JPH0345195B2 - - Google Patents
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- JPH0345195B2 JPH0345195B2 JP59240983A JP24098384A JPH0345195B2 JP H0345195 B2 JPH0345195 B2 JP H0345195B2 JP 59240983 A JP59240983 A JP 59240983A JP 24098384 A JP24098384 A JP 24098384A JP H0345195 B2 JPH0345195 B2 JP H0345195B2
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- hole
- tube
- hammer
- propulsion device
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Links
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- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 14
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 239000010865 sewage Substances 0.000 description 5
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は土木工事において、地下に下水用、ケ
ーブル用等の管を埋設するためのボーリング機に
よる埋設管推進装置に関し、特にその孔曲り修正
技術に関するものである。
ーブル用等の管を埋設するためのボーリング機に
よる埋設管推進装置に関し、特にその孔曲り修正
技術に関するものである。
従来の外管内にオーガー軸を内管として用いる
埋設管推進工法は400φ〜1000φ程度の小口径管の
埋設に用いられ、第9図a〜eに示す如く、発進
立抗1にボーリング機3(普通内、外管が回転・
給進できるパワースイベルタイプの二重管ボーリ
ング機が使用される)を設置し、aで外管4aと
内管4b(オーガー軸)を互いに逆回転と同時に
給進せしめてパイロツト孔掘進、bでパイロツト
管4を接続、cで到達後の拡大ビツト5取付、
d,eで孔寄せ拡孔、鞘管またはヒユーム管連
行、到達立坑2側よりジヤツキ6にて補助推進を
行うものである。ただし埋設管がパイロツト管と
同口径の場合はc以下の拡孔の工程は不要の場合
もある。
埋設管推進工法は400φ〜1000φ程度の小口径管の
埋設に用いられ、第9図a〜eに示す如く、発進
立抗1にボーリング機3(普通内、外管が回転・
給進できるパワースイベルタイプの二重管ボーリ
ング機が使用される)を設置し、aで外管4aと
内管4b(オーガー軸)を互いに逆回転と同時に
給進せしめてパイロツト孔掘進、bでパイロツト
管4を接続、cで到達後の拡大ビツト5取付、
d,eで孔寄せ拡孔、鞘管またはヒユーム管連
行、到達立坑2側よりジヤツキ6にて補助推進を
行うものである。ただし埋設管がパイロツト管と
同口径の場合はc以下の拡孔の工程は不要の場合
もある。
しかるにパイロツト孔掘進中に孔曲がりが生じ
た場合は修正ができないのでそれを修正するため
第10図に示す如き埋設管推進装置が使用されて
いた。第10図において7は外管、8は内管で内
管の手前側はスクリユー軸8b、先端側は傾斜ヘ
ツド8aとなつており、傾斜ヘツド8aは外管内
にセンターライザー8cを有し、これにより先端
の振れを防止している。通常掘進時には外管7と
内管8を逆方向に回転しつつ両者を給進するが、
孔曲がりを生じた場合は回転を停止し、そのまま
給進すると、この図の場合傾斜ヘツド8aが図面
の斜め上方に偏心して修正されるので、再び回
転・給進するものである。掘進した排土は外管7
と内管8の間を通りスクリユー軸8bで発進立坑
へ排出される。
た場合は修正ができないのでそれを修正するため
第10図に示す如き埋設管推進装置が使用されて
いた。第10図において7は外管、8は内管で内
管の手前側はスクリユー軸8b、先端側は傾斜ヘ
ツド8aとなつており、傾斜ヘツド8aは外管内
にセンターライザー8cを有し、これにより先端
の振れを防止している。通常掘進時には外管7と
内管8を逆方向に回転しつつ両者を給進するが、
孔曲がりを生じた場合は回転を停止し、そのまま
給進すると、この図の場合傾斜ヘツド8aが図面
