JPS6056922B2 - 流体制御装置 - Google Patents

流体制御装置

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JPS6056922B2
JPS6056922B2 JP52041773A JP4177377A JPS6056922B2 JP S6056922 B2 JPS6056922 B2 JP S6056922B2 JP 52041773 A JP52041773 A JP 52041773A JP 4177377 A JP4177377 A JP 4177377A JP S6056922 B2 JPS6056922 B2 JP S6056922B2
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valve
passage
pressure
pressure control
control valve
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JP52041773A
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猛 堀内
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポンプ吐出圧を第一圧力制御弁及び第二圧力制
御弁て制御し、斯る制御圧力を可変容量形流体ポンプの
制御シリンダに作用させて、少なくとも省動力最大圧制
御とアクチュエータ停止時の省動力最低圧制御(謂ゆる
中立アンロード制御もしくはフエザーリンク制御)とを
行う如くした流体制御装置に関し、前記省動力最低圧制
御時に作用する第一圧力制御弁と、前記省動力最大圧制
御時に作動する第二圧力制御弁とを切離して、前記両制
御の切換えを円滑に行える如くしたもみで〜ある。
従来この種制御装置として例えば特開51一5168腸
公報がある。
この制御装置は第5図に示すように可変ポンプ4の吐出
圧力が安全弁2のスプリング1力(例えば200〜30
0に9/ai)に打勝つ値に達すると、安全弁2が押開
かれ、吐出ラインの流体を分流ライン3を介してシリン
ダ5に導き、ポンプ4の吐出量を減少させポンプ吐出圧
力が前記スプリング1力とバランスする値以上にならな
いような制御、つまり吐出量を略零に成すると共に、肚
出圧を安全弁2の設定値に対応した圧力の規制する省動
力最大圧制御を行うのである。また該制御装置は他にも
う1個の圧力制御弁6を備え、図示のごとく流量調整弁
7を中立位置に保持したとき背圧室8をベント路9を介
してタンク10に開放し、該圧力制御弁6をアンロード
弁として作用させると共に、アンロード流体をシリンダ
5に導いてポンプ吐出圧力をスプリング11力(例えば
5〜10k9/Ai)とバランスする値に保持する制御
、つまり省動力最低圧制御を行うことができる。さらに
流量調整弁7を切換位置にセットしているときは、流量
調整部の後位圧力をフィードバックライン13を介して
背圧室8に導き、前記圧力制御弁6を圧力補償弁として
作用させて、前記流量調整部の前後差圧が常にスプリン
グ11力とバランス状に保持されるようにシリンダ5に
作用する圧力を調整する制御、つまりアクチュエータ作
動時の省動力圧制御を行うことができる。以上のように
圧力制御弁6は、省動力最低圧制御とアクチュエータ作
動時の省動力圧制御とに作用し、一方安全弁2は省動力
最大圧制御時に作用一する。しかし、下記の理由により
最大圧制御から最低圧制御への切換えが円滑でない欠点
があつた。即ち、先にも述べたように安全弁2は吐出圧
力がスプリング1力に対応した値以上に上昇しない町よ
うな制御を行つている関係上、通路14とシリンダ5と
の間はスプールランド15によつて封鎖される。
該通路14はポンプ吐出量を増大するときシリンダ4内
の流体をタンク16に排出するためのものてもあるし、
また圧力制御弁6のスプー3ル17を右方向に押開いた
