11の耕耘爪12の下端部とトラクタ
1の接地面との距離Hが15cm以上であると制御感度を
「敏感A」にする。言い換えれば、Hが15cm以上であ
るにも拘らず耕深制御中であるということは、湿田での
耕耘作業であると推測できるので、その場合は、ロータ
リ耕耘装置11が耕深に変化に対して素早く作動するよ
うにし、ロータリ耕耘装置11が泥中に沈み込むのを防
止するのである。
【0015】図6は異なる制御例を表す。この制御で
は、制御感度を決定する要件として、トラクタ1が一定
以上後傾(例えばθ=3度)しているか否かと、ロータ
リ耕耘装置11がトラクタ1に対して一定以上上昇して
いるか否かとを判断し、両方を満たす場合は制御感度を
「敏感A」に設定し、それ以外の場合は制御感度を「通
常B」に設定する。この場合、ロータリ耕耘装置11の
耕耘爪12の下端部とトラクタ1の接地面との距離は、
前記H(例えば15cm)からトラクタ1の傾斜による沈
下量Dを差し引いた数値(例えば3cm)とする。このよ
うに、トラクタ1の前後傾斜を考慮することにより、ト
ラクタ1の前後傾斜が変動する場合にも対応でき、より
正確な制御を行える。
【0016】なお、図4と図6に示す制御では、制御感
度を変更するに当たり、不感帯の幅と作動速度の両方を
変更するようになっているが、不感帯の幅と作動速度の
どちらかだけを変更するようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明にかかる耕
深制御装置は、トラクタに対するロータリ耕耘装置の高
さが一定以上になると制御感度を敏感にすることによ
り、ロータリ耕耘装置の上げ要求に対して素早く対応す
るようなり、ロータリ耕耘装置の沈込みを防止できるよ
うになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタにロータリ耕耘装置を装着しての作業
状態を表す側面図である。
【図2】耕深制御装置のブロック図である。
【図3】制御装置の第一例のフローチャートである。
【図4】作動出力を示す図である。
【図5】湿田での作業状態を表す側面図である。
【図6】制御装置の第二例のフローチャートである。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 前輪 3 後輪 11 ロータリ耕耘装置 15 コントローラ(制御手段) 16 耕深設定器 17 対トラクタ高さセンサ 18 デプスセンサ 19 前後傾斜センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松長 千年 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタの後部にロータリ耕耘装置を昇
    降可能に装着した農作業機の耕深制御装置において、ロ
    ータリ耕耘装置の耕耘深さを検出するデプスセンサと、
    トラクタに対するロータリ耕耘装置の高さを検出する対
    トラクタ高さセンサと、前記デプスセンサの検出結果に
    基づき耕耘深さが一定となるようロータリ耕耘装置の昇
    降を制御すると共に、前記対トラクタ高さセンサの検出
    値が一定以上であると昇降の制御感度を敏感にする制御
    手段を設けたことを特徴とする耕深制御装置。
JP20532995A 1995-07-18 1995-07-18 耕深制御装置 Pending JPH0928113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20532995A JPH0928113A (ja) 1995-07-18 1995-07-18 耕深制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20532995A JPH0928113A (ja) 1995-07-18 1995-07-18 耕深制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0928113A true JPH0928113A (ja) 1997-02-04

Family

ID=16505129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20532995A Pending JPH0928113A (ja) 1995-07-18 1995-07-18 耕深制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0928113A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007129918A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Yanmar Co Ltd 耕深制御装置
EP3971349A1 (en) * 2020-09-18 2022-03-23 Deere & Company Automated ground leveling using artificial neural network

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007129918A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Yanmar Co Ltd 耕深制御装置
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