JPH0467720B2 - - Google Patents
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- JPH0467720B2 JPH0467720B2 JP59167395A JP16739584A JPH0467720B2 JP H0467720 B2 JPH0467720 B2 JP H0467720B2 JP 59167395 A JP59167395 A JP 59167395A JP 16739584 A JP16739584 A JP 16739584A JP H0467720 B2 JPH0467720 B2 JP H0467720B2
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- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 239000011265 semifinished product Substances 0.000 description 1
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C11/00—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
- G11C11/21—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
- G11C11/34—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
- G11C11/40—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
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- G11C—STATIC STORES
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- G11C11/413—Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing, timing or power reduction
- G11C11/414—Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing, timing or power reduction for memory cells of the bipolar type
- G11C11/415—Address circuits
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C8/00—Arrangements for selecting an address in a digital store
- G11C8/08—Word line control circuits, e.g. drivers, boosters, pull-up circuits, pull-down circuits, precharging circuits, for word lines
Description
【発明の詳細な説明】
発明の技術分野
本発明は、マスタスライス方式で製造される
ECL型の半導体記憶装置に関し、特にワード線
ドライバの構成段数を適切にしようとするもので
ある。
ECL型の半導体記憶装置に関し、特にワード線
ドライバの構成段数を適切にしようとするもので
ある。
従来技術と問題点
バイポーラトランジスタによるECL(エミツ
タ・カツプルド・ロジツク)メモリも近年益々大
容量化される傾向にあるが、これに伴いワード線
の負荷が増大する。これにはワード線ドライドを
2段EF(エミツタホロワ)構成としたり、ダーリ
ントン接続にして駆動能力を高めるのが有効で、
これにより高速化および低電力化を図ることがで
きる。
タ・カツプルド・ロジツク)メモリも近年益々大
容量化される傾向にあるが、これに伴いワード線
の負荷が増大する。これにはワード線ドライドを
2段EF(エミツタホロワ)構成としたり、ダーリ
ントン接続にして駆動能力を高めるのが有効で、
これにより高速化および低電力化を図ることがで
きる。
ECLメモリには「10K」(テンケー)と呼ばれ
るものと、「100K」(ヒヤクケー)と呼ばれるも
のの2種がある。これらは入出力レベルは同じで
あるが、その温度特性が異なる。即ち「10K」レ
ベルはダイオードの順方向電圧VFと同じ温度係
数を有するのに対し、「100K」レベルは内部的に
その温度特性を補償して温度係数0としたもので
ある。これらは用途に応じて使い分けられるもの
であるが、両者の重要な相違点にはこの他に電源
電圧がある。ECLメモリはアース電位Vccと負電
圧VEEとの間で動作するが、一般に10Kの負電源
VEEは−5.2Vであるのに対し、100Kの負電源VEE
は−4.5Vであり、100Kは10Kより0.7V浅い電源
で動作可能である。つまり10Kのほうが電源マー
ジンが大である。
るものと、「100K」(ヒヤクケー)と呼ばれるも
