JPH0319320Y2 - - Google Patents

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JPH0319320Y2
JPH0319320Y2 JP1986035598U JP3559886U JPH0319320Y2 JP H0319320 Y2 JPH0319320 Y2 JP H0319320Y2 JP 1986035598 U JP1986035598 U JP 1986035598U JP 3559886 U JP3559886 U JP 3559886U JP H0319320 Y2 JPH0319320 Y2 JP H0319320Y2
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tank
thermoswitch
ventilation pipe
boiling
air pump
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【考案の詳細な説明】 (イ) 利用分野 この考案は、湯沸しと保温とを兼用でき、しか
も、希望する任意時に保温中の熱湯を再沸騰させ
ることのできる電気ポツトに関する。
(ロ) 従来技術 従来、この種の電気ポツトの沸騰機能は電気回
路によつて電気的に動作するように構成され、そ
の保温時の電気回路は第3図に示すように沸騰サ
ーモ接点41が短絡され沸しサーモ接点42、沸
騰ボタン接点43、リレー接点44がそれぞれ開
放されて保温ヒータ45のみに通電されている。
このような保温状態より熱湯を沸騰させるに
は、ポツトの前面に配設された沸騰ボタン接点4
3を瞬時短絡することにより、第4図に示すよう
に電磁リレー46に電圧が印加されて電磁リレー
46が動作し、この動作により電磁リレー46に
連動されるリレー接点44が短絡されて湯沸しヒ
ータ47に通電され、熱湯が沸騰し煮沸蒸気が発
生する。やがてこの蒸気により沸騰サーモ接点4
1が開放され、この開放により電磁リレー46へ
の通電が停止されリレー接点44が開放されて第
3図に示すような元の保温状態に復帰して再沸騰
動作が完了する。
しかし、かかる構成では高価な電磁リレー46
やマイクロスイツチ式の沸騰ボタンスイツチ等を
必要とし、またそれら部品間の内部配線が複雑と
なり組立工数が増加して電気ポツトのコストアツ
プの要因となつていた。
(ハ) 考案の目的 この考案は、高価な部品を用いることなく熱湯
を再沸騰させることのできる廉価な電気ポツトの
提供を目的とする。
(ニ) 考案の構成 この考案は、内溶液の加熱保温用のタンクを内
装した容器本体の上端に、内部にエアーポンプを
配備した蓋体を開閉自在に枢着し、このエアーポ
ンプの加圧空気をタンク内に吹込んで内容液を外
部に注出すべく構成した電気ポツトであつて、前
記タンクの内部と連通した下部通気管をタンクの
上部に設け、この下部通気管に対向する位置に、
前記エアーポンプの内部と連通した上部通気管を
延設し、これら通気管をシール材を介して気密的
に接続可能に構成するとともに、前記下部通気管
の垂壁に排出蒸気の温度検知用の手動復帰式のサ
ーモスイツチを配設して、このサーモスイツチの
沸騰操作レバーを容器本体の外部に延出した電気
ポツトであることを特徴とする。
(ホ) 考案の効果 この考案によれば、電気ポツトの外部より沸騰
操作レバーを操作すれば、沸騰操作レバーが沸騰
サーモを機械的に動作させるので、高価な電磁リ
レーやマイクロスイツチ式の沸騰ボタンスイツ
チ、さらにはそれらを結線する内部配線が不要と
なり大幅なコストダウンが可能となつた。
さらに、エアーポンプに連通する下部通路に手
動復帰式サーモスイツチを臨ませているので、蒸
気温を検出する立上りが速くて、沸騰の検出に立
ち遅れがなく、的確に検知することができる。
また、蒸気温の低下に伴うサーモスイツチ検出
部の冷却が、蒸気の溜まりがない故に、速くな
り、再沸騰操作が素早くできる。
(ヘ) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は電気ポツトを示し、第1図において、こ
