JP2811217B2 - 感光ドラムの位置決め装置 - Google Patents

感光ドラムの位置決め装置

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JP2811217B2 JP7634390A JP7634390A JP2811217B2 JP 2811217 B2 JP2811217 B2 JP 2811217B2 JP 7634390 A JP7634390 A JP 7634390A JP 7634390 A JP7634390 A JP 7634390A JP 2811217 B2 JP2811217 B2 JP 2811217B2
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中也 中野
均 三竹
武志 田中
和之 清水
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、円筒ドラムに感光液を塗布することによっ
て電子写真感光体を製造する際にその円筒ドラムの位置
決めを図る装置に関する。
〔従来の技術〕
電子写真装置で使用される感光体である有機光導電体
感光ドラムの製造においては、円筒形状のドラム基体に
感光性の塗布液を塗布する。その塗布に当たっては、円
筒ドラムの周囲にスライドホッパーを所定位置に位置決
めし、両者間のクリアランスを周方向に関して一定に保
持する調整作業が必要となる。この場合、所要の塗布層
厚はきわめて薄いため、円筒ドラムが0.1mmずれても周
方向に関し、全体としてみれば塗膜層の膜厚の大きな偏
差要因となる。
かかる塗膜層の膜厚偏差があると、円筒ドラムの周方
向で帯電量の変化、感度の不均一、残留電位の変化等の
各種不具合が生じることは周知の事実である。したがっ
て、円筒ドラムの正確な位置決めが極めて重要となる。
従来、この種のドラムの位置決め装置としては、たと
えば特開昭60−50537号公報に記載のように、支持部材
に回転自在に設けた位置規制コロをドラムの外周囲に接
触させて設けたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種の従来装置は、位置規制コロを
直接ドラムに対して接触させながら位置決めするもので
あるので、ドラムに傷がついてしまうという難点があっ
た。ドラムに傷がつくと、電子写真特性が悪化すること
は周知である。
一方、ドラムの位置決めにあたり、ドラムの軸方向の
一個所のみで位置決めを行うと、たとえば第8図のよう
に、ドラム1の外周面に対向して周方向にたとえば3つ
のエア吐出ノズル3′を設けた場合、同図白抜き矢印方
向に対しては、位置ずれを生じることが多く、もって周
方向に均一なクリアランスを保持できがたい。
そこで本発明の主たる課題は、ドラムに傷を付けない
でドラムの位置決めを行うとともに、周方向に均一なク
リアランスを保持させることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、感光ドラム製造に当たり、その円筒ドラ
ム基体の外周面にこれを取り囲でその外周面に塗布液を
塗布する際にドラム基体の位置決めを行う装置であっ
て; 円筒ドラム基体の未塗布位置または塗布液の塗布済位
置において、その外周面に対してその周方向に実質的に
連続した吐出口から流体を吹き付けてその流体圧により
円筒ドラムの位置決めを行う吹付手段を設けたことで解
決される。
〔作 用〕
本発明では、その外周面に対して流体を吹き付けてそ
の流体圧により円筒ドラムの位置決めを行う。すわな
ち、ドラムの周囲から流体、たとえばエアを吹き付ける
と、その吹付圧力により、ドラムの位置が中立化し、も
ってドラムが所定位置に位置決めを図ることができる。
しかも、ドラムに機械的接触することがないから、ド
ラムに傷を付けることを防止できる。
他方、位置決めに当たり、ドラムの外周面に対してそ
の周方向に実質的に連続した吐出口から流体を吹き付け
て位置決めを行うので、周方向に均一な間隙を保持でき
る。
〔実施例〕
以下本発明を実施例によってさらに詳説する。
第1図〜第4図は第1実施例を示したもので、1はた
とえば中空円筒形等のドラム基体(以下単にドラムとい
う)で、図示しない搬送手段たとえばドラム基体の底面
をシリンダーなどにより上昇させる、あるいは適宜の把
持手段により交互把持することにより、連続的に上昇す
るようになっている。
2はこのドラム1の外周面に感光液を塗布するための
環状塗布ヘッドで、対地固定に設置され、かつドラム1
の上昇過程で、内面側に開口した流出口から感光液を連
続的に吐出させることにより塗布するものである。
本発明に用いられる塗布手段としての塗布ヘッドとし
ては、ドラムの外面にこれを取り囲んで配置されドラム
の外面に塗布液を塗布する基本的構成を有していれば、
特開昭58−189061号、特開昭60−50573号などに開示さ
れたものなどを適宜採用できる。
この例を第7図に示した。この塗布ヘッド2はスライ
ドホッパー型塗布ヘッドである。
これを説明すると、塗布ヘッド2には、ドラム1側に
開口する塗布液流出口21を有する幅狭の塗布液分配スリ
ット22が水平方向に形成されている。このスリット22は
液溜ヘッダ23に連通し、この液溜ヘッダ23には感光液L
を圧送ポンプ(図示せず)により供給するようになって
いる。
他方、スリット22の塗布液流出口21の下側には、連続
して下窄まりに傾斜しドラム1の外寸よりやや大なる寸
法で終端をなすように液スライド面25が形成され、さら
に、この液スライド面25の終端より下方に延びて唇状部
26が形成されている。
かかる塗布ヘッド2を用いる場合、ドラム1を引き上
