JPH06117410A - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

建設機械の油圧回路

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JPH06117410A
JPH06117410A JP28813492A JP28813492A JPH06117410A JP H06117410 A JPH06117410 A JP H06117410A JP 28813492 A JP28813492 A JP 28813492A JP 28813492 A JP28813492 A JP 28813492A JP H06117410 A JPH06117410 A JP H06117410A
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JP
Japan
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pressure
circuit
oil
valve
relief valve
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Application number
JP28813492A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tsukamoto
浩之 塚本
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械の油圧回路において、リリーフ弁か
らの圧油のリリーフ量を最少とし、馬力のロスおよび熱
の発生を最小限とし、省エネルギー化および低騒音化を
図ること。 【構成】 コンペンセータ3,3’の制御用ネガコン信
号回路7,7’のほかに、特設信号回路7a,7a’を
設け、該信号回路7a,7a’を電磁弁17,17’を
介してパイロットポンプ20に接続し、前記圧力検出手
段14,14’で検出される回路圧が予め設定した所定
圧力に達したとき、電磁弁17,17’を連通させて、
パロットポンプ20,20’からの圧油をコンペンセー
タ3,3’に導き、可変容量油圧ポンプ2,2’の吐出
量を最少とし、リリーフ流量を最少とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パワーショベル等の
建設機械の油圧回路において、回路圧を決定するリリー
フ弁からの圧油のリリーフ量を最少とし、馬力のロスお
よび熱の発生を最小限とし、省エネルギー化および低騒
音化を図ることを目的とするものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来公知の一般的なパワーショベ
ルの油圧回路を示す。図において、1はタンク、2,
2’は可変容量型油圧ポンプ、3,3’はコンペンセー
タ、4はメインリリーフ弁、5,5’はチェック弁、6
はコントロールバルブ群、6a,6a’はセンターバイ
パス油路、7,7’はネガコン信号油路、8,8’はネ
ガコン絞りである。
【0003】このような油圧回路によるネガティブコン
トロールシステムにおいては、アクチュエータを作動さ
せるためにコントロールバルブ6を切り換えると、ネガ
コン信号油路7,7’の信号圧が低下し、これに伴いコ
ンペンセータ3,3’の作用によりポンプ2,2’の吐
出量が増加し、フル作業時には吐出量が最大となり、こ
の圧油をアクチュエータに供給することができる。
【0004】しかしながら、アクチュエータに高負荷が
作用し、メインリリーフ弁4で設定した回路圧に達する
と、ポンプ2,2’からの圧油の多くがメインリリーフ
弁4からリリーフされ、タンク1に戻される。また、上
部旋回体の旋回等、大きな慣性体を起動するときにも、
多くの油がオーバーロードリリーフ弁(図示せず)より
タンク1に戻されてしまう。この時の動力の損失は大き
く、作動油の発熱・リリーフ騒音の発生・燃料消費過多
などの問題点が生じている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決することを課題とするものであって、リリーフ弁か
らの圧油のリリーフ量を最少とし、馬力のロスおよび熱
の発生を最小限とし、省エネルギー化および低騒音化を
図ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、可変容量油圧ポンプ2,2’とネガコ
ン絞り8,8’とを連通するセンターバイパス油路6
a,6a’の最上流に圧力検出手段14,14’を設け
ると共に、可変容量油圧ポンプ2,2’用コンペンセー
タ3,3’の制御用ネガコン信号回路7,7’のほか
に、前記コンペンセータ3,3’作動用の特設信号回路
