JPH035593A - 地中円弧推進工法 - Google Patents
地中円弧推進工法Info
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- JPH035593A JPH035593A JP1137507A JP13750789A JPH035593A JP H035593 A JPH035593 A JP H035593A JP 1137507 A JP1137507 A JP 1137507A JP 13750789 A JP13750789 A JP 13750789A JP H035593 A JPH035593 A JP H035593A
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- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 34
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Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は地中円弧推進工法、特に短スパンの円弧推進が
可能な工法に関する。
可能な工法に関する。
ガス管、水道管等を埋設するに当り、非開削法によって
埋設管を掘削推進させる工法が知られている。
埋設管を掘削推進させる工法が知られている。
この種の工法では削進方向線上に埋設物や河川等の障害
物がある場合、管をその障害物の下方を円弧状に削進さ
せる必要があり、このためには管を曲り掘りさせること
が必要となるー。
物がある場合、管をその障害物の下方を円弧状に削進さ
せる必要があり、このためには管を曲り掘りさせること
が必要となるー。
従来、曲り堀りが可能な装置ないしは掘削方式として、
以下のようなものが知られている。
以下のようなものが知られている。
■刃口とケーシングの間に複数の油圧ジヤツキを設けて
刃口の向きを変えて曲り掘りを行う方式。
刃口の向きを変えて曲り掘りを行う方式。
■ケーシングの先端に刃口を揺動させるジヤツキを組み
込んだパイロットヘッドで曲り掘りを行う方式。
込んだパイロットヘッドで曲り掘りを行う方式。
■先端にベンド部が形成されたダイナドリルを掘削用の
内管に挿入して内管先端から先行掘削し、しかる後この
ドリルに沿わせて内管および外管を前進させることによ
り曲り握りを行う方式。
内管に挿入して内管先端から先行掘削し、しかる後この
ドリルに沿わせて内管および外管を前進させることによ
り曲り握りを行う方式。
しかし、上記■の方式では、長手方向に短い刃口を油圧
シリンダーで修正するため土庄によっては修正困難な場
合がある。また上記■の方式では、長いパイロットヘッ
ドであることから前記■の方式の問題は解決されるが、
パイロット管とパイロットヘッドがヒンジ組手で接続さ
れているために、刃口の受ける土圧により孔曲りを生じ
やすく、したがって頻繁に孔曲り修正を行う必要があり
、掘削能率を落とすことになる。しかも、この方式では
先端部に油圧シリンダー、曲り検知器、可動部があり、
特に長距離推進の場合、トラブルを起こし易いという問
題がある。さらにまた、上記■。
シリンダーで修正するため土庄によっては修正困難な場
合がある。また上記■の方式では、長いパイロットヘッ
ドであることから前記■の方式の問題は解決されるが、
パイロット管とパイロットヘッドがヒンジ組手で接続さ
れているために、刃口の受ける土圧により孔曲りを生じ
やすく、したがって頻繁に孔曲り修正を行う必要があり
、掘削能率を落とすことになる。しかも、この方式では
先端部に油圧シリンダー、曲り検知器、可動部があり、
特に長距離推進の場合、トラブルを起こし易いという問
題がある。さらにまた、上記■。
■の方式はいずれも油圧シリンダー等を使用しているた
め、その駆動用油圧ホースも長距離推進の場合には長く
なり、油圧洩れ等の事故が発生すると、その復旧に多大
の費用と日時を要する。
め、その駆動用油圧ホースも長距離推進の場合には長く
なり、油圧洩れ等の事故が発生すると、その復旧に多大
の費用と日時を要する。
また■の方式は修正作業の度にダイナドリル挿脱等のツ
ールの組み換えを行う必要があり、その作業が煩雑で、
また削進能率も低くならざるを得ない。
ールの組み換えを行う必要があり、その作業が煩雑で、
