JP2000033891A - スクータ型車両の後部収納構造 - Google Patents

スクータ型車両の後部収納構造

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JP2000033891A
JP2000033891A JP10236226A JP23622698A JP2000033891A JP 2000033891 A JP2000033891 A JP 2000033891A JP 10236226 A JP10236226 A JP 10236226A JP 23622698 A JP23622698 A JP 23622698A JP 2000033891 A JP2000033891 A JP 2000033891A
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成司 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクータ型車両における車体後部の補機収納
空間を大きく確保する。 【解決手段】 ガラス繊維と熱可塑性樹脂を積層した積
層シートを用いて収納ボックス10に後方延長部31を
一体に形成し、この後方延長部31にリヤフェンダ13
を支持させ、リヤフェンダ13と後方延長部31の後部
33との間に補機収納空間35を形成し、この中にオイ
ルタンク36を収納する。後部フレーム6は後方延長部
31を支持せず、その後端部6bを補機収納空間35よ
りも前方に位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスクータ型車両の
後部収納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】実公平5−41991号には、スクータ
型車両に設けられた収納ボックスの後部に後方延長部を
設け、この後方延長部にバッテリを収納するとともに、
オイルタンクの注入口を支持する構造が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
造の場合、収納ボックスによりバッテリを収納できるも
のの、オイルタンクは、後方延長部下方を車体後方へ延
びている車体フレームへ支持する必要がある。このため
車体フレームを配置する分だけ、オイルタンク等の補機
収納空間が制約され、オイルタンクの容積を削減する等
の不具合を余儀なくされることになる。本願発明は係る
問題点を解決するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願に係るスクータ型車両の後部収納構造に関する第1
の発明は、前輪と後輪の間に設けた低床式フロアの後方
に車体フレームで支持された収納ボックスを配置し、こ
の収納ボックスの上方開口部をシートで開閉自在に覆う
とともに、シートの後方にリヤフェンダを配置したスク
ータ型車両において、収納ボックスの後部から一体に後
方へ延長する後方延長部を設け、この後方延長部とリヤ
フェンダとにより補機類を支持するための補機収納空間
を設けるとともに、この補機収納空間の前方に車体フレ
ームの後端部を配置したことを特徴とする。
【0005】第2の発明は、上記第1の発明において、
補機類であるオイルタンクを予め収納ボックスとリヤフ
ェンダに小組したことを特徴とする。
【0006】
【発明の効果】第1の発明によれば、収納ボックスの後
部に後方延長部を設け、この後方延長部とリヤフェンダ
により補機収納空間を形成するとともに、車体フレーム
の後端部を補機収納空間の前方で止めたので、補機収納
空間を十分に大きくできる。このためオイルタンクの容
積を減少させることがなく、補機類の収納に必要な補機
収納空間を確保できる。
【0007】第2の発明によれば、補機類であるオイル
タンクを収納ボックスとリヤフェンダへ小組したので、
この小組体を車体フレームへ取付けることにより車体の
組立ができ、組立ライン上でオイルタンクを取付ける必
要がなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて一実施例を
説明する。図1は本実施例に係るスクータ型車両の全体
側面図、図2は車体カバー類等の分解図、図3は車体後
部における車体カバー側面図、図4は収納ボックス及び
リヤフェンダの平面図、図5は図4の5−5線断面図、
