JPH072463Y2 - 内部袋を備えた容器 - Google Patents
内部袋を備えた容器Info
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- JPH072463Y2 JPH072463Y2 JP1991013088U JP1308891U JPH072463Y2 JP H072463 Y2 JPH072463 Y2 JP H072463Y2 JP 1991013088 U JP1991013088 U JP 1991013088U JP 1308891 U JP1308891 U JP 1308891U JP H072463 Y2 JPH072463 Y2 JP H072463Y2
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- Japan
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- inner bag
- container
- outer container
- side wall
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D25/00—Details of other kinds or types of rigid or semi-rigid containers
- B65D25/38—Devices for discharging contents
- B65D25/40—Nozzles or spouts
- B65D25/42—Integral or attached nozzles or spouts
- B65D25/44—Telescopic or retractable nozzles or spouts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D77/00—Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks or bags
- B65D77/04—Articles or materials enclosed in two or more containers disposed one within another
- B65D77/06—Liquids or semi-liquids or other materials or articles enclosed in flexible containers disposed within rigid containers
- B65D77/062—Flexible containers disposed within polygonal containers formed by folding a carton blank
- B65D77/065—Spouts, pouring necks or discharging tubes fixed to or integral with the flexible container
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Packages (AREA)
- Cartons (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特にオイル、酸,フル
ーツジュースのような液体類あるいはばらの物品等を収
容する内部袋とこれを収容する外部容器とから成る容器
に関する。外部容器は、好ましくは、底部折りたたみ片
(フラップ)と頂部折りたたみ片(フラップ)を有し、
各部が接着剤で接着され、折りたたみ可能なボール紙製
の箱のように形成されるものであり、内部袋は、好まし
くは、上端及び/又は下端が密封又は溶着により耐漏出
性とされ、外部容器の1つの側壁に設けられた開口を通
って延びる閉塞可能な口部分を有するものである。
ーツジュースのような液体類あるいはばらの物品等を収
容する内部袋とこれを収容する外部容器とから成る容器
に関する。外部容器は、好ましくは、底部折りたたみ片
(フラップ)と頂部折りたたみ片(フラップ)を有し、
各部が接着剤で接着され、折りたたみ可能なボール紙製
の箱のように形成されるものであり、内部袋は、好まし
くは、上端及び/又は下端が密封又は溶着により耐漏出
性とされ、外部容器の1つの側壁に設けられた開口を通
って延びる閉塞可能な口部分を有するものである。
【0002】
【従来の技術とのそ問題点】外部容器と内部袋とから成
る容器は、既に公知である。しかしながら、再封鎖可能
なキャップを備えているにも拘らず、完全自動で製造で
き、簡単な方法で組立て、充填、及び封鎖ができる容器
はまだ知られていない。実際の経験からすれば、容器の
内容物が最大限の量まで充填できるようにキャップを配
置設計できる容器を必要とする。これは、キャップを具
備した口が容器の上端部でできる限り高く配置しなけれ
ばならないことを意味する。ここで問題とする種類の容
器の場合、この種の容器の特質から側壁にのみ口を配置
しなければならない。
る容器は、既に公知である。しかしながら、再封鎖可能
