JP3106439B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3106439B2 JP03309472A JP30947291A JP3106439B2 JP 3106439 B2 JP3106439 B2 JP 3106439B2 JP 03309472 A JP03309472 A JP 03309472A JP 30947291 A JP30947291 A JP 30947291A JP 3106439 B2 JP3106439 B2 JP 3106439B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓋体が弾性部材により
自動的に開く炊飯器において、内部に送風装置や基板を
備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の輻射加熱式の炊飯器は実開平2−
146521号、実開平2−14652号公報などで開
示されている。このような公知例は、本体に相当する器
本体に上部の外側を密閉して容器を収容し、前記器本体
に収納空間を介して側部及び下部側に加熱空間を形成す
るとともに前記容器の底部のほぼ全面に上面を対向して
表面にセラミックスをコーティングしたプレート状の輻
射熱放射板を設け、この輻射熱放射板の下部に高温シー
ズ式の赤外線を放射する発熱体を設け、さらに、前記加
熱空間と前記収納空間を連通する連通空間を設けたもの
である。そして発熱体の発熱に伴って輻射熱放射板の上
面からの輻射熱が加熱空間を介して容器を加熱でき、収
納空間側へ輻射される熱気、赤外線が反射により前記連
通空間から加熱空間側へ放射され炊飯初期における速熱
性の向上を図ろうとしたものである。
【0003】また、実開平3−34423号公報には器
本体の上部にヒンジ部を介して蓋体を開閉可能に設け、
クランプ部のロック解除時に開放用ばねの付勢によって
蓋体を自動的に開放する炊飯器が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする技術的課題】前述したよう
に、従来の輻射加熱式の炊飯器では熱容量の大きな輻射
熱放射板に対し、発熱体の熱が熱伝導によって輻射熱放
射板に伝わって、上方に放射する熱放射特性を有し、輻
射熱放射板の上面よりもその裏面の発熱体側が高温とな
ることから、輻射熱放射板の上面からの熱放射は発熱体
からの二次放射となるので速熱性が劣り、前記輻射熱放
射板の裏面空間である発熱体下部の収納空間が高温とな
り、この高温の収納空間内に発熱体が位置することにな
るので発熱体の耐熱寿命が劣り、この耐熱寿命を確保す
るための対策を講じればその分だけコスト高を招く。ま
た、前記輻射熱放射板の裏面の収納空間に発熱体から放
射された熱は前記輻射熱放射板の外周部に形成される連
通空間を通って容器底部の加熱空間へ二次放射される
が、輻射熱放射板下面の発熱体収納部が汚れると反射効
率が悪化し、そのため加熱効率が劣化する。さらに、輻
射熱放射板の発熱体収納部は高温となるため耐熱性、反
射性及び耐酸化性に優れた高価な材料を必要とし、コス
ト高を招く。
【0005】また、前記蓋体が自動的に開放する炊飯器
においては、開放時に蓋体が開放用ばねによって90°以
上 100°前後に開いて停止するが、この停止の際に前記
蓋体の廻動の勢いによって、器本体が持ち上がって傾斜
し、がたついたり或いは器本体が倒れてしまう虞があっ
た。
【0006】こうした問題に対し、特開平2−2651
3号公報には、調理器本体の後方上部に軸支した蓋体
を、付勢手段であるキックバネにより調理器本体から開
放方向に付勢し、このキックバネの付勢力によって蓋体
が開くようにした調理器が開示されており、さらに別の
特開平3−15421号公報には、内釜の中心よりも前
方に位置して、本体の内部にファンおよびモーターから
なる送風装置を設けた電気炊飯器が開示されている。
【0007】しかし、上記特開平3−15421号公報
におけるファンやモーターの重さだけでは、蓋体の開放
が停止する際に、本体が簡単に持ち上がって傾斜し、が
たついたり或いは本体が倒れてしまう懸念を払拭できな
い。
【0008】本発明は上記問題点を鑑み、蓋体の開放時
に本体の持ち上がりを確実に抑止できるとともに、配線
処理等を簡単に行うことができる炊飯器を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の炊飯器は、本体
の後方上部に軸支した蓋体を、前記本体から開放方向に
付勢し、この付勢力によって前記蓋体が開くようにした
