JPH0456855B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0456855B2
JPH0456855B2 JP59181680A JP18168084A JPH0456855B2 JP H0456855 B2 JPH0456855 B2 JP H0456855B2 JP 59181680 A JP59181680 A JP 59181680A JP 18168084 A JP18168084 A JP 18168084A JP H0456855 B2 JPH0456855 B2 JP H0456855B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
same
organic compound
group
linear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59181680A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6160734A (ja
Inventor
Takayuki Ogata
Hiroyuki Yanagi
Hikari Horimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP18168084A priority Critical patent/JPS6160734A/ja
Publication of JPS6160734A publication Critical patent/JPS6160734A/ja
Publication of JPH0456855B2 publication Critical patent/JPH0456855B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、特定の重合体及び特定の有機化合物
からなる液晶性組成物に関する。 生体のエネルギー摂取や代謝物処理は、生体膜
を介して行なわれている。近年、生体膜に類似す
る合成有機化合物の研究が進められており、直鎖
疎水基とイオン性基を有する合成有機化合物のう
ち一部のものが、水中で生体膜と類似の構造をと
ることが報告されている。これらの合成有機化合
物は、生体膜と類似した機能、例えば、液晶性や
色素吸着性等の機能を有しており、合成生体膜と
しての可能性を示している。 しかし、前記の合成有機化合物によつて形成さ
れる生体膜と類似の構造は、前記の合成有機化合
物が水中に分散して、あたかも濃厚な石けん水の
如き状態で存在することによつて得られるため、
そのままの形で実用的に使用することは極めて困
難である。 そこで、生体膜と類似の構造が崩れないような
方法で、前記の合成有機化合物を固定化し、その
取扱いを容易にしようとする方法が試みられてい
る。その方法の一つとして、前記の有機化合物を
ポリ塩化ビニルと混合して膜状物に成形すること
が行なわれている。しかしながら、前記の合成有
機化合物とポリ塩化ビニルの混合は常温では困難
であり、また、温度を50℃以上に上げる混合可能
であるがポリ塩化ビニルの分解が生じ紫色に変色
するいう欠点有している。さらに、合成有機化合
物の含量が少量の混合物しか得られず、生体膜と
しての機能が十分に発揮されないという欠点を有
している。 発明者らは、上記の欠点を解決すべく研究を重
ねた結果、特定の重合体と特定の合成有機化合物
とより、生体膜としての機能が十分に発揮され、
安定性に優れた組成物が得られることを見い出し
本発明を完成させるに至つた。 即ち本発明は (i) セルロースエーテル 及び (ii) 下記〜から選ばれた1種の有機化合物よ
りなる液晶性組成物。 (但し、R1及びR2は同種又は異種の炭素数6
〜30の直鎖アルキル基又はそのハロゲン置換体で
あり、R3及びR4は同種又は異種の炭素数1〜4
のアルキル基、又はその水酸基による置換体であ
り、Xはハロゲン原子である。) 〔但し、R1、R3及びXは前記と同じであり、
Aは、(−B)−j(−CH2)−k (但し、Bは
【式】
【式】
【式】又は
【式】であり、jは0または1で あり、kは正の整数である。) であり、h及びiは正の整数であり、R3及びR4
は前記と同じであり、R5は炭素数1〜4のアル
キル基、又はその水酸基による置換基体である。〕 (但し、R1、R2、R3、R4、R5、A及びXは前