の斜め上方に偏心して修正されるので、再び回
転・給進するものである。掘進した排土は外管7
と内管8の間を通りスクリユー軸8bで発進立坑
へ排出される。
しかるに第10図の如き従来の埋設管推進装置
による孔曲がり修正は、掘削する地盤が玉石まじ
りの砂礫層の場合、玉石が大きいと玉石を破枠し
ながら掘進しなければ掘進が困難であるだけでな
く、スクリユーによる排出がむづかしく施工でき
ない。下水管埋設に埋設管推進工法を用いる場
合、下水処理場が川の下流で川の近くに設置され
るケースが多く、川に近い地盤は玉石まじりの砂
礫層であるだけでなく埋設管に自然勾配をつける
必要があるので孔曲がり修正は必要条件である
が、従来の埋設管推進装置を用いては施工できな
かつた。
による孔曲がり修正は、掘削する地盤が玉石まじ
りの砂礫層の場合、玉石が大きいと玉石を破枠し
ながら掘進しなければ掘進が困難であるだけでな
く、スクリユーによる排出がむづかしく施工でき
ない。下水管埋設に埋設管推進工法を用いる場
合、下水処理場が川の下流で川の近くに設置され
るケースが多く、川に近い地盤は玉石まじりの砂
礫層であるだけでなく埋設管に自然勾配をつける
必要があるので孔曲がり修正は必要条件である
が、従来の埋設管推進装置を用いては施工できな
かつた。
そのため、特願昭58−149613号(特開昭60−
59297号公報)として第11図に示す如き埋設管
推進装置が出願されている。
59297号公報)として第11図に示す如き埋設管
推進装置が出願されている。
この装置は、偏心孔を有すると共に、先端に切
削用チツプ10aを固着し偏心孔を有するホイツ
プストツク10bを先端に装着した外管10内
に、手前側(図面で左側)が軸外周に螺旋形の羽
根を有するオーガー軸11aで、その先端がダウ
ンザホールハンマー9である内管11を挿通した
ものであつて、上記発明には記載してないが、孔
曲がりの量および方向の検出には、ダウンザホー
ルハンマー9の手前にはオーガー軸11a内に発
光ダイオード(LED)9aを有するターゲツト
部を装着するものである。そして、通常掘進時に
は内管・外管を互いに逆転せしめると同時に両者
を給進すると共に、ダウンザホールハンマー9を
作動して掘進し、偏心掘進時には上記ホイツプス
トツク10bの偏心孔を利用して孔曲がり修正を
行うものである。
削用チツプ10aを固着し偏心孔を有するホイツ
プストツク10bを先端に装着した外管10内
に、手前側(図面で左側)が軸外周に螺旋形の羽
根を有するオーガー軸11aで、その先端がダウ
ンザホールハンマー9である内管11を挿通した
ものであつて、上記発明には記載してないが、孔
曲がりの量および方向の検出には、ダウンザホー
ルハンマー9の手前にはオーガー軸11a内に発
光ダイオード(LED)9aを有するターゲツト
部を装着するものである。そして、通常掘進時に
は内管・外管を互いに逆転せしめると同時に両者
を給進すると共に、ダウンザホールハンマー9を
作動して掘進し、偏心掘進時には上記ホイツプス
トツク10bの偏心孔を利用して孔曲がり修正を
行うものである。
この埋設管推進装置によれば、簡単な構造で孔
曲がりの修正ができ、従来困難であつた玉石混じ
りの砂礫層で、大きな玉石が散在している場合で
も、下水用等の管を埋設することができる。
曲がりの修正ができ、従来困難であつた玉石混じ
りの砂礫層で、大きな玉石が散在している場合で
も、下水用等の管を埋設することができる。
しかして、孔曲がり修正のため、ボーリング機
を据付けた発進立坑に設置したトランシツトで目
視する発光ダイオード9aは、上記の如くダウン
ザホールハンマー9の手前にしか内装できないの
で、先端のドリルビツト12の曲がりより、相当
遅れて発光ダイオード9aの位置のずれが検出さ
れるので孔曲がりの修正が遅れるという欠点があ
る。
を据付けた発進立坑に設置したトランシツトで目
視する発光ダイオード9aは、上記の如くダウン
ザホールハンマー9の手前にしか内装できないの
で、先端のドリルビツト12の曲がりより、相当
遅れて発光ダイオード9aの位置のずれが検出さ
れるので孔曲がりの修正が遅れるという欠点があ
る。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので
あり、従来の1本のダウンザホールハンマーに替
え、複数のダウンザホールハンマーで形成したマ
ルチハンマー中央に、発光ダイオードを輝点とす
るターゲツト部を挟持せしめたものである。本発
明は、砂礫層、掘削用の埋設管推進装置であつ
て、管中心線に対して傾斜した斜孔を内径とする
