JPH049018A

JPH049018A - ファインダ装置およびファインダ装置を備えたカメラ

Info

Publication number: JPH049018A
Application number: JP2110765A
Authority: JP
Inventors: Tahei Morisawa; 森沢　太平
Original assignee: Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Current assignee: Pentax Corp
Priority date: 1990-04-26
Filing date: 1990-04-26
Publication date: 1992-01-13
Anticipated expiration: 2009-05-11
Also published as: FR2661521B1; JPH0636087B2; GB9109092D0; GB2246448B; GB2246448A; US5218396A; DE4113765C2; FR2661521A1; DE4113765A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「技術分野」本発明は、実像式ファインダ装置に関する。

「従来技術およびその問題点」対物光学系による物体像を接眼光学系を介して観察する
実像式ファインダ装置は、比較的短い光路長で高いファ
インダ倍率が得られるという特徴があり、高倍率化の進
む最近のズームコンパクトカメラに採用されている。

この実像式ファインダ装置では一般に、測距枠（表示枠
）を描いたピント板を特定距離の物体の結像位置に配設
し、被写体と一緒に測距枠を観察できるようにしている
。ところが、ピント板に描かれている測距枠は、画面の
背景、明るさ等によって見に（いことがあり、測距ゾー
ンを明確に認識できないまま撮影していることがあった
。

また従来のピント板は、特定距離の物体の結像位置に設
けられているから、これにゴミが付着すると、そのゴミ
を接眼光学系を介して拡大観察することとなり、小さな
ゴミでも、非常に目立つという問題があった。

さらに従来のピント板は薄く、その−面に測距枠を描い
て（付着させて）いるだけである。

方、対物光学系における結像位置は、物体距離により変
化する。つまり、接眼光学系を介して物体像を観察した
とき、観察者は物体距離に応じて変化する結像位置にピ
ントを合わせて観察している。このため、測距枠位置と
、物体像ができる位置が一致する物体距離で観察する場
合は、両者を明瞭に視認することができるが、両者が一
致しない多くの場合は、観察者は測距枠と物体像とに交
互にピントを合わせなければならず、非常に見にくく疲
れるという問題があった。

「発明の目的」本発明は、実像式ファインダ装置についての以上の問題
意識に基づき、例えば測距範囲をより明確に認識できる
装置を得ることを目的とする。

また本発明は、結像位置近傍にゴミが付着するおそれが
ないファインダ装置を得ることを目的とする。

さらに本発明は、物体距離が変化しても、明瞭に測距範
囲を知ることができる装置を得ることを目的とする。

「発明の概要」本発明は、従来装置においては不可欠と考えられていた
ピント板自体をなくし、測距枠に代わるものとして、他
の部分より明るい明所表示部を設けるという発想に基づ
いて完成されたものである。

このため本発明は、実像式ファインダ装置において、対
物光学系の結像位置より後方に位置させて、光路な接眼
光学系に向けて屈曲させるハーフミラ−を設け、接眼光
学系から見てこのハーフミラ−の後方に、点灯時にファ
インダ視野内の一部に明所表示部を形成する発光器を置
いたことを特徴としている。

この構成によると、ピント板自体が存在しないために、
ピント板に付着するゴミが問題になることはない。また
測距範囲は、明所表示部として視野内に表示されるから
見やすい。

発光器は、発光素子と、この発光素子の上部に置いたマ
スクとから構成し、明所表示部の大きさは、このマスク
に形成した発光窓によって規制することができる。この
マスクの発光窓の厚さは、物体の距離によって変化する
、対物光学系による結像範囲に対応させて設定すること
が望ましい。

このように発光窓の厚さ（マスクの厚さ）を設定すると
、物体距離によって結像位置が変化しても、常に輪郭の
明瞭な明所表示部が得られる。発光窓は、透明板または
拡散板で覆うことができるが、覆うと、これに付着する
ゴミが目立つおそれがある。拡散板は例えば発光素子上
に直接設けるとよい。

発光器は、カメラの電源スイッチおよび測距装置と連動
させて、カメラの電源スイッチのオンで点灯させ、測距
装置が物体が撮影可能範囲外にあることを検出したとき
点滅させるようにすれば、測距範囲の表示と、撮影不能
の表示を単一の発光器で行なうことができる。