また削進能率も低くならざるを得ない。
以上のような方式に対し、外管および内管からなる二重
背方式の掘削装置において、内管先端部を斜状に構成し
、方向修正のための曲り掘り時には斜状先端を所定の方
向に向けた状態で内管を前方に押し出し、その斜状先端
で土壁の反力を受けさせることにより内管を修正方向に
変位させ、しかる後、外管を内管に沿って前進させるこ
とにより、方向修正を行うようにした方式の装置が知ら
れている。また、単管方式の掘削装置においても、前進
管の先端を斜状に構成し、方向修正時には、その斜状先
端を所定の方向に向けて削進管の押し込みを行い、土壁
からの反力により削進管先端を修正方向に変位させるよ
うにした方式の装置が知られている。
背方式の掘削装置において、内管先端部を斜状に構成し
、方向修正のための曲り掘り時には斜状先端を所定の方
向に向けた状態で内管を前方に押し出し、その斜状先端
で土壁の反力を受けさせることにより内管を修正方向に
変位させ、しかる後、外管を内管に沿って前進させるこ
とにより、方向修正を行うようにした方式の装置が知ら
れている。また、単管方式の掘削装置においても、前進
管の先端を斜状に構成し、方向修正時には、その斜状先
端を所定の方向に向けて削進管の押し込みを行い、土壁
からの反力により削進管先端を修正方向に変位させるよ
うにした方式の装置が知られている。
しかし、これらのうち前者の装置は、内管を非回転の状
態で押し出すだけで方向修正(曲り掘り)を行うもので
あるため、比較的短距離の削進にしか利用できないとい
う難点があり、加えて、内管を押し出すことによりその
方向を修正しても、剛性の高い外管を内管に沿って推進
させると、外管の剛性のために内管先端側の土壁が崩壊
して内管が元の位置に戻され、十分な修正機能を果し得
ないという大きな問題がある。特にこのような問題は滞
水砂層等の崩壊性地盤で著しく、実際上この方式は自立
性の高い硬質の地盤にしか適用できない。
態で押し出すだけで方向修正(曲り掘り)を行うもので
あるため、比較的短距離の削進にしか利用できないとい
う難点があり、加えて、内管を押し出すことによりその
方向を修正しても、剛性の高い外管を内管に沿って推進
させると、外管の剛性のために内管先端側の土壁が崩壊
して内管が元の位置に戻され、十分な修正機能を果し得
ないという大きな問題がある。特にこのような問題は滞
水砂層等の崩壊性地盤で著しく、実際上この方式は自立
性の高い硬質の地盤にしか適用できない。
また、後者の方式も削進管を単に押し込むだけで方向修
正(曲り掘り)を行うものであるため、これも長距離削
進には不向きである。また、上記したように方向修正は
削進管を単に押し込むだけであり加えて、斜状先端で土
庄を受けるためには削進管内の土をいくらか詰らせる必
要があることから、排土を十分取り込むことができず、
このため修正時に大きな押し込み量を確保することがで
きず、効率的な曲げ作用は期待できない。
正(曲り掘り)を行うものであるため、これも長距離削
進には不向きである。また、上記したように方向修正は
削進管を単に押し込むだけであり加えて、斜状先端で土
庄を受けるためには削進管内の土をいくらか詰らせる必
要があることから、排土を十分取り込むことができず、
このため修正時に大きな押し込み量を確保することがで
きず、効率的な曲げ作用は期待できない。
このように従来の方式では十分な曲げ作用が得られず、
特に、剛性の高い外径250mmを超えるような管につ
いて効率的な曲げ修正を行えるようなものはほとんど皆
無と言ってよい。また、比較的小径の管について円弧推
進が可能だとしても、効果的な曲り掘りができないため
、円弧のスパンが長くならざるを得ず、必要以上に長い
距離を円弧削進せざるを得ない。
特に、剛性の高い外径250mmを超えるような管につ
いて効率的な曲げ修正を行えるようなものはほとんど皆
無と言ってよい。また、比較的小径の管について円弧推
進が可能だとしても、効果的な曲り掘りができないため
、円弧のスパンが長くならざるを得ず、必要以上に長い
距離を円弧削進せざるを得ない。
本発明はこのような従来の問題に鑑みなされたもので、
比較的大径の管でも短スパンの円弧推進が可能な工法を
提供しようとするものである。
比較的大径の管でも短スパンの円弧推進が可能な工法を
