JPH049943Y2 - - Google Patents

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JPH049943Y2
JPH049943Y2 JP1985073909U JP7390985U JPH049943Y2 JP H049943 Y2 JPH049943 Y2 JP H049943Y2 JP 1985073909 U JP1985073909 U JP 1985073909U JP 7390985 U JP7390985 U JP 7390985U JP H049943 Y2 JPH049943 Y2 JP H049943Y2
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tank
thermoswitch
ventilation pipe
air pump
boiling
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、湯沸しと保温とを兼用した電気ポ
ツトに関し、さらに詳しくは、この種の電気ポツ
トにおけるサーモスイツチの冷却効果の向上を図
つた電気ポツトに関する。
(ロ) 従来の技術 電気ポツトの熱湯で乳幼児のミルク作りをする
場合には、煮沸殺菌した直後の熱湯を使用するこ
とが絶対に必要であり、また、インスタントラー
メン、コーヒー、紅茶作りをする場合も、煮沸す
ることにより、水臭や不純物を除去した熱湯を使
用することが食品の風味を増すためにも望まし
い。
このために、従来のこの種の電気ポツトは、第
3図に示すように、タンク41の下方に固着した
湯沸しヒータ42で内溶液を加熱沸騰させ、この
沸騰により発生した蒸気を、タンク41上方に配
設され外部と連通した通気管43に導いて外部に
放出し、この放出時の蒸気温度を通気管43に配
備した手動復帰式のサーモスイツチ44で検知
し、湯沸しヒータ42を切断して、保温状態を保
持するように構成すると共に、この保温状態の熱
湯を必要に応じて再度沸騰したい場合には、沸騰
操作釦45を手動で操作して、サーモスイツチ4
4をONにするように構成している。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 しかし、かかる構成では、湯沸しヒータ42の
切断時においても発生する少量の蒸気が、通気管
43の内部全体に充満し、雰囲気温度が短時間で
低下せず、サーモスイツチ44を手動で操作でき
る低温度域まで低下させるのに、かなりの冷却時
間を必要とした。
このため、熱湯を一度沸騰させた後は、長い冷
却時間をおかなければ、熱湯を再度沸騰させるこ
とができないという問題点を有していた。
この考案は、再沸騰制御用のサーモスイツチの
冷却時における冷却効果をより向上させることの
できる電気ポツトの提供を目的とする。
(ニ) 課題を解決するための手段 この考案は、蒸気口と連通し、タンク上部の一
側に水平方向に連通した下部通気管を上下2層の
通気路に隔壁で仕切り、上記下層通気路側にサー
モスイツチの感熱部を配設した電気ポツトである
ことを特徴とする。
(ホ) 作用 この考案の電気ポツトは、湯沸しヒータが切断
して保温状態に入ると、該保温状態で発生する少
量の蒸気は、下部通気管の上側の隔壁上層の通気
路を通つて上部通気管に至り、また、上部通気管
から下降してきた温度の低い外気は、隔壁上層が
高温の蒸気通路になつているので、下側の隔壁下
層側まで下降して、この隔壁下層の通気路を通過
し、サーモスイツチの感熱部を冷却しながらタン
クに至る。
(ヘ) 考案の効果 上述の結果、この考案によれば、サーモスイツ
チの感熱部は低い温度の外気で冷却されるので、
その冷却効果がより高められ、短時間で低温度域
に到達することができる。
このため、熱湯を沸騰させた直後においても再
度沸騰させることができ、煮沸熱湯を頻繁に使用
する場合に便利である。
(ト) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は電気ポツトを示し、第1図において、こ
の電気ポツト1は容器本体2の内部にタンク3を
装着し、その上端に口金部4を配設している。
前述のタンク3は、その下方週壁面に湯沸しヒ
ータ5およびこの湯沸しヒータ5と互いに絶縁さ