図6は収納ボックスの斜視図、図7はシートキャッチカ
バー取付状態を示す要部平面図、図8はシートキャッチ
取付状態の要部断面図、図9は図7の9−9線断面図、
図10は図3の10−10線断面図、図11は図3のX
矢示図、図12は図3の12−12線断面図である。
【0009】まず、図1によりスクータ型車両全体の概
略構造を説明する。図中の符号1は前輪、2はステムヘ
ッド、3はステアリングステム、4はハンドル、5はス
テムヘッド2から車体中心を斜め下がりに後方へ延びる
メインフレーム、6は左右一対で設けられる後部フレー
ム、7はスイング式パワーユニット、8は後輪、9はリ
ヤクッション、10はヘルメット等を収納可能な大容積
の収納ボックス、11はシート、12はグリップ、13
はリヤフェンダである。
【0010】メインフレーム5と後部フレーム6からな
る車体フレームは、メインフレーム5の後部から後部フ
レーム6の前部にかけての部分が鞍部をなし、この部分
に低床式フロア14が設けられるとともに、その下方に
おいて、後部フレーム6により燃料タンク15が支持さ
れている。
【0011】低床式フロア14より後方が車体後部であ
り、この部分の車体カバーは、図2にも示すように、シ
ート11の下方に設けられて収納ボックス10の上部を
覆うシートアンダーカバー16、収納ボックス10の前
方を覆う前部カバー17、車体左側を覆う左後部カバー
18、同右側を覆う右後部カバー19、中央カバー20
を備える。
【0012】図2中の符号21はフロントカバー、22
は左右のフロントフェンダーカバー、23はレッグシー
ルド、24はハンドルカバー、25はフロアアンダーカ
バーである。
【0013】次に車体後部の収納構造を説明する。図3
に明らかなように、収納ボックス10はシート11及び
各車体カバー(16,17,18,19,20)により
覆われている。収納ボックス10の形状は図4乃至図6
に最も明らかに示されている。
【0014】なお、図4はシートキャッチ及びシートキ
ャッチカバーを除いた収納ボックス10へリヤフェンダ
13を一体に取付けた状態を示し、図5はこれらの後部
フレーム6に対する取付を示している。
【0015】これらの図に示すように、収納ボックス1
0は上方へ開口する本体部30と、その後部から後方へ
延長する後方延長部31を一体に設けてあり、後方延長
部31は上方に開口する前部32とその後方で下方に開
口する後部33で構成され、後部33の開口部は下方で
リヤフェンダ13の前部34により覆われている。
【0016】後部33とリヤフェンダ13の前部34と
によって囲まれた空間が補機収納空間35をなし、ここ
に補機類の一例であるオイルタンク36が収納されてい
る。オイルタンク36の前部に形成された給油口37
は、前部32の後部側方に形成された開口部38より上
方へ突出している。
【0017】前部32は本体部30の後部に棚状に形成
された部分であり、その車幅方向両側にシートキャッチ
のボルト通し穴40が設けられ、両ボルト通し穴40間
は一段高いリヤクッション取付部41と、一段低いバッ
テリ収納部42になっている。
【0018】前部32の後部中央及び後部33の後端部
左右2ヶ所の計3ヶ所には、リヤフェンダ13の締結部
43a、43bが設けられ、ビス44でリヤフェンダ1
3と締結一体化されている(図5)。
【0019】後部33の中央部には、前側の左右2ヶ所
及び後側の中央一ヶ所に開口部45が計3ヶ所設けら
れ、これを利用してグリップ12が取付けられている。
【0020】図5に示すように、本体部30の底部46
は、斜め上がりに後方へ延び、その前端部には取付部4
7が設けられ、ボルト48により後部フレーム6のステ
ー49に設けられたナット部へ締結される。
【0021】底部46の後部は前部32の下方で上方へ
凸の段部をなし、ここに左右の後部フレーム6の後端部
6b近傍間に形成されたクロスプレート50が収容され
る。クロスプレート50はこの左右の後部フレーム6間
に架け渡されている。
【0022】後部33の中央部内側にはブラケット52
が当接され、ビス53により後部33へ取付けられると
ともに開口部45に対応して計3ヶ所の一体設けられた
カラー54が開口部45内へ嵌合され、ここで、中央カ
バー20とともにグリップ12が共締めされる。
【0023】後側の締結部43bは、後部33から一体
に後方へ突出する突起部をなし、ここにはリヤフェンダ
13と一体形成された後部壁55の上端を前方へ屈曲し