「発明の実施例」以下図示実推例について本発明を説明する。第４Ａ〜４
Ｃ図は、本発明による実像式ズームファインダ装置゛の
光学構成図である。光１ｄｌｏｌ上には、可動変倍レン
ズＬ１、■、２および固定レンズＬ、３からなる対物光
学系が構成さねており、このχ（１物光学系による物体
像は、物体距離に応じて、結像範囲（・内に結像する。

すなわち物体か無限遠にあるどぎにできる像の位置をＥ
ｌ、最短位置にあるときにできる像の位置をｂとすると
、このａと５間の〒巨離が結像範囲Ｃである。

この結像範囲Ｃの後方に（４、光路をポロプリズム＼Ｐ
および光軸０２−１に設けた接眼レンズ（接［］ｉ４光
学系）Ｉ−４に向けて屈曲させるハーフミラ−１１が配
設さＡ１ており、結像範囲Ｃ内に結像した物体の空中像
が、この接眼し・ンズｌ−４４によって観察さ２する。

ポロプリズムＩ）は、対物光学系による物体像の−に上
左右を反転させるものである。

本弁、明Ｃ：ｊ、結像範囲Ｃにピント板を配置すること
なく、接眼レンズ■、４側から見で、ハーフミラ−１１
の後方に、ファインダ視野内に明所表示部を形成する発
光器１２を置いたことを特徴とするものである。この発
光器１２は、ハーフミラ１１から見て結像範囲Ｃと光学
的に兵役な位置に置かれている。

第１図、第２図はその詳細を示すものである。

なお第１図では、ポロプリズムＰを除いて描いている。

発光器１２ば、基板１３十に固定し７た発光素子１４と
、この発光素子１／１１を覆うマスク１５とを備え、マ
スク１５には、発光窓１６が穿けら２″Ｌでいる。この
発光窓１（３の光軸方向の位置および厚さβは、結像範
囲Ｃの光軸方向の位置および長さに対応し、ている。ま
たこの発光窓１６のファインダ視野内における位置は、
発光素子１４を点灯したとき、例えば第３図に示すよう
に、ファインダ視野１７の中央の測距範囲に明所表示部
１８ができるように定める。この測距範囲は、図示しな
い測距装置が測距する範囲である。

上記構成の本ファインダ装置は、可動変倍レンズ上１〜
固定レンズＬ、３の対物光学系によって結像範囲Ｃにで
きる物体像を、ハーフミラ−１１で反射する光学系によ
シ）、接眼レンズ■−１４を介し５て、観察することか
できる。このとき、発光素子１４を点灯すると、その光
はハーフミラ−１１を通って接眼レンズ１．４に入り、
同時に観察さオ］る。発光素子１４からの光の照射範囲
は、ファインダ視！Ｑ１７内に明所表示部１８を形成す
るように、発光窓１６によって規制されているから、観
察者は、周囲に比して明るい明所表示部１８によ１）で
確実に測距範囲を知ることができる。

また結像範囲Ｃには、ピント板がないから、ピント仮に
付着するゴミがファインダ内で観察されるおそれかない
。さらに結像範囲Ｃ内のどこに物体像ができたとしても
、それに対応する発光器１２側の共役位置には、必ず発
光窓１６の辺部か存在する。よって、どの距離の物体を
観察するときも、接眼レンズｌ−１４を介して物体像に
視度を合わ刊ると、明瞭な輪郭の明所表示部１８を観察
することができる。勿論、明所表示部１８の輪郭はぞ第
１はど明瞭てなくとも、測距範囲を示すことは可能であ
るから、発光窓］６のｌｑさは薄＜シ、ても、基本的な
効果を得ることは可能である。同様の理由から、発光器
１２は結像範囲Ｃとの共役位置近傍にあればよい。

第１図の実施例では、対物光学系の光軸０１の延長上の
ハーフミラ−１１の背面に、被写体輝度を測定するため
の測光素子１９が配設されている。この測光素子１９は
、本発明の要旨と直接関係かないが、第５図は、この位
置に測光素子１９が配設されている場合の、発光器１２
（発光素子１４）のオンオフ制御の一例を示すフローヂ
ャートである。このフローは、カメラの測距装置が撮影
不能信号を出力したとき、これを明所表示部１８の点滅
で表示するようにしたくｊ、にも特徴がある。

カメラの電源スイッチのオンによって、発光素子１４を
点灯し、ファインダ内に明所表示部１８を出現さぜる（
ステップＳ１、Ｓ２）。ファインダを覗いて構図を決め
、レリーズボタンを一段押しすると、発光素子１４を消
灯して、測光素子１９に発光素子１４の光が入射するの
を防止し（ステップＳ３、Ｓ４）、その後測光素子１９
による測光、および測距装置による測距を行なう（ステ
ップ８５〜Ｓ６）。

