JPH0210321Y2 - - Google Patents

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JPH0210321Y2
JPH0210321Y2 JP1982144314U JP14431482U JPH0210321Y2 JP H0210321 Y2 JPH0210321 Y2 JP H0210321Y2 JP 1982144314 U JP1982144314 U JP 1982144314U JP 14431482 U JP14431482 U JP 14431482U JP H0210321 Y2 JPH0210321 Y2 JP H0210321Y2
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JP
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pressure
hydraulic pump
circuit
valve
discharge circuit
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JP1982144314U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、吐出圧力を略一定に保持する一定圧
力保持レギユレータを備えた可変容量形油圧ポン
プのアンロード回路装置に関する。
従来、例えば第1図示のように一定圧力保持レ
ギユレータaを備えた可変容量形油圧ポンプbの
吐出回路cを切換弁d等によりブロツクされた場
合、該吐出回路cに設けたリリーフ弁eのベント
回路fを開き、該ポンプbのアンロードを行なう
ようにしたものが知られるが、吐出回路cの圧力
の低下によつて該レギユレータaはポンプbの吐
出量を最大とすべく作動するので該吐出回路cの
圧力は零にならず、該ポンプbに騒音を生じ勝ち
であると共に該ポンプbにかなりの入力を必要と
して動力損失が多い欠点がある。また第2図示の
ように単に吐出回路cを切換弁dでブロツクする
ことによりレギユレータaでポンプbの吐出量を
零に近い最小とするように制御させることも行な
われているが、この場合吐出圧力は最大となるの
でやはり前記の場合と同様に騒音と動力の損失が
伴ない勝ちで、吐出圧力が高いためポンプ寿命が
短くなる等の欠点が生じ易い。一般にポンプの入
力は(吐出圧力×吐出量)/定数で表わされ、前
記第1図示のものではアンロード時に吐出圧力が
小さくなつても吐出量が最大になるのでポンプ入
力が大きくなり、また第2図示のものでは吐出量
が小さくなつても吐出圧力が最大になるのでやは
りポンプ入力が大きくなり、アンロード時の動力
損失が大きい。
こうしたアンロード時の動力損失を小さくする
ために、固定容量形油圧ポンプの補助ポンプをア
クチユエータへの吐出回路に設けると共に吐出回
路のリリーフ弁のベント回路の切換弁と主ポンプ
のレギユレータを該補助ポンプからのパイロツト
圧で制御するようにしたものが特開昭57−2486号
公報に於て開示されている。しかし乍ら該公報記
載のアンロード回路は、補助ポンプと吐出回路と
の間に逆止弁、リリーフ弁を設け、ベント回路に
切換弁を設ける構成であるので、これらの多くの
機器に対する配管施工が煩雑になる不都合があ
る。
本考案は簡単な回路構成でアンロード時の動力
損失を防ぐことを目的とするもので、アクチユエ
ータに連らなる吐出回路1に一定圧力保持レギユ
レータ2を備えた可変容量形油圧ポンプ3を接続
するようにしたものに於て、該吐出回路1に該ポ
ンプ3からアクチユエータへの流れを許容する逆
止弁4を介在させ、その前方の吐出回路1aにリ
リーフ弁5と、後方の吐出回路1bに該油圧ポン
プ3のアンロード時に該吐出回路1bの圧力を保
持するだけの吐出量を確保し得る小容量で且つ一
定圧力保持レギユレータ6を備えた可変容量形パ
イロツト油圧ポンプ7とを夫々接続し、該リリー
フ弁5のベント回路8に介在させたシーケンス弁
9に前記後方の吐出回路1bの圧力を導入して該
ベント回路8を開閉制御すると共に該吐出回路1
bの圧力を油圧ポンプ3の一定圧力保持レギユレ
ータ2に導入して成る。
第3図はその1例を示すもので、これに於ては
逆止弁4の後方の吐出回路1bに連らなるパイロ
ツト回路17を設け、このパイロツト回路17を
介して該吐出回路1bの圧力をシーケンス弁9に
供給すると共に、圧力一定保持レギユレータ2の
制御ピストン10の室11へと供給するようにし
た。該シーケンス弁9はその設定圧力よりも該パ
イロツト回路17を介して作用する吐出回路1b
の圧力が高いと開弁し、その結果リリーフ弁5の
ベント回路8がタンク13へ接続され、該リリー
フ弁5が該逆止弁4の前方の吐出回路1aの圧力
をタンク13へと排除する。該圧力一定保持レギ
ユレータ2は、可変容量形油圧ポンプ3のポンプ
