JPH05119487A - 環状塗布装置 - Google Patents

環状塗布装置

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Publication number
JPH05119487A
JPH05119487A JP28300491A JP28300491A JPH05119487A JP H05119487 A JPH05119487 A JP H05119487A JP 28300491 A JP28300491 A JP 28300491A JP 28300491 A JP28300491 A JP 28300491A JP H05119487 A JPH05119487 A JP H05119487A
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JP
Japan
Prior art keywords
slit
coating
coating liquid
liquid
annular
Prior art date
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Pending
Application number
JP28300491A
Other languages
English (en)
Inventor
Nakaya Nakano
中也 中野
Hitoshi Mitsutake
均 三竹
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/007Slide-hopper coaters, i.e. apparatus in which the liquid or other fluent material flows freely on an inclined surface before contacting the work

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 長手方向に移動する被塗布体の周囲を環状に
取り囲み、その内部に環状の液溜まり室と、この液溜ま
りに対して外部から塗布液を供給する供給口と前記液溜
まり室の内方に開口するスリットを有する環状塗布装置
において、前記スリットの間隙調整機構を有することを
特徴とする環状塗布装置により達成。 【効果】 環状塗布におけるスライドホッパーあるいは
押し出し塗布装置のスリット間隙精度を向上し、塗布膜
厚精度の優れた環状塗布装置の提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環状塗布装置に関し、
詳しくはスリット間隙調整機構を有する環状塗布装置に
関する。
【0002】
【発明の背景】塗布装置には種々な形式のものが知られ
ているが、例えば電子写真用感光体は、アルミニウム製
などの中空ドラムタイプのものと、アルミニウムなどの
金属を蒸着したポリエステルなどのプラスチックシート
のシームレスベルトタイプのものがあり、中空ドラムタ
イプの場合、その外面上に感光液を塗布し、電子写真感
光体を製造するための塗布方法としては、スプレー塗布
法、浸漬塗布法、ブレード塗布法、ロール塗布法及びス
ライドホッパー塗布法などが知られている。
【0003】しかし、スプレー塗布法では、スプレーガ
ンより噴出した感光液が被塗布物の外面上に到達する前
に溶剤が蒸発するために、乾燥固化した粒子が表面に付
着し、平滑性のよい塗布表面が得られずかつ膜厚の制御
も難しい。またブレード塗布法及びロール塗布法は、塗
布液の粘性により均一な塗膜が得られない欠点がある。
さらに浸漬塗布法は、上記の塗布表面の平滑性、塗布膜
の均一性の難点については改良されるが、膜厚の制御が
塗布液の物性と塗布速度に支配されるために、塗布液の
調整が非常に重要になるが、この調整は実際的に著しく
困難であり、また塗布速度も遅く、生産性が悪いという
欠点がある。
【0004】この点、例えばスライドホッパー型環状塗
布装置を用いると、生産性が高く、かつ膜厚制御が容易
となるなど種々の利点がある。
【0005】しかしながら、スライドホッパー塗布法あ
るいは押し出し塗布法においては、スリットから所定の
圧力でスライド面を介してあるいは直接、被塗布面に塗
布液が送られ塗布されるのであるが、この際、スリット
の間隙精度が塗布膜厚の精度に直に影響するという問題
がある。
【0006】従来、スリット間隙精度は専ら塗布装置の
加工精度の向上に頼っていたが、環状の装置の場合、そ
の加工は難しく、数ミクロンオーダーの精度向上は非常
に困難であった。
【0007】
【発明の目的】上記のような問題に対し本発明の目的
は、環状塗布におけるスライドホッパーあるいは押し出
し塗布装置のスリット間隙精度を向上し、塗布膜厚精度
の優れた環状塗布装置を提供することにある。
【0008】
【発明の構成】本発明の上記目的は、長手方向に移動す
る被塗布体の周囲を環状に取り囲み、その内部に環状の
液溜まり室と、この液溜まり室に対して外部から塗布液
を供給する供給口と前記液溜まり室の内方に開口するス
リットを有する環状塗布装置において、前記スリットの
間隙調整機構を有することを特徴とする環状塗布装置に
より達成される。
【0009】以下、本発明について具体的に説明する。
【0010】図1は本発明に用いられるスライドホッパ
ー型環状塗布装置の1例を示す断面図である。外周円筒
形の被塗布体、例えば中空ドラム1を連続的にその長手
方向(矢印方向)に上昇移動させる過程において、その
周囲を取り囲み、中空ドラム1の外周面に対して塗布ヘ
ッド10により塗布液Lが塗布される。尚対象の被塗布物
としては中空ドラムの他、シームレスベルト型の被塗布
物でもよい。
【0011】前記塗布ヘッド10には、中空ドラム1側に
開口する塗布液流出口11を有する幅狭の塗布液スリット
12が水平方向に形成されている。このスリット12は塗布
液溜まり室13に連通し、塗布液槽4内の塗布液Lを圧送
ポンプ5により供給パイプ14を介して供給するようにな
