JPH04502443A - 包装容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 包　装　容　器 本発明は、実質的に剛性のある薄板状材料、特に厚紙またはカートン製の一つの 部分からなるブランクからなる包装容器であって、長手方向績に沿って互いに結 合された側壁からなる容器胴体を有し、前記側壁は平面図で見て四角な共通の容 器底部と四つの底部縁稜で結合されている包装容器に関する。

この基本的な構成の包装容器は、例えば折り畳み可能な箱のような種々の実施形 態で知られており、その容器底部は差し込み接合板を有する閉鎖部によりまたは 互いに接着された閉鎖折り蓋により形成される。折り畳み可能な箱が非常に広い 使用範囲で使用できようとできまいと、そのような箱は例えば、内側で被覆され た気密な液体用容器としては使用できない。

このために、プラスチック−金属−結合シートからなる直立袋が知られており、 これらの袋は、それらの被覆された内側でのみ接触し、それ故縁密封部により気 密に閉鎖することができるように、容器底部を形成した状態で折り畳まれている 。しかしながら、このシート直立袋の安定性は、使用される結合シートの可撓性 のためわずかである。それ故、シート直立袋の使用は、液体を入れることに制限 されている。

冒頭に述べた種類の周知の包装容器（ヨーロッパ特許明細書１６８４８）の場合 、平面図で見て四角の容器底部は、同時に包装容器のための直立面を形成するが 、容器閉鎖部として、好ましくは慣用の折り畳み可能な箱−差し込み接合板閉鎖 部として設計される。その場合、この周知の包装容器の安定性は、実質的に容器 を形成する閉鎖部の強度により決定される。上方に向かって先細になる容器胴体 の形状安定性が非常に高くかつ比較的薄い材料を使用できようとできまいと、容 器底部の閉鎖部の構成は使用される材料の一定の最小厚さと強度を必要とする。

そのほか、この周知の包装容器はその底部閉鎖部のため折り畳み可能な箱の形式 に従ってしか使用できず、すなわち気密に溶接された液体用またはさらさら流れ うる材料用包装容器としては使用できない。

可能性が簡単でありながら、非常に種々の使用の場合に、特に液体またはさらさ ら流れうる材料用の容器として使用できるように冒頭に述べた種類の包装容器を 形成することである。この包装容器は、折り畳み可能な箱の有利な特性を直立袋 の有利な特性と、それらのそれぞれの構造方式に限定された欠点をもたずに結合 しなければならない。

この課題を解決するには、本発明により、容器底部が二つの底部三角形からなり 、これらの底部三角形は、底部底面に存在する対角線折り畳み稜から互いに点対 称に相対する二つの長手方向稜まで上り勾配になりかつ底部縁槽とそれぞれ中間 三角形を介して連結され、この中間三角形はそれぞれ側壁の内側に隣接しており 、これらの長手方向稜に沿ってそれぞれ境を接する側壁が、重なり合っている長 手方向縁ストリップで互いに結合され、容器底部を形成するブランク部分がブラ ンクの中央範囲に存在するようにすればよい。

どんな種類の切り込みも有しない、一部分からなるブランクの中央部分からなる 本発明による底部構造により、非常に寸法安定性のある容器底部が達成され、こ の容器底部はそれと共に容器胴体にも、従って容器全体に強度の増大を与える。

それ故、比較的薄い材料を用いることができる。

この特別な寸法安定性を、容器底部は、一方では、立体的に配置されている互い に折り畳み可能に連結された三角形からなることにより維持し、他方では、側壁 の長手方向縁ストリップが特に底部範囲でも重なり合って存在しかつ互いに結合 され、しかも好ましくは、本発明思想の有利な実施形態により設けられるように 、中間三角形に隣接する縁ストリ・ンプとも結合されていることにより維持する 。

