JPH06266143A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH06266143A
JPH06266143A JP5057321A JP5732193A JPH06266143A JP H06266143 A JPH06266143 A JP H06266143A JP 5057321 A JP5057321 A JP 5057321A JP 5732193 A JP5732193 A JP 5732193A JP H06266143 A JPH06266143 A JP H06266143A
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JP
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toner
image
resin
fine particles
stage
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JP5057321A
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English (en)
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Kunio Akimoto
国夫 秋本
Tsugio Abe
次男 阿部
Tatsuya Nagase
達也 長瀬
Takeshi Uchida
剛 内田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 トナーの低温定着性が良好で、安定した摩擦
帯電能を確保し、トナー飛散やかぶりがなく、又長期間
にわたって良好な画像を得る事が出来るトナーリサイク
ルシステムを使用した画像形成方法を提供する。 【構成】 有機光導電性半導体よりなる感光体の表面に
負の静電潜像を形成する工程と、この静電潜像をトナー
とキャリアよりなる静電像現像剤により現像する工程
と、トナー画像を静電気的に転写材へ転写する工程と、
感光体の表面に残留したトナーをクリーニングする工程
とこのクリーニングしたトナーを再び現像部に供給する
工程と、熱ローラによりトナー画像を加熱定着する工程
を含む画像形成方法において、有機光導電性半導体の表
面層がビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂を含む
積層型有機光導電性半導体であり、トナーが熱可逆性樹
脂をバインダーとする母体粒子に、その平均粒子径より
小さい樹脂微粒子を機械的衝撃力により固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電記録
法或は静電印刷法等に適用される画像形成方法に関し、
更に前記方法における静電荷像の現像に現像剤トナーの
リサイクルシステムを取入れた画像形成方法に関する。
【0002】
【発明の背景】画像情報から可視画像を形成する方法と
して、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等のように
静電潜像を経由する方法が広く利用されている。
【0003】例えば電子写真法においては、光導電性材
料よりなる感光層を有してなる潜像担持体に一様な静電
荷が付与された後、像露光により潜像担持体の表面に原
稿に対応した静電潜像が形成され、この静電潜像が現像
剤により現像されてトナー像が形成される。このトナー
像は紙等の記録材に転写された後、加熱あるいは加圧等
により定着されて複写画像が形成される。一方、転写工
程後の潜像担持体は、除電され、次いで潜像担持体上の
残留トナーがクリーニングされ次の複写画像の形成に供
される。
【0004】これら複写法の普及に伴いトナーのランニ
ングコスト低減の意味から、クリーニングでトナーを回
収し再利用する所謂トナーのリサイクルシステムを採用
した画像形成方法が注目されている。
【0005】前記リサイクルシステムに適用する現像剤
トナーは繰返して加えられる押圧力、剪断力、摩擦力或
は環境からの影響に耐えてトナー特性が正常に維持され
ることが必要である。
【0006】一方、最近においては、高速複写機あるい
は複写機の小型化の要請から、従来より一層低温で定着
が可能なトナーの開発が強く望まれている。すなわち、
高速複写機においては、多数枚の連続複写を行うと熱ロ
ーラの熱が転写紙に奪われて熱補給が間に合わず、その
結果熱ローラの温度が低下して定着不良が生じやすい。
【0007】また小型複写機においては、熱ローラの加
熱用ヒータ容量の小さいコンパクトな複写機とすること
が必要であるが、加熱用ヒータの容量を小さくすると熱
ローラの加熱に時間を要し待ち時間が長くなったり、あ
るいは連続複写を行うと熱補給が間に合わなくなり、そ
の結果熱ローラの温度が低下し定着不良が生じやすい。
【0008】一方、熱ローラ定着方式を採用する場合に
は、定着時において熱ローラの表面にトナーが熔融状態
で接触することとなるが、熔融トナーの粘弾性が過小も
しくは過大のときには熔融トナーの一部が熱ローラの表
面に転移付着し、これが次に送られてくる転写紙に再転
移して画像を汚すという所謂オフセット現象が発生す
る。このオフセット現象には、トナーの加熱が不足のと
きに生ずるアンダーオフセットと、トナーの加熱が過剰
のときに生ずるホットオフセットとがあり、トナーとし
ては、定着が可能な最低定着温度とホットオフセット現
象が発生しない最高温度範囲の定着適応温度域が広いこ
とが好ましい。
【0009】一方、良好な画質の画像を形成するために
はトナーが高い流動性を有することが必要である。トナ
ーの流動性を向上させる技術としては、トナー成分に、
シリカ微粒子等の流動化剤を添加することが知られてい
る。
【0010】しかしながら、斯かるシリカ微粒子等の流
動化剤を有するトナーを用いて、トナーのリサイクルシ
ステムを採用して画像を形成する場合には、トナーがリ
サイクルにより機械的なストレスを相当頻繁に受けるた
め、シリカ微粒子等がトナー粒子中に埋め込まれて次第
にトナーの流動性が低下し、その結果トナーの摩擦帯電
の立ち上がりが悪くなって画像にかぶりが発生したり、
クリーニング不良に起因する画像の汚れが発生する問題
点がある。
【0011】また、トナーにおいては、使用もしくは貯
蔵環境条件下において凝集せずに粉体として安定に存在
しうること、すなわち耐ブロッキング性が優れているこ
とが必要とされる。
【0012】このような問題或いは要請に対して、各種
の技術が提案されている。
【0013】例えば特開昭63-27855号、同63-27856号に
は結晶性ポリエチレンと無定形ビニル重合体との共重合
体をトナーに用い、更に特開平1-163755号では該トナー
に機械的衝撃力を加えてトナーを調え、低温定着性、耐
オフセット性、耐ブロッキング性、現像性更に耐ストレ
ス性に対し夫々に改善の実を挙げているが、リサイクル
システムに適用する場合には流動化剤のシリカ微粒子の
