JPH05120259A - かな漢字変換装置 - Google Patents
かな漢字変換装置Info
- Publication number
- JPH05120259A JPH05120259A JP3230895A JP23089591A JPH05120259A JP H05120259 A JPH05120259 A JP H05120259A JP 3230895 A JP3230895 A JP 3230895A JP 23089591 A JP23089591 A JP 23089591A JP H05120259 A JPH05120259 A JP H05120259A
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- Japan
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- kanji
- kana
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 造語等の変換時に単語の読みが変わるものを
辞書にいちいち登録したりせずに正確に変換できるよう
にする。 【構成】 複数の漢字より成る単語であって、該単語の
構成により辞書の読みが特定の変化をする単語の辞書記
憶手段に特定変化情報のフラグを設けておき、検索時に
フラグにしたがって読みを変えての検索もできるように
構成する。特定変化としては、促音化、濁音化、半濁音
化等が含まれる。
辞書にいちいち登録したりせずに正確に変換できるよう
にする。 【構成】 複数の漢字より成る単語であって、該単語の
構成により辞書の読みが特定の変化をする単語の辞書記
憶手段に特定変化情報のフラグを設けておき、検索時に
フラグにしたがって読みを変えての検索もできるように
構成する。特定変化としては、促音化、濁音化、半濁音
化等が含まれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力されたかな文字列
等を漢字かな混じり文字列に変換するかな漢字変換装置
に関し、さらに詳細には、複数の漢字で構成される単語
形成時に濁音等、特定の読みの変化をするかな文字列の
かな漢字変換装置に関するものである。
等を漢字かな混じり文字列に変換するかな漢字変換装置
に関し、さらに詳細には、複数の漢字で構成される単語
形成時に濁音等、特定の読みの変化をするかな文字列の
かな漢字変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、かな漢字変換装置は、複数の
漢字を組み合わせた造語等への変換を可能にするため
に、辞書にある単語あるいは漢字同士を組み合わせて、
造語として変換する機能をもっている。例えば、「えい
わじてん」と入力すれば、「英和」と「辞典」とを組み
合わせて「英和辞典」として変換している。一方、例え
ば「会社」の読みが「かいしゃ」であるのに対して、
「株式会社」という組合せ単語になると、「会社」の読
みが「がいしゃ」になるように、ある単語あるいは漢字
の読みが、それが組合せ単語の一部となったときに変化
する場合がある。この場合に「かぶしきがいしゃ」と入
力しても、「株式」は検索されるが、「がいしゃ」は
「会社」とは検出されなかった。
漢字を組み合わせた造語等への変換を可能にするため
に、辞書にある単語あるいは漢字同士を組み合わせて、
造語として変換する機能をもっている。例えば、「えい
わじてん」と入力すれば、「英和」と「辞典」とを組み
合わせて「英和辞典」として変換している。一方、例え
ば「会社」の読みが「かいしゃ」であるのに対して、
「株式会社」という組合せ単語になると、「会社」の読
みが「がいしゃ」になるように、ある単語あるいは漢字
の読みが、それが組合せ単語の一部となったときに変化
する場合がある。この場合に「かぶしきがいしゃ」と入
力しても、「株式」は検索されるが、「がいしゃ」は
「会社」とは検出されなかった。
【0003】この様な変化に対応して、従来のかな漢字
変換装置は、次のような構成を有している。一つには、
「がいしゃ」のような元の単語あるいは漢字の読みが変
わるものを必要に応じて、すべて辞書に登録し記憶して
おく方法である。別な構成として、、辞書を検索する際
にすべての熟語あるいは漢字の読みを一定の方法で変化
