JPH0526154Y2 - - Google Patents

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JPH0526154Y2
JPH0526154Y2 JP18294287U JP18294287U JPH0526154Y2 JP H0526154 Y2 JPH0526154 Y2 JP H0526154Y2 JP 18294287 U JP18294287 U JP 18294287U JP 18294287 U JP18294287 U JP 18294287U JP H0526154 Y2 JPH0526154 Y2 JP H0526154Y2
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drill
inner tube
tube
sheath
guide
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は先端駆動ドリルを用いた小口径推進工
法において、ドリルの掘削方向修正を行うための
機構に関し、特に、所謂湾曲推進工法に好敵な方
向修正機構を提供するものである。
〔従来の技術〕
埋設管の敷設方法として、非開削方式による埋
設管推進工法が広く行われており、そのうちの一
工法として、鞘管と先端に駆動ドリルを備えた内
管とを用い、鞘管先端から突出する駆動ドリルで
掘削しながら内管及び鞘管(埋設管)を推進させ
る工法が知られている。このような推進工法で
は、管の推進方向が計画に対してずれる場合があ
り、この場合その修正を行う必要がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような修正を行うための機構として、本考
案者等は先に特願昭61−309254号(特開昭63−
165696号)により鞘管及び内管の先端側に設けら
れる方向修正用機構を提案した。この機構は、鞘
管先端寄りの内側に鞘管軸線に対して傾きを持つ
ガイド溝を設けるとともに、内管には上記ガイド
溝に係合してその長手方向に沿つて案内されるア
ームを設け、内管を地上等のジヤツキで進退させ
ることによりアームをガイド溝に沿つて動かし、
ドリル(内管)中心を鞘管中心からずらすことに
より方向修正を行うようにしたものである。
しかし、本考案者等がその後検討したところ、
このような機構には、次のような難点があること
が判つた。
(イ) アームをガイド溝にスムーズに出し入れでき
ない。
(ロ) ガイドとアームとの接触部が少ないため、ア
ームが簡単に摩耗し、ガタを生じやすい。
(ハ) ガイド溝内にスライムが溜り易く、このスラ
イムがアームの円滑な移動を妨げ、またドリル
の方向修正精度を出す上での妨げとなる。
〔問題を解決するための手段〕
本考案はこのような問題を解決すべくなされた
もので、その構成は次のとおりである。
方向修正機構は、鞘管先端内側に形成される一
対のドリル方向修正用ガイド面及び内管拘束用ガ
イド面と、内管外面に突出形成される前記各ガイ
ド面用の摺動部とからなつている。
前記ドリル方向修正用の一対のガイド面は、鞘
管先端内側に、鞘管径方向で対向し且つ長手方向
が鞘管軸線に対して互いに反対方向に傾斜するよ
う形成されている。また前記一対の内管拘束用ガ
イド面は、前記一対のドリル方向修正用ガイド面
間の位置に、鞘管径方向で対向し且つ長手方向が
鞘管軸線と平行となるよう形成されている。
また、本考案においては、各ガイド面の鞘管後
端方向側の端部に、内管の摺動部を各ガイド面に
案内するための緩傾斜状のガイド傾斜面を形成す
ることが好ましい。さらに、挿入される内管が、
内管拘束用ガイド面に拘束された後、ドリル方向
修正用ガイド面に拘束されるようにするため、ド
リル方向修正用ガイド面の鞘管後端方向側の端部
が内管拘束ガイド面の端部よりも鞘管先端側に位
置した構造とすることが好ましい。
〔作用〕
本考案によれば、内管の摺動部が各ガイド面上
で摺動するよう内管を鞘管に対して進退させるこ
とによりドリルの方向修正が行われる。ドリル方
向修正用の一対のガイド面は、その長手方向が鞘
管軸線に対して互いに反対方向に傾斜しており、
摺動部のガイド面長手方向における位置を選択す
ることにより、ドリルを左右方向(または上下方
向)で方向修正することができる。すなわち、内
管は両側のドリル方向修正用ガイド面に拘束され
ることによつて鞘管径方向に変位し、鞘管に対し
て偏芯させられる。この状態で内管先端の駆動ド
リルを駆動すると、その偏芯した方向に掘削方向
が修正される。
本考案の機構は、鞘管内面のガイド面とこのガ
イド面を摺動すべき内管側の摺動部とからなるた
め、挿入された内管は、その摺動部をガイド面に
自然に乗り上げさせるような形でガイド部と係合
させることができ、内管のガイド部に対する出し
入れが非常にスムーズに行われる。また、ガイド
面が溝状ではないため、これにスライムが溜るよ