のの2種がある。これらは入出力レベルは同じで
あるが、その温度特性が異なる。即ち「10K」レ
ベルはダイオードの順方向電圧VFと同じ温度係
数を有するのに対し、「100K」レベルは内部的に
その温度特性を補償して温度係数0としたもので
ある。これらは用途に応じて使い分けられるもの
であるが、両者の重要な相違点にはこの他に電源
電圧がある。ECLメモリはアース電位Vccと負電
圧VEEとの間で動作するが、一般に10Kの負電源
VEEは−5.2Vであるのに対し、100Kの負電源VEE
は−4.5Vであり、100Kは10Kより0.7V浅い電源
で動作可能である。つまり10Kのほうが電源マー
ジンが大である。
100Kと10Kの回路構成上の差異は、100Kにお
いて温度特性補償用のダイオードとそれに伴なう
レベル変化の調整用のダイオードを使用するだけ
であるから、両者を共通のマスタスライス方式で
製造することができる。ところで、そのワード線
ドライバは、2段構成にするとワード線の選択レ
ベルが低くなりメモリ内部の全体のレベルがダイ
オード1段分余計に下がる。よつて電源マージン
の少ない100Kでは動作が保証されず、このため
100Kではワード線ドライバは1段構成にする必
要がある。つれて従来は10Kでもワード線ドライ
バを1段構成にしていた。しかしこれでは電源マ
ージンに余裕のある10Kも高速化が図れないとい
う不都合がある。
いて温度特性補償用のダイオードとそれに伴なう
レベル変化の調整用のダイオードを使用するだけ
であるから、両者を共通のマスタスライス方式で
製造することができる。ところで、そのワード線
ドライバは、2段構成にするとワード線の選択レ
ベルが低くなりメモリ内部の全体のレベルがダイ
オード1段分余計に下がる。よつて電源マージン
の少ない100Kでは動作が保証されず、このため
100Kではワード線ドライバは1段構成にする必
要がある。つれて従来は10Kでもワード線ドライ
バを1段構成にしていた。しかしこれでは電源マ
ージンに余裕のある10Kも高速化が図れないとい
う不都合がある。
発明の目的
本発明は、マスタスライス方式のECLメモリ
で電源マージンに余裕のあるタイプについてはワ
ード線ドライバを2段構成としてそのドライブ能
力を高め、もつて高速化を図り、一方で電源マー
ジンに余裕のないタイプについてはワード線ドラ
イバを1段構成として、十分な電源マージンを保
証しようとするものである。
で電源マージンに余裕のあるタイプについてはワ
ード線ドライバを2段構成としてそのドライブ能
力を高め、もつて高速化を図り、一方で電源マー
ジンに余裕のないタイプについてはワード線ドラ
イバを1段構成として、十分な電源マージンを保
証しようとするものである。
発明の構成
本発明の半導体記憶装置は、高電位電源Vccと、
低電位電源VEEと、該高電位電源に接続されアド
レス信号を受けて選択ワード線電位を該高電圧電
源より所定電位低い選択レベルにするワードドラ
イバ部と、該ワード線に接続された複数のメモリ
セルとを有し、該低電位電源に第1の低電位電源
とそれより低い第2の低電位電源とが接続可能
で、該ワードドライバ部に複数段構成可能なよう
に複数のドライバトランジスタが設けられ、前記
低電位電源に第1の低電位電源が接続される時の
ドライバトランジスタの段数を第2の低電位電源
が接続された時の段数より少なくし、該第1の低
電位電源が接続される時のワード線の選択レベル
を該第2の低電位電源が接続された時よりも高く
したことを特徴とするが、以下図示の実施例を参
照しながらこれを詳細に説明する。
低電位電源VEEと、該高電位電源に接続されアド
レス信号を受けて選択ワード線電位を該高電圧電
源より所定電位低い選択レベルにするワードドラ
イバ部と、該ワード線に接続された複数のメモリ
セルとを有し、該低電位電源に第1の低電位電源
とそれより低い第2の低電位電源とが接続可能
で、該ワードドライバ部に複数段構成可能なよう
に複数のドライバトランジスタが設けられ、前記
低電位電源に第1の低電位電源が接続される時の
ドライバトランジスタの段数を第2の低電位電源
が接続された時の段数より少なくし、該第1の低
電位電源が接続される時のワード線の選択レベル
を該第2の低電位電源が接続された時よりも高く
したことを特徴とするが、以下図示の実施例を参
照しながらこれを詳細に説明する。
発明の実施例
第2図はECLメモリの概略構成図で、1はワ
ード線WLを選択するXアドレスデコーダ、2は
ビツト線BLを選択するYアドレスデコーダ、3
はワード線(語線)WLの電荷を放電して立下り
を速める語線放電回路、4は選択したセル情報を
増幅するセンス回路、5はリード(R)ライト
(W)制御およびチツプセレクト(CS)制御をす
る回路、6はマトリクス状に配列された多数の
ECLメモリセル(Cell)、WDはワード線ドライ
バである。
ード線WLを選択するXアドレスデコーダ、2は
ビツト線BLを選択するYアドレスデコーダ、3
はワード線(語線)WLの電荷を放電して立下り
を速める語線放電回路、4は選択したセル情報を
増幅するセンス回路、5はリード(R)ライト
(W)制御およびチツプセレクト(CS)制御をす
る回路、6はマトリクス状に配列された多数の
ECLメモリセル(Cell)、WDはワード線ドライ