記と同じであり、lは1又は2、mは0又は1で
ある) 〔但し、R3、R4、R5及びXは前記と同じであ
り、R6は炭素数4〜30のアルキル基、アルキル
オキシ基、若しくはアルキルオキシカルボニル基
又はこれらのハロゲン置換体であり、 Dは
【式】
【式】
【式】
【式】(但し、Fは −N=CH−、−N=N−、−CH=CH−、
【式】 【式】
【式】−O −、
【式】
【式】−NHCH2−、
【式】
【式】
【式】 又は
【式】であり、pは0又は1であ る。)であり、Eは(−CH2)−q又は −O(−CH2)−rである。(但し、q、rは正の整
数である。)〕 本発明の液晶性組成物の主成分の1つはセルロ
ースエーテルである。本発明で好適に用いられる
セルロースエーテルは、下記一般式 〔但し、式中、OR1,OR2及びOR3はヒドロキシ
ル基又は同種或いは異種のエーテル基である。エ
ーテル基は、OR、OCH2COOM,O(−
CH2CH2O)−nH及びO(−CH2CH(CH3)O)−o
(但し、Rはアルキル基、Mはアルカリ金属であ
り、m及びnは共に整数を示す。)よりなる基で
ある。〕で示される繰返し単位よりなる重合体で
ある。 前記一般式中、Rで示されるアルキル基は、炭
素数に特に制限されないが、入手の容易さから、
メチル基、エチル基であることが好ましい。ま
た、前記一般式中、Mはアルカリ金属であれば良
いが、ナトリウム原子のものが入手しやすい。さ
らにまた、m及びnは1〜4の整数であることが
好ましい。 本発明で使用されるセルロースエーテルの分子
量は特に制限されないが、原料の入手の容易さを
堪案すれば、粘度平均分子量が3000〜170000のも
のが好適に用いられる。また、該セルロースエー
テルのM.S.の値は、その溶媒への溶解性を考慮
し、1.6以上であることが望ましい。ここでいう
M.S.とは、無水グルコース単位当りセルロース
に結合するエーテル基の平均符加モル数である。 本発明に於いて好適に使用されるセルロースエ
ーテルを具体的に例示すれば、次のとおりであ
る。 ナトリウムカルボキシセルロース、メチルセル
ロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルヒ
ドロキシエチルセルロース等が挙げられる。また
該セルロースエーテルと本発明の液晶性組成物の
もう1つの成分との相溶性を堪案すると、ヒドロ
キシプロピルセルロースが最も好適に使用され
る。 本発明の液晶性組成物の成分の他の1つは、複
数の直鎖疎水基、または剛直性部分を連鎖中に含
む少くとも1つの直鎖疎水基を有し、かつ第4級
アンモニウム基を有する有機化合物(以下、直鎖
有機化合物と略称する)である。 本発明において直鎖疎水基は、得られる組成物
の液晶性及び原料の入手の容易さから炭素数4〜
30の直鎖アルキル基またはそのハロゲン置換体で
あることが好ましい。尚、本発明でいう直鎖疎水
基とは、完全に直鎖状のものの他に、炭素数2個
迄の分岐を有する分枝状のものをも含んだ意味で
使用される。 本発明の直鎖有機化合物の一つは、複数の直鎖
疎水基を有するものである。該直鎖疎水基が1つ
であると疎水性が十分でなく、得られる組成物が
液晶性とはなり難い。直鎖疎水基の数は2つ以上
であれば良いが、直鎖有機化合物の入手の容易さ
から、2つ又は3つであることが好ましい。 また、本発明の直鎖有機化合物の他の一つは、
剛直性部分を連鎖中に含む少くとも1つの直鎖疎
水基を有するものである。 本発明において剛直性部分とは、次の,及
びに示す基をいう。 直結あるいは、炭素−炭素多重結合、炭素−
窒素多重結合、窒素−窒素多重結合、エステル
結合、アミド結合等を介して連結された少なく
とも2個の芳香環で構成される2価の基 このような基を具体的に示せば、例えば、 等の2価の基が挙げられる。 2個の芳香環の結合が複数であるが、複数原
子間の単結合であつて、その回転がエネルギー
的に束縛を受けている2価の基 このような基を具体的に示せば、例えば、 等の2価の基が挙げられる。 芳香環が縮合環を形成しているもので、この
縮合環が多分子間で積層した場合に、その回転
が互いに立体的に束縛を受けている2の基 このような基を具体的に例示すると、
【式】
【式】
【式】 等の2価の基が挙げられる。 剛直性部分を連鎖中に含む少くとも1つの直鎖
疎水基を有する直鎖有機化合物の直鎖疎水基の炭
