JPH0479929A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 本発明は集塵袋を着脱自在に装着する集塵室を備えた電
気掃除機に関する。

（ロ）　従来の技術 従来、この種電気掃除機として、例えば特開昭６３−２
３０１３４号公報（Ａ４７Ｌ　９／１４）が知られてい
る。この構造を第１０図及び第１１図に基づき説明する
と、掃除機本体１には上面を開口した集塵室５が形成さ
れ、集塵室５の上面開口部に集塵袋１３の口板１５の取
付板１６が装着されるようになっている。取付板１６は
、集塵室３０の前部（第１０図中右側）に形成された支
持部３１に前部を支持すると共に、集塵室５の前部両側
に形成された前部係合リブ４０に前部両側を、集塵室５
の後部両側に形成された後部係合リブ３２に後部両側を
載置して装着され、集塵室５の後部両側に形成された後
部リブ２９により位置決めされるようになっている（第
１０図参照）。

しかしながら、取付板１６を装着する際、誤って第１１
図に示すごとく、取付板１６を後方にずらした状態、即
ち、前部係合リブ４０と後部リブ２９上に載置し、前端
部に形成した前側突部２０を支持リブ３１に当接させた
状態に装着される場合がある。この状態で集塵蓋６によ
り集塵室５の上面開口部を閉成しようとすると、取付板
１６や集塵蓋６が破損したり、あるいは取付板１６が正
常な位置に装着されていないにもかかわらず集塵蓋６が
閉成される場合があった。後者の場合、塵埃が集塵袋１
３内に収集されず、集塵室５の後方に位置する電動送風
機に吸い込まれるため、電動送風機の異常過熱や発火、
あるいは電動送風機の回転不能等の要因となる欠点があ
った。

（ハ）　発明が解決しようとする課題 本発明は上記欠点に鑑みなされたもので、取付板の誤装
着状態における集塵蓋の閉成を阻止し得る電気掃除機を
提供することを課題とする。

（ニ）　課題を解決するための手段 本発明は、集塵室の一側方に取付板の一側方を支持する
支持部を形成すると共に、集塵室の他側方に、支持部と
間隔を有して取付板の他側方を支持する係合部を形成し
、支持部と係合部のみで取付板の両側部を支持せしめた
ことを特徴とするものである。

（ホ）　作用 上記構成によれば、取付板を集塵室に装着する際、取付
板を、支持部の形成された一側方、あるいは係合部の形
成された他側方にかだよせて誤って装着しようとすると
、支持部と係合部との間に間隔が形成されているので、
取付板はその間隔を通して集塵室内に落ち込み、使用者
に誤装着であることを報知する。

（へ）　実施例 本発明の一実施例を第１図乃至第９図に基づき詳述する
。

１は掃除機本体で、下ケース２とこの下ケース２後半上
部を閉成する上ケース３とから外殻を形成すると共に、
下ケース２と上ケース３とで囲まれる空間、即ち掃除機
本体１後部に電動送風機等（図示せず）を収納し、下ケ
ース２の前半部分、即ち掃除機本体１前部に上面を開口
４した集塵室５を形成している。６は前記集塵室５の上
面開目部４を開閉自在に施蓋する集塵蓋で、後部を前記
上ケース３前部に回転自在に枢支し、前部をクランプ体
７により固定するようになっている。８は前記集塵蓋６
に設けた吸込ホース（図示せず）接続用の吸込口で、シ
ャッター板９で開閉自在となっている。１０は前記集塵
蓋６の上面の把手収納凹所に収納された把手で、枢支部
を前記上ケース３に回動自在に枢支している。１１は前
記したケース２の上端開口縁に沿って装着したシールパ
ツキン兼用緩衝部材で、前記上ケース３と下ケース２と
の気密を保持している。１２は前記上ケース３上面後部
に凹設した部品収納室を開閉自在に被うカバーである。

