JPH0479165B2 - - Google Patents

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JPH0479165B2
JPH0479165B2 JP62120815A JP12081587A JPH0479165B2 JP H0479165 B2 JPH0479165 B2 JP H0479165B2 JP 62120815 A JP62120815 A JP 62120815A JP 12081587 A JP12081587 A JP 12081587A JP H0479165 B2 JPH0479165 B2 JP H0479165B2
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JP
Japan
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transistor
resistor
current
collector
value
Prior art date
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Application number
JP62120815A
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English (en)
Other versions
JPS63285006A (ja
Inventor
Kazuhisa Ishiguro
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP62120815A priority Critical patent/JPS63285006A/ja
Publication of JPS63285006A publication Critical patent/JPS63285006A/ja
Publication of JPH0479165B2 publication Critical patent/JPH0479165B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、電流ミラー回路の改良に関するもの
で、特に入力電流と出力電流との整合率が良く、
減電圧特性も良好な電流ミラー回路を提供せんと
するものである。
(ロ) 従来の技術 IC(集積回路)内には、電流ミラー回路が多用
されている。第2図は、従来の電流ミラー回路の
一例を示すもので、前記電流ミラー回路は、ベー
ス・コレクタが共通接続され、エミツタが電源
に、コレクタが入力電流源1に接続された第1ト
ランジスタ2と、ベースが前記第1トランジスタ
2のベースに共通接続され、エミツタが電源に、
コレクタが負荷3にそれぞれ接続された第2トラ
ンジスタ4とによつて構成されている。この様な
電流ミラー回路は、例えば特開昭59−79614号公
報に記載されている。
しかして、第2図の電流ミラー回路は、その動
作電圧として、VBE+VCE(ただし、VBEは第1ト
ランジスタ2のベース・エミツタ間電圧、VCE
入力電流源1の飽和電圧)の電圧を必要とするだ
けなので、約0.8V程度の電源電圧で動作する。
その為、低電圧電源(例えば1.5V)を使用する
IC内に組込むことが出来る。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、第2図の電流ミラー回路は、入
出力電流の整合率が低い為、高い整合率が要求さ
れる場合に使用することが出来ないという問題が
あつた。すなわち、第2図の電流ミラー回路の場
合、入力電流源1に流れる電流をIrとすれば、負
荷3に流れる電流I0は、 I0=β/β+2Ir …(1) (ただし、βはトランジスタ2及び4の電流増
幅率) となる。その為、β=20とすれば、I0≒0.91Irと
なり、約9%の電流誤差が生じる。
入出力電流の整合率を向上させる為には、第3
図に示す如く、第1トランジスタ2のベース・コ
レクタ間を短絡するかわりに、第1トランジスタ
2のベースにエミツタが、前記第1トランジスタ
2のコレクタにベースがそれぞれ接続された第3
トランジスタ5を設ければよい。その場合、負荷
3に流れる電流I0は、 I0=β2+β/β2+β+2Ir ……(2) となり、β=20とすればI0≒0.995となり、電流
誤差は約0.5%となる。従つて、第3図の如き回
路構成とすれば、第2図の回路に比べ入出力電流
の整合率を大幅に改善することが出来る。
しかしながら、第3図の電流ミラー回路は、第
2図の回路に比べ、減電圧特性がVBEだけ悪化す
る為、低電圧電源を使用するIC内に組込むこと
が出来ないという問題がある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は、上述の点に鑑み成されたもので、エ
ミツタが第1抵抗を介して電源に接続され、コレ
クタが入力電流源に接続された第1トランジスタ
と、該第1トランジスタのベース・コレクタ間に
接続された第2抵抗と、エミツタが第3抵抗を介
して電源に接続され、コレクタが負荷に接続され
た第2トランジスタと、該第2トランジスタのベ
ースと前記第1トランジスタのコレクタとの間に
接続された第4抵抗とから成り、前記第2抵抗の
値を前記第4抵抗の値のn倍に設定したことを特
徴とする。
(ホ) 作用 本発明に依れば、第1乃至第4抵抗を設け、そ
れらの値を適切に設定しているので、入力電流と
出力電流との整合率を大幅に高めることが出来
る。その為、2つのトランジスタで電流ミラー回
路を構成しても、十分な整合率を得ることが出
来、減電圧特性を悪化させることも無い。
(ヘ) 実施例 第1図は、本発明の一実施例を示すもので、6
はエミツタが第1抵抗7を介して電源(+Vc.c.)
に接続された第1トランジスタ、8は該第1トラ
ンジスタ6のコレクタに接続された入力電流源、
9は前記第1トランジスタ6のベース・コレクタ
間に接続された第2抵抗、10はエミツタが第3
抵抗11を介して電源に接続された第2トランジ
スタ、12は該第2トランジスタ10のベースと
前記第1トランジスタ6のコレクタとの間に接続
された第4抵抗、及び13は前記第2トランジス
タ10のコレクタに接続された負荷である。
入力電流源8に流れる電流I1は、ミラー関係に
接続された第1及び第2トランジスタ6及び10
で反転され、第2トランジスタ10のコレクタか
ら負荷13に供給される。その時、第1及び第3
抵抗7及び11の値をR1、第4抵抗12の値を
R2、第2抵抗9の値をnR2とすれば、 R1(β+1)iB1+VBE1+nR2iB1 =R1(β+1)iB2+VBE2+R2iB2 ……(3) I1=(β+1)iB1+iB2 ……(4) I2=βiB2 ……(5) [ただし、βは第1及び第2トランジスタ6及