バである。
概略動作は次の通りである。チツプセレクトバ
ーがL(ロー)になると本ECLメモリチツプが
動作可能となり、ライトネーブルバーがLで
あればデコーダ1,2によつて選択されたセル6
にデータDinが書込まれる。逆に、ライトイネー
ブルバーがH(ハイ)であればデコーダ1,
2によつて選択されたセル6からデータDputが読
出される。この図のワード線ドライバWDはトラ
ンジスタが1個であるから、上記表現で言えば1
段構成である。
ーがL(ロー)になると本ECLメモリチツプが
動作可能となり、ライトネーブルバーがLで
あればデコーダ1,2によつて選択されたセル6
にデータDinが書込まれる。逆に、ライトイネー
ブルバーがH(ハイ)であればデコーダ1,
2によつて選択されたセル6からデータDputが読
出される。この図のワード線ドライバWDはトラ
ンジスタが1個であるから、上記表現で言えば1
段構成である。
第1図1,2は本発明の一実施例を示す要部回
路図で、第2図のXアドレスデコーダ1からワー
ド線ドライバWDにかけての構成を示すものであ
る。ワード線ドライバWDにはあらかじめ2段構
成可能なように2個のエミツタフオロワトランジ
スタT2,T3が設けられていて、マスタスライス
により、低電位電源VEEが−4.5Vと高い100Kの場
合は第1図1のように、−5.2Vと低い10Kの場合
は第1図2のように選択的に接続される。従つて
10Kタイプの場合は第1図2に示すように2段の
EFトランジスタT2,T3とトランジスタT2のエミ
ツタ抵抗R2および定電流源J2を用いた(配線で
接続した)2段構成がとられドライブ能力が高く
なるようになつている。なおこのデコーダ1側の
負荷抵抗R1と定電流源J1はそれぞれ2種類用意
しておき、配線変更して低電力化を図ることもで
きる。これに対し、100Kタイプでは第1図1に
示すように、トランジスタT2、抵抗R2、定電流
源J2は使用せず、代りにデコーダ1の出力を直接
トランジスタT3のベースに与えるように配線し
て、ワード線ドライバを1段構成にする。このよ
うにすれば、上記の2段構成のものに比べてワー
ド線WLの選択レベルの電位はトランジスタT2の
ベース、エミツタ間電圧(約0.7V)1段分だけ
高くなり、電源マージンの少ない100Kタイプの
動作を保証することができる。一方、電源マージ
ンに余裕のある10Kタイプは2段構成にしたの
で、高速化が図れる。マスタスライスにおいて
は、第1図1,2に示すように各ノードN1〜N6
を図示するように接続若しくは開放にすることに
より10Kと100Kとの切換えが可能である。
路図で、第2図のXアドレスデコーダ1からワー
ド線ドライバWDにかけての構成を示すものであ
る。ワード線ドライバWDにはあらかじめ2段構
成可能なように2個のエミツタフオロワトランジ
スタT2,T3が設けられていて、マスタスライス
により、低電位電源VEEが−4.5Vと高い100Kの場
合は第1図1のように、−5.2Vと低い10Kの場合
は第1図2のように選択的に接続される。従つて
10Kタイプの場合は第1図2に示すように2段の
EFトランジスタT2,T3とトランジスタT2のエミ
ツタ抵抗R2および定電流源J2を用いた(配線で
接続した)2段構成がとられドライブ能力が高く
なるようになつている。なおこのデコーダ1側の
負荷抵抗R1と定電流源J1はそれぞれ2種類用意
しておき、配線変更して低電力化を図ることもで
きる。これに対し、100Kタイプでは第1図1に
示すように、トランジスタT2、抵抗R2、定電流
源J2は使用せず、代りにデコーダ1の出力を直接
トランジスタT3のベースに与えるように配線し
て、ワード線ドライバを1段構成にする。このよ
うにすれば、上記の2段構成のものに比べてワー
ド線WLの選択レベルの電位はトランジスタT2の
ベース、エミツタ間電圧(約0.7V)1段分だけ
高くなり、電源マージンの少ない100Kタイプの
動作を保証することができる。一方、電源マージ
ンに余裕のある10Kタイプは2段構成にしたの
で、高速化が図れる。マスタスライスにおいて
は、第1図1,2に示すように各ノードN1〜N6
を図示するように接続若しくは開放にすることに
より10Kと100Kとの切換えが可能である。
第3図は10Kと100Kの相違点を示す回路例で、
温度補償用のダイオードDを使用する場合が
100K、使用しない場合が10Kである。これはダ
イオードDをノードN7,N8に接続するかしない
かにより達成できる。この回路は一般的なECL
ゲートで、10Kの場合には出力段のEFトランジ
スタTaと抵抗Raの温度特性が現われる。第4図
は温度特性図で、破線が10K、実線が100Kであ
る。ECLレベルの中間値を標準−1.3V,H(ハ
イ)レベルを標準−0.8V,L(ロー)レベルを標
準−1.8Vとしたとき、10KではHレベルが温度上
昇に伴ない顕著に増加する。次いで中間値の順に
なり、Lレベルは殆んど変らない。
温度補償用のダイオードDを使用する場合が
100K、使用しない場合が10Kである。これはダ
イオードDをノードN7,N8に接続するかしない
かにより達成できる。この回路は一般的なECL
ゲートで、10Kの場合には出力段のEFトランジ