ホイツプストツクを先端側に備えた回転可能な外
管と、前記ホイツプストツクの先端部内径と同心
円上に配設した複数のダウンザホールハンマを固
着し前記外管に内挿され前記外管とは独立に回転
及び前後進可能な内管と、前記複数のダウンザホ
ールハンマーの群が囲撓する中央部空間のダウン
ザホールハンマー先端近傍に配設され推進装置発
進端から観測可能に取りつけた発光ダイオードと
を備えたことを特徴とする埋設管推進装置であ
る。
あり、従来の1本のダウンザホールハンマーに替
え、複数のダウンザホールハンマーで形成したマ
ルチハンマー中央に、発光ダイオードを輝点とす
るターゲツト部を挟持せしめたものである。本発
明は、砂礫層、掘削用の埋設管推進装置であつ
て、管中心線に対して傾斜した斜孔を内径とする
ホイツプストツクを先端側に備えた回転可能な外
管と、前記ホイツプストツクの先端部内径と同心
円上に配設した複数のダウンザホールハンマを固
着し前記外管に内挿され前記外管とは独立に回転
及び前後進可能な内管と、前記複数のダウンザホ
ールハンマーの群が囲撓する中央部空間のダウン
ザホールハンマー先端近傍に配設され推進装置発
進端から観測可能に取りつけた発光ダイオードと
を備えたことを特徴とする埋設管推進装置であ
る。
上記構成によりトランシツトで測定する発光ダ
イオードはドリルビツトの近くにセツトされるた
め、マルチハンマーの先端の軸心が少しでも偏心
すると、直ちに発光ダイオードの位置も軸心から
ずれるようになる。
イオードはドリルビツトの近くにセツトされるた
め、マルチハンマーの先端の軸心が少しでも偏心
すると、直ちに発光ダイオードの位置も軸心から
ずれるようになる。
以下、本発明の一実施例を図に基づいて詳細に
説明する。第1図は本発明のマルチハンマーとホ
イツプストツクの一部切断した側断面図、第2図
は同正面図、第3図は本発明に使用するダウンザ
ホールハンマーの一部破断した斜視図、第4図は
ダウンザホールハンマーに使用するドリルビツト
の斜視図、第5図は本願発明の埋設管推進装置の
配置説明図、第6図a〜dは本発明の埋設管推進
装置による作業順序の説明図、第7図a〜dおよ
び第8図a〜dは本発明の埋設管推進装置による
孔曲がり修正の説明図、第12図は本発明の実施
例のターゲツト部の詳細図である。図において従
来例と対応する部分には同一符号を付してその部
分の説明を省略する。
説明する。第1図は本発明のマルチハンマーとホ
イツプストツクの一部切断した側断面図、第2図
は同正面図、第3図は本発明に使用するダウンザ
ホールハンマーの一部破断した斜視図、第4図は
ダウンザホールハンマーに使用するドリルビツト
の斜視図、第5図は本願発明の埋設管推進装置の
配置説明図、第6図a〜dは本発明の埋設管推進
装置による作業順序の説明図、第7図a〜dおよ
び第8図a〜dは本発明の埋設管推進装置による
孔曲がり修正の説明図、第12図は本発明の実施
例のターゲツト部の詳細図である。図において従
来例と対応する部分には同一符号を付してその部
分の説明を省略する。
第3図の本発明に使用するダウンザホールハン
マー9は内部構造において土木工事等に使用する
エアーハンマーと同じであつて、15はエアーを
制御するバルブ、14はシリンダーライナー、1
3はピストン、12はドリルビツトであり、矢印
D方向に供給された圧気はバルブ15を通つてピ
ストン13を前後動せしめた後、ドリルビツト1
2先端の孔を通り、外周の溝12aを経て手前側
(図面では左側)に放出される。ピストン13が
前後動する際ドリルビツト12のシヤンク12c
を打撃して衝撃力を与える。
マー9は内部構造において土木工事等に使用する
エアーハンマーと同じであつて、15はエアーを
制御するバルブ、14はシリンダーライナー、1
3はピストン、12はドリルビツトであり、矢印
D方向に供給された圧気はバルブ15を通つてピ
ストン13を前後動せしめた後、ドリルビツト1
2先端の孔を通り、外周の溝12aを経て手前側
(図面では左側)に放出される。ピストン13が
前後動する際ドリルビツト12のシヤンク12c
を打撃して衝撃力を与える。
第1図および第6図に示すマルチハンマー17
は、第3図に示すダウンザホールハンマー9を3
本とした例であつて、ダウンザホールハンマー9
を同心円上に口金17aの一端に装着し、円筒ス
リーブ18内に装着したもので、他端は第6図に
示すオーガー軸11aがねじ等の手段により連結
されており、前記マルチハンマー17と前記オー
ガー軸11aとで内管21を形成している。円筒
スリーブ18外周には軸方向に複数の帯状センタ
ーライザー18aが形成されている。