提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段および実施例)このため本
発明は、内管と、先端部に管軸線方向で傾斜した傾斜面
を有する外管とからなり、これら外管および内管を回転
させながら先端ビットにより掘削を行う二重管式の掘削
装置を用い、下記i)、ii)の掘削を交互に繰り返す
ことにより、管を円弧状に推進させるようにしたもので
ある。
発明は、内管と、先端部に管軸線方向で傾斜した傾斜面
を有する外管とからなり、これら外管および内管を回転
させながら先端ビットにより掘削を行う二重管式の掘削
装置を用い、下記i)、ii)の掘削を交互に繰り返す
ことにより、管を円弧状に推進させるようにしたもので
ある。
i)外管および内管を回転させつつ推進し、直線掘りを
行う。
行う。
11)外管の先端部の傾斜面を下向きとし、内管を回転
させ且つ外管を非回転として両管を推進し、上下方向で
の曲り掘りを行う。
させ且つ外管を非回転として両管を推進し、上下方向で
の曲り掘りを行う。
以下、本発明を具体的に説明する。
第1図ないし第3図は、本発明法に用いられる掘削装置
の一例を示すものである。
の一例を示すものである。
この装置は外管1および内管2からなり、これら外管お
よび内管はその発進側の回転・推進装置により回転(通
常、反対方向に回転)せしめられつつ推進される。
よび内管はその発進側の回転・推進装置により回転(通
常、反対方向に回転)せしめられつつ推進される。
前記外管の先端側(図中、Lの範囲)には曲り掘り用の
傾斜面9が設けられている。
傾斜面9が設けられている。
この傾斜面9は、外管先端に向って外管軸線方向に傾斜
している。この傾斜面の外管軸線に対する角度は、通常
散文程度の大きさに構成される。
している。この傾斜面の外管軸線に対する角度は、通常
散文程度の大きさに構成される。
なお、この傾斜面9は必ずしも平面状である必要はなく
、長手方向の全部または一部を曲面状に構成してもよい
。
、長手方向の全部または一部を曲面状に構成してもよい
。
外管先端周方向の複数箇所にはビット12が設けられて
いる。
いる。
前記内管2は、その最先端部にビット4を有するととも
に、外管から突出すべき先端部の周方向複数箇所(本実
施例では3箇所)に起倒可能なりトラクトビット5を有
している。このリトラクトビット5は、スプリング(図
示せず)等の作用により内管軸線と直交する方向に起立
し、且つその作用に抗して内管先端方向に向って倒れ、
内管の収納部6内に収納されるようになっている。この
ようにリトラクトビットを起倒可能とすることにより、
掘削途中においても内管2を外管1から容易に抜き出す
ことができる。なお、リトラクトビット5は、内管の回
転によりほぼ外管外径に相当する掘削孔を形成できるよ
うな長さを有している。
に、外管から突出すべき先端部の周方向複数箇所(本実
施例では3箇所)に起倒可能なりトラクトビット5を有
している。このリトラクトビット5は、スプリング(図
示せず)等の作用により内管軸線と直交する方向に起立
し、且つその作用に抗して内管先端方向に向って倒れ、
内管の収納部6内に収納されるようになっている。この
ようにリトラクトビットを起倒可能とすることにより、
掘削途中においても内管2を外管1から容易に抜き出す
ことができる。なお、リトラクトビット5は、内管の回
転によりほぼ外管外径に相当する掘削孔を形成できるよ
うな長さを有している。
また内管2の先端には流体噴射ノズル8が設けられ、内
管内を通じて供給された水等の流体をこの噴射ノズル8
から掘削部に噴射するようにしている。
管内を通じて供給された水等の流体をこの噴射ノズル8
から掘削部に噴射するようにしている。
また、本掘削装置は、上記傾斜面9とは別にもう1つの
曲り掘り用機構を有している。すなわち、外管1は、そ
の先端側(図中、Lの範囲)の管孔部3が外管軸線Aに
対し、外管先端方向に向って傾斜状に偏芯している。一
方、外管内側に位置した内管部位の外側周方向複数箇所
には、外管内面に当接すべき当接部7が突設されている
。本掘削装置では、排土が外管1と内管2との間隙Sを
通じて発進側に排出されるものであり、このため、前記
当接部7は、この排土用の間隙Sを塞がないよう内管周
方向で間隔的に設けられる。以上の構造において、管孔
部3および当接部7が方向修正機構を構成する。
曲り掘り用機構を有している。すなわち、外管1は、そ
