JPH0646431Y2 - 電気ポットのサーモスイッチ取付け構造 - Google Patents
電気ポットのサーモスイッチ取付け構造Info
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- JPH0646431Y2 JPH0646431Y2 JP951092U JP951092U JPH0646431Y2 JP H0646431 Y2 JPH0646431 Y2 JP H0646431Y2 JP 951092 U JP951092 U JP 951092U JP 951092 U JP951092 U JP 951092U JP H0646431 Y2 JPH0646431 Y2 JP H0646431Y2
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- thermoswitch
- boiling
- pot
- cut
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、電気ポットで水道水
を沸騰させたとき、該水道水に含有しているカルキをカ
ットすることのできる電気ポットのサーモスイッチ取付
け構造に関する。
を沸騰させたとき、該水道水に含有しているカルキをカ
ットすることのできる電気ポットのサーモスイッチ取付
け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の電気ポットには湯沸し用サーモス
イッチが備えられ、湯が沸上がると該サーモスイッチが
動作して主ヒータの電源を開成するように電気回路が形
成されている。しかし、上述の回路構成は湯沸し用サー
モスイッチが確実に開成できるように、該湯沸し用サー
モスイッチの設定温度を湯温で95度C〜97度Cにし
ているので、コーヒや紅茶、あるいは幼児用のミルクを
作る場合のように、100度Cに沸騰した湯を使用する
ことができない。そこで、沸騰した湯を得るために、上
述の湯沸し用サーモスイッチの他に、内容液の沸騰温度
で動作する沸騰用サーモスイッチとこのサーモスイッチ
を動作させるための切換えスイッチとを設けて、沸騰し
た湯を得るときは切換えスイッチを投入して、この沸騰
用サーモスイッチが動作するようにしている。
イッチが備えられ、湯が沸上がると該サーモスイッチが
動作して主ヒータの電源を開成するように電気回路が形
成されている。しかし、上述の回路構成は湯沸し用サー
モスイッチが確実に開成できるように、該湯沸し用サー
モスイッチの設定温度を湯温で95度C〜97度Cにし
ているので、コーヒや紅茶、あるいは幼児用のミルクを
作る場合のように、100度Cに沸騰した湯を使用する
ことができない。そこで、沸騰した湯を得るために、上
述の湯沸し用サーモスイッチの他に、内容液の沸騰温度
で動作する沸騰用サーモスイッチとこのサーモスイッチ
を動作させるための切換えスイッチとを設けて、沸騰し
た湯を得るときは切換えスイッチを投入して、この沸騰
用サーモスイッチが動作するようにしている。
【0003】すなわち、ポット内と大気とを接続する蒸
気通路内の雰囲気温度で前述の沸騰用サーモスイッチが
動作するように構成し、この沸騰用サーモスイッチの温
度設定をポット内容液の沸騰(100度C)と対応する
雰囲気温度に設定し、この沸騰を沸騰用サーモスイッチ
が検知して動作することで、即主ヒータの電源を開成す
るように設けている。
気通路内の雰囲気温度で前述の沸騰用サーモスイッチが
動作するように構成し、この沸騰用サーモスイッチの温
度設定をポット内容液の沸騰(100度C)と対応する
雰囲気温度に設定し、この沸騰を沸騰用サーモスイッチ
が検知して動作することで、即主ヒータの電源を開成す
るように設けている。
【0004】一方、上述の電気ポットで水道水のカルキ
をカット処理(熱処理)するには、沸騰状態(100度
C)を3分〜5分ほど継続する必要があるが、前述のよ
うに沸騰用サーモスイッチは内容液が沸騰すると即電気
回路を開成して、主ヒータの電源を遮断するので、前述