炊飯器において、前記本体の内部に送風装置を備え、こ
の送風装置は、前記本体に収容した飯を収容する容器の
中心よりも前方の該本体の内底部に設置されるととも
に、炊飯や保温の加熱と前記送風装置の動作を制御する
制御基板を、前記容器の中心より前方の前記本体の内部
に設けたものである。
【0010】
【作用】上記構成によれば、本体の後方上部を回転中心
とした送風装置の重量に伴うモーメントの腕の長さを大
きくしたことによって、蓋体の開放時に本体の持ち上が
りを抑止できる。また、比較的重い制御基板を、本体の
前側に設けたことによって、一層前記モーメントを大き
くでき、蓋体の開放時に本体の持ち上がりを確実に抑止
できる。また、同一の本体の内部において、制御基板と
送風装置とを近づけることができるため、配線処理等を
簡単に行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図を参照して
説明する。図1乃至図4において1は上面を開口した本
体たる器本体で、この器本体1は内ケース2及びプラス
チック製の外ケース3からなっており、前記内ケース2
はアルミニウム板などからなり二次電解等による耐熱性
を有する着色アルマイト処理が施されている。なおこの
着色アルマイトの色調は、後述する輻射熱放射板上面の
コーティング色と同系色の例えば黒色系の色調とする。
そして内ケース2内には上面を開口しアルミニウム板な
どの熱伝導性の良好な材質からなる容器4が挿脱自在に
収容されている。この容器4はフランジ部4Aが内ケー
ス2のフランジ部2Aに載置して該容器4は吊設状態に
収容されている。5は前記器本体1の上部開口を、該器
本体1の上部後側に設けられたヒンジ部5Aを介して開
閉自在に覆う蓋体である。前記内ケース2の下部には、
炊飯時に前記容器4を加熱する輻射熱放射板6が設けら
れている。この輻射熱放射板6はステンレス等からなり
下面には発熱体たる螺旋状のシーズヒーター7がニッケ
ルろうなどのブレージング部8によって固着され、ま
た、上面にはAl、TiO、CrO等からなる
セラミックがプラズマ溶射等によってコーティングされ
ている。さらに、前記輻射熱放射板6の上面と前記容器
4の底部並びに側部及び前記内ケース2の下部の間には
各々加熱空間9、連通空間10、収納空間11が形成される
ように前記輻射熱放射板6が取付けられている。前記内
ケース2の下部外周側には凹部2Bが形成されている。
そして前記加熱空間9、連通空間10に連通して前記内ケ
ース2と容器4間には幅が3乃至10mm程度の空間部12
が形成されている。13は前記内ケース2の外側を間隔を
おいて覆うように設けられたアルミニウム板などからな
る遮熱筒部13Aを設けた支え枠であり、この支え枠13に
よって形成される連通路14は、その一端を前記内ケース
2の側部の略中央に設けられた側部孔15に接続される一
方、他端は前記内ケース2の下部に形成された下部孔16
に接続されている。そして前記連通路14における内ケー
ス2の下部側には送風室17が設けられるとともに、この
送風室17には送風装置たる送風ファン18が設けられてい
る。前記送風室17の下部に設けられるローター19A、コ
イル19Bを有するモーター19の回転軸19Cに前記送風フ
ァン18が固定されており、送風ファン18とともに送風装
置を構成する器本体1の内底部に設置した該モーター19
を作動することによって側部孔15側の空気を吸引して下
部孔16より前記輻射熱放射板6の下面に向けて送風でき
るようになっている。そして前記モーター19の中心を通
る垂直な軸線Aが、前記容器4の中心を通る垂直な軸線
Bよりも前側、すなわち前記ヒンジ部5Aと反対な方向
に配設されている。また、前記モーター19の回転軸19C
の下部には冷却ファン20が固定されており、モーター19
を作動することによって吸気孔21から外気を吸引し該空
気を排気孔22より排気してモーター19を冷却できるよう
になっている。前記支え枠13の側部上部には前記容器4
の側部に接触可能なサーミスタなどの容器温度センサー
23が設けられている。
【0012】前記蓋体5は中空の外蓋24と、この外蓋24
の下側に設けられ前記容器4の上部開口部を覆う内蓋25
からなっている。そして前記外蓋24内にはグラスウール
からなる断熱材24Aが設けられるとともに蒸気口24Bが
設けられ、さらに、外蓋24の下面には、蒸気の発生を検
出するサーミスタなどの蓋温度センサー26と、コード状
ヒーターなどからなる蓋ヒーター27が設けられている。
また、前記器本体1に蓋体5を開閉可能に設けるための
