JPH0128977B2 - - Google Patents

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JPH0128977B2
JPH0128977B2 JP58038544A JP3854483A JPH0128977B2 JP H0128977 B2 JPH0128977 B2 JP H0128977B2 JP 58038544 A JP58038544 A JP 58038544A JP 3854483 A JP3854483 A JP 3854483A JP H0128977 B2 JPH0128977 B2 JP H0128977B2
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kanji
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word
kana
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Masanori Morita
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Publication of JPH0128977B2 publication Critical patent/JPH0128977B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は発音を入力し漢字変換辞典を用いて漢
字かな混り日本文を得る日本文入力方式に関する
ものである。
従来、この種の日本文入力方式は、大別して二
種類あり、その一は「漢字かな指定方式」、その
二は「文節指定方式」と称せられるものである。
前者では「漢字はじまり」、「漢字おわり」、「か
なはじまり」、「変換」、「無変換」等のいわゆる区
切キーを漢字入力とかな入力との境目に打鍵入力
をする必要があり、この区切指定入力は操作者に
とつて誠に煩はしく、入力速度を低下させる大き
な要因であつた。
後者の文節指定方式は、漢字かなを合せた一つ
の文節毎に区切入力を打鍵するもので、例えば
「本日は区切晴天なり区切」とするものである。
この場合は前者に比較すれば操作者の負担の点で
はやや勝るが、矢張り、真に入力すべき文章の発
音以外の入力を行なはなければならないので、打
鍵時に餘分の負荷を操作者に課するものであつ
た。
本発明の目的は、上述の欠点をなくし、操作者
は入力すべき文章の発音のみを連続的に入力する
ことにより、打鍵数を減少させるのみならず、リ
ズミカルに高速入力を行うことが出来る日本文入
力方式を提供するものである。
本発明の方式は、漢字かな混り日本文の発音を
入力しその漢字発音を漢字変換辞典によつて漢字
に変換する日本文入力方式であつて、漢字発音入
力用キーとかな用入力キーとを別々に具備し、相
続く入力が前記漢字発音入力用キーによる入力か
ら前記かな用入力キーによる入力に変化するかま
たは前記かな用入力キーによる入力から前記漢字
発音入力用キーによる入力に変化する過渡変化を
検出する検出手段を設け、前記検出手段が前記か
な用入力キーによる入力から前記漢字発音入力用
キーによる入力に変化したことを検出した場合に
入力された漢字発音を前記漢字変換辞典を検索す
べき最初の漢字発音として決定しこれにより前記
漢字変換辞典に対する検索を開始し、前記検出手
段が前記漢字発音入力用キーによる入力から前記
かな入力用キーによる入力に変化したことを検出
した場合に入力された最後の漢字発音を前記漢字
変換辞典を検索すべき最後の漢字発音として決定
しこれにより得られた検索結果の自動選択より定
まる漢字表記を直ちに文章中に表示する。
次に図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図で
ある。
本実施例は、キーボード1、プロセツサ2(以