流体をシリンダ5に導くためのものでもある。そこで安
全弁2による最大圧制御状態から流量調整弁7を中立位
置に切換え、背圧室8をベント路9を介してタンク10
に開放して最低圧制御態勢を整えると、スプール147
は右方向に変位し通路14を介してランド15の右側に
流体を流入させる。しかし流量調整弁7を中立位置に切
換えると同時に吐出ライン18が封じ込まれるので、ラ
ンド15の左側の面に作用する圧力は低下しないまま最
大圧制御が継続され圧力制御弁6の通路14を閉鎖して
いる。このため最大圧は最低圧まで低下しない。要する
に最低圧制御態勢にすべく流量調整弁7を変位させても
最大圧制御から最低圧制御への切換えが行えない訳であ
る。本発明は上記の点に鑑みて発明したもので、特殊な
油圧切換弁を用いることにより、最大圧制御から最低圧
制御への切り換えを円滑に行うことを)その目的とする
ものてある。
この目的を達成するために本発明は、吐出量可変部材2
5とこの可変部材25を操作するシリンダ28とからな
る最大吐出量特性を備えた可変容量形ポンプ19と、こ
のポンプ19の吐出ライン29を開閉すると共に、この
吐出ライン29から負荷側への流量を調整する流量制御
部32を備えた方向制御弁20と、前記シリンダ28を
、第1通路62と第2通路63とに切換連通するスプー
ル60を備え、このスプール60の一端室に設けたスプ
リング59で前記シリンダ28を第1通路62に連通さ
せる位置へスプール60を設定し、前記スプール60の
他端室に作用する第2通路63の圧力で前記シリンダ2
8を第1通路62から第2通路63に連通させる位置へ
スプール60を設定し、前記一端室を前記第1通路62
に連通させた油圧切換弁23と、前記油圧切換弁23の
第1通路62を、前記ポンプ19の吐出ライン29とタ
ンク67とに切換連通する弁43を備え、この弁43の
一端室に設けたスプリング42で前記第1通路62をタ
ンク67に連通させる位置へ弁43を設定し、前記弁4
3の他端室に作用する吐出ライン29の圧力て前記第1
通路62をタンク67から吐出ライン29に連通させる
位置へ弁43を設定する第一圧力制御弁21と、前記油
圧切換弁23の第2通路63を、前記吐出ライン29と
タンク68とに切換連通する弁52を備え、この弁52
の一端室に設けたスプリング51で前記第2通路63を
タンク68に連通させる位置へ弁52を設定し、前記弁
52の他端室に作用する吐出ライン29の圧力で前記第
2通路63をタンク68から吐出ライン29に連通させ
る位置へ弁52を設定する第二圧力制御弁22と、前記
方向制御弁20て吐出ライン29を閉鎖したとき、前記
第一圧力制御弁21の一端室をタンク30に、前記吐出
ライン29を開放したとき前記第一圧力制御弁21の一
端室を流量制御部32の後位に連通する切換手段とから
成り、前記第一圧力制御弁21のスプリング42力に対
して前記第二圧力制御弁22のスプリング51力を大き
く設定するように構成したものである。
而してこの技術的手段によれば、前記方向制御弁20て
吐出ライン29を閉鎖し、第一圧力制御弁21の二端室
をタンク30に連通させた状態て、前記弁43の他端室
に作用する吐出ライン29の圧力が前記スプリング42
力に打勝つ値になつたとき、前記弁43をスプリング4
2力に抗して移動させ前記油圧切換弁23の第1通路6
2をタンク67から吐出ライン29に切換連通させて、
吐出ライン29から低圧流体を第1通路62を介して前
記シリンダ28に供給して、可変部材25を操作し、吐
出量を減少させることにより、ポンプ19は、第一圧力
制御弁21のスプリング42力に対応する低圧てもつて
吐出量を略零とする省動力最低圧制御を行う一方、前記
方向制御弁20て吐出ライン29を開放し、第一圧力制
御弁21の一端室を流量制御部32の後位に連通させ、
吐出ライン29の圧力が第二圧力制御弁22の設定圧力
に達するまては、第一圧力制御弁21により流量制御部
32前後の差圧が一定になるようにポンプ19の可変部
材25を操作して吐出量を調整するのであつて、前記第
