JPH087747B2 - 仮名漢字相互変換装置 - Google Patents

仮名漢字相互変換装置

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JPH087747B2
JPH087747B2 JP61009669A JP966986A JPH087747B2 JP H087747 B2 JPH087747 B2 JP H087747B2 JP 61009669 A JP61009669 A JP 61009669A JP 966986 A JP966986 A JP 966986A JP H087747 B2 JPH087747 B2 JP H087747B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、日本語ワードプロセッサ等の文書処理機
能をもつ装置に於ける仮名漢字相互変換装置に関する。
〔従来の技術〕
日本語ワードプロセッサ等の文書処理装置を於いて、
従来では、仮名を漢字に変換する変換機構をもち、漢字
の読みを仮名で入力して仮名漢字変換を指定することに
より、上記変換機構より、変換対象となる読みに該当す
る漢字を得ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように従来では、仮名から漢字への変換は可能で
あったが、これとは逆に漢字から仮名への変換は不可能
であった。従って、例えば文書ファイルより或る文書を
呼出して漢字又は熟語の読みを出力したい場合、又は或
る特定種別の漢字を仮名に戻して出力したい場合等に於
いて、その変換が不可能であった。
この発明の課題は、仮名文字から漢字文字への変換を
行うことの指定、あるいは漢字文字から仮名文字への変
換を行うことの指定をすることなく自動的に仮名文字か
ら漢字文字への変換、あるいは漢字文字から仮名文字へ
の変換を行うことができるようにすることである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の手段は次の通りである。
文字指定手段は、表示画面上において変換対象文字を
指定する。
変換指定手段は、変換を指定する。
判別手段は、前記変換指定手段による指定がなされた
際、前記文字指定手段で指定した変換対象文字が漢字文
字であるか仮名文字であるかを判別する。
文字変換手段は、前記判別手段により変換対象文字が
仮名文字であることが判別された際、その仮名文字を漢
字文字に変換し、前記変換対象文字が漢字文字であるこ
とが判別された際、その漢字文字を仮名文字に逆変換す
る。
表示制御手段は、前記表示画面上で表示されている変
換対象文字に替えて前記文字変換手段で変換された漢字
文字あるいは逆変換された仮名文字を表示させる。
〔課題を解決するための手段の作用〕
この発明の手段の作用は次の通りである。
文字指定手段によって表示画面上において変換対象文
字を指定し、変換指定手段によって変換の指定がなされ
た際、前記文字指定手段で指定した変換対象文字が漢字
文字であるか仮名文字であるかが判別手段によって判別
される。また、文字変換手段は前記判別により変換対象
文字が仮名文字であることが判別された際、その仮名文
字を漢字文字に変換し、前記変換対象文字が漢字文字で
あることが判別された際、その漢字文字を仮名文字に逆
変換し、そして、表示制御手段によって表示画面上で表
示されている変換対象文字に替えて前記文字変換手段で
変換された漢字文字あるいは逆変換された仮名文字を表
示させる。
したがって、仮名文字から漢字文字への変換を行うこ
との指定、あるいは漢字文字から仮名文字への変換を行
うことの指定をすることなく自動的に仮名文字から漢字
文字への変換、あるいは漢字文字から仮名文字への変換
を行うことができる。
〔実施例〕
(1)実施例の構成 第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
図中、10は装置全体の制御並びに各種の文書処理を行
なうCPUであり、ここでは後述する変換キー操作に伴う
変換指定により、変換対象文字の文字種判別処理を実行
し、更にその判別結果に従い仮名漢字変換処理又は漢字
仮名変換処理を選択的に実行する。