のカルキのカット処理を行うことができない。
をカット処理(熱処理)するには、沸騰状態(100度
C)を3分〜5分ほど継続する必要があるが、前述のよ
うに沸騰用サーモスイッチは内容液が沸騰すると即電気
回路を開成して、主ヒータの電源を遮断するので、前述
のカルキのカット処理を行うことができない。
【0005】そこで、上述のカルキのカット処理を行う
ために、一般的にはマイコンを用いて沸騰検知から所定
時間を計時し沸騰処理するように設けているが、カルキ
のカット処理のみのためにマイコンを採用するのではコ
ストがかかりすぎる問題点を有する。
ために、一般的にはマイコンを用いて沸騰検知から所定
時間を計時し沸騰処理するように設けているが、カルキ
のカット処理のみのためにマイコンを採用するのではコ
ストがかかりすぎる問題点を有する。
【0006】そこで、マイコンに代えて安価なサーモス
イッチを使用して、このサーモスイッチをカルキカット
用に設定して、前述の沸騰用サーモスイッチに対して沸
騰時間を長くしてから動作するように設定して設けるこ
とが提案できる。
イッチを使用して、このサーモスイッチをカルキカット
用に設定して、前述の沸騰用サーモスイッチに対して沸
騰時間を長くしてから動作するように設定して設けるこ
とが提案できる。
【0007】しかし、このカルキカット用サーモスイッ
チも前述の蒸気通路内の雰囲気を検知して動作するよう
に設ける必要があるので、前述の沸騰用サーモスイッチ
と共に、蒸気通路内には2個のサーモスイッチを配設す
ることになる。しかし、蒸気通路は蓋体内部に形成し
て、充分な通路面積を形成することができないので、上
述のように2個のサーモスイッチを設けることが困難と
なる問題点を有する。
チも前述の蒸気通路内の雰囲気を検知して動作するよう
に設ける必要があるので、前述の沸騰用サーモスイッチ
と共に、蒸気通路内には2個のサーモスイッチを配設す
ることになる。しかし、蒸気通路は蓋体内部に形成し
て、充分な通路面積を形成することができないので、上
述のように2個のサーモスイッチを設けることが困難と
なる問題点を有する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、コストダ
ウンのために設けたカルキカット用サーモスイッチの取
付けが容易となり、良好にカルキのカット処理が実行で
きる電気ポットのサーモスイッチ取付け構造の提供を目
的とする。
ウンのために設けたカルキカット用サーモスイッチの取
付けが容易となり、良好にカルキのカット処理が実行で
きる電気ポットのサーモスイッチ取付け構造の提供を目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案は、ポット内と
大気とを接続する蒸気通路を形成し、該蒸気通路内の雰
囲気温度でポット内容液の沸騰から所定時間経過後動作
するカルキカット用サーモスイッチを設けて、該カルキ
カット用サーモスイッチの動作に基づいて主ヒータの電
源を開成する電気ポットであって、前記蒸気通路内に熱
伝導板を露出させて、該熱伝導板の前記露出位置より所
定距離離れた位置に前記カルキカット用サーモスイッチ
を取付けた電気ポットのサーモスイッチ取付け構造であ
ることを特徴とする。
大気とを接続する蒸気通路を形成し、該蒸気通路内の雰
囲気温度でポット内容液の沸騰から所定時間経過後動作
するカルキカット用サーモスイッチを設けて、該カルキ
カット用サーモスイッチの動作に基づいて主ヒータの電
源を開成する電気ポットであって、前記蒸気通路内に熱
伝導板を露出させて、該熱伝導板の前記露出位置より所
定距離離れた位置に前記カルキカット用サーモスイッチ
を取付けた電気ポットのサーモスイッチ取付け構造であ
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】この考案の電気ポットのサーモスイッチ取付け
構造は、蒸気通路の雰囲気温度が熱伝導板の露出部より
熱伝搬してカルキカット用サーモスイッチに伝搬され
る。そのため、熱伝導板の熱伝搬時間およびサーモスイ
ッチの温度設定を、ポットの内容液の沸騰からカルキカ