素数は、剛直性部分及び、剛直性部分と該直鎖疎
水基との結合部分を除いた部分の炭素数を意味す
る。上記、剛直性部分と直鎖疎水基との結合部分
は、一般に炭素−炭素単結合、エステル結合、エ
ーテル結合が好適である。 剛直性部分を連鎖中に含む直鎖疎水基は、含ヒ
ドロキシル基重合体との混合およびその後の成形
加工の面から、また液晶性組成物の安定性の面か
ら該直鎖有機化合物中に1つ含まれている場合が
最も好ましい。 本発明の直鎖有機化合物中に含まれる第4級ア
ンモニウム基の数は得られる液晶性組成物の成形
加工性の点から、1つであることが好ましい。 本発明で用いる有機化合物を具体的に示せば下
記の〜で示す有機化合物である。 〔但し、R1,R2は同種又は異種の炭素数6〜30
直鎖アルキル基又はそのハロゲン置換体であり、
R3,R4は同種又は異種の炭素数1〜4のアルキ
ル基、又はそのハロゲン原子及び/又は水酸基に
よる置換体であり、Xはハロゲン原子である。〕 〔但し、R1,R2及びXは上記と同じであり、A
は、(−B)−j(−CH2)−k (但し、Bは
【式】
【式】
【式】又は
【式】であり、jは0又は1であ り、kは正の整数である。) であり、h,iは正の整数である。R3,R4,R5
は上記のR3及びR4の説明と同じである。〕 〔但し、R1,R2,R3,R4,R5A及びXは上記と
同じであり、lは1又は2、mは0又は1であ
る。〕 〔但し、R3,R4,R5及びXは上記と同じであり、
R6は炭素数4〜30のアルキル基、アルキルオキ
シ基、若しくはアルキルオキシカルボニル基又は
これらのハロゲン置換体であり、 Dは
【式】
【式】
【式】〕
【式】(但し、Fは−N= CH−.−N=N−. −CH=CH−.
【式】
【式】
【式】−O−.
【式】
【式】−NHCH2−.
【式】
【式】
【式】又は
【式】であり、pは0又は1である。) であり、Eは(−CH2)−q又は−O−(CH2)−rであ
る。(し、q,rは正の整数である。)) 上記一般式〔B〕及び〔E〕中、k,n,q及
びrは正の整数であれば良いが、一般には原料の
入手の容易さから1〜16であることが好ましい。
また、上記一般式〔B〕中、h及びiは、正の整
数を何ら制限なく取り得るが、一般には原料の入
手の容易さから1〜4であることが好ましい。さ
らに、上記一般式〔A〕、〔B〕、〔C〕及び〔E〕
中、R1、R2、R3、R4、R5、及びR6で示されるハ
ロゲン置換アルキル基のハロゲン原子B及びXで
示されるハロゲン原子としては、フツ素、塩素、
臭素、ヨウ素の原子が挙げられる。 本発明の液晶性組成物の成分であるセルロース
エーテルと直鎖有機化合物の組成は、特に制限さ
れず、いかなる組成であつても良いが、得られる
組成物の液晶性及び強度を考慮して、一般には
(セルロースエーテル)/(直鎖有機化合物)の
重量比が0.1〜0.9の範囲より好ましくは0.2〜0.8
の範囲が好適に採用される。 本発明の液晶性組成物の製造方法は特にに限定
されずどのような方法であつてもよ。一般に好適
な製造方法を例示すると以下のとりである。 即ち、予めセルロースエーテルと直鎖有機化合
物を、これらを溶解する溶媒中で混合し、それを
溶媒蒸発法により凝固させる方法が挙げられる。
用いられる溶媒としては、水が最も好適である
が、水と混和可能な有機溶媒、例えばメタノー
ル、エタノール、アセトン、ジメチルホルムアミ
ド、テトラヒドロフラン、ジオキサン等を、セル
ロースエーテル及び直鎖有機化合物が溶解する範
囲で含むことができる。 溶媒中のセルロースエーテルと直鎖有機化合物
の濃度は、溶媒の除去に要する時間や溶液の粘度
等を勘案して、通常は0.001〜10wt%の範囲から
選択するのが好ましい。 溶媒の除去には、一般に風乾、加熱乾燥、減圧
乾燥等が採用される。 このようにして製造された本発明の液晶性組成
物は一般に無色、白色或いは淡黄色の固体であ
り、液晶性を示す。液晶性を示す温度範囲は、直
鎖有機化合物の種類、及び組成比にもよるが−20
〜00℃の範囲内である。 前記液晶性は一般に、光学的及びまたは熱的な
測定によつて確認される。光学的な測定とは一般
に偏光顕微鏡を用いて液晶形成による異方性相に
よつて確認される。また熱的な測定とは、例えば
示差走査熱量計による測定が挙げられる。これに
より、もし液晶ならば固体から液晶への転移に伴
なう熱量及び液晶から等方的液体への転移に伴な