ヒンジ部5Aは、器本体1の上部後側に設けられた支持
片28にヒンジ軸29が水平に取付けられ、このヒンジ軸29
の両側に前記外蓋24の後部取付部(図示せず)が廻動自
在に連結している。そしてダブルトーションねじりコイ
ル型のばね30のコイル部31が前記ヒンジ軸29に取付けら
れ、そしてばね30中央のコ字状部32が、押え金具33とと
もに前記器本体1の後部に設けられた取付座34に固定さ
れ、また、ばね30の端末部35は前記支持片28の下部に係
止されて、該ばね30によって前記蓋体5がヒンジ軸29を
回転中心として図1において時計回り方向に付勢されて
いる。前記押え金具33は前記ばね30のコ字状部32を係止
する機能と、蓋体5の廻動の勢いを途中で弱める機能を
なすもので、この押え金具33は、ばね用ステンレスで形
成されるとともに、その一端は制動弾性部36としてその
下方が延出し、蓋体5が上方に廻動した際に、その廻動
の途中において、図4に示すように、前記制動弾性部36
が前記器本体1の後部に設けられた当接部37に当接し、
この当接により蓋体5の勢いが途中で弱められるように
なっている。尚38は前記押え金具33を固定するための螺
子である。一方、前記蓋体5の前側にはクランプボタン
39が設けられて該クランプボタン39を操作することによ
って、該クランプボタン39に設けられた係止部(図示せ
ず)が、器本体1側に設けられた係止受け部(図示せ
ず)より外れ、前記ばね30の付勢力によって前記蓋体5
が自動的に開くようになっている。
【0013】尚、図1において、40は器本体1の前側上
部に設けられたLED等の表示部、41は前記表示部40の
裏側に設けられた表示基板、42は前記表示基板41の下方
に設けられるトランス、リレー等を備えた電源基板であ
る。また、43は前記器本体1の下部に設けられたコード
リールである。なお、制御基板に相当するこれらの表示
基板41と電源基板42は、いずれも容器4の中心より前方
の器本体1の内部に設けられており、炊飯や保温の加熱
と、モーター19の動作を制御するようになっている。
【0014】図5は電気回路図を示し、同図において44
は 100Vの交流電源で、この交流電源44にトランス45が
接続され、このトランス45が定電圧回路46を介してマイ
クロコンピューター47に接続されている。このマイクロ
コンピューター47には、図示しないCPU、計時手段、
メモリー、入、出力回路等を有している。また、交流電
源44の両極間に、シーズヒーター7とリレー48の接点48
Aとの直列回路が接続されるとともに、蓋ヒーター27と
トライアック49との直列回路が接続されている。さら
に、前記マイクロコンピューター47には、前記シーズヒ
ーター7を通断電制御するリレー48が接続されたリレー
駆動回路50と、前記蓋ヒーター27を通断電制御するトラ
イアック49のゲートが接続されたトライアック駆動回路
51とが接続されている。また、前記マイクロコンピュー
ター47には、前記表示部40などに設けられたキー入力に
より炊飯を開始する炊飯スイッチ52、タイマー動作を開
始するタイマースイッチ53、すべての動作が停止する切
スイッチ54及び前記容器温度センサー23、蓋温度センサ
ー26が接続されている。したがってマイクロコンピュー
ター47からの出力信号により、リレー駆動回路50を介し
てコイル48Bが通電したときのみ接点48Aが閉じて、シ
ーズヒーター7が通電し、また、マイクロコンピュータ
ー47からの信号により、トライアック49がオンしたとき
のみ、蓋ヒーター27が通電するようになっている。尚、
前記マイクロコンピューター47は、ソフトウェアー上の
機能として、シーズヒーター7、蓋ヒーター27の入力を
制御してひたし炊き、本炊飯及びむらし動作からなる一
連の炊飯動作を実行し、むらし後保温を行う炊飯制御手
段、タイマースイッチ53により設定された炊き上がり予
約時間の所定時間前に炊飯動作を開始させるタイマー予
約制御手段等の機能を備えている。さらに、交流電源44
の両極間に、前記モーター19とリレー55の接点55Aとの
直列回路が接続され、前記モーター19を通断電制御する
前記リレー55がリレー駆動回路56を介して前記マイクロ
コンピューター47に接続されている。したがってマイク
ロコンピューター47からの出力信号により、リレー駆動
回路56を介してコイル55Bが通電したときのみ接点55A
が閉じて、モーター19のコイル19Bに通電するようにな
っている。
【0015】つぎに、前記の構成について通常の炊飯動
作の作用を図6を参照しながら説明する。尚、同図にお
いて上段のグラフは容器温度センサー23により感知され