させて、変化させた読みについて順次検索を行う方法が
ある。例えば、特開昭61−198359号公報には、
濁音・半濁音を自動的に清音に変化させて処理する方法
が開示されている。また、特開昭63−296167号
公報には、第一字目が濁音・半濁音である場合に、自動
的にまたは操作者の指示により清音化する方法が開示さ
れている。
変換装置は、次のような構成を有している。一つには、
「がいしゃ」のような元の単語あるいは漢字の読みが変
わるものを必要に応じて、すべて辞書に登録し記憶して
おく方法である。別な構成として、、辞書を検索する際
にすべての熟語あるいは漢字の読みを一定の方法で変化
させて、変化させた読みについて順次検索を行う方法が
ある。例えば、特開昭61−198359号公報には、
濁音・半濁音を自動的に清音に変化させて処理する方法
が開示されている。また、特開昭63−296167号
公報には、第一字目が濁音・半濁音である場合に、自動
的にまたは操作者の指示により清音化する方法が開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように読みが変わるものをすべて辞書に登録する方法だ
と、どうしても辞書が大きくなってしまい、コストアッ
プを招いていた。また、検索の際自動的に濁音等の読み
を清音に変えて検索する方法等では、実際にはありえな
い読みで検索する可能性があり、誤変換の原因になった
り、検索処理に時間がかかるという問題があった。
ように読みが変わるものをすべて辞書に登録する方法だ
と、どうしても辞書が大きくなってしまい、コストアッ
プを招いていた。また、検索の際自動的に濁音等の読み
を清音に変えて検索する方法等では、実際にはありえな
い読みで検索する可能性があり、誤変換の原因になった
り、検索処理に時間がかかるという問題があった。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、辞書中の各単語あるいは漢字に
読みがどのように変わりうるかの情報を持たせ、検索の
際にその情報によって読みを変えて検索することができ
るようにすることによって、辞書をあまり大きくせず
に、さらには実際にはありえないような読みの変化をさ
せずに、辞書中の単語あるいは漢字同士を組み合わせて
かな漢字変換する際の読みの変化に対応することを目的
とするものである。
になされたものであり、辞書中の各単語あるいは漢字に
読みがどのように変わりうるかの情報を持たせ、検索の
際にその情報によって読みを変えて検索することができ
るようにすることによって、辞書をあまり大きくせず
に、さらには実際にはありえないような読みの変化をさ
せずに、辞書中の単語あるいは漢字同士を組み合わせて
かな漢字変換する際の読みの変化に対応することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のかな漢字変換装置は、かなまたはローマ字等
より成る読み文字列を入力する入力手段と、読み文字列
を漢字かな混じりの変換文字列に変換するのに必要な変
換情報を記憶する辞書記憶手段と、読み文字列を辞書記
憶手段を用いて変換文字列に変換処理するかな漢字変換
手段とを有するものであって、変換文字列が複数の漢字
より成る単語である場合であって、単語を構成する漢字
の読みが、単語の構成により特定の変化をするものであ
るときに、辞書記憶手段が単語を構成する漢字の読みの
特定変化情報を有し、変換処理手段が特定変化情報に基
づいて、辞書記憶手段から単語を検索する手段を有して
いる。
に本発明のかな漢字変換装置は、かなまたはローマ字等
より成る読み文字列を入力する入力手段と、読み文字列
を漢字かな混じりの変換文字列に変換するのに必要な変
換情報を記憶する辞書記憶手段と、読み文字列を辞書記
憶手段を用いて変換文字列に変換処理するかな漢字変換
手段とを有するものであって、変換文字列が複数の漢字
より成る単語である場合であって、単語を構成する漢字
の読みが、単語の構成により特定の変化をするものであ
るときに、辞書記憶手段が単語を構成する漢字の読みの
特定変化情報を有し、変換処理手段が特定変化情報に基
づいて、辞書記憶手段から単語を検索する手段を有して
いる。
【0007】さらに、本発明のかな漢字変換装置におい
ては、特定変化情報が、かなの一文字を促音化する情
報、かなの一文字を濁音化する情報、かなの一文字を半