うなことも防止できる。
〔実施例〕
図面は本考案の一実施例を示すもので、1は鞘
管、2は内管であり、該内管2の先端には回転可
能な駆動ドリル3が設けられ、該駆動ドリル3は
先端にパイロツトビツト4、また周方向の複数箇
所に起倒可能なリトラクトビツト5が設けられて
いる。
前記鞘管1の先端寄りの内面両側には、鞘管軸
線に対して互いに反対方向の傾きを持つようにし
て一対のドリル方向修正用のガイド面6a,6b
が対向して設けられている。このガイド面6a,
6bは、それぞれ鞘管内面に突設された広幅の突
条7a,7bにより形成されている。
ガイド面6a,6bは、案内された内管2がそ
の摺動部がガイド面長手方向前半部(入側寄りの
前半部)に位置した状態で鞘管軸線を挟んだ一方
の側に偏位し、摺動部がガイド面長手方向後半部
に位置した状態で鞘管軸線の他方の側に偏位する
ような長さと傾きで構成されている。
ガイド面6a,6bの入口部(鞘管後端方向側
の端部)には内管の摺動部をガイド面に円滑に案
内するための緩傾斜状のガイド傾斜面61a,6
1bが形成されている。
また、ガイド面6bの鞘管先端側の端部には、
摺動部のストツパ部8が突出形成されている。
上記一対のガイド面6a,6b間の鞘管内側に
は、長手方向が鞘管軸線と平行に形成された内管
拘束用の一対のガイド面9a,9bが形成されて
いる。この一対のガイド面9a,9bは、上記ガ
イド面6a,6bが内管を左右方向で拘束する場
合、内管を上下方向で拘束するものである。
ガイド面9a、9bも、それぞれ鞘管内面に突
設された突条10a,10bにより形成されてい
る。また、ガイド面9a,9bの入口部(鞘管後
端方向側の端部)にも内管の摺動部をガイド面に
円滑に案内するための緩傾斜状のガイド傾斜面9
1a,91bが形成されている。
また、本実施例では、挿入された内管が、まず
内管拘束用ガイド面9a,9bに拘束された後、
ドリル方向修正用ガイド面6a,6bに拘束され
るよう、ドリル方向修正用ガイド面6a,6b入
側端部が内管拘束用ガイド9a,9bの入側端部
よりも鞘管先端側に位置するよう構成されてい
る。
内管2の外面周方向には、前記各ガイド面6
a,6b,9a,9bを摺動すべき摺動部11
a,11b,12a,12bが突出形成されてい
る。
まず、ドリル方向修正用ガイド面6a,6bに
拘束されるべき摺動部11a,11bはそれぞれ
一対ずつ設けられ、幅広のガイド面の幅方向両側
に当接し得るようになつている。このように幅広
のガイド面に沿つて各一対の摺動部が拘束される
ことにより、内管を方向修正のために安定してガ
イドすることが可能となる。
内管拘束用ガイド面9a,9bに拘束されるべ
き摺動部12a,12bは、ガイド面9a,9b
とほぼ同じ幅に構成されている。
以上の各摺動部は、その上端が面状に構成さ
れ、各ガイド面に対して広い範囲で面接触できる
ようになつている。また、突起状の各摺動部は、
その前端及び後端が傾斜面13に構成され、摺動
の途中で引掛り等を生じないようにしている。
また、通常の使用状態において下側となる摺動
部12bの両側には、先端面が摺動部12bの面
と略面一か、それよりも内管径方向外方に位置し
た突起部14a,14bが形成されている。
この突起部14a,14bは内管(ドリル)を
鞘管内に挿入する際、その先端が鞘管底部に当接
することにより内管の転りを防止し、内管の各摺
動部が決められた鞘管の各ガイド面に適切に導か
れるようにするものである。
次に本考案の使用方法を説明する。
管の推進作業は、駆動ドリル3を鞘管先端から
突出させ、パイロツトビツト4及びリトラクトビ
ツト5で地中を掘削しながら内管及び鞘管を推進
させることにより行われる。
通常行われる湾曲推進工法では、修正が必要な
ドリル推進方向は、左右方向(横方行)であり、
したがつて、図に示すようにドリル方向修正用ガ
イド面6a,6bが水平方向両側に位置するよう
な状態で推進させる。第2図中実線で示すよう
に、内管2の摺動部11a,11bがドリル方向
修正用ガイド面6a,6bの長手方向略中央部に
位置した状態で、内管2の管軸は鞘管1の管軸に
略一致し、駆動ドリル3は鞘管軸線延長上に沿つ
て地盤を掘削する。
これに対し掘削方向を第2図中A方向に修正す
る場合、内管2をその摺動部11a,11bが図
中A′(ガイド面6a,6bの長手方向前半部の位
置)に位置するよう鞘管1に対して後退させる。
また、逆に掘削方向を第2図中B方向に修正する
場合、内管2をその摺動部11a,11bが図中
B′(ガイド面6a,6bの長手方向後半部の位
置)に位置するよう、鞘管1に対して前進させ
る。
そして、このように摺動部11a,11bの位
置を変えることにより、内管2が鞘管1に対して
左右方向に偏芯し、駆動ドリル3は偏芯した側の
地盤を余計に掘削し、推進される鞘管1は上記掘
削による空間と地盤反力により推進方向を所定の
方向に修正される。
