JPH0450859A - 静電像現像用トナー - Google Patents

静電像現像用トナー

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JPH0450859A
JPH0450859A JP2155331A JP15533190A JPH0450859A JP H0450859 A JPH0450859 A JP H0450859A JP 2155331 A JP2155331 A JP 2155331A JP 15533190 A JP15533190 A JP 15533190A JP H0450859 A JPH0450859 A JP H0450859A
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JP
Japan
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particles
toner
fine particles
core
resin
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JP2155331A
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English (en)
Inventor
Kunio Akimoto
秋本 国夫
Hirotaka Kabashima
浩貴 椛島
Tatsuya Nagase
達也 長瀬
Hiroyuki Takagiwa
高際 裕幸
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発胡は、電子写真法、静電印刷法、静電記録法等に適
用される静電像現像用トナーに関する。
〔従来の技術〕
例えば電子写真法においては、通常、光導電性感光体よ
りなる静電像担持体に帯電、露光により静電潜像を形成
し、次いでこの静電潜像を、バインダー樹脂中に着色剤
等を含有させて微粒子状に形成してなるトナーによって
現像し、得られたトナー像を転写紙等の支持体に転写し
定着して可視画像を形成する。
定着プロセスにおいては、熱効率が高くて高速定着が可
能な熱ローラ定着方式を採用することが好ましい。
しかるに、熱ローラ定着方式に適用されるトナーにおい
ては、十分な低温定着性と耐オフセット性を有すること
が要求される。そのためには、トナー粒子中にワックス
を含有させることが有効である。
しかし、ワックスを含をしてなるトナーは、ワックスに
起因する粘着性のたtに、トナーの流動性、耐ブロッキ
ング性、耐フィルミング性が低下しやすい。
一方、以下に掲げるように、バインダー樹脂を主体とす
る核粒子の表面に樹脂微粒子を付着させることにより、
トナーの流動性等の向上を図る技術が提案されている。
■ 負帯電性のポリメチルノルセスキオキサン粉末を含
有させてトナーを構成する技術(特開昭63101.8
54号公報)。
■ 正帯電性のポリメチルンルセスキオキサン粉末を含
有させてトナーを構成する技術(特開昭6310185
5号公報)。
■ 核粒子と、核粒子の平均粒子より小さい平均粒径を
をするンリコーン含有重合体微粉末またはンリコーソ連
鎖を有する重合体微粉末とを含有させて現像剤を構成す
る技術(特開平1−106073号公報)。
■ 核粒子にポリメチルシルセスキオキサン樹脂粉末を
付着させて2成分現像剤のトナーを構成する技術(特開
昭62−67561号公報)。
■ 核粒子の表面にシリコーン樹脂微粉末を添加固定し
て磁性トナーを構成する技術(特開昭63−25776
4号公報)。
■ 核粒子とシリコーン樹脂微粉末との混合物からトナ
ーを構成する技術(特開平1−293354号公報)。
■ 平均粒径が5〜25μmの核粒子の表面に、平均粒
径が01μm以上で核粒子の平均粒径の1/4以下の有
機高分子粒子を埋設被覆してトナーを構成する技術(特
開昭63−1311.49号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記の技術■〜のにお゛、1ては、樹脂微粒子
の核粒子に対する付着の程度が不十分であるた61画像
形成プロセスに供されたときには、樹脂微粒子が核粒子
から遊離して、トナーの耐ブロッキング惟、耐フィルミ
ング性を低下させる問題がある。
また、熱ローラ定着方式に用いられる熱ローラとしては
、オフセット現象を有効に防止する観点から、ポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(
P F A)等のフッ素樹脂によりその表面を被覆して
なるローラを用いることが好ましい。
しかし、フン素樹脂は一般に負帯電性が強く、従って、
上記■〜■のトナーては核粒子かろ樹脂微粒子が遊離し
ゃすいたtに、正帯電性の核粒子が熱ローラの表面に静
電的に付着する静電オフセットが発生する問題がある。
このような静電オフセットが発生すると、熱ローラの表
面がトナーによって汚染されるために、次の画像の形成
時に、熱ローラに付着していたトナーが転写紙に再転移
