JPS63165696A

JPS63165696A - 非開削管推進工法における掘削体の方向修正用機構

Info

Publication number: JPS63165696A
Application number: JP30925486A
Authority: JP
Inventors: 正敏新井; 木村　隆廣; 江藤　肇; 駿佐々木
Original assignee: Koken Boring Machine Co Ltd; NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp; Koken Boring Machine Co Ltd
Priority date: 1986-12-27
Filing date: 1986-12-27
Publication date: 1988-07-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、非開削方式による管推進工法において、管の
推進方向が計画よりはずれ　　　゛たような場合、これ
を修正するための方向修正用機構に関する。

〔従来の技術〕

埋設管の敷設方法として、非開削方式による埋設管推進
工法が広く行われており、そのうちの−工法として、外
管と先端に駆動ドリルを備えた内管とを用い、外管先端
から突出する駆動ドリルで掘削しながら内管及び外管（
埋設管）を推進させる工法が知られている。このような
推進工法では、管の推進方向が計画に対してずれる場合
があり、この場合その修正を行う必要がある。

従来、非開削推進工法における推進方向の修正方法とし
ては第８図ないし第９図に示すような方式が知られてい
る。

このうち第８図に示すものは、歯先α９を軸方向に対し
て偏芯して設け、修正したい方向に歯先を向けて推進す
ることにより、前面からの反力で掘削体の向きを変える
ようにし、修正後は掘削体を回転させながら進むように
するものである。

また、第９図に示すものは所謂ステアリングジヤツキタ
イプのもので、ヘッドａ４の向きを修正用ジヤツキ（１
５１により変えるようにしたものである。また、第１０
図に示すものはベンド管（ＩＱの先端にドリル（１７）
を接続し、ベンド管の曲りによりドリルの向きを変える
ようにしたものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、これらの方式のうち第８図のものは内管の先端
に駆動ドリルを備えた所謂駆動ドリルタイプの推進工法
には適用できない。

また第９図の方式はジヤツキを管内に入れる必要から装
置が大掛りなものとなる難点があり、また、第１０図の
方式は方向修正時にドリルを地上に抜き取り、ベンド管
の取付は等を行う必要があり、作業能率の面で問題があ
る。

本発明はこのような従来の問題に鑑みなされたもので、
所謂駆動ドリルタイプの推進工法において、簡単な構造
で掘削体の推進方向の修正を適切に行うことができる機
構の提供をその目的とする。

〔問題を解決するための手段〕

このため本発明は外管と先端に駆動ドリルを備えた内管
とを用い、外管先端から突出する駆動ドリルで削進しな
がら外管を推進させる非開削管推進工法における掘削体
の方向修正用機構において、外管先端寄りの内部に、方
向修正用のガイド部を外管管軸に対して非平行な状態に
設け、また内管には前記ガイド部に係合して長手方向に
沿って案内され得る被ガイド体を設け、被ガイド体のガ
イド部長手方向位置に応じ内管先端部を外管に対し偏芯
させ得るよう構成したものである。

〔作　用〕

内管に設けられた被ガイド体はガイド部の長手方向に沿
って移動することができる。ガイド部は外管の管軸に対
して非平行な状態となるよう設けられているため、内管
を外管に対しその管軸方向で進退させると、内管は被ガ
イド体を介しガイド部によって外管径方向に変位し、外
管に対して偏芯させられる。この状態で内管先端の駆動
ドリルを駆動すると、その偏芯した方向に掘削方向が修
正される。

〔実施例〕

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示すもので、こ
のうち第１図は縦断面図である。

図において、（１）は外管、（２）は内管であり、該内
管（２）の先端には回転可能な駆動ドリル（３）が設け
られ、該駆動ドリル（３）は先端にパイロットビット（
４）、また周方向の複数箇所に起倒可能なりトラクトビ
ット（５）が設けられている。

前記外管（１）の先端寄りの内面両側には、外管管軸に
対して傾きを持つようにして１対のガイド部（６）が対
向して設けられている。本実施例では、ガイド部（６）
はガイド溝（７）により構成されている。また、ガイド
溝（７）の後端は下記する被ガイド体を導入し易くする
ため広幅（７１）に構成されている。

内管（２）（駆動ドリルのケーシングを含む）には前記
ガイド部にガイドされ得る１対の被ガイド体（８）が設
けられている。この被ガイド体（８）は前記ガイド溝（
力にスライド可能に嵌合し得るアーム体により構成され
ている。

その他図面において、（９）は外管先端の周方向複数箇
所に設けられるスタビライザーであり、このスタビライ
ザー（９）は、外管をリトラクトピット（５）により拡
孔された掘削孔の中央に位置させ且つ外管管端が土中に
突込むのを防止する作用をする。

なお、上記実施例以外に、例えばガイドレール状のガイ
ド部を設け、被ガイド体として、ガイドレールを両側か
ら挾むような構造のもの、或はガイドレール上面を単に
スライドするような構造のものを用いることもできる。

次に本発明の使用方法を説明する。

管の推進作業は、駆動ドリル（３）を外管先端から突出
させ、パイロットビット（４）及びリトラクトビット（
５）で地中を掘削しながら内管及び外管を推進させるこ
とにより行われる。