トナー粒子の埋没を起しトナー特性が劣化する。
【0014】また特開平1-105261号には、Tgの高い樹脂
微粒子を機械的衝撃力でトナー粒子に付着させ定着性の
改良が行われているが、リサイクルによって樹脂微粒子
が外れ、定着ローラにフィルミングを起すようになる。
【0015】また特開平1-234859号では、トナー粒子に
有機微粒子を付与して、リサイクルにおける画質とクリ
ーニング性を改良したが長時間使用において耐用性に不
足する所があった。
【0016】又、電子写真感光体としては種々の材質が
使用されてきた。一つはセレン、セレンテルル或いは酸
化亜鉛のような無機材料であり、他方は有機材料であ
る。有機材料を機能分離型の感光体として使用する場
合、表面層にビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂
を用いると、電気特性、塗布適性、表面硬度などが大巾
に改善された感光体を実現することができる。
【0017】現像剤の耐久性向上の手段としてトナー粒
子の表面により細い樹脂微粒子を機械的衝撃力により固
着させる技術は知られている。省資源、環境問題の観点
から、廃棄トナーを出さないトナーリサイクルシステム
において、使用した場合にはトナー表面の有機微粒子
が、ブレード、搬送スクリュー等によりストレスを受
け、脱離する。そして再び現像部に供給されると、脱離
した有機微粒子がキャリア表面に静電的に付着してトナ
ーの摩擦帯電能を低下させ、トナー飛散やかぶりが発生
するという欠点がある。又有機微粒子が感光体表面に付
着し、画像汚れの問題が発生するという欠点がある。
【0018】又、ビスフェノールA型ポリカーボネート
樹脂を感光層の表面層として使用した感光材料ドラムを
トナーリサイクルシステムに用いた場合、トナーリサイ
クルによりシリカ微粒子の埋設したトナー粒子の割合が
多くなり、感光体ドラムへの付着力が強くなってトナー
フィルミングが生じる。また、クリーニング性を良好と
するためにブレードの押圧力を高めにすると感光体への
傷が発生しやすくなり、画像不良を招く問題がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、トナ
ーの低温定着性が良好で、安定した摩擦帯電能を確保
し、トナー飛散やかぶりがない、トナーの感光体への付
着がなく、又長期間にわたって良好な画像を得る事が出
来るトナーリサイクルシステムを使用した画像形成方法
を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の構成によ
って達成される。
【0021】有機光導電性半導体よりなる感光体の表面
に負の静電潜像を形成する潜像形成工程と、この静電潜
像をトナーとキャリアよりなる静電像現像剤により現像
する現像工程と、現像により得られたトナー画像を静電
気的に転写材へ転写する転写工程と、該転写工程後にお
いて前記感光体の表面に残留したトナーをクリーニング
ブレードによりクリーニングするクリーニング工程とこ
のクリーニングしたトナーを再び現像部に供給するトナ
ーリサイクル工程と、熱ローラを有する定着器により前
記転写材上のトナー画像を加熱定着する定着工程を含む
画像形成方法において、前記有機光導電性半導体の表面
層がビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂を含む積
層型有機光導電性半導体であり、前記トナーが熱可逆性
樹脂をバインダーとする母体粒子に、その平均粒子径よ
り小さい樹脂微粒子を機械的衝撃力により固着している
ことを特徴とする画像形成方法。
【0022】以下本発明を詳細に述べる。
【0023】本発明に用いる樹脂微粒子は、ビニル系樹
脂が好ましく、具体的には、スチレン系樹脂、アクリル
系樹脂、スチレン−アクリル系共重合体樹脂等からな
る。本発明においては、特に、スチレン/メチルメタク
リレート/n-ブチルアクリレート共重合体樹脂、スチ
レン/メチルメタクリレート/n-ブチルアクリレート
/メタクリル酸共重合体樹脂等を好ましく用いることが
できる。
【0024】このようなビニル系樹脂を得るためには、
次のような製造方法を適用することができる。
【0025】(a) 乳化重合法や乳化剤を含まないソー
プフリー乳化重合法等を採用してビニル系樹脂を合成す
るに際して、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウムのよ
うな過硫酸塩系触媒、またはアゾビスシアノバレリアン
酸のようなアゾ系触媒を使用し、触媒切片のアニオン種
を利用する方法。
【0026】(b) 乳化重合法や乳化剤を含まないソー
プフリー乳化重合法等を採用してビニル系樹脂を合成す
るに際して、アニオン性基であるカルボキシル基やスル
ホン酸基等を有する官能性モノマーを共重合してアニオ
ン種を導入する方法。
【0027】(c) 上記(a)及び(b)の方法を併用する
方法。この方法は、上記(a)又は(b)のいずれか一方の
みでは十分な負の摩擦帯電量が得られない場合に有効な
方法である。
【0028】本発明に用いる樹脂微粒子のガラス転移点
Tgは、トナーの耐ブロッキング性を高める観点から、5
5℃以上であることが好ましい。
【0029】又、樹脂微粒子の一次粒子の平均径は、樹
脂微粒子の母体粒子に対する固着性をさらに高める観点
から、0.02〜0.6μmの範囲が好ましい。
【0030】ここで、樹脂微粒子の一次粒子の平均径
は、走査型電子顕微鏡(SEM)で数万倍の倍率で観察
して測定されたもので個数平均径ある。
【0031】又、樹脂微粒子による母体粒子の被覆率
は、樹脂微粒子による効果を十分に発揮させる観点か
ら、10〜90%の範囲が好ましい。
【0032】ここで、被覆率は、次式で示されるもので
ある。
【0033】
【数1】
【0034】本発明において、樹脂微粒子の軟化点TSP
が、80℃<TSP≦160℃の条件を満足することが好まし
い。この範囲であれば、樹脂微粒子を機械的衝撃力によ
り母体粒子の表面に十分に固着させることができ、しか
もフッ素樹脂被覆熱ローラの設定温度をより低くした状
態においてトナーを十分に定着することができる。
【0035】しかし、樹脂微粒子の軟化点TSPが80℃以
下の場合は、樹脂微粒子が変形しすぎて十分な耐フィル
ミング性、耐ブロッキング性が得られない。
【0036】一方、樹脂微粒子の軟化点TSPが160℃を
超える場合は、トナーの低温定着性や低温での離型性も
悪化する。
【0037】樹脂微粒子の軟化点TSPは、高化式フロー
テスター(島津製作所製)を用いて測定されたものであ
り、1cm2の試料を昇温速度6℃/分で加熱しながらプ
ランジャーにより20Kg/cm2の荷重を与え、直径1mm、
長さ1mmのノズルから押し出すようにして、これにより
当該フローテスターのプランジャー降下量−温度曲線
(軟化流動曲線)を描き、そのS字曲線の高さをhとす
るときh/2に対応する温度を軟化点とした。
【0038】樹脂微粒子の摩擦帯電性は、鉄粉に対する
負の摩擦帯電量の絶対値が100μC/g以上のものが好
ましい。