ットに要する沸騰維持時間の経過後サーモスイッチを動
作させるように設定することで、カルキカット処理がで
きる。
構造は、蒸気通路の雰囲気温度が熱伝導板の露出部より
熱伝搬してカルキカット用サーモスイッチに伝搬され
る。そのため、熱伝導板の熱伝搬時間およびサーモスイ
ッチの温度設定を、ポットの内容液の沸騰からカルキカ
ットに要する沸騰維持時間の経過後サーモスイッチを動
作させるように設定することで、カルキカット処理がで
きる。
【0011】
【考案の効果】上述の結果、この考案によれば、従来の
マイコンに代えて安価なサーモスイッチの使用で良好に
カルキカット処理ができるので、低コストに構成するこ
とができると同時に、熱伝導板の熱伝搬によりカルキカ
ット用サーモスイッチは蒸気通路から離れた位置に取付
けることができるので、その取付けが蒸気通路に制約さ
れることなく容易となり、取付けの自由度が向上し、さ
らに、熱伝導板の熱伝搬の調整が、例えば、板の長さあ
るいは板に孔を形成する等の手段により容易にできるた
め、サーモスイッチの温度設定の選択の自由度も向上す
る。
マイコンに代えて安価なサーモスイッチの使用で良好に
カルキカット処理ができるので、低コストに構成するこ
とができると同時に、熱伝導板の熱伝搬によりカルキカ
ット用サーモスイッチは蒸気通路から離れた位置に取付
けることができるので、その取付けが蒸気通路に制約さ
れることなく容易となり、取付けの自由度が向上し、さ
らに、熱伝導板の熱伝搬の調整が、例えば、板の長さあ
るいは板に孔を形成する等の手段により容易にできるた
め、サーモスイッチの温度設定の選択の自由度も向上す
る。
【0012】
【実施例】この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は電気ポットを示し、図1において、電気
ポット10は本体11と蓋体12とよりなり、本体11
の内部には上面開放のポット13を収納し、このポット
13の下部外周には主ヒータと保温ヒータとを備えたヒ
ータ14を装着して、該ヒータ14の加熱でポット13
の内容液を沸騰加熱し、また、内容液はポット13の底
部の連通口15から連通管16を介して注ぎ口17に注
出される。
述する。図面は電気ポットを示し、図1において、電気
ポット10は本体11と蓋体12とよりなり、本体11
の内部には上面開放のポット13を収納し、このポット
13の下部外周には主ヒータと保温ヒータとを備えたヒ
ータ14を装着して、該ヒータ14の加熱でポット13
の内容液を沸騰加熱し、また、内容液はポット13の底
部の連通口15から連通管16を介して注ぎ口17に注
出される。
【0013】前述の蓋体12はその後端側が支軸18に
より本体11の上面に開閉可能に枢着され、前端側が適
宜の固定手段で係脱可能に固定される。蓋体12の下面
にはポット13に対応して気密蓋19を固定し、この気
密蓋19の周縁にはポット13の口縁をシールするシー
リング20を嵌着し、このシーリング20によってポッ
ト13を気密化する。
より本体11の上面に開閉可能に枢着され、前端側が適
宜の固定手段で係脱可能に固定される。蓋体12の下面
にはポット13に対応して気密蓋19を固定し、この気
密蓋19の周縁にはポット13の口縁をシールするシー
リング20を嵌着し、このシーリング20によってポッ
ト13を気密化する。
【0014】上述の気密蓋19の内部にはボール21を
介して蒸気通路22を形成し、この蒸気通路22は中央
位置から後方側(支軸18側)に導出する水平通路22
aと、この水平通路22aから上方の導出して大気に通
じる垂直通路22bとによって形成している。
介して蒸気通路22を形成し、この蒸気通路22は中央
位置から後方側(支軸18側)に導出する水平通路22
aと、この水平通路22aから上方の導出して大気に通
じる垂直通路22bとによって形成している。
【0015】上述の水平通路22aの端部は開放され
て、本体11の内部に露出し、また、本体11側では口
縁部にシーリング23を嵌着して、このシーリング23
