JPH066202A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH066202A
JPH066202A JP4106757A JP10675792A JPH066202A JP H066202 A JPH066202 A JP H066202A JP 4106757 A JP4106757 A JP 4106757A JP 10675792 A JP10675792 A JP 10675792A JP H066202 A JPH066202 A JP H066202A
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JP
Japan
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voltage
transistor
pull
output
power supply
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Withdrawn
Application number
JP4106757A
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English (en)
Inventor
Yoshiko Higashide
佳子 東出
Toru Shiomi
徹 塩見
Nobuhiro Tsuda
信浩 津田
Yasuyuki Okamoto
泰之 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH066202A publication Critical patent/JPH066202A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力信号の遷移時間が短くかつ一定で、ノイ
ズが発生しにくい出力バッファ回路を得ることである。 【構成】 バッファ回路3のプルアップトランジスタ
31を制御するプルアップ制御回路1に含まれるNチャ
ネルトランジスタ11のソースを、基準電圧発生回路4
から発生される基準電圧VR E F を受ける基準電圧端子
101に接続する。基準電圧発生回路4は、電源電圧V
ccよりも低くかつ電源電圧Vccに依存しない一定の
基準電圧VR E F を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路に関
し、特に出力バッファ回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、一般的なRAM(Random
Access Memory)の概略的な構成を示す
ブロック図である。図6において、メモリセルアレイ5
1には、複数のワード線および複数のビット線が互いに
交差するように配置され、それらの交点にメモリセルが
設けられる。
【0003】ロウアドレスバッファ52は、外部から与
えられるロウアドレス信号X0〜Xmをロウデコーダ5
3に与える。ロウデコーダ53は、ロウアドレス信号に
応答してメモリセルアレイ51内の1つのワード線を選
択する。カラムアドレスバッファ55は、外部から与え
られるカラムアドレス信号Y0〜Ynをカラムデコーダ
56に与える。カラムデコーダ56は、カラムアドレス
信号に応答してメモリセルアレイ51内の1つのビット
線を選択する。それにより、選択されたワード線と選択
されたビット線との交点に設けられたメモリセルが選択
される。選択されたメモリセルにデータが書込まれ、あ
るいは、そのメモリセルに記憶されたデータが読出され
る。
【0004】R/W制御回路62に外部から与えられる
ライトイネーブル信号/WEおよびチップセレクト信号
/CEがともに“L”になると、データの書込動作が行
なわれる。このとき、書込まれるべき入力データは入力
ピンDQに与えられる。この入力データが、データ入出
力バッファ59およびR/W制回路62を介して書込ド
ライバ61に与えられ、メモリセルアレイ51内の選択
されたメモリセルに書込まれる。書込動作が終了する
と、ビット線負荷回路60によりメモリセルアレイ51
内のビット線が所定の電位に充電される。
【0005】ライトイネーブル信号/WEが“H”にな
ると、データの読出動作が行なわれる。メモリセルアレ
イ51内の選択されたメモリセルに記憶されたデータ
が、センスアンプ58により検出および増幅され、デー
タ入出力バッファ59を介して入出力ピンDQに出力さ
れる。
【0006】なお、図6に示されるRAMでは、入力ピ
ンおよび出力ピンが共通になっている。また、歩留りを
向上させるために、ロウ救済回路54およびカラム救済
回路57のような冗長回路が設けられる。