この測距結果が、ステップＳ７において、撮影不能（物
体距離が最短撮影距離以下）であると判断されると、発
光素子１４を点滅させて撮影者に警告しくステップＳ８
）、レリーズボタンが開放されるのを待って、ステップ
Ｓ２に戻る（ステップＳ９．５１０）。

一方、ステップＳ７において測距結果が撮影可能領域で
あると判断されると、再び発光素子１４を点灯させてフ
ァインダ内に明所表示部１８を出現させる（ステップ５
１１）。その後レリーズボタンが二段押しされれば、シ
ャッタが切られる。

この第５図のフローチャートは、ハーフミラ−１１の後
方に測光素子１９を設ける場合に好適な制御の一例を示
すものであるが、測光素子１９を設けない場合には、発
光素子１４の消灯ステップＳ４は不要である。よってス
テップＳｌｌも不要である。

「発明の効果」以上のように本発明の実像式ファインダ装置によれば、
ファインダ視野内に出現させる周囲より明るい明所表示
部により、例えば測距範囲を示すことができ、従来のピ
ント板に描いた測距枠による表示に比べ、より確実な表
示が可能である。またピント板を置かないので、ピント
板に付着するゴミが問題になる余地がない。さらに請求
範囲第３項に記載の装置によれば、物体距離が変化して
も、物体像と明所表示部の輪郭とを同時に明瞭に視認す
ることができる。請求項４に記載のカメラによれば、被
写体が撮影不能位置にあることを、同一の明所表示部で
表示することができ、より効率的な表示ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による実像式ファインダ装置の要部の光
学構成図、第２図は第１図の発光器単体の断面図、第３図はファイ
ンダ視野内における明所表示部の例を示す正面図、第４Ａ、４Ｂ、および４０図は、本発明による実像式フ
ァインダ装置の実施例を示す立面図、上面図、および側
面図、第５図は本発明の実像式ファインダ装置を搭載したカメ
ラの動作例を説明するフローチャートである。Ｌｌ、Ｌ２・・・可動変倍レンズ（対物光学系）、Ｌ３
・・・固定レンズ（対物光学系）、Ｌ４・・・接眼レン
ズ（接眼光学系）、Ｐ・・・ポロプリズム、１１・・・
ハーフミラ−１１２・・・発光器、１３・・・基板、１
４・・・発光素子、１５・・・マスク、１６・・・発光
窓、１７・・・ファインダ視野、１８・・・明所表示部
。特許出願人　　旭光学工業株式会社同代理人　　　　三　浦　邦　夫手糸売ネ甫正書（自発）平成３年２月１３日６、補正の内容（１、発明の名称を「ファインダ装置およびファインダ
装置を備えたカメラ」と補正する。（２）明細書の全文を別紙の通り補正する。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）対物光学系によって形成された物体像を、接眼光
学系で観察する実像式ファインダ装置において、対物光学系の結像位置より後方に位置させて、光路を接
眼光学系に向けて屈曲させるハーフミラーを設け、接眼光学系から見てこのハーフミラーの後方に、点灯時
にファインダ視野内の一部に明所表示部を形成する発光
器を置いたことを特徴とする実像式ファインダ装置。
（２）請求項１において、発光器は、発光素子と、この
発光素子の上部に置いたマスクとを備え、上記明所表示
部の大きさは、このマスクに形成した発光窓によって設
定されている実像式ファインダ装置。
（３）請求項２において、マスクの発光窓の厚さは、物
体の距離によって変化する、対物光学系による結像範囲
に対応させて設定されている実像式ファインダ装置。
（４）対物光学系によって形成された物体像を、接眼光
学系で観察する実像式ファインダ装置と；物体の距離お
よび物体が撮影可能範囲内にあるかか否かを検出する測
距装置とを有するカメラにおいて、対物光学系の結像位置より後方に位置させて、光路を接
眼光学系に向けて屈曲させるハーフミラーを設け、接眼光学系から見てこのハーフミラーの後方に、点灯時
にファインダ視野内の一部に明所表示部を形成する発光
器を置き、この発光器をカメラの電源スイッチのオンで点灯させ、
上記測距装置が物体が撮影可能範囲外にあることを検出
したとき点滅させることを特徴とする実像式ファインダ
装置を備えたカメラ。