JP3273778B2 - 仮名漢字変換装置及び仮名漢字変換方法 - Google Patents

仮名漢字変換装置及び仮名漢字変換方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、仮名の状態で入力された文字列を仮名漢字
混じり列に変換する仮名漢字変換装置及び仮名漢字変換
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年仮名漢字変換装置は日本語を入力するために用い
られる装置として、日本語ワード・プロセッサを初めと
して各種の日本語処理装置に広く用いられている。仮名
漢字変換装置は、入力された仮名列を仮名漢字混じり列
に変換するために用いられる。例えば、次の仮名列「き
ょうのてんきははれです。」を入力すると、「今日の天
気は晴れです。」と変換を行うことができる。
【0003】 さらに、最近の仮名漢字変換装置には、単語辞書の中
に「単語がどの様な助詞の直後に用いられるか」という
ことを表す前接格助詞情報を記憶し、前接の文節の付属
語と自立語の前接格助詞情報を参照することにより同音
語の選択効率を上げることができるものもでてきた。例
えば、次の仮名列、「がっこうへいった」を入力し、変
換を行なうものとする。「いった」の部分に対する文節
の候補には「言った」「煎った」「行った」等がある
が、単語辞書には「行く」という単語が「へ」の直後に
使用されることが多いという前接格助詞情報が記憶され
ており、それを参照して、「学校へ行った」と、正しい
変換を行なうことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上説明した従来の仮名漢字変換装置
では、単に、直前の文節の文字面(以下、表層と称す
る)だけで単語辞書中の前接格助詞情報との比較を行な
うため、付属語列の中の本質的な格助詞(以下、深層格
と呼ぶ)を認識できず誤った変換結果を出力することが
ある。例えば、次の仮名列、「がっこうへもいった」を
入力し、変換を行なった場合「言った」「煎った」「行
った」のどれも「も」の直後で使用できるため、辞書内
の同音語順序、等により「学校へも言った」と、誤った
変換を行なうことがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、仮名データを入
力する入力手段と、入力手段より入力された仮名データ
を記憶する入力仮名列記憶手段と、仮名データを見出し
として、漢字表記、品詞情報、前接格助詞情報を記憶し
た辞書と、付属語の表記と深層格とを対応付けたテーブ
ルと、入力仮名列記憶手段に記憶された入力仮名文字列
を文節に分割して、文節中の付属語の深層格を、前記テ
ーブルを参照して判定する深層格判定手段と、付属語に
続く仮名データを漢字変換する場合、深層格判定手段に
よって判定された前接文節の付属語の深層格に基づい
て、当該深層格を前接格助詞としてとり得る漢字表記を
辞書から検索し、優先的に変換候補とする漢字変換手段
と、を備える。
【0006】
【作用】
上記構成により、漢字に変換しようとする文節の前接
文節における付属語の深層格に従って、当該深層格を前
接格助詞としてとり得る漢字表記を辞書から検索するの
で、文節間において意味のつながる変換を行うことがで
きる。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の一実施例における仮名漢字変換装置に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0008】 第1図は本発明の一実施例における仮名漢字変換装置
の機能ブロック図である。1は仮名列の入力および仮名
列から漢字仮名混じり列への変換指示の手段を有する入
力手段である。2は入力手段1より入力された仮名列を
記憶する入力仮名列記憶部である。3は単語の読みと漢
字表記と品詞情報と前接格助詞情報を記憶した単語辞書
である。4は与えられた付属語列から前接格助詞の深層
格を判定する格助詞深層格判定部であり、5は格助詞の
表層と深層格の対応関係を記憶した付属語テーブルであ
る。6は単語辞書3を検索して入力仮名列記憶部2に記
憶された仮名列を漢字仮名混じり列に変換し、その表記
を出力する仮名漢字変換制御部、7は仮名漢字変換制御
部6から出力された漢字仮名混じり列を記憶する出力候
補記憶部、8は出力候補記憶部7に記憶された漢字仮名
混じり列を表示する表示手段である。
【0009】 第2図は本実施例の仮名漢字変換装置の回路ブロック
図であり、9はキーボード、10は中央処理装置(以下、
CPUと略称する。)、11は陰極線管ディスプレイ(以
下、CRTディスプレイと略称する。)、12はリードオン
リーメモリ(以下、ROMと略称する。)、13はランダム
アクセスメモリ(以下、RAMと略称する。)である。
【0010】 第1図に示した入力手段1はキーボード9により、入
力仮名列記憶部2、出力候補記憶部7はRAM13により、
単語辞書3と格助詞の表層と深層格の付属語テーブル5
はROM12により、格助詞深層格判定部4はCPU10がROM12
およびRAM13とデータのやりとりを行いながらROM12に記
憶されたプログラムを実行することにより、仮名漢字変
換制御部7はROM12およびRAM13とデータのやりとりを行
いながらROM12に記憶されたプログラムを実行すること
により、表示手段9はCRTディスプレイ11により実現さ
れている。
【0011】 上記のように構成された本発明の一実施例における仮
名漢字変換装置について、以下この動作を第3図のフロ
ーチャートに基づき説明する。
【0012】 まず、ステップ(イ)で入力手段1から仮名列が入力