【0039】樹脂微粒子の鉄粉に対する負の摩擦帯電量
の絶対値が100μC/g以上であれば、静電オフセット
の発生が十分に防止される。
【0040】本発明において、樹脂微粒子の鉄粉に対す
る摩擦帯電量は、鉄粉「TEFV200/300」(パウダー
テック社製)19.92gと、樹脂微粒子0.08gとを、20ccの
ガラス製サンプル管に入れて、温度20±2℃、相対湿度
60±5%の環境下に2時間以上放置した後、振とう機
「ミニベーパー」(東京理化器社製)により20分間振と
うし、ブローオフ法(圧力0.5Kg/cm2,時間30sec,メ
ッシュ#400)により測定して得られたものである。
【0041】本発明に用いる母体粒子は、結晶性ポリエ
ステルと無定形ビニル重合体とが化学的に結合されてな
る樹脂をバインダーとして含有してなるものである。
【0042】無定形ビニル重合体は、併用する結晶性ポ
リエステルと結合を形成する官能基を有し、かつ、重量
平均分子量Mwと数平均分子量Mnの比Mw/MnK値
が3.5以上であることが好ましく、特に7〜30の範囲に
あることが好ましい。
【0043】当該官能基としては、カルボキシル基、水
酸基、アミノ基、エポキシ基等が好ましい。
【0044】無定形ビニル重合体は、以上のような官能
基を有する単量体を含む重合用組成物から合成される
が、当該無定形ビニル重合体の主体部分を構成するビニ
ル重合体としては特に制限されるものではない。斯かる
主体部分としてのビニル重合体としては、ポリスチレ
ン、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチル、
ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリ
ル、その他を挙げることができる。これらのうち、スチ
レン系重合体、アクリル系重合体、スチレン・アクリル
系共重合体が特に好ましい。
【0045】無定形ビニル重合体においては、低温定着
性及び耐オフセット性を高める観点から、その分子量分
布において少なくとも2つ以上の極大値を有することが
好ましい。具体的には、無定形ビニル重合体は、少なく
とも低分子量成分と高分子量成分の2群に分けられる分
子量分布を有し、かつゲル・パーミュエーション・クロ
マトグラフィ(GPC)により測定されたスチレン換算
分子量分布曲線において、少なくとも1つの極大値が2
×103〜2×104の範囲にあり、少なくとも1つの極大値
が1×105〜1×106の範囲にあるような、少なくとも2
つの極大値を有することが好ましい。
【0046】無定形ビニル重合体のガラス転移点Tg
は、耐ブロッキング性及び低温定着性を高める観点か
ら、50〜100℃の範囲が好ましく、特に50〜85℃の範囲
が好ましい。なお、無定形ビニル重合体のTgは、結晶
性ポリエステルと結合されていない状態における無定形
ビニル重合体のガラス転移点を意味する。
【0047】結晶性ポリエステルとしては、特に限定さ
れるものではないが、低温定着性及び流動性を高める観
点から、特にポリアルキレンポリエステルが好ましい。
【0048】斯かるポリアルキレンポリエステルの具体
例としては、ポリエチレンセバケート、ポリエチレンア
ジペート、ポリエチレンスベレート、ポリエチレンサク
シネート、ポリエチレン-p-(カルボフェノキシ)ウンデ
カエート、ポリヘキサメチレンオクザレート、ポリヘキ
サメチレンセバケート、ポリヘキサメチレンデカンジオ
エート、ポリオクタメチレンドデカンジオエート、ポリ
ノナメチレンアゼレート、ポリデカメチレンアジペー
ト、ポリデカメチレンアゼレート、ポリデカメチレンオ
クザレート、ポリデカメチレンセバケート、ポリデカメ
チレンサクシネート、ポリデカメチレンオクタデカンジ
オエート、ポリテトラメチレンセバケート、ポリトリメ
チレンドデカンジオエート、ポリトリメチレンオクタデ
カンジオエート、ポリトリメチレンオクザレート、ポリ
ヘキサメチレン-デカメチレン-セバケート、ポリオキシ
デカメチレン-2-メチル-1,3-プロパン-ドデカンジオエ
ート、その他を挙げることができる。
【0049】結晶性ポリエステルの融点Tmは、耐ブロ
ッキング性及び低温定着性を高める観点から、50〜120
℃の範囲が好ましく、特に50〜100℃の範囲が好まし
い。なお、結晶性ポリエステルのTmは、無定形ビニル
重合体と結合されていない状態における結晶性ポリエス
テルの融点を意味する。
【0050】結晶性ポリエステルにおいて、耐オフセッ
ト性を高める観点から、そのMwは5,000〜50,000の範
囲が好ましく、Mnは2,000〜20,000の範囲が好まし
い。
【0051】本発明においては、以上の結晶性ポリエス
テルと無定形ビニル重合体とが化学的に結合されてなる
樹脂を母体粒子のバインダーとして用いるが、当該樹脂
における結晶性ポリエステル成分の割合は、低温定着性
及び耐オフセット性を高める観点から、3〜50重量%の
範囲が好ましく、特に5〜40重量%の範囲が好ましい。
【0052】結晶性ポリエステルと無定形ビニル重合体
とが化学的に結合されてなる樹脂を得るためには、例え
ば各重合体に存在する末端官能基間のカップリング反応
により頭一尾様式で互いに直接に結合させることができ
る。あるいは、各重合体の末端官能基と二官能性カップ
リング剤によって結合することができ、例えば末端基が
水酸基である重合体とジイソシアネートとの反応により
形成されるウレタン結合、末端基が水酸基である重合体
とジカルボン酸との反応、末端基がカルボキシル基であ
る重合体とグリコールとの反応により形成されるエステ
ル結合、末端基が水酸基である重合体とホスゲン、ジク
ロルジメチルシランとの反応により形成される他の結
合、等によって結合することができる。
【0053】母体粒子には、バインダー樹脂のほかに、
必要に応じて、着色剤、荷電制御剤、ワックス、磁性体
等のその他のトナー成分が含有される。
【0054】着色剤としては、例えばカーボンブラッ
ク、クロムイエロー、デュポンオイルレッド、キノリン
イエロー、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーン
オクサレート等を用いることができる。
【0055】荷電制御剤としては、トナーを正帯電性に
する観点から、例えばニグロシン系染料を好ましく用い
ることができる。
【0056】ワックスとしては、低分子量のポリエチレ
ンやポリプロピレン等のポリオレフィンワックス、パラ
フィンワックス、エステル系ワックス、アミド系ワック
ス等を用いることができる。
【0057】磁性体としては、フェライト、マグネタイ
トを始めとする鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性を示
す金属もしくは合金又はこれらの元素を含む化合物等を
用いることができる。この磁性体は磁性トナーを得る場
合に用いられる。
【0058】本発明においては、上記の母体粒子に、上
記の樹脂微粒子を機械的衝撃力により固着して、正帯電
性トナーを構成するが、母体粒子の表面に樹脂微粒子が