１３は前記集塵室５内に収納され、吸い込み気流から塵
埃を分離して貯留する紙製集塵袋で、吸込ホース遊嵌穴
１４を穿設した口板１５を袋口に接着している。

１６は前記集塵袋１３の口板１５を取り付ける取付板で
、前記遊嵌穴１４に連通する吸込ホース挿通穴１７を穿
設すると共に、後部に取り出し用把手片１８を突出形成
している。前記取付板１６は、左右両側に後下方向に係
合用傾斜壁１９を延設し、前端部から前方に突部２０を
形成すると共に、裏面の前部には前記口板１５の前端部
を係止する係止部２１を、また後部の前記把手片１８裏
面位置には口板１５の後端部を係止するクランプ部材２
２を有している。２３は前記取付板１６の吸込ホース挿
通穴１７近傍に穿設された切欠穴で、前記口板１５を取
付板１６裏面に装着した際に切欠穴２３から口板１５の
一部が露出するようになっている。

前記集塵蓋６は外蓋６ａと内蓋６ｂの二重構造になって
おり、内蓋６ｂ外周縁には集塵蓋バッキング２４を取り
付けており、さらに前記外Ｍ６ａと内蓋６ｂの間には前
記吸込口８に連通して放射状舌片２５を有する吸込ホー
ス回動軸受２６を挟装し、前記内蓋６ｂ裏面には取付板
バッキング２７を有している。

前記集塵室５において、２８は前記立上壁を構成する前
壁面、２９は左右両側壁面３０．３０の後部に設けられ
、後部立上壁を構成する後部リブで、前壁面２８には複
数の支持リブ３１を縦方向に一体に形成し、その上部を
前記取付板１６の支持部と成している。３２は前記両側
壁面に一体に形成された係合リブで、前記後部リブ３０
より低く、支持リブ３１と間隔を有して後部リブ２９に
近接する位置に形成されている。そして、前記取付板１
６は、前端部を支持ノブ３１の支持部に支持し、係合用
傾斜壁１９の下端を係合リブ３２上の係合部に載置する
ことで、支持リブ３１の支持部と後部リブ２９との間に
位置決めされ、前記集塵蓋６を閉じた際に取付板１６の
吸込ホース挿入穴１７周縁部分が吸込口８下方の内蓋６
ｂに取付板バッキング２７を介して密着するように集塵
蓋６に圧接装着されるようになっている。

３３は前記内蓋６ｂの吸込口８前方左側近傍位置に設け
られた集塵袋有無検知用の回動カム体で、内蓋６ｂに設
けた凹所３４内に回動軸３５を回動自在に支持すると共
に、一端には自重あるいはバネにより前記取付板１６の
切欠部２３内の口板１５に当接するように付勢され、口
板１５が無いときには切欠部２３内に入り込む接触部３
６を有し、他端には前記切欠部２３に口板１５が無いと
きに前記内蓋６ｂと前記前壁面２８上端２８ａとの間に
集塵蓋バッキング２４を介して介在し、集塵蓋６を閉じ
ようとしても集塵蓋６を上面開口部４から浮き上がらせ
て閉成できないようにする介在部３７を有している。

前記前壁面２８の回動カム体３３下方部分には、前壁面
２８の変形防止用の補強リブ３８を設け、且つ前記集塵
蓋６には閉成状態で補強リブ３８の前方部分に位置する
垂下部３９を設けてあり、前記介在部３７が介在した状
態で集塵蓋６を大きな力で押圧したときに前壁面２８が
変形しないようになっている。

そして、前記補強リブ３８及び垂下部３９の存在により
前壁面２８の上部の薄肉化を可能にし、前記集塵蓋６の
集塵蓋バッキング２４との間のシール性を向上すること
ができるようになっている。

而して、集塵袋１３の取り替え時等において、取付板１
６に口板１５を取りつけ、取付板１６を集塵室５の上面
開口部４に装着して集塵袋１３を取付板１６とともに集
塵室５に収納する。そして、集塵蓋６を閉じると、回動
カム体３３の接触部３６が取付板１５に当接し、介在部
３７が集塵室５内に入り込むので、集塵蓋６は集塵室５
の上面開口部４を完全に閉成する（第３図参照）。