の電気ポツト1は容器本体2の内部にタンク3を
装着し、その上端に口金部4を配設している。
前述のタンク3は、その下方周壁面に湯沸しヒ
ータ5およびこの湯沸しヒータ5と互に絶縁され
て巻回された保温ヒータ6が固着され、これらヒ
ータ5,6によりタンク3内の内容液が熱湯化さ
れる。
前述のタンク3の下端面には、サーモスイツチ
7およびサーマルリードスイツチ8がそれぞれ底
面に密着して固定され、サーモスイツチ7により
前述の湯沸しヒータ5が、サーマルリードスイツ
チ8により前述の保温ヒータ6がそれぞれ温度制
御される。
前述の口金部4は、その後部側に蓋体9を回転
軸10で回動可能に枢着している。またその前部
側には貫通孔11が穿孔され、この貫通孔11に
シール材12が嵌着固定されている。さらにその
前部には係止片13が形成されている。
前述の蓋体9は、その前部側にロツクボタン1
4を弧回動可能に枢着し、このロツクボタン14
の下方に形成されたフツク15が前述の係止片1
3と係合することにより、前述の口金部4と蓋体
9は開放不可に係合されるとともに、この係合で
前述のタンク3がシールリング16で気密化され
る。またこの係合の解除は、ロツクボタン14の
上方に形成された押圧部17を押圧することで、
係止片13とフツク15が離脱されて蓋体9の開
放が可能となる。
前述の蓋体9は、その上面中央にプツシユ孔1
8を貫通形成し、このプツシユ孔18にプツシユ
19を上下動可能に係合している。また、このプ
ツシユ19の下方にはポンプ押圧部20が一体的
に垂下形成されて、エアーポンプ21の吸気弁2
2に当接している。
前述のエアーポンプ21は、上下方向に伸縮自
在の蛇腹状に形成され、その上端中央部に前述の
吸気弁22を配備され、この吸気弁22に張設さ
れたスプリング23により、常時上方向に付勢さ
れている。
また、その下端中央部には上部通気管24が一
体的に形成されるとともに、その排気口25を前
述のシール材12に対向した位置まで延設してい
る。
したがつて、前述の口金部4に蓋体9を係合し
た時には、排気口25がシール材12に圧接し、
この圧接でシール材12と上部通気管24が気密
保持されて連通されるとともに、シール材12に
嵌着固定された下部通気管26を介して前述のタ
ンク3の内部と一体的に連通される。
このため沸騰時において発生する蒸気は、下部
通気管26および上部通気管24を通つてエアー
ポンプ21の内部にいたり、さらに吸気弁22を
介してプツシユ19に形成された蒸気逃し口27
より外部に排出される。
また、注水時においては、前述のプツシユ19
を押圧することにより、吸気弁22が閉鎖され、
この閉鎖により、エアーポンプ21内の加圧空気
は、上部通気管24および下部通気管26を介し
て前述のタンク3内に吹込まれ、この加圧空気で
内容液を外部に注出する。
前述の下部通気管26は、側部および上部を開
口した箱状体に形成され、その側部開口部を前述
のタンク3の外周壁面に一体的に密着固定してい
る。またその上部には通気孔28が穿孔されると
ともに、この通気孔28に前述のシール材12が
嵌着係合されている。さらにその垂壁29には、
再沸騰制御用のサーモスイツチ30が固定され、
このサーモスイツチ30の感熱部が下部通気管2
6の中空部分の雰囲気温度変化を検知する。
前述のサーモスイツチ30は、雰囲気温度が高
温になれば、電気回路をOFFにすべく形成され、
高温時において一旦動作すれば、雰囲気温度が常
温状態まで低下しても復帰することなく、その復
帰動作はリセツトボタン31を操作して復帰させ
る公知の手動復帰式のサーモスイツチで構成さ
れ、熱湯を再沸騰させる場合は、手動操作で沸騰
操作レバー32を押下すると鎖線で示すように沸
騰操作レバー32は回転軸33を中心に反時計方
向に回動してリセツトボタン31を押圧する。こ
のためリセツトボタン31は復帰されてサーモス
イツチ30が動作して電気回路がONとなる。
第2図は電気回路を示し、電源34に前述の保
温ヒータ6およびサーマルリードスイツチ8がそ
れぞれ直接に接続されるとともに、この保温ヒー