なキャップを備えているにも拘らず、完全自動で製造で
き、簡単な方法で組立て、充填、及び封鎖ができる容器
はまだ知られていない。実際の経験からすれば、容器の
内容物が最大限の量まで充填できるようにキャップを配
置設計できる容器を必要とする。これは、キャップを具
備した口が容器の上端部でできる限り高く配置しなけれ
ばならないことを意味する。ここで問題とする種類の容
器の場合、この種の容器の特質から側壁にのみ口を配置
しなければならない。
【0003】ところで、1つの側壁に傾斜部を有し、こ
の傾斜部に出口部分が設けられている容器が例えば実開
昭57−190719号公報に開示されている。しか
し、傾斜部を強固に形成するための技術は開示されてい
ない。また、キャップを有する口部分の外部容器からの
突出を少なくするための技術は開示されていない。
の傾斜部に出口部分が設けられている容器が例えば実開
昭57−190719号公報に開示されている。しか
し、傾斜部を強固に形成するための技術は開示されてい
ない。また、キャップを有する口部分の外部容器からの
突出を少なくするための技術は開示されていない。
【0004】そこで本発明の目的は、口部分を保持する
傾斜上部及びその境界部を強固にすることが可能であり
且つ収容物を取り出さない時にはキャップを有する部分
の外部容器の傾斜上部からの突出量が小さいが、収容物
を取り出す時には口部分を外部容器の傾斜上部から容易
にまた十分に突出させることができる容器を提供するこ
とにある。
傾斜上部及びその境界部を強固にすることが可能であり
且つ収容物を取り出さない時にはキャップを有する部分
の外部容器の傾斜上部からの突出量が小さいが、収容物
を取り出す時には口部分を外部容器の傾斜上部から容易
にまた十分に突出させることができる容器を提供するこ
とにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めの本考案は、理解を容易にするために実施例を示す図
面の符号を参照して説明すると、箱型に形成され且つ少
なくとも上面部41に折りたたみ片を有している外部容
器11と、前記外部容器11の1つの側壁に設けられた
開口16を通って延びる封鎖可能な口部分15を有して
前記外部容器11の中に収容される内部袋12とから成
り、オイル、酸、フルーツジュースのような液体類、又
はばらの物品、又はこれ等の類似物を収容するように構
成されている容器において、前記内部袋12の前記口部
分15のための前記開口16は前記1つの側壁18の上
部17に設けられ、この上部17は前記外部容器11が
閉じられた際に内側に傾斜するように設けられ、前記開
口16が設けられている前記側壁18の両側の一対の側
壁20、20aの前記上部17に隣接する部分に折りた
たみ可能な三角形部分19が設けられ、この三角形部分
19はこの上辺の略中間を通るこの三角形部分の二等分
線21に沿って内側に折りたたまれるように形成され且
つ折り目23によって前記上部17に接続されており、
前記内部袋(12)は液体を収容可能なものであり、前
記口部分(15)は、可撓性を有するホース部分(3
2)と、このホース部分(32)の延長部に設けられた
出口部(33)を再封鎖可能に覆うキャップ(14)と
を具備し、前記ホース部分(32)はこの軸方向の力の
付与で少なくとも一部が裏返し状態となって前記外部容
器(11)の内側方向に突出する位置をとり且つ前記裏
返し状態を元に戻すことによって前記出口部(33)を
前記内部袋(12)の液レベル(34)よりも上方に位
置させることができるものであることを特徴とする内部
袋を備えた容器に係わるものである。
めの本考案は、理解を容易にするために実施例を示す図
面の符号を参照して説明すると、箱型に形成され且つ少
なくとも上面部41に折りたたみ片を有している外部容
器11と、前記外部容器11の1つの側壁に設けられた
開口16を通って延びる封鎖可能な口部分15を有して
前記外部容器11の中に収容される内部袋12とから成
り、オイル、酸、フルーツジュースのような液体類、又
はばらの物品、又はこれ等の類似物を収容するように構
成されている容器において、前記内部袋12の前記口部
分15のための前記開口16は前記1つの側壁18の上
部17に設けられ、この上部17は前記外部容器11が
閉じられた際に内側に傾斜するように設けられ、前記開
口16が設けられている前記側壁18の両側の一対の側
壁20、20aの前記上部17に隣接する部分に折りた
たみ可能な三角形部分19が設けられ、この三角形部分
19はこの上辺の略中間を通るこの三角形部分の二等分
線21に沿って内側に折りたたまれるように形成され且
つ折り目23によって前記上部17に接続されており、
前記内部袋(12)は液体を収容可能なものであり、前
記口部分(15)は、可撓性を有するホース部分(3
2)と、このホース部分(32)の延長部に設けられた
出口部(33)を再封鎖可能に覆うキャップ(14)と
を具備し、前記ホース部分(32)はこの軸方向の力の
付与で少なくとも一部が裏返し状態となって前記外部容
器(11)の内側方向に突出する位置をとり且つ前記裏
返し状態を元に戻すことによって前記出口部(33)を
前記内部袋(12)の液レベル(34)よりも上方に位