【0007】図7は、図6のRAMのデータ入出力バッ
ファ59に含まれる従来の出力バッファ回路の構成を示
す回路図である。
【0008】図7の出力バッファ回路は、プルアップ制
御回路1、プルダウン制御回路2およびバッファ回路3
を含む。
【0009】プルアップ制御回路1は、Pチャネルトラ
ンジスタ11,12およびNチャネルトランジスタ1
3,14を含む。トランジスタ11,12は電源電圧V
ccを受ける電源線100とノードN1との間に直列に
接続される。トランジスタ13,14はノードN1と接
地電圧GNDを受ける接地線200との間に並列に接続
される。トランジスタ11,13のゲートには入力信号
DIが与えられる。トランジスタ12,14のゲートに
はアウトプットイネーブル信号/OEが与えられる。
【0010】プルダウン制御回路2は、Pチャネルトラ
ンジスタ21,22およびNチャネルトランジスタ2
3,23を含む。トランジスタ21,22は電源電圧V
ccを受ける電源線100とノードN2との間に直列に
接続される。トランジスタ23,24はノードN2と接
地電圧GNDを受ける接地線200との間に並列に接続
される。トランジスタ21,23のゲートには入力信号
DIと相補な入力信号/DIが与えられる。トランジス
タ22,24のゲートにはアウトプットイネーブル信号
/OEが与えられる。
【0011】バッファ回路3はNチャネルプルアップト
ランジスタ31およびNチャネルプルダウントランジス
タ32を含む。プルアップトランジスタ31は電源電圧
Vccを受ける電源線100とノードN3との間に接続
される。トランジスタ32はノードN3と接地電圧GN
Dを受ける接地線200との間に接続される。トランジ
スタ31のゲートはプルアップ制御回路1のノードN1
に接続され、トランジスタ32のゲートはプルダウン制
御回路2のノードN2に接続される。
【0012】次に、図7の出力バッファ回路の動作を説
明する。ここで、ノードN1の電圧をVG 1 としノード
N2の電圧をVG 2 とする。
【0013】アウトプットイネーブル信号/OEが
“L”(ローデータ)になると、プルアップ制御回路1
内のトランジスタ12およびプルダウン制御回路2内の
トランジスタ22がオンし、プルアップ制御回路1内の
トランジスタ14およびプルダウン制御回路2内のトラ
ンジスタ24がオフする。それにより、この出力バッフ
ァ回路が出力可能状態となる。
【0014】入力信号DIが“L”となりかつ入力信号
/DIが“H”となると、トランジスタ11,23がオ
ンし、トランジスタ13,21がオフする。それによ
り、ノードN1の信号が“H”となり、ノードN2の信
号が“L”となる。したがって、プルアップトランジス
タ31がオンし、プルダウントランジスタ32がオフ
し、ノードN3の出力信号DOが“H”(ハイデータ)
となる。
【0015】この場合、ノードN1の電圧VG 1 は電源
線100の電源電圧Vccと等しくなる。また、ノード
N3の出力電圧VO H は次式で示されるようになる。
【0016】 VO H =VG 1 −Vt h N =Vcc−Vt h N …(1) ここで、Vt h N はプルアップトランジスタ31のしき
い値電圧である。
【0017】入力信号DIが“H”となりかつ入力信号
/DIが“L”となると、トランジスタ11,23がオ
フし、トランジスタ13,21がオンする。それによ
り、ノードN1の信号は“L”となり、ノードN2の信
号は“H”となる。したがって、プルアップトランジス
タ31がオフし、プルダウントランジスタ32がオンす
る。その結果、ノードN3の出力信号DOは“L”とな
る。
【0018】この場合、ノードN2の電圧VG 2 は電源
線100の電源電圧Vccと等しくなる。また、ノード
N3の出力電圧VO H は接地電圧(0V)となる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】図7に示される従来の
出力バッファ回路では、入力信号DIが“H”のときプ
ルアップトランジスタ31のゲート電圧VG 1 が電源電
圧Vccと等しくなり、出力信号DOが“H”の場合の
出力電圧VO H が式(1)に示されるように、電源電圧
Vccに依存する。電源電圧Vccはたとえば5.0V
であり、プルアップトランジスタ31のしきい値電圧V
t h N はたとえば0.2Vである。この場合、出力信号
DOが“H”の場合の出力電圧VO H は4.8Vとな
り、出力信号DOが“L”の場合の出力電圧VO H は0
Vとなる。
【0020】したがって、出力信号DOが“H”から
“L”に変化するときに、出力電圧V O H は4.8Vだ
け変化する。
【0021】このように、出力電圧VO H の変化が大き