本発明による本発明の本質的な利点は、全ての連結位置で包装材料の内側のみが 接触し、その際縁ストリップの平面の接触を問題にしていることにより論証され る。このようにして、重なり合っている縁ストリップの範囲で液密な密封を可能 にするヒートシール可能な片側の被覆をブランクに設けることができる。同時に 、それにより、容器内容物、例えば液体がこの被覆でのみ接触することが確保さ れる。

それにより、本発明による包装容器を直立袋の仕方に従って液体を直接入れるた めの液体包装として使用することができる。しかしながら、このようにして達成 された液体包装は、シート直立袋と反対に高い寸法安定性を有しかつ良好な耐久 力を有す名ので、そのような液体包装は、シート直立袋がそうであるように、実 質的にいっそう大きな包装ユニットとして設計することができる。

そのほか、しかも本発明による包装容器は、流しこみ可能な、例えば粒状のまた は粉末状の他の包装材料を入れるのにも適しており、その際上方の容器閉鎖部に 種々の実施形態が可能である。液体包装としての設計では、幅の狭い同様にヒー トシールされた容器閉鎖部に終わっている、上方に向かって先細になる形状を示 すが、容器底部の基本的な構成を維持しながら、容器胴体の他の形状も、例えば 長方形、正方形、菱形またはその他の四角な底面をもつ直方体の形状を用いるこ ともでき、その際上方の容器閉鎖部を慣用の差し込み接合板閉鎖部としてまたは 二つの三角形からなる密封された閉鎖部として実施することができる。

上方に向かって先細になる実施形態において、本発明による包装容器はとりわけ 液体またばら材用注出容器としても適しており、その取り出しは特別な閉鎖部に よりまたは上方の容器角の切断により行うことができる。同様な風にして、包装 容器を泥膏状の充填材料用管として用いることができ、その充填材料をこの閉鎖 部または切断された角によりしぼり出すことができる。内側被覆をやめる場合に は、液体包装としての設計を次のようにして、すなわちカートンからのみなる包 装容器に、プラスチックシート製の、例えばホース部分からなる内側袋を挿入す ることによっても可能である。

本発明思想のさらに有利な発展は、従属する請求の範囲の対象である。

次に、図面に示した本発明の実施例を詳細に説明する。図面において： 第１図は包装容器を正面図で示す。

第２図は第１図による包装容器を側面図で示す。

第３図は第１図の線■−■に沿った断面を示す。

第４図は第３図に■で示した範囲の拡大断面図を示す。

第５図は第１図から第４図までによる包装容器を製造するために用いられるブラ ンクを示す。

第６図は包装容器の変更された実施形態を等角立体表現方式で示す。

第７図は第６図による包装容器を製造するために用いられるブランクを示す。

第８図は第６図に対して変更された包装容器のためのブランクの中央範囲の部分 図を示す。

第１図から第４図までに示した包装容器は、厚紙、カートンまたは実質的に剛性 のある他の薄板状材料製の一つの部分からなるブランク（第５図）からなる。容 器胴体１は多数の側壁２から形成され、これらの側壁は長手方向縁３と４に沿っ て互いに結合されている。容器胴体１は、第１図から第４図による実施例では、 上方に向かって幅の狭い容器閉鎖部５まで先細になっている。

包装容器の下端に四角な容器底部６が形成されており、この容器底部は包装容器 Ｉのための直立面を形成しかつその四つの底部縁槽７から側壁２が上昇している 。

容器６は、二つの底部三角形８からなる。これは、底部底面に存在する対角線折 り畳み縁９で互いに結合されかつそこから互いに点対称に相対する両方の長手方 向縁４まで上り勾配になっている。

各底部三角形８は、付設された二つの底部縁槽７と、折り畳み可能に蝶着された 二つの中間三角形１Ｏを介して連結され、これらの中間三角形はそれぞれ側壁２ の内側に隣接している。

点対称に相対する両方の長手方向縁４に沿って、それぞれ境を接する側壁２が、 重なり合っている長手方向縁ストリップ１１で例えば接着または密封により互い に結合されており、その際超音波ヒートシール法または高周波ヒートシール法を 慣用の仕方で用いることができる。