置させることができるものであることを特徴とする内部
袋を備えた容器に係わるものである。
【0006】
【作用】箱型外部容器11の開口16を設ける側壁18
に隣接する一対の側壁20、20aに折りたたみ可能な
三角形部分19を設け、ここの二等分線21に沿って内
側に折りたたむと、開口16を有する側壁18の上部1
7の端が三角形部分19の上辺に相当する分だけ移動
し、開口16を有する側壁18の上部17が傾斜状態に
なる。このため、開口16を通して延びる内部袋12の
口部分15が箱の側壁18の延長面に対してあまり突出
しなくなる。三角形部分19は一対の側壁20、20a
とこれ等の間の側壁18の上部17とにそれぞれ連続し
ているので、傾斜した側壁上部17の強度は比較的大で
ある。内部袋12から封鎖可能な口部分15が導出され
ているので、内部袋12の収容物を外部から保護するこ
とができるのみでなく、収容物を不要に漏らすことがな
くなる。また、内部袋12の口部分15はホース部分3
2を有し、このホース部分32を裏返し状態に内側に押
し込んでおくことができる。従って、収容物を取り出さ
ない時には、キャップ14を有する口部分15の外部容
器11からの突出量を小さくすることができる。突出量
が小さくなると、容器の小型化が達成されるのみでな
く、口部分15の損傷が少なくなる。また、収容物を取
り出す時には内部袋12の液レベル34よりも上方に出
口部33を位置させるように口部分15を引き出すこと
ができるので、収容物の取り出しを容易に達成すること
ができる。なお、外部容器11の傾斜した上部17が強
固に形成されているので、口部分15の移動(押し込
み、引き出し)によって外部容器11が破損することは
ない。
に隣接する一対の側壁20、20aに折りたたみ可能な
三角形部分19を設け、ここの二等分線21に沿って内
側に折りたたむと、開口16を有する側壁18の上部1
7の端が三角形部分19の上辺に相当する分だけ移動
し、開口16を有する側壁18の上部17が傾斜状態に
なる。このため、開口16を通して延びる内部袋12の
口部分15が箱の側壁18の延長面に対してあまり突出
しなくなる。三角形部分19は一対の側壁20、20a
とこれ等の間の側壁18の上部17とにそれぞれ連続し
ているので、傾斜した側壁上部17の強度は比較的大で
ある。内部袋12から封鎖可能な口部分15が導出され
ているので、内部袋12の収容物を外部から保護するこ
とができるのみでなく、収容物を不要に漏らすことがな
くなる。また、内部袋12の口部分15はホース部分3
2を有し、このホース部分32を裏返し状態に内側に押
し込んでおくことができる。従って、収容物を取り出さ
ない時には、キャップ14を有する口部分15の外部容
器11からの突出量を小さくすることができる。突出量
が小さくなると、容器の小型化が達成されるのみでな
く、口部分15の損傷が少なくなる。また、収容物を取
り出す時には内部袋12の液レベル34よりも上方に出
口部33を位置させるように口部分15を引き出すこと
ができるので、収容物の取り出しを容易に達成すること
ができる。なお、外部容器11の傾斜した上部17が強
固に形成されているので、口部分15の移動(押し込
み、引き出し)によって外部容器11が破損することは
ない。
【0007】
【実施例】次に、図1〜図4を参照して本考案の実施例
に係わる内部袋を備えた容器について述べる。この容器
は、実質的に6面を有する箱型の外部容器11と、ここ
に収容される内部袋12とから成る。外部容器11は、
組立後においては、図1〜図3から明きらかな如く、開
口16が設けられている側の幅の狭い第1の側壁18
と、これに対向する第2の側壁18aと、この幅の狭い
一対の側壁18、18aの間で互いに対向する幅の広い
第3及び第4の側壁20、20aと、底面部40と、上
面部41とから成る6面体である。但し、第1の側壁1
8の上部17は傾斜されている。上面部41は図4に示
すフラップ即ち折りたたみ片42、43、45により構
成され、底面部40も同様なフラップ即ち折りたたみ片
によって構成されている。なお、この外部容器11は、
ボール紙製の折りたたみの可能な箱から成る。
に係わる内部袋を備えた容器について述べる。この容器
は、実質的に6面を有する箱型の外部容器11と、ここ
に収容される内部袋12とから成る。外部容器11は、
組立後においては、図1〜図3から明きらかな如く、開
口16が設けられている側の幅の狭い第1の側壁18
と、これに対向する第2の側壁18aと、この幅の狭い
一対の側壁18、18aの間で互いに対向する幅の広い
第3及び第4の側壁20、20aと、底面部40と、上
面部41とから成る6面体である。但し、第1の側壁1
8の上部17は傾斜されている。上面部41は図4に示
すフラップ即ち折りたたみ片42、43、45により構
成され、底面部40も同様なフラップ即ち折りたたみ片
によって構成されている。なお、この外部容器11は、
ボール紙製の折りたたみの可能な箱から成る。
【0008】内部袋12は、フルーツジュース等の液体
を入れるように形成された可撓性を有する袋であり、液
が満された後に溶着された長手のシーム即ち接合部13
を上端に有し、且つ再封鎖可能なキャップ14を具備し