いので、出力電圧VO H の遷移時間が長くなり、アクセ
ス時間が長くなるという問題がある。また、出力電圧V
O Hの変化が大きいので、ノイズが発生しやすいという
問題がある。
【0022】また、出力信号DOが“L”の場合に、プ
ルダウントランジスタ32のゲート電圧VG 2 が電源電
圧Vccと等しくなる。たとえば、電源電圧Vccが5
Vであると、プルダウントランジスタ32のゲート電圧
G 2 も5Vとなる。このように、プルダウントランジ
スタ32のゲート電圧VG 2 が高いと、ノードN3から
プルダウントランジスタ32を介して接地線200に引
き込まれる電流の量が多くなる。それにより、出力ノイ
ズが発生しやすいという問題がある。
【0023】この発明の目的は、出力信号の遷移時間が
一定でかつ短くなるとともに、ノイズが発生しにくい半
導体集積回路を得ることである。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体集
積回路は、基準電圧発生手段、制御手段およびバッファ
手段を備える。
【0025】基準電圧発生手段は、電源電圧よりも低い
一定の基準電圧を発生する。制御手段は、基準電圧受
け、入力信号に応答して前記基準電圧を制御信号として
出力する。バッファ手段は、出力ノード、および制御信
号に応答して出力ノードの電圧をプルアップまたはプル
ダウンするトランジスタを含む。
【0026】トランジスタは、電源電圧を供給する電圧
源と出力ノードとの間に接続されかつ制御信号を受ける
制御端子を有するプルアップトランジスタであってもよ
い。
【0027】トランジスタは、接地電圧を供給する電圧
源と出力ノードの間に接続されかつ制御信号を受ける制
御端子を有するプルダウントランジスタであってもよ
い。
【0028】
【作用】この発明に係る半導体集積回路においては、バ
ッファ手段に含まれるトランジスタの制御端子に、電源
電圧よりも低い一定の基準電圧が供給される。そのた
め、そのトランジスタの制御端子の電圧が電源電圧に依
存せず、かつ低くなる。
【0029】したがって、出力信号の遷移時間が一定で
かつ短くなる。また、そのトランジスタに流れる電流の
量が電源電圧によらず一定で、かつ少なくなる。
【0030】
【実施例】(第1の実施例)図1は、この発明の第1の
実施例による出力バッファ回路の構成を示す回路図であ
る。図1の出力バッファ回路は、プルアップ制御回路
1,プルダウン制御回路2およびバッファ回路3を含
む。
【0031】プルアップ制御回路1は、Pチャネルトラ
ンジスタ11,12およびNチャネルトランジスタ1
3,14を含む。トランジスタ11,12,13,14
の接続は、図7に示される接続と同様である。ただし、
トランジスタ11のソースは、基準電圧発生回路4によ
り発生される基準電圧VR E F を受ける基準電圧端子1
01に接続される。
【0032】プルダウン制御回路2は、Pチャネルトラ
ンジスタ21,22およびNチャネルトランジスタ2
3,24を含む。トランジスタ21,22,23,24
の接続は、図7に示される接続と同様である。トランジ
スタ21のソースは、電源電圧Vccを受ける電源線1
00に接続される。
【0033】バッファ回路3はNチャネルプルアップト
ランジスタ31およびNチャネルプルダウントランジス
タ32を含む。プルアップトランジスタ31およびプル
ダウントランジスタ32の接続は図7に示される接続と
同様である。
【0034】基準電圧発生回路4により発生される基準
電圧VR E F は、電源電圧Vccよりも低くかつ基準電
圧Vccに依存しない一定の電圧である。
【0035】次に、図1の出力バッファ回路の動作を説
明する。入力信号DIが“L”となりかつ入力信号/D
Iが“H”となると、トランジスタ11,23がオン
し、トランジスタ13,21がオフする。それにより、
ノードN1の信号が“H”となり、ノードN2の信号が
“L”となる。したがって、プルアップトランジスタ3
1がオンし、プルダウントランジスタ32がオフする。
その結果、ノードN3の出力信号DOが“H”となる。
【0036】この場合、ノードN1の電圧VG 1 は基準
電圧VR E F と等しくなる。したがって、ノードN3の
出力電圧VO H は、 VO H =VR E F −Vt h N …(2) となり、電源電圧Vccにかかわらず一定となる。ここ
で、Vt h N はプルアップトランジスタ31のしきい値
電圧である。
【0037】出力電圧VO H は、スペックを満足するた
めには2.4V以上必要である。したがって、次式の関
係を満足する必要がある。
【0038】 VO H +Vt h N =2.4+Vt h N <VR E F <Vcc …(3) すなわち、上式(3)が満足されるように、基準電圧V