は、第3図に示すダウンザホールハンマー9を3
本とした例であつて、ダウンザホールハンマー9
を同心円上に口金17aの一端に装着し、円筒ス
リーブ18内に装着したもので、他端は第6図に
示すオーガー軸11aがねじ等の手段により連結
されており、前記マルチハンマー17と前記オー
ガー軸11aとで内管21を形成している。円筒
スリーブ18外周には軸方向に複数の帯状センタ
ーライザー18aが形成されている。
前記3本のダウンザホールハンマー9で囲まれ
た中心部には発光ダイオード22aを輝点とする
ターゲツト部22が挟持されている。第12図に
示されるように該ターゲツト部22内には発光ダ
イオード22aの電池22bが内装され、上記発
光ダイオード22aの光輝点はマルチハンマー1
7の軸心を通し、これに連結したオーガー中空軸
11aの軸心を通つて、第5図に示す発進立坑1
に設置したトランシツト20により推進装置の発
進端から観測されるものである。
た中心部には発光ダイオード22aを輝点とする
ターゲツト部22が挟持されている。第12図に
示されるように該ターゲツト部22内には発光ダ
イオード22aの電池22bが内装され、上記発
光ダイオード22aの光輝点はマルチハンマー1
7の軸心を通し、これに連結したオーガー中空軸
11aの軸心を通つて、第5図に示す発進立坑1
に設置したトランシツト20により推進装置の発
進端から観測されるものである。
前記マルチハンマー17は、偏心孔を有すると
共に、先端の切削部に切削用チツプ10aを固着
したホイツプストツク10bの上記偏心孔内に回
転自在に嵌装されている。上記ホイツプストツク
10b基端はパイプ10cに連結され上記ホイツ
プストツク10bと上記パイプ10cとで外管1
0を形成している。外管10と内管21は、第5
図に示す如く発進立坑1に据付けたボーリング機
3により互いに逆方向に回転給進せしめられる。
共に、先端の切削部に切削用チツプ10aを固着
したホイツプストツク10bの上記偏心孔内に回
転自在に嵌装されている。上記ホイツプストツク
10b基端はパイプ10cに連結され上記ホイツ
プストツク10bと上記パイプ10cとで外管1
0を形成している。外管10と内管21は、第5
図に示す如く発進立坑1に据付けたボーリング機
3により互いに逆方向に回転給進せしめられる。
図において、10cはパイプ、10bはホイツ
プストツク、2は到達立坑である。
プストツク、2は到達立坑である。
マルチハンマー17を構成するダウンザホール
ハンマー9のドリルビツト12で掘削した、被掘
削土砂や岩石は、ドリルビツト12外周の溝12
aを通り第2図に示すホイツプストツク10bと
円筒スリーブ18の隙間t(この隙間は第2図に
示すセンターライザー18aで確保されている)
を通りオーガー軸11aの螺旋形の羽根によりパ
イプ10c内をボーリング機3方向の発進立坑1
(第5図示)へ排出するよう構成されている。
ハンマー9のドリルビツト12で掘削した、被掘
削土砂や岩石は、ドリルビツト12外周の溝12
aを通り第2図に示すホイツプストツク10bと
円筒スリーブ18の隙間t(この隙間は第2図に
示すセンターライザー18aで確保されている)
を通りオーガー軸11aの螺旋形の羽根によりパ
イプ10c内をボーリング機3方向の発進立坑1
(第5図示)へ排出するよう構成されている。
ドリルビツト12は従来のダウンザホールハン
マー9と同一形状で、第4図に示すようにドリル
ビツト12先端の掘削面12fは軸心と直角で超
硬チツプ12bが多数植込まれている。第4図に
おいて12eはエアー穴、12dはエアーの通る
溝で、ドリルで使用されたエアーは穴12eから
放出され、、溝12dを通り外周の溝12aを経
て掘削孔へ出るが、大きい玉石や岩石を破砕する
場合は、破砕粉がエアーと共に導出されるもので
ある。
マー9と同一形状で、第4図に示すようにドリル
ビツト12先端の掘削面12fは軸心と直角で超
硬チツプ12bが多数植込まれている。第4図に
おいて12eはエアー穴、12dはエアーの通る
溝で、ドリルで使用されたエアーは穴12eから
放出され、、溝12dを通り外周の溝12aを経
て掘削孔へ出るが、大きい玉石や岩石を破砕する
場合は、破砕粉がエアーと共に導出されるもので
ある。
次に本発明の装置を使用した作業順序を説明す
ると、第6図に示す如く、通常掘進時には発進立
坑(第5図参照)に設置したボーリング機(普通
パワースイベルタイプの二重管ボーリング装置が
使用される)でaに示す如く内管21を右回転、
外管10を左回転せしめて、内管21のオーガー
軸11aに装着したマルチハンマー17にオーガ