下CPU2)、読出し専用メモリ3(以下ROM
3)、ランダムアクセスメモリ4(以下RAM
4)、漢字発音単位バツフア5(以下KJBF5)、
ポインタフアイル6、漢字連続フラグ7
(KFLG)、テキストメモリ8、送りがなレジスタ
9、漢字変換辞典メモリ10およびデイスプレイ
部11を含む。
本実施例のキーボード1は、発音をローマ字で
表現して入力するものであり、K、S、T…等の
子音キーと、A、I、U…等の母音キーとがあ
り、母音を入力する場合には母音キーだけで、ま
た子音を入力する場合には子音キー入力に続く母
音キー入力との組合せで、それぞれ一発音単位を
構成し、こうして構成された一発音単位ずつ
CPU2に入力する。
このキーボード1の特徴の一つとして、母音キ
ーは漢字発音単位用の母音キーとかな発音単位用
の母音キーとが異なつており、操作者が漢字発音
を入力するときと、かな発音を入力するときとで
これらの母音キーを区別することにより、CPU
2に対して漢字発音単位の入力と、かな発音単位
の入力とを区別して入力できるようになつてい
る。
また、漢字発音に対する母音キーには、可
(KA)、奇(KI)、苦(KU)、家(KE)、固
(KO)、等に対する母音キーのA、I、U、E、
Oばかりでなく、開(KAi)、…、甲(KOu)等
に対する複合母音キーのAi、Ii、Uu、Ei、Ou
と、漢(KAn)、金(KIn)、君(KUn)…混
(KOn)、等に対する内音母音キーのAn、In、
Un、En、Onと、格(KAk)、菊(KIk)、…刻
(KOk)等に対するK型入声音母音キーのAk、
Ik、Uk、Ek、Okおよび活(KAt)、吉(KIt)
…骨(KOt)等に対するT型入声音母音キーの
At、It、Ut、Et、Otが具備されている。これら
の漢字母音キーを用いることにより、例えば上に
示したすべての漢字はそれぞれ子音と一つの母音
との組合せの一漢字発音単位として入力できる。
これらの漢字発音用母音キーのほかに、かな入
力用の母音キーとして〓、〓、〓、〓、〓が設け
られている。(これらの母音キーは片手で容易に
操作できるようにするため反対側の手の親指で操
作する母音シフトキーと組合せて上述の各種キー
の機能を発揮するようにしている。) このキーボード1の鍵盤配置の一例を第2図に
示す。
また、キーボード1には先入れ先出しのバツフ
ア(FIFO)が含まれており、CPU2に入力され
るべき漢字発音単位およびかな発音単位等の入力
情報は、このバツフアを介してCPU2に入力さ
れ、処理速度のバラツキに対する緩衝効果をもた
せている。
さて、操作者が漢字とかなとを上述の母音キー
により区別して、漢字かな混り日本文を発音に従
がつてつぎつぎに入力する場合の本実施例の動作
について以下に説明する。
前記ポインタフアイル6の中には、漢字発音単
位バツフア5(以後KJBF5)の格納位置を指示
する格納ポインタ(以後ポインタPL)が設けら
れていて(第3図参照)、初期設定において
KJBF5の先頭の格納位置を指示するようにリセ
ツトされている。
また、漢字連続フラグ7(以後KFLG)は、現
在漢字発音単位の入力が続いていることを指示す
るフラグであるが、初期設定においてリセツトさ
れている。
さて、キーボード1から、一発音単位がCPU
2に出力された場合について、第4図のフローチ
ヤートを参照して動作を説明する。
入力がない場合には、ステツプ(ア)において入力
待の状態にあるが、キーボード1のFIFOに発音
単位が現われると、CPU2は一発音単位を入力
する(ステツプ(イ))。ついで、入力された発音単
位が漢字発音単位か否かがチエツクされる(ステ
ツプ(ウ))。もし、現在の入力がかな発音単位であ
る場合には次にKFLGがセツトされているか否か
がチエツクされる(ステツプ(エ))。
KFLGがセツトされていない場合には、入力さ
れたかな発音単位は対応するかな文字コードに変
換されて、テキストメモリ8の現在の順番の格納
位置に格納される(ステツプ(オ))。そして再びス