れて巻回された保温ヒータ6が固着して、これら
ヒータ5,6によりタンク3内の内溶液を熱湯化
する。
前述のタンク3の下端面には、サーモスイツチ
7およびサーマルリードスイツチ8がそれぞれ底
面に密着して固定され、サーモスイツチ7により
前述の湯沸しヒータ5が、サーマルリードスイツ
チ8により前述の保温ヒータ6がそれぞれ温度制
御される。
前述の口金部4は、その後部側に蓋体9を回転
軸10で弧回動自在に枢着している。また、この
回転軸10の前方近傍には貫通孔11が穿設さ
れ、その貫通孔11に中央部に通気路を形成した
中空状のシール材12が嵌着固定されている。そ
して、その前部側には係止片13が形成されてい
る。
前述の蓋体9は、その前部側にロツク釦14を
弧回動自在に枢着し、このロツク釦14の下方に
形成されたフツク15が前述の係止片13と係合
することにより、前述の口側部4と蓋体9は開放
不可に係合されると共に、前述のタンク3がシー
ルリング16で気密化される。
また、この係合の解除は、ロツク釦14の上方
に形成された押圧部17を押圧することで、係止
片13とフツク15が係脱されて、蓋体9の開放
が可能となる。
前述の蓋体9は、その上面中央にプツシユ孔1
8を貫通形成し、このプツシユ孔18にプツシユ
19を上下動自在に係合している。
また、このプツシユ19の上面には蒸気口37
を形成し、内面にはポンプ押圧部20が一体的に
垂下形成され、エアーポンプ21の吸気弁22に
当接している。
前述のエアーポンプ21は、上下方向に伸縮自
在の蛇腹状に形成され、その上端中央部に前述の
吸気弁22を配備し、この吸気弁22に張設され
たスプリング23により、常時上方に付勢されて
いる。
また、その下端中央部には、後部側(蓋体9枢
着側)に延出する水平方向の上部通気管24が一
体的に形成されると共に、その後端部下面に形成
した排出口25を前述のシール材12に対向した
位置にまで延設している。
したがつて、前述の口金部4に蓋体9を係合し
た時には、排気口25の口縁がシール材12の周
縁に圧接し、この圧接でシール材12の中空部分
の通気路と上部通気管24が気密保持されて連通
される。
上述のシール材12の下端は、その内端をタン
ク3に連通し水平方向に形成した下部通気管26
の外端側上面を嵌着固定している。
前述の下部通気管26は、その内部を隔壁27
により、上下2層に分割した箱状体に形成され、
その内端開口縁を前述のタンク3の外周壁面に一
体的に固定されている。
なお、隔壁27の外端と下部通気管26の外端
との間には通気路を形成している。
また、下部通気管26の上層側外端上面には通
気孔28が穿孔されると共に、この通気孔28の
周壁29が前述のシール材12の下端に嵌着係合
される。
これらの連結構造によつて、前述のエアーポン
プ21が上部通気管24、中空状のシール材1
2、下部通気管26を介してタンク3の内部と連
通される。
さらに、下部通気管26の下層側の下面には再
沸騰制御用のサーモスイツチ30が固定され、こ
のサーモスイツチ30の感熱部31が下部通気管
26の中空部分の雰囲気温度変化を検知する。
前述のサーモスイツチ30は、雰囲気温度が高
温になれば、電気回路をOFFにすべく形成され、
高温時において一旦動作すれば、雰囲気温度が常
温状態まで低下しても復帰することがなく、その
復帰動作はリセツト釦32を操作して復帰させる
公知の手動復帰方式のサーモスイツチで構成され
ている。
また、熱湯を再沸騰させる場合は、手動操作で
沸騰操作レバー33を押下すると、一点鎖線で示
すように、沸騰操作レバー33は回転軸34を中
心として反時計方向に弧回動し、この弧回動によ
り、操作杆35を介して前述のリセツト釦32が
復帰されて電気回路がONとなり、サーモスイツ
チ30が作動する。
第2図は電気回路を示し、電源36に前述の保
温ヒータ6およびサーマルリドスイツチ8がそれ
ぞれ直列に接続されると共に、この保温ヒータ6
に前述の湯沸しヒータ5がサーモスイツチ7を介
して並設に接続され、さらに、このサーモスイツ
チ7には前述の再沸騰制御用のサーモスイツチ3
0が並列に接続されている。
このように構成した電気ポツト1はタンク3に
内溶液を注入した後、電源36を入れると、湯沸
しヒータ5と保温ヒータ6が同時に通電され、こ
れらヒータ5,6により、内溶液が加熱され、熱
湯化される。