して画象汚れが発生する問題がある。
また、熱ローラには通常クリーニングローラが対接配置
されるが、このクリーニングローラニモ相当量のトナー
が転移して付着するようになるたt、休止時にクリーニ
ングローラの温度が低下したときにはトナーが固化し、
この固化物が次の画像の形成時に熱ローラを介して転写
紙上に掃き出されるいわゆる掃き出し現象が発生する問
題がある。
本発明は以上の事情に基づいてなされたものであって、
その目的は、低温定着性、耐オフセット性、耐フィルミ
ング性、耐ブロッキング惟のみならず、耐静電オフセッ
ト性および耐掃き出し性の優れた静電像現像用トナーを
提供することにある。
〔課題を解決するたtの手段〕
以上の目的を達成するために、本発明者らが鋭意研究を
重ねた結果、樹脂微粒子とじてンリコーンからなる真球
状の微粒子を用し)ることにより、核粒子の表面への固
着または埋設を効率的にかつ強固に行うことができて、
樹脂ta粒子の遊離が生じにくいトナーが得られること
を見出して、本発明を完成するに至ったものである。
そこで、本発明の静電像現像用トナーにおいては、少な
くともバインダー樹脂と着色剤とワックスとを含有して
なる核粒子の表面上に、ンリコーンからなる真球状の樹
脂微粒子(以下「真球状のシリコーン微粒子−:という
こともある。)を固着または埋設してなることを特徴と
する。
そして、バインダー樹脂が、スチレン系重合体またはス
チレン系共重合体からなることが好ましい。
す゛なわち、本発明では、特にワックスを含有してなる
核粒子と併用する樹脂微粒子として真球状のシリコーン
微粒子を用いるのみならず、このシリコーン微粒子を核
粒子の表面に固着または埋設してトナーを構成すること
により、シリコーン微粒子の核粒子からの遊離を防止し
て、低温定着性、耐オフセット性、耐フィルミング性、
耐ブロッキング性、耐静電オフセット性、耐掃き出し性
を格段に向上させたものである。
詳しく説明すると、核粒子においては特にワックスを含
有しているた於に、熱ローラ定着方式において十分な低
温定着性と耐オフセット性が発揮される。しかし、ワッ
クスを含有する場合には、流動性の低下、トナーフィル
ミングの問題が生ずるところ、本発明では、真球状のシ
リコーン微粒子を核粒子の表面に固着または埋設させて
いるため、ワックスがいわばシリコーン微粒子により被
覆された状態となり、従って、ワックスに起因する流動
性の低下やトナーフィルミングの発生を有効に防止する
ことができる。しかも、真球状のシリコーン微粒子は、
核粒子に対して大きな強度で固着または埋設されるため
に、画像形成プロセスに供されたときにもシリコーン微
粒子の核粒子からの遊離が生ぜず、従って、耐オフセッ
ト性、耐フィルミング性、耐ブロッキング性を低下させ
ることがない。
そして、有機光導電性感光体を用いた画像形成プロセス
においては、特に正帯電性のトナーが好ましいが、バイ
ンダー樹脂として、スチレン系重合体またはスチレン系
共重合体を用いることにより、核粒子を正帯電性のもの
とすることができ、しかもシリコーン微粒子は優れた負
帯電性を示すので、これが核粒子の強い正帯電性を緩和
する効果を発揮し、従って、熱ローラの表面が負帯電性
の強いフッ素樹脂により被覆されている場合にも、トナ
ーの熱ローラへの静電的な付着が有効に防止され、トナ
ーのはき出し現象も°有効に防止される。
以下、本発明の構成を具体的に説明する。
本発明に用いる樹脂微粒子は、真球状のシリコーン微粒
子である。
このシリコーン微粒子は、三官能性単位からなるンリコ
ーンレジンの微粒子であり、緻密なシロキサン結合を形
成してすでに硬化した高分子微粒子である。このシリコ
ーン微粒子は、凝集しにくく、撥水性が高く、負帯電性
が強い特性を有している。
シリコーン微粒子は、縮合反応を用いて、モノマーから
微粒子に成長させて形成することができる。具体的には
、出発原料として例えば加水分解性ンランを用い、この
加水分解性シランを多量の水で加水分解し、その加水分
解生成物の縮合反応によってシロキサン結合を形成させ
ながら、水中で微粒子に成長させ、次いで水を分離し、
乾燥させてシリコーン微粒子を得ることができる。
シリコーン微粒子の真球の程度は、微粒子の生成条件を
適宜調整することによって制御することができる。
本発明において、真球状のシリコーン微粒子とは、ワー
デルの真の球形化度(’P)が機ね0.85以上である
ものをいう。ここで、ワーデルの真の球形化度は、下証
式で定義されるものである。
ワーデルの真の球形化度(ψ) 球形と仮定したときの理論比表面積 BET比表面積 上記式において、「球形と仮定したときの理論比表面積
」は、コールタカウンタ等で測定した粒度分布から粒子
が真球であると仮定して計算して得られる値である。r
BET比表面積」は、窒素吸着法により測定して得られ
る値である。測定装置としては、「フローソーブII 
2300形」 (高滓製作所社製)、「カンタソーブ」
 (湯浅電池社製)等を用いることができる。この球形
化度によれば、粒子の表面の凹凸まで評価できるため、
粒子の実質的な粗さの程度を比較することができる。