二圧力制御弁22の弁52の他端室に作用する吐出ライ
ン29の圧力が前記スプリング51力に打勝つ値になつ
たとき、前記弁53をスプリング51力に抗して移動さ
せ前記油圧切換弁23の第2通路63をタンク68から
吐出ライン29に切換連通させると共に、この第2通路
63に作用する圧力てもつて前記スプール60を移動さ
せ第2通路63をシリンダ28に連通させて、吐出ライ
ン29からの高圧流体を第2通路63を介して前記シリ
ンダ28に供給して可変部材25を操作し、吐出量を減
少させることにより、ポンプ19は、第二圧力制御弁2
2のスプリング51力に対応する高圧でもつて吐出量を
略零にする省動力最大圧制御を行うのである。
そして方向制御弁20を操作して吐出ライン29を閉鎖
すると共に、第一圧力制御弁21の一端室をタンクに開
放して第二圧力制御弁22による最大圧制御から第一圧
力制御弁21による最低圧制御に切換えたとき、第一圧
力制御弁21の弁43がスプリング42力に抗して移動
し、吐出ライン29からの流体が油圧切換弁23の一端
室に導入され、前記スプール60の他端室に作用する押
圧力と一端室に作用する押圧力とが相殺され、前記スプ
ール60はスプリング59力で移動し第1通路62を開
放し第2通路63を閉鎖するので、吐出ライン19の流
体は、第二圧力制御弁22に干渉されることなく第一圧
力制御弁21から第1通路62を経由してシリンダ28
に流入し、可変部材25を操作してポンプ19の吐出量
を略零に成すと共に、吐出圧力を第一圧力制御弁21の
スプリング42力に対応した低圧に規制する省動力最低
圧制御が行われ、最大圧制御から最低圧制御への切り換
えが円滑に行えるのである。以下本発明を省動力最低圧
制御及び省動力最大圧制御以外に省動力流量比例制御機
能を具備する実施例について第1図及び該第1図をシン
ボル図で示して第2図ないし第4図に基づき説明する。
前記各図は可変容量形ポンプ19と、流量調整機能を有
する4ボート形方向制御弁(以下流量方向制御弁20と
称す)と、2個の圧力制御弁21,22と、スプリング
オフセット形2位置3ボート油圧切換弁23とアクチュ
エータ24とによつて構成している。前記可変容量形ポ
ンプ19の吐出量可変部材25は、通常、最大傾斜位置
にあるような傾斜モーメントを備えている。
つまりピストン26,26・・の押圧力による斜板モー
メント或いはスプリン”グ27力によるモーメントをも
つており、一定圧以上の流体圧力が前記吐出量可変部材
25に連結したシリンダ28に導入しないかぎり、吐出
量可変部材25は常に最大角に傾斜している。一方前記
の4ボート形流量方向制御弁20は、・前記可変容量形
ポンプ(以下ポンプ19と称す)の吐出ライン29を接
続するポンプボートPと、アクチュエータ24を接続す
るA,B両ボートA,Bと、タンク30を接続したタン
クボートTとを備え、スプール31中立時オールボート
プロ)ツク、中立以外でポンプ19とアクチュエータ2
4とのメータイン回路に流量調整部32を形成する如く
している。
また該流量方向制御弁20は、前記ポンプボートPの両
側に一端を開口するフィードバックライン33を備え、
該フィードバックライン33の途中から分岐したベント
路34をスプール31に形成した切換部35によつて該
スプール中立時のみタンク30に連通する如くしている
。また前記の両圧力制御弁21,22は第2図ないし第
4肉のシンボル図からも理解できるように、ともに3ボ
ート形で、それぞれ一次ボート38,47、二次ボート
39,48、タンクボート40,49を備え、背圧室4
1,50に設けたスプリング42,51て弁43,52
を押圧して、レーマルな状態のときランド44,53に
よつて一次ボート38,47と二次ボート39,48と
の間を封鎖すると共に、二次ボート39,48とタンク
ボート40,49との間を開放する如くしている。
このように基本的な構造が似ている両圧力制御弁21,
22の相違点は、第一圧力制御弁21のスプリング42
力に比べて第二圧力制御弁22のスプリング51力が非