このような内管及び外管の推進は、例えば、まず内管（
２）を推進させてドリルで所定長掘削した後、外管（１
）を推進させる方法、或は内管（２）及び外管（１）を
同時に推進させる方法のいずれで行ってもよい。

通常、外管（１）は、そのガイド部（６）が水平方向両
側に位置し、上下方向で傾きを持つような状態となるよ
うにして推進させる。内管（２）の被ガイド体（８）が
ガイド部（６）の中央部に位置した状態で内管（２）の
管軸は外管（１）の管軸に略一致し、駆動ドリル（３）
は外管管軸延長上に沿って地盤を掘削する。

これに対し掘削方向を上方に修正する場合、内管（２）
を外管軸線方向の前方に移動させる。

こうすると第４図（＆）に示すように被ガイド体（８）
がガイド部（６）に沿って上方に押し上げられつつスラ
イドするため、内管（２）が外管（１）に対して上方に
偏芯し、駆動ドリル（３）は地盤の上側を余計に掘削し
、推進される外管（１）は上記掘削による空間と地盤反
力により推進方向を上方に修正される。

また、掘削方向を下方に修正する場合には、逆に内管（
２）を後退させて第４図（ｂ）に示すように内管（２）
を外管（１）に対して下方に偏芯させる。これにより駆
動ドリル（３）は地盤の下側を余計に掘削し、外管（１
）はその推進方向を下方に修正される。

このような上下方向の修正における内管（２）の進退は
、第３図に示すように、外管後端及び内管後端をそれぞ
れチャック０■（１１）でつかみ、両チャックαＩＱＩ
）をシリンダ装置Ｈ（油圧シリンダ）で連結し、該シリ
ンダ装置（１２により内管を動かすことにより行う。

以上が推進方向の上下方向での修正であるが、左右方向
（水平方向）での修正を行う場合、第５図（ａ）及び（
ｂ）に示すように、被ガイド体（８）の長さを左右で変
えるものであり、このようにすることにより、内管（２
）は外管（１）に対し水平方向で偏芯する。そして、こ
のような偏芯により上述したと同様の原理により推進方
向が左右方向で修正される。したがって、この被ガイド
体長さの調整と上述したガイド部長手方向における被ガ
イド体の位置の選択により、推進方向を任意の方向に修
正することができる。

なお、左右方向での修正を行う場合には、第２図に示す
ような内管（左右同じ長さの被ガイド体を備えた内管）
を一旦抜き取り、その被ガイド体（８）を第５図（ａ）
または（ｂ）のようなものと交換し、再挿入するもので
ある。

以上が基本的且つ好ましい使用方法であるが、例えば、
外管（１）を第１図及び第２図に示されるような状態か
ら９０°　回転させた状態、すなわちガイド部（６）を
上下に位置するようにして使用する等、その使用態様は
上記実施例に限定されるものではない。

第６図はその一使用例（水平断面図）を示すもので、ガ
イド部（６）が上下に位置し、被ガイド体（８）がガイ
ド部（６）に案内されることにより内管（２）は外管（
１）に対して水平方向で偏芯し、推進方向が水平方向で
修正される。また上下方向の修正については、第７図（
ａ）及び（ｂ）に示すように、被ガイド体（８）の長さ
を上下で異ならしめ、内管（２）を上下方向に偏芯させ
ることにより行うこともできる。

〔発明の効果〕

以上述べた本発明によれば、簡単な構造でしかも内管を
外管に進退させるだけで掘削体及び管の推進方向を容易
且つ確実に修正することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は縦断面図、第２図は第１図中■−…線に沿う断面
図である。第３図は本発明を使用するに当り内管を外管
に対して進退させるための機構の一例を示す説明図であ
る。第４図（ａ）及び（ｂ）は本発明の使用状況を示す
説明図である。第５図（ａ）及び（ｂ）は本発明におい
て内管を左右方向に偏芯させる場合の使用状況を示す説
明図である。第６図は本発明の他の使用方法の一例を示
す説明図、第７図は当該使用方法において内管を上下方
向に偏芯させる場合の使用状況を示す説明図である。・
第８図ないし第１０図は、従来の推進方向修正方式を示
す説明図である。図において、（１）は外管、（２）は内管、（３）は駆
動ドリル、（６）はガイド部、（８）は被ガイド体を各
示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）外管と先端に駆動ドリルを備えた内管とを用い、
外管先端から突出する駆動ドリルで削進しながら外管を推進させる非開削管推進工法における掘削体の方向修正用機構において、外管先端寄りの内部に、方向修正用のガイド部を外管管軸に対して非平行な状態に設け、内管には前記ガイド部に係合して長手方向に沿って案内され得る被ガイド体を設け、被ガイド体のガイド部長手方向位置に応じ内管先端部を外管に対し偏芯させ得るよう構成したことを特徴とする非開削管推進工法における掘削体の方向修正用機構。
（２）ガイド部が外管内面に対向して設けられ、内管に
は前記ガイド部に対応した１対の被ガイド体が設けられている特許請求の範囲（１）記載の非開削管推進工法における掘削体
の方向修正用機構。
（３）内管が異なる長さの１対の被ガイド体を有し、該
被ガイド体により、内管を外管に対して短尺の被ガイド体側に偏芯させるようにしてなる特許請求の範囲（２）記載の非開削
管推進工法における掘削体の方向修正用機構。