R E F を設定する必要がある。たとえば、電源電圧Vc
cが5Vであり、プルアップトランジスタ31のしきい
値電圧Vt h N が0.2Vであるならば、基準電圧V
R E F は、2.6Vよりも大きくかつ5Vよりも小さく
設定する。
【0039】出力信号が“L”になる場合の動作は、図
7の出力バッファ回路の動作と同様である。
【0040】この実施例では、プルアップトランジスタ
31のゲート電圧VG 1 が、電源電圧Vccよりも低く
かつ電源電圧Vccに依存せず一定となるので、出力電
圧V O H の遷移時間が短くかつ一定になる。したがっ
て、アクセス時間が短く、ノイズも発生しにくくなる。
【0041】(第2の実施例)図2は、この発明の第2
の実施例による出力バッファ回路の構成を示す回路図で
ある。
【0042】図2の出力バッファ回路が図1の出力バッ
ファ回路と異なるのは、プルアップ制御回路1に含まれ
るトランジスタ11のソースが電源電圧Vccを受ける
電源線100に接続され、プルダウン制御回路2に含ま
れるトランジスタ21のソースが基準電圧発生回路4に
より発生される基準電圧VR E F を受ける基準電圧端子
102に接続されている点である。
【0043】基準電圧発生回路4により発生される基準
電圧VR E F は、図1の実施例と同様に、電源電圧Vc
cよりも低くかつ電源電圧Vccに依存しない一定の電
圧である。
【0044】次に、図2の出力バッファ回路の動作を説
明する。出力信号DOが“H”になる場合の動作は、図
7の出力バッファ回路の動作と同様である。
【0045】入力信号DIが“H”となりかつ入力信号
/DIが“L”となると、トランジスタ11,23がオ
フし、トランジスタ13,21がオンする。それによ
り、ノードN1の信号が“L”となり、ノードN2の信
号が“H”となる。したがって、プルアップトランジス
タ31がオフし、プルダウントランジスタ32がオンす
る。その結果、ノードN3の出力信号DOが“L”とな
る。
【0046】この場合、ノードN2の電圧VG 2 は基準
電圧VR E F と等しくなる。したがって、プルダウント
ランジスタ32のゲート電圧VG 2 は電源電圧Vccよ
りも低くかつ電源電圧Vccにかかわらず一定となる。
その結果、ノードN3からプルダウントランジスタ32
を介して接地線200に引き込まれる電流の量が少なく
かつ一定となる。したがって、ノイズが発生しにくくな
る。
【0047】この実施例においては、基準電圧VR E F
について、式(3)により与えられるような制限はな
い。
【0048】(第3の実施例)図3は、この発明の第3
の実施例による出力バッファ回路の構成を示す回路図で
ある。
【0049】図3の出力バッファ回路が図1の出力バッ
ファ回路と異なるのは、バッファ回路3に含まれるNチ
ャネルプルアップトランジスタ31の代わりにバイポー
ラトランジスタ33を設けた点である。その他の部分の
構成は、図1に示される構成と同様である。
【0050】次に、図3の出力バッファ回路の動作を説
明する。入力信号DIが“L”となりかつ入力信号/D
Iが“H”となると、ノードN1の信号が“H”とな
り、ノードN2の信号が“L”となる。それにより、ノ
ードN3の出力信号DOが“H”となる。この場合、ノ
ードN1の電圧VG 1 は基準電圧VR E F と等しくな
る。それにより、ノードN3の出力電圧VO H は次式で
表わされる。
【0051】 VO H =VR E F −VB E …(4) ここで、VB E はバイポーラトランジスタ33のベース
・エミッタ間電圧である。出力電圧VO H は、スペック
を満足するためには2.4V以上必要である。したがっ
て、次式の関係を満足する必要がある。
【0052】 2.4<VO H =VR E F −VB E …(5) 式(5)より、次式が成立する。
【0053】 2.4+VB E <VR E F <Vcc …(6) 式(6)を満足するように基準電圧VR E F の値を設定
する必要がある。たとえば、電源電圧Vccが5Vであ
り、バイポーラトランジスタ33のベース・エミッタ間
電圧VB E が0.8Vであるならば、基準電圧VR E F
は、3.2Vよりも大きくかつ5Vよりも小さく設定す
る必要がある。
【0054】出力信号DOが“L”になる場合の動作
は、図7の出力バッファ回路の動作と同様である。
【0055】バイポーラトランジスタ33のベース電圧
が電源電圧Vccよりも低くかつ電源電圧Vccに依存
せず一定となる。したがって、出力電圧VO H の遷移時
間が短くかつ一定になる。
【0056】(第4の実施例)図4は、この発明の第4
の実施例による出力バッファ回路の構成を示す回路図で
ある。
【0057】図4の出力バッファ回路においては、プル