固着された状態とは、母体粒子の表面から突出している
樹脂微粒子部分の高さが当該樹脂微粒子の直径の15〜95
%である状態をいう。なお、このような状態は、透過型
電子顕微鏡又は走査型電子顕微鏡によりトナー粒子の表
面を観察することにより容易に確認することができる。
【0059】このような状態を得るためには、母体粒子
と樹脂微粒子とが共に存在する系において、母体粒子が
粉砕されない大きさの衝撃力、例えば粉砕時に通常必要
とされる力の1/5〜1/10の大きさの機械的衝撃力を作
用させればよい。具体的には、母体粒子にバインダーと
して含有される樹脂の特性によっても異なるが、母体粒
子1個当り、1.59×10-3〜9.56×10-5erg、好ましくは
1.20×10-3〜1.60×10-4ergの機械的衝撃力を作用させ
ればよい。
【0060】このような機械的衝撃力を付与するための
装置としては、スーパーミル、ボールミル、ハイブリダ
イザー等を用いることができる。
【0061】図1はハイブリダイザーの一例を示し、1
は粉体投入弁、2は粉体投入シュート、3は循環回路、
4はケーシング、5は回転盤、6はブレード、7はステ
ーター、8は冷却又は加熱用のジャケット、9は粉体排
出シュート、10は粉体排出弁である。なお、矢印は粉体
の軌跡を表す。
【0062】ブレード6を有する回転盤5を高速回転さ
せると、このブレード6により内部空気に遠心力が作用
して回転盤5の外側が加圧状態となり、回転盤5の中心
部が負圧状態となる。
【0063】しかして、循環回路3によって、回転盤5
の外側と中心部とが連結されているので、回転盤5の外
側の加圧空気が循環回路3を介して回転盤5の中心部へ
と移り、空気の循環流が形成される。
【0064】このような空気の循環流が形成された状態
において、循環回路3の途中に設けられた粉体投入シュ
ート2より、母体粒子と樹脂微粒子の混合物を投入する
と、当該混合物はこの循環流と共に循環回路3を介して
循環するようになり、この循環過程において、混合物は
ブレード6と衝突して機械的衝撃力を受け、これにより
樹脂微粒子が母体粒子の表面に固着される。斯かる循環
過程を一定時間行った後、粉体排出弁10を開いて遠心力
により処理物を排出すると、樹脂微粒子が母体粒子の表
面に強固に固着された処理粒子が得られる。
【0065】斯かる循環過程において、装置内部の温度
を制御するために、ステーター7側に設けられたジャケ
ット8により循環回路3及び粉体排出シュート9を冷却
又は加熱してもよい。
【0066】このハイブリダイザーにおいて、回転盤5
の周速は50〜80m/secの範囲が好ましく、品温は20〜6
0℃の範囲が好ましく、処理時間は0.5〜10分の範囲が好
ましい。
【0067】本発明においては、以上の処理粒子に、無
機微粒子、滑剤等の外部添加剤をさらに添加混合してト
ナーを構成してもよい。
【0068】無機微粒子としては、例えばシリカ、アル
ミナ、チタニア、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシ
ウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、
酸化亜鉛、酸化セリウム、三酸化アンチモン、酸化ジル
コニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素等を挙げることがで
きる。これらのうち特にシリカ微粒子が好ましい。
【0069】又、トナーを正帯電性にする観点から、例
えばアミノ変性シランカップリング剤、アミノ変性シリ
コーンオイル、ポリシロキサンアンモニウム塩等のアミ
ン変性シリコン化合物により表面処理されたシリカ微粒
子を好ましく用いることができる。
【0070】無機微粒子の使用量は、トナー全体の0.01
〜5重量%の範囲が好ましく、特に0.05〜2重量%の範
囲が好ましい。
【0071】滑剤としては、例えばステアリン酸亜鉛、
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸リチウム、ス
テアリン酸、硬化ヒマシ油等を用いることができる。滑
剤の使用量は、トナー全体の0.01〜2重量%の範囲が好
ましい。
【0072】これらの外部添加剤は、樹脂微粒子と共に
添加混合してもよいし、樹脂微粒子を固着させた後に添
加混合してもよい。
【0073】本発明のトナーは、キャリアと混合して2
成分現像剤として使用する。
【0074】2成分現像剤を構成するキャリアとして
は、従来公知のキャリアを使用することができるが、本
発明のトナーは正帯電性であるので、鉄、ニッケル、コ
バルト等の強磁性金属、これらの金属を含む合金、フェ
ライト、マグネタイト等の強磁性金属の化合物の粒子
に、フッ化ビニリデン-四フッ化エチレン共重合体、テ
トラフルオロエチレン、2,2,2-トリフルオロエチルメタ
クリレート、ペンタフルオロ-n-プロピルメタクリレー
ト等のフッ素樹脂、シリコーン樹脂等を被覆してなるキ
ャリアを好ましく用いることができる。斯かるキャリア
の平均粒径は20〜200μmの範囲が好ましく、特に30〜1
50μmの範囲が好ましい。
【0075】本発明のトナーは、フッ素樹脂被覆熱ロー
ラを用いた熱ローラ定着方式に使用されるものである。
【0076】熱ローラの被覆層を構成するフッ素樹脂と
しては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポ
リテトラフルオロエチレン−パ−フルオロアルキルビニ
ルエーテル共重合体(PFA)等を好ましく用いること
ができる。
【0077】本発明において、ガラス転移点Tgは、示
差走査熱量測定法(DSC)に従って、例えば「DSC
−20」(セイコー電子工業社製)によって測定されたも
のであり、具体的には、試料10mgを一定の昇温速度(10
℃/min)で加熱し、ベースラインと吸熱ピークの傾線
との交点よりガラス転移点Tgを定めた。
【0078】又、重量平均分子量Mw、数平均分子量M
nは、ゲル・パーミュエーション・クロマトグラフィ
(GPC)によって、温度40℃において、溶媒(テトラ
ヒドロフラン)を毎分1.2mlの流速で流し、濃度0.2g/2
0mlのテトラヒドロフラン試料溶液を試料重量として3m
g注入して測定されたものである。なお、試料の分子量
測定にあたっては、試料の有する分子量が数種の単分散
ポリスチレン標準試料により作製された検量線の分子量
の対数とカウント数が直線となる範囲内に包含される測
定条件を選択した。
【0079】測定結果の信頼性は、上述の測定条件で測
定したNBS706ポリスチレン標準試料(Mw=28.8×1
04,Mn=13.7×104,Mw/Mn=2.11)の比Mw/
Mnの値が2.11±0.10となることにより確認する。
【0080】なお、用いるGPCのカラムとしては、上
記条件を満足するものであれば特に限定されないが、例
えばTSK−GEL、GMH(東ソー社製)等を用いる
ことができる。また、溶媒及び測定温度は、上記条件に
限定されるものではなく、適宜他の条件に変更してもよ
い。
【0081】又、融点Tmは、示差走査熱量測定法(D
