JP3084570B2 - 負荷圧検出型の液圧回路 - Google Patents

負荷圧検出型の液圧回路

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JP3084570B2
JP3084570B2 JP03040509A JP4050991A JP3084570B2 JP 3084570 B2 JP3084570 B2 JP 3084570B2 JP 03040509 A JP03040509 A JP 03040509A JP 4050991 A JP4050991 A JP 4050991A JP 3084570 B2 JP3084570 B2 JP 3084570B2
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伸実 吉田
照夫 秋山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷圧により液圧ポン
プから供給される液量を制御する負荷圧検出型の液圧回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、液圧ポンプ1の吐出
した圧液を操作弁2でアクチュエータ3に供給する液圧
回路において、その操作弁2が中立位置Aの時にポンプ
ポ−ト4を遮断するクローズドセンタタイプであると、
操作弁2が中立位置Aの時に液圧ポンプ1の吐出した圧
液が行き止りとなって高圧となるから、制御弁5を設け
て液圧ポンプ1の吐出流量を最小としている。この制御
弁5は液圧ポンプ1と一 体に形成してある。すなわち、
液圧ポンプ1を可変容量型とし、その斜板6を傾転する
サーボ弁7の第1室8に吐出圧液を供給し、第2室9に
制御弁5で供給するようにし、吐出圧が高くなると制御
弁5がドレーン位置Bから供給位置Cに切換って第2室
9に吐出圧液を供給して斜板6の角度を最小として容量
を最小としている。しかしこの様にすると操作弁2を第
1供給位置D又は第2供給位置Eとしてアクチュエータ
3に圧液を供給する時に液圧ポンプ1の容量が増大しな
くなるので、アクチュエータの負荷圧を負荷圧導入路1
0で制御弁5の受圧部11に供給し、吐出圧と負荷圧が
所定圧力より高くなると制御弁5がドレーン位置Bとな
って斜板6の角度を大きくして液圧ポンプ1の容量を大
きくし必要流量が得られるようにしている。
【0003】かかる液圧回路においてアクチュエータ3
に供給される流量は、操作弁2の主通路最大開口面積、
負荷圧検出路最大開口面積及び制御弁5が切換作動する
時の吐出圧と負荷圧の差圧等によって決定される。つま
り、補助液圧ポンプ12の吐出液圧をパイロット弁13
で第1・第2パイロット管路14,15を経て操作弁2
の第1・第2受圧部16,17に供給して操作弁2を中
立位置Aから第1供給位置D又は第2供給位置Eに切換
えるが、その切換ストロークはパイロット弁13からの
パイロット圧力に比例し最大圧力でストロークエンドと
なって主通路18,19及び負荷圧検出路20,21の
開口面積が最大となり、液圧ポンプ1の容量が同一であ
れば主通路18,19の開口面積が大きい程アクチュエ
ータ3への流量が多くなるし、制御弁5が切換作動する
時の吐出圧と負荷圧との差圧を大きくすればアクチュエ
ータ3への流量を多くできる。以上の様であるから、操
作弁2の主通路18,19の最大開口面積を大きくすれ
ばアクチュエータ3への流量を増大できるし、操作弁2
の負荷圧検出路20,21の最大開口面積を大きくすれ
ば負荷圧の操作弁2を通過する時の圧力損失が小さくな
って制御弁5に供給される負荷圧と実際の負荷圧との差
が小さくなって制御弁5が切換る時の吐出圧が低くなっ
てアクチュエータ3への流量を増大できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、主通路
18,19及び負荷圧検出路20,21の最大開口面積
を大きくすると操作弁自体が大きくなって重量、場積、
コスト面で不利となる。また、制御弁5が切換作動する
時の吐出圧と負荷圧との差圧を大きくするとポンプの定
格圧力が一定のときにアクチュエータの圧力が差圧分小
さくなり、パワーロスが大きくなってしまう。
【0005】そこで、本発明は、操作弁の主通路及び負
荷圧検出路の最大開口面積を大きくすることなく、また
制御弁を切換え作動する吐出圧と負荷圧の差圧を大きく
せずにアクチュエータへ供給する流量を大きくした負荷
圧検出路の液圧回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】操作弁2の主通路18,
19と負荷圧検出路20,21を操作弁2が供給位置に
向けて設定ストローク移動した時に連通する連通路3
0,31を操作弁2に設けた負荷圧検出型の液圧回路。
【作 用】操作弁2を中立位置から所定の供給位置まで
切換える途中では吐出圧と負荷圧の差圧で制御弁5を制
御して流量を制御でき、操作弁2を所定の供給位置より
ストロークエンドまで切換えた時には主通路18,19
から負荷圧検出路20,21に吐出圧が供給されて制御
弁5は供給位置に固定されることになり、ポンプ斜板は
最大となる。即ち操作弁2の入口側に液圧ポンプ1の最
大吐出流量が供給されるから、操作弁2の主通路及び負
荷圧検出路の最大開口面積を大きくしたり、制御弁を切
換え作動する吐出圧と負荷圧の差圧を大きくせずにアク
チュエータ3に大流量を供給できる。
【0006】
【実 施 例】図2に示すように、操作弁2に第1供給
位置B、第2供給位置Cに向けて所定ストローク以上操
作した時に主通路18,19と負荷圧検出路20,21
を連通する連通路30,31を形成し、操作弁2を第1
供給位置B又は第2供給位置Cに向けて所定ストローク
以上操作すると吐出圧が負荷圧導入路10に供給される
ようにしてある。図2において、制御弁5は液圧ポンプ