濁音とする情報のうちのいずれか一つ以上の情報を含む
と良い。
ては、特定変化情報が、かなの一文字を促音化する情
報、かなの一文字を濁音化する情報、かなの一文字を半
濁音とする情報のうちのいずれか一つ以上の情報を含む
と良い。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明のかな漢字変換装置
の入力手段により、使用者はかなまたはローマ字等より
成る読み文字列を入力する。また、辞書記憶手段は、読
み文字列を漢字かな混じりの変換文字列に変換するのに
必要な変換情報を記憶している。また、かな漢字変換手
段は、読み文字列を辞書記憶手段を用いて変換文字列に
変換処理する。そして、変換文字列が複数の漢字より成
る単語である場合であって、該単語を構成する漢字の読
みが、単語の構成により特定の変化をするものであると
きに、辞書記憶手段は単語を構成する漢字の読みの特定
変化情報を有している。また、変換処理手段は、その特
定変化情報に基づいて、辞書記憶手段から単語を検索す
る。
の入力手段により、使用者はかなまたはローマ字等より
成る読み文字列を入力する。また、辞書記憶手段は、読
み文字列を漢字かな混じりの変換文字列に変換するのに
必要な変換情報を記憶している。また、かな漢字変換手
段は、読み文字列を辞書記憶手段を用いて変換文字列に
変換処理する。そして、変換文字列が複数の漢字より成
る単語である場合であって、該単語を構成する漢字の読
みが、単語の構成により特定の変化をするものであると
きに、辞書記憶手段は単語を構成する漢字の読みの特定
変化情報を有している。また、変換処理手段は、その特
定変化情報に基づいて、辞書記憶手段から単語を検索す
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は本発明を具体化したかな漢字
変換装置の構成を示すブロック図である。本実施例のか
な漢字変換装置1は、文字や指示等を入力するキーボー
ド2、文字や図形を表示するディスプレイ3、文字や図
形を印字するプリンタ4及びこれらに接続され文書の入
力・変換・編集・印刷を制御する機能を備えた電子制御
装置5から構成されている。キーボード2には、文字を
入力する文字キー、入力されたかな文字列を漢字に変換
する変換キー、変換時の変換文字列の選択等、各種動作
の実行を行う改行実行キー、文書中の文字入力位置等を
変えるカーソルキー等が設けられており、使用者はこれ
らのキーを操作することによって、文書の入力、変換、
編集、印刷等の指示を電子制御装置5に与える。
参照して説明する。図1は本発明を具体化したかな漢字
変換装置の構成を示すブロック図である。本実施例のか
な漢字変換装置1は、文字や指示等を入力するキーボー
ド2、文字や図形を表示するディスプレイ3、文字や図
形を印字するプリンタ4及びこれらに接続され文書の入
力・変換・編集・印刷を制御する機能を備えた電子制御
装置5から構成されている。キーボード2には、文字を
入力する文字キー、入力されたかな文字列を漢字に変換
する変換キー、変換時の変換文字列の選択等、各種動作
の実行を行う改行実行キー、文書中の文字入力位置等を
変えるカーソルキー等が設けられており、使用者はこれ
らのキーを操作することによって、文書の入力、変換、
編集、印刷等の指示を電子制御装置5に与える。
【0010】電子制御装置5は、周知のCPU6、RO
M7、RAM8等を中心に算術論理演算回路として構成
され、キーボード2等の外部装置の入出力信号をCPU
6の処理可能な信号に変換する入出力ポート9を備えて
いる。ROM7には、後述するかな漢字変換処理のプロ
グラムが格納される領域のほかに、この変換処理で使用
される辞書データが格納される領域7aが設けられてい
る。又、前記RAM8には、作成された文書が格納され
る領域8a、かな漢字変換処理に用いられる作業領域8
bが設けられている。
M7、RAM8等を中心に算術論理演算回路として構成
され、キーボード2等の外部装置の入出力信号をCPU
6の処理可能な信号に変換する入出力ポート9を備えて
いる。ROM7には、後述するかな漢字変換処理のプロ
グラムが格納される領域のほかに、この変換処理で使用
される辞書データが格納される領域7aが設けられてい
る。又、前記RAM8には、作成された文書が格納され
る領域8a、かな漢字変換処理に用いられる作業領域8