真球状のシリコーン微粒子の市販品としては、トスパー
ル103、トスバール108(以上、東芝シリコーン■
製)等を挙げることができる。
シリコーン微粒子の平均粒子径は、耐フィルミング性、
耐ブロッキング性等の特性を高め、さらに固着または埋
設を効率的に行う観点から、0.01〜1.0 μmの
範囲が好ましい。
二こで、シリコーン微粒子の平均粒子径は、走査型電子
顕微鏡(SEM)で数万倍の倍率で観察して測定された
ものである。
本発明に用いる核粒子は、バインダー樹脂と、着色剤と
、ワックスとを必須成分として含有してなる粒子であり
、その他のトナー成分が必要に応じて含有されて構成さ
れる。
バインダー樹脂(ま、スチレン系重合体またはスチレン
系共重合体からなることが好ましい。スチレン系の重合
体または共重合体は、核粒子に好適な正帯電性を付与す
ることができる。
スチレン系の重合体または共重合体としては、スチレン
系の単量体のみからなる重合体または共重合体、スチレ
ン系の単量体とアクリル系の単量体との共重合体等を用
いることができる。
スチレン系の重合体または共重合体としては、低温定着
性および耐オフセット性を高とる観点から、重量平均分
子量MWと数平均分子量MnO比M W / M nの
値は3.5以上が好ましく、特に7〜30の範囲が好ま
しい。
さらに、低温定着性および耐オフセット性を高とる観点
から、スチレン系の重合体または共重合体は、その分子
量分布にお・ハて少−:くとも2つ以上の極大値を有す
ることが好ましい。具体的には、少なくとも低分子量成
分と高分子量成分の2群に分けられる分子量分布を有し
、かつ、ゲル・パーミニエーンヨン・クロマトグラフィ
 (G P C) により測定された分子量分布曲線に
おし)で、少なくとも1つの極大値が2 XIO3〜2
X10’の範囲にあり、少なくとも1つの極大値がlX
IO3〜1×106の範囲にあるような、少なくとも2
つの極大値ををすることが好ましい。
また、耐ブロッキング性および低温定着性をさらに高め
る観点から、スチレン系の重合体または共重合体のガラ
ス転移点Tgは、50〜100 ℃の範囲が好ましく、
特に50〜85℃の範囲が好ましい。
また、本発明においては、以上のようなメチ1/ン系の
重合体または共重合体と、結晶性ポリエステルとを化学
的に結合して得られるブロック共重合体またはグラフト
共重合体をバインダー樹脂として用いてもよい。
斯かる共重合体を形成するために、スチレン系の重合体
または共重合体は、併用する結晶性ポリエステルと結合
を形成する官能基を有することが好ましい。斯かる官能
基としては、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、エポ
キン基等が好ましい。
結晶性ポリエステルとしては、低温定着性および流動性
を高める観点から、特にポリアルキレンポリエステルが
好ましい。斯かるポリアルキレンポリエステルの具体例
としては、ポリエチレンセバケート、ポリエチレンアジ
ペート、ポリエチレンアジペート、ポリエチレンサクシ
ネート等を挙げることができる。
耐ブロッキング性および低温定着性をさらに高める観点
から、結晶性ポリエステルの融点Tmは、50〜120
 ℃の範囲が好ましく、特に50〜100℃の範囲が好
ましい。なお、このTmは、スチレン系の重合体または
共重合体と結合されていない状態における結晶性ポリエ
ステルの融点を意味する。
また、耐オフセット性をさらに高める観点から、結晶性
ポリエステルのMWは5.000〜50.000の範囲
が好ましく、Mnは2.000〜20.0f)Oの範囲
が好ましい。
スチレン系の重合体または共重合体と結晶性ポリエステ
ルとが化学的に結合されてなる樹脂を得るためには、例
えば各重合体に存在する末端官能基間のカップリング反
応により頭−態様式で互いに直接に結合させる手段、あ
るいは各重合体の末端官能基と二官能性カップリング剤
によって結合する手段、等を採用することができる。
本発関に用いる核粒子中に必須成分として含有される着
色剤としては、カーボンブランク、クロムイエロー、デ
ュポンオイルレッド、キノリンイエロー、フタロシアニ
ンブルー、マラカイトグリーンオフサレート、その他を
挙げることができる。
また、核粒子中に必須成分として含有されるワックスと
しては、その融点が60〜130℃の範囲にあるものが
好ましく、特に、60〜115 ℃の範囲にあるものが
好ましい。
ワックスの融点は、示差走査熱量測定法(DSC)によ
り測定されたものであり、具体的には、試料約10mg
を一定の昇温速度(10℃/m+n)で加熱したときの
融解ピークを融点と定めた。
斯かるワックスの具体例としては、ポリエチレンワック
ス、パラフィンワックス、エステル系ワックス、モンタ
ン酸ワックス、部分ケン化エステルワックス、ビスアミ
ド′系ワックス等を挙ケることができる。
本発明においては、上記の好ましい融点を有するワック
スと、融点が上記の範囲から外れるワックスとを併用し
てもよい。
ワックスの使用量は、核粒子全体の1〜20重景%が好
ましい。
核粒子中には、必要に応じてその他のトナー成分が含有
