JPH0722566B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH0722566B2
JPH0722566B2 JP1231024A JP23102489A JPH0722566B2 JP H0722566 B2 JPH0722566 B2 JP H0722566B2 JP 1231024 A JP1231024 A JP 1231024A JP 23102489 A JP23102489 A JP 23102489A JP H0722566 B2 JPH0722566 B2 JP H0722566B2
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dust collecting
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lid
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利造 小林
裕康 石原
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は集塵袋を着脱自在に装着する集塵室を備えた電
気掃除機に関する。
(ロ) 従来の技術 電気掃除機において収集した集塵の捨て易さやホコリが
舞い上がらない等の利点から、使い捨ての紙製集塵袋の
ような集塵袋を集塵室内に着脱自在に装着するものがあ
る。このものにおいては、集塵袋を集塵室に装着し忘れ
ると、塵埃が電動送風機に吸い込まれ、電動送風機が過
熱して発熱したり、回転不能になって電動掃除機が壊れ
る危惧があるので、集塵袋装着し忘れの防止手段が必要
となるものであった。
そこで、集塵袋装着し忘れの防止手段を設けた電気掃除
機として、例えば特開昭63−230134号公報(A47L 9/1
4)に示されるものがあるが、この従来技術において
は、集塵袋の装着し忘れ時に集塵蓋の閉塞を阻害するカ
ム体が集塵袋の口板上を線状に押圧しながら滑るため、
口板が析れるなどして変形して口板の表面が滑らかでな
く凹凸がある場合には、正確に作動せず、集塵袋を装着
していても集塵蓋が閉塞しなくなる場合があるなど、集
塵袋の口板の状態の影響を受けやすい欠点があった。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 本発明は、吸込口を備えた集塵蓋で開閉される集塵室内
に集塵袋を着脱自在に装着する電気掃除機において、集
塵袋の口板の状態に関係なく装着し忘れを確実に防止す
ることのできる電気掃除機を提供することを課題とす
る。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は、後部に電動送風機を収納し、前部に吸込口を
有する集塵室を形成した掃除機本体と、該掃除機本体に
回動自在に支持され、集塵室の上面開口部を開閉自在に
閉塞する集塵蓋と、前記集塵室の上面開口部に装着さ
れ、集塵袋の口板を着脱自在に装着する取付板と、前記
集塵蓋に形成され、集塵袋の口板の装着状態を検出する
口板検出部材とを備え、前記取付板に、前記口板の一部
が露出する開口を形成すると共に、前記口板検出部材
は、集塵蓋の閉成状態で口板に向かって口板と略直交す
る方向に付勢され、取付板の開口を介して取付板に装着
された口板に当接する検出部と、該検出部と連動して、
口板の被装着時に集塵室側壁上端と集塵蓋との間に位置
に移動し、口板の装着時に集塵室側壁上端と集塵蓋との
間から待避するレバー部とを有したことを特徴とする。
(ホ) 作 用 集塵袋の口板が取り付けられていない取付板を集塵室に
収納し、集塵蓋を閉塞しようとした場合には、集塵蓋の
口板検出部材の検出部が取付板の開口に入り込み、レバ
ー部が集塵蓋と集塵室側壁上端との間に介在し、集塵蓋
の閉塞を阻止して誤使用であることを使用者に報知す
る。
また、取付板を集塵室に収納せずに集塵蓋を閉塞しよう
とした場合には、前述と同様に検出部が突出した状態と
なり、レバー部が集塵蓋と集塵室側壁上端との間に介在
して集塵蓋の閉塞を阻止する。
集塵袋の口板を取り付けた取付板を集塵室に収納し、集
塵蓋を閉塞する場合には、検出部が取付板の開口を介し
て集塵袋の口板に当接して移動し、レバー部が検出部に
連動して集塵蓋と集塵室側壁上端との間から待避し、集
塵蓋が集塵室を完全に閉塞する。検出部は、口板に向か
って口板と略直交する方向に付勢されており、口板にそ
って移動することなく点状に当接するため、口板の状態
に係わらず口板の有無が正確に検出される。
(ヘ) 実 施 例 以下、本発明の電気掃除機を図面に示す実施例に基いて
説明する。
(1)はキャニスター型の電気掃除機で、下ケース