の先端側(図中、Lの範囲)の管孔部3が外管軸線Aに
対し、外管先端方向に向って傾斜状に偏芯している。一
方、外管内側に位置した内管部位の外側周方向複数箇所
には、外管内面に当接すべき当接部7が突設されている
。本掘削装置では、排土が外管1と内管2との間隙Sを
通じて発進側に排出されるものであり、このため、前記
当接部7は、この排土用の間隙Sを塞がないよう内管周
方向で間隔的に設けられる。以上の構造において、管孔
部3および当接部7が方向修正機構を構成する。
以下、上記装置を用いた円弧推進の一例を説明する。
本発明は外管および内管を回転させつつ推進させること
により行う直線掘りと、上記臼り掘り用の機構を利用し
た曲り掘りとを交互に繰り返すことにより、管を円弧推
進させる。
により行う直線掘りと、上記臼り掘り用の機構を利用し
た曲り掘りとを交互に繰り返すことにより、管を円弧推
進させる。
通常の削進では、まず直線掘りから掘削が開始される。
この直線掘りでは、内管2を外管1に対し第1図中実線
で示す位置、すなわち当接部7が偏芯した管孔部3内方
の非偏芯管孔部10の内面に当接するような位置におき
、この状態で外管1および内管2を回転させつつ両管を
推進させる。
で示す位置、すなわち当接部7が偏芯した管孔部3内方
の非偏芯管孔部10の内面に当接するような位置におき
、この状態で外管1および内管2を回転させつつ両管を
推進させる。
掘削部には内管2を通じて水等の流体が供給され、スラ
リー化した排土は内管2と外管1の間隙Sから取り込ま
れ、管の発進側に排出される。
リー化した排土は内管2と外管1の間隙Sから取り込ま
れ、管の発進側に排出される。
以上のような直線掘りを所定の距離行った後、曲り掘り
を行う。この曲り掘りは、外管の傾斜面9の機能を利用
して行う。なお、この際、偏芯した管孔部3の機能を併
用してもよい。
を行う。この曲り掘りは、外管の傾斜面9の機能を利用
して行う。なお、この際、偏芯した管孔部3の機能を併
用してもよい。
上述した所定距離の直線掘りが完了した段階で、第4図
(A)に示すように、外管1をその傾斜面9が下向きと
なるよう回転させ、周方向での位置調整を行う。この位
置調整は、例えば、順次接続する管に先行管のマーク(
傾斜面9の周方向での位置が判るようなマーク)に合せ
てマークを付け、このマークから傾斜面の周方向位置を
判断すること等により行われる。そして、この状態で内
管2を回転させ、外管1を非回転の状態として両管を同
時に推進させる。この推進により、第4図(B)に示す
ように外管の傾斜面9は土壁の反力を受け、外管1は内
管2とともに傾斜面9と反対方向、すなわち上向きに推
進される。
(A)に示すように、外管1をその傾斜面9が下向きと
なるよう回転させ、周方向での位置調整を行う。この位
置調整は、例えば、順次接続する管に先行管のマーク(
傾斜面9の周方向での位置が判るようなマーク)に合せ
てマークを付け、このマークから傾斜面の周方向位置を
判断すること等により行われる。そして、この状態で内
管2を回転させ、外管1を非回転の状態として両管を同
時に推進させる。この推進により、第4図(B)に示す
ように外管の傾斜面9は土壁の反力を受け、外管1は内
管2とともに傾斜面9と反対方向、すなわち上向きに推
進される。
また、第5図(A)〜(D)は管孔部3の機能を併用す
る場合の例であり、この場合には、まず、第5図(A)
に示すように、外管1を、その傾斜面9が下向きとなる
よう回転させ、周方向での位置調整を行う。これにより
偏芯した管孔部3は上向きの状態となる。なお、この際
の周方向位置調整も上述したと同様の方法で行われる。
る場合の例であり、この場合には、まず、第5図(A)
に示すように、外管1を、その傾斜面9が下向きとなる
よう回転させ、周方向での位置調整を行う。これにより
偏芯した管孔部3は上向きの状態となる。なお、この際
の周方向位置調整も上述したと同様の方法で行われる。
次いで、同図(B)に示すように内管2だけを回転させ
ながら前進させ、その当接部7を管孔部3の所定箇所に
位置させる。ここで、当接部7が外管先端に近い程、内
管の変位量が大きく、大きな曲り量が得られるため、必
要とする曲り二に応じ当接部7の管孔部3長手方向にお
ける位置が選択される。以上により内管2の先端側は曲
り掘りすべき方向に向けられることになる。
ながら前進させ、その当接部7を管孔部3の所定箇所に