の前面側で水平通路22aの端部をシールすると共に、
後面側で熱伝導板24の露出周縁をシールして該熱伝導
板24の一部の面を露出対向させ、そして、熱伝導板2
4は取付け部25に嵌着固定している。
て、本体11の内部に露出し、また、本体11側では口
縁部にシーリング23を嵌着して、このシーリング23
の前面側で水平通路22aの端部をシールすると共に、
後面側で熱伝導板24の露出周縁をシールして該熱伝導
板24の一部の面を露出対向させ、そして、熱伝導板2
4は取付け部25に嵌着固定している。
【0016】図2および図3にも示すように、上述の熱
伝導板24は熱伝導率の高い、例えば、アルミニューム
で形成し、この熱伝導板24の水平通路22aと対向す
る裏面側には沸騰用サーモスイッチ26を装着し、さら
に、その下方で前述の水平通路22aより若干距離を隔
てた位置にカルキカット用サーモスイッチ27を装着
し、これらサーモスイッチ26,27の中間位置の熱伝
導板24には熱伝搬の時間を調整する調整孔28を形成
している。
伝導板24は熱伝導率の高い、例えば、アルミニューム
で形成し、この熱伝導板24の水平通路22aと対向す
る裏面側には沸騰用サーモスイッチ26を装着し、さら
に、その下方で前述の水平通路22aより若干距離を隔
てた位置にカルキカット用サーモスイッチ27を装着
し、これらサーモスイッチ26,27の中間位置の熱伝
導板24には熱伝搬の時間を調整する調整孔28を形成
している。
【0017】上述の各サーモスイッチ26,27は熱伝
導板24が蒸気通路22の雰囲気で加熱された熱を蒸気
通路22内の雰囲気温度として検知して動作し、沸騰用
サーモスイッチ26はポット13の内容液が沸騰して約
30秒〜60秒後に動作するように、例えば、検知温度
約85度Cに設定し、さらに、カルキカット用サーモス
イッチ27はポット13の内容液が沸騰してから約15
0秒〜210秒で動作するように、また、上述の沸騰用
サーモスイッチ26が動作してから約120秒〜150
秒後に動作するように、例えば、検知温度約95度Cに
設定すると共に、前述の調整孔28の開口面積も、カル
キカット用サーモスイッチ27が上述の動作時間になる
ように熱伝搬時間を設定している。
導板24が蒸気通路22の雰囲気で加熱された熱を蒸気
通路22内の雰囲気温度として検知して動作し、沸騰用
サーモスイッチ26はポット13の内容液が沸騰して約
30秒〜60秒後に動作するように、例えば、検知温度
約85度Cに設定し、さらに、カルキカット用サーモス
イッチ27はポット13の内容液が沸騰してから約15
0秒〜210秒で動作するように、また、上述の沸騰用
サーモスイッチ26が動作してから約120秒〜150
秒後に動作するように、例えば、検知温度約95度Cに
設定すると共に、前述の調整孔28の開口面積も、カル
キカット用サーモスイッチ27が上述の動作時間になる
ように熱伝搬時間を設定している。
【0018】図1において、前述の蓋体12の内部には
エアポンプ31を内蔵しており、このエアポンプ31は
周知の構成であるためその詳細な説明は省略するが、上
面中央部の操作部32を押下すると、これに連動してま
ず下部の弁材33が水平通路22a始端の開口部34の
周縁をシールすると共に、続いてエアポンプ31の圧縮
エアをポット13内に送込んで内容液の注出を行い、前
述の操作部32の押下を解くと、エアポンプ31は復帰
して開口部34の周縁が開放される。
エアポンプ31を内蔵しており、このエアポンプ31は
周知の構成であるためその詳細な説明は省略するが、上
面中央部の操作部32を押下すると、これに連動してま
ず下部の弁材33が水平通路22a始端の開口部34の
周縁をシールすると共に、続いてエアポンプ31の圧縮
エアをポット13内に送込んで内容液の注出を行い、前
述の操作部32の押下を解くと、エアポンプ31は復帰
して開口部34の周縁が開放される。
【0019】図4は前述のヒータ14を加熱制御するた
めの沸騰処理回路を示し、前述のヒータ14は内容液を
沸騰するための主ヒータ14aと、内容液を保温するた
めの保温ヒータ14bとからなり、これらのヒータ14