テツプ(ア)に戻り、次の入力に対する入力待の状態
となる。
こうして、かな発音単位がつぎつぎに入力され
ているときには、新らしく入力があるごとに、ス
テツプ(ア)−(イ)−(ウ)−(エ)−(オ)の分枝を通つて入
力が
処理され、これにより、入力したかな発音単位は
対応するかな文字コードに変換されてテキストメ
モリ8につぎつぎに格納される。
さて、このような状態において、漢字発音単位
が最初に入力されると、ステツプ(ア)−(イ)−(ウ)を通
り、ステツプ(カ)においてKFLGがセツトされてい
るか否かチエツクされる。KFLGがセツトされて
いない場合(漢字発音単位の最初の入力の場合)
にはKFLGがセツトされ、ポインタPLがKJBF
5の先頭の格納位置を指示するようにリセツトさ
れて(ステツプ(キ))から、入力された漢字発音単
位がKJBF5のポインタPLの指示する格納位置
に格納される(ステツプ(ク))。
もし、KFLGがすでにセツトされている場合に
は、ステツプ(キ)の処理がバイパスされ、ステツプ
(ク)の処理により、入力された漢字発音単位は
KJBF5のポインタPLで指示される格納位置に
格納される。
こうして、新らしく漢字発音単位がKJBF5に
格納されると、それに対する漢字変換辞典検索処
理が行なわれる(ステツプ(ケ))。
この検索処理においては、ポインタPLで指示
される格納位置までのKJBF5に格納された漢字
発音単位が、RAM4のワークエーリヤに読出さ
れ、この読出された漢字発音単位の組合せに一致
する漢字変換辞典のインデクス(見出し)が見出
されるまで検索が進められる。
すなわち、第1番目の漢字発音単位が入力され
た場合には、この第1番目の漢字発音単位に一致
するインデスクが見出されるまで、漢字変換辞典
メモリ10中のインデクスメモリに対する検索が
進められ、一致するインデクスが見出されると、
ポインタフアイル6中のインデクスポインタ(以
後ポインタPX、第3図参照)がこの見出された
インデクスのアドレスを指示するように更新され
てこのステツプ(ケ)の処理を終る。
次のステツプ(コ)において、ポインタPLが
KJBF5の次の格納場所を指示するように更新さ
れてから次の入力を待つステツプ(ア)に戻る。
さて、第2番目の漢字発音単位の入力が生ずる
と、ステツプ(ア)−(イ)−(ウ)−(カ)を通つて(ク)に至
り、
入力された第2番目の漢字発音単位はKJBF5の
ポインタPLで指定される第2の格納場所に格納
された後、ステツプ(ケ)に至り、再び漢字変換
辞典検索処理(ケ)が行なわれる。
このときは、前回更新されたポインタPLの指
示するインデクスメモリの検索位置から検索が開
始され、ポインタPLの指示によりPAM4のワー
クエリヤに読出された第2番目までの漢字発音単
位の組合せに一致するインデクスが見出されるま
で、インデクスメモリの検索が進められる。これ
が見出されると、このインデクスを指示するよう
にポインタPXが更新され、次のステツプに進む。
こうして、新らしく漢字発音単位が入力される
ごとに(ア)−(イ)−(ウ)−(カ)−(ク)−(ケ)−(コ)
のステ
ツプを通つて漢字変換辞典検索処理が繰り返し行
なわれ、入力した漢字発音単位の組合せに一致す
るインデクスが検索される。
さて、このような状態のとき、かな発音単位が
入力されると、現在はKFLGがセツトされている
ため、ステツプ(ア)−(イ)−(ウ)−(エ)を通り、ステツ

(サ)に至り、ここでKFLGがリセツトされる。
ついでステツプ(シ)において、この入力したか
な発音単位が対応するかな文字コードに変換さ
れ、送りがなレジスタ9に格納され、ステツプ
(ス)に進み、ここで漢字語自動選択処理が行な
われる。
このステツプ(ス)においては、まず、漢字変
換辞典検索処理(ケ)において更新されたポイン
タPXの指示するインデクスのエントリを用いて、
漢字変換辞典メモリ10中の漢字文字コードメモ
リから、このインデクスに対応する漢字文字コー