位置させる。ここで、当接部7が外管先端に近い程、内
管の変位量が大きく、大きな曲り量が得られるため、必
要とする曲り二に応じ当接部7の管孔部3長手方向にお
ける位置が選択される。以上により内管2の先端側は曲
り掘りすべき方向に向けられることになる。
そして、このような長平方向における外管1と内管2と
の相対的位置関係を維持したまま、第5図(C)に示す
ように内管2だけを回転させなから両管を同時に推進さ
せる。これにより内管2によって上向きの掘削孔11が
形成されるとともに、外管1は傾斜面9が土壁の反力を
受けることで上向きに推進され、S削孔11に押し込ま
れていく。
の相対的位置関係を維持したまま、第5図(C)に示す
ように内管2だけを回転させなから両管を同時に推進さ
せる。これにより内管2によって上向きの掘削孔11が
形成されるとともに、外管1は傾斜面9が土壁の反力を
受けることで上向きに推進され、S削孔11に押し込ま
れていく。
このような曲り掘り後、第5図(D)に示すように、外
管1を内管2に対して前進させるか、或いは内管2を外
管1に対して後退させ、内管2の当接部7を管孔部3の
内方の管内面10に当接させることにより、直線掘りが
可能な状態となる。
管1を内管2に対して前進させるか、或いは内管2を外
管1に対して後退させ、内管2の当接部7を管孔部3の
内方の管内面10に当接させることにより、直線掘りが
可能な状態となる。
以上のようにして所定距離だけ曲り掘りした後、再び上
述したような直線掘りを行い、直線掘り、曲り掘りを繰
り返すことにより、管を円弧状に推進させていく。
述したような直線掘りを行い、直線掘り、曲り掘りを繰
り返すことにより、管を円弧状に推進させていく。
また、以上のような削進途中において、随時削進方位の
測定とその修正が行われる。削進方向の測定にはジャイ
ロ等が用いられ、ジャイロを備えたプローブを内管先端
に圧送し、削進方位のずれを検出する。また、削進方向
の修正を行う場合には、上記的り掘り用の機構が用いら
れ、ずれた方向から計画線方向に曲り堀りを行い、削進
方向を修正する。
測定とその修正が行われる。削進方向の測定にはジャイ
ロ等が用いられ、ジャイロを備えたプローブを内管先端
に圧送し、削進方位のずれを検出する。また、削進方向
の修正を行う場合には、上記的り掘り用の機構が用いら
れ、ずれた方向から計画線方向に曲り堀りを行い、削進
方向を修正する。
以上のような本発明の工法によれば、崩壊性地盤におい
ても短スパンの円弧掘りが可能である。
ても短スパンの円弧掘りが可能である。
本出願人等は先に、上記偏芯した管孔部による曲り掘り
機能のみを有する装置および該装置による削進方向修正
方法を、特願昭63−85337号として提案したが、
この方式では崩壊性地盤での曲り掘りの径は1000o
+R程度が限度である。これに対し、本発明工法によれ
ば、5000mR程度の短スパンの円弧掘りが可能であ
る。
機能のみを有する装置および該装置による削進方向修正
方法を、特願昭63−85337号として提案したが、
この方式では崩壊性地盤での曲り掘りの径は1000o
+R程度が限度である。これに対し、本発明工法によれ
ば、5000mR程度の短スパンの円弧掘りが可能であ
る。
本発明者等の実験によれば、崩壊性地盤において、外径
285 mmのサイズの外管を有し、偏芯した管孔部の
外管軸線に対する角度を7″、上記管孔部の長さを50
0市とした上記特願昭63−85337号の装置を用い
た曲り掘りと、同じく外径285■のサイズの外管を有
し、傾斜面9の外管軸線に対する角度を701傾斜面の
長さを500mmとした装置を用いた本発明工法による
曲り掘りとを行い、その曲り掘り効果を比較したところ
、前者の工法では推進距離3mにつき外管が0.5cm
上方に持ち上がっただけであるのに対し、後者の本発明
工法では、同じ推進距離で外管が4cm上方に持ち上が
ることが確認された。
285 mmのサイズの外管を有し、偏芯した管孔部の
外管軸線に対する角度を7″、上記管孔部の長さを50
0市とした上記特願昭63−85337号の装置を用い
た曲り掘りと、同じく外径285■のサイズの外管を有
し、傾斜面9の外管軸線に対する角度を701傾斜面の
長さを500mmとした装置を用いた本発明工法による
曲り掘りとを行い、その曲り掘り効果を比較したところ
、前者の工法では推進距離3mにつき外管が0.5cm