本考案の機構は、鞘管1内面のガイド面6a,
6b,9a,9bとこのガイド面を摺動すべき内
管側の摺動部11a,11b,12a,12bと
からなるため、挿入された内管は、その摺動部を
ガイド面に自然に乗り上げさせるような形でガイ
ド部と係合させることができ、内管2のガイド部
に対する出し入れを非常にスムーズに行わしめる
ことができる。特に、本実施例では各ガイド面の
入側に緩傾斜状のガイド傾斜面61,91が形成
され、しかも、ガイド部に押し込まれる内管2
は、最初内管拘束用ガイド部9a,9bに拘束さ
れた後、ドリル方向修正用ガイド面6a,6bに
拘束される構造であるため、上記出し入れがより
円滑に行われる。
また、本考案では、内管2のガイド部が非溝状
であるため、これにスライムが溜まるようなこと
も適切に防止できる。さらに、鞘管周方向4箇所
のガイド面6a,6b,9a,9bに対し内管2
の各摺動部をスライドさせる構造であるため、ガ
イドに対するスライドを非常に円滑に行わしめる
ことができ、また、これによつて、摺動部の摩耗
を抑え長期間の使用に耐えさせることができる。
また、本考案の機構では、掘削中における内管
の軸回りのねじれの反力は、内管周方向の複数の
摺動部とガイド面との間で適切に受けられること
になる。
なお、上記したような方向修正における内管2
の進退は、例えば鞘管後端及び内管後端をそれぞ
れチヤツクでつかみ、両チヤツクをシリンダ装置
(油圧シリンダ等)で連結し、該シリンダ装置に
より内管を動かすことにより行う。
以上が本考案の基本的且つ好ましい使用方法で
あるが、例えば、鞘管1を図に示されるような状
態から90°回転させた状態、すなわちガイド面6
a,6bを上下に位置するようにして使用する
等、その使用態様は上記実施例に限定されるもの
ではない。
〔考案の効果〕
以上述べた本考案によれば、簡単な構造で、し
かも内管を鞘管に対して進退させるだけで掘削体
及び管の推進方向を容易且つ確実に修正すること
ができる。このような利点に加え、本考案の機構
は鞘管内側の周方向複数のガイド面に対し、内管
の摺動部をスライドさせる構造であるため、内管
のガイド部に対する出し入れを非常にスムーズに
行わしめることができるとともに、摺動部の摩耗
を抑え、長期間ガタを生じさせることなく使用す
ることができる。またガイド部が非溝状であるた
めスライムが溜ることもなく、摺動部を円滑に移
動させることができるとともに、ドリルの方向修
正精度も確保することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は縦断面図、第2図は水平断面図、第3図は第2
図−線に沿う断面図である。 図において、1は鞘管、2は内管、3はドリ
ル、6a,6bはドリル方向修正用ガイド面、9
a,9bは内管拘束用ガイド面、11a,11
b,12a,12bは摺動部を各示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 鞘管と先端駆動ドリルを備えた内管とを用
    い、鞘管先端から突出する駆動ドリルで削進し
    ながら鞘管を推進させる小口径推進工法におけ
    る方向修正機構において、鞘管先端内側に、鞘
    管径方向で対向し、且つ長手方向が鞘管軸線に
    対して互いに反対方向に傾斜して形成されたド
    リル方向修正用の一対のガイド面と、該1対の
    ガイド面間の位置に、鞘管径方向で対向し、且
    つ長手方向が鞘管軸線と平行に形成された内管
    拘束用の一対のガイド面と、前記各ガイド面上
    を摺動すべく内管外面に突出形成された摺動部
    とからなる先端駆動ドリルを用いる小口径推進
    工法における方向修正機構。 (2) 各ガイド面の鞘管後端方向側の端部に、内管
    の摺動部を各ガイド面に案内するための緩傾斜
    状のガイド傾斜面を形成してなる実用新案登録
    請求の範囲(1)記載の先端駆動ドリルを用いる小
    口径推進工法における方向修正機構。 (3) 挿入される内管が、内管拘束用ガイド面に拘
    束された後、ドリル方向修正用ガイド面に拘束
    されるよう、ドリル方向修正用ガイド面の鞘管
    後端方向側の端部が内管拘束用ガイド面の端部
    よりも鞘管先端側に位置してなる実用新案登録
    請求の範囲(1)または(2)記載の先端駆動ドリルを
    用いる小口径推進工法における方向修正機構。
JP18294287U 1987-12-02 1987-12-02 Expired - Lifetime JPH0526154Y2 (ja)

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JPH0190898U JPH0190898U (ja) 1989-06-14
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