bが設けられている。
【0011】本実施例のROM7aに記憶されている辞
書データの一部を図2に示す。辞書データの各々のレコ
ードには、読み文字列、変換文字列、品詞情報のほかに
本実施例の特徴である読み変化フラグを設ける欄が用意
されている。すなわち、読み変化フラグには3種類あ
り、あらかじめ「あつ」→「あっ」、「かく」→「か
っ」のように読みの末尾の文字が促音化するものには読
み変化フラグの1が立てられ、「かいしゃ」→「がいし
ゃ」、「くち」→「ぐち」のように読みの先頭の文字が
濁音化するものには読み変化フラグの2が立てられ、
「はこ」→「ぱこ」のように読みの先頭の文字が半濁音
化するものには読み変化フラグ3が立てられている。
書データの一部を図2に示す。辞書データの各々のレコ
ードには、読み文字列、変換文字列、品詞情報のほかに
本実施例の特徴である読み変化フラグを設ける欄が用意
されている。すなわち、読み変化フラグには3種類あ
り、あらかじめ「あつ」→「あっ」、「かく」→「か
っ」のように読みの末尾の文字が促音化するものには読
み変化フラグの1が立てられ、「かいしゃ」→「がいし
ゃ」、「くち」→「ぐち」のように読みの先頭の文字が
濁音化するものには読み変化フラグの2が立てられ、
「はこ」→「ぱこ」のように読みの先頭の文字が半濁音
化するものには読み変化フラグ3が立てられている。
【0012】「圧」は「あっ」と読む場合があるので、
読み変化フラグ1が立っている。「会社」は「がいし
ゃ」と読む場合があるので、読み変化フラグ2が立って
いる。「各」は「かっ」と読む場合があるので、読み変
化フラグ1が立っている。「口」は「ぐち」と読む場合
があるので、読み変化フラグ2が立っている。「箱」は
「ばこ」と読む場合と「ぱこ」と読む場合とがあるの
で、読み変化フラグの2と3が共に立っている。
読み変化フラグ1が立っている。「会社」は「がいし
ゃ」と読む場合があるので、読み変化フラグ2が立って
いる。「各」は「かっ」と読む場合があるので、読み変
化フラグ1が立っている。「口」は「ぐち」と読む場合
があるので、読み変化フラグ2が立っている。「箱」は
「ばこ」と読む場合と「ぱこ」と読む場合とがあるの
で、読み変化フラグの2と3が共に立っている。
【0013】次に、本実施例のかな漢字変換処理を説明
する。本実施例のかな漢字変換はいわゆる最長一致法を
用いている。この最長一致法とは、入力された文字列と
対応する変換文字列について辞書中を検索し、対応する
変換文字列がないときには、入力文字列の区切り位置を
末尾から一字づつ先頭側にずらし、検索する文字列を短
くしながら対応する変換文字列を検索していく方法であ
る。本実施例では、上記変換文字列を検索する際に、読
み変化フラグにしたがって辞書に登録されている読みを
変化させた読みでも検索可能になっている点が従来と異
なる。
する。本実施例のかな漢字変換はいわゆる最長一致法を
用いている。この最長一致法とは、入力された文字列と
対応する変換文字列について辞書中を検索し、対応する
変換文字列がないときには、入力文字列の区切り位置を
末尾から一字づつ先頭側にずらし、検索する文字列を短
くしながら対応する変換文字列を検索していく方法であ
る。本実施例では、上記変換文字列を検索する際に、読
み変化フラグにしたがって辞書に登録されている読みを
変化させた読みでも検索可能になっている点が従来と異
なる。
【0014】図3の流れ図を用いて、電子制御装置5の
ROM7に記憶されている本実施例のかな漢字変換処理
について詳述する。本実施例のかな漢字変換処理は、キ
ーボードから文字が入力され、続いて、変換キーが入力
されることにより開始される。かな漢字変換処理が開始
されると、かな漢字変換のための初期設定を行う(S
1)。すなわち、検索文字列の全体長LLに入力された
読みの長さを設定し、検索先頭位置ポインタTLに0を
設定し、検索文字列の文字数カウンタLに前記LLの文
字数を設定する。
ROM7に記憶されている本実施例のかな漢字変換処理
について詳述する。本実施例のかな漢字変換処理は、キ
ーボードから文字が入力され、続いて、変換キーが入力
されることにより開始される。かな漢字変換処理が開始
されると、かな漢字変換のための初期設定を行う(S
1)。すなわち、検索文字列の全体長LLに入力された
読みの長さを設定し、検索先頭位置ポインタTLに0を
