JP2811218B2 - 感光ドラムの位置決め装置 - Google Patents

感光ドラムの位置決め装置

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JP2811218B2 JP7634490A JP7634490A JP2811218B2 JP 2811218 B2 JP2811218 B2 JP 2811218B2 JP 7634490 A JP7634490 A JP 7634490A JP 7634490 A JP7634490 A JP 7634490A JP 2811218 B2 JP2811218 B2 JP 2811218B2
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均 三竹
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、円筒ドラムに感光液を塗布することによっ
て電子写真感光体を製造する際にその円筒ドラムの位置
決めを図る装置に関する。
〔従来の技術〕
電子写真装置で使用される感光体である有機光導電体
感光ドラムの製造においては、円筒形状のドラム基体に
感光性の塗布液を塗布する。その塗布に当たっては、円
筒ドラムの周囲にスライドホッパーを所定位置に位置決
めし、両者間のクリアランスを周方向に関して一定に保
持する調整作業が必要となる。この場合、所要の塗布層
厚はきわめて薄いため、円筒ドラムが0.1mmずれても周
方向に関し、全体としてみれば塗膜層の膜厚の大きな偏
差要因となる。
かかる塗膜層の膜厚偏差があると、円筒ドラムの周方
向で帯電量の塩化、感度の不均一、残留電位の変化等の
各種不具合が生じることは周知の事実である。したがっ
て、円筒ドラムの正確な位置決めが極めて重要となる。
従来、この種のドラムの位置決め装置としては、たと
えば特開昭60−50537号公報に記載のように、支持部材
に回転自在に設けた位置規制コロをドラムの外周囲に接
触させて設けたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種の従来装置は、位置規制コロを
直接ドラムに対して接触させながら位置決めするもので
あるので、ドラムに傷がついてしまうという難点があっ
た。ドラムに傷がつくと、電子写真特性が悪化すること
は周知である。
そこで、ドラムの位置決めにあたり、本発明者らは、
たとえばエアを吹付ノズルから吹き付けて位置決めを行
うようにすると、ドラムの傷付きが防止でき、きわめて
有効であることを知見した。
しかるに、第7図(a)および(b)のように、ドラ
ム1を順次繋ぎ合わせて移動させる場合、先のドラム1
が位置決め用吹付ノズル10から逃げて、次のドラム1に
移行するとき、先のドラム1が外的要因により、水平方
向に移動させる外力が作用したときには、(b)図のよ
うに、たとえ次のドラム1の位置決めを行うことができ
たとしても、先のドラム1が水平方向に急にずれてしま
うことがあることが発見された。この現象が生じると、
感光液の横段や液切れ現象となって現れる。
また、移動方向の一個所で位置決めを行う場合には、
ドラム1が傾斜したとき、その傾斜を修正できない。
そこで本発明の主たる課題は、ドラムに傷を付けない
でドラムの位置決めを行うとともに、ドラム相互間の繋
ぎ部分におけるドラムの位置ずれを防止し、さらにドラ
ムの傾斜を修正できるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、感光ドラム製造に当たり、その円筒ドラ
ム基体の外周面にこれを取り囲んでその外周面に塗布液
を塗布する際にドラム基体の位置決めを行う装置であっ
て; 円筒ドラム基体の未塗布位置または塗布液の塗布済位
置において、その外周面に対して50mm以上の軸方向長さ
にわたって実質的に連続した吐出口から流体を吹き付け
てその流体圧により円筒ドラムの位置決めを行う吹付手
段を設けたことで解決される。
〔作 用〕
本発明では、その外周面に対して流体を吹き付けてそ
の流体圧により円筒ドラムの位置決めを行う。すなわ
ち、ドラムの周囲から流体、たとえばエアを吹き付ける
と、その吹付圧力により、ドラムの位置が中立化し、も
ってドラムが所定位置に位置決めを図ることができる。
しかも、ドラムに機械的接触することがないから、ド
ラムに傷を付けることを防止できる。
他方、位置決めに当たり、ドラムの外周面に対して50
mm以上の軸方向長さにわたって実質的に連続した吐出口
から流体を吹き付けて位置決めを行うので、ドラムの繋
ぎ部分においても、両ドラムの位置決めを行うことがで
き、もって横段塗布や液切れ塗布を防止できる。さら
に、ドラムにこれを傾斜させる外力が作用しても、その
修正力が作用するので、傾斜を防止できる。
〔実施例〕
以下本発明を実施例によってさらに詳説する。
第1図は第1実施例を示したもので、1はとたえば中
空円筒形等のドラム基体で、横方向に繋ぎ合わせた状態
で、図示しない搬送手段たとえばドラム基体の底面をシ
リンダーなどにより上昇させる、あるいは適宜の把持手
段により交互把持することにより、連続的に上昇するよ
うになっている。
2はこのドラム基体1の外周面に感光液を塗布するた
めの環状塗布ヘッドで、対地固定に設置され、かつドラ
ム基体1の上昇過程で、内面側に開口した流出口から感
光液を連続的に吐出させることにより塗布するものであ
る。
本発明に用いられる塗布手段としての塗布ヘッドとし
ては、ドラム基体1の外面にこれを取り囲んで配置され
ドラム基体1の外面に塗布液を塗布する基本的構成を有
していれば、特開昭58−189061号、特開昭60−50537号
などに開示されたものなどを適宜採用できる。
この例を第6図に示した。この塗布ヘッド2はスライ
ドホッパー型塗布ヘッドである。
これを説明すると、塗布ヘッド2には、ドラム基体1
側に開口する塗布液流出口21を有する幅狭の塗布液分配
スリット22が水平方向に形成されている。このスリット
22は液溜ヘッダ23に連通し、この液溜ヘッダ23には感光