ドグループを読出す処理が行なわれる。これによ
り、入力した漢字発音単位の組合せで指定される
発音をもつ漢字語の漢字文字コードが、そのすべ
ての同音異語を含めて、RAM4の中のワークエ
リヤに読出される。このステツプの処理において
はこの中の対応する文字コードの最初のものが、
操作者の選択を受けることなく自動的に選択さ
れ、テキストメモリ8の現在入力が進行中の格納
位置に格納され、このステツプの処理を終る。
ついで、ステツプ(セ)に進み、ここで、ステ
ツプ(シ)において送りがなレジスタ9に一時格
納された、最後に入力されたかな発音単位に対す
るかな文字コードが、テキストメモリ8の、上述
の漢字文字コードの次の格納位置に格納される。
これで漢字発音単位の終了にともなう処理が終
り、再びステツプ(ア)の入力待の状態に戻る。
以上の処理により、操作者が漢字かな混り日本
文をキーボード1を用いて発音に従つて入力する
だけで、テキストメモリ8の中には、対応する日
本文が文字コードに変換されてつぎつぎに格納さ
れるが、この中の漢字部分は自動的に漢字文字コ
ードに変換されて格納される。
こうしてテキストメモリ8に格納された漢字か
な混り日本文の文字コードは、デイスプレイ部1
1によりキヤラクタジエネレータを用いて対応す
る文字映像に変換され、予め定めた形式に従つて
表示される。
本実施例によると、操作者は、従来方式のよう
に漢字かなの区切りにわずらわされ左右交互打ち
のリズムを乱されることなく、発音通りに高速で
入力を続けることが可能であり、しかも、こうし
て入力された漢字発音は、入力とともにつぎつぎ
に漢字に自動変換され、漢字かな混り日本文とし
てデイスプレイ上に表示される。
勿論、同音異語のある漢字については、操作者
の意図に反して選択される漢字も現われるが、本
実施例のように入力の段階において漢字部分を最
初から漢字に変換して表示することにより、次に
述べる同音異語の誤りを訂正する選択モードにお
ける処理を非常に容易にできる。
すなわち、かなり高い割合の漢字語が、すでに
正しく変換されているために、それらに対して
は、操作者は単に、チエツクして選択対象を次の
漢字語に進めるだけでよく、また誤つている漢字
語も、漢字として文章中に表示されているため
に、意図した漢字語を容易に連想することが可能
で、それだけ選択操作を促進できる。
さて次に、本実施例の選択モードにおける処理
について説明する。
前述のようにして入力を進め、入力した文章が
適当な長さになつた時点において、操作者はキー
ボード1上にある選択キー(第2図には示してい
ない)を打鍵することにより選択モードに切替え
る。
このモードにおけるデイスプレイ部11の表示
は、第5図に示す如く、すでに入力した文章が漢
字かな混り日本文として表示され、現在の選択操
作の対象となる文章中の漢字語がブリンキングに
より表示される。
この漢字語に対応する入力した漢字発音単位の
組はの欄に表示され、現在選択されている漢字
語はの欄に表示される。またの欄の発音入力
に対応するこれ以外の同音異語は欄〜に表示
される。これらの文字は前述のようにして漢字文
字コードメモリから読出された同音異語のそれぞ
れの漢字文字コードを、デイスプレイ部11中に
あるRAM中のしかるべき格納位置に格納するこ
とにより、これらがキヤラクタジエネレータによ
り対応する漢字として表示されるものである。
もし、現在文章中に選択されている漢字語が操
作者の意図した語でなく、意図した漢字語が欄
〜のいずれかに存在する場合には、操作者は欄
〜に対して予め対応づけされているキーボー
ド1上の対応するキーを打鍵することにより、一
回の打鍵で希望する漢字語を選択して文章中の誤
まつて選択された語と入替えることができる。こ
の選択によつて漢字変換辞典メモリ10中にある
前記漢字文字コードメモリ中の、この同音異語に
対する格納順位が更新され、この結果、現在選択
された漢字語に対応する漢字文字コードがこの漢
字発音単位の組合せに対する同音異語の先頭に位