SC)に従って、例えば「DSC−20」(セイコー電子
工業(株)製)によって測定されたものであり、具体的に
は、試料10mgを一定の昇温速度(10℃/min)で加熱し
たときの融解ピーク値を融点Tmと定めた。
【0082】(静電荷像形成工程)有機感光体の表面を
コロナ帯電器等により一様に帯電し、次いで露光光学系
により像露光を施して、当該有機感光体上に静電荷像を
形成する。
【0083】有機感光体は、結着樹脂中に有機光導電性
物質が分散含有されてなる有機感光層が例えば導電性支
持体上に積層されて構成された感光体である。
【0084】斯かる有機感光体としては、特に有機感光
層がキャリア発生層とキャリア輸送層とを有する積層型
の構成であることが好ましい。
【0085】キャリア発生層は、可視光を吸収して荷電
キャリアを発生するキャリア発生物質を含有してなる層
であり、キャリア輸送層は、キャリア発生層において発
生した正または負のキャリアのいずれか一方又は両方を
輸送するキャリア輸送物質を含有してなる層である。斯
かるキャリア発生層とキャリア輸送層とを有してなる積
層型の有機感光層においては、キャリアの発生と、その
輸送という感光層において必要な2つの基本的機能を別
個の層に分担させることができ、従って感光層の構成に
用い得る物質の選択範囲が広範となるうえ、各機能を最
適に果たす物質又は物質系を独立に選定することが可能
となり、その結果、画像形成プロセスにおいて要求され
る諸特性、例えば帯電させたときの表面電位が高く、電
荷保持能が大きく、光感度が高く、また反復使用におけ
る安定性が大きい等の優れた特性を有する有機感光体を
構成することが可能となる。
【0086】キャリア発生物質としては、例えばアント
アントロン系顔料、ペリレン誘導体、フタロシアニン系
顔料、ビスアゾ系顔料、インジゴイド系色素等を用いる
ことができる。
【0087】キャリア輸送物質としては、例えばカルバ
ゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、トリアリール
アミン誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリ
ン誘導体、スチルベン誘導体、スチリルトリアリールア
ミン誘導体等を用いることができる。
【0088】キャリア発生層の厚さは、通常0.01〜2μ
mであり、またキャリア輸送層の厚さは、通常1〜30μ
mである。
【0089】前記感光体の表面層には、ビスフェノール
Z型ポリカーボネートが使用される。
【0090】ポリカーボネートについては「プラスチッ
ク材料講座5 ポリカーボネート樹脂」(日刊工業新聞
社 昭和44年発行)に詳しく記載されており、本発明に
おいて使用されるビスフェノールZ型ポリカーボネート
は、下記構造式(1)で示される。
【0091】構造式(1)
【0092】
【化1】
【0093】表面層以外のその他の有機感光層に使用さ
れる結着樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、酢酸ビ
ニル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエス
テル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、スチレン−
ブタジエン共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、シリコー
ン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェノール−ホ
ルムアルデヒド樹脂、スチレン−アルキッド樹脂、ポリ
-N-ビニルカルバゾール等を用いることができる。
【0094】有機感光体の具体的構成例を図2(a)〜
図2(f)に示す。
【0095】図2(a)及び図2(c)はそれぞれ、導
電性支持体11上に、キャリア発生層12とキャリア輸送層
13との積層体よりなる有機感光層14を設けた例である。
【0096】図2(b)及び図2(d)はそれぞれ、上
記構成の有機感光層14と導電性支持体11との間にさらに
中間層15を設けた例である。
【0097】図2(e)は、導電性支持体11上に、キャ
リア輸送物質を主成分とする層16中にキャリア発生物質
17を分散含有させてなる有機感光層14を設けた例であ
り、図2(f)は、当該有機感光層14と導電性支持体11
との間にさらに中間層15を設けた例である。
【0098】有機感光体を構成する導電性支持体として
は、例えばアルミニウム、ニッケル、銅、亜鉛、パラジ
ウム、銀、インジウム、スズ、白金、金、ステンレス、
銅、真鍮、合金等によりなる金属板あるいは金属ドラ
ム、紙あるいはプラスチック等の絶縁性シートの表面
に、アルミニウム、パラジウム、金、合金、酸化インジ
ウム等の導電性材料を、塗布、蒸着、ラミネートの手段
により積層して得られる導電処理されたシート等を用い
ることができる。
【0099】上記中間層は、接着層あるいはバリア層と
しての機能を有するものであり、その構成材料として
は、表面層以外の有機感光層の結着樹脂として用いられ
る上記と同様の樹脂、酸化アルミニウム、酸化インジウ
ム等の金属酸化物を用いることができる。
【0100】(現像工程)樹脂微粒子を必須成分として
固着しているトナーを用いて構成した二成分現像剤を現
像剤搬送担体により現像領域に搬送し、この現像剤によ
り潜像担持体上の静電潜像を現像して、未定着トナー画
像を形成する。現像方法としては、特に限定されず、従
来公知の方法を適用することができる。具体的には、以
下の方法を挙げることができる。
【0101】現像剤搬送担体上に、現像領域の間隙よ
り穂立ちの高い現像剤の磁気ブラシを形成し、この磁気
ブラシを現像領域に搬送して該磁気ブラシにより潜像担
持体上の静電潜像を摺擦しながら磁気ブラシ中のトナー
を静電潜像に付着させて現像を行う接触磁気ブラシ現像
法。
【0102】現像剤搬送担体上に、現像領域の間隙よ
り穂立ちの低い現像剤の磁気ブラシを形成し、この磁気
ブラシを現像領域に搬送するとともに、現像領域に振動
電界を作用させることにより磁気ブラシ中のトナーを飛
翔させて静電潜像に付着させて現像を行うジャンピング
磁気ブラシ現像法。
【0103】カスケード現像法。
【0104】(転写工程)現像により得られた潜像担持
体上の未定着トナー画像を記録材に転写する。この転写
工程においては、静電転写方式あるいはバイアス転写方
式のいずれも適用できるが、例えば直接コロナ放電を生
じさせる転写器を、記録材を介して潜像担持体に対向す
るよう配置し、記録材にその裏面側から直流コロナ放電
を作用させることにより潜像担持体の表面に担持されて
いた未定着トナー画像を記録材の表面に転写する。
【0105】(クリーニング工程)転写工程を経た後に
潜像担持体上に残留したトナーをクリーニングする。ク
リーニング手段は、特に限定されないが、潜像担持体の
表面に接触配置したクリーニングブレードを有してなる
クリーニング装置が好ましい。このクリーニング装置に