て形成された係止部56が重ねられ、ビス44で締結部
43bと締結するようになっている。
【0024】リヤフェンダ13の前部34は上向きに開
放された箱状をなし、その底部は略水平であって、その
後部には取付リブ57が一体に下方へ突出形成され、か
つその近傍に貫通穴13bが形成されている。この貫通
穴13bを通って、オイルタンク36の底部から下方へ
一体突出形成された突部36aを突出させて取付リブ5
7に重ね合わせ、ボルト58及びナット59により締結
一体化するようになっている。
【0025】リヤフェンダ13の左右両側前端部は、平
面視(図4)で後方へ下がった段部13aをなし(図で
は車体右側の段部は下側になって見えてない)、この段
部13aに近接して後部フレーム6の後端部6bが位置
し、その結果、後部フレーム6は補機収納空間35の前
方に位置することになる。
【0026】この収納ボックス10は全体を樹脂により
形成されるが、従来の車体フレームに代わって後方延長
部31及びリヤフェンダ13を支持するものであるから
極めて大きな強度が必要になる。そこで、所定の強度を
得るため、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂とガラス長
繊維を積層した積層シートを原料にして、流動成形法に
より成形されている。
【0027】すなわちこの流動成形法は、例えば予めガ
ラス長繊維をニードルパンチした40wt%程度のスワ
ールマットと、耐熱、耐候処理を施した60wt%程度
のポリプロピレンを積層した積層シートから所定量のブ
ランク材を切り出し、この切り出したブランク材をヒー
タ等によって樹脂融点より高い200〜220℃程度に
加熱して樹脂を溶融させ、流動しやすい状態にした後、
加熱したブランク材を金型に移載し、ただちに型締めし
てプレスすることにより成形される。
【0028】次にシートキャッチの取付構造について説
明する。図5及び図7乃至図9に示すように、前部32
上へ取付けられるシートキャッチ60は車幅方向へ長い
ボックス状をなし、その車幅方向両側に設けられた取付
脚61、62は高さの異なる段違い状をなし、それぞれ
にはボルト通し穴が設けられている。
【0029】そのうちの取付脚61のボルト通し穴はリ
ヤクッション取付部41上のボルト通し穴40と一致
し、他方の取付脚62は下方へ延出し、そのボルト通し
穴は締結部43上のボルト通し穴40と一致し、ここで
ボルト63によりクロスプレート50のナット51と締
結される。なお、シートキャッチ60の後部中央からも
後方へステー64が延出し、ここにナット65が一体に
設けられている(図5)。
【0030】シートキャッチ60の中央部には、スリッ
ト66が設けられ、シート11の底板に予め取付けられ
ているシートロック金具67がスリット66へ入ると、
ロック機構68によりロック可能になっている。
【0031】このロック機構68は、シートロックケー
ブル69により操作される。このシートロックケーブル
69は中央カバー20の上部に露出するキーシリンダ7
0(図3)のキー操作で操作される。また、スタンドロ
ックの操作ケーブル71によっても操作される。
【0032】シートキャッチ60は、シートキャッチカ
バー72で覆われ、さらにその上はシートアンダーカバ
ー16で覆われる。シートキャッチカバー72の前側下
部には爪73が下方へ突出して一体に形成され、バッテ
リ収納部42の前縁部に形成されたスリット穴74へ差
し込まれてれている。
【0033】また、シートキャッチカバー72の後部
は、シートキャッチ60より後方部分で車幅方向へ間隔
をもって形成されたボルト通し穴をステー64のナット
65に重ね、上方からボルト75により締結することに
より一体化されている(図7)。
【0034】さらに、シートキャッチカバー72の車幅
方向両端部のうち、リヤクッション取付部41側は、ボ
ルト63を内側に収納してリヤクッション取付部41に
当接し、他側はバッテリ収納部42のボルト63より上
方で、前部32の側端部に上方へ突出形成された立ち上
がり部32aに当接することにより、側方立ち上がり部
32a、バッテリ収納部42、取付脚62及び付シート
キャッチカバー72の間で閉空間を形成し、この空間を
利用してスタンドロック用の操作ケーブル71が通され
ている。
【0035】シートキャッチ60の取付により、シート
キャッチ60とバッテリ収納部42の間には比較的大き
な空間76が形成され、この空間76内にバッテリ77