う熱が観測され、液晶性が確認きれる。本発明の
液晶性組成物は、液晶性を示すことを応用して、
例えばデイスプレイ装置、各種センサー、生体膜
研究における実験材料などへの利用が可能とな
る。 本発明の液晶性組成物は、膜状物に成形するこ
とができる。膜状物に成形する方法としては、例
えば次の方法が挙げられる。 本発明の液晶性組成物を溶解する溶媒に溶か
し、適当な基板上に流延させた後、溶媒を除去せ
しめて膜状物を得る。ここで使用きれる溶媒とし
ては、既述の溶媒が用いられる。また、溶媒の除
去も既述の方法と同様の方法が用いられる。 勿論、本発明の液晶性組成物を得る際に、溶媒
に溶解したセルロースエーテルと直鎖有機化合物
を、基板上に流延させることによつて膜状物を成
形することもできる。 このようにして得られた膜状物は、一般に0.1μ
〜5mmの厚さを有する。この膜状物は、実用的に
十分な強度を備え、また生体膜としての機能を保
持しているという点に工業的利点がある。 以上述べてきたように本発明の液晶性組成物
は、生体膜に類似した機能を有する直鎖有機化合
物を固定させ極めて容易に取り扱うことができる
ものである。 以下に本発明をさらに具体的に説明するために
実施例を挙げるが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。 尚、以下の実施例に於ては特に特記しない限
り、メチルセルロースは、メチルセルロースSM
−400(商品名:信越化学社製)、ヒドロキシエチ
ルセルロースはセロサイズQP−4400(商品名:ユ
ニオンカーバイド社製)、ヒドロキシプロピルセ
ルロースはヒドロキシプロピルセルロースM(商
品名:日本曹達社製)、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースはヒドロキシロピルメチルセルロー
ス65SH−4000(商品名:信越化学社製)をそれぞ
れ用いた。 実施例 1 化合物 120mgを水6mlに超音波分散させ石けん状の溶液
を得た。ヒドロキシプロピルセルロース80mgを水
4mlに溶解した。両者を混合した後直径6cmガラ
ス製シヤーレに流延した。水を20℃、大気圧の条
件下で蒸発させ厚さ50μmの均一で透明な膜状物
を得た。元素分析により組成比(直鎖有機化合
物/セルロースエーテル、重量比)として1.5の
値を得た。 この膜状物を偏光顕微鏡で観祭したところ異方
性相が観察された。また示差走査熱量計によつて
昇温時に53℃に結晶−液晶転移の吸熱が観測され
た。 以上のことより、本発明の組成物が液晶性を示
すことが明らかとなつた。 実施例 2 化合物 を表1に示す量水10mlに超音波分散させ石けん状
の溶液を得た。別に表1に示す量のヒドロキシプ
ロピルセルロースを水10mlに溶解した。両者を混
合した後表1に示す条件で水を蒸発させ透明な膜
状物を得た。結果を表1に示す。これらの膜状物
について、実施例1と同様な方法により液晶性を
確認した。
【表】 実施例 3 表2に示直鎖有機化合物120mgと、表2に示す
セルロースエーテル80mgを用いた以外は実施例1
と同様な方法で膜状物を得た。結果を表2に示
す。これらの膜状物について実施例1と同様な方
法により液晶性を示すことを確認した。
【表】 実施例 4 化合物 120mgを水6mlに超音波分散し石けん状の溶液を
得た。ヒドロキシプロピルセルロース80mgを水4
mlに溶解した。両者を混合した後、直径6cmのガ
ラス製シヤーレに流延した。水を10℃、大気圧の
条件下で蒸発させ、厚さ51μmの透明な膜状物を
得た。元素分析により組成比(直鎖有機化合物/
セルロースエーテル、重量比)として、1.5の値
を得た。この膜状物を偏光顕微鏡で観察したとこ
ろ異方性相が観察された。また示差走査熱量計に
よつて昇温時に、27℃に結晶−液晶転移の吸熱が
観測された。 実施例 5 実施例4と同様な方法で表3に示す直鎖有機化
合物120mgと表3に示すセルロースエーテル80mg
とから膜状物を得た。結果を表3に示す。これら
の膜状物について実施例4と同様な方法により液
晶性を確認した。
【表】 実施例 6 化合物 240mgを水10mlに超音波分散させ石けん状の溶液
を得た。ヒドロキシプロピルセルロース160mgを
水8mlに溶解した。両者を混合した後直径12cmの
テフロン製シヤーレに流延した。水を10℃、大気