アップ制御回路1に含まれるトランジスタ11のソース
が基準電圧発生回路4により発生される基準電圧V
R E F を受ける基準電圧端子101に接続され、かつプ
ルダウン制御回路に含まれるトランジスタ21のソース
が基準電圧発生回路4により発生される基準電圧V
R E Fを受ける基準電圧端子102に接続されている。
その他の部分の構成は、図1の出力バッファ回路の構成
と同様である。
【0058】出力信号DOが“H”になる場合の動作
は、図1の出力バッファ回路の動作と同様であり、出力
信号DOが“L”になる場合の動作は、図2の出力バッ
ファ回路の動作と同様である。
【0059】この実施例においては、出力信号DOが
“H”となる場合に、出力電圧VO Hが低くなりかつ電
源電圧Vccにかかわらず一定となる。また、出力信号
DOが“L”になる場合に、ノードN3からプルダウン
トランジスタ32を介して接地線200に引き込まれる
電流が少なくかつ一定となる。
【0060】図1ないし図4の実施例において、基準電
圧端子101に与えられる基準電圧VR E F および基準
電圧端子102に与えられる基準電圧VR E F は必ずし
も同じ電圧でなくてもよい。
【0061】図5は、基準電圧発生回路4の構成の一例
を示す回路図である。図5の基準電圧発生回路4は、バ
ンドギャップリファレンス回路で構成される。
【0062】基準電圧発生回路4は、抵抗R1,R2,
R3,R4およびバイポーラトランジスタQ1,Q2,
Q3,Q4,Q5を含む。高電位側電源線41は電源電
圧Vccを受ける。低電位側電源線42は接地電圧GN
Dを受ける。出力端子43に基準電圧VR E F が出力さ
れる。
【0063】次に、図5の基準電圧発生回路4の動作を
式を用いて説明する。R1 ,R2 ,R3 ,R4 はそれぞ
れ抵抗R1,R2,R3,R4の抵抗値であり、I1
2,I3 ,I4 はそれぞれ抵抗R1,R2,R3,R
4に流れる電流の値である。また、VB E 1
B E 2 ,VB E 3 ,VB E 4 ,VB E 5 はそれぞれト
ランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5のベース・エ
ミッタ間電圧を表わす。なお、バイポーラトランジスタ
Q1,Q2,Q3,Q4,Q5の電流増幅率は十分に大
きいので、ベース電流は無視することができる。
【0064】出力端子43と低電位側電源線42との間
の電位差VD I F は、バイポーラトランジスタQ5のベ
ース・エミッタ間電圧VB E 5 と抵抗R4の両端の電位
差との和であるので、次式が成立する。
【0065】 VD I F =VR E F −GND=VR E F =VB E 5 +R4 ・I4 …(7) また、高電位側電源線41と低電位側電源線42との間
の電位差は、抵抗R1の両端の電位差とバイポーラトラ
ンジスタQ2のベース・エミッタ間電圧VB E 2 と抵抗
R2の両端の電位差とバイポーラトランジスタQ1のベ
ース・エミッタ間電圧VB E 1 との和であるので、次式
が成立する。
【0066】 Vcc−GND=R1 ・I1 +VB E 2 +R2 ・I2 +VB E 1 …(8) さらに、高電位側電源線41と低電位側電源線42との
間の電位差は、抵抗R1の両端の電位差とバイポーラト
ランジスタQ4のベース・エミッタ間電圧VB E 4 と抵
抗R4の両端の電位差とトランジスタQ5のベース・エ
ミッタ間電圧V B E 5 との和でもあるので、次式が成立
する。
【0067】 Vcc−GND=R1 ・I1 +VB E 4 +R4 ・I4 +VB E 5 …(9) 式(8)および式(9)から、抵抗R4の両端の電位差
は、次のようになる。
【0068】 R4 ・I4 =VB E 1 +VB E 2 +R2 ・I2 −VB E 4 −VB E 5 …(10) 式(10)を式(7)に代入すると、次式のようにな
る。
【0069】 VD I F =VR E F =VB E 1 +VB E 2 −VB E 4 +R2 ・I2 …(11) ここで、バイポーラトランジスタQ5のベース・エミッ
タ間電圧VB E 5 はバイポーラトランジスタQ3のベー
ス・エミッタ間電圧VB E 3 と抵抗R3の両端の電位差
との和でもあるので、次式が成立する。
【0070】 VB E 5 =VB E 3 +R3 ・I3 …(12) バイポーラトランジスタQ1およびバイポーラトランジ
スタQ3のベース電流は電流I2 および電流I3 に比べ
て十分に小さく、無視できるので、次式が成立する。
【0071】 I2 ≒I3 …(13) 式(12)および式(13)より、抵抗R2の両端の電
位差は次式のようになる。