やがて熱湯が設定温度に至れば、サーモスイツ
チ7が作動し、湯沸しヒータ5への通電を停止さ
せて、保温ヒータ6のみの通電で保温状態に入る
と共に、サーマルリードスイツチ8でその保温が
制御される。
前述の保温状態において熱湯を再沸騰させる場
合は、沸騰操作レバー33を押下して、リセツト
釦32を作動させて、サーモスイツチ30をON
にすれば、湯沸しヒータ5が通電されて熱湯が沸
騰する。
この沸騰によりタンク3内に多量の蒸気が発生
すると同時に、この蒸気によりタンク3の内圧が
上昇し、この内圧上昇により、蒸気は下部通気管
26の隔壁27の上下層、中空状のシール材1
2、上部通気管24、エアーポンプ21、吸気弁
22の弁座、プツシユ19の蒸気口37を経て空
気中に排出される。
このため、下部通気管26に固定されたサーモ
スイツチ30の感熱部31が、この高温の蒸気温
を検知し、やがて検知設定温度に至れば、サーモ
スイツチ30が作動し、電気回路をOFFにして
湯沸しヒータ5の通電を停止し、熱湯の沸騰は停
止されて、元の保温状態に復帰する。
そして、保温状態になれば、蒸気の発生は著し
く減少し、内圧が低下して、該保温状態で発生す
る少量の蒸気は、下部通気管26の隔壁27の上
層の通気路を通つて上部通気管24に至り、その
後は前述と同様にして蒸気口37を経て空気中に
排出されることになる。
また、上述の保温状態による内圧の低下によ
り、外部から低温度の外気が、蒸気口37、吸気
弁22、エアーポンプ21、上部通気管24、シ
ール材12を経て、下部通気管26に流入する
が、この流入する低温度の外気は、隔壁27の上
層部が高温の蒸気が排気のために占めているた
め、奥の下層部に通じる通気路まで下降し、該下
層部の通気路からタンク3に流入する。
このため隔壁27の下層側に固定されたサーモ
スイツチ30の感熱部31の温度下降が促進され
て、短時間でサーモスイツチ30の作動可能な低
温度域に到着が可能となつた。
このようにこの考案の電気ポツトは、再沸騰用
のサーモスイツチ30の熱応答特性が優れている
ので、熱湯を再沸騰させる場合は、沸騰直後にお
いても長い冷却時間をおくことなく、再度沸騰さ
せることが可能であり、煮沸熱湯を頻繁に使用す
るときには特に便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の電気ポツトの縦断面図、第
2図はその電気回路図、第3図は従来の電気ポツ
トの縦断面図である。 2……容器本体、3……タンク、9……蓋体、
21……エアーポンプ、24……上部通気管、2
6……下部通気管、27……隔壁、30……サー
モスイツチ、31……感熱部、37……蒸気口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内溶液の加熱保温用のタンク3を内装した容器
    本体2の上端に、蒸気口37と連通し加圧空気を
    発生するエアーポンプ21を内装した蓋体9を開
    閉自在に枢着し、上記エアーポンプ21を、蓋体
    9内部に水平方向に配設した上部通気管24と該
    上部通気管24と気密連通し前記タンク3上部の
    一側に水平方向に連通した下部通気管26とを介
    して、タンク3に連通し、このエアーポンプ21
    の加圧空気をタンク3内に吹込んで内容液を外部
    に注出するように構成した電気ポツトであつて、 前記下部通気管26を上下2層の通気路に隔壁
    27で仕切り、 上記下層通気路側にサーモスイツチ30の感熱
    部31を配設した 電気ポツト。
JP1985073909U 1985-05-18 1985-05-18 Expired JPH049943Y2 (ja)

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JPS615819A (ja) * 1984-06-18 1986-01-11 松下電器産業株式会社 電気湯沸し器
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JPS6147933B2 (ja) * 1983-04-13 1986-10-22 Goyo Kensetsu

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