JP2811221B2 - 感光ドラムの位置決め装置 - Google Patents

感光ドラムの位置決め装置

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武志 田中
和之 清水
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、円筒ドラムに感光液を塗布することによっ
て電子写真感光体を製造する際にその円筒ドラムの位置
決めを図る装置に関する。
〔従来の技術〕
電子写真装置で使用される感光体である有機光導電体
感光ドラムの製造においては、円筒形状のドラムに感光
性の塗布液を塗布する。その塗布に当たっては、円筒ド
ラムの周囲にスライドホッパーを所定位置に位置決め
し、両者間のクリアランスを周方向に関して一定に保持
する調整作業が必要となる。その場合、所要の塗布層厚
はきわめて薄いため、円筒ドラムが0.1mmずれても周方
向に関し、全体としてみれば塗膜層の膜厚の大きな偏差
要因となる。
かかる塗膜層の膜厚偏差があると、円筒ドラムの周方
向で帯電量の変化、感度の不均一、残留電位の変化等の
各種不具合が生じることは周知の事実である。したがっ
て、円筒ドラムの正確な位置決めが極めて重要となる。
従来、この種のドラムの位置決め装置としては、たと
えば特開昭60−50537号公報に記載のように、、支持部
材に回転自在に設けた位置規制コロをドラムの外周囲に
接触させて設けたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種の従来装置は、位置規制コロを
直接ドラムに対して接触させながら位置決めするもので
あるので、ドラムに傷がついてしまうという難点があっ
た。ドラムに傷がつくと、電子写真特性が悪化すること
は周知である。
そこで、ドラムの位置決めにあたり、本発明者らは、
たとえばエアを吹き付けて位置決めを行うようにする
と、ドラムの傷付きが防止でき、きわめて有効であるこ
とを知見した。
しかるに、第6図のように、ドラム1を順次繋ぎ合わ
せて移動させる過程で塗布ヘッド2から感光液Lを塗布
する場合、水平方向配置のエア吹付ノズル3からのエア
圧によりドラム1の位置決めを行う際に、吹出させたエ
アが一旦ドラム1外面に当たった後、一部は上昇して塗
布ヘッド2側に流れ、塗布ヘッド2とドラム1外面との
間隙を抜けて上方に抜けることがある。この場合には、
感光液Lのいわゆる横段むらや液切れなどの塗布むらや
塗布不良となり、円滑な塗布が行われない結果をもたら
す。
そこで本発明の主たる課題は、ドラムに傷を付けない
でドラムの位置決めを行うとともに、塗布ヘッドでの塗
布に対しての影響を排除することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、感光ドラム製造に当たり、その円筒ドラ
ムの外周面にこれを取り囲んでその外周面に塗布液を塗
布ヘッドから塗布する際にドラムの位置決めを行う装置
であって; 円筒ドラムの未塗布位置または塗布液の塗布済位置に
おいて、吐出口から流体を吹き付けてその流体圧により
円筒ドラムの位置決めを行う吹付手段を設け、かつその
吐出口と塗布ヘッドとの間に、流体吐出流の吐出口から
塗布ヘッドへの移行を防止する遮断壁を設けたことで解
決される。
〔作 用〕
本発明では、その外周面に対して流体を吹き付けてそ
の流体圧により円筒ドラムの位置決めを行う。すなわ
ち、ドラムの周囲から流体、たとえばエアを吹き付ける
と、その吹付圧力により、ドラムの位置が中立化し、も
ってドラムが所定位置に位置決めを図ることができる。
しかも、ドラムに機械的接触することがないから、ド
ラムに傷を付けることを防止できる。
他方、吹付手段の吐出口からの流体吐出流が塗布ヘッ
ドに向かうことを阻止する遮断壁を設けてあるので、塗
布ヘッドからの塗布の際の塗布不良を防止できる。
〔実施例〕 以下本発明を実施例によってさらに詳説する。
第1図および第2図は第1実施例を示したもので、1
はたとえば中空円筒形等のドラムで、図示しない搬送手
段たとえばドラムの底面をシリンダーなどにより上昇さ
せる、あるいは適宜の把持手段により交互把持すること
により、連続的に上昇するようになっている。
2はこのドラム1の外周面に感光液を塗布するための
環状塗布ヘッドで、対地固定に設置され、かつドラム1
の上昇過程で、内面側に開口した流出口から感光液を連
続的に吐出させることにより塗布するものである。
本発明に用いられる塗布手段としての塗布ヘッドとし
ては、ドラム1の外面にこれを取り囲んで配置されドラ
ム1の外面に塗布液を塗布する基本的構成を有していれ
ば、特開昭58−189061号、特開昭60−50537号などに開
示されたものなどを適宜採用できる。
この例を第5図に示した。この塗布ヘッド2はスライ
ドホッパー型塗布ヘッドである。
これを説明すると、塗布ヘッド2には、ドラム1側に
開口する塗布液流出口21を有する幅狭の塗布液分配スリ
ット22が水平方向に形成されている。このスリット22は
液溜ヘッダ23に連通し、この液溜ヘッダ23には感光液L
を圧送ポンプ(図示せず)により供給するようになって
いる。
他方、スリット22の塗布液流出口21の下側には、連続
して下窄まりに傾斜しドラム1の外寸よりやや大なる寸
法で終端をなすように液スライド面25が形成され、さら
に、この液スライド面25の終端より下方に延びて唇状部