a,14bは並列であって、かつ主ヒータ14aは湯沸
し用サーモスイッチ41および温度過昇防止用サーモス
イッチ42と直列にして電源ライン43,44に接続
し、また、保温ヒータ14bは上述の温度過昇防止用サ
ーモスイッチ42と直列にして電源ライン43,44に
接続している。また、湯沸しランプL1と保温ランプL
2とは直列にして電源ライン43,44に接続すると共
に、その中間点を前述の主ヒータ14aと湯沸し用サー
モスイッチ41との中間点に接続している。
めの沸騰処理回路を示し、前述のヒータ14は内容液を
沸騰するための主ヒータ14aと、内容液を保温するた
めの保温ヒータ14bとからなり、これらのヒータ14
a,14bは並列であって、かつ主ヒータ14aは湯沸
し用サーモスイッチ41および温度過昇防止用サーモス
イッチ42と直列にして電源ライン43,44に接続
し、また、保温ヒータ14bは上述の温度過昇防止用サ
ーモスイッチ42と直列にして電源ライン43,44に
接続している。また、湯沸しランプL1と保温ランプL
2とは直列にして電源ライン43,44に接続すると共
に、その中間点を前述の主ヒータ14aと湯沸し用サー
モスイッチ41との中間点に接続している。
【0020】前述の湯沸し用サーモスイッチ41はポッ
ト13の外周面に直接装着して内容液の温度を検知し、
検知温度を内容液の約95度C〜97度Cに設定してい
る。また、前述の温度過昇防止サーモスイッチ42はヒ
ータ14の温度過昇を防止する。
ト13の外周面に直接装着して内容液の温度を検知し、
検知温度を内容液の約95度C〜97度Cに設定してい
る。また、前述の温度過昇防止サーモスイッチ42はヒ
ータ14の温度過昇を防止する。
【0021】前述の沸騰用サーモスイッチ26とカルキ
カット用サーモスイッチ27とは並列に接続し、さら
に、この一端に切換えスイッチ45aを接続し、さらに
切換えスイッチ45aの他端にはリレースイッチ46を
接続して、このリレースイッチ46の他端を一方の電源
ライン43に接続している。
カット用サーモスイッチ27とは並列に接続し、さら
に、この一端に切換えスイッチ45aを接続し、さらに
切換えスイッチ45aの他端にはリレースイッチ46を
接続して、このリレースイッチ46の他端を一方の電源
ライン43に接続している。
【0022】前述のリレースイッチ46は第1常開接点
Xa−1と第2常開接点Xa−2とを有し、第1常開接
点Xa−1は前述の沸騰用およびカルキカット用の両サ
ーモスイッチ26,27の接点と前述の温度過昇防止用
サーモスイッチ42との中間位置に接続し、さらに、第
2常開接点Xa−2は前述の沸騰用およびカルキカット
用の両サーモスイッチ26,27の接点と前述の主ヒー
タ14aと湯沸し用サーモスイッチ41との中間点に接
続している。
Xa−1と第2常開接点Xa−2とを有し、第1常開接
点Xa−1は前述の沸騰用およびカルキカット用の両サ
ーモスイッチ26,27の接点と前述の温度過昇防止用
サーモスイッチ42との中間位置に接続し、さらに、第
2常開接点Xa−2は前述の沸騰用およびカルキカット
用の両サーモスイッチ26,27の接点と前述の主ヒー
タ14aと湯沸し用サーモスイッチ41との中間点に接
続している。
【0023】沸騰ランプL3とカルキカットランプL4
とは並列に接続し、さらに、これらの一端に切換えスイ
ッチ45bを接続し、該切換えスイッチ45bの他端を
一方の電源ライン43に接続している。
とは並列に接続し、さらに、これらの一端に切換えスイ
ッチ45bを接続し、該切換えスイッチ45bの他端を
一方の電源ライン43に接続している。
【0024】前述の切換えスイッチ45aと上述の切換
えスイッチ45bとは双極双投で連動する切換えスイッ
チであり、例えば、オルタネータ機構を内蔵すること
で、それぞれの切換え位置を保持して動作する。また、
それぞれの切換え位置は、沸騰用サーモスイッチ26と
沸騰ランプL3、また、カルキカット用サーモスイッチ
27とカルキカットランプL4とを対応して接続してい
る。
えスイッチ45bとは双極双投で連動する切換えスイッ