(2)と該下ケース(2)の後半上部を閉塞する上ケー
ス(3)とから外殻を形成すると共に該上ケース(3)
下部に電動送風機(図示せず)等を収納し、さらに前記
下ケース(2)の前半にちり捨て用の上面開口(4)を
有する集塵室(5)を形成している。
(6)は該集塵室(5)の上方開口(4)を開閉自在に
覆う集塵蓋で、後部を前記上ケース(3)前部に回動自
在に枢支し、前部をクランプ体(7)により固定するよ
うに構成している。(8)は前記集塵蓋(6)の中央に
設けた吸込ホース接続用の吸込口で、吸込口シャッター
板(9)で開閉自在となっている。(10)は前記集塵蓋
(6)の上面の把手収納凹所に回動自在に枢支収納され
た手持用把手で、その枢支部は前記上ケース(3)前部
に枢支してある。(11)は前記下ケース(2)の上端開
口縁に沿って装着したシールパッキン兼用緩衝部材で、
前記上ケース(3)及び集塵室(6)と下ケース(2)
との気密を保持している。また(12)は前記上ケース
(3)上面後部に凹設した部品収納室を開閉自在に覆う
部品収納室カバーである。
(13)は前記集塵室(5)内に収納され、吸込気流から
塵埃を分離して貯溜する紙製集塵袋で、ホース管遊挿孔
(14)を穿設した口板(15)を袋口に接着している。
(16)は前記集塵袋(13)の口板(15)を取り付ける取
付板で、前記遊挿孔(14)に連通するホース筒挿通孔
(17)を穿設すると共に後部に取り出し用把手片(18)
を突出形成し、且つ左右両側に後方に向かって下方に延
長した左右の係合用傾斜壁(19)(19)を、前方には係
合用傾斜壁(20)を、夫々形成しており、さらに裏面の
前部には前記口板(15)の前端を掛け止める口板掛止部
(21)を、後部の前記把手片(18)裏面位置には前記口
板(15)の後端を掛け止める口板クランプ部材(22)を
有している。そして該取付板(16)の前記ホース筒挿通
孔(17)近傍個所には、前記口板(15)を前記取付板
(16)裏面に圧接して装備したときに該口板(15)の一
部を露出するための切欠部(23)が穿設してある。
前記集塵蓋(6)は外蓋(6a)と内蓋(6b)の二重蓋構
造になっており、さらに前記外蓋(6a)と内蓋(6b)の
間には前記吸込口(8)に連通して放射状舌片弁(24)
を有し、該放射状舌片弁(24)には前記内蓋(6b)裏面
に位置する取付板パッキング(25)を有している。
前記集塵室(5)において、(26)は前部立上壁を構成
する前壁面、(27)は取付板(16)を支えるリブで、左
右両側壁面(28)(28)に設けられている。(29)は前
記前壁面(26)上端(26a)部の一部に形成された前記
シールパッキン兼用緩衝部材(11)を挟み込む係止ピン
で、前記取付板(16)の位置決めにもなっている。
そして、集塵蓋(6)を閉じたときに、該取付板(16)
のホース筒挿通孔(17)周縁部分が前記吸込口(8)下
方の内蓋(6b)に取付板パッキング(25)を介して密着
するように前記集塵蓋(6)に圧接装備される。
(30)は前記内蓋(6b)の前記吸込口(8)前方近傍位
置に設けられた集塵袋有無検知用の口板検出部材で、前
記口板(15)への当接用の半球状の接触面部(31)を下
端に有し、上端に枢支片(32)を備えた棒状の摺動検出
体(33)と、前記枢支片(32)の枢支孔(34)に回動自
在に枢支される回動軸(35)を上部側面に有し、前記検
出体(33)と一体化されたレバー体(36)とからなり、
前記内蓋(6b)に設けられた凹所(37)に、バネ止めリ
ブ(38)と前記検出体(33)のバネ挿入部(39)との間
に嵌め込まれたスプリングバネ(40)により下向きに付
勢されて配置され、検出体遊貫孔(41)及びレバー体遊
貫孔(42)を有する覆蓋(43)で支持されている。そし
て前記口板検出部材(30)の摺動検出体(33)は上下方
向に摺動自在で且つ前記スプリングバネ(40)により前
記接触面部(31)が前記取付板(16)の切欠部(23)内
の口板(15)に当接するように付勢され、且つ口板(1
5)が無いときには切欠部(23)内に入り込むようにな
っており、前記レバー体(36)は前記検出体(33)の摺
動に連動して回動移動し、前記切欠部(23)に口板(1
5)が無いときに前記内蓋(6b)と、前記前壁面(26)
上端(26a)近傍に設けられた当接ピン(44)上面及び
前記係止ピン(29)上面との間に介在して集塵蓋(6)
を閉じようとしてもその集塵蓋(6)を上面開口(4)
から浮き上がらせて閉塞できないようにする。
そして前記レバー体(36)には、前記前壁面(26)上端
(26a)に対向する掛止用突部(45)を有しており、該
突部(45)は、前記上端(26a)に前記緩衝部材(11)
を介して対峙すると共に、前記当接ピン(44)と前記係