26が形成されている。
かかる塗布ヘッド2を用いる場合、ドラム1を引き上
げる過程で、感光液Lをスリット22および塗布液流出口
21から押出し、液スライド面25に沿って流下させる。唇
状部26に到った感光液Lは、ほぼ唇状部26とドラム1と
のクリアランスに相当する厚みをもってドラム1の外面
に塗布される。
この種の塗布ヘッド2に対して、ドラム1を同軸的に
供給するために、流体圧を利用した位置決め吹付手段が
設けられる。
第1図および第2図に示す第1実施例では、エアを吹
き付ける吹付ノズル3が、周方向に等間隔で3つ、した
がって120度の間隔をもって水平に配設されている。
また、各ノズル3には、コンプレッサー4からの高圧
エアが供給されるようになっており、各ノズル3の吐出
口から均一の吐出量および圧力をもってドラム1の外周
面に向かって高速で吹き付けられる。その結果、ドラム
1はその軸心が、塗布ヘッド2の中心軸に対して同一に
位置決めされる。したがって、塗布ヘッド1からの感光
液はドラム1の外周面に均一な塗布膜厚をもって塗布さ
れるようになる。
しかるに、その際各ノズル3からの吐出エアが塗布ヘ
ッド2側に向かい、塗布不良の要因となる。そこで、本
発明では、第1図のように、たとえばリング状の遮断壁
5がその内壁をドラム1外周面に近接させて配設され
る。この遮断壁5の設置により、図示のように、エアの
塗布ヘッド2への移行を防止できる。
なお、ノズル3の周方向の数は複数であれば限定され
ない。
第3図はリング状ノズル3Aに連続スリット3aをドラム
1側に開口させたものである。
本発明において、ドラム1の軸方向に2つまたはそれ
以上の数の前記例のノズルを配設することができる。こ
の場合においては、各ノズルによりドラム1との離間距
離が均一化されるので、結果的にドラム1の傾斜移動を
防止できる。
一方、ノズル3の配設位置としては、塗布ヘッド2の
下方のみにノズル3を一つまたは複数設けることなく、
あるノズルまたは全てのノズルを塗布ヘッド2の上方に
設けてもよい。第4図の例では、塗布ヘッド2の下方お
よび上方にノズル3、3を設けるとともに、対応して遮
断壁5、5を設けた例である。
本発明において、吹付流体としては、エアの外、他の
気体でもよく、さらに液体たとえば水なども用いること
ができる。
本発明は、前述のように、電子写真感光体を製造する
際の塗布装置としてきわめて有効である。この場合の感
光液としては、酸化亜鉛や硫化カドミウム等の無機感光
材料、ポリビニルカルバゾールとトリニトロフルオレン
等の有機感光材料を高分子バインダーに分散させたもの
などを用いることができる。また近年、高感度化、耐久
性向上のために、電荷発生層と電荷輸送層を積層した機
能分離型感光層も用いることができる。
たとえば電荷発生層はアゾ顔料、キノン顔料、ペリレ
ン顔料、フタロシアニン顔料、アンスアンスロン顔料等
をポリカーボネートなどの高分子バインダーに分散し、
電荷輸送層は多環芳香族化合物、含窒素環式化合物等を
高分子バインダーに分散して得ることがでる。電荷発生
層の厚さは、0.01〜10μm好ましくは0.05〜5μmであ
り、電荷輸送層の厚さは好ましくは5〜30μmである。
感光液の粘度は0.5〜700cpの範囲で、好ましくは1〜50
0cpの範囲である。
また、電子写真用の中空ドラムとしては、アルミニウ
ム、ステンレス、導電層が形成されたプラスチック等が
ある。また、先に下引き層や電荷発生層を形成しておい
たものでもよい。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明装置によれば、ドラムに傷を付け
ないでドラムの位置決めを行うとともに、塗布ヘッドで
の塗布に対しての影響を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の概略縦断面図、第2図はその平面
図、第3図および第4図は他の例の概略縦断面図、第5
図は塗布ヘッド例の縦断面図、第6図は遮断壁を設けな
い場合の吐出流の塗布層に対する影響の説明図である。 1……円筒ドラム、2……塗布ヘッド、3、3A……吹付
ノズル、3a……スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 和之 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 5/05

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光ドラム製造に当たり、その円筒ドラム
    の外周面にこれを取り囲んでその外周面に塗布液を塗布
    ヘッドから塗布する際にドラムの位置決めを行う装置で
    あって; 円筒ドラムの未塗布位置または塗布液の塗布済位置にお
    いて、吐出口から流体を吹き付けてその流体圧により円
    筒ドラムの位置決めを行う吹付手段を設け、かつその吐
    出口と塗布ヘッドとの間に、流体吐出流の吐出口から塗
    布ヘッドへの移行を防止する遮断壁を設けたことを特徴
    とする感光ドラムの位置決め装置。
JP8213290A 1990-03-29 1990-03-29 感光ドラムの位置決め装置 Expired - Lifetime JP2811221B2 (ja)

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