チであり、例えば、オルタネータ機構を内蔵すること
で、それぞれの切換え位置を保持して動作する。また、
それぞれの切換え位置は、沸騰用サーモスイッチ26と
沸騰ランプL3、また、カルキカット用サーモスイッチ
27とカルキカットランプL4とを対応して接続してい
る。
【0025】上述の沸騰ランプL3とカルキカットラン
プL4との接続点と、前述の温度過昇防止用サーモスイ
ッチ42との中間位置にはスタートボタンスイッチ47
を接続し、また、沸騰ランプL3とカルキカットランプ
L4との接続点と、前述の沸騰用およびカルキカット用
の両サーモスイッチ26,27の接点と前述の温度過昇
防止用サーモスイッチ42との中間位置とを接続してい
る。そして、前述のスタートボタンスイッチ47は前述
の切換えスイッチ45a,45bと連動し、スタートボ
タンスイッチ47を1回押して操作する毎に切換えスイ
ッチ45aまたは45bに切換えられる。なお、回路中
R1,R2,R3,R4は抵抗である。
プL4との接続点と、前述の温度過昇防止用サーモスイ
ッチ42との中間位置にはスタートボタンスイッチ47
を接続し、また、沸騰ランプL3とカルキカットランプ
L4との接続点と、前述の沸騰用およびカルキカット用
の両サーモスイッチ26,27の接点と前述の温度過昇
防止用サーモスイッチ42との中間位置とを接続してい
る。そして、前述のスタートボタンスイッチ47は前述
の切換えスイッチ45a,45bと連動し、スタートボ
タンスイッチ47を1回押して操作する毎に切換えスイ
ッチ45aまたは45bに切換えられる。なお、回路中
R1,R2,R3,R4は抵抗である。
【0026】このように構成した沸騰処理回路におい
て、ポット13内の内容液を常温から沸騰するときは、
電源ライン43,44を外部電源に接続すると、湯沸し
用および温度過昇防止用の両サーモスイッチ41,42
は閉成されているので、主ヒータ14aおよび保温ヒー
タ14bに電源が通電されて内容液を加熱沸騰させるこ
とができる。なお、湯沸し中は湯沸しランプL1が点灯
する(但し、保温ランプL2の両端は同電位であるため
点灯しない)。
て、ポット13内の内容液を常温から沸騰するときは、
電源ライン43,44を外部電源に接続すると、湯沸し
用および温度過昇防止用の両サーモスイッチ41,42
は閉成されているので、主ヒータ14aおよび保温ヒー
タ14bに電源が通電されて内容液を加熱沸騰させるこ
とができる。なお、湯沸し中は湯沸しランプL1が点灯
する(但し、保温ランプL2の両端は同電位であるため
点灯しない)。
【0027】内容液が所定の湯温になると湯沸し用サー
モスイッチ41が開成されるので、主ヒータ14aの通
電が遮断され、保温ランプL2が点灯し、湯沸しランプ
L1は両端が同電位となるため消灯する。
モスイッチ41が開成されるので、主ヒータ14aの通
電が遮断され、保温ランプL2が点灯し、湯沸しランプ
L1は両端が同電位となるため消灯する。
【0028】内容液を沸騰させる場合は、スタートボタ
ンスイッチ47を操作して沸騰用サーモスイッチ26お
よび沸騰ランプL3側が選択されるように切換えスイッ
チ45a,45bを操作する。上述のスタートボタンス
イッチ47を操作した時点でリレースイッチ46は通電
されるので、各接点Xa−1,Xa−2は閉成され、リ
レースイッチ46は自己保持されると同時に、接点Xa
−2により主ヒータ14aに通電されて、内容液は加熱
される。
ンスイッチ47を操作して沸騰用サーモスイッチ26お
よび沸騰ランプL3側が選択されるように切換えスイッ
チ45a,45bを操作する。上述のスタートボタンス
イッチ47を操作した時点でリレースイッチ46は通電
されるので、各接点Xa−1,Xa−2は閉成され、リ
レースイッチ46は自己保持されると同時に、接点Xa
−2により主ヒータ14aに通電されて、内容液は加熱
される。
【0029】内容液の温度上昇に基づいて発生する蒸気
は蒸気通路22を通って大気中に排出されるが、内容液
が沸騰すると蒸気通路22内の雰囲気も対応して上昇す
るので、この雰囲気温度が熱伝導板24を加熱し、各サ
