JPH049448Y2 - - Google Patents

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JPH049448Y2
JPH049448Y2 JP1983116084U JP11608483U JPH049448Y2 JP H049448 Y2 JPH049448 Y2 JP H049448Y2 JP 1983116084 U JP1983116084 U JP 1983116084U JP 11608483 U JP11608483 U JP 11608483U JP H049448 Y2 JPH049448 Y2 JP H049448Y2
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negative pressure
valve
passage
circuit
swing motor
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【考案の詳細な説明】 [考案の属する技術分野] この考案は油圧シヨベルの旋回モータ等んび用
いられる負圧防止油圧回路に関する。
[従来技術とその問題点] 従来、この種の負圧防止油圧回路は第1図に示
すものが知られている。第1図において、ネガテ
イブ制御機構を備えた可変容量油圧ポンプ10
と、慣性体を駆動する旋回モータ11と、この旋
回モータ11への圧油を制御する制御弁12と、
この制御弁12と前記旋回モータ11とを接続す
る回路13との間に設置されその回路13に負圧
時にその供給側通路をタンクに接続した負圧防止
弁14を設けて主たる構成にしている。
かかる構成において、制御弁12を中立位置よ
り作動位置に切換えると、可変容量油圧ポンプ1
0からの圧油により旋回モータ11が駆動する。
制御弁12を作動位置より中立位置に戻すと、可
変容量油圧ポンプ10からの圧油が断たれ戻り側
回路の高圧油の作用にてブレーキが作動する。こ
のとき、供給側および戻り側回路13が締め切れ
る寸前および締め切られた状態では戻り側と供給
側との回路の圧力差および機器の油漏れによつて
供給側回路の流量が不足して負圧となる。これを
補うため前記供給側および戻り側回路13の間に
設けた負圧防止弁14によりその供給側通路をタ
ンクに連通することにより負圧を防止していた。
しかしながら、大きな慣性力をもつ旋回モータ1
1は大油量を補給しなければならず、またタンク
圧力は非常に低い(約1〜2Kgf/cm2)ので大口
径の負圧防止弁が必要となり、実用上は旋回モー
タ11への取付スペースや大口径の負圧防止弁の
高コストなどの理由により、第3図に示されるよ
うにタンクに接続した通路に絞り弁26を設置す
ることによつて、負圧防止弁14の供給側通路2
4の圧力を上げ、負圧防止弁14を介して旋回モ
ータ11へ供給される油量を確保するのが常であ
つた。
しかし第3図の絞り弁26の設置は旋回モータ
11の定常駆動状態において旋回モータ11から
の戻り油の圧力をも上昇させる結果となり、この
絞り弁26で消費されるエネルギーは油温を上げ
るだけに使用されるので、回路全体のヒートバラ
ンスを悪くして省エネ性を悪くしていた。
しかも旋回モータ11を駆動するポンプ10が
可変容量油圧ポンプであり、制御弁12が中立位
置にある場合、ポンプ吐出量は最小になるから可
変容量ポンプ10が固定容量の場合と比較すると
負圧防止弁14を介して旋回モータ11へ供給さ
れる流量は不足がちになり、絞り弁26の絞り面
積を小さくしなければならず省エネ性を向上させ
るために使用した可変容量ポンプ10の効果が半
減してしま結果となつていた。
[考案の目的] この考案の目的は、ネガテイブ制御機構を備え
た可変容量ポンプを用いて旋回モータを駆動する
油圧回路において、旋回モータを作動状態から停
止状態に移行する際、負圧回路の流量および圧力
を所定に保ち小型化を実現可能にする負圧防止弁
を備えた負圧防止油圧回路を省エネ性を犠牲にす
ることなく提供することにある。
[考案の構成] この考案はネガテイブ制御機構を備えた油圧ポ
ンプと、旋回モータと、この旋回モータへの圧油
を制御する制御弁と、この制御弁と、旋回モータ
とを接続する回路の間に設置され、その供給側通
路をタンクに接続した負圧防止弁を設けた油圧回
路であつて、負圧防止弁の供給側通路を油圧ポン
プ制御用の信号取出口に接続したことにより、前
記目的を達成し得るものである。
次にこの考案に係る負圧防止油圧回路の実施例