【0072】 R2 ・I2 ≒R2 ・I3 =(VB E 5 −VB E 3 )・R2 /R3 …(14) したがって、式(11)および(14)より、次式が成
立する。
【0073】 VR E F =VB E 1 +VB E 2 −VB E 4 +(VB E 5 −VB E 3 )・R2 /R3 …(15) 電源電圧Vccの変化により各電流値は変化するが、ベ
ース・エミッタ間電圧の電流による変化は非常に小さ
い。そのため、式(15)より、基準電圧VR E F は電
源電圧Vccの変化によらず一定となることがわかる。
【0074】なお、上記実施例では、基準電圧発生回路
4をバイポーラトランジスタおよび抵抗を用いたバンド
ギャップリファレンス回路により構成しているが、基準
電圧発生回路4として、MOSトランジスタ等により構
成された回路を用いてもよい。
【0075】上記の実施例の出力バッファ回路は、たと
えば図6に示されるようなRAMのデータ入出力バッフ
ァに用いられるが、それに限られず、その他の種々の回
路に用いることができる。
【0076】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、バッフ
ァ手段に含まれるトランジスタの制御端子に電源電圧よ
りも低くかつ電源電圧に依存しない一定の基準電圧が供
給される。それにより、出力振幅が小さくかつ電源電圧
によらず一定となる。したがって、出力信号の切換速度
が速くなり、かつノイズが低減される。
【0077】また、出力電流も小さくかつ電源電圧によ
らず一定となる。したがって、ノイズを低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による出力バッファ回路の構成を
示す回路図である。
【図2】第2の実施例による出力バッファ回路の構成を
示す回路図である。
【図3】第3の実施例による出力バッファ回路の構成を
示す回路図である。
【図4】第4の実施例による出力バッファ回路の構成を
示す回路図である。
【図5】基準電圧発生回路の構成の一例を示す回路図で
ある。
【図6】一般的なRAMの概略的な構成を示すブロック
図である。
【図7】従来の出力バッファ回路の構成を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
1 プルアップ制御回路 2 プルダウン制御回路 3 バッファ回路 4 基準電圧発生回路 11,12,21,22 Pチャネルトランジスタ 13,14,23,24 Nチャネルトランジスタ 31 Nチャネルプルアップトランジスタ 32 Nチャネルプルダウントランジスタ 33 バイポーラトランジスタ Vcc 電源電圧 VR E F 基準電圧 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 泰之 兵庫県伊丹市荻野1丁目132番地 大王電 機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧よりも低い一定の基準電圧を発
    生する基準電圧発生手段と、 前記基準電圧を受け、入力信号に応答して前記基準電圧
    を制御信号として出力する制御手段と、 出力ノード、および前記制御信号に応答して前記出力ノ
    ードの電圧をプルアップまたはプルダウンするトランジ
    スタを含む出力バッファ手段とを備えた、半導体集積回
    路。
  2. 【請求項2】 前記トランジスタは、電源電圧を供給す
    る電圧源と前記出力ノードとの間に接続されかつ前記制
    御信号を受ける制御端子を有するプルアップトランジス
    タを含む、請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記トランジスタは、接地電圧を供給す
    る電圧源と前記出力ノードとの間に接続されかつ前記制
    御信号を受ける制御端子を有するプルダウントランジス
    タを含む、請求項1記載の半導体集積回路。
JP4106757A 1992-04-24 1992-04-24 半導体集積回路 Withdrawn JPH066202A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08153389A (ja) * 1994-02-04 1996-06-11 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 電圧調整プレドライブ機構を含むオフチップ・ドライバ
KR100411024B1 (ko) * 2001-06-29 2003-12-12 주식회사 하이닉스반도체 출력 회로

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