置するように変更される。
この結果、この選択以後、文章を入力する場合
には、この漢字発音入力に対する同音異語は現在
操作者により選択されたものが自動選択されるこ
とになり、それだけ自動選択の適中率を高めるこ
とができる。
なお、こうして意図した語が選択されると、操
作者はキーボード1上にある特定の前進キー
(OKキー、第2図には示されていない)を打鍵
するだけで、次の位置にある漢字語を選択処理対
象に選ぶことができる。これにより、対象として
選ばれた次の語がブリンキングにより示される
が、自動選択によりこの語がすでに正しく選択さ
れている場合には、操作者は直ちにOKキーを打
鍵するだけで次の漢字語の選択処理に進むことが
でき、かくして、希望する同音異語の選択を効率
的に進めることができる。
なお、この選択モードの表示においては、まだ
選択処理を受けていない漢字語はアンダーライン
を付加して示され、選択処理がすむごとにこのア
ンダーラインが消されてゆくようにしてさらに選
択処理を容易にしている。
さて、次に前述の第4図ステツプ(ケ)の漢字
変換辞典検索処理をさらに検討する。
この処理は以下のように進行する。
すなわち、漢字変換辞典メモリ10中の前記イ
ンデツクスメモリの検索に当り、まず、第1番目
の漢字発音単位が入力されると、これと一致する
インデクスが検索により見出され、そのインデク
スを指示するポインタPXが設定される。次に、
第2番目の漢字発音単位が入力されると、前記ポ
インタPXの指示するインデクスの位置からイン
デクスメモリの検索が開始され、すでに入力され
た第1番目の漢字発音単位と新たに入力された第
2番目の漢字発音単位との組合せに一致するイン
デクスが見出されるまでその検索が進められる。
この二つの入力発音単位の組合せに一致するイン
デクスが見出されるとポインタPXがこの新らし
く見出されたインデクスを指示するように更新さ
れる。かくして新らしく漢字発音単位が入力され
るごとに、インデクスメモリの前回設定されたポ
インタPXの指示するインデクスの位置から検索
が開始され、新たに入力された漢字発音単位を含
むこれまでに入力されたすべての漢字発音単位の
組合せに一致する新らしいインデクスが見出され
るまで検索が進められる。
このような検索方法をとることにより、つぎつ
ぎに間欠的に行なわれる各入力間のあき時間を有
効に利用し、しかも、新たに漢字発音単位が入力
されるごとにそれまでに得られた検索結果に今回
得られる検索結果を累積できるようにし、これに
より検索処理を効率化し、検索時間の短縮化をは
かつている。
さて、入力される漢字発音単位が、例えば、
「懸案解決」に対応するKEn An KAi KEtであ
つた場合に、漢字変換辞典メモリ10中のインデ
クスメモリの中に、これにすべて一致するような
インデクスが含まれていない場合も起り得る。
この場合には、上述のようにして検索が続けら
れると、KEn Anまでの漢字発音単位に一致する
インデクスが見出されるが、つぎの漢字発音単位
KAiが入力された場合に、すでに見出された
KEn Anに対するインデクスの位置から検索が始
められ、KEn An KAiに一致するインデクスを
見出そうとして検索が進められると、これに一致
するインデクスが見出だされることなく、すでに
一致が見出されているKEn Anの部分に対する一
致が失なわれてしまうようなインデクスの位置に
まで検索が到達する。
この時点で、このインデクスメモリの中には
KEn An KAiを含むようなインデクスを含まな
いことが明らかになるため、この点で検索を打切
ることもできるが、これ以後の処理として以下の
ような二通りの方法が考えられる。
最も簡単な方法は、入力される漢字発音単位に
すべて一致する漢字語がこの変換辞典に含まれて
いないことが明らかとなつたこの時点で、検索を
中止し、連続する漢字発音単位の入力が全部すん
だあとで、この部分を例えば??…で表示するよ
うに、テキストメモリ8の中に文字コード(?)