設定し、検索文字列の文字数カウンタLに前記LLの文
字数を設定する。
【0015】次に、処理が終了したか否かを判定する
(S2)。この判定は、検索先頭位置ポインタTL、文
字数カウンタLを用いて行う。即ち、TL=LLであれ
ば、変換文字列が読みの最後まで発見されたのであるか
ら本ルーチンを終了する。また一方、L=0であって
も、変換文字列を発見できなかったのであるから本ルー
チンを終了する。
(S2)。この判定は、検索先頭位置ポインタTL、文
字数カウンタLを用いて行う。即ち、TL=LLであれ
ば、変換文字列が読みの最後まで発見されたのであるか
ら本ルーチンを終了する。また一方、L=0であって
も、変換文字列を発見できなかったのであるから本ルー
チンを終了する。
【0016】次に、既に設定されたTL、及びLの検索
条件に基づいて、ROM中の辞書領域7a内に、検索文
字列と一致する読みの変換文字列がないかを検索する。
このとき、既に述べたように辞書中の各変換文字列の読
み変化フラグによって読みを変化させての検索もあわせ
て行なわれる。次に、該当する変換文字列が発見された
か否かを判定し(S4)、変換文字列が発見されなかっ
た場合には、文字列の分割位置を1つ先頭側にずらし、
即ち、検索文字列を1字短くしてS2に戻る(S5)。
条件に基づいて、ROM中の辞書領域7a内に、検索文
字列と一致する読みの変換文字列がないかを検索する。
このとき、既に述べたように辞書中の各変換文字列の読
み変化フラグによって読みを変化させての検索もあわせ
て行なわれる。次に、該当する変換文字列が発見された
か否かを判定し(S4)、変換文字列が発見されなかっ
た場合には、文字列の分割位置を1つ先頭側にずらし、
即ち、検索文字列を1字短くしてS2に戻る(S5)。
【0017】一方、変換文字列が発見された場合には、
この発見された変換文字列が適切なものであるか否かを
判定する(S6)。即ち、RAMの作業領域8bに既に
格納されている直前の単語との接続が文法的に正しいか
否かを判定する。この判定は、ROMの辞書領域7aに
格納されている変換文字列の品詞情報を用いて行う。文
法接続が不可と判断されると、変換文字列が発見できな
かったとしてS5に戻り、次の変換文字列を検索するよ
うにする。一方、文法接続に問題がなければ、この発見
された変換文字列をRAMの作業領域8b内の所定領域
に格納し(S7)、検索先頭位置ポインタTLを発見さ
れた単語の分だけ後ろにずらし、文字数カウンタLを再
設定して、S2に戻る(S8)。
この発見された変換文字列が適切なものであるか否かを
判定する(S6)。即ち、RAMの作業領域8bに既に
格納されている直前の単語との接続が文法的に正しいか
否かを判定する。この判定は、ROMの辞書領域7aに
格納されている変換文字列の品詞情報を用いて行う。文
法接続が不可と判断されると、変換文字列が発見できな
かったとしてS5に戻り、次の変換文字列を検索するよ
うにする。一方、文法接続に問題がなければ、この発見
された変換文字列をRAMの作業領域8b内の所定領域
に格納し(S7)、検索先頭位置ポインタTLを発見さ
れた単語の分だけ後ろにずらし、文字数カウンタLを再
設定して、S2に戻る(S8)。
【0018】本実施例によれば、例えば「あっぱく」と
入力すれば、「あっ」の読み文字列の漢字を検索する。
「圧」の読み文字列は「あつ」であるが、読み変化フラ
グ1が立っているので、「あっ」の読みも検索でき、
「圧」を検索することが可能である。
入力すれば、「あっ」の読み文字列の漢字を検索する。
「圧」の読み文字列は「あつ」であるが、読み変化フラ
グ1が立っているので、「あっ」の読みも検索でき、
「圧」を検索することが可能である。
【0019】本実施例では、促音化、濁音化、半濁音化
について説明したが、そのほかにも、長音化や「観音」
のように読みが前後で一体化する場合等にも利用でき
る。
について説明したが、そのほかにも、長音化や「観音」
のように読みが前後で一体化する場合等にも利用でき
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のかな漢字変換装置は、あらかじめ辞書に登録され
る単語あるいは単漢字に、その単語あるいは単漢字があ
る単語の一部としてかな漢字変換される際に読みが変わ
る場合にどのように変わるかという情報を持たせて登録