び10の電流増幅率、iB1及びiB2は第1及び第2
トランジスタ6及び10のベース電流、VBE1及び
VBE2は第1及び第2トランジスタ6及び10のベ
ース・エミツタ間電圧、I1は入力電流源8に流れ
る電流、I2は第2トランジスタ10のコレクタ電
流] となる。前記第(5)式からiB2は、 iB2=I2/β ……(6) となり、前記第(4)及び第(6)式からiB1は、 iB1=1/β+1(I1−I2/β) ……(7) となるので、VBE1=VBE2とすれば、前記第(3)、第
(6)及び第(7)式からI1とI2との関係は、 I1={β+1/β・R1(β+1)+R2/R1(β+1)+
nR2+1/β}I2…(8) となる。ここでR2/R1=mとおけば、前記第(8)
式は、 I1=I2+{1/β+(1+m−nm)β+1+m/β2
(1+nm)β}I2 ……(9) となる。前記第(9)式において、第2項が零なら
ば、I1=I2となり、整合率が100%になる。その
条件を見い出す為に、前記第(9)式の第2項を零と
おけば、 n=m+2/m+2(m+2)/m(β−1)……(1
0) となり、前記第(10)式を満たす様にnの値を設定す
れば、整合率の高い電流ミラー回路を得ることが
出来る。例えば第(10)式において、m=2、β=50
に設定すれば、n=2.08となり、第1抵抗7の値
を3KΩとすれば、第4抵抗12の値は6KΩとな
り、第2抵抗9の値は、約12.5KΩとなる。特に、
前記βの値を使用範囲(例えば20〜100)の最小
値に設定すれば、整合率は非常に安定となる。
ところで、ICにおいては、その製造工程に起
因してトランジスタの電流増幅率がバラつく。そ
の為、nの値を最適値に設定しても、整合率が必
ずしも適切にはならない。第5図は、nをパラメ
ータとしたときの電流増幅率βと整合率との関係
を示す特性図である。第5図の場合、I1
100μA、R1=3KΩ、m=2として特性を計測し
ている。第5図から明らかな如く、nを2から3
の範囲に設定すれば、電流増幅率βを20から100
迄変化させても、整合率を約±4%以内に押さえ
ることが出来る。尚、第5図における点線で示さ
れる特性は、第2図の従来回路における整合率を
示すものであり、電流増幅率が20に低下すると、
整合率が9%低下することを示している。
従つて、本発明における第2抵抗9の値nR2
は、基本的に前記第(10)式に基きnの算出を行な
い、電流増幅率βの変化に応じて前記算出された
nの値を適宜変更することにより設定すればよ
い。
第4図は、本発明の別の実施例を示すもので、
第3抵抗11、第4抵抗12及び第2トランジス
タ10から成る出力段を複数個設けた点を特徴と
する。第4図の場合、第2トランジスタ10の数
をkとすれば、第1図と同様の計算により、 n=m+k+1/m+2(m+k+1)/m(β−k
)……(11) となる。前記第(11)式において、k=1とすれば、
前記第(10)式と等しくなる。従つて、本発明を用い
れば、複数個の負荷に整合率の良い電流を供給す
ることが出来る。
(ト) 発明の効果 以上述べた如く、本発明に依れば、抵抗の値を
設定するだけで整合率の良い電流ミラー回路を提
供出来る。また、本発明に依れば、2つのトラン
ジスタのみを用いて電流ミラー回路を構成出来る
ので、減電圧特性の良好な電流ミラー回路を提供
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す回路図、第
2図及び第3図は従来の電流ミラー回路を示す回
路図、第4図は本発明の別の実施例を示す回路
図、及び第5図は本発明の説明に供する為の特性
図である。 6…第1トランジスタ、7…第1抵抗、8…入
力電流源、9…第2抵抗、10…第2トランジス
タ、11…第3抵抗、12…第4抵抗。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エミツタが第1抵抗を記して電源に接続さ
    れ、コレクタが入力電流源に接続された第1トラ
    ンジスタと、該第1トランジスタのベース・コレ
    クタ間に接続された第2抵抗と、エミツタが第3
    抵抗を介して電源に接続され、コレクタが負荷に
    接続された第2トランジスタと、該第2トランジ
    スタのベースと前記第1トランジスタのコレクタ
    との間に接続された第4抵抗とから成り、前記第
    2抵抗の値を前記第4抵抗の値のn倍に設定する
    とともに、前記第4抵抗と第1抵抗との比をmと
    するとき、前記nの値を前記mに応じて設定した
    ことを特徴とする電流ミラー回路。 2 前記nの値を略 m+2/m+2(m+2)/m(β−1) に設定したことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の電流ミラー回路。 但し、βはトランジスタの電流増幅率。
JP62120815A 1987-05-18 1987-05-18 電流ミラ−回路 Granted JPS63285006A (ja)

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JP62120815A JPS63285006A (ja) 1987-05-18 1987-05-18 電流ミラ−回路

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JPS63285006A JPS63285006A (ja) 1988-11-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1255333B1 (en) * 2001-04-30 2009-11-11 Avago Technologies Fiber IP (Singapore) Pte. Ltd. Current generator circuit and method of providing drive current to a laser diode driver

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5312348A (en) * 1976-07-20 1978-02-03 Sanyo Electric Co Ltd Electrochromic display device
JPS5628510A (en) * 1979-08-17 1981-03-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd Current miller circuit
JPS60153612A (ja) * 1984-01-23 1985-08-13 Rohm Co Ltd 電流反転回路

Patent Citations (3)

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