されていてもよい。斯かるその他のトナー成分としては
、荷電制御剤、磁性体等がある。
荷電制御剤としては、特に正帯電性のトナーを得る観点
から、例えばニグロンン系染料を好ましく用いることが
できる。
磁性体としては、フェライト、マグネタイトを始めとす
る鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性を示す金属もしく
は合金またはこれらの元素を含む化合物等を用いること
ができる。この磁性体は、磁性トナーを得る場合に用い
られるものである。
本発明においては、上記の核粒子の表面に、上記の真球
状のシリコーン微粒子を固着または埋設してトナーを構
成するが、固着または埋設する方法としては、以下に掲
げる方法を用いることができる。
(1)ボールミノペV型混合機、ターニングブレンダー
 ヘンシェルミキサー等の混合機を用いて、核粒子の表
面に真球状のシリコーン微粒子を付着させる。次に、真
球状のシリコーン微粒子を付着させた核粒子を、400
〜600℃の熱気流中に存在させることにより、軟化し
た核粒子の表面に真球状のシリコーン微粒子を固着また
は埋設する。
(2) (1)と同様にして真球状のシリコーン微粒子
を付着させた核粒子を、ターボミノペハイブリダイザー
、オングミル等の衝撃式の粉砕機に投入して、機械的衝
撃力を繰り返して付与し、軟化した核粒子の表面に真球
状のシリコーン微粒子を固着または埋設する。
本発明においては、特に上記(2)の機械的衝撃力を付
与する方法を好ましく用いることができる。
機械的衝撃力を付与する方法によれば、核粒子の表面に
真球状のシリコーン微粒子を強固にかつ効率的に固着さ
せることができる。
本発明においては、核粒子の表面に真球状のシリコーン
微粒子を固着または埋設して得られる処理粒子のBET
比表面積をx (m”/g)とし、処理前の核粒子のB
ET比表面積をy (m2/g)とするとき、両者の差
x−yの値が、下8己式を満足することが好ましい。
0.3 <x−y< 0.1 すなわち、上記式を満足する場合は、真球状のシリコー
ン微粒子の核粒子に対する固着の程度が好適となり、シ
リコーン微粒子の核粒子からの遊離が防止されて核粒子
中のワックスに起因するフィルミングやブロッキングを
十分に防止することができる。
しかし、差x−yの値が0.1以上の場合は、シリコー
ン微粒子の核粒子に対する固着の程度が不十分となって
核粒子からシリコーン微粒子が遊離しやすく、遊離した
シリコーン微粒子が、キャリア、現像スリーブ、帯電極
、転写極、分離極のコロナワイヤに付着して、現像剤の
耐久性が低下したり、画像濃度ムラや転写分離不良を招
来しやすい。
一方、差x−yの値が−0,3以下である場合は、シリ
コーン微粒子の固着化が過度となって核粒子中のワック
スの軟質な特性がトナーの挙動を支配するようになり、
耐フィルミング性、耐ブロッキング性の低下を招来しや
すい。
ここで、BET比表面積は、「フローソーブ■2300
形−1(島原製作所社製)を用いて、窒素吸着法によっ
て測定されたものである。
第1図は、核粒子の表面に真球状のシリコーン微粒子を
機械的衝撃力により固着または埋設するために使用する
ことができるハイブリダイザ−の−例を示し、1は粉体
投入弁、2は粉体投入シュ−ト、3は循環回路、4はケ
ーンング、5は回転盤、6はブレード、7はステーター
、8)ま冷却または加熱用のジャケット、9は粉体排出
ンユート、10は粉体排出弁である。なお、矢印(ま粉
体の軌跡を表す。
ブレード6を有する回転盤5を高速回転させると、この
ブレード6により内部空気に遠心力が作用して回転盤5
の外側が加圧状態となり、回転盤5の中心部が負圧状態
となる。
しかして、循環回路3によって、回転盤5の外側と中心
部とが連結されているので、回転盤5の外側の加圧空気
が′#1m回路3を介して回転盤5の中心部へと移り、
空気の循環流が形成される。
このような空気の循環流が形成された状態において、循
環回路3の途中に設けられた粉体投入シュート2より、
核粒子とシリコーン微粒子の混合物を投入すると、当該
混合物はこの循環流と共に循環回路3を介して循環する
ようになり、この循環過程において、混合物はブレード
6と衝突して機械的衝撃力を受け、これによりシリコー
ン微粒子が核粒子の表面に固着される。斯かる循環過程
を一定時間行った後、粉体排出弁10を開□、)で遠心
力により処理物を排出すると、シリコーン微粒子が核粒
子の表面に強固i二固着された処理粒子が得られる。
斯かる循環過程において、装置内部の温度を制御するた
めに、ステーター7側に設けられたジャケット8により
循環回路3および粉体排出/ニート9を冷却または加熱
してもよい。
このハイブリダイザ−において、回転盤5の周速は50
〜IDOm/secが好ましく、品温は20〜60℃が
好ましく、処理時間は3〜10分が好ましい。
本発明のトナーは、さらに、無機微粒子、滑剤等の外部
添加剤を添加混合して構成してもよい。
無機微粒子としては、例えばシリカ、アルミナ、チタニ
ア、チタン酸バリウム、チタン酸化セリウム、チタン酸
カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化
セリウム、三酸化アンチモン、酸化ジルコニウム、炭化
ケイ素、窒化ケイ素等を挙げることができる。これらの
うち特にンリ力微粒子が好ましい。
また、正帯電性のトナーを得る観点から、アミノ変性ン
ランカップリング剤、アミン変性シリコーンオイル、ポ
リシロキサンアンモニウム塩lのアミン変性シリコン化
合物により表面処理されたシリカ微粒子を好ましく用い
ることができる。
無機微粒子の使用量は、トナー全体の0,01〜5重量
%が好ましく、特に0.05〜2重量%が好ましい。
滑剤としては、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸
アルミニウム、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸、
硬化ヒマシ油、その他を用いることができる。滑剤の使
用量は、トナー全体の0.01〜2重量%が好ましい。
これらの外部添加剤は、真球状のシリコーン微粒子と共
に核粒子に添加混合してもよいし、真球状のシリコーン
微粒子を核粒子の表面に固着させた後に添加混合しても
よい。
本発明のトナーは、キャリアと混合されて2成分現像剤
として使用してもよいし、キャリアと混合せずに1成分
現像剤として使用してもよい。
2成分現像剤を構成するキャリアとしては、従来公知の
キャリアを使用することができるが、正帯電性のトナー
と組合せる場合は、鉄、ニッケル、コバルト等の強磁性
金属、これらの金属を含む合金、フェライト、マグネタ
イト等の強磁性金属の化合物の粒子に、フン化ビニリデ
ン−四フッ化エチレン共重合体、テトラフルオロエチレ
ン、22、 2−)リフルオロエチルメタタリレート、
ペンタフルオロ−n−プロピルメタクリレート等のフッ
素樹脂、シリコーン樹脂等を被覆してなるキャリアが好
ましい。斯かるキャリアの平均粒径(よ20〜200 
μmが好ましく、特に30〜150 μmが好ましい。
本発明のトナーは、フッ素樹脂被覆熱ローラによる定着
方式に好適に使用される。
熱ローラの被覆材料としてのフッ素樹脂としては、ポリ
テトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリテトラフル
オロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共
重合体(P F A)等を好ましく用いることができる
このようなフッ素樹脂被覆熱ローラにおいては、その表
面の離型性が高いたtに、耐オフセット性をさらに向上
させることができる。
なお、本発明において、ガラス転移点Tgは、示差走査
熱量測定法(DSC)に従って、例えばrDSC−20
J  (セイコー電子工業社製)によって測定されたも
のである。すなわち、試料10mgを一定の昇温速度(
10℃/m1n)で加熱し、ベースラインと吸熱ピーク
の傾線との交点よりガラス転移点Tgを定めた。
また、重量平均分子量M W 、数平均分子量Mnハ、
ケル・パーミュエーション・クロマトグラフィ (GP
C)によって、温度40℃において、溶媒(テトラヒド
ロフラン)を毎分1.2mj!の流速で流L、I[& 
0.2g/20−のテトラヒドロフラン試料溶液を試料
重量として3mg注入して測定されたものである。なお
、試料の分子量測定にあたっては、試料の存する分子量
が数種の単分散ポリスチレン標準試料により作製された
検量線の分子量の対数とカウント数が直線となる範囲内
に包含される測定条件を選択した。
測定結果の信頼性は、上述の測定条件で測定したN B
 S 706ポリスチレン標準試料(MW=28.8×
10’ 、 M n =13.7 XIO’ 、、 M
w/ M n =2.11)の比Mw/Mnの値が2.
11:0.10となることにより確認する。なお、用い
るGPCOカラムとしては、上記条件を満足するもので
あれば特に限定されないが、例えばTSK−GEL、G
MH(東洋曹達社製)等を用いることができる。また、
溶媒および測定温度は、上記条件に限定されるものでは
なく、適宜性の条件に変更してもよい。
また、融点Tmは、示差走査熱量測定法(DSC)に従
って、例えばrDSC−20J  (セイコー電子工業
■製)によって測定されたものである。
すなわち、試料10mgを一定の昇温速度(10℃/m
 in)で加熱したときの融解ピーク値を融点Tmと定
めた。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を比較例と共に説明するが、本発
明はこれらの実施の態様に限定されるものではない。な
お、以下において「部」は「重量部」を表す。
〈バインダー樹脂A〉 スチレン70部とn−ブチルアクリレート30部からな
るMwが461.000の重合体30部と、スチレン8
0部とn−ブチルメタクリレート15部とアクリル酸5
部からなるMwが8.200の重合体100 部と を溶液中でブレンドして得られた重合体をバインダー樹
脂Aとする。このバインダー樹脂Aは、MWが216.