を格納することである。
もう一つの方法は最長一致法といわれるもの
で、本実施例にはこれを適用する。
すなわち、上述のようにしてKEn Anまでの検
索に成功し、次に漢字発音単位KAiが入力され、
KEn An KAiに対する検索が進めらるうちに、
すでに見出されたKEn Anの部分に対する一致が
失われ、これ以上検索を進めても無意味であるこ
とが検出されると、この新らしく入力された漢字
発音単位のKAiを除外し、前回までの、すでに一
致するインデクスが見出された漢字発音単位の組
合めKEn Anまでで、一つの漢字語が終了したと
見なされ、これに対して前述の第4図スの漢字語
自動選択処理が実行される。そして、次の漢字発
音単位KAiから新らしい漢字語の第1番目の漢字
発音単位が入力されたものとしてそれに対する処
理が開始される。
これにより、連続した漢字語に対する漢字発音
単位がつぎつぎに入力された場合には以下のよう
な処理になる。
入力される漢字発音単位の先頭から、発音単位
を一つずつ増してゆき、各段階の長さで、この発
音単位の組合せに一致する発音をもつ漢字語が漢
字変換辞典中に存在するか否かがチエツクされ、
存在する場合にはその中の最長の漢字発音単位の
組合せに対応する漢字語が選択される。次に、こ
うして選択された部分までの漢字発音単位が除か
れ、残りの漢字発音単位の部分から、前と全く同
様にして漢字変換辞典中に存在する中で最長の漢
字発音単位の組合せに対応する漢字語が選択され
る。こうして、連続して入力される漢字発音単位
は、それに対応する漢字語が漢字変換辞典中に存
在しないことが明らかになつた長さの一つ前の点
で自動的に区切られてゆき、区切られた各部分ご
との漢字発音単位に対応する漢字語が変換される
ことになる。
本実施例においては、この最長一致法の処理を
適用することにより、例えば、「情報処理学会全
国大会」なる連続語を入力するときも、途中で余
計な区切りキー等を用いずに発音通り入力するだ
けでよく、これにより入力速度の向上をはかつて
いる(勿論、あとの選択モードで同音選択の必要
が主ずる場合もある)。ただし接頭字が含まれる
連続語等で誤つた自動区切が行なわれる場合も生
ずるので、選択モードにおける同音選択で誤区切
を訂正できるようにしてある。
次に、本実施例の方式は、漢字発音単位が入力
された後に、かな発音単位が入力されると、前述
のように、前の漢字発音単位の部分が自動的に漢
字文字コード(漢字語)に変換されるようになつ
ている。この変換にあたつて、同音異語がある場
合に、これらの同音異語の中から一つの漢字語を
選択するのに、後続するかな発音単位(送りが
な)との間の日本語文法上における親和性を考慮
すると、この選択の適中率を高めることができ
る。
例えば、漢字発音単位が「KE」で、その後に
続くかな発音単位が「S〓」の場合に、漢字発音
単位「KE」に対応する同音異語の漢字語が、家、
毛、気、卦、消、がある中で、後続のかな「す」
に対して親和性を有するものは「消」だけである
ため、後続のかな文字として「す」が現われた場
合には、これらの「KE」の中から「消」が選択
されるようにしておくと100%の適中率を得るこ
とができる。このような「消」の後続かな文字に
対する親和性は「す」ばかりでなく、さ、し、
す、せ、そ、のいずれに対しても同様に有してい
るので、これらの後続かな文字が現われた場合に
は「消」が自動選択されるようにしておくことに
より同音異語選択の適中率を大いに高めることが
できる。
とくに本方式の場合には、前述のように後続の
かな発音単位の入力が済んでから、その前の漢字
発音単位に対する漢字語の自動選択が行なわれる
ようになつているので、この選択を行なうとき、
すでに得られている後続のかな一文字との間の親
和性を利用することはとくに好都合である。
本実施例ではこれを以下に示すように適用す
る。
漢字変換辞典メモリ10の中には漢字文字コー
ドメモリが含まれ、この中に各インデクスで指定
される発音に対する同音異語の各漢字表記が漢字
文字コードに変換されて格納されている。これら
の各漢字表記には日本語文法上の性質からそれぞ
れ定まつた属性が付与されている。この属性とし
ては、例えば、合う、会う等の合、会に与えるア
行系動詞とか、書く、欠く、等の書、欠に与える
か行系動詞とか、あるいは、赤いの赤に与える形
容詞、用意に与える体言といつたもので、後続か
な文字(送りがな)に対する親和性の相異から例
えば64レベルの異なる属性に分類される。従つ