について添付図面を参照しながら以下詳細に説明
する。
第2図はこの考案に係る負圧防止油圧回路の基
本構成例を示し、第1図と同一構成要素には同一
の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この考案に係る負圧防止油圧回路は、ネガテイブ
制御機構を備えた可変容量油圧ポンプ10と、慣
性体を駆動する旋回モータ11と、前記可変容量
油圧ポンプ10の圧油を旋回モータ11へ供給制
御する制御弁12と、この制御弁12と旋回モー
タ11とを接続する回路13a,13bと、この
回路13a,13bの間に設置されたその回路の
圧力を制御するクロスリリーフ弁15および回路
の負圧を防止する負圧防止弁14とから構成され
る。前記可変容量油圧ポンプ10と制御弁12と
の間を逆止弁16を介装した供給通路17にて接
続し、前記逆止弁16の上流側の供給通路17に
接続するセンターバイパス通路18とタンクに接
続した通路23との間に設けられている。前記フ
ートリリーフ弁19の上流側通路には可変容量油
圧ポンプ10の吐出量制御機構22に接続する信
号回路20が設けられている。前記回路13a,
13bの間に設置された負圧防止弁14は前記フ
ートリリーフ弁19の上流側に供給通路24を介
して接続されている。
次に、この考案に係る負圧防止油圧回路の動作
につき説明する。制御弁12を図示の中立位置よ
り左方位置に切換え、可変容量油圧ポンプ10か
らの圧油にて旋回モータ11が駆動される作動状
態にあるとき、制御弁12を左方位置より中立位
置に戻し可変容量油圧ポンプ10の圧油を断ち旋
回モータ11を停止状態に移行して前記供給通路
17と供給側回路13a、および戻り側回路13
bとタンクに接続した通路23との接続が断たれ
る寸前においては、旋回モータ11に付与される
慣性力により戻り側回路13bに高圧が発生しク
ロスリリーフ弁15を介して戻り側回路13bの
油は供給側回路13aに流れる機器の油漏れによ
つて供給側回路13aの流量が不足して供給側回
路13aが負圧になる。このとき、制御弁12が
中立附近(前記供給通路17と供給側回路13
a、および戻り側回路13bとタンクに接続した
通路23との接続が断たれる寸前)においては、
供給通路17とセンターバイパス通路18との間
の開口面積が大であるためにフートリリーフ弁1
9で発生する圧力は比較的高い圧力になつてお
り、それが負圧防止弁14に作用するので供給側
回路13aの負圧を防止できる。
また、制御弁12が中立位置に切換わつて供給
通路17と供給側回路13aとの接続が断たれる
と、戻り側回路13bの油はクロスリリーフ弁1
5を介して供給側回路13aに供給されるとき、
機器等の油漏れにより供給側が負圧になつても、
前述と同様フートリリーフ弁19で発生する比較
的高い圧力によつて充分な流量の油を負圧防止弁
14を介して前記供給側回路13aに供給できる
ので負圧を解消できる。
したがつて、負圧が発生する制御弁12の位置
は供給通路17と回路13a,13bとを連通・
遮断する中立附近および中立位置であり、供給通
路17とセンターバイパス通路18が大きな開口
面積をもつて連通した位置である。この状態では
可変容量油圧ポンプ10の吐出油がフートリリー
フ弁19に流れその圧力は高く(例えば30Kgf/
cm2)なる。その高いフートリリーフ圧にて負圧防
止弁14を作動させるので、従来のタンク回路に
接続した負圧防止弁14に対し約15倍の圧力差に
て本考案の負圧防止弁14が作動するものであ
り、そこで△P=α(Q/A)2とすると吸込量Qが同 じならば通路面積Aは約1/4になり通路口径にな
おすと約1/2の大きさで足りる結果になる。
また、ネガテイブ制御機構を備えた可変容量ポ
ンプ10は吐出量制御機構22の作用によつて、
センターバイパス通路18の圧力が上昇した場
合、吐出量が減少し、低下した場合、吐出量が増
大するものであるから旋回モータ11の回路13
a,13bに油が供給され、フートリリーフ通過
流量が減少してセンターバイパス通路18の圧力
が低下し、更に旋回モータ11の回路13a,1
3bの圧力が低下して負圧が発生しようとしても
センターバイパス通路18の圧力低下を信号回路
20を介して可変容量ポンプ10の吐出量制御機
構が検知しポンプ吐出流量を増加させるので、増
加したポンプ吐出流量が供給通路17、センター
バイパス通路18、負圧防止弁14の供給通路2
4、負圧防止弁14を介して旋回モータ11の回
路13a,13bに供給されるので、負圧の発生