よれば、潜像担持体の表面がクリーニングブレードによ
り摺擦されることにより、残留トナーが掻き取り除去さ
れる。
【0106】このクリーニング工程の前段においては、
クリーニングを容易にするために潜像担持体の表面を除
電する除電工程を付加することが好ましい。この除電工
程は、例えば交流コロナ放電を生じさせる除電器により
行うことができる。
【0107】(リサイクル工程)クリーニングにより回
収したトナーを、適宜のリサイクルシステムにより再び
現像器に戻してこれを再使用する。
【0108】図3はリサイクルシステムの一例を示す説
明図である。18は現像機構、19はクリーニング機構、20
はトナー受入れ分配機構、21は磁気ブラシ機構、22は潜
像担持体、23はスクリューコンベア、24は第1スクリュ
ー、25は第2スクリューであり、この例の装置は、第1
スクリュー24と第2スクリュー25とによりスクリューコ
ンベア23よりのトナーをトナー受入れ分配機構20に供給
するようにしたものである。すなわち第1スクリュー24
及び第2スクリュー25は、それぞれ内部に回転軸とこの
回転軸に沿ってスパイラル状に設けた羽根を有してな
り、第1スクリュー24においては、スクリューコンベア
23により送られたトナーが回転軸の回転に伴って羽根に
より順次押上げられて第2スクリュー25に送られ、この
第2スクリュー25においては、第1スクリュー24と同様
の原理で水平方向にトナーが順次送られてトナー受入れ
分配機構20に供給され、回収されたトナーが再び潜像担
持体22上の潜像の現像に供される。
【0109】(定着工程)転写工程によって、未定着ト
ナー画像が転写された記録材を、加熱定着装置あるいは
加熱・加圧定着装置等により定着処理し、記録材に定着
トナー画像を形成する。
【0110】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げるが、本発明の
態様はこれらに限定されるものではない。
【0111】〈感光体1〉塩化ビニル-酢酸ビニル-マレ
イン酸共重合体(エスレックMF−10、積水化学社製)
1部、メチルエチルケトン9部を溶解して下引き層用塗
布液を調製した。
【0112】この塗布液を浸漬塗布液として使用し、ア
ルミニウムパイプ(外径60mm、厚さ1.5mm、長さ350mm)
を浸漬塗布槽中の塗布液に浸漬し、120mm/分の速度で
引き上げ、100℃において5分間加熱乾燥し、厚さ0.1μ
mの下引き層を形成した。
【0113】次にジブロムアントアントロン3部(モノ
ライトレッド2F、ICI社製)、ビスフェノールA型
ポリカーボネート樹脂(パンライトL−1250、帝人社
製)1部、及び1,2-ジクロルエタン100部を混合し、分
散媒体としてガラスビーズとともに、サンドグラインダ
ーミルで5時間処理して分散させた後、得られた混合物
を浸漬塗布液とした。この塗布液中に前記下引き層が形
成されたアルミニウムパイプを浸漬し、100mm/分の速
度で引き上げ、100℃において5分間乾燥し、厚さ約1.0
μmの電荷発生層を形成した。
【0114】そして、下記化合物(I)で示されるビス
フェノールZ型ポリカーボネート樹脂1部と、下記化合
物(II)で示される電荷輸送物質1部とを、1,2-ジクロ
ルエタン8部に溶解した溶液を浸漬塗布液とした。前記
電荷発生層が形成されたアルミニウムパイプを浸漬し、
90mm/分の速度で引き上げ、100℃で1時間乾燥して、
厚さ約20μmの電荷輸送層を形成させ、3層からなる負
帯電型有機感光体を製造した。
【0115】
【化2】
【0116】〈感光体2〉〈感光体1〉の製造におい
て、電荷輸送層用の浸漬塗布液に使用したビスフェノー
ルZ型ポリカーボネート樹脂1部のかわりに、ビスフェ
ノールA型ポリカーボネート(パンライトL−1250、帝
人社製)1部を使用したほかは感光体1と同様にして感
光体2を製造した。
【0117】〈結晶性ポリエステル1〉セバシン酸1500
gと、ヘキサメチレングリコール964gとを、温度計、
ステンレススチール製撹拌器、ガラス製窒素ガス導入管
及び流下式コンデンサーを備えた容量5リットルの丸底
フラスコに入れ、このフラスコをマントルヒーターにセ
ットし、ガラス製窒素ガスを導入して反応器内を不活性
雰囲気に保った状態で昇温させた。
【0118】次いで、p-トルエンスルホン酸13.2gを加
えて温度150℃で反応させた。エステル化反応によって
流出した水の量が250mlに達した時に反応を停止させ、
反応系を室温に冷却して、分子末端に水酸基を有するポ
リヘキサメチレンセバケートよりなる結晶性ポリエステ
ル1を得た。
【0119】この結晶性ポリエステル1のTmは64℃、
Mwは14,000であった。
【0120】〈結晶性ポリエステル2〉結晶性ポリエス
テル1と同様の製造方法により、Tm=77℃、Mw=8.
370のポリデカメチレンアジペートよりなる結晶性ポリ
エステル2を得た。
【0121】〈無定形ビニル重合体1〉容量5リットル
のセバラブルフラスコにトルエン1000gを入れ、その中
に、高分子量成分用単量体として、スチレン300gと、n
-ブチルアクリレート100gと、過酸化ベンゾイル0.8g
とを加えて、フラスコ内の気相を窒素ガスによって置換
した後、トルエンの沸点まで昇温して当該温度に2.5時
間保って第1段重合を行った。なお、上記高分子量成分
用単量体の単独重合体におけるMwは461,000、Tgは6
1℃である。
【0122】次いで、トルエン還流下で、その中に、低
分子量成分用単量体として、スチレン1360gと、n-ブチ
ルメタクリレート160gと、アクリル酸80gと、過酸化
ベンゾイル16gとを、2時間かけて滴下し、さらに0.5
時間保って第2段重合を行った。なお、上記低分子量成
分用単量体の単独重合体におけるMwは8,200、Tgは64
℃である。
【0123】次に、トルエンをアスピレーター及び真空
ポンプにより留去して、カルボキシル基を有する無定形
ビニル重合体1を得た。
【0124】この無定形ビニル重合体1は、GPCによ
る分子量分布においてピークが2つ存在し、高分子量側
のピーク分子量は363,000、低分子量側のピーク分子量
は7,590である。また、Mwは165,000、比Mw/Mnの
値は25.9、Tgは62℃、軟化点Tspは130℃である。
【0125】 〈バインダー樹脂1〉 結晶性ポリエステル1 40部 無定形ビニル重合体1 60部 p-トルエンスルホン酸 0.05部 キシレン 100部 以上の材料を、容量3リットルのセパラブルフラスコ内
に入れ、温度150℃で1時間にわたり還流させ、次いで
キシレンをアスピレータ及び真空ポンプにより留去し
て、結晶性ポリエステルと無定形ビニル重合体とが化学
的に結合されたバインダー樹脂1を得た。このバインダ
ー樹脂1のTgは60℃、軟化点TSPは110℃である。
【0126】 〈バインダー樹脂2〉 結晶性ポリエステル1 15部 無定形ビニル重合体1 85部 p-トルエンスルホン酸 0.05部 キシレン 100部 以上の材料を用いて、バインダー樹脂1と同様にして、
Tgが61℃、軟化点TSPが115℃のバインダー樹脂2を