一方、集塵袋１３を装着し忘れた取付板１６を集塵室５
に収納したり、取付板１６自身を装着し忘れた場合には
、前者の場合は回動カム体３３の接触部３６が取付板１
６の切欠部２３に入り込んで、また後者の場合は接触部
３６が集塵室５内に落ち込むので、回動カム体３３の介
在部３７が集塵蓋６と集塵室５前壁面２８との間に介在
し、その結果集塵蓋６が閉成せず、使用者に装着ミスを
知らせる（第４図参照）。この段階で使用者がミスに気
が付かなくて掃除機の使用を開始しても、集塵蓋６が集
塵室５の上面開口部４を完全に閉成していないため、集
塵室５と集塵蓋６との間から空気が入って吸込ホースか
ら塵埃を吸引せず、電動送風機に塵埃が流れ込むのを防
止でき、電動送風機が過熱したり、回転不能になること
はない。

さらに、取付板１６の取付ミスとして、取付板１６を、
前端部が支持リブ３１の支持部上に載置されない後方位
置に収納しようとする場合がある。この場合、取付板１
６は後部リブ３０と係合リブ３２上に載置されるが、後
部リブ３０は係合リブ３２より高く形成され、且つ係合
リブ３２は支持リブ３１との間に大きな間隔を有し、後
部リブ３０に近接して形成されているので、取付板１６
の重心は係合リブ３２より前方に位置し、従って、第２
図に示すごとく、取付板１６の前端部が集塵室５内に落
ち込み、使用者に装着ミスを知らせる。この状態では集
塵蓋６を閉成しようとしても取付板１６の後端部が集塵
Ｍ６内面に当接し、集塵蓋６の閉成を阻止する。上述の
回動カム体３３による阻止の場合は、集塵蓋６は閉成寸
前まで回動されるが、この場合は集塵蓋６を閉成操作し
始めるとすぐ取付板１６と当接するので、−層確実に誤
使用であることを使用者に知らせることができる。

また、掃除機本体１を床面等に直立させて保管している
ときに誤って集塵蓋６を開放すると、取付板１６に後端
部１９ａを中心として回転力が作用するが、前側突部２
０が集塵室５前壁面２８に当接保持されているので、取
付板１６の回動が阻止され、飛び出すことはない。

（ト）　　発明の効果 以上の如く本発明によれば、簡単な構成で取付板の装着
ミス及び取付板の装着ミス状態での集塵蓋の閉成を防止
することができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第９図は本発明の一実施例を示し、第１図は
取付板の装着状態を説明する要部拡大断面図、第２図は
取付板の誤装着状態を説明する要部拡大断面図、第３図
は集塵袋を取り付けた取付板を装着した状態の第９図Ａ
−Ａ断面図、第４図は集塵袋を取り付けない取付板を装
着した状態の第９図Ａ−Ａ断面図、第５図は集塵室の斜
視図、第６図は集塵袋を装着した取付板の斜視図、第７
図は一部を断面した側面図、第８図は集塵蓋を開放した
状態の斜視図、第９図は斜視図、第１０図は従来の取付
板装着状態を説明する要部拡大断面図、第１１図は同取
付板誤装着状態を説明する要部拡大断面図である。 ５　・・集塵室、６・・・・集塵蓋、１３・・・・集塵
袋、１６・・・・取付板、３１・　・支持リブ、３２・
・・・係合リブ。 第６図 Φ 第８図 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）上面を開口した集塵室と、該集塵室の上面開口部
   を開閉自在に施蓋する集塵蓋と、前記集塵室の上面開口
   部に着脱自在に装着される集塵袋の口板の取付板とを備
   えた電気掃除機において、前記集塵室の一側方に取付板
   の一側方を支持する支持部を形成すると共に、前記集塵
   室の他側方に、前記支持部と間隔を有して取付板の他側
   方を支持する係合部を形成し、前記支持部と係合部のみ
   で取付板の両側部を支持せしめたことを特徴とする電気
   掃除機。