常に大きいことと、第二圧力制御弁22の背圧室50が
通路45を介してタンクボート49に連通しているのに
対して、第一圧力制御弁21の背圧室41は前記フィー
ドバックライン33の他端に接続したことである。さら
に前記油圧切換弁23は弁箱54に3個のボート55,
56,57を形成すると共に、スプリング室58に設け
たスプリング59でスプール60を押圧して、ノーマル
な状態のとき、ランド61によつて第一ボート55と第
三ボート57とを連通する一方、第二ポート56と第三
ボート57との間を封鎖する如くしている。
即ち第一ポー.ト55と第三ボート57との間にノーマ
ルオープン通路62を形成し、第二ポート56と第三ボ
ート57との間にノーマルクローズ通路63を形成して
、スプリングオフセット形2位置3ボート油圧切換弁機
能を構成している。但し前記スプリン.グ59のバネカ
の値は、圧力制御弁21,22の制御圧力値よりも小さ
く、タンク67,68へ流体が流出するときの抵抗によ
つて生ずる背圧値よりも大きいことが必要である。さら
にまた前記ポンプ19と流量調整部32と−の間に吐出
ライン29から分岐した分流ライン64を前記圧力制御
弁21,22のそれぞれの一次ボート38,47に連結
している。
また第一圧力制御弁21の二次ボート39と油圧切換弁
23の第一ボートとを連結している。一方第二圧力制御
弁22の二次ボート48と油圧切換弁23の第二ポート
56及びパイロット室とを連結している。さらに該油圧
切換弁23の三ボート57をシリンダ28に連結してい
る。本発明は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。
第1図の如くポンプ19が静止しているとき、シリンダ
28は油圧切換弁23のノーマルオープlン通路62を
介して第一圧力制御弁21のタンクボート40に開放さ
れているので、吐出量可変部材25はスプリング27力
によつて最大角に傾斜されている。
このため斯る状態においてポンプ19を駆動すると、該
ポンプ19は最大吐出量で流体を吐出する。一方流量方
向制御弁20は第1図及び第2図の如く中立時、ポンプ
19とアクチュエータ24との間を遮断し、第一圧力制
御弁21の背圧室41をベント路34を介してタンク3
0に開放する。
”このため斯る状態で前記の如くポンプ19を駆動する
と、第2図の如く該ポンプ19から吐出される流体は矢
印のように第一圧力制御弁21内の弁43を左動させた
のち、(第2図のシンボルは通常のシンボル図ではなく
理解を容易にするために便宜的に表示したものであつて
、第3,4図を同様である。)油圧切換弁23のノーマ
ルオープン通路62を介してシリンダ28に供給される
。この結果吐出量可変部材25は中立方向に押返される
。第一圧力制御弁21の一次ボート38と二次ボート3
9とが連通したときのポンプ吐出圧はスプリング42の
圧縮力に等しく、斯る圧力を保つたままポンプ吐出量は
略零になる。この時のスプリング42力は例えば5〜1
0k9/Cll程度の低圧である。その後、流量方向制
御弁20を例えば第3図の如く操作して、ポンプ19と
アクチュエータ24を継ぐメータイン回路に流量調整部
32を形成すると、アクチュエータ24は前記流量調整
部32を介してポンプ19から供給される流体によつて
作動し始め、同時にアクチュエータ24によつて作動さ
れる負荷wに対応した圧力、つまり負荷圧をフィードバ
ックライン33を介して第一圧力制御弁21の背圧室4
1に作用させる。
そして弁43を介してポンプ吐出圧と負荷圧とを対向さ
せて、流量調整部32の前後の圧力差がスプリング42
よりも大きいときは該第一圧力制御弁21によつて制御
した制御圧力を油圧切換弁23における第一ボート55
と第二ポート57との間のノーマルオープン通路62を
介して矢印のようにシリンダ28に作用させ、吐出量可
変部材25の傾斜角を小さくして吐出流量を減少させる
。このため流量調整部32の前後の差圧がスプリング4
2力より小さくなるとシリンダ28を前記ノーマルオー