て、漢字文字コードメモリに格納されている各漢
字文字コードの各々にはこの64レベルのいずれか
の属性レベルが与えられている。
一方、各属性レベルにはこれと親和性を有する
後続かな文字との関係が例えば第6図に示すよう
にすべて定められている(例えば同図より属性レ
ベル2に属する漢字語は後続かな文字か、き、
く、け、こに対して親和性をもつ)。
これを用いて同音異語の自動選択を行なうに
は、まず得られた後続かな文字(送りがなレジス
タ9に格納されたかな文字)から、この後続かな
文字に親和性を有する属性レベルを、予めROM
3またはRAM4に設けられた親和性テーブルを
参照することによつて決定し、つぎに入力漢字発
音単位により検索されたインデクスにより指定さ
れる各漢字文字コード(これらはインデクスで指
定される発音をもつ同音異語の集まりである)の
中に、この決定された属性レベルを有するものが
あるか否かをチエツクする。もし、この属性レベ
ルを有するものがなければ、先頭の同音異語を選
択する。もしこの属性レベルを有するものが一つ
だけある場合にはそれを選択する。また、もし、
二つ以上ある場合には前の選択の対象となつたも
のを使用する。また、得られた後続かな文字に親
和性を有する属性レベルが二つ以上あり、いずれ
の属性レベルにも選択の対象となる同音異語が存
在する場合には一番高い属性レベルの表記語を選
択する。
このような特定のアルゴリズムにより後続かな
文字との間の親和性を同音異語の選択に適用する
ことにより、大いに自動選択の適中率を向上でき
る。
とくに、これにより例えば「取らない」のよう
な一漢字発音単位の動詞を入力する場合にも、一
般によく行なわれているように、わざわざ「取
る」という終止形になおして「トルらない」とい
つた不自然な入力をする必要がなく、発音通りに
「トらない」と入力して正しい選択が得られるよ
うになる。
以上は本発明の一実施例を示したもので本発明
はこれに制限されるものではない。
例えば第4図に示したフローチヤートによる処
理も単なる一実施例であり、例えばキーボード1
からの出力を割込みレベルで処理するようにする
こともできる。
また第1図に示した漢字発音バツフア5
(KJBF5)、ポインタフアイル6、漢字連続フラ
グ(KFLG)、送りがなレジスタ9、テキストメ
モリ8等はRAM4の領域中に設定することもで
きる。
漢字変換辞典メモリ10は読書き可能なランダ
ムアクセスメモリを用い(RAM4内の領域を用
いてもよい)初期設定時にデイスク(例えばフロ
ツピイデイスク)等の外部記憶(図示せず)から
ロードするようにすればよい。あるいは一部を
ROMを用いて構成することもできる。
以上述べたように、本発明によると漢字かな混
り日本文を入力する場合に、操作者が入力すべき
文章の発音に従つて入力するだけでよく、「漢字
はじまり」「かなはじまり」「変換」「無変換」あ
るいは「区切」等の文章中にない余計な煩わしい
キー入力を必要としない日本文入力方式を提供で
きる。
これにより漢字かな混り日本文のリズミカルな
高速入力が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図は本実施で用いるキーボードの鍵盤配置の
一例を示す図、第3図は本実施例のポインタフア
イルの構成を示す図、第4図は本実施例の動作を
説明するためのフローチヤート、第5図は本実施
例のデイスプレイ部の表示を説明するための図お
よび第6図は親和性テーブルを説明するための図
である。 図において、1……キーボード、2……プロセ
ツサ(CPU)、3……読出し専用メモリ
(ROM)、4……ランダムアクセスメモリ
(RAM)、5……漢字発音単位バツフア
(KJBF)、6……ポインタフアイル、7……漢字
連続フラグ、8……テキストメモリ、9……送り
がなレジスタ、10……漢字変換辞典メモリ、1
1……デイスプレイ部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 漢字かな混り日本文の発音を入力しその漢字
    発音を漢字変換辞典によつて漢字に変換する日本
    文入力方式において、 漢字発音入力用キーとかな用入力キーとを別々
    に具備し、 相続く入力が前記漢字発音入力用キーによる入
    力から前記かな用入力キーによる入力に変化する
    かまたは前記かな用入力キーによる入力から前記
    漢字発音入力用キーによる入力に変化する過渡変