圧の条件下で蒸させ、厚さ45μmの透明な膜状物
を得た。元素分析により、組成比(直鎖有機化合
物/セルロースエーテル、重量比)として1.5の
値を得た。 この膜状物を偏光顕微鏡で観祭したところ、異
方性相が観察された。また示差走査熱量計によつ
て昇温時に75℃に結晶−液晶転移の吸が観測され
た。 実施例 7 表4に示す直鎖有機化合物240mgと表4に示す
セルロースエーテル160mgを用いた以外は実施例
6と同様な方法で膜状物を得た。結果を表4に示
す。これらの膜状物について実施例6と同様な方
法により液晶性を示すことを確認した。
【表】 実施例 8 化合物 360mgを水15mlに超音波分散させ石けん状の溶液
を得た。ヒドロキシプロピルセルロース240mgを
水12mlに溶解した。両者を混合した後直径10cmの
ガラス製シヤーレに流延した。水を25℃、大気圧
の条件下で蒸発させ透明な膜状物を得た。元素分
析により組成比(直鎖有機化合物/セルロースエ
ーテル、重量比)として1.5の値を得た。この膜
状物を偏光顕微鏡で観察したところ、異方性相が
観察された。また示差走査熱量計によつて昇温時
に55℃に結晶−液晶転移の吸熱が観測された。 実施例 9 表5に示す直鎖有機化合物360mgと表5に示す
セルロースエーテル240mgを用いた以外は実施例
8と同様方法で透明な膜状物を得た。結果を表5
に示す。これらの膜状物について実施例8と同様
な方法により液晶性を示すことを確認した。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (i) セルロースエステル 及び (ii) 下記〜から選ばれた1種の有機化合物よ
    りなる液晶性組成物。 (但し、R1及びR2は同種又は異種の炭素数6
    〜30の直鎖アルキル基又はそのハロゲン置換体で
    あり、R3及びR4は同種又は異種の炭素数1〜4
    のアルキル基、又はその水酸基による置換体であ
    り、Xはハロゲン原子である。) 〔但し、R1、R2及びXは前記と同じであり、
    Aは、(−B)−j(−CH2)−k (但しBは【式】 【式】【式】又は 【式】 であり、jは0または1であり、kは正の整数で
    ある。) であり、h及びiは正の整数であり、R3及びR4
    は前記と同じであり、R5は炭素数1〜4のアル
    キル基、又はその水酸基による置換基体である。〕 (但しR1、R2、R3、R4、R5、A及びXは前記
    と同じであり、lは1又は2、mは0又は1であ
    る) 〔但し、R3、R4、R5及びXは記と同じであり、
    R6は炭素数4〜30のアルキル基、アルキルオキ
    シ基、若しくはアルキルオキシカルボニル基又は
    これらのハロゲン置換体であり、 Dは【式】 【式】【式】 【式】(但し、Fは −N−CK−、−N=N−、−CH=CH−、
    【式】【式】【式】−O −、【式】【式】−NHCH2−、 【式】【式】 【式】 又は【式】であり、pは0又は1であ る。)であり、Eは(−CH2)−q又は−O−(−CH2

    である。(但し、q、rは正の整数である。)〕
JP18168084A 1984-08-31 1984-08-31 液晶性組成物 Granted JPS6160734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18168084A JPS6160734A (ja) 1984-08-31 1984-08-31 液晶性組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18168084A JPS6160734A (ja) 1984-08-31 1984-08-31 液晶性組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6160734A JPS6160734A (ja) 1986-03-28
JPH0456855B2 true JPH0456855B2 (ja) 1992-09-09

Family