プン通路62を介して第一圧力制御弁21のタンクボー
ト40に開放する。斯る作動を繰返すことによつて前記
流量調整部32の前後の差圧が前記スプリング42力と
常にバランスするようにポンプ吐出量は制御され、結果
として省動力流量比例制御機能が発揮される。その後、
アクチュエータ23によつて作動中の負荷wが極端に大
きくなり、ポンプ吐出圧力が第二圧力制御弁22におけ
るスプリング51力(例200〜300kg/CFlf
)以上になると、第4図の如く第二圧力制御弁22は右
方向に押され、一次ボート47と二次ボート48とを連
通する。
この結果該第二圧力制御弁22の制御圧力によつて油圧
切換弁23は左方向に切換えられ、流量調整部32の前
位とシリンダ28とが第二圧力制御弁22及び油圧切換
弁23の第二ポート56と第三ボート57との間のノー
マルクローズ通路63を介して連通され、矢印の如くシ
リンダ28に流体を導入する。この結果吐出量可変部材
25はさらに中立方向に変位して最終的にはポンプ吐出
量が略零になる。つまりプレツシヤコンベンセーター特
性によつて省動力最大圧制御機能が発揮される。この場
合油圧切換弁23はスプリング59力に抗する制御圧力
によつて切換えられノーマルオープン通路62を確実に
遮断する。なお斯る制御状態時において、現実には吐出
量可変部材25は極微小角度傾斜して極微少流量吐出し
ているのであるが、これは配管、各油圧機器の漏洩量宛
である。なお吐出量可変部材25は中立位置を保持して
いるのであるが、この位置を安定させるために流体を図
に示していないが別途設けた絞り抜構付逃し通路を介し
てシリンダ28とタンクとを連通した方が良い。斯る最
大圧制御状態て流量方向制御弁20を第1図の如く中立
位置に設定して、第一圧力制御弁21の背圧室41をタ
ンク30に開放すると、第一圧力制御弁21の弁43は
、スプリング42力に抗して左動し、一次ボート38と
二次ボート39間を連通させる。
このため吐出ライン29の流体は、油圧切換弁23のス
プリング室58に導入され、スプール60の左端を押圧
する。結果的にスプール60の右端に作用する押圧力と
左端に作用する押圧力とが相殺されることにより、スプ
ール60はスプリング59より右動して第三ボート57
と第一ボート55間を連通する共に、第三ボート57と
第二ポート56間を閉鎖するのである。このため吐出ラ
イン29の流体は、ノーマルオープン通路62を介して
シリンダ28に導入され、吐出量可変部材25を中立位
置に設定する。
なお第一圧力制御弁21の一次ボート38と二次ボート
39とが連通したときのポンプ吐出圧はスプリング42
の圧縮力が等しく、斯る圧力を保つたままポンプ吐出量
は略零になる。この時のスプリング42力は例えば5〜
10k9/C7li程度の低圧である。以上本発明の一
実施例を図面に基ついて説明したが、上記実施例では、
第一圧力制御弁21の背圧室41を、吐出ラインとタン
クとに切換連通する切換手段としてアクチュエータの動
作方向を切換える方向制御弁20を利用したが、この方
向制御弁20とは別個の切換弁て第一圧力制御弁21の
背圧室41を、吐出ラインとタンクとに切換連通させる
如く設けて、この別個の切換弁を前記方”向制御弁20
に連動させる構成としてもよく、前記実施例に限定する
ものではない。
また図示実施例では一本の分流ライン64を第一圧力制
御弁21及ひ第二圧力制御弁22のそれぞれの一次ボー
ト38,47に連結しているが、・吐出ライン29から
分岐した別々の2本の分流ラインによつて第一圧力制御
弁21と第二圧力制御弁22とを別々に吐出ライン29
に接続してもよいのは勿論であつて本発明はまたこのよ
うなものも包含するものである。
) 叙上の如く本発明は、吐出量可変部材25とこの可
変部材25を操作するシリンダ28とからなる最大吐出
量特性を備えた可変容量形ポンプ19と、このポンプ1
9の吐出ライン29を開閉すると共に、この吐出ライン
29から負荷側への流量を調整する流量制御部32を備
えた方向制御弁20と、前記シリンダ28を、第1通路