ー軸心を通り圧気を供給し、該マルチハンマー1
7を作動して、ドリルビツト12,12,12を
打撃すると共に、内管21・外管10を給進す
る。この場合マルチハンマー17は外管10先端
のホイツプストツク10bの偏心孔を挿通してい
るが、ホイツプストツク10bが偏心軸心C−D
を掘進軸E−Dまわりに変化させつつ回転するの
で、第6図aに示す如くドリルビツト12も軸心
C−Dを掘進軸E−Dまわりに変化させつつ掘進
し、上記ホイツプストツク10bと同じ外径を削
孔するものである。この場合孔曲がりがないので
発光ダイオード(以下LEDと称す)の軌跡は、
第7図aおよび第6図a左側に示す如く掘削当初
にセツトした削孔センターすなわちトランシツト
の中心Oを中心として、ホイツプストツク10b
との孔の偏心分に相当する半径の円Aを描く。な
お、第6図aに示す通常掘進の場合、削孔はダウ
ンザホールハンマー9のドリルビツト12で行
い、外管10先端におけるホイツプストツク10
bのチツプ10aでは掘削しない。
ると、第6図に示す如く、通常掘進時には発進立
坑(第5図参照)に設置したボーリング機(普通
パワースイベルタイプの二重管ボーリング装置が
使用される)でaに示す如く内管21を右回転、
外管10を左回転せしめて、内管21のオーガー
軸11aに装着したマルチハンマー17にオーガ
ー軸心を通り圧気を供給し、該マルチハンマー1
7を作動して、ドリルビツト12,12,12を
打撃すると共に、内管21・外管10を給進す
る。この場合マルチハンマー17は外管10先端
のホイツプストツク10bの偏心孔を挿通してい
るが、ホイツプストツク10bが偏心軸心C−D
を掘進軸E−Dまわりに変化させつつ回転するの
で、第6図aに示す如くドリルビツト12も軸心
C−Dを掘進軸E−Dまわりに変化させつつ掘進
し、上記ホイツプストツク10bと同じ外径を削
孔するものである。この場合孔曲がりがないので
発光ダイオード(以下LEDと称す)の軌跡は、
第7図aおよび第6図a左側に示す如く掘削当初
にセツトした削孔センターすなわちトランシツト
の中心Oを中心として、ホイツプストツク10b
との孔の偏心分に相当する半径の円Aを描く。な
お、第6図aに示す通常掘進の場合、削孔はダウ
ンザホールハンマー9のドリルビツト12で行
い、外管10先端におけるホイツプストツク10
bのチツプ10aでは掘削しない。
通常掘進時に孔曲がりが生じた場合には、第7
図bに示す如くLEDの軌跡の円Aが偏心するの
で、ホイツプストツク10bの偏心孔の軸心修正
のため、偏心すべき方向(第6図では上向き)に
セツトする。
図bに示す如くLEDの軌跡の円Aが偏心するの
で、ホイツプストツク10bの偏心孔の軸心修正
のため、偏心すべき方向(第6図では上向き)に
セツトする。
この場合第7図cに示す如く、トランシツトに
現れたLEDの輝点Bを、垂直線上で円Aの上方
に位置するようホイツプストツク10bを少しづ
つ回転せしめて図示の位置にセツトする。次に第
6図bに示す如く外管10を静止した状態で、内
管21のみを回転しつつ、マルチハンマー17を
作動して偏心掘削し、所定の偏心量となつた時、
内管21を停止する。この所定の偏心量を検出す
るには、第7図dに示す如く、輝点Bが上方に移
動し円Aの中心がトランシツトの中心Oと一致し
た時が所定の偏心掘削が終了したものである。
現れたLEDの輝点Bを、垂直線上で円Aの上方
に位置するようホイツプストツク10bを少しづ
つ回転せしめて図示の位置にセツトする。次に第
6図bに示す如く外管10を静止した状態で、内
管21のみを回転しつつ、マルチハンマー17を
作動して偏心掘削し、所定の偏心量となつた時、
内管21を停止する。この所定の偏心量を検出す
るには、第7図dに示す如く、輝点Bが上方に移
動し円Aの中心がトランシツトの中心Oと一致し
た時が所定の偏心掘削が終了したものである。
次に第6図dに示す如く外管10を回転給進し
て偏心を修正することができ、再度修正後の通常
掘進に戻るものである。なお、第6図b〜dに示
す孔曲がり修正時において、マルチハンマー17
を静止した状態でホイツプストツク10bを回
転・給進する場合は、上述した通常掘進と異な
り、先端のチツプ10aで掘削を行うものであ
る。
て偏心を修正することができ、再度修正後の通常
掘進に戻るものである。なお、第6図b〜dに示
す孔曲がり修正時において、マルチハンマー17
を静止した状態でホイツプストツク10bを回
転・給進する場合は、上述した通常掘進と異な
り、先端のチツプ10aで掘削を行うものであ
る。