中間三角形ｌＯも、それらの外側にある縁で縁ストリップ１２と折り畳み可能に 連結されている。第４図の拡大された断面図から分かるように、これらの両方の 縁ストリップ１２が重なり合ってかつ長手方向縁ストリップ１１の間に存在して おり、これらの長手方向ストリップと縁ストリップ１２はすでに述べた仕方で結 合されている。

第１図から認められるように、上方の容器閉鎖部５に沿っても、重なり合ってい る二つの縁ストリップ１３が互いに結合されるので、包装容器全体が気密に閉鎖 されている。

第５図のブランクの絵から、前述した容器部分の位置が認められる。全てのこれ らの容器部分は折り畳み縁によってのみ互いに結合されていること、およびブラ ンクの内側にまたは縁からブランクの中へどんな種類の切り込みも走っていない ことが認められる。容器底部６は、ブランクの中央範囲から形成されている。

第１図から第４図までに実施例として示された包装容器は、例えば流動状の洗剤 またはエンジンオイルのような粉末または液体を入れることができ、そして切断 後液体用包装容器として、片側だけ液密でかつ密封能力のある被覆を設けたブラ ンクを用いるのが好都合である。包装容器の前述した構成から、一方の好ましく は被覆されたブランク側のみが包装材料と接触すること、および互いに結合すべ き全ての縁ストリップも一方の好ましくは被覆されたブランク側でのみ接触する ことが認められる。包装容器のその特性により、できるだけわずかな材料の消費 でバリヤ一層のための安定した構造を達成できる。

第５図が示すように、隣接する中間三角形１０の両方の縁ストリップ１２および 引き続く長手方向縁ストリップ１’　Ｉは、両方のブランク側の各々に、折り畳 み稜によってのみ中断された通しのブランク−縁ストリップを形成しており、こ れらの縁ストリップは上方の容器端部で、すなわち両方のブランク端部で直接上 方の縁ストリップ１３に移行している。

前述した上方に向かって先細になる包装容器と、第６図による包装容器は、直方 体状に形成されている点、すなわち長手方向稜３と４が互いに垂直にかつ平行に 走っている点で異なる。いっそう良く識別できるようにするために、第６図の包 装容器は部分的に破断されかつ等角立体的に示されている。個々のブランクは、 第１図から第５図までと同じ参照数字で示されている。

ここでは、長手方向稜３と４が四角な上方の容器閉鎖部１４０角まで走っており 、この容器閉鎖部は、側壁２と結合された三角形の二つの閉鎖折り蓋からなり、 これらの折り蓋は閉鎖部対角線１６に沿って互いに結合されている。この閉鎖部 対角線１６は両方の長手方向稜４の上端を結合する。このために、両方の閉鎖部 折り蓋１５は閉鎖部対角線１６に沿ってそれぞれ、互いに結合される縁ストリッ プ１７を有する。

第６図による包装容器に用いられるブランクの絵（第７図）から、閉鎖折り蓋１ ５が、隣接する側壁２と、それぞれ二つの部分からなる折り曲げ繋板１８により 折り畳み可能に連結されている。そのほか、第７図によるブランクは、特に容器 底部６を形成する中央の範囲で第５図によるブランクと同様な仕方で形成されて いるので、同じ参照数字を用いである。

第６図に示した容器閉鎖部１４の代わりに、慣用の差し込み接合板閉鎖部も用い ることができるので、包装容器をその上方の容器閉鎖部で折り畳み可能な箱の仕 方に従って閉鎖しかつ開放することができる。