000、比M w / M nの値が16.2、Tgが
54℃、Tspが130℃である。
くバインダー樹脂B〉 セバシン酸1500 gと、ヘキサメチレングリコール
964gとを、温度計、ステンレススチール製撹拌器、
ガラス製窒素導入管および流下式コンデンサーを備えた
容量51の丸底フラスコに入れ、次いでこのフラスコを
マントルヒーターにセットし、ガラス製窒素導入管より
窒素ガスを導入して反応器内を不活性雰囲気に保った状
態で昇温させた。
次に、l:’−1”ルエンスルホン酸13.2 gを加
えて温度150℃で反応させた。留出した水の量が25
0証に達した時に反応を停止させ、反応系を室温に冷却
して分子末端に水酸基を有するポリへキサメチレンセバ
ケートよりなる結晶性ポリエステルを製造した。この結
晶性ポリエステルの融点Tmは64℃、MWは14.0
00である。
この結晶性ポリエステル15部と、前言己バインダー樹
脂Aの85部と、p−トルエンスルホン酸0.05部と
、キシレン1(1(1@Isとを、容量31のセパラブ
ルフラスコ内に入れ、温度150℃で1時間にわたり還
流させ、その後キシレンをアスピレータ−および真空ポ
ンプにより留去して得られたグラフト共重合体をバイン
ダー樹脂Bとする。このバインダー樹脂Bは、Tgが5
5℃、Tspが113℃である。
く核粒子A〉 バインダー樹脂A100部 カーボンブラック          10部パラフィ
ンワックス          3部アルキレンビス脂
肪酸アミドワックス  3部以上の物質を混合し、加熱
ロールにより溶融混練し、冷却後、粗粉砕し、風力分級
機により分級して、平均粒径が11μm、BET比表面
積が1.30m”/gの核粒子Aを得た。
く核粒子B〉 核粒子Aの製造において、バインダー樹脂Aをバインダ
ー樹脂已に変更したほかは同様にして、平均粒径が11
μm、BET比表面積が1.29m’/ gの核粒子B
を得た。
く核粒子a〉 核粒子Aの製造において、パラフィンワックスおよびア
ルキレンビス脂肪酸アミドワックスを除いたほかは同様
にして、平均粒径が11μm、BET比表面積が1.3
2t12/gの比較用の核粒子aを得た。
〈樹脂微粒子A〉 シリコーン「トスパール103J  (東芝ンリコーン
■製)からなり、平均粒子径がO13μm5BET比表
面積が85m2/ g 、ワーデルの真の球形化度(重
)が0.96の真球状のシリコーン微粒子を樹脂微粒子
Aとする。
く樹脂微粒子B〉 シリコーン「トスパールEL  (東芝ンリコーン■製
)からなり、平均粒子径が0.8μm5BET比表面積
が55m2/ g sワーデルの真の球形化度(宙)が
0.94の真球状のシリコーン微粒子を樹脂微粒子Bと
する。
く樹脂微粒子a〉 シリコーン「トスパール24F)J  (東芝ンリコー
ン■製)からなり、平均粒子径4μm、、BET比表面
積35m’/g、ワーデルの爽の球形化度(重)が0.
43の不定ルのシリコーン微粒子を比較用の樹脂微粒子
aとする。
く樹脂微粒子b〉 重合開始剤として、過硫酸カリウムとチオ硫酸ナトリウ
ムを用いて、スチレン75部とメチルメタクリレート2
5部とを水性媒体中で重合させて、平均粒子径が0.4
.um、BET比表面積が12.8m”/g1ワーデル
の真の球形化度(ψ)が0.89の樹脂微粒子を得た。
これを比較用の樹脂微粒子すとする。
〔実施例1〕 核粒子A                95部樹脂
微粒子A             5部以上の材料を
V型混合機により十分に撹拌混合して、樹脂微粒子を核
粒子の表面に静電的に付着させた。
次いで、これらを衝撃式の処理製蓋「奈良ハイブリダイ
ゼーションシステムNH3−1j(奈良機械製像所製)
に移して、その衝撃羽根の回転数を6000rp+y+
とじて5分間にわたり機械的衝撃力を繰り返して付与し
て、核粒子の表面に樹脂微粒子を固着させて、BET比
表面積が1.37m2/ gの処理粒子Aを得た。
この処理粒子Aの表面を走査型電子顕微鏡により観察し
たところ、着色粒子の表面に静電的に付着していた樹脂
微粒子が、強固に固着された状態:こなっていることが
8忍めろれた。
さらに、処理粒子Aの100部に対して、表面をポリシ
ロキサンアンモニウム塩で処理したシリカ微粒子を0.