上記孔曲がり修正は図面との関係で垂直方向の
場合を説明したが、偏心が斜め方向の場合は、第
8図a〜dに示すように行うものである。すなわ
ち第8図aの孔曲がりなしの状態で掘削中は、中
心Oを中心にLEDの輝点の軌跡は円Aを描くが
掘削中斜め右上方に孔曲がりが生じた場合bの如
く偏心するので、cに示す如く外管を止めた時、
輝点Bが目的の中心に向うようにセツトし、dに
示す、円Aの中心がトランシツトの中心Oと一致
するまで、内管マルチハンマー17を先行させ偏
心を修正するものである。
場合を説明したが、偏心が斜め方向の場合は、第
8図a〜dに示すように行うものである。すなわ
ち第8図aの孔曲がりなしの状態で掘削中は、中
心Oを中心にLEDの輝点の軌跡は円Aを描くが
掘削中斜め右上方に孔曲がりが生じた場合bの如
く偏心するので、cに示す如く外管を止めた時、
輝点Bが目的の中心に向うようにセツトし、dに
示す、円Aの中心がトランシツトの中心Oと一致
するまで、内管マルチハンマー17を先行させ偏
心を修正するものである。
以上詳細に説明した如く、本発明によれば、
LDの輝点が従来のものに比べ、ドリルビツト近
くに設定されているので、孔曲がりの状況を速く
キヤツチできるので、少ない変化量の時点で孔曲
がりの修正が可能であり、玉石まじりの砂礫層の
地盤でも、直線的に精度の高い孔を削孔し、パイ
プを埋設することができる。
LDの輝点が従来のものに比べ、ドリルビツト近
くに設定されているので、孔曲がりの状況を速く
キヤツチできるので、少ない変化量の時点で孔曲
がりの修正が可能であり、玉石まじりの砂礫層の
地盤でも、直線的に精度の高い孔を削孔し、パイ
プを埋設することができる。
第1図は本発明のマルチハンマーとホイツプス
トツクの一部切断した断面図、第2図は同じく正
面図、第3図は本発明に使用するダウンザホール
ハンマーの一部破断した斜視図、第4図はダウン
ザホールハンマーに使用するドリルビツトの斜視
図、第5図は本発明の埋設管推進装置の配置説明
図、第6図a〜dは本発明の埋設管推進装置によ
る作業順序の説明図、第7図a〜dおよび第8図
a〜dは本発明の埋設管推進装置による孔曲がり
修正の説明図、第9図a〜eは従来の埋設管推進
装置の説明図、第10図は従来の偏心可能な埋設
管推進装置の説明図、第11図は同じく、偏心可
能な埋設管推進装置の説明図、第12図は本発明
のターゲツト部の一実施例の縦断面図である。 1……発進立坑、2……到達立坑、3……ボー
リング機、4……パイロツト管、4a,7,10
……外管、4b,8,11,21……内管、5…
…拡大ビツト、6……ジヤツキ、8a……傾斜ヘ
ツド、8b……スクリユー軸、8c……センター
ライザー、9……ダウンザホールハンマー、9
a,22a……発光ダイオード、10a……チツ
プ、10b……ホイツプストツク、10c……パ
イプ、11……オーガー軸、12……ドリルビツ
ト、12a……溝、12b……超硬チツプ、12
c……シヤンク、12d……溝、12e……エア
ー穴、12f……掘削面、13……ピストン、1
4……シリンダーライナー、15……バルブ、1
7……マルチハンマー、17a……口金、18…
…円筒スリーブ、18a……センターライザー、
20……トランシツト、22……ターゲツト部、
22b……電池。
トツクの一部切断した断面図、第2図は同じく正
面図、第3図は本発明に使用するダウンザホール
ハンマーの一部破断した斜視図、第4図はダウン
ザホールハンマーに使用するドリルビツトの斜視
図、第5図は本発明の埋設管推進装置の配置説明
図、第6図a〜dは本発明の埋設管推進装置によ
る作業順序の説明図、第7図a〜dおよび第8図
a〜dは本発明の埋設管推進装置による孔曲がり
修正の説明図、第9図a〜eは従来の埋設管推進
装置の説明図、第10図は従来の偏心可能な埋設
管推進装置の説明図、第11図は同じく、偏心可
能な埋設管推進装置の説明図、第12図は本発明
のターゲツト部の一実施例の縦断面図である。 1……発進立坑、2……到達立坑、3……ボー
リング機、4……パイロツト管、4a,7,10
……外管、4b,8,11,21……内管、5…
…拡大ビツト、6……ジヤツキ、8a……傾斜ヘ
ツド、8b……スクリユー軸、8c……センター
ライザー、9……ダウンザホールハンマー、9
a,22a……発光ダイオード、10a……チツ
プ、10b……ホイツプストツク、10c……パ
イプ、11……オーガー軸、12……ドリルビツ
ト、12a……溝、12b……超硬チツプ、12
c……シヤンク、12d……溝、12e……エア
ー穴、12f……掘削面、13……ピストン、1
4……シリンダーライナー、15……バルブ、1