スタTaと抵抗Raの温度特性が現われる。第4図
は温度特性図で、破線が10K、実線が100Kであ
る。ECLレベルの中間値を標準−1.3V,H(ハ
イ)レベルを標準−0.8V,L(ロー)レベルを標
準−1.8Vとしたとき、10KではHレベルが温度上
昇に伴ない顕著に増加する。次いで中間値の順に
なり、Lレベルは殆んど変らない。
Lレベルが安定しているのは、定電流源を構成
するトランジスタTbのリフアレンス電圧VREFに
温度特性を持たせることが可能だからである。即
ち出力レベルの温度変動はトランジスタTaのベ
ース・エミツタ電圧VBEが温度上昇で減少するこ
とにより生じるが、抵抗Raに流れる電流を温度
上昇で増加させれば、VBEの減少を相殺して出力
レベルを一定にすることができ、抵抗Raに流れ
る電流はトランジスタTbが流す電流により、従
つてベース電圧VREFにより変えることができる。
しかし、HレベルはトランジスタTcがオフの状
態で現われるから抵抗RaとトランジスタTaの温
度特性の影響を受けることになり、トランジスタ
Tbが流す電流で補正することはできない。そこ
で、100KではダイオードDを図示極性に接続し、
Hレベル出力のときオンしているトランジスタ
Tdのコレクタ電位(これは安定したLレベルで
ある)を基準にトランジスタTaのベース電位を
一定化する。このようにするとトランジスタTa
のエミツタ電位即ち出力レベルは、上記の安定な
トランジスタTdのLレベルコレクタ電位からVF
だけ上つてVBEだけ下つたレベルにクランプさ
れ、ダイオードDの順方向電圧VFはトランジス
タTaのベース・エミツタ間電圧VBEと等しい(約
0.7〜0.8V)から、結局出力レベル(Hレベル)
はトランジスタTdのLレベルコレクタ電位に等
しく、一定である。
するトランジスタTbのリフアレンス電圧VREFに
温度特性を持たせることが可能だからである。即
ち出力レベルの温度変動はトランジスタTaのベ
ース・エミツタ電圧VBEが温度上昇で減少するこ
とにより生じるが、抵抗Raに流れる電流を温度
上昇で増加させれば、VBEの減少を相殺して出力
レベルを一定にすることができ、抵抗Raに流れ
る電流はトランジスタTbが流す電流により、従
つてベース電圧VREFにより変えることができる。
しかし、HレベルはトランジスタTcがオフの状
態で現われるから抵抗RaとトランジスタTaの温
度特性の影響を受けることになり、トランジスタ
Tbが流す電流で補正することはできない。そこ
で、100KではダイオードDを図示極性に接続し、
Hレベル出力のときオンしているトランジスタ
Tdのコレクタ電位(これは安定したLレベルで
ある)を基準にトランジスタTaのベース電位を
一定化する。このようにするとトランジスタTa
のエミツタ電位即ち出力レベルは、上記の安定な
トランジスタTdのLレベルコレクタ電位からVF
だけ上つてVBEだけ下つたレベルにクランプさ
れ、ダイオードDの順方向電圧VFはトランジス
タTaのベース・エミツタ間電圧VBEと等しい(約
0.7〜0.8V)から、結局出力レベル(Hレベル)
はトランジスタTdのLレベルコレクタ電位に等
しく、一定である。
またLレベルのときはトランジスタTcのコレ
クタ電位よりトランジスタTaのベース、エミツ
タ間電圧VBE1段分低下した値となり、これも上
記の如く安定した値である。従つて、100Kの
ECLレベルに温度係数がなくなるが、10Kではダ
イオードDを接続しないので、出力のLレベルは
温度変化しないものの、HレベルはVBEの温度化
がそのまゝ現われる。
クタ電位よりトランジスタTaのベース、エミツ
タ間電圧VBE1段分低下した値となり、これも上
記の如く安定した値である。従つて、100Kの
ECLレベルに温度係数がなくなるが、10Kではダ
イオードDを接続しないので、出力のLレベルは
温度変化しないものの、HレベルはVBEの温度化
がそのまゝ現われる。
上述した100Kの電位決定方法であるが、この
温度特性をもつ100Kは、一般に10Kよりも浅い
電源電圧で動作することが要求されている。この
ときワードドライバを2段構成にすると選択ワー
ド線電位はVBE1段分余計に下がるので、電源が
その分深く必要になり、100Kの電源−4.5Vでは
回路構成上無理がある。
温度特性をもつ100Kは、一般に10Kよりも浅い
電源電圧で動作することが要求されている。この
ときワードドライバを2段構成にすると選択ワー
ド線電位はVBE1段分余計に下がるので、電源が
その分深く必要になり、100Kの電源−4.5Vでは
回路構成上無理がある。
第5図は電源マージンの説明図で、従来の共通
マスタスライスによる10Kと100K、本発明の共
通マスタスライスによる10Kと100K、それに従
来の10K,100K専用マスタスライスによる該
10K,100Kの各電源の使用可能範囲(斜線部)
を対比して示してある。各電源の使用可能範囲
は、回路素子が動作するに必要な最低電圧を上限
とし、また素子破壊が発生する寸前の高い電圧を
下限としてそれらの間で適当にマージンをとつて
設定される。従来の共通マスタスライスによる
10Kと100Kはいずれも−4.5Vでも動作可能なよ
うに電源範囲は−5.2V〜−4.5Vをカバーするも
のとされ、10K/100Kで濃度補償回路を変える