7a,7a’を設け、該信号回路7a,7a’を電磁弁
17,17’を介してパイロットポンプ20に接続し、
前記圧力検出手段が予め設定した所定圧を検出したと
き、前記電磁弁17,17’を連通させるようにしたも
のである。前記所定圧は任意に設定可能であるが、旋回
操作を行っているときは旋回用オーバーロードリリーフ
弁の設定圧に、旋回操作を行っていないときはメインリ
リーフ弁の設定圧に一致させるのが好ましい。
【0007】
【作用】本発明によれば、コンペンセータ3,3’の制
御用ネガコン信号回路7,7’のほかに、特設信号回路
7a,7a’を設け、該信号回路7a,7a’を電磁弁
17,17’を介してパイロットポンプ20に接続し、
前記圧力検出手段14,14’で検出される回路圧が予
め設定した所定圧力に達したとき、電磁弁17,17’
を連通させて、パロットポンプ20,20’からの圧油
をコンペンセータ3,3’に導き、可変容量油圧ポンプ
2,2’の吐出量を最少とし、リリーフ流量を最少とす
ることができる。前記所定圧は任意に設定可能である
が、旋回操作を行っているときは、旋回用オーバーロー
ドリリーフ弁の設定圧と一致させ、旋回操作を行ってい
ないときはメインリリーフ弁の設定圧と一致させれば、
リリーフ流量の軽減に最適である。
【0008】
【実施例】図1に本発明の実施例の回路図を示す。前記
図3に示した従来例と同一部分には同一符号を付して説
明を省略し、新規部分について説明すると、図中9は旋
回用リモコン弁である。10,11はそのパイロット油
路であって、該パイロット油路10,11間にはシャト
ル弁12が挿入され、圧力スイッチ13(P/S) を介して
コントローラ19に接続されている。
【0009】14,14’(PH1,PH2) は、可変容量油圧
ポンプ2,2’の吐出側の回路圧を検出するための圧力
センサであってセンターバイパス油路6a,6a’の最
上流に接続されている。15,15’は、ネガコン信号
油路7,7’と特設信号油路7a,7a’との間にに挿
入されたシャトル弁、16は可変リリーフ弁、17,1
7’(S/V1,S/V2) はパイロットポンプ20と前記特設信
号油路7a,7a’との間に挿入された電磁切換弁であ
って、常時は特設信号油路7a,7a’をタンク1側に
連通しているが、励磁されたときはパイロットポンプ2
0側に接続されるようになっている。18(S/V3)も同じ
く電磁切換弁であってパイロットポンプ20と前記可変
リリーフ弁16のパイロット部との間に挿入されてい
る。
【0010】19はコントローラであって、その入力側
は、前記圧力スイッチ13及び圧力センサ14,14’
に接続され、出力側は、前記可変リリーフ弁16及び電
磁弁17,17’にそれぞれ接続されている。
【0011】可変リリーフ弁16の設定圧は任意に設定
可能であるが、実施例においては、通常時320kgf/cm2
昇圧時350kgf/cm2とし、旋回モータ側のオーバーロード
リリーフ弁(図示せず)の設定圧は280kgf/cm2とし、図
1の回路図及び図2の作動フロー図によって作用を説明
する。
【0012】(旋回単独又は旋回を含む複合操作をして
いる時) 旋回用リモコン弁9を操作すると、旋回操作用のパ
イロット油路10,11からのパイロット圧を、シャト
ル弁12を介して圧力スイッチ13(P/S) で検出し、コ
ントローラ19に(P/S →ON)の信号が入力される。
【0013】 この状態で、旋回用切換弁を含むポン
プ2側の回路圧を検出する圧力センサ14の検出圧が予
め設定した所定値、例えばオーバーロードリリーフ弁の
設定値280kgf/cm2に達すると(PH1≧280K)、コントローラ
19は、電磁弁17に励磁信号(S/V1→ON) を出力し、
パイロットポンプ20からの圧油をコンペンセータ3に
連通させ、ポンプ2の吐出量を最少とし、旋回モータ側
のオーバーロードリリーフ弁(図示せず)からのリリー
フ量を最少にする。
【0014】 旋回用切換弁を含まないポンプ2’側
の回路圧も同時に圧力センサ14’によって検出し、そ
の検出圧が予め設定した所定値、例えば可変リリーフ弁
16の通常設定値320kgf/cm2に達すると(PH2≧320K)、コ
ントローラ19は電磁弁17’に励磁信号(SV2 →ON)
を出力し、パイロットポンプ20からの圧油をコンペン
セータ3’に連通させ、ポンプ2’の吐出量を最少に
し、可変リリーフ弁16からのリリーフ量を最少にす
る。また、可変リリーフ弁16のリリーフ圧が昇圧され
ているとき(昇圧信号→ON)、すなわち電磁弁18が励
磁されている場合は、検出圧が350kgf/cm2に達した時点
で上記作動を行う。
【0015】(旋回を含まない操作をしている時) 旋回操作を行っていないときは、圧力センサ14,
14’で各々の回路圧を検出し、検出圧が320kgf/cm2
達した時点で、コントローラ19から電磁弁17及び/