62と第2通路63とに切換連通するスプール60を備
え、このスプール60の一端室に設けたスプリング59
で前記シリンダ28を第1通路62に連通させる位置へ
スプール60を設定し、前記スプール60の他端室に作
用する第2通路63の圧力で前記シリンダ28を第1通
路62から第2通路63に連通させる位置へスプール6
0を設定し、前記一端室を前記第1通路62に連通させ
た油圧切換弁23と、前記油圧切換弁23の第1通路6
2を、前記ポンプ19の吐出ライン29とタンク67と
に切換連通する弁43を備え、この弁43の一端室に設
けたスプリング42で前記第1通路62をタンク67に
連通させる位置へ弁43を設定し、前記弁43の他端室
に作用する吐出ライン29の圧力で前記第1通路62を
タンク67から吐出ライン29に連通させる位置へ弁4
3を設定する第一圧力制御弁21と、前記油圧切換弁2
3の第2通路63を、前記吐出ライン29とタンク68
とに切換連通する弁52を備え、この弁52の一端室に
設けたスプリング51で前記第2通路63をタンク68
に連通させる位置へ弁52を設定し、前記弁52の他端
室に作用する吐出ライン29の圧力で前記第2通路63
をタンク68から吐出ラーイン29に連通させる位置へ
弁52を設定する第二圧力制御弁22と、前記方向制御
弁20で吐出ライン29を閉鎖したとき、前記第一圧力
制御弁21の一端室をタンク30に、前記吐出ライン2
9を開放したとき前記第一圧力制御弁21の一端!室を
流量制御蔀32の後位に連通する切換手段とから成り、
前記第一圧力制御弁21のスプリング42力に対して前
記第二圧力制御弁22のスプリング51力を大きく設定
するようにしたので、前記方向制御弁20で吐出ライン
29を閉鎖し、第j一圧力制御弁21の一端室をタンク
30に連通させた状態で、前記弁43の他端室に作用す
る吐出ライン29の圧力が前記スプリング42力に打勝
つ値になつたとき、前記弁43をスプリング42力に抗
して移動させ前記油圧切換弁23の第1通4路62をタ
ンク67から吐出ライン29に切換連通させて、吐出ラ
イン29からの低圧流体を第1通路62を介して前記シ
リンダ28に供給して、可変部材25を操作し、吐出量
を減少させることにより、ポンプ19は、第一圧力制御
弁21のスプリング42力に対応する低圧でもつて吐出
量を略零とする省動力最低圧制御を行う一方、前記方向
制御弁20で吐出ライン29を開放し、第一圧力制御弁
21の一端室を流量制御部32の後位に連通させ、吐出
ライン29の圧力が第二圧力制御弁22の設定圧力に達
するまては、第一圧力制御弁21により流量制御部32
前後の差圧が一定になるようにポンプ19の可変部材2
5を操作して1吐出量を調整するのであつて、前記第二
圧力制御弁22の弁52の他端室に作用する吐出ライン
29の圧力が前記スプリング51力に打勝つ値になつた
とき、前記弁53をスプリング51力に抗して移動させ
前記油圧切換弁23の第2通路63を,タンク68から
吐出ライン29に切換連通させると共に、この第2通路
63に作用する圧力でもつて前記スプール60を移動さ
せ第2通路63をシリンダ28に連通させて、吐出ライ
ン29からの高圧流体を第2通路63を介して前記シリ
ンダ28に供給して可変部材25を操作し、吐出量を減
少させることにより、ポンプ19は、第二圧力制御弁2
2のスプリング51力に対応する高圧でもつて吐出量を
略零にする省動力最大圧制御を行うのである。
そして方向制御弁20を操作して吐出ライン29を閉鎖
すると共に、第一圧力制御弁21の一端室をタンクに開
放して第二圧力制御弁22による最大圧制御から第一圧
力制御弁21による最低圧制御に切換えたとき、第一圧
力制御弁21の弁43がスプリング42力に抗して移動
し、吐出ライン29からの流体が油圧切換弁23の一端
室に導入され、前記スプール60の他端室に作用する押
圧力と一端室に作用する押圧力とが相殺され、前記スプ
ール60はスプリング59力で移動し第1通路62を開