だけでワード線ドライバは共に1段構成である。
従来でも10Kでワード線ドライバが2段構成のも
のはある。これは10K専用のもので、この場合に
は−4.5V電源では動作しない。100K専用はワー
ド線ドライバが1段構成で、−4.5V電源で動作す
る。これに対し、本発明の共通マスタスライスに
よる100Kは従来のマスタスライス方式と変らな
いが、10Kはワード線ドライバを2段構成とした
ため、電源は−5.2V近傍が必要で−4.5V電源で
は動作できない反面、ドライバ能力が増してい
る。
マスタスライスによる10Kと100K、本発明の共
通マスタスライスによる10Kと100K、それに従
来の10K,100K専用マスタスライスによる該
10K,100Kの各電源の使用可能範囲(斜線部)
を対比して示してある。各電源の使用可能範囲
は、回路素子が動作するに必要な最低電圧を上限
とし、また素子破壊が発生する寸前の高い電圧を
下限としてそれらの間で適当にマージンをとつて
設定される。従来の共通マスタスライスによる
10Kと100Kはいずれも−4.5Vでも動作可能なよ
うに電源範囲は−5.2V〜−4.5Vをカバーするも
のとされ、10K/100Kで濃度補償回路を変える
だけでワード線ドライバは共に1段構成である。
従来でも10Kでワード線ドライバが2段構成のも
のはある。これは10K専用のもので、この場合に
は−4.5V電源では動作しない。100K専用はワー
ド線ドライバが1段構成で、−4.5V電源で動作す
る。これに対し、本発明の共通マスタスライスに
よる100Kは従来のマスタスライス方式と変らな
いが、10Kはワード線ドライバを2段構成とした
ため、電源は−5.2V近傍が必要で−4.5V電源で
は動作できない反面、ドライバ能力が増してい
る。
本発明でもマスタスライスは10K,100K共通
し、従つてワード線ドライバは2段構成が可能と
し、温度補償ダイオードDは取付け可能としてお
く(マスタースライスに当該素子の半完成品を作
成しておく)。ワード線ドライバを2段構成にす
るとメモリ各部もそれに合わせる必要があり、例
えば第2図に示したダイオードD′をノードN9,
N10に接続するようにするなどダイオードを所要
部分へ挿入してレベルを調整する必要があるが、
かゝるダイオードも用意しておく。
し、従つてワード線ドライバは2段構成が可能と
し、温度補償ダイオードDは取付け可能としてお
く(マスタースライスに当該素子の半完成品を作
成しておく)。ワード線ドライバを2段構成にす
るとメモリ各部もそれに合わせる必要があり、例
えば第2図に示したダイオードD′をノードN9,
N10に接続するようにするなどダイオードを所要
部分へ挿入してレベルを調整する必要があるが、
かゝるダイオードも用意しておく。
以上説明したように、ECL回路による半導体
メモリでは、一般に、選択ワード線に対しワード
ドライバのドライバトランジスタがオンして高電
位電源Vccより所定レベル低い選択レベルにし、
非選択ワード線はその選択レベルより低い非選択
レベルにされる。そして書込みや読出しは、その
選択ワード線の選択メモリセルの各レベルと書込
トランジスタ、読出トランジスタ等の各レベルと
の関係で基本的にはECL回路を動作させて行な
われる。よつて高電位電源Vccと低電位電源VEE
とのレベルの差が十分大であればあるほど電源マ
ージンが大となるのである。
メモリでは、一般に、選択ワード線に対しワード
ドライバのドライバトランジスタがオンして高電
位電源Vccより所定レベル低い選択レベルにし、
非選択ワード線はその選択レベルより低い非選択
レベルにされる。そして書込みや読出しは、その
選択ワード線の選択メモリセルの各レベルと書込
トランジスタ、読出トランジスタ等の各レベルと
の関係で基本的にはECL回路を動作させて行な
われる。よつて高電位電源Vccと低電位電源VEE
とのレベルの差が十分大であればあるほど電源マ
ージンが大となるのである。
そこで本発明ではVccとVEE間が十分大である
10Kタイプ(0vと−5.2v)の場合はワードドライ
バを2段構成としてその高速化を図り、Vccと
VEE間が十分大でない100Kタイプ(0vと−4.5v)
の場合はワードドライバを1段構成として電源マ
ージンの余裕を確保しているのである。すなわち
10Kタイプではワード線WLの選択レベルは(Vcc
−2VBE)となり、一方100Kタイプでは(Vcc−
VBE)となるのである。
10Kタイプ(0vと−5.2v)の場合はワードドライ
バを2段構成としてその高速化を図り、Vccと
VEE間が十分大でない100Kタイプ(0vと−4.5v)
の場合はワードドライバを1段構成として電源マ
ージンの余裕を確保しているのである。すなわち
10Kタイプではワード線WLの選択レベルは(Vcc
−2VBE)となり、一方100Kタイプでは(Vcc−
VBE)となるのである。
発明の効果
以上述べたように本発明によれば、入出力の
ECLレベルに温度係数のない100K ECLメモリ
と、温度係数のある10K ECLメモリを共通マス
タスライスで製造でき、しかも後者のワード線ド
ライバを2段構成として高速化できる利点があ
る。
ECLレベルに温度係数のない100K ECLメモリ