液Lを圧送ポンプ(図示せず)により供給するようにな
っている。
他方、スリット22の塗布液流出口21の下側には、連続
して下窄まりに傾斜しドラム基体1の外寸よりやや大な
る寸法で終端をなすように液スライド面25が形成され、
さらに、この液スライド面25の終端より下方に延びて唇
状部26が形成されている。
かかる塗布ヘッド2を用いる場合、ドラム基体1を引
き上げる過程で、感光液Lをスリット22および塗布液流
出口21から押出し、液スライド面25に沿って流下させ
る。唇状部26に到った感光液Lは、ほぼ唇状部26とドラ
ム基体1とのクリアランスに相当する厚みをもってドラ
ム基体1の外面に塗布される。
この種の塗布ヘッド2に対して、ドラム基体1を同軸
的に供給するために、流体圧を利用した位置決め吹付手
段が設けられる。
第1図に示す第1実施例では、エアを吹き付ける吹付
ノズル3群が、塗布ヘッド2の下方位置において、その
先端を等間隔にした状態で、周方向に90度の間隔をもっ
て、長さlにわたって軸方向に整列した状態で4列、ド
ラム基体1の軸心に向かって水平方向に配設されてい
る。
これら吹付ノズル3群に対しては、図示しないコンプ
レッサーからの高圧エアが供給されるようになってお
り、ノズル3の先端から均一の吐出量および圧力をもっ
てドラム基体1の外周面に向かって高速で吹き付けられ
る。その結果、ドラム基体1はその軸心が、塗布ヘッド
2の中心軸に対して同一に位置決めされる。したがっ
て、塗布ヘッド1からの感光液はドラム基体1の外周面
に均一な塗布膜厚をもって塗布されるようになる。
さらに、同図に示されているように、中段のドラム基
体1と下段のドラム基体1とが外力によりずれようとす
る場合、両ドラム基体1、1の境界に対して、高圧エア
により位置修正力が作用するので、段差の発生が防止さ
れる。しかも、あるドラム基体1自体の傾斜も防止され
る。
第2図は第2実施例を示したもので、長さlの連続の
縦長スリット3aを有する吹付ノズル3Aを縦に4つ配設し
たものである。
第3図は吹付ノズル3群を長さlにわたって螺旋状に
ドラム基体1の外面に対して配設したものである。第4
図は、螺旋スリット3aを有する吹付ノズル3Bから高圧エ
アを吐出させるようにしたものである。
一方、吹付ノズルの配設位置としては、塗布ヘッド2
の下方のみに設けることなく、第5図のように、あるノ
ズルまたは全てのノズルを塗布ヘッド2の上方に設けて
もよい。この塗布ヘッド2の上方に設けるノズルについ
ては、感光液が塗布された後のドラム1に対してエアが
吹き付けられることになる。またその際、感光液の粘度
が高いか、ある程度感光液が乾燥した状態の位置を選定
することが望ましい。
他方、本発明において、吹付ノズルの連続長さlとし
ては、50mm以上で好ましくは100mm以上とされる。50mm
未満では、ドラム1、1の繋ぎ部分でのずれを防止でき
にくい。
本発明において、吹付流体としては、エアの外、他の
気体でもよく、さらに液体たとえば水なども用いること
ができる。
本発明は、前述のように、電子写真感光体を製造する
際の塗布装置としてきわめて有効である。この場合の感
光液としては、酸化亜鉛や硫化カドミウム等の無機感光
材料、ポリビニルカルバゾールとトリニトロフルオレン
等の有機感光材料を高分子バインダーに分散させたもの
などを用いることができる。また近年、高感度化、耐久
性向上のために、電荷発生層と電荷輸送層を積層した機
能分離型感光層も用いることができる。
たとえば電荷発生層はアゾ顔料、キノン顔料、ペリレ
ン顔料、フタロシアニン顔料、アンスアンスロン顔料等
をポリカーボネートなどの高分子バインダーに分散し、
電荷輸送層は多環芳香族化合物、含窒素環式化合物等を
高分子バインダーに分散して得ることができる。電荷発
生層の厚さは、0.01〜10μm好ましくは0.05〜5μmで
あり、電荷輸送層の厚さは好ましくは5〜30μmであ
る。感光液の粘度は0.5〜700cpの範囲で、好ましくは1
〜500cpである。
また、電子写真用の中空ドラムとしては、アルミニウ
ム、ステンレス、導電層が形成されたプラスチック等が
ある。また、先に下引き層や電荷発生層を形成しておい
たものでもよい。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明装置によれば、ドラムに傷を付け
ないでドラムの位置決めを行うとともに、ドラム相互間
の繋ぎ部分におけるドラムの位置ずれを防止し、さらに
ドラムの傾斜を修正できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る位置決め装置の第1実施例の概要
を示す斜視図、第2図は第2実施例の斜視図、第3図は
他の例の斜視図、第4図はさらに異なる例の斜視図、第
5図は塗布ヘッドの上下に吹付ノズルを配設した例の縦
断面図、第6図は塗布ヘッド例の縦断面図、第7図
(a)(b)はドラムのずれの説明図である。 1……円筒ドラム基体、2……塗布ヘッド、 3、3A、3B……吹付ノズル、3a……スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 和之 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 5/05

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光ドラム製造に当たり、その円筒ドラム
    基体の外周面にこれを取り囲んでその外周面に塗布液を
    塗布する際にドラム基体の位置決めを行う装置であっ
    て; 円筒ドラム基体の未塗布位置または塗布液の塗布済位置
    において、その外周面に対して50mm以上の軸方向長さに
    わたって実質的に連続した吐出口から液体を吹き付けて
    その流体圧により円筒ドラムの位置決めを行う吹付手段
    を設けたことを特徴とする感光ドラムの位置決め装置。
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