が収納されている。
【0036】また、リヤクッション取付部41下方のク
ロスプレート50には、下方へ延びる略コ字状のブラケ
ット78が設けられ、このブラケット78にリヤクッシ
ョン9の上端取付部9aがボルト79a及びナット79
bにより取付けられている。
【0037】次に、車体後部左側における車体カバーの
取付構造について説明する。なお、車体右側の説明は省
略するが左側と同様構造である。図3に示す左後部カバ
ー18は、前部上下に設けられた係合部80で前部カバ
ー17へ係合し、上部においては、その前部及び中間部
に締結部81a、81bが設けられ、前側の締結部81
aは前部カバー17とビス止めされ、後側の締結部81
bは収納ボックス10に対してビス止めされ、かつ中間
部2ヶ所の係合部82で収納ボックス10へ係合し、後
部の係合部83で中央カバー20の側部と係合してい
る。
【0038】さらに下部においては、その前部に下方へ
突出して一体に設けられた突部84においてフロア14
へビス止めされ、かつ後部では中央カバー20の下端側
部と重ねられた締結部85においてビス86の締結によ
り結合されている。
【0039】図10に示すように、係合部80は、左後
部カバー18の内壁面から車幅方向に沿って車体内方へ
突出するフック87を有し、その先端係合部88は下向
きに屈曲して略鈎状をなし、内側に重なる前部カバー1
7に形成されているスリット89を貫通させてから左後
部カバー18を下方へずらすことにより、先端係合部8
8がスリット89の下端縁89aへ係合するようになっ
ている。この構造は上下の係合部80とも同様である。
【0040】図11に示すように、前側の締結部81a
は、左後部カバー18の内壁面から車幅方向に沿って車
体内方へ突出する舌片状をなし、かつ内方に開放された
スリット90が取付時に車幅方向へ沿って長く形成され
ている。この締結部81aを前部カバー17の上端後側
部に形成された斜面部91(図3)へ重ねられて斜め上
方からビスにて締結される。
【0041】なお、締結部81aは前部カバー17に対
してビス止めすることにより前後及び上下方向の位置決
めが可能になるが、外側方へは位置決めされず、この方
向の位置決めは前記係合部80によって行われる。但
し、締結部81aのビス止め部にスリット90を設ける
ことにより、左後部カバー18の型抜き方向とスリット
90の方向を一致させることにより、左後部カバー18
の成形を容易にしている。
【0042】締結部81bも同様構造であるが、取付対
象が収納ボックス10であり、その側部に形成されたナ
ット部92(図4)へ重ねられて上方からビス止めされ
る。
【0043】図12は前部の締結部82を示し、左後部
カバー18の上部は略水平に車体内方へ突出する平坦部
93をなし、かつその裏側の一部に下方へ一体に突出す
る突部94が形成されている。
【0044】一方、収納ボックス10の側部上端は肉厚
のフランジ部95をなし、その上端面は平坦に形成され
て、ここに平坦部93が重なるとともに、その一部に設
けられている溝96に突部94が係合する。この溝96
は収納ボックス10の成形と同時に形成され。また、フ
ランジ部95の上端面内側には、上方へ突出する立て壁
97が一体に形成されている。
【0045】フランジ部95の上方には、シートアンダ
ーカバー16の周縁部100が重なり、その裏面には内
外に間隔を持って下方へ突出形成された一対のリブ10
1、102が設けられ、これらの間にシール部材98が
取付けられる溝103が形成されている。
【0046】この溝103内には、両リブ101、10
2間をつなぐ仕切壁状のリブ104が形成され、このリ
ブ104の下端部は内外のリブ101、102よりも下
方突出量が少なく、その下端部でシール部材98を接着
するようになっている。
【0047】なお、この構造における凹凸関係は逆でも
よく、図13に示すように、平坦部93側に係止穴10
5を設け、フランジ部95側にこれと係合する係合突部
106を設けてもよい。
【0048】図14は後部収納構造に関する別実施例で
あり、後方延長部31がリヤフェンダを兼用するように
形成されるとともに、この後部33上にオイルタンク3
6が支持され、この後部33の上方空間が補機収納空間
35になっている。
【0049】なお、この場合には後部33から上方へ長
くボス107を突出させ、これらの上端部へグリップ1
2を取付けるようにする。