と、温度係数のある10K ECLメモリを共通マス
タスライスで製造でき、しかも後者のワード線ド
ライバを2段構成として高速化できる利点があ
る。
第1図は本発明の一実施例を示す要部回路図、
第2図はECLメモリの概略構成図、第3図およ
び第4図はECL回路の温度係数の説明図、第5
図は電源マージンの説明図である。 図中、WDはワード線ドライバ、T2,T3はド
ライバ用トランジスタ、R2は抵抗、J2は定電流
源、Dは温度特性補償用ダイオードである。
第2図はECLメモリの概略構成図、第3図およ
び第4図はECL回路の温度係数の説明図、第5
図は電源マージンの説明図である。 図中、WDはワード線ドライバ、T2,T3はド
ライバ用トランジスタ、R2は抵抗、J2は定電流
源、Dは温度特性補償用ダイオードである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高電位電源Vccと、低電位電源VEEと、 該高電位電源に接続されアドレス信号を受けて
選択ワード線電位を該高電圧電源より所定電位低
い選択レベルにするワードドライバ部と、 該ワード線に接続された複数のメモリセルとを
有し、 該低電位電源に第1の低電位電源とそれより低
い第2の低電位電源とが接続可能で、 該ワードドライバ部に複数段構成可能なように
複数のドライバトランジスタが設けられ、前記低
電位電源に第1の低電位電源が接続される時のド
ライバトランジスタの段数を第2の低電位電源が
接続された時の段数より少なくし、該第1の低電
位電源が接続される時のワード線の選択レベルを
該第2の低電位電源が接続された時よりも高くし
たことを特徴とする半導体記憶装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59167395A JPS6145491A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 半導体記憶装置 |
US06/762,520 US4740918A (en) | 1984-08-10 | 1985-08-05 | Emitter coupled semiconductor memory device having a low potential source having two states |
KR1019850005763A KR900004633B1 (ko) | 1984-08-10 | 1985-08-09 | 반도체 메모리 장치 |
DE8585305659T DE3584594D1 (de) | 1984-08-10 | 1985-08-09 | Halbleiterspeicheranordnung. |
EP85305659A EP0171292B1 (en) | 1984-08-10 | 1985-08-09 | Semiconductor memory device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59167395A JPS6145491A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 半導体記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6145491A JPS6145491A (ja) | 1986-03-05 |
JPH0467720B2 true JPH0467720B2 (ja) | 1992-10-29 |
Family
ID=15848901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59167395A Granted JPS6145491A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 半導体記憶装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0171292B1 (ja) |
JP (1) | JPS6145491A (ja) |
KR (1) | KR900004633B1 (ja) |
DE (1) | DE3584594D1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63165696A (ja) * | 1986-12-27 | 1988-07-08 | 日本鋼管株式会社 | 非開削管推進工法における掘削体の方向修正用機構 |
JPS63266692A (ja) * | 1987-04-24 | 1988-11-02 | Hitachi Ltd | 半導体記憶装置 |
JPS6474823A (en) * | 1987-09-17 | 1989-03-20 | Fujitsu Ltd | Emitter follower circuit |
US4984211A (en) * | 1988-02-16 | 1991-01-08 | Texas Instruments Incorporated | Battery backup bus scheme for an ECL BiCMOS SRAM |