上方に持ち上がっただけであるのに対し、後者の本発明
工法では、同じ推進距離で外管が4cm上方に持ち上が
ることが確認された。
このように本発明工法において効果的な曲り掘りができ
るのは、曲り掘りを外管自体を曲げることにより行うた
め、曲り掘り時の押込み力(上述した実験例の場合、7
ton前後)を外管全体で受けることになり、これに
よって押込み時における土壁の崩壊が防止されることに
よるためである。
るのは、曲り掘りを外管自体を曲げることにより行うた
め、曲り掘り時の押込み力(上述した実験例の場合、7
ton前後)を外管全体で受けることになり、これに
よって押込み時における土壁の崩壊が防止されることに
よるためである。
これに対し、特願@03−85337号のように内管を
曲げ、外管をそれに追従させるようにした場合、曲り掘
り時の押込み力のほとんど総てを外管から突出した内管
先端部で受けることになり、このため、その部分の土壁
に内管から大きな力が作用した土壁崩壊が生じ、内管が
元の方向(修正前の方向)に戻されてしまう。
曲げ、外管をそれに追従させるようにした場合、曲り掘
り時の押込み力のほとんど総てを外管から突出した内管
先端部で受けることになり、このため、その部分の土壁
に内管から大きな力が作用した土壁崩壊が生じ、内管が
元の方向(修正前の方向)に戻されてしまう。
第6図は、本発明工法により滞水砂層を円弧掘りした際
の埋設管の敷設ラインを示したもので、図中1. l1
llr、 Vの区間が直線掘りのみによる直線推進区間
、II、 IVの区間が直線掘りと曲り掘りを交互に繰
り返すことにより掘削した円弧推進区間であり、この円
弧推進区間は500+nRの径となっている。
の埋設管の敷設ラインを示したもので、図中1. l1
llr、 Vの区間が直線掘りのみによる直線推進区間
、II、 IVの区間が直線掘りと曲り掘りを交互に繰
り返すことにより掘削した円弧推進区間であり、この円
弧推進区間は500+nRの径となっている。
なお、本発明工法4よ、外管自体を埋設管とする工法、
および外管をパイロット管として用い、削進到達側で外
管に拡孔ビットを接続し、拡孔ビ・ノドをその後部に埋
設管を連行させつつ外管により発進側に引き寄せるよう
にする工法のいずれにも適用することができる。
および外管をパイロット管として用い、削進到達側で外
管に拡孔ビットを接続し、拡孔ビ・ノドをその後部に埋
設管を連行させつつ外管により発進側に引き寄せるよう
にする工法のいずれにも適用することができる。
また、掘削装置も、例えば第7図に示すような曲り掘り
用機構として傾斜面のみを有するものを用いることがで
きる。
用機構として傾斜面のみを有するものを用いることがで
きる。
以上述べた本発明によれば、比較的大径の管でも、削進
すべき地盤等の種類に関係なく、短スパンで円弧推進さ
せることができる。具体的には、先に提案した特願昭8
3−85337号に示される方式では、崩壊性地盤での
曲り掘り径がせいぜい10100O程度であるのに対し
、本発明工法では500a+R程度の短スパンの円弧推
進が可能である。また曲り掘り時には、単に管が土壁に
押し込まれるのではなく、内管による先掘孔に外管が押
し込まれるため、長距離削進においても何ら問題なく適
用することができる。さらに曲り掘り削進中でも排土の
取り込みが十分行われるため、大きな押し込み量が得ら
れ、この面からも効率的な曲げ修正を行うことができる
。
すべき地盤等の種類に関係なく、短スパンで円弧推進さ
せることができる。具体的には、先に提案した特願昭8
3−85337号に示される方式では、崩壊性地盤での
曲り掘り径がせいぜい10100O程度であるのに対し
、本発明工法では500a+R程度の短スパンの円弧推
進が可能である。また曲り掘り時には、単に管が土壁に
押し込まれるのではなく、内管による先掘孔に外管が押
し込まれるため、長距離削進においても何ら問題なく適
用することができる。さらに曲り掘り削進中でも排土の
取り込みが十分行われるため、大きな押し込み量が得ら
れ、この面からも効率的な曲げ修正を行うことができる
。
第1図ないし第3図は本発明の実施に供される掘削装置
の一例であり、第1図は、縦断面図、第2図は第1図中
■−■に沿う断面図、第3図は第1図中■−■線に沿う
断面図である。第4図(A)および(B)は第1図に示
す装置を用いた曲り掘りの一例を段階的に示す説明図で