る温度の経時変化を示しており、中段の2つのグラフは
シーズヒーター7、蓋ヒーター27の通断電のタイミング
を示し、さらに、下段のグラフは送風ファン18を作動す
るためのモーター19の通断電のタイミングを示してい
る。予め容器4に所定量の米と水(図示せず)を収容す
るとともに、該容器4を器本体1にセットして蓋体5を
ばね30の弾性力に抗して閉じる。次に炊飯スイッチ52を
操作すると炊飯の最初に、まず8分間のひたし炊きが行
われる。このひたし炊き動作においては、まず3分間シ
ーズヒーター7のみが通電して容器4に対する加熱が行
われる。すなわちシーズヒーター7が通電によって発熱
し、シーズヒーター7の表面より収納空間11へ熱放射が
行われる。また、熱伝導によって輻射熱放射板6へ熱が
伝わり、該輻射熱放射板6の表面に設けられたセラミッ
クコーティングより加熱空間9へ輻射熱が二次放射され
る。その後の5分間はシーズヒーター7、蓋ヒーター27
が断電する。また、前記炊き動作の開始から3分経過す
ると、コイル55Bが励磁されて接点55Aが閉じ、モータ
ー19が作動して送風ファン18が回転する。したがって収
納空間11から連通空間10、空間部12及び連通路14には、
シーズヒーター7表面などの熱を奪った熱風が連通空間
10を通って空間部12に至り容器4の側部を加熱し、そし
て側部孔15から連通路14を介して送風室17へ至り、再び
送風ファン18によって下部孔16より輻射熱放射板6の下
面に向けて収納空間11へ送風されるようになっている。
ひたし炊き動作の開始から8分経過すると、本炊飯動作
に移行する。本炊飯動作の開始からシーズヒーター7、
蓋ヒーター27、モーター19が連続通電し、蓋温度センサ
ー26が90℃を感知して5分経過すると完全沸騰と判断さ
れる。この後沸騰を適当に継続させるためにシーズヒー
ター7は30秒間隔で断電と通電を繰り返す。そして、シ
ーズヒーター7の断続通電中、容器温度センサー23によ
り感知される温度が 120℃に達すると、この後むらし動
作に移行する。むらし動作中は、蓋ヒーター27が連続通
電し、シーズヒーター7は断電するが、むらし動作後5
分を経過すると、シーズヒーター7が30秒のみ通電す
る。さらに、むらし動作の開始から13分経過するまでモ
ーター19が作動し送風ファン18が回転して輻射熱放射板
6の余熱効果が少なくなるまで熱風を送風する。また、
むらし動作の開始から15分経過すると、蓋ヒーター27が
断電されて保温動作に自動的に移行する。この保温動作
中は、シーズヒーター7は常時断電状態であるが、蓋ヒ
ーター27が通断電制御されて、容器4及び蓋体5が加熱
される。すなわち、容器温度センサー23により感知され
る温度が71℃になるように、蓋ヒーター27が通断電制御
される。この様にして炊飯が終了し飯を取り出すため、
クランプボタン39を押圧操作すると係止部が係止受け部
より外れ、同時にばね30の復元力によって蓋体5がヒン
ジ軸29を回転中心として廻動して開放する、この廻動の
際に押え金具33が当接部37に当接して蓋体5の廻動の勢
いを抑制する。また、図1において前記蓋体5の廻動の
勢いに伴う時計方向回りのモーメントは、蓋体5の重量
と、該蓋体5の中心とヒンジ軸29間の腕の長さを乗じた
ものである。一方このモーメントに対し器本体1側の反
時計方向回りのモーメントは、主として飯が収容された
容器4によるモーメントと、前記モーター19によるモー
メントの和となる。特にローター19A、コイル19B等を
有して重量が大きいモーター19の中心を通る垂直な軸線
Aを、容器4の中心を通る垂直な軸線Bよりもヒンジ部
5Aから遠い位置に設けたため、モーメントにおける腕
の長さを大きくして該モーター19によるモーメントを大
きくして、一層蓋体5開放時に器本体1の持ち上がりを
抑制できる。
【0016】以上のように前記実施例においては、器本
体1の後方上部に軸支した蓋体5を、器本体1から開放
方向に付勢し、この付勢力によって蓋体5が開くように
した炊飯器において、器本体1の内部に送風装置である
送風ファン18やモーター19を備え、この送風ファン18や
モーター19を、飯を収容する容器4の中心よりも前方の
器本体1の内底部に設置している。この場合、モーター
19の中心を通る垂直な軸線Aを、容器4の中心を通る垂
直な軸線Bよりも器本体1の後方上部にあるヒンジ部5
Aから遠い前方の位置に設けたため、モーメントにおけ
る腕の長さを大きくしてモーター19によるモーメントを
大きくして、蓋体5の開放時に器本体1の持ち上がりを
抑止でき、安心して蓋体5を開くことができる。