7……マルチハンマー、17a……口金、18…
…円筒スリーブ、18a……センターライザー、
20……トランシツト、22……ターゲツト部、
22b……電池。
Claims (1)
- 1 砂礫層、掘削用の埋設管推進装置であつて、
管中心線に対して傾斜した斜孔を内径とするホイ
ツプストツクを先端側に備えた回転可能な外管
と、前記ホイツプストツクの先端部内径と同心円
上に配設した複数のダウンザホールハンマを固着
し前記外管に内挿され前記外管とは独立に回転及
び前後進可能な内管と、前記複数のダウンザホー
ルハンマーの群が囲撓する中央部空間のダウンザ
ホールハンマー先端近傍に配設され推進装置発進
端から観測可能に取りつけた発光ダイオードとを
備えたことを特徴とする埋設管推進装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24098384A JPS61122394A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 埋設管推進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24098384A JPS61122394A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 埋設管推進装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61122394A JPS61122394A (ja) | 1986-06-10 |
JPH0345195B2 true JPH0345195B2 (ja) | 1991-07-10 |
Family
ID=17067572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24098384A Granted JPS61122394A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 埋設管推進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61122394A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2531513B2 (ja) * | 1986-09-11 | 1996-09-04 | 東急建設株式会社 | 掘進装置 |
JPS63167889A (ja) * | 1986-12-27 | 1988-07-11 | 株式会社 利根ボ−リング | マルチエアハンマ装置 |
JP2619679B2 (ja) * | 1988-04-08 | 1997-06-11 | 日本鋼管株式会社 | 地中削進装置及び該装置による削進方向修正方法 |
JP2006265993A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Raito Kogyo Co Ltd | 地盤の安定化用管体設置工法、トンネルの先受け工法及びそれに用いる掘削装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5835756U (ja) * | 1981-08-31 | 1983-03-08 | 高木産業株式会社 | 浴槽水の強制循環加熱装置 |
JPS58120987A (ja) * | 1982-01-13 | 1983-07-19 | 新技術開発株式会社 | さく孔装置 |
-
1984
- 1984-11-15 JP JP24098384A patent/JPS61122394A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5835756U (ja) * | 1981-08-31 | 1983-03-08 | 高木産業株式会社 | 浴槽水の強制循環加熱装置 |
JPS58120987A (ja) * | 1982-01-13 | 1983-07-19 | 新技術開発株式会社 | さく孔装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61122394A (ja) | 1986-06-10 |
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Legal Events
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