JPH05116659A - 二輪車のシート - Google Patents

二輪車のシート

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Publication number
JPH05116659A
JPH05116659A JP30544791A JP30544791A JPH05116659A JP H05116659 A JPH05116659 A JP H05116659A JP 30544791 A JP30544791 A JP 30544791A JP 30544791 A JP30544791 A JP 30544791A JP H05116659 A JPH05116659 A JP H05116659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
holes
hook
cushion
motorcycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30544791A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Sonoda
崇好 薗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP30544791A priority Critical patent/JPH05116659A/ja
Publication of JPH05116659A publication Critical patent/JPH05116659A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形型の低廉化を図れる二輪車のシートを提
供する。 【構成】 シートボトム9のシートフックセンター5及
びシートフックフロント6の直上部に孔12,13を形成す
ると共に、シートクッション11に孔12,13をそれぞれ遮
蔽する非吸水性の発泡体16を設けた。シートフックセン
ター5及びシートフックフロント6の直上部に孔12,13
を形成しているので、シートボトム9をインジェクショ
ン成形して得る際に、スライド構造を成形型に設けずに
シートフックセンター5及びシートフックフロント6を
得ることができてスライド構造を用意しなくて済むこと
となる。このため、成形型を低廉なものにすることがで
きる。発泡体16を設けることにより、孔12,13を確実に
遮蔽してシートクッション11が吸水するようなことを避
けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オートバイ等に適用す
る、二輪車のシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オートバイ等の二輪車のシートの
一例としては、図5ないし図7に示すものがある。図に
おいて、二輪車1のフレーム(車体)2の上部中央部に
は略コ字状のブラケット3が設けられ、またフレーム2
の上部後方部には上方に突出して一対のブラケット4が
設けられている。ブラケット3にフック部であるシート
フックセンター5を引掛け、図示しないフューエルタン
クに設けたセットピン(図示省略)にフック部であるシ
ートフックフロント6を引掛け、かつブラケット4に形
成した孔4a及びシートステーフック7の孔7aに図示しな
いボルト等の締結部材を装着することによりシート8が
フレーム2に取付けられている。
【0003】シート8は、下面側に略L字形に屈曲した
前記シートフックフロント6、シートフックセンター5
及びシートステーフック7を有するプラスチック製のシ
ートボトム9と、このシートボトム9を覆うシートカバ
ー10と、シートボトム9とシートカバー10との間に挿入
されるウレタン製のシートクッション11とから概略構成
されている。なお、シートボトム9は図示しない上下割
の成形型を用いたインジェクション成形により得られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したシ
ート8のシートボトム9はインジェクション成形により
得ているが、シートボトム9の下面側には略L字形に屈
曲したシートフックフロント6及びシートフックセンタ
ー5を形成するために、成形型にスライド構造を設ける
必要があり、成形型にその分だけ高価なものが要求され
ているというのが実状であった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、成形型の低廉化を図れる二輪車のシートを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、車体側に係止する略L字形に屈曲したフ
ック部を有するシートボトムにシートクッションを介し
てシートカバーを載置してシートを構成する二輪車にお
いて、シートボトムのフック部の直上部に孔を形成する
と共に、シートクッションに前記孔を遮蔽する非吸水性
のクッション部材を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】このような構成とすれば、フック部の直上部に
孔を形成しているので、シートボトムをインジェクショ
ン成形して得る際に、スライド構造を成形型に設けずに
フック部を得ることができてスライド構造を用意しなく
て済むこととなる。このため、成形型を低廉なものにす
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例の二輪車のシートを
図1ないし図4に基づいて説明する。なお、図5ないし
図7に示す部材と同一の部材は同一符号で示し、その部
分の説明は省略する。図において、シートボトム9のシ
ートフックセンター5及びシートフックフロント6のそ
れぞれの直上部には孔12,13が形成されていて型割方向
の投影面積部を抜穴形状としている。さらに、シートボ
トム9のシートクッション11側には孔12,13のそれぞれ
を囲うようにして凸部14,15がシートクッション11側に
突出して形成されている。
【0009】シート8を構成する際、シートボトム9に
シートクッション11が重ね合わせられることになるが、
シートボトム9の孔12,13に対応するシートクッション
11の部分には、独立気泡を有することにより非吸水性と
なっている、ポリエチレン発泡シート等の発泡体(クッ