得た。
【0127】 〈バインダー樹脂3〉 結晶性ポリエステル2 5部 無定形ビニル重合体1 95部 p-トルエンスルホン酸 0.05部 キシレン 100部 以上の材料を用いて、バインダー樹脂1と同様にして、
Tgが62℃、軟化点TSPが118℃のバインダー樹脂3を
得た。
【0128】〈バインダー樹脂4〉無定形ビニル重合体
1をバインダー樹脂4とする。このバインダー樹脂4の
軟化点TSPは130℃である。
【0129】 〈母体粒子1〉 バインダー樹脂1 100部 カーボンブラック(モーガルL,キャボット社製) 10部 パラフィンワックス 3部 (サゾールワックスHl,サゾールマーケッティング社製) アルキレンビス脂肪酸アミド 3部 (ヘキストワックスC,ヘキスト社製) 以上の材料を混合し、加熱ロールにより溶融混練し、冷
却した後、微粉砕し、風力分級機により分級して、平均
粒径9.5μmの母体粒子1を得た。
【0130】〈母体粒子2〉母体粒子1の製造におい
て、バインダー樹脂1をバインダー樹脂2に変更したほ
かは同様にして母体粒子2を得た。
【0131】〈母体粒子3〉母体粒子1の製造におい
て、バインダー樹脂1をバインダー樹脂3に変更したほ
かは同様にして母体粒子3を得た。
【0132】〈母体粒子4〉母体粒子1の製造におい
て、バインダー樹脂1をバインダー樹脂4に変更したほ
かは同様にして母体粒子4を得た。
【0133】 〈樹脂微粒子1〉 メチルメタクリレート 37部 n-ブチルアクリレート 20部 スチレン 40部 スチレンスルホン酸ナトリウム 3部 以上の組成物を、開始剤として過硫酸カリウムを用い、
分散安定剤としてポリビニルアルコールを用いて重合さ
せて、平均粒径0.4μmの樹脂微粒子1を得た。
【0134】この樹脂微粒子1の鉄粉に対する摩擦帯電
量は-120μC/g、Tgは60℃、軟化点TSPは140℃であ
る。
【0135】 〈樹脂微粒子2〉 メチルメタクリレート 25部 n-ブチルアクリレート 20部 スチレン 50部 メタクリル酸 5部 以上の組成物を、開始剤として過硫酸カリウムを用い、
分散安定剤としてポリビニルアルコールを用いて重合さ
せて、平均粒径0.25μmの樹脂微粒子2を得た。
【0136】この樹脂微粒子2の鉄粉に対する摩擦帯電
量は-105μC/g、Tgは62℃、TSPは145℃である。
【0137】 〈樹脂微粒子3〉 メチルメタクリレート 10部 n-ブチルアクリレート 20部 スチレン 65部 メタクリル酸 5部 以上の組成物を、開始剤として過硫酸カリウムを用い、
界面活性剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ムを用いて乳化重合させて、平均粒径0.08μmの樹脂微
粒子3を得た。
【0138】この樹脂微粒子3の鉄粉に対する摩擦帯電
量は-150μC/g、Tgは60℃、TSPは143℃である。
【0139】 〈トナーA〉 母体粒子1 95部 樹脂微粒子1 5部 以上の材料をV型混合機により十分に撹拌混合して、樹
脂微粒子を母体粒子に静電的に付着させた。
【0140】次いで、これらを「奈良ハイブリダイゼー
ションシステムNHS−1」(奈良機械製作所製)に移
し、衝撃羽根の回転数を6,000rpm、周速を75m/secと
して5分間にわたり機械的衝撃力を加えて、母体粒子の
表面に樹脂微粒子を固着させてなる処理粒子を得た。な
お、この時の品温は40℃であった。
【0141】上記処理粒子の100部に対して、表面をポ
リシロキサンアンモニウム塩により処理したシリカ微粒
子(以下「表面処理シリカ微粒子」という。)を0.8
部、ステアリン酸亜鉛を0.1部添加し、V型混合機によ
り混合して本発明のトナーAを得た。
【0142】このトナーAは、走査型電子顕微鏡による
表面観察により、母体粒子の表面に静電的に付着してい
た樹脂微粒子が、母体粒子の表面に強固に固着された状
態となっていることが認められた。
【0143】 〈トナーB〉 母体粒子2 97部 樹脂微粒子1 3部 以上の材料を用いてトナーAと同様にして処理粒子を得
た。
【0144】この処理粒子にトナーAと同様にして表面
処理シリカ微粒子及びステアリン酸亜鉛を添加混合して
本発明のトナーBを得た。
【0145】 〈トナーC〉 母体粒子2 97部 樹脂微粒子2 3部 以上の材料を用いてトナーAと同様にして処理粒子を得
た。
【0146】この処理粒子にトナーAと同様にして表面
処理シリカ微粒子及びステアリン酸亜鉛を添加混合して
本発明のトナーCを得た。
【0147】 〈トナーD〉 母体粒子2 97部 樹脂微粒子3 3部 以上の材料を用いてトナーAと同様にして処理粒子を得
た。
【0148】この処理粒子にトナーAと同様にして表面
処理シリカ微粒子及びステアリン酸亜鉛を添加混合して
本発明のトナーDを得た。
【0149】 〈トナーE〉 母体粒子3 95部 樹脂微粒子1 5部 以上の材料を用いてトナーAと同様にして処理粒子を得
た。
【0150】この処理粒子の100部に対してトナーAと
同様にして表面処理シリカ微粒子及びステアリン酸亜鉛
を添加混合して本発明のトナーEを得た。
【0151】 〈比較トナーa〉 母体粒子1 100部 以上の材料粒子にトナーAと同様にして表面処理シリカ
微粒子及びステアリン酸亜鉛を添加混合して比較用のト
ナーaを得た。
【0152】 〈比較トナーb〉 母体粒子4 95部 樹脂微粒子1 5部 以上の材料を用いてトナーAと同様にして処理粒子を得
た。
【0153】この処理粒子にトナーAと同様にして表面
処理シリカ微粒子及びステアリン酸亜鉛を添加混合して
比較用のトナーbを得た。
【0154】以上の実施例及び比較例で得られたトナー
の構成上の特徴を後記表1に示す。
【0155】〈テスト1〉本発明のトナーA〜E及び比
較用のトナーa,bについては、各トナーと、銅−亜鉛
系フェライト芯材(パウダーテック社製)の表面に2,2,
2-トリフルオロエチルメタクリレートを被覆してなる平
均粒径80μmのキャリアとを混合して、トナー濃度が6
重量%の2成分現像剤を調製した。
【0156】これらの2成分現像剤を用いて、有機光導
電性感光体、2成分現像剤用の現像器、熱ローラ定着器
を備え、熱ローラの設定温度を可変調整できるように改
造した電子写真複写機「U−Bix 1550MR」(コニカ
(株)製)改造機により、熱ローラの線速度を139mm/秒
に設定し、バックアップローラの温度を熱ローラの設定
温度よりも低く保った状態で、熱ローラの設定温度を10
0〜240℃の範囲内で段階的に変化させながら、定着トナ
ー像を形成するテストを行った。
【0157】得られた定着トナー像の画像進行方向に対
する手前側端部を、こすり試験機により一定の荷重をか
けてこすった後、マイクロデンシトメータで当該端部の
定着トナー像の残存率を測定し、この残存率が80%以上
であるときの熱ローラの設定温度の最低値(定着最低設
定温度)を求めて低温定着性を評価した。
【0158】このテストで使用した熱ローラ定着器は、
表層がPFA(テトラフルオロエチレン−パ−フルオロ