8部、ステアリン酸亜鉛を0.1部添加し、これらをV
型混合機により混合して、本発明のトナーAを得た。
〈実施例2〉 核粒子A               95部樹脂微
粒子3            5部以上の材料をV型
混合機により十分に撹拌混合して、樹脂微粒子を核粒子
の表面に静電的に付着させた。
次いで、実施例1と同様にして核粒子の表面に樹脂微粒
子を固着させて、BET比表面積が1.38m2 / 
gの処理粒子Bを得た。
この処理粒子Bの表面を走査型電子顕微鏡により観察し
たところ、樹脂微粒子が核粒子の表面に強固に固着され
ていることが確認できた。
さらに、実施例1と同様にして処理粒子已に対してシリ
カ微粒子とステアリン酸亜鉛を添加混合して、本発明の
トナーBを得た。
〈実施例3〉 核粒子8              95部樹脂微粒
子A             5部以上の材料をV型
混合機により十分に撹拌混合して、樹脂微粒子を核粒子
の表面に静電的に付着させた。
次いで、実施例1と同様にして核粒子の表面に樹脂微粒
子を固着させて、BET比表面積が1.19m 2 /
 gの処理粒子Cを得た。
この処理粒子Cの表面を走査型電子顕微鏡により観察し
たところ、樹脂微粒子が核粒子の表面に強固に固着され
ていることが確認できた。
さらに、実施例1と同様にして処理粒子Cに対してシリ
カ微粒子とステアリン酸亜鉛を添加混合して、本発明の
トナーCを得た。
〈実施例4〉 核粒子8              95部樹脂微粒
子3            5部以上の材料をV型混
合機により十分に撹拌混合して、樹脂微粒子を核粒子の
表面に静電的に付着させた。
次いで、実施例1と同様にして核粒子の表面に樹脂微粒
子を固着させて、BET比表面積が1.20m2 / 
gの処理粒子りを得た。
この処理粒子りの表面を走査型電子顕微鏡により観察し
たところ、樹脂微粒子が核粒子の表面に強固に固着され
ていることが確認できた。
さらに、実施例1と同様にして処理粒子りに対してシリ
カ微粒子とステアリン酸亜鉛を添加混合して、本発明の
トナーDを得た。
〈比較例1〉 核粒子a                95部樹脂
微粒子A             5部以上の材料を
V型混合機により十分に撹拌混合して、樹脂微粒子を核
粒子の表面に静電的に付着させた。
次いで、実施例1と同様にして核粒子の表面に樹脂微粒
子を固着させて、BET比表面積が1.41m2 / 
gの処理粒子aを得た。
さらに、実施例1と同様にして処理粒子りに対してシリ
カ微粒子とステアリン酸亜鉛を添加混合して、比較用の
トナーaを得た。
〈比較例2〉 実施例1において、衝撃式の処理装置「奈良/%イブリ
ダイゼーンヨンシステムNH3−1,+を使用せず、V
型混合機により十分に撹拌混合して、樹脂微粒子を核粒
子の表面に静電的に付着させたものを処理粒子すとする
。この処理粒子bOBET比表面積は1.62m2/ 
gであった。
さらに、実施例1と同様にして処理粒子すに対してシリ
カ微粒子とステアリン酸亜鉛を添加混合して、比較用の
トナーbを得た。
く比較例3〉 核粒子A               95部樹脂微
粒子a             5部以上の材料をV
型混合機により十分に撹拌混合して、樹脂微粒子を核粒
子の表面に静電的に付着させた。
次いで、実施例1と同様にして核粒子の表面に樹脂微粒
子を固着させて、BET比表面積が1.62m2/gで
処理粒子Cを得た。
さらに、実施例1と同様にして処理粒子Cに対してシリ
カ微粒子とステアリン酸亜鉛を添加混合して、比較用の
トナーCを得た。
く比較例4〉 核粒子A                97部樹脂
微粒子b             3部以上の材料を
V型混合機により十分に撹拌混合して、樹脂微粒子を核
粒子の表面に静電的に付着させた。
次いで、実施例1と同様にして核粒子の表面に樹脂微粒
子を固着させて、BET比表面債は1.32m2 / 
gの処理粒子dを得た。
さらに、実施例1と同様にして処理粒子dに対してシリ
カ微粒子とステアリン酸亜鉛を添加混合して、比較用の
トナーdを得た。
くテスト1〉 以上の実施例および比較例で得られた各トナーと、銅−
亜鉛系フェライト芯材(日本鉄粉工業社製)の表面に2
.2.2−)リフルオロエチルメタクリレートを被覆し
てなる平均粒径80μmのキャリアとを混合して、トナ
ー濃度が5重量%の2成分現做剤を調製した。
これらの2成分現像剤を用いて、有機光導電性感光体、
2成分現像剤用の現像器、熱ローラ定着器を備え、熱ロ
ーラの設定温度を可変調整できるように改造した電子写
真複写機「U −Bix 155QMR」 (コニカ■
製)改造機により、熱ローラの線速度を139mm/秒
に設定し、バックアップローラの温度を熱ローラの設定
温度よりも低く保った状態で、熱ローラの設定温度を1
0[)〜240 ’Cの範囲内で段階的に変化させなが
ら、定着トナー像を形成するテストを行った。
得られた定着トナー像の端部を、こすり試験機により一
定の荷重をかけてこすった後、マイクロデンシトメータ
で当該端部の定着トナー像の残存率を測定し、この残存
率が80%以上であるときの熱ローラの設定温度の最低
値(最低定着温度)を求めて低温定着性を評価した。
このテストで使用した熱ローラ定着器は、表層がPFA
(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニ
ルエーテル共重合体)よりなる直径3Qmmφの熱ロー
ラと、表層がPFAにより被覆すしたンrJコ−ンコ”
L 7KE−130ORTV   (f8越化学工業社
製)よりなるバンクアップローラと、熱ローラに対接配
置されたクリーニングローラドを有してなり、線圧0.