11は文書入力のための仮名文字キー、更には各種のフ
ァンクションキーを備えた入力部であり、ここでは文字
変換のためのファンクションキーとして、仮名漢字変換
の際に候補漢字を選択するための「次候補」キー、仮名
・漢字相互の変換を指定する「変換」キー等が設けられ
る。
12乃至15はそれぞれ仮名・漢字の相互変換時に於いて
CPU10により参照される辞書・テーブル類である。この
うち、12は仮名漢字変換時に於いて変換対象仮名文字列
からその親文字(先頭漢字)を検索するための仮名索引
テーブル、13はこの仮名索引テーブル12で検索された親
文字に対する変換辞書内の領域ポインタアドレスを検索
するための漢字索引テーブル、14は親文字とその読みが
対応付されて格納された変換辞書メモリ、15は接頭語、
接尾語を含む助詞、助動詞等が格納された付属語辞書メ
モリである。
16は入力及び編集文書を表示する表示部であり、仮名
・漢字相互変換時に於いては変換対象文字列が明示され
るとともに、変換された文字又は文字列が表示される。
17は同文書を印刷出力する印字部である。
18は入力された又は編集対象となる文書情報を貯える
文書メモリである。19はキャラクタジェネレータ、及び
第2図に示すようなテーブル・辞書検索による仮名・漢
字相互変換処理を含む各種の制御プログラムが格納され
たROMである。
20はCPU10の作業用RAMであり、仮名・漢字相互変換処
理に関しては、親文字ポインタ、漢字ポインタ、読みが
なポインタ、漢字バッファ、読みがなバッファ、仮名索
引テーブルポインタ、更には図示しない仮名/漢字判定
フラグF等が設けられる。
第2図は上記実施例に於ける「変換」キー操作に伴う
仮名・漢字相互変換処理フローを示すフローチャートで
ある。
第3図は上記実施例に於ける変換処理動作を説明する
ためのテーブル及び辞書の索引順序とその具体的な文字
検索例を示す図である。
第4図(a)乃至(g)はそれぞれ上記実施例に於け
る各変換処理ステップ毎の文字表示例を示す図である。
(2)実施例の作用 [仮名から漢字への変換] 変換対象となる文字又は文字列を含む文書が表示部16
に表示され、その文書内の変換対象文字列がカーソルに
より指定された後、入力部11の「変換」キーが操作され
ると、CPU10の制御の下に第2図に示す変換処理が実行
される。
上記「変換」キーが操作されると、先ずカーソルで指
定された変換対象となる文字又は文字列が仮名であるか
漢字であるかが判別される(第2図ステップS1)。
ここで、変換対象文字が仮名であることが判定される
と、仮名−漢字変換処理に先立ち、作業用RAM20の仮名
/漢字判定フラグFに、仮名文字であることを表わす
“1"がセットされる(第2図ステップS2)。
そして変換対象となる上記仮名文字又は仮名文字列の
文字コードをもとに仮名索引テーブル12を索引し、変換
対象となる仮名で表わされた読みに対応する漢字の親文
字(先頭の漢字文字コード)を検索する(第2図ステッ
プS3)。
次に、上記仮名索引テーブル12より検索された親文字
をもとに漢字索引テーブル13を索引して、その親文字が
格納された変換辞書メモリ14上のアドレス(親文字アド
レス)を得る(第2図ステップS4)。
この親文字アドレスは作業用RAM20内の親文字ポイン
タに貯えられる。更にこれに伴って親文字に付随する漢
字が存在する際(即ち変換対象が熟語である際)は、そ
の付随する漢字のアドレスを指定する作業用RAM20内の
漢字ポインタに、初期アドレスとして、上記親文字に特
定の値を加えて得た、上記親文字とともに熟語を形成す
る最初の候補漢字の格納位置を示すアドレスがセットさ
れるとともに、その漢字の読みのアドレスを指定する読
みがなポインタに初期アドレスとして、上記漢字の最初
の読みの格納位置を示すアドレスがセットされる。
次に、上記親文字ポインタに貯えられた親文字アドレ
スに特定の値を加えて親文字の最初の読みを格納したア
ドレスが求められ、このアドレスと上記読みがなポイン
タに貯えられた読みのアドレスとをもとに変換辞書メモ
リ14が索引されて、親文字とこれに付随する漢字を含め
た読みがなが読出される(第2図ステップS5)。
この変換辞書メモリ14より読出された読みがなを上記