1と一体に形成してある。
【0007】以下に操作弁2の詳細構造を図3に基づい
て説明する。弁本体32の弁孔33にスプール34を嵌
挿し、弁本体32に弁孔33に開口したポンプポ−ト3
5、ドレーンポート36、第1・第2アクチュエータポ
ート37,38、負荷圧検出ポート39を形成し、スプ
ール34の軸心に軸孔40を形成し、かつこの軸孔40
を外周面に開口する第1・第2・第3穴41,42,4
3を形成して負荷圧導入路としてあり、そのスプール3
4をスプリング45で各ポートを遮断し、かつ第1・第
2穴41,42を閉塞する中立位置に保持し、一方の受
圧室46に圧液を供給してスプール34を左方に移動す
るとポンプポ−ト35と第1アクチュエータポート37
が連通し、第2アクチュエータポート38がタンクポー
ト36に連通し、かつ第1穴41が第1アクチュエータ
ポート37に連通して一方の供給位置となり、更にスプ
ール34を左方に移動すると第2穴42がポンプポ−ト
35に開口して吐出圧が負荷圧導入路に供給され、他方
の受圧室47にパイロット圧を供給してスプール34を
右方に移動するとポンプポ−ト35と第2アクチュエー
タポート38が連通し第1アクチュエータポート37が
タンクポート36に連通し、かつ第2穴42が第2アク
チュエータポート38に連通して他方の供給位置とな
り、更にスプール34を右方に移動すると第1穴41が
ポンプポ−ト35に開口して吐出圧が負荷圧導入路に供
給される。
【0008】つぎに作動を説明する。操作弁2が中立位
置Aの時及びパイロットバルブ13をストロークエンド
より若干手前の所定位置まで操作しない時にはパイロッ
ト圧力が低く、操作弁2は所定ストローク操作されない
から、従来と同様に動作して液圧ポンプ1の容量を制御
してアクチュエータ3への流量は図4に示すようにな
る。パイロットバルブ13を前述の所定位置まで操作す
るとパイロット圧力が高くなって操作弁2が所定ストロ
ーク以上操作されて連通路30,31から液圧ポンプ1
の吐出圧が負荷圧導入路10に供給されて制御弁5はド
レーン位置Bとなるから、液圧ポンプ1の斜板6は最大
角度となって容量が最大となり、アクチュエータ3への
流量は図4に示すように急激に増大する。これに対して
連通路30,31を設けない場合には負荷圧制御が行わ
れてアクチュエータ3への流量は図4の一点鎖線で示す
ような流量特性になる。なお、固定容量の液圧ポンプ1
の場合には図5のように吐出路50にアンロード弁51
を設け、その一方の受圧部52に吐出圧を供給し、他方
の受圧部53に負荷圧を供給するようにすれば負荷圧制
御によりアンロードされることなく、全流量アクチュエ
ータへ供給される。
【0009】
【発明の効果】操作弁2を中立位置から所定の供給位置
まで切換える途中では吐出圧と負荷圧の差圧で制御弁5
を制御して流量を制御でき、操作弁2を所定の供給位置
よりストロークエンドまで切換えた時には主通路18,
19から負荷圧検出路20,21に吐出圧が供給されて
制御弁5による制御が解除され操作弁2の入口側に液圧
ポンプ1の最大吐出流量が供給されるから、操作弁2の
主通路及び負荷圧検出路の最大開口面積を大きくした
り、制御弁を切換え作動する吐出圧と負荷圧の差圧を大
きくせずにアクチュエータ3に大流量を供給できる。ま
た、操作弁2に連通路30,31を形成すれば良いか
ら、他のバルブ等を設けなくとも良くコスト的に有利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の液圧回路図である。
【図2】本発明の液圧回路図である。
【図3】操作弁の詳細断面図である。
【図4】パイロット圧力とアクチュエータへの流量の関
係を示す図表である。
【図5】固定容量の液圧ポンプの場合の説明図である。
【符号の説明】
1…液圧ポンプ、2…操作弁、3…アクチュエータ、5
…制御弁、10…負荷圧導入路、13…パイロット弁、
14…第1パイロット管路、15…第2パイロット管
路、18…主通路、19…主通路、20…負荷圧検出
路、21…負荷圧検出路、30…連通路、31…連通
路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−261903(JP,A) 特開 平1−275902(JP,A) 特開 平4−258506(JP,A) 特開 平1−250602(JP,A) 実開 平2−51701(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 11/00 - 11/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液圧ポンプ1の吐出路20にクローズド
    センタタイプの操作弁2を介してアクチュエータ3を設
    け、前記液圧ポンプ1から操作弁2に供給される流量を
    制御する制御弁5を設け、この制御弁5を吐出圧で供給
    流量減方向に押し、負荷圧導入路10の負荷圧で供給流
    量増方向に押し、その負荷圧導入路10を操作弁2の負
    荷圧検出路20,21に接続した負荷圧検出型の液圧回
    路において、 前記操作弁2の主通路18,19と負荷圧検出路20,
    21を操作弁2が供給位置に向けて設定ストローク移動
    した時に連通する連通路30,31を操作弁2に設けた
    ことを特徴とする負荷圧検出型の液圧回路。
  2. 【請求項2】 前記液圧ポンプ1は可変容量であり、前
    記制御弁5は前記液圧ポンプ1の吐出容量を制御する弁
    であることを特徴とする請求項1記載の負荷圧検出型の
    液圧回路。
  3. 【請求項3】 前記制御弁5は液圧ポンプ1と一体に形
    成してなることを特徴とする請求項2記載の負荷圧検出
    型の液圧回路。
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