っている。
【0012】他方、スリット12の塗布液流出口11の下側
には連続して下すぼまりに傾斜し、中空ドラム1の外寸
よりやや大なる寸法で終端をなすように形成された塗布
液スライド面15が形成されている。さらに、この塗布液
スライド面15終端より下方に伸びる唇状部16が形成され
ている。唇状部16の下方には、これに連なる減圧室17が
形成され、減圧ポンプにつらなっている。減圧室17を減
圧すると、唇状部16の塗布液を確実に導くことができ塗
布性が良好となる。
【0013】このような塗布装置において、中空ドラム
1を引き上げる過程で塗布液Lをスリット12から押し出
し、液スライド面15に沿って流下させると、唇状部16に
至った塗布液は、その唇状部16と中空ドラム1外面との
クリアランスに相当する厚みをもって中空ドラム1の外
面に塗布される。
【0014】このような塗布液を押し出す型の塗布装置
においては塗布液量は供給液量により定まる。したがっ
てスリット12の間隙精度が悪いと間隙の広いところは膜
厚が厚く、狭いところは薄くなり、膜厚精度が悪くな
る。
【0015】図2は本発明に係るスリット間隙調整装置
の1例を示す断面図である。
【0016】同図において、スリットの上側は、5〜10
mm程度の厚さの間隙調整片18(以下、単に調整片とい
う)により構成され、この調整片18はネジ19その他の方
法により塗布装置本体に固定され、スリット間隙はこの
調整片18を調節ネジ20で圧し下げることによりスリット
間隙12を調整する。
【0017】これにより環状に塗布される膜厚を修正
し、膜厚分布を均一にするのである。
【0018】このような環状塗布装置の使用例としては
電子写真用感光体製造の例が挙げられる。その場合例え
ば、感光液としては、酸化亜鉛や硫化カドミウム等の無
機感光材料、ポリビニルカルバゾールとトリニトロフル
オレン等の有機感光材料を高分子バインダーに分散させ
たものなどを用いることができる。また、近年、高感度
化、耐久性向上のために、電荷発生層と電荷輸送層を積
層した機能分離型感光層を製造することに用いることも
できる。感光体が複数層により形成される場合には、前
記の環状塗布装置の上方にさらに異なる塗布液を塗布す
るための別の1種または2種以上の環状塗布装置も配設
できる。感光体は下引層や電気発生層を有する場合もあ
る。したがって、本発明が対象とする塗布液としては感
光材料自体のほか、感光体を製造しうる際に関連する塗
布液にも適用することができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明の効果を例証す
る。
【0020】実施例1 120φのアルミニウム管と200μmの間隙をもって該アル
ミニウム管円周上に配置した塗布装置において、モノク
ロルベンゼン100mlにポリビニルカルバゾール10g、ポリ
カーボネート1.5gを溶解した粘度450cpの液を塗布速度
0.18m/minで、大気圧より水柱で15mm低い減圧室の内圧
のもとで液層膜厚70μmになるように塗布した。
【0021】調整機構のない塗布装置においては部分的
な膜厚変動があり、円周方向で約4μm程度の膜厚むら
が認められた。これに対して間隙調整装置を有する本発
明の塗布装置によりスリット間隙の調整を行った結果、
膜厚変動を0.5μm以下に抑えることができた。
【0022】
【発明の効果】本発明により、 環状塗布におけるスラ
イドホッパーあるいは押し出し塗布装置のスリット間隙
精度を向上し、塗布膜厚精度の優れた環状塗布装置を提
供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】環状塗布装置の断面図
【図2】スリット間隙調整装置の説明断面図
【符号の説明】
1 中空ドラム 4 塗布液槽 5 圧送ポンプ 10 塗布ヘッド 11 塗布液流出口 12 スリット 13 塗布液溜まり室 14 供給パイプ 15 スライド面 16 唇状部 17 減圧室 18 間隙調整片 19 ネジ 20 調節ネジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に移動する被塗布体の周囲を環
    状に取り囲み、その内部に環状の液溜まり室と、この液
    溜まり室に対して外部から塗布液を供給する供給口と前
    記液溜まり室の内方に開口するスリットを有する環状塗
    布装置において、前記スリットの間隙調整機構を有する
    ことを特徴とする環状塗布装置。
JP28300491A 1991-10-29 1991-10-29 環状塗布装置 Pending JPH05119487A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28300491A JPH05119487A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 環状塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP28300491A JPH05119487A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 環状塗布装置

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JPH05119487A true JPH05119487A (ja) 1993-05-18

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ID=17659979

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JP28300491A Pending JPH05119487A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 環状塗布装置

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