げる過程で、感光液Lをスリット22および塗布液流出口
21から押出し、液スライド面25に沿って流下させる。唇
状部26に到った感光液Lは、ほぼ唇状部26とドラム1と
のクリアランスに相当する厚みをもってドラム1の外面
に塗布される。
この種の塗布ヘッド2に対して、ドラム1を同軸的に
供給するために、流体圧を利用した位置決め吹付手段が
設けられる。
第1実施例では、エアを吹き付けるリンク状の吹付ノ
ズル3が、塗布ヘッド2の中心軸と同軸的に配設されて
いる。さらに、ノズル3の内面側には、周方向に連続す
るスリット3aが水平方向に開口して形成されている。ノ
ズル3には、コンプレッサー4からの高圧エアが供給さ
れるようになっており、ノズル3のスリット3aから均一
の吐出量および圧力をもってドラム1の外周面に向かっ
て高速で吹き付けられる。その結果、ドラム1はその軸
心が、塗布ヘッド2の中心軸に対して同一に位置決めさ
れる。したがって、塗布ヘッド1からの感光液はドラム
基体1の外周面に均一な塗布膜厚をもって塗布されるよ
うになる。
第5図は、ドラム基体1の軸方向に2つのリング状ノ
ズル3、3を配設した例で、この場合においては、各ノ
ズル3、3によりドラム基体1との離間距離が均一化さ
れるので、結果的にドラム基体1の傾斜移動を防止でき
る。また、本発明において、さらに軸方向の異なる位置
の1つまたは複数のノズル3を付加することもできる。
一方、ノズル3の配設位置としては、塗布ヘッド2の
下方のみにノズル3を一つまたは複数設けることなく、
あるノズルまたは全てのノズルを塗布ヘッド2の上方に
設けてもよい。この塗布ヘッド2の上方に設ける吐出ノ
ズル3については、感光液が塗布された後のドラム1に
対してエアが吹き付けられることになる。またその際、
感光液の粘度が高いか、ある程度感光液が乾燥した状態
の位置を選定することが望ましい。
さらに、第6図のように、ノズル3は塗布ヘッド2に
一体または水平方向位置調節自在に取り付けることがで
きる。
他方、上記各例は、本発明にいう吐出口としてのスリ
ット3aが周方向に連続しているが、第8図で示したノズ
ル自体は分割されているとき、その各ノズルを著しく多
数、たとえば移動中心軸心と各ノズルの吐出方向とのな
す角度が、15度以下であれば、実質的に連続した吐出口
としてみなすことができるので、この態様も本発明に含
まれる。
本発明において、吹付流体としては、エアの外、他の
気体でもよく、さらに液体たとえば水なども用いること
ができる。
本発明は、前述のように、電子写真感光体を製造する
際の塗布装置としてきわめて有効である。この場合の感
光液としては、酸化亜鉛や硫化カドミウム等の無機感光
材料、ポリビニルカルバゾールとトリニトロフルオレン
等の有機感光材料を高分子バインダーに分散させたもの
などを用いることができる。また近年、高感度化、耐久
性向上のために、電荷発生層と電荷輸送層を積層した機
能分離型感光層も用いることができる。
たとえば電荷発生層はアゾ顔料、キノン顔料、ペリレ
ン顔料、フタロシアニン顔料、アンスアンスロン顔料等
をポリカーボネートなどの高分子バインダーに分散し、
電荷輸送層は多環芳香族化合物、含窒素環式化合物を高
分子バインダーに分散して得ることができる。電荷発生
層の厚さは、0.01〜10μm好ましくは0.05〜5μmであ
り、電荷輸送層の厚さは好ましくは5〜30μmである。
感光液の粘度は0.5〜700cpの範囲で、好ましくは1〜50
0cpの範囲である。
また、電子写真用の中空ドラムとしては、アルミニウ
ム、ステンレス、導電層が形成されたプラスチック等が
ある。また、先に下引き層や電荷発生層を形成しておい
たものでもよい。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明装置によれば、ドラムに対して非
接触の状態で位置決めを行うことができ、もってドラム
に傷を付けることを防止でき、しかも正確な位置決めが
容易となる。さらに、特に本発明においては、周方向に
関して均一な間隙を保持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る位置決め装置の第1実施例の概要
を示す縦断面図、第2図は斜視図、第3図はその要部縦
断面図、第4図は水平面図、第5図は他の例の縦断面
図、第6図はノズルの取付例の縦断面図、第7図は塗布
ヘッド例の縦断面図、第8図は比較例の水平断面図であ
る。 1……円筒ドラム基体、2……塗布ヘッド、 3……リング状ノズル、3a……スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 和之 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 5/05

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光ドラム製造に当たり、その円筒ドラム
    基体の外周面にこれを取り囲んでその外周面に塗布液を
    塗布する際にドラム基体の位置決めを行う装置であっ
    て; 円筒ドラム基体の未塗布位置または塗布液の塗布済位置
    において、その外周面に対してその周方向に実質的に連
    続した吐出口から流体を吹き付けてその流体圧により円
    筒ドラムの位置決めを行う吹付手段を設けたことを特徴
    とする感光ドラムの位置決め装置。
JP7634390A 1990-03-26 1990-03-26 感光ドラムの位置決め装置 Expired - Lifetime JP2811217B2 (ja)

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