容量を制御する斜板等を動かすように連結された
制御ピストン10と、該制御ピストン10を室1
1側から室12側へと弾発するばね15と、該制
御ピストン10の左右の室11,12を互いに連
通させ或いは一方の室12をタンク13へと接続
する作動を行うスプール形の制御弁14とで構成
され、該制御弁14はパイロツト回路17及び室
11を介して作用する逆止弁4の後方の吐出回路
1bの圧力とばね力との釣り合いで作動するよう
にした。このレギユレータ2は、室11を介して
制御弁14に作用する吐出回路1bの圧力が低
く、該制御弁14がばねに押されて第3図示のよ
うに位置するときは、一方の室12はタンク13
へ接続されるので、制御ピストン10はばね15
の力と室11に導入される低い圧力によりポンプ
3の吐出量をほぼ最大とする位置に存し、該室1
1を介して制御弁14に作用する吐出回路1bの
圧力が、制御弁14を移動するように高まると、
該室11は一方の室12に連通するので、制御ピ
ストン10はその左右の受圧面積の差による力に
より、ばね15の弾力に打ち勝つて、ポンプ3の
吐出量を減じ、室11の圧力即ち、吐出回路1の
圧力を一定に保持するのに必要なだけの吐出量と
すべく作動する。可変容量形パイロツト油圧ポン
プ7の一定圧力保持レギユレータ6も前記レギユ
レータ2と同様の制御ピストン、ばね、制御弁を
備えており、前記レギユレータ2と同様に逆止弁
4の後方の吐出回路1bの圧力が低いと吐出量を
ほぼ最大とし、該圧力が制御弁を動かす程に高ま
ると吐出回路1bの圧力を一定に保持するのに必
要なだけの吐出量とすべく作動する。16は例え
ば油圧シリンダからなる油圧アクチユエータの作
動を制御する方向切換弁である。
その作動を説明するに、吐出回路1が切換弁1
6の操作により遮断され、油圧ポンプ3のアンロ
ードが要望された場合、まず逆止弁4の後方の吐
出回路1bの圧力が上昇し、その圧力はパイロツ
ト回路17を介してシーケンス弁9を開弁すべく
作用すると共にレギユレータ2に油圧ポンプ3の
吐出量をほぼ零とする作動を行なわせるべく作用
する。そしてシーケンス弁9の開弁によればベン
ト回路8はタンク13に連らなつてリリーフ弁5
を開弁せしめ吐出回路1aの圧力が零に近づく。
かくてポンプ3は極く低い圧力と極く小さい吐出
量のアンロード運転状態となり、ポンプへの入力
も著しく小さくて済み、騒音が非常に小さくな
る。このアンロード状態の間、吐出回路1に逆止
弁4が設けられているので、逆止弁4の後方の吐
出回路1bの高い圧力は該逆止弁4に阻まれてそ
の前方の吐出回路1aへ漏れることがないが、切
換弁16、レギユレータ2やシーケンス弁9から
多少とも漏れて該吐出回路1bの圧力が下がり、
シーケンス弁9の開弁作動とレギユレータ2がポ
ンプ3の吐出量を減じる作動とを維持出来なくな
るので、可変容量形パイロツト油圧ポンプ7がそ
の圧力一定保持レギユレータ6の作用により前記
漏れの分量を補うように少量の高圧流体を吐出回
路1aに吐出し続けてその圧力の低下を防ぎ、こ
れによりシーケンス弁9の開弁作動とレギユレー
タ2がポンプ3の吐出量を減じる作動とが維持さ
れる。
アクチユエータを作動すべく切換弁16が操作
されたオンロード時には、アクチユエータで必要
とする流量が該パイロツト油圧ポンプ7の最大吐
出量までの流量で足りる流量範囲に於ては、油圧
ポンプ3はアンロードのままでパイロツト油圧ポ
ンプ7の吐出量でまかなわれる。アクチユエータ
で必要とする流量が該パイロツト油圧ポンプ7の
最大吐出量以上になつた時は、吐出回路1bの圧
力は下がり、シーケンス弁9が閉じると共にリリ
ーフ弁5は閉弁するので回路1は作動圧力に戻
り、これと同時にレギユレータ2に作用する圧力
も低下するので油圧ポンプ3は再び流量を吐出し
始める。この時、油圧ポンプ3とパイロツト油圧
ポンプ7の両ポンプの吐出量が合流されてアクチ
ユエータに供給される。
以上の場合、可変容量形油圧ポンプ3の一定圧
力保持レギユレータ設定圧力をP3、リリーフ弁
5の設定圧力をP5、可変容量形パイロツト油圧
ポンプ7の一定圧力保持レギユレータの設定圧力
をP7、シーケンス弁9の設定圧力をP9とすると、
各圧力の関係は P5>P7>P9>P3 に設定される。
該可変容量形パイロツト油圧ポンプ7は、油圧
ポンプ3のアンロード時に回路1b及びパイロツ
ト回路17の圧力を一定に保つだけ、即ち、切換
弁16、レギユレータ2、シーケンス弁9よりの
洩れ量を補なうに足るだけの吐出量を確保できる
ものであればよく、油圧ポンプ3に比較して非常
に小容量のポンプで充分である。
具体例として、油圧ポンプ3の吐出量が0〜
100/minの性能を持ち、吐出回路1の最高圧
力が210Kgf/cm2、アンロード吐出量が2/
minであるなら、アンロード圧力が2Kgf/cm2
度となり、該油圧ポンプ3のポンプ入力は、(2
Kgf/cm2×2/min)÷612で表わされ、