ID=16104992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18168084A Granted JPS6160734A (ja) 1984-08-31 1984-08-31 液晶性組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6160734A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62249123A (ja) * 1986-04-22 1987-10-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 光フアイバ型電気光学素子
WO1988000606A1 (en) * 1986-07-18 1988-01-28 Idemitsu Kosan Company Limited Liquid crystal polymer
JPH0768457B2 (ja) * 1987-12-25 1995-07-26 ポリプラスチックス株式会社 スメクチック液晶を含む樹脂組成物
JP4201171B2 (ja) * 2002-11-08 2008-12-24 日本化薬株式会社 液晶性配合組成物およびこれを用いた位相差フィルム
JP5230956B2 (ja) * 2007-03-12 2013-07-10 独立行政法人科学技術振興機構 第4級アンモニウム塩を用いた疎水性巨大分子の可溶化方法
JP6317588B2 (ja) * 2013-05-28 2018-04-25 株式会社デンソー アゾベンゼン化合物及びこれを用いたヒートポンプシステム
JP6317590B2 (ja) * 2014-01-31 2018-04-25 株式会社デンソー アゾベンゼン化合物及びこれを用いたヒートポンプシステム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5054638A (ja) * 1973-09-15 1975-05-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5054638A (ja) * 1973-09-15 1975-05-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6160734A (ja) 1986-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4075108A (en) Polycarbonate membranes and production thereof
JPH0456855B2 (ja)
US4160791A (en) Polycarbonate membranes and production thereof
CA2099530C (en) Preparation of form 1 ranitidine hydrochloride
JPS60228564A (ja) 液晶性組成物
JPS6252602B2 (ja)
CN107308883B (zh) 一种由松香基氨基酸表面活性剂形成的稳定泡沫
CN115650980A (zh) 一种氧化吲哚类化合物及其制备方法和应用
JPH01275581A (ja) 抗腫瘍性物質sf2582誘導体
JPH0380187B2 (ja)
JPS60132605A (ja) 非対称膜の製造法
IL31713A (en) Preparation of semi-permeable membranes
KR980002027A (ko) N-[(퀴놀린-2-일)페닐]설폰아미드의 결정 및 이의 제조 방법
USRE30856E (en) Polycarbonate membranes and production thereof
JP4092070B2 (ja) 糖誘導体を用いる有機無機複合体および金属酸化物の製造方法
JPS6230154A (ja) 液晶性組成物の製造方法
JPS648001B2 (ja)
JPS60136522A (ja) 分離剤
JPS5872579A (ja) インドメタシン誘導体
JPS6256499A (ja) α,α−トレハロ−スエ−テル誘導体
WO2018042894A1 (ja) 新規m-フェニレンジアミン化合物、及びこれを用いた高分子化合物の製造方法
KR820001271B1 (ko) 2'-데옥시-5-플루오로 우리딘 유도체의 제조방법
JPH0331092B2 (ja)
JPS6330444A (ja) アセトイン誘導体の直接光学分割方法
JPS6018662B2 (ja) 複素環式化合物