止ピン(29)の間に入り込むことにより前記集塵蓋
(6)の過度の押圧等によって前記レバー体(36)が前
後方向に滑って移動しても前記係止ピン(29)又は前記
当接ピン(44)に掛け止められて前記レバー体(36)が
前記上端(26a)から外れることを防止し、従って前記
口板(15)が無いときに前記レバー体(36)の前記内蓋
(6b)と前記前壁面(26)上端(26a)と間への介在を
確実に行なって集塵蓋(6)に過度の押圧力等がかかっ
ても該集塵蓋(6)が閉塞しないようになっている。
而して、紙製集塵袋(13)の取替時等において、取付板
(16)に口板(15)を取り付けて該取付板(16)を集塵
室(5)の上面開口(4)に装備することにより該取付
板(16)と共に集塵室(5)に収納し、集塵蓋(6)を
閉じると、口板検出部材(30)の摺動検出体(33)の接
触面部(31)が摺動により取付板(16)切欠部(23)か
ら露出している口板(15)に点状に当接し、レバー体
(36)が集塵室(5)内に入り込むので集塵蓋(6)は
完全に閉塞する。一方、前記集塵袋(13)の取り付けを
し忘れた取付板(16)を集塵室(5)に収納して、ある
いは取付板(16)自身を集塵室(5)に収納し忘れて集
塵蓋(6)を閉じても、前記接触面部(31)が前記切欠
部(23)に入り込んで、あるいは集塵室(5)内に落ち
込むので、レバー体(36)が集塵蓋(6)と集塵室
(5)前壁面(26)との間に介在し、その結果集塵蓋
(6)が閉塞せず、使用者に報知するものであるがこの
段階で使用者が気が付かなくて掃除機の使用を開始して
も集塵蓋(6)と集塵室(5)の隙間から空気が入って
塵埃を吸引せず、電動送風機に塵埃が流れ込むのを防止
している。
(ト) 発明の効果 本発明によれば、集塵袋の装着をし忘れた取付板を集塵
室に装着しても口板検出部材のレバー部の介在により集
塵蓋が集塵室の上面開口を閉塞できず、これにより集塵
袋の収納し忘れを使用者に報知するから収納し忘れを防
止でき、万一集塵袋の装着をしない状態でそのまま使用
しても塵埃が吸入されないので電動送風機に塵埃が流入
して過熱により発火したり、回転不能になったりして壊
れることがなく、しかも、前記口板検出部材は集塵蓋に
設けられているので、集塵室内を有効に利用でき、集塵
量を大きくできると共に、口板検出部材の検知部は集塵
袋の口板に点状に当接するので口板の状態に関係なく口
板の有無を正確に検出でき、さらに構成が簡単であるか
ら組立作業も簡単で且つ故障も少なく、長期にわたって
使用できる、使用しやすい電気掃除機を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明電気掃除機の実施例に関し、第1図
は集塵蓋を開放した状態の斜視図、第2図は斜視図、第
3図は取付板を取り出した状態の要部斜視図、第4図は
紙製集塵袋を取り付けた取付板の斜視図、第5図は紙製
集塵袋を取り付けたときの第2図A−A断面図、第6図
は紙製集塵袋を取り付けないときの第2図A−A断面図
で、さらに第7図は口板検出部材を含む要部の分解斜視
図である。 (1)……掃除機本体、(5)……集塵室、(6)……
集塵蓋、(13)……紙製集塵袋、(15)……口板、(1
6)……取付板、(23)……切欠部、(30)……口板検
出部材、(33)……摺動検出体(検出部)、(36)……
レバー体(レバー部)、(45)……掛止用突部(掛止
部)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後部に電動送風機を収納し、前部に吸込口
    を有する集塵室を形成した掃除機本体と、該掃除機本体
    に回動自在に支持され、集塵室の上面開口部を開閉自在
    に閉塞する集塵蓋と、前記集塵室の上面開口部に装着さ
    れ、集塵袋の口板を着脱自在に装着する取付板と、前記
    集塵蓋に形成され、集塵袋の口板の装着状態を検出する
    口板検出部材とを備え、前記取付板に、前記口板の一部
    が露出する開口を形成すると共に、前記口板検出部材
    は、集塵蓋の閉成状態で口板に向かって口板と略直交す
    る方向に付勢され、取付板の開口を介して取付板に装着
    された口板に当接する検出部と、該検出部と連動して、
    口板の被装着時に集塵室側壁上端と集塵蓋との間に位置
    に移動し、口板の装着時に集塵室側壁上端と集塵蓋との
    間から待避するレバー部とを有したことを特徴とする電
    気掃除機。
JP1231024A 1989-09-06 1989-09-06 電気掃除機 Expired - Lifetime JPH0722566B2 (ja)

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