第８図は、第７図に対して変更して、長方形の底部平面を有する包装容器用ブラ ンクを示す。このブランク部分は、第５図および第７図と同じ参照数字で示しで ある。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成３年６月２８日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．実質的に剛性のある薄板状材料、特に厚紙またはカートン製の一つの部分か らなるブランクからなる包装容器であって、長手方向稜に沿って互いに結合され た側壁からなる容器胴体を有し、前記側壁は平面図で見て四角な共通の容器底部 と四つの底部縁稜で結合されている包装容器において、容器内部（６）は二つの 底部三角形（８）からなり、これらの底部三角形は、底部底面に存在する対角線 折り畳み稜（９）から互いに点対称に相対する二つの長手方向稜（４）まで上り 勾配になりかつ底部縁稜（７）とそれぞれ中間三角形（１０）を介して連結され 、この中間三角形はそれぞれ側壁（２）の内側に隣接しており、これらの長手方 向稜（４）に沿ってそれぞれ境を接する側壁（２）が、重なり合っている長手方 向縁ストリップ（１１）で互いに結合され、容器底部（６）を形成するブランク 部分（８，１０）がブランクの中央範囲に存在することを特徴とする包装容器。 ２．中間三角形（１０）がそれぞれ縁ストリップ（１２）と連結され、隣接する 中間三角形（１０）の両方の縁ストリップ（１２）が重なり合ってかつ長手方向 縁ストリップ（１１）の間に存在し、そしてこれらと結合されていることを特徴 とする、請求の範囲１による包装容器。 ３．隣接する中間三角形（１０）の縁ストリップ（１２）および引き続く長手方 向縁ストリップ（１１）が、両方のブランク側の各々で通しのプランター縁スト リップまで折り畳み可能に互いに結合されていることを特徴とする、請求の範囲 １および２による包装容器。 ４．長手方向稜（３，４）が幅の狭い上方の容器閉鎖部（５）の端部まで走って おり、その容器閉鎖部で互いに相対する二つの側壁（２）が互いに結合されてい ることを特徴とする、請求の範囲１による包装容器。 ５．両方の側壁（２）の結合部は、上方の容器閉鎖部（５）でそれぞれ両方の側 壁（２）のうちの一つと連結された上方の縁ストリップ（１３）からなり、これ らの縁ストリップは重なり合って存在しかつ互いに結合されていることを特徴と する、請求の範囲４による包装容器。 ６．上方の縁ストリップ（１３）は、両方の側方のプランター縁ストリップと共 に通しのプランター縁ストリップを形成することを特徴とする、請求の範囲３お よび５による包装容器。 ７．底部底面が正方形であることを特徴とする、請求の範囲１による包装容器。 ８．底部底面が長方形または菱形であることを特徴とする、請求の範囲１による 包装容器。 ９．長手方向稜（３，４）が互いに平行に走りかつ直方体の容器胴体を区画する ことを特徴とする、請求の範囲１による包装容器。 １０．長手方向稜（３，４）が四角な上方の容器閉鎖部（１４）の角まで走って いることを特徴とする、請求の範囲１または９による包装容器。 １１．四角な上方の容器閉鎖部（１４）が、側壁（２）と折り畳み可能に連結さ れた閉鎖部折り蓋（１５）からなることを特徴とする、請求の範囲１０による包 装容器。 １２．上方の容器閉鎖部（１４）に、二つの閉鎖部折り蓋（１５）が閉鎖部対角 線（１６）に沿って互いに結合され、この閉鎖部対角線は、長手方向縁ストリッ プ（１１）を有する両方の長手方向稜（４）を互いに連結することを特徴とする 、請求の範囲１１による包装容器。 １３．上方の容器閉鎖部が差し込み接合板閉鎖部であることを特徴とする、請求 の範囲１１による包装容器。 １４．ブランクが片側でヒートシール可能な被覆を有し、長手方向縁ストリップ （１１）および中間三角形（１０）の縁ストリップ（１２）が互いにヒートシー ルにより密に結合されていることを特徴とする、請求の範囲２による包装容器。 １５．上方の容器閉鎖部（１４）もヒートシールにより閉鎖されていることを特 徴とする、請求の範囲１４による包装容器。 １６．容器内部に、プラスチックの袋、好ましくはシートーホース部分からなる プラスチックの袋が入れてあることを特徴とする、請求の範囲１による包装容器 。