しておき、辞書を検索する際に上記情報にしたがって辞
書に登録された単語あるいは漢字の読みを変えて検索し
ながらかな漢字変換を行うようにしているので、辞書デ
ータをコンパクトにしたままで、コストアップすること
なく、また、不正確な読みの変化を行うことなく、単語
の読みの変化に正確に幅広く対応でき、かな漢字変換を
正確且つ速く行うことができる。
発明のかな漢字変換装置は、あらかじめ辞書に登録され
る単語あるいは単漢字に、その単語あるいは単漢字があ
る単語の一部としてかな漢字変換される際に読みが変わ
る場合にどのように変わるかという情報を持たせて登録
しておき、辞書を検索する際に上記情報にしたがって辞
書に登録された単語あるいは漢字の読みを変えて検索し
ながらかな漢字変換を行うようにしているので、辞書デ
ータをコンパクトにしたままで、コストアップすること
なく、また、不正確な読みの変化を行うことなく、単語
の読みの変化に正確に幅広く対応でき、かな漢字変換を
正確且つ速く行うことができる。
【図1】本発明の一実施例であるかな漢字変換装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の辞書データの内容を示す図
である。
である。
【図3】本発明の一実施例のかな漢字変換処理のフロー
チャートである。
チャートである。
1 かな漢字変換装置 2 キーボード 3 ディスプレイ 4 プリンタ 5 電子制御装置 6 CPU 7 ROM 7a 辞書データ 8 RAM 8a 文書領域 8b 作業領域
Claims (2)
- 【請求項1】 かなまたはローマ字等より成る読み文字
列を入力する入力手段と、前記入力手段により入力され
た読み文字列を漢字かな混じりの変換文字列に変換する
のに必要な変換情報を記憶する辞書記憶手段と、前記読
み文字列を前記辞書記憶手段を用いて前記変換文字列に
変換処理するかな漢字変換手段とを有するものにおい
て、 前記変換文字列が複数の漢字より成る単語である場合で
あって、該単語を構成する漢字の読みが、該単語の構成
により特定の変化をするものであるときに、前記辞書記
憶手段が前記単語を構成する漢字の読みの特定変化情報
を有し、 前記変換処理手段が前記特定変化情報に基づいて、前記
辞書記憶手段から前記単語を検索する手段を有すること
を特徴とするかな漢字変換装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載されるものにおいて、 前記特定変化情報が、かなの一文字を促音化する情報、
かなの一文字を濁音化する情報、かなの一文字を半濁音
とする情報のうちのいずれか一つ以上の情報を含むこと
を特徴とするかな漢字変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3230895A JPH05120259A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | かな漢字変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3230895A JPH05120259A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | かな漢字変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05120259A true JPH05120259A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=16914983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3230895A Pending JPH05120259A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | かな漢字変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05120259A (ja) |
-
1991
- 1991-08-19 JP JP3230895A patent/JPH05120259A/ja active Pending
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