    化を検出する検出手段を設け、 前記検出手段が前記かな用入力キーによる入力
    から前記漢字発音入力用キーによる入力に変化し
    たことを検出した場合に入力された漢字発音を前
    記漢字変換辞典を検索すべき最初の漢字発音とし
    て決定しこれにより前記漢字変換辞典に対する検
    索を開始し、 前記検出手段が前記漢字発音入力用キーによる
    入力から前記かな入力用キーによる入力に変化し
    たことを検出した場合に入力された最後の漢字発
    音を前記漢字変換辞典を検索すべき最後の漢字発
    音として決定しこれにより得られた検索結果の自
    動選択より定まる漢字表記を直ちに文章中に表示
    するようにしたことを特徴とする日本文入力方
    式。 2 前記漢字変換辞典を検索すべき最後の漢字発
    音の決定に応答して、決定された漢字発音に対す
    る検索結果の漢字語(漢字または漢字熟語)が唯
    一に決定されたときには該漢字語を、複数個存在
    するときには予め定めた優先指定に従つて漢字語
    を選択し、これを発音入力に従つた漢字かな混り
    日本文中に表示し、操作者の希望する任意の長さ
    の日本文を入力した後に表示中の既入力日本文に
    含まれる漢字語中で希望する漢字語と一致しない
    同音字語(同音字または同音語)の選択を一括し
    て行ないかくして選択された漢字語に前記優先指
    定を更新するようにしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の日本語入力方式。 3 入力された漢字発音が複数個の漢字語の連続
    した組合せ文字列に対するものであるときに、入
    力された前記漢字発音の区切り場所を初めから一
    音ずつ増加しつつ前記漢字変換辞典を検索し前記
    漢字変換辞典中に収録された漢字語のうちで最長
    の漢字発音に対応するものを採用し、入力された
    漢字発音列から前記採用された漢字語に対する漢
    字発音を除外した残りの漢字発音入力に対し上記
    の処理を繰り返すことにより、連続組合せ漢字文
    字列に対する自動区切り検索を行なうようにした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の日
    本文入力方式。 4 前記漢字変換辞典の中の各漢字語の漢字表記
    に対して、それぞれの漢字語に就いて特定の送り
    がなに対する親和性を示す属性を付記しておき、
    前記辞典の検索結果の漢字語が複数個存在すると
    きに各候補漢字語に付記された前記属性を参照し
    後続送りがなに対する親和性のより高い漢字語の
    自動選択を行なうようにしたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の日本文入力方式。
JP58038544A 1983-03-09 1983-03-09 日本文入力方式 Granted JPS59163629A (ja)

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JP58038544A JPS59163629A (ja) 1983-03-09 1983-03-09 日本文入力方式

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JPS59163629A JPS59163629A (ja) 1984-09-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62209658A (ja) * 1986-03-10 1987-09-14 Nec Corp 日本語入力方式

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58203545A (ja) * 1982-05-21 1983-11-28 Nec Corp 日本語入力装置

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JPS58203545A (ja) * 1982-05-21 1983-11-28 Nec Corp 日本語入力装置

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