0.006KWとなる。このアンロードのためにパイ
ロツト油圧ポンプ7が吐出量0〜16/minの性
能を持ち、アンロード時に220Kgf/cm2、0.5/
min、の吐出を行なうと、そのポンプ入力は220
Kgf/cm2×0.5/min)÷612=0.18KWとなり、
全体としてアンロード時には0.186KWが消費さ
れる。
これに対し、第1図示の場合、前記油圧ポンプ
3と同性能のものとするとアンロード時には10
0/minを吐出し、通過抵抗が大きいのでアン
ロード圧は7Kgf/cm2となり、ポンプ入力は
1.14KWとなる。また第2図示の場合、前記油圧
ポンプ3と同性能のものとし、回路の最高圧が
210Kgf/cm2とすると、ポンプ入力は0.68KWと
なり、いずれも本考案のパイロツト油圧ポンプ7
を設けた場合よりもポンプ入力が大きくなり、動
力損失が多い。
以上のように本考案によるときは一定圧力保持
形のレギユレータ2を備えた可変容量形油圧ポン
プ3の吐出回路1に逆止弁4を介在させ、その前
後の回路1a,1bにシーケンス弁9により制御
されたリリーフ弁5と一定圧力保持レギユレータ
6を備えた小容量の可変容量形パイロツトポンプ
7を接続し、アンロードに際しては吐出回路1b
を高圧化させてその圧力でシーケンス弁9とレギ
ユレータ2を作動させ、該ポンプ3の圧力及び吐
出量を強制的にほぼ零とするようにしたので、一
定圧力保持レギユレータ2を備える式の油圧ポン
プ3のアンロード時に於ける動力損失を軽減し得
て経済的であると共に比較的大容量の油圧ポンプ
3の圧力を低く出来、騒音も小さくなり、その回
路には弁類が逆止弁4とリリーフ弁5とシーケン
ス弁9の3個を設けるだけであるので、配管施工
も簡単になり、安価に製作出来る等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来例の説明線図、第3図
は本考案装置の1例の線図である。 1,1a,1b……吐出回路、2,6……一定
圧力保持レギユレータ、3……可変容量形油圧ポ
ンプ、4……逆止弁、5……リリーフ弁、7……
可変容量形パイロツト油圧ポンプ、8……ベント
回路、9……シーケンス弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アクチユエータに連らなる吐出回路1に一定圧
    力保持レギユレータを備えた可変容量形油圧ポン
    プ3を接続するようにしたものに於て、該吐出回
    路1に該ポンプ3からアクチユエータへの流れを
    許容する逆止弁4を介在させ、その前方の吐出回
    路1aにリリーフ弁5と、後方の吐出回路1bに
    該油圧ポンプ3のアンロード時に該吐出回路1b
    の圧力を保時するだけの吐出量を確保し得る小容
    量で且つ一定圧力保持レギユレータ6を備えた可
    変容量形パイロツト油圧ポンプ7とを夫々接続
    し、該リリーフ弁5のベント回路8に介在させた
    シーケンス弁9に前記後方の吐出回路1bの圧力
    を導入して該ベント回路8を開閉制御すると共に
    該吐出回路1bの圧力を油圧ポンプ3の一定圧力
    保持レギユレータ2に導入して成る一定圧力保持
    レギユレータを備えた可変容量形油圧ポンプのア
    ンロード回路装置。
JP14431482U 1982-09-25 1982-09-25 一定圧力保持レギユレ−タを備えた可変容量形油圧ポンプのアンロ−ド回路装置 Granted JPS5949002U (ja)

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JPS5949002U JPS5949002U (ja) 1984-03-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60245805A (ja) * 1984-05-18 1985-12-05 Nissei Plastics Ind Co 合流回路
JPS60245806A (ja) * 1984-05-18 1985-12-05 Nissei Plastics Ind Co 合流回路

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5276701A (en) * 1975-12-20 1977-06-28 Ebara Corp Energy-saving hydraulic pump and hydraulic circuit with this hydraulic pump
JPS572486A (en) * 1980-06-06 1982-01-07 Kawasaki Heavy Ind Ltd Selection method for parallel and multi circuit

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