放し第2通路63を閉鎖するので、吐出ライン19の流
体は、第二圧力制御弁22に干渉されることなく第一圧
力制御弁21から第1通路62を経由してシリンダ28
に流入し、可変部材25を操作しポンプ19の吐出量を
略零に成すと共に、吐出圧力を第一圧力制御弁21のス
プリング42力に対応した低圧に規制する省動力最低圧
制御が行われ、最大圧制御から最低圧制御への切り換え
を円滑に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図ないし第
4図は前図の作用説明図、第5図は従来例の説明図であ
る。 19・・・・・・可変容量形ポンプ、20・・・・・方
向制御弁、21・・・・・・第一圧力制御弁、22・・
・・・・第二圧力制御弁、23・・・・・油圧切換弁、
25・・・・・・吐出量可変部材、28・・・・シリン
ダ、29・・・・吐出ライン、30・・・・・・タンク
、32・・・・・・流量調整部、42・・スプリング、
43・・・・・・弁、51・・・・・スプリング、52
・・・・・・弁、59・・・・・・スプリング、60・
・スプール、62・・・・・・第1通路、63・・・・
・・第2通路、67・・・・・・タンク、68・・・・
・・タンク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 吐出量可変部材25とこの可変部材25を操作する
    シリンダ28とからなる最大吐出量特性を備えた可変容
    量形ポンプ19と、このポンプ19の吐出ライン29を
    開閉すると共に、この吐出ライン29から負荷側への流
    量を調整する流量制御部32を備えた方向制御弁20と
    、前記シリンダ28を、第1通路62と第2通路63と
    に切換連通するスプール60を備え、このスプール60
    の一端室に設けたスプリング59で前記シリンダ28を
    第1通路62に連通させる位置へスプール60を設定し
    、前記スプール60の他端室に作用する第2通路63の
    圧力で前記シリンダ28を第1通路62から第2通路6
    3に連通させる位置へスプール60を設定し、前記一端
    室を前記第1通路62に連通させた油圧切換弁23と、
    前記油圧切換弁23の第1通路62を、前記ポンプ19
    の吐出ライン29とタンク67とに切換連通する弁43
    を備え、この弁43の一端室に設けたスプリング42で
    前記第1通路62をタンク67に連通させる位置へ弁4
    3を設定し、前記弁43の他端室に作用する吐出ライン
    29の圧力で前記第1通路62をタンク67から吐出ラ
    イン29に連通させる位置へ弁43を設定する第一圧力
    制御弁21と、前記油圧切換弁23の第2通路63を、
    前記吐出ライン29とタンク68とに切換連通する弁5
    2を備え、この弁52の一端室に設けたスプリング51
    で前記第2通路63をタンク68に連通させる位置へ弁
    52を設定し、前記弁52の他端室に作用する吐出ライ
    ン29の圧力で前記第2通路63をタンク68から吐出
    ライン29に連通させる位置へ弁52を設定する第二圧
    力制御弁22と、前記方向制御弁20で吐出ライン29
    を閉鎖したとき、前記第一圧力制御弁21の一端室をタ
    ンク30に、前記吐出ライン29を開放したとき前記第
    一圧力制御弁21の一端室を流量制御部32の後位に連
    通する切換手段とから成り、前記第一圧力制御弁21の
    スプリング42力に対して前記第二圧力制御弁22のス
    プリング51力を大きく設定するようにしたことを特徴
    とする流体制御装置。
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JPS63113222U (ja) * 1987-01-14 1988-07-21

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