されると、その内容は入力仮名列記憶部2に格納され
る。たとえば、次の仮名列「がっこうへもいった」を入
力手段1より入力すると、入力仮名列記憶部2に格納さ
れる。さらに入力手段1より変換キーが入力されると、
ステップ(ロ)に進み、仮名漢字変換制御部6は単語辞
書3を検索しながら入力に対する文節の区切りを決定し
ていく。例文の場合では、仮名漢字変換制御部6が単語
辞書3を検索し、「がっこうへも/いった」と入力文を
文節単位に分解する。
【0013】 次にステップ(ハ)で、仮名漢字変換制御部6がいま
分解された各文節に対する候補に関して自立語の部分と
付属語の部分に分けて出力候補記憶部7に書き出す。第
4図(a)はステップ(ハ)の時点における出力候補記
憶部7の内容である。上の例では、文節が「がっこうへ
も」に対する自立語部分は「がっこう」、付属語列は
「へも」であり、文節「いった」に対する自立語部分は
「い」、付属語列は「った」である。以降は各文節の自
立語の表記を決定する処理である。ステップ(ニ)で
は、格助詞深層格判定部4が格助詞の表層と深層格の付
属語テーブル5を参照して、文節の付属語列から付属語
列の深層格を判断し、出力候補記憶部7に書き出す。上
の例では、「がっこうへも」という文節の付属語列「へ
も」に対する格助詞の深層格は「へ」であり、「いっ
た」に対する深層格は「NULL」である。
【0014】 第6図は格助詞の表層と深層格の付属語テーブル5の
内容、第4図(b)はステップ(ニ)における出力候補
記憶部7の内容である。ステップ(ホ)では、仮名漢字
変換制御部6が直前に文節があるかどうかを判断し、あ
ればステップ(ヘ)になければステップ(ト)に進む。
ステップ(ヘ)では、仮名漢字変換制御部6が出力候補
記憶部7に記憶された直前の文節における付属語列の深
層格と単語辞書3を参照して「いく」「いう」「いる」
という自立語の中で「へ」という深層格を前接格助詞と
してとり得る表記を探し、あればそれを第一候補とす
る。上の例では、「行く」という表記が前接格助詞
「へ」をとることが単語辞書3に記憶されているので、
文節「いった」に対する第1候補は「行った」に決定
し、ステップ(チ)に進む。第4図(c)は「いった」
に対する候補「行った」を決定した時点での出力候補記
憶部7の内容、第5図は単語辞書3の内容である。ステ
ップ(ト)では辞書内の順序等により第1候補を決定
し、出力候補記憶部7に書き出し、ステップ(チ)に進
む。ステップ(チ)では、仮名漢字変換制御部6がまだ
第1候補を決定していない文節が残っているかどうかを
判断し、残っていなければステップ(ホ)へ、なければ
ステップ(リ)に進む。ステップ(リ)では、出力候補
記憶部7の内容を表示手段8に表示して、第7図に示す
ような変換結果が得られる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では前接文節における付
属語列の深層格を認識することによって、当該深層格を
前接格助詞としてとり得る漢字表記を辞書から検索する
ので、より自然な漢字まじり列を出力でき、候補の選択
に要するユーザの負担を軽減し、効率的な文書入力を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における仮名漢字変換装置の機能ブロ
ック図
【図2】 本実施例の回路ブロック図
【図3】 本実施例での制御手順を示すフローチャート
【図4】 出力記憶部7の内容を示す図
【図5】 単語辞書の内容を示す図
【図6】 格助詞の表層と深層格の付属語テーブルの内容を示す図
【図7】 変換結果の漢字仮名混じり列の表示例を示す図
【符号の説明】
1……入力手段 2……入力仮名列記憶部 3……単語辞書 4……格助詞深層格判定部 5……格助詞の表層と深層の付属語テーブル 6……仮名漢字変換制御部 7……出力候補記憶部 8……表示手段 9……キーボード 10……CPU 11……CRTディスプレイ 12……ROM 13……RAM

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仮名データを入力する入力手段と、 前記入力手段より入力された仮名データを記憶する入力
    仮名列記憶手段と、 仮名データを見出しとして、漢字表記、品詞情報、前接
    格助詞情報を記憶した辞書と、 付属語の表記と深層格とを対応付けたテーブルと、 前記入力仮名列記憶手段に記憶された入力仮名文字列を
    文節に分割して、文節中の付属語の深層格を、前記テー
    ブルを参照して判定する深層格判定手段と、 付属語に続く仮名データを漢字変換する場合、前記深層
    格判定手段によって判定された前接文節の付属語の深層
    格に基づいて、当該深層格を前接格助詞としてとり得る
    漢字表記を前記辞書から検索し、優先的に変換候補とす
    る漢字変換手段と、を備えたことを特徴とする仮名漢字
    変換装置。
  2. 【請求項2】仮名データを見出しとして漢字表記、品詞
    情報、前接格助詞情報を記憶した辞書と、付属語の表記
    と深層格とを対応付けたテーブルとを有する記憶手段を
    用いて仮名漢字変換を行う仮名漢字変換方法であって、 入力された仮名データを文節に分割し、 分割した文節中の付属語の深層格を前記テーブルを参照
    して判定し、 付属語に続く仮名データを漢字変換する場合、前記判定
    結果である前接文節の付属語の深層格に基づいて、当該
    深層格を前接格助詞としてとり得る漢字表記を辞書から
    検索し、優先的に変換候補とすることを特徴とする仮名
    漢字変換方法。
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