を確実に防止することができる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、従来の負圧
防止弁をタンクに連通した通路に接続したものに
比べて負圧防止弁の供給側通路の圧力を高く設定
できるものであるから、負圧を防止する負圧防止
弁はその口径の減少に伴つて小型化することがで
きるとともに、ネガテイブ制御機構を備えた可変
容量ポンプを使用して制御弁が中立位置にあると
き、ポンプ吐出流量を極めて少なくすることによ
つて、省エネ性を極限まで向上させたとしても旋
回モータの回路に負圧が発生しようとしたときは
ネガテイブ制御機構を備えた可変容量油圧ポンプ
の吐出量制御機構がセンターバイパス通路の圧力
低下を検知してポンプ吐出流量を自動的に増加さ
せるので、負圧発生を確実に防止できタンクに接
続した通路には絞り弁を設置する必要がないので
旋回モータを定常的に駆動している状態における
省エネ性も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第3図は従来の負圧防止油圧回路
を示す油圧回路図、第2図は本考案の実施例を示
す負圧防止油圧回路の油圧回路図である。 10……油圧ポンプ、11……旋回モータ、1
2……制御弁、13a,13b……回路、14…
…負圧防止弁、18……センターバイパス通路、
19……フートリリーフ弁、22……吐出量制御
機構、23……通路、24……供給側通路、25
……通路、26……絞り弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ネガテイブ制御機構を備えた可変容量油圧ポン
    プと、旋回モータと、この旋回モータへの圧油を
    制御する制御弁と、この制御弁と前記可変容量油
    圧ポンプとの間に設置した逆止弁と、前記制御弁
    と前記旋回モータとを接続する回路に設置された
    負圧防止弁と、前記逆止弁の上流側通路に接続す
    るセンターバイパス通路とタンクに接続する通路
    との間に設けられたフートリリーフ弁と、同フー
    トリリーフ弁の上流側通路に前記可変容量油圧ポ
    ンプの吐出量制御機構の信号回路を接続した負圧
    防止油圧回路であつて、前記負圧防止弁の供給側
    通路を前記フートリリーフ弁の上流側通路に接続
    したことを特徴とする負圧防止油圧回路。
JP1983116084U 1983-07-26 1983-07-26 負圧防止油圧回路 Granted JPS6024966U (ja)

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JP1983116084U JPS6024966U (ja) 1983-07-26 1983-07-26 負圧防止油圧回路

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JP1983116084U JPS6024966U (ja) 1983-07-26 1983-07-26 負圧防止油圧回路

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JPS6024966U JPS6024966U (ja) 1985-02-20
JPH049448Y2 true JPH049448Y2 (ja) 1992-03-10

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ID=30267742

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4836874A (ja) * 1971-09-14 1973-05-31
JPS5341681A (en) * 1976-09-29 1978-04-15 Daikin Ind Ltd Liquid pressure controlling system

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS607423Y2 (ja) * 1979-04-19 1985-03-12 住友重機械工業株式会社 油圧シヨベルの旋回油圧回路

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JPS6024966U (ja) 1985-02-20

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