カーソルで指定された変換対象文字列(又は文字)と比
較照合する(第2図ステップS6)。
ここで、読みがなの一致がとれれば、変換辞書メモリ
14より、その各読みに対応する漢字(例えば熟語)とそ
の読みを読出し、それぞれ作業用RAM20内の漢字バッフ
ァ及び読みがなバッファに記憶した後、その変換処理内
容(即ち漢字(例えば熟語)とその読みがな)を表示部
16に表示する(第2図ステップS7,S8)。
又、上記変換辞書メモリ14より読出した読みがなと変
換対象文字列(又は文字)との比較照合(第2図ステッ
プS6)に於いて一致がとれない際は、作業用RAM20内の
読みがなポインタを更新し、その更新された読みがなで
再度変換対象文字列(又は文字)との比較照合を行なう
(第2図ステップS5,S6,S18,S19)。更にこの際、読み
がなポインタのアドレスが親文字に付随する漢字の読み
を一循したならば、作業用RAM20内の仮名索引テーブル
ポインタを更新し、次の親文字を対象に上記同様の比較
照合を行なう(第2図ステップS5,S6,S18,S19,S20)。
又、変換された漢字が表示された状態で「次候補」キ
ーが操作されると、仮名/漢字判定フラグFの内容から
仮名−漢字変換の変換モードであることが確認された
後、上記同様のポインタ更新、更にはその更新された読
みがなを対象とした上記同様の比較照合が行なわれる
(第2図ステップS5,S6,S17〜S20)。
このようにして、仮名入力された漢字の読みが順次漢
字に変換される。
この際の各テーブル及び辞書の索引手順を第3図に示
し、その索引例を第4図(a)乃至(c)に示してい
る。
[漢字から仮名への変換] 変換対象となる漢字混じり文が表示部16に表示され、
その文書内の変換対象となる漢字又は漢字文字列(例え
ば熟語)がカーソルにより指定された後、入力部11の
「変換」キーが操作されると、CPU10の制御の下に第2
図に示す変換処理が実行される。
上記「変換」キーが操作されると、先ずカーソルで指
定された変換対象となる文字又は文字列が仮名であるか
漢字であるかが判別される(第2図ステップS1)。
ここで、変換対象文字が漢字であることが判定される
と、漢字−仮名変換処理に先立ち、作業用ROM20の仮名
/漢字判定フラグFに、漢字文字であることを表わす
“0"がセットされる(第2図ステップS9)。
そして変換対象となる漢字文字列(例えば熟語)の親
文字を検索し、その検索した親文字をもとに漢字索引テ
ーブル13を索引して、その親文字が格納された変換辞書
メモリ14上のアドレス(親文字アドレス)を得る(第2
図ステップS10,S11)。
この親文字アドレスは作業用RAM20内の親文字ポイン
タに貯えられる。更にこれに伴って親文字に付随する漢
字が存在する際(即ち変換対象が熟語である際)は、そ
の付随する漢字のアドレスを指定する作業用RAM20内の
漢字ポインタに、初期アドレスとして、上記親文字に特
定の値を加えて得た、上記親文字とともに熟語を形成す
る最初の候補漢字の格納位置を示すアドレスがセットさ
れるとともに、その漢字の読みのアドレスを指定する読
みがなポインタに初期アドレスとして、上記漢字の最初
の読みの格納位置を示すアドレスがセットされる。
次に、上記親文字ポインタに貯えられた親文字アドレ
スと上記漢字ポインタに貯えられたアドレスとをもとに
変換辞書メモリ14が索引されて、該当する漢字(例えば
熟語)が読出される(第2図ステップS12)。
次にこの変換辞書メモリ14より読出された漢字(例え
ば熟語)が上記カーソルで指定された変換対象として指
定された漢字と比較照合される(第2図ステップS1
3)。
ここで、漢字の一致がとれれば、変換辞書メモリ14よ
り、その読みがなが読出され、作業用RAM20内の読みが
なバッファに記憶された後、表示部16に表示される(第
2図ステップS14,S8)。
又、上記変換辞書メモリ14より読出した漢字と変換対
象となる漢字との比較照合(第2図ステップS13)に於
いて一致がとれない際は、作業用RAM20内の漢字ポイン
タを更新し、その更新された漢字を対象に再度上記同様
の比較照合を行なう(第2図ステップS12〜S16)。
又、変換された仮名文字列に対して「次候補」キーが