ーモスイッチ26,27に伝導される。そして、内容液
の沸騰に対応する温度に雰囲気が上昇すると沸騰用サー
モスイッチ26が動作して、例えば、内容液の沸騰より
約30秒〜60秒で動作して、リレースイッチ46を開
成し、接点Xa−1,Xa−2が開成されることで、主
ヒータ14aの通電が遮断し加熱が停止され、その結
果、沸騰した内容液を得ることができる。
は蒸気通路22を通って大気中に排出されるが、内容液
が沸騰すると蒸気通路22内の雰囲気も対応して上昇す
るので、この雰囲気温度が熱伝導板24を加熱し、各サ
ーモスイッチ26,27に伝導される。そして、内容液
の沸騰に対応する温度に雰囲気が上昇すると沸騰用サー
モスイッチ26が動作して、例えば、内容液の沸騰より
約30秒〜60秒で動作して、リレースイッチ46を開
成し、接点Xa−1,Xa−2が開成されることで、主
ヒータ14aの通電が遮断し加熱が停止され、その結
果、沸騰した内容液を得ることができる。
【0030】また、内容液のカルキをカット処理する場
合は、スタートボタンスイッチ47を操作してカルキカ
ット用サーモスイッチ27およびカルキカットランプL
4側が選択されるように切換えスイッチ45a,45b
を操作する。上述のスタートボタンスイッチ47を操作
した時点で前述の沸騰の場合と同様にリレースイッチ4
6は通電されるので、各接点Xa−1,Xa−2は閉成
され、リレースイッチ46は自己保持されると同時に、
接点Xa−2により主ヒータ14aに通電されて、内容
液は加熱される。
合は、スタートボタンスイッチ47を操作してカルキカ
ット用サーモスイッチ27およびカルキカットランプL
4側が選択されるように切換えスイッチ45a,45b
を操作する。上述のスタートボタンスイッチ47を操作
した時点で前述の沸騰の場合と同様にリレースイッチ4
6は通電されるので、各接点Xa−1,Xa−2は閉成
され、リレースイッチ46は自己保持されると同時に、
接点Xa−2により主ヒータ14aに通電されて、内容
液は加熱される。
【0031】内容液の温度上昇に基づいて、蒸気通路2
2内の雰囲気温度も上昇するも、カルキカット用サーモ
スイッチ27に対する熱伝導板24の熱伝搬の時間が前
述の沸騰用サーモスイッチ26よりもかかるので、該カ
ルキカット用サーモスイッチ27は前述の沸騰用サーモ
スイッチ26よりも沸騰維持時間を経て動作する。すな
わち、前述の沸騰サーモスイッチ26が内容液の沸騰よ
り約30秒〜60秒で動作するように設定したのに対し
て、このカルキカット用サーモスイッチ27は約150
秒〜210秒で動作するように、熱伝導板24の調整孔
28およびサーモスイッチの検知温度を設定しているの
で、この時間の沸騰維持でカルキのカット処理が実行で
きる。
2内の雰囲気温度も上昇するも、カルキカット用サーモ
スイッチ27に対する熱伝導板24の熱伝搬の時間が前
述の沸騰用サーモスイッチ26よりもかかるので、該カ
ルキカット用サーモスイッチ27は前述の沸騰用サーモ
スイッチ26よりも沸騰維持時間を経て動作する。すな
わち、前述の沸騰サーモスイッチ26が内容液の沸騰よ
り約30秒〜60秒で動作するように設定したのに対し
て、このカルキカット用サーモスイッチ27は約150
秒〜210秒で動作するように、熱伝導板24の調整孔
28およびサーモスイッチの検知温度を設定しているの
で、この時間の沸騰維持でカルキのカット処理が実行で
きる。
【0032】上述のようにカルキカット用サーモスイッ
チ27が動作すると、リレースイッチ46が開成し、接
点Xa−1,Xa−2が開成されることで、主ヒータ1
4aの通電が遮断し加熱が停止される。
チ27が動作すると、リレースイッチ46が開成し、接
点Xa−1,Xa−2が開成されることで、主ヒータ1
4aの通電が遮断し加熱が停止される。
【0033】このように上述の実施例では、カルキのカ
ット処理の時間をマイコンを用いることなくカルキカッ
ト用サーモスイッチ27の動作で得るので、回路構成を
安価に構成することができる。なお、上述の実施例で
は、カルキカット用サーモスイッチ27に対する熱伝搬