タ6に前述の湯沸しヒータ5がサーモスイツチ7
を介して並列に接続されている。
さらに、このサーモスイツチ7には、前述の再
沸騰制御用のサーモスイツチ30が並列に接続さ
れている。
このように構成された電気ポツト1は、タンク
3内に内容液を注入した後電源34を入れると、
湯沸しヒータ5と保温ヒータ6が同時に通電さ
れ、これらヒータ5,6により、内容液が加熱さ
れ熱湯化される。
やがて湯温が設定温度にいたれば、サーモスイ
ツチ7が作動し、湯沸しヒータ5への通電が停止
させて、保温ヒータ6のみの通電で保温状態に入
ると共に、サーマルリードスイツチ8でその保温
温度が制御される。
前述の保温状態において、熱湯を再沸騰させる
場合は、沸騰操作レバー32を押圧してリセツト
ボタン31を作動させて、サーモスイツチ30を
ONにすれば、湯沸しヒータ5が通電されて熱湯
が沸騰する。
この沸騰によりタンク3内に多量の蒸気が発生
すると同時に、この蒸気によりタンク3内の内圧
が上昇し、この内圧上昇により蒸気は下部通気管
26、上部通気管24、エアーポンプ21を経て
外部に排出される。
このため下部通気管26に固定されたサーモス
イツチ30は、下部通気管26を通過する高温の
蒸気温度を検知し、やがて検知設定温度にいたれ
ばサーモスイツチ30が作動して、電気回路を
OFFにして、湯沸しヒータ5の通電を停止し、
熱湯の沸騰が停止されて元の保温状態に復帰す
る。
このように上述の実施例の電気ポツトでは、再
沸騰制御用のサーモスイツチ30を機械的に作動
させるので、高価な電磁リレー等の部品が不必要
で廉価な電気ポツトを提供でき、しかも、内容液
注出時には温度の低い加圧空気が上部通気管24
を介して下部通気管26に吹込まれてサーモスイ
ツチ30の温度低下が促進されるので、沸騰直後
においても、長い冷却時間をおくことなく、再度
沸騰させることが可能であり、煮沸熱湯を頻繁に
使用する場合は特に便利である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は電
気ポツトの縦断面図、第2図はその電気回路図、
第3図、第4図は従来の電気ポツトの回路図であ
る。 2……容器本体、3……タンク、9……蓋体、
12……シール材、21……エアーポンプ、24
……上部通気管、26……下部通気管、29……
垂壁、30……サーモスイツチ、32……沸騰操
作レバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内容液の加熱保温用のタンク3を内装した容器
    本体2の上端に、内部にエアーポンプ21を配備
    した蓋体9を開閉自在に枢着し、このエアーポン
    プ21の加圧空気をタンク3内に吹込んで内容液
    を外部に注出すべく構成した電気ポツトであつ
    て、 前記タンク3の内部と連通した下部通気管26を
    タンク3の上部に設け、この下部通気管26に対
    向する位置に、前記エアーポンプ21の内部と連
    通した上部通気管24を延設し、 これら通気管24,26をシール材12を介して
    気密的に接続可能に構成すると共に、 前記下部通気管26の垂壁29に排出蒸気の温度
    検知用の手動復帰式のサーモスイツチ30を配設
    して、 このサーモスイツチ30の沸騰操作レバー32を
    容器本体2の外部に延出したことを特徴とする 電気ポツト。
JP1986035598U 1986-03-11 1986-03-11 Expired JPH0319320Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60261415A (ja) * 1984-06-08 1985-12-24 松下電器産業株式会社 電気湯沸し器

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JPS60261415A (ja) * 1984-06-08 1985-12-24 松下電器産業株式会社 電気湯沸し器

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