ション部材)16,17が設けられている。発泡体16,17
は、シートクッション11をシートボトム9に重ね合わせ
ることにより凸部14,15に当接して孔12,13を遮蔽する
ようになっている。この場合、発泡体16,17は、シート
クッション11と一体成形して得るようにしてもよいし、
あるいはシートボトム9の孔12,13及び凸部14,15に対
応するシートクッション11の部分に凹部を形成し、その
凹部に圧入あるいは接着等により固定させて設けるよう
に構成してもよい。
【0010】以上のように構成される二輪車のシートで
は、シートフックセンター5及びシートフックフロント
6のそれぞれの直上部に孔12,13を形成しているので、
シートボトム9をインジェクション成形して得る際に、
スライドコア等のスライド構造を成形型に設けずにシー
トフックセンター5及びシートフックフロント6を得る
ことができてスライド構造を用意しなくて済むこととな
る。このため、成形型を低廉なものにすることができ
る。
【0011】孔12,13を遮蔽する発泡体16,17をシート
クッション11に設けているので、孔12,13を通してシー
トカバー10側に水分が浸入してシートクッション11が吸
水するようなことを防止できることになる。二輪車を水
洗いする場合、発泡体16,17を設けてないと水洗いによ
り孔12,13を通して水が浸入しシートクッション11が吸
水してしまうことが起こりやすいが、本考案では上述し
たように発泡体16を設けているので、水がシートクッシ
ョン11側に浸入してシートクッション11が吸水するのを
確実に防止できることになる。
【0012】さらに、シートクッション11の吸水を防止
することによりシートクッション11ひいてはシート8の
クッション性を良好な状態に維持できることになる。な
お、二輪車がオフロードタイプのオートバイであると水
洗いする機会が多くなるが、上述したように発泡体16,
17が水の浸入を確実に防止するので、二輪車がオフロー
ドタイプのオートバイであって頻繁に水洗いを行なった
としてもシートクッション11が吸水するのを防止してシ
ート8のクッション性を常に良好な状態に維持できるこ
とになる。
【0013】また、シートボトム9に孔12,13を形成し
ているので、シートクッション11ひいてはシート8全体
の重量をその分だけ少なくすることができる。
【0014】本実施例では孔12,13の周囲に凸部14,15
を形成していて発泡体16が押し当てられることにより孔
12,13を確実に遮蔽することとなって液密性が高いもの
となっている。
【0015】
【発明の効果】本発明は、フック部の直上部に孔を形成
していてシートボトムをインジェクション成形して得る
際に、スライド構造を成形型に設けずにフック部を得る
ことができてスライド構造を用意しなくて済むので、成
形型を低廉なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の二輪車のシートを示す分解
断面図である。
【図2】同二輪車のシートのシートボトムを示す斜視図
である。
【図3】同二輪車のシートのシートクッションを示す斜
視図である。
【図4】同二輪車のシートを示す正面図である。
【図5】二輪車1を示す側面図である。
【図6】同二輪車1のフレーム及びシートを示す分解斜
視図である。
【図7】同二輪車のシートを示す分解断面図である。
【符号の説明】
1 二輪車 2 フレーム 5 シートフックセンター 6 シートフックフロント 8 シート 9 シートボトム 10 シートカバー 11 シートクッション 12 孔 13 孔 16 発泡体 17 発泡体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に係止する略L字形に屈曲したフ
    ック部を有するシートボトムにシートクッションを介し
    てシートカバーを載置してシートを構成する二輪車にお
    いて、シートボトムのフック部の直上部に孔を形成する
    と共に、シートクッションに前記孔を遮蔽する非吸水性
    のクッション部材を設けたことを特徴とする二輪車のシ
    ート。
JP30544791A 1991-10-24 1991-10-24 二輪車のシート Pending JPH05116659A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30544791A JPH05116659A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 二輪車のシート

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JP30544791A JPH05116659A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 二輪車のシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05116659A true JPH05116659A (ja) 1993-05-14

Family

ID=17945256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30544791A Pending JPH05116659A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 二輪車のシート

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JP (1) JPH05116659A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102627129A (zh) * 2011-02-01 2012-08-08 本田技研工业株式会社 跨骑型车辆

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102627129A (zh) * 2011-02-01 2012-08-08 本田技研工业株式会社 跨骑型车辆
JP2012158262A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Honda Motor Co Ltd 鞍乗型車両

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