又は17’に励磁信号(S/V1 and/or S/V2→ON)を出力
し、パイロットポンプ20からの圧油をコンペンセータ
3,3’に連通してポンプ2,2’の吐出量を最少に
し、可変リリーフ弁16からのリリーフ量を最少にす
る。昇圧信号が出力されている場合は、検出圧が350kgf
/cm2に達した時点で上記操作を行う。
【0016】
【効果】本発明によれば、可変容量油圧ポンプ2,2’
とネガコン絞り8,8’とを連通するセンターバイパス
油路6a,6a’の最上流に圧力検出手段14,14’
を設けると共に、可変容量油圧ポンプ2,2’のコンペ
ンセータ3,3’の制御用ネガコン信号回路7,7’の
ほかに、前記コンペンセータ3,3’作動用の特設信号
回路7a,7a’を設け、該信号回路7a,7a’を電
磁弁17,17’を介してパイロットポンプ20に接続
し、前記圧力検出手段が予め設定した所定圧を検出した
とき、前記電磁弁17,17’が連通するようにしたこ
とにより、回路圧が予め設定した所定圧に達したとき、
電磁弁17,17’を連通させて、パロットポンプ2
0,20’からの圧油をコンペンセータ3,3’に導
き、可変容量油圧ポンプ2,2’の吐出量を最少とする
ことができるから、これによってリリーフ流量を最少と
することができ、動力の損失・作動油の発熱・リリーフ
騒音の発生等を防止することができる。前記所定圧は任
意に設定可能であるが、旋回操作を行っているときは、
旋回用オーバーロードリリーフ弁の設定圧と一致させ、
旋回操作を行っていないときはメインリリーフ弁の設定
圧と一致させれば、リリーフ流量の軽減に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧回路図
【図2】本発明の作動フロー図
【図3】従来例の回路図
【符号の説明】
1 タンク 2,2’可変容量形ポンプ 3,3’コンペンセータ 4 メインリリーフ弁 5,5’チェック弁 6 コントロールバルブ群 6a,6a’センターバイパス油路 7,7’ネガコン信号油路 7a,7a’特設信号油路 8,8’ネガコン絞り 9 旋回用リモコン弁 10,11 パイロット油路 12 シャトル弁 13 圧力スッチ(P/S) 14,14’圧力センサ 15,15’シャトル弁 16 可変リリーフ弁 17,17’電磁弁(S/V1, S/V2) 18 電磁弁(S/V3) 19 コントローラ 20 パイロットポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変容量油圧ポンプ(2,2')とネガコン絞
    り(8,8')とを連通するセンターバイパス油路(6a,6a')の
    最上流に圧力検出手段(14,14')を設けると共に、可変容
    量油圧ポンプ(2,2')のコンペンセータ(3,3')の制御用ネ
    ガコン信号回路(7,7')のほかに、前記コンペンセータ
    (3,3')作動用の特設信号回路(7a,7a')を設け、該信号回
    路(7a,7a')を電磁弁(17,17')を介してパイロットポンプ
    (20)に接続し、前記圧力検出手段により検出される回路
    圧が予め設定した所定圧力に達したとき、前記電磁弁を
    連通させるようにしたことを特徴とする建設機械の油圧
    回路。
  2. 【請求項2】 旋回操作検出手段(13)を設け、旋回操作
    時には、圧力検出手段により検出される回路圧が旋回モ
    ータ内のオーバーロードリリーフ弁の設定圧に達したと
    き、前記電磁弁を連通させるようにした請求項1記載の
    建設機械の油圧回路。
  3. 【請求項3】 旋回操作を含まない操作を行っていると
    きは、圧力検出手段出手段により検出される回路圧が可
    変リリーフ弁(16)の設定圧に達したとき、前記電磁弁を
    連通させるようにした請求項1又は2記載の油圧回路。
JP28813492A 1992-10-05 1992-10-05 建設機械の油圧回路 Pending JPH06117410A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4853214A (en) * 1987-09-08 1989-08-01 The Procter & Gamble Company Antiperspirant creams containing volatile silicones
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CN109000024A (zh) * 2018-09-08 2018-12-14 深圳市能源环保有限公司 一种发电厂湿式出渣机补水阀两阀控制线路

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