【0017】さらに本実施例では、制御基板を構成する
電源基板42を、容器4の中心より前方の器本体1の内部
に設けたことによって、一層前記モーメントを大きくで
、蓋体5の開放時に器本体1の持ち上がりを確実に抑
止できる。また、同一の器本体1の内部において、該電
源基板42と前記モーター19を近づけることができるた
め、配線処理等を簡単に行うことができる。
【0018】また、内ケース2の下部上に輻射熱放射板
6を設けるとともにこの輻射熱放射板6の下面にシーズ
ヒーター7を設けて、前記輻射熱放射板6の輻射熱によ
って容器4を加熱する輻射加熱式の炊飯器において、前
記内ケース2の下部に送風ファン18を設けたことによっ
て、ひたし炊き時シーズヒーター7が発熱しそして断電
した後に、モーター19を作動して送風ファン18を回転す
ることによって、シーズヒーター7等の熱を奪った熱風
を空間部12に送風して、輻射熱放射板6の輻射熱ととも
に容器4を加熱できるために、容器4の温度の立上がり
を早くでき速熱性に優れるとともに、炊飯時には前記輻
射熱、熱風及び蓋ヒーター27によって容器4全体を均一
に加熱することができる。また、送風ファン18の送風に
よって、発熱中のシーズヒーター7が熱交換されてその
表面温度が低下し、シーズヒーター7の耐熱寿命を改善
できるとともに前記送風によって収納空間11の熱風が強
制的に移動するために、内ケース2の下部が汚れて反射
率が低下した状態であっても、容器4の加熱効率が低下
する虞はなく、内ケース2が高温状態にならず該内ケー
ス2の熱変形等を防止できる。
【0019】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば内ケースの外周面にコード状ヒーター
などからなり蓋ヒーターと同様に作動する胴ヒーターを
設けるなど種々の変形が可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明の炊飯器は、本体の後方上部に軸
支した蓋体を、前記本体から開放方向に付勢し、この付
勢力によって前記蓋体が開くようにした炊飯器におい
て、前記本体の内部に送風装置を備え、この送風装置
は、前記本体に収容した飯を収容する容器の中心よりも
前方の該本体の内底部に設置されるとともに、炊飯や保
温の加熱と前記送風装置の動作を制御する制御基板を、
前記容器の中心より前方の前記本体の内部に設けたもの
であり、蓋体の開放時に本体の持ち上がりを確実に抑止
できるとともに、配線処理等を簡単に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す一部切欠側面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す閉蓋時の要部の断面図
である。
【図4】本発明の一実施例を示す開蓋時の要部の断面図
である。
【図5】本発明の一実施例を示す電気回路図である。
【図6】本発明の一実施例を示す炊飯時における温度グ
ラフである。
【符号の説明】
1 器本体(本体) 4 容器 5 蓋体 18 送風ファン(送風装置) 19 モーター(送風装置) 41 表示基板(制御基板) 42 電源基板(制御基板)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の後方上部に軸支した蓋体を、前記
    本体から開放方向に付勢し、この付勢力によって前記蓋
    体が開くようにした炊飯器において、前記本体の内部に
    送風装置を備え、この送風装置は、前記本体に収容した
    飯を収容する容器の中心よりも前方の該本体の内底部に
    設置されるとともに、炊飯や保温の加熱と前記送風装置
    の動作を制御する制御基板を、前記容器の中心より前方
    の前記本体の内部に設けたことを特徴とする炊飯器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016106745A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 公司 金谷 コーヒーペーパーフィルタ用保持装置

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JP2016106745A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 公司 金谷 コーヒーペーパーフィルタ用保持装置

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