操作された際は、仮名/漢字判定フラグFの内容から漢
字−仮名変換の変換モードであることが確認された後、
読みがなポインタが更新され、表示部16上の読みがなが
更新される(第2図ステップS17,S21,S14,S8)。
このようにして、指定された漢字が順次その読みに従
う仮名文字列に変換される。
この際の仮名から漢字へ、又、漢字から仮名への相互
変換操作例を第4図(a)乃至(g)に示している。
上述の如くして、仮名から漢字への変換、及び漢字か
ら仮名への変換を、それぞれ共通の「変換」キー操作に
より指定でき、通常の仮名−漢字変換のみならず、漢字
混じり文の任意の漢字を対象に漢字をその読みに対応し
た仮名に変換できる。
尚、上記した実施例に於いては、変換対象となる文字
又は文字列をカーソルで指定する手段を例に示したが、
これに限ることはなく、例えば表示ページ全体又は指定
された文書全体を変換対象として順次上記した変換処理
を行なうことも可能である。
〔発明の効果〕
この発明によれば、変換の指定がなされた際、その変
換対象文字が漢字文字であるか仮名文字であるかを判別
し、その判別結果に応じて仮名文字から漢字文字への変
換、あるいは漢字文字から仮名文字への変換を自動的に
選択できるようにしているため、仮名文字から漢字文字
への変換、あるいは漢字文字から仮名文字への変換とい
った別々の変換処理を1種類の変換手段による変換指定
のみで行うことができ、仮名文字から漢字文字への変
換、あるいは漢字文字から仮名文字への変換を行うため
に別々に変換指定をしなくとも良いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による構成を示すブロック
図、第2図は上記実施例の処理フローを示すフローチャ
ート、第3図は上記実施例に於ける変換処理動作を説明
するためのテーブル及び辞書の索引順序とその具体的な
文字検索例を示す図、第4図(a)乃至(g)はそれぞ
れ上記実施例に於ける各変換処理ステップ毎の文字表示
例を示す図である。 10……CPU、11……入力部、12……仮名索引テーブル、1
3……漢字索引テーブル、14……変換辞書メモリ、15…
…付属語辞書メモリ、16……表示部、17……印字部、18
……文書メモリ、19……ROM、20……作業用RAM。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画面上において変換対象文字を指定す
    る文字指定手段と、 変換を指定する変換指定手段と、 前記変換指定手段による指定がなされた際、前記文字指
    定手段で指定した変換対象文字が漢字文字であるか仮名
    文字であるかを判別する判別手段と、 前記判別手段により変換対象文字が仮名文字であること
    が判別された際、その仮名文字を漢字文字に変換し、前
    記変換対象文字が漢字文字であることが判別された際、
    その漢字文字を仮名文字に逆変換する文字変換手段と、 前記表示画面上で表示されている変換対象文字に替えて
    前記文字変換手段で変換された漢字文字あるいは逆変換
    された仮名文字を表示させる表示制御手段と、 を具備してなることを特徴とする仮名漢字相互変換装
    置。
JP61009669A 1986-01-20 1986-01-20 仮名漢字相互変換装置 Expired - Lifetime JPH087747B2 (ja)

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JPS62168263A JPS62168263A (ja) 1987-07-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816488B2 (ja) * 1979-12-26 1983-03-31 富士通株式会社 日本語文入力方式
JPS5692677A (en) * 1979-12-26 1981-07-27 Fujitsu Ltd Kanji (chinese character)/kana (japanese syllabary) converter

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