ある。第5図(A)ないしくD)は、第1図に示す装置
を用いt二曲り掘りの他の例を段階的に示す説明図であ
る。第6図は本発明工法により滞水砂層を円弧掘りした
際の埋設管の敷設ラインを示した説明図である。第7図
は本発明の実施に供される掘削装置の他の例を示す縦断
面図である。 図において、1は外管、2は内管、9は傾斜面である。
の一例であり、第1図は、縦断面図、第2図は第1図中
■−■に沿う断面図、第3図は第1図中■−■線に沿う
断面図である。第4図(A)および(B)は第1図に示
す装置を用いた曲り掘りの一例を段階的に示す説明図で
ある。第5図(A)ないしくD)は、第1図に示す装置
を用いt二曲り掘りの他の例を段階的に示す説明図であ
る。第6図は本発明工法により滞水砂層を円弧掘りした
際の埋設管の敷設ラインを示した説明図である。第7図
は本発明の実施に供される掘削装置の他の例を示す縦断
面図である。 図において、1は外管、2は内管、9は傾斜面である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 内管と、先端部に管軸線方向で傾斜した傾斜面を有する
外管とからなり、これら外管および内管を回転させなが
ら先端ビットにより掘削を行う二重管式の掘削装置を用
い、下記i)、ii)の掘削を交互に繰り返すことによ
り、管を円弧状に推進させることを特徴とする地中円弧
推進工法。 i)外管および内管を回転させつつ推進し、直線掘りを
行う。 ii)外管の先端部の傾斜面を下向きとし、内管を回転
させ且つ外管を非回転として両管を推進し、上下方向で
の曲り掘りを行う。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1137507A JPH035593A (ja) | 1989-06-01 | 1989-06-01 | 地中円弧推進工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1137507A JPH035593A (ja) | 1989-06-01 | 1989-06-01 | 地中円弧推進工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH035593A true JPH035593A (ja) | 1991-01-11 |
JPH0585718B2 JPH0585718B2 (ja) | 1993-12-08 |
Family
ID=15200285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1137507A Granted JPH035593A (ja) | 1989-06-01 | 1989-06-01 | 地中円弧推進工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH035593A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100451303B1 (ko) * | 2002-05-31 | 2004-10-06 | 유재영 | 좌변기의 좌대 자동 개폐장치 |
CN106884621A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-06-23 | 河南理工大学 | 一种长距离注浆管下管设备 |
-
1989
- 1989-06-01 JP JP1137507A patent/JPH035593A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100451303B1 (ko) * | 2002-05-31 | 2004-10-06 | 유재영 | 좌변기의 좌대 자동 개폐장치 |
CN106884621A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-06-23 | 河南理工大学 | 一种长距离注浆管下管设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0585718B2 (ja) | 1993-12-08 |
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