GB9007790D0 (en) * | 1990-04-06 | 1990-06-06 | Lines Valerie L | Dynamic memory wordline driver scheme |
GB9007791D0 (en) * | 1990-04-06 | 1990-06-06 | Foss Richard C | High voltage boosted wordline supply charge pump and regulator for dram |
US5267201A (en) * | 1990-04-06 | 1993-11-30 | Mosaid, Inc. | High voltage boosted word line supply charge pump regulator for DRAM |
US6198670B1 (en) | 1999-06-22 | 2001-03-06 | Micron Technology, Inc. | Bias generator for a four transistor load less memory cell |
US8929128B2 (en) * | 2012-05-17 | 2015-01-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Storage device and writing method of the same |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3365707A (en) * | 1967-06-23 | 1968-01-23 | Rca Corp | Lsi array and standard cells |
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GB1595451A (en) * | 1976-11-26 | 1981-08-12 | Solartron Electronic Group | Multi function patch pin circuit |
DE2855744C3 (de) * | 1978-12-22 | 1982-02-18 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | MOS-integrierte Schaltungsanordnung zur Unterdrückung von in Wortleitungstreibern von Halbleiterspeicher fließenden Ruheströmen |
JPS5843836B2 (ja) * | 1979-12-21 | 1983-09-29 | 富士通株式会社 | デコ−ダ回路 |
JPS5884445A (ja) * | 1981-11-16 | 1983-05-20 | Hitachi Ltd | 大規模集積回路 |
US4627034A (en) * | 1984-11-09 | 1986-12-02 | Fairchild Camera And Instrument Corporation | Memory cell power scavenging apparatus and method |
-
1984
- 1984-08-10 JP JP59167395A patent/JPS6145491A/ja active Granted
-
1985
- 1985-08-05 US US06/762,520 patent/US4740918A/en not_active Expired - Fee Related
- 1985-08-09 DE DE8585305659T patent/DE3584594D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1985-08-09 EP EP85305659A patent/EP0171292B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-08-09 KR KR1019850005763A patent/KR900004633B1/ko not_active IP Right Cessation
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Publication number | Publication date |
---|---|
KR900004633B1 (ko) | 1990-06-30 |
EP0171292A2 (en) | 1986-02-12 |
US4740918A (en) | 1988-04-26 |
EP0171292A3 (en) | 1989-01-25 |
KR870002584A (ko) | 1987-03-31 |
JPS6145491A (ja) | 1986-03-05 |
DE3584594D1 (de) | 1991-12-12 |
EP0171292B1 (en) | 1991-11-06 |
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