【0050】次に、本実施例の作用効果を説明する。図
4及び図5等に明らかなように、収納ボックス10と一
体に後方延長部31を設け、この後方延長部31でリヤ
フェンダ13を支持するとともに、リヤフェンダ13と
後方延長部31の後部33との間に補機類であるオイル
タンク36のための補機収容空間35を形成し、かつこ
の補機収納空間35より前方に車体フレームを構成する
後部フレーム6の後端部6bを配置したので、十分な大
きさの補機収納空間35を容易に確保できる。
【0051】しかも、ガラス繊維と熱可塑性樹脂を積層
した積層シートを用いて後方延長部31を収納ボックス
10と一体に成形したので、軽量かつ自由な形状にで
き、かつ金属の車体フレームの使用を少なくすることが
でき、そのうえ、前記特殊な成形方法によりこのような
高強度の樹脂成形品を容易に得ることができる。
【0052】また、後方延長部31の強度を必要かつ十
分にできるので、この上方にグリップ12を直接支持す
ることも可能になる。さらに、リヤフェンダ13の取付
リブ57とオイルタンク36の突部36aをボルト58
及びナット59で締結することにより、オイルタンク3
6を予めリヤフェンダ13と小組しておくことができ
る。
【0053】その後、この小組体を後方延長部31へ取
り付ければ、容易に車体側へ取り付けでき、車体組立ラ
イン上でオイルタンク36を取付ける必要がなくなる。
このとき、リヤフェンダ13の係止部56を締結部43
bへ重ねることにより、仮止めでき、その後、前後3ケ
所をビス44等で締結するだけで済むので、作業効率が
向上する。
【0054】なお、リヤフェンダ13を後方延長部31
と一体化することもできる。図14はこのような構造に
関する別実施例であり、後方延長部31がリヤフェンダ
を兼用するように形成されるとともに、この後部33上
にオイルタンク36が支持され、この後部33の上方空
間が補機収納空間35になっている。
【0055】また、この場合には後部33から上方へ長
くボス107を突出させ、これらの上端部へグリップ1
2を取付けるようにする。符号108は後部車体カバー
であり、補機収納空間35を覆うように後方延長部31
の後部33上へ被せられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係るスクータ型車両の全体側面図
【図2】 車体カバー類等の分解図
【図3】 車体後部における車体カバー側面図
【図4】 収納ボックス及びリヤフェンダの平面図
【図5】 図4の5−5線断面図
【図6】 収納ボックスの斜視図
【図7】 シートキャッチカバー取付状態を示す要部平
面図
【図8】 シートキャッチ取付状態の要部断面図
【図9】 図7の9−9線断面図
【図10】図3の10−10線断面図
【図11】図3のX矢示図
【図12】図3の12−12線断面図
【図13】図12の変形例を示す図
【図14】別実施例を示す要部断面図
【符号の説明】
6:後部フレーム、9:リヤクッション、10:収納ボ
ックス、11:シート、 13:リヤフェンダ、16:
シートアンダーカバー、17:前部カバー、18:後部
左カバー、20:後部中央カバー、31:後方延長部、
32:前部、33:後部、35:補機収納空間、36:
オイルタンク、41:リヤクッション収納部、42:バ
ッテリ収納部、60:シートキャッチ、72:シートキ
ャッチカバー、77:バッテリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪と後輪の間に設けた低床式フロアの後
    方に車体フレームで支持された収納ボックスを配置し、
    この収納ボックスの上方開口部をシートで開閉自在に覆
    うとともに、シートの後方にリヤフェンダを配置したス
    クータ型車両において、収納ボックスの後部から一体に
    後方へ延長する後方延長部を設け、この後方延長部とリ
    ヤフェンダとにより補機類を支持するための補機収納空
    間を設けるとともに、この補機収納空間の前方に車体フ
    レームの後端部を配置したことを特徴とするスクータ型
    車両の後部収納構造。
  2. 【請求項2】補機類であるオイルタンクを予め収納ボッ
    クスとリヤフェンダに小組したことを特徴とする請求項
    1に記載したスクータ型車両の後部収納構造。
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