8kg/cm、ニップ幅/4.3mmで、シリコーンオ
イル等の離型剤の塗布機構は備えていないものである。
くテスト2〉 バックアップローラを熱ローラの設定温度に近い温度に
保った状態としたほかは、テスト1と同様にして定着ト
ナー像を形成し、その直後、白紙の転写紙を同様の条件
下で熱ローラ定着器に送ってこれにトナー汚れが生ずる
か否かを目視により観察する操作を、熱ローラの各設定
温度において行い、トナー汚れが生じたときの熱ローラ
の設定温度の最低値(オフセント発生温度)を求絶て、
耐オフセット性を評価した。
くテスト3〉 流動性の高い粉体はど充填されやすいことを利用して、
直径23mm、容積100m1’の円筒状容器に上方か
ら各トナーを静かに落下させ、充填されたトナーの重量
を測定して静かさ密度を求めた。
評価は、静かさ密度が0.40g/m1以上の場合をr
o」、0.35g/m!以上0.40g/d未満の場合
を口△=、0.35g/−未満の場合を「×」とした。
くテスト4〉 各トナー2gをサンプル管に採り、タップデンサーによ
り500回タッピングした後、温度60℃、相対湿度3
4%の雰囲気下に2時間にわたり放置し、その後48メ
ツシニの篩により分別して篩に残留したトナーの割合を
測定した。
評価は、残留トナーの割合が10%以下の場合を「○」
、10%を超え30%以下の場合を「△」、30%を超
える場合を「×」とした。
〈テスト5〉 電子写真複写機「U  BiX 1550MRJ  (
:] −1−製〉の現像器を用いた単体駆動機を使用し
て、テスト1で使用した各2成分現像剤の800gを入
れて、回転数216rpmで30分間にわたり現像器を
撹拌駆動し、現像スリーブから飛散したトナーを現像器
の前部に置いた白紙上に受け、これをテスト1で使用し
た電子写真複写機rU −Bix 153QMR,J(
コニカ@製)の定着器を用いた単体駆動機を使用して各
トナーの最低設定温度で定着し、コニカ■製のサクラデ
ンシトメーターにより反射濃度を測定してトナー飛散濃
度を評価した。
くテストロ〉 電子写真複写機「U −Bix 1550MRJ  (
コニカ■製)の改造機を用いて、熱ローラの設定温度を
150 ℃として、温度33℃、相対湿度80%の高温
高湿環境下において、最高5万回にわたりコピー画像を
形成するテストを行い、目視観察により、定着ローラか
らのトナーの掃き出し、クリーニング不良、感光体への
フィルミングを評価した。
以上のテストの結果を後訂第1表に示す。
第1表から、本発明のトナーA−Dによれば、低温定着
性、耐オフセット性、流動性、耐ブロッキング性、トナ
ー飛散、耐掃き出し性、クリーニング性、耐フィルミン
グ性のいずれの点においても優れていることが明らかで
ある。
これに対して、比較用のトナーaでは、核粒子中にワッ
クスが含有されていないために、低温定着性および耐オ
フセット性が本発明のトナーよりも劣っていることが明
らかである。
比較用のトナーbでは、シリコーン微粒子が核粒子の表
面に固着または埋設されていないために低温定着性が不
良となり、流動性、耐ブロッキング性、トナー飛散、耐
掃き出し性、クリーニング性、耐フィルミング性が本発
明のトナーよりも劣っていることが明らかである。
比較用のトナーCでは、シリコーン微粒子が不定形であ
るために、トナー飛散、耐掃き出し性、クリーニング性
、耐フィルミング性が本発明のトナーよりも劣っている
ことが明らかである。
比較用のトナーdでは、樹脂微粒子がスチレン系樹脂か
らなるたtl トナー飛散、耐掃き出し性が本発明のト
ナーよりも劣っていることが明らかである。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明のトナーによれば、
低温定着性、耐オフセット性、耐フィルミング性、耐ブ
ロッキング性、耐静電オフセット性、耐掃き出し性を格
段に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のトナーの製造に使用することができる
ハイブリダイザ−の−例を示す説明図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくともバインダー樹脂と着色剤とワックスと
    を含有してなる核粒子の表面上に、 シリコーンからなる真球状の樹脂微粒子を固着または埋
    設してなることを特徴とする静電像現像用トナー。
  2. (2)バインダー樹脂が、スチレン系重合体またはスチ
    レン系共重合体からなることを特徴とする請求項1に記
    載の静電像現像用トナー。
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