アルキルビニルエーテル共重合体)よりなる直径30mmφ
の熱ローラと、表層がPFAにより被覆されたシリコー
ンゴム「KE−1300RTV」(信越化学工業社製)より
なるバックアップローラとを有してなり、線圧0.8Kg/c
m、ニップ幅4.3mmで、シリコーンオイル等の離型剤の塗
布機構は備えていないものである。
【0159】この未定着トナー像を、上記の「U−Bix
1550MR」(コニカ(株)製)改造機の熱ローラ定着器を
用いて、上記と同様にして定着トナー像を形成するテス
トを行い、低温定着性を評価した。
【0160】〈テスト2〉バックアップローラを熱ロー
ラの設定温度に近い温度に保った状態としたほかは上記
テスト1と同様にして、定着トナー像を形成し、その直
後、白紙の転写紙を同様の条件下で熱ローラ定着器に送
ってこれにトナー汚れが生ずるか否かを目視により観察
する操作を、熱ローラの各設定温度において行い、トナ
ー汚れが生じないときの最高の設定温度(ホットオフセ
ット未発生発生温度)を求めた。
【0161】結果を表2に示す。
【0162】尚表1は各実施例及び各比較例で得られた
トナーの構成上の特徴を示す。
【0163】
【表1】
【0164】〈画像形成テスト〉以上のようにして得ら
れた各現像剤をそれぞれ用いて、有機感光体上に形成し
た静電荷像を現像してトナー像を形成し、このトナー像
を転写材に転写し、転写したトナー像を定着し、転写後
に有機感光体上に残留したトナーをクリーニングブレー
ドによりクリーニングする工程を含む画像形成プロセス
を遂行してコピー画像を形成するテストを行った。
【0165】上記有機感光体1もしくは2と、クリーニ
ングブレードを有するクリーニング装置と、クリーニン
グパッドを有する熱ローラ定着器とを備えた二成分系現
像剤用のコニカ(株)製の電子写真複写機U−Bix 1520改
造機を用い、温度20℃、相対湿度55%の環境条件下で最
高5万回にわたりコピー画像を形成するテストを行っ
た。
【0166】実写テストにおいて、定着熱ローラの設定
温度は160℃とした。
【0167】以上のテストにより、下記の項目について
評価した。結果を後記表2に示す。
【0168】クリーニング性 クリーニングブレードによりクリーニングされた直後の
有機感光体の表面を目視により観察して付着物の有無を
調べ、付着物がほとんど認められない場合を「○」、付
着物が若干認められるが実用レベルにある場合を
「△」、付着物が多くて実用的には問題のある場合を
「×」とした。
【0169】感光体の損傷 有機感光体の表面を目視により観察し、損傷の有無を調
べた。なお、観察は実写テストの終了後に行った。
【0170】黒ポチ コピー画像を目視により観察して、有機感光体の表面の
損傷に起因する黒ポチの有無を調べ、黒ポチがほとんど
認められない場合を「○」とし、黒ポチが若干認められ
るが実用レベルにある場合を「△」、黒ポチが多くて実
用的には問題のある場合を「×」とした。ここで黒ポチ
とは、0.1mm以上の黒点をいう。
【0171】トナーこぼれ コピー画像を目視により観察し、熱ローラ定着器のクリ
ーニングパッドからのトナーこぼれが認められず良好で
ある場合を「○」、トナーこぼれが多くて実用的には問
題のある場合を「×」とした。
【0172】画質 目視観察によるコピー画像の良否を評価した。
【0173】
【表2】
【0174】表2の結果から明らかな様に、本発明の実
施例が比較例に比して、優れていることがわかる。
【0175】
【発明の効果】本発明による画像形成方法は低温定着性
が良好で、トナー飛散かぶりがなく、大幅な耐久性向上
が図れトナーリサイクルが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正帯電トナーの製造に使用するハイブ
リダイザーの一例を示す断面図。
【図2】本発明の有機感光体の構成例を示す断面図。
【図3】本発明のトナーのリサイクルシステムの一例を
示す断面図。
【符号の説明】
1…粉体投入弁 2…粉体投入シュート 3…循環回路 4…ケーシング 5…回転盤 6…ブレード 7…ステーター 8…ジャケット 9…粉体排出シュート 10…粉体排出弁 11…導電性支持体 12…キャリア発生層 13…キャリア輸送層 14…有機感光層 15…中間層 16…キャリア輸送物質を主成分とする層 17…キャリア発生物質 18…現像機構 19…クリーニング機構 20…トナー受入れ分配機構 21…磁気ブラシ機構 22…潜像担持体 23…スクリューコンベア 24…第1スクリュー 25…第2スクリュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 剛 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機光導電性半導体よりなる感光体の表
    面に負の静電潜像を形成する潜像形成工程と、この静電
    潜像をトナーとキャリアよりなる静電像現像剤により現
    像する現像工程と、現像により得られたトナー画像を静
    電気的に転写材へ転写する転写工程と、該転写工程後に
    おいて前記感光体の表面に残留したトナーをクリーニン
    グブレードによりクリーニングするクリーニング工程と
    このクリーニングしたトナーを再び現像部に供給するト
    ナーリサイクル工程と、熱ローラを有する定着器により
    前記転写材上のトナー画像を加熱定着する定着工程を含
    む画像形成方法において、前記有機光導電性半導体の表
    面層がビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂を含む
    積層型有機光導電性半導体であり、前記トナーが熱可塑
    性樹脂をバインダーとする母体粒子に、その平均粒子径
    より小さい樹脂微粒子を機械的衝撃力により固着してい
    ることを特徴とする画像形成方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005196056A (ja) * 2004-01-09 2005-07-21 Ricoh Co Ltd トナー、現像剤、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2007057918A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7521164B2 (en) 2003-09-18 2009-04-21 Ricoh Company, Ltd. Toner, and, developer, toner container, process cartridge, image forming apparatus and image forming method
JP2015163950A (ja) * 2014-01-29 2015-09-10 コニカミノルタ株式会社 静電荷像現像用トナー、二成分現像剤および画像形成方法

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