の調整を調整孔28の大きさによって行なっているが、
この調整度を高めるとカルキカット用サーモスイッチ2
7の温度設定を沸騰用サーモスイッチ26と同一にして
その取扱いを容易にすることができる。また、熱伝搬の
調整は熱伝導板24の長さで調整することもできる。
ット処理の時間をマイコンを用いることなくカルキカッ
ト用サーモスイッチ27の動作で得るので、回路構成を
安価に構成することができる。なお、上述の実施例で
は、カルキカット用サーモスイッチ27に対する熱伝搬
の調整を調整孔28の大きさによって行なっているが、
この調整度を高めるとカルキカット用サーモスイッチ2
7の温度設定を沸騰用サーモスイッチ26と同一にして
その取扱いを容易にすることができる。また、熱伝搬の
調整は熱伝導板24の長さで調整することもできる。
【図1】電気ポットの一部断面側面図。
【図2】サーモスイッチ取付け部の側面図。
【図3】サーモスイッチ取付け部の背面図。
【図4】電気ポットの沸騰処理回路。
10…電気ポット 13…ポット 14a…主ヒータ 22…蒸気通路 24…熱伝導板 26…沸騰用サーモスイッチ 27…カルキカット用サーモスイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】ポット内と大気とを接続する蒸気通路を形
成し、該蒸気通路内の雰囲気温度でポット内容液の沸騰
から所定時間経過後動作するカルキカット用サーモスイ
ッチを設けて、該カルキカット用サーモスイッチの動作
に基づいて主ヒータの電源を開成する電気ポットであっ
て、 前記蒸気通路内に熱伝導板を露出させて、該熱伝導板の
前記露出位置より所定距離離れた位置に前記カルキカッ
ト用サーモスイッチを取付けた電気ポットのサーモスイ
ッチ取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP951092U JPH0646431Y2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 電気ポットのサーモスイッチ取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP951092U JPH0646431Y2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 電気ポットのサーモスイッチ取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563421U JPH0563421U (ja) | 1993-08-24 |
JPH0646431Y2 true JPH0646431Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=11722247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP951092U Expired - Lifetime JPH0646431Y2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 電気ポットのサーモスイッチ取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0646431Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5133212B2 (ja) * | 2007-11-22 | 2013-01-30 | 象印マホービン株式会社 | 加熱容器 |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP951092U patent/JPH0646431Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0563421U (ja) | 1993-08-24 |
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