た口部分15を有する。キャップ14が覆せられる部分
15aはフランジを有して内部袋12に確実且つ緊密に
接続され、幅の狭い側壁18の上部17に設けられた開
口16を通って容器外側方向にに延びている。キャップ
14が容器の平行6面体の最外郭を越えて突出しないよ
うにするために、側壁上部17は内方に傾斜されてい
る。傾斜させることは本考案に従って簡単な方法で実施
できる。この目的のために、図4から明らかな如く、側
壁20の左上部に折りたたみ可能な二等辺三角形部分1
9が設けられている。この三角形部分19の底辺となる
上端19aは幅の広い側壁20の折りたたみ片44が設
けられている上端部20aと同一平面上になく、これよ
りも高い位置に向って傾斜している。折りたたみ前の三
角形部分19の二等辺の一方に相当する折り目22は側
壁20を傾斜して横切るように延びている。三角形部分
19の二等辺の他方に相当する折り目23は、折りたた
み前の側壁20と側壁18との境界に沿って延びてい
る。二等分線21は三角形部分19の上端19aの中心
に交差する方向に延びている。この二等分線21は、折
りたたみ時には、折り目となり、この二等分線21が外
部容器11の内部に向うように三角形部分19が折りた
たまれる。なお、第4の側壁20aにも第3の側壁20
の三角形部分19と同一のものが対称的に設けられてい
る。
を入れるように形成された可撓性を有する袋であり、液
が満された後に溶着された長手のシーム即ち接合部13
を上端に有し、且つ再封鎖可能なキャップ14を具備し
た口部分15を有する。キャップ14が覆せられる部分
15aはフランジを有して内部袋12に確実且つ緊密に
接続され、幅の狭い側壁18の上部17に設けられた開
口16を通って容器外側方向にに延びている。キャップ
14が容器の平行6面体の最外郭を越えて突出しないよ
うにするために、側壁上部17は内方に傾斜されてい
る。傾斜させることは本考案に従って簡単な方法で実施
できる。この目的のために、図4から明らかな如く、側
壁20の左上部に折りたたみ可能な二等辺三角形部分1
9が設けられている。この三角形部分19の底辺となる
上端19aは幅の広い側壁20の折りたたみ片44が設
けられている上端部20aと同一平面上になく、これよ
りも高い位置に向って傾斜している。折りたたみ前の三
角形部分19の二等辺の一方に相当する折り目22は側
壁20を傾斜して横切るように延びている。三角形部分
19の二等辺の他方に相当する折り目23は、折りたた
み前の側壁20と側壁18との境界に沿って延びてい
る。二等分線21は三角形部分19の上端19aの中心
に交差する方向に延びている。この二等分線21は、折
りたたみ時には、折り目となり、この二等分線21が外
部容器11の内部に向うように三角形部分19が折りた
たまれる。なお、第4の側壁20aにも第3の側壁20
の三角形部分19と同一のものが対称的に設けられてい
る。
【0009】図1〜図3に示す組立体を得る場合には、
まず、図4に示したものを用意する。次に内部袋12を
収容物で満たした後、容器を密封する。傾斜した幅の狭
い側壁上部17に隣接して配置された幅の広い側壁20
の三角形部分19をこの二等分線21を中心にして折り
目22、23に沿って内部に向って折り込む。二等分線
21及び折り目22、23は、圧力が狭幅側壁上部17
に加えられた際、側壁20の三角形部分19の半割部2
4、25が互いに頂部で重なるまで、別々に内方に傾斜
するように設計されている。このようにすれば、三角形
部分19のこれら2つの重なった半割部24、25を互
いに接着させるのに便利であり、それによって口部分1
5の領域におけるパッケージの安定性が向上する。
まず、図4に示したものを用意する。次に内部袋12を
収容物で満たした後、容器を密封する。傾斜した幅の狭
い側壁上部17に隣接して配置された幅の広い側壁20
の三角形部分19をこの二等分線21を中心にして折り
目22、23に沿って内部に向って折り込む。二等分線
21及び折り目22、23は、圧力が狭幅側壁上部17
に加えられた際、側壁20の三角形部分19の半割部2
4、25が互いに頂部で重なるまで、別々に内方に傾斜
するように設計されている。このようにすれば、三角形
部分19のこれら2つの重なった半割部24、25を互
いに接着させるのに便利であり、それによって口部分1
5の領域におけるパッケージの安定性が向上する。
【0010】内部袋12の特に上端部を、外部容器11
の側壁の一部又は全部で、しかも、特に、側壁上部17
の開口16付近の領域及び側壁20の三角形部分19の
領域に接着するのが望ましい。勿論、内部袋12を外部
容器11の更に別の個所に必要に応じて接着してもよ
い。
の側壁の一部又は全部で、しかも、特に、側壁上部17
の開口16付近の領域及び側壁20の三角形部分19の
領域に接着するのが望ましい。勿論、内部袋12を外部
容器11の更に別の個所に必要に応じて接着してもよ
い。
【0011】口部分15の付近における剛性を更に高め
るには、傾斜した側壁上部17と折りたたまれた側壁半
割部24との間に、内部袋12を溶着、接着等で一体に
接続すればよく、これは例えばトング状(はさみ状)の
工具を用いれば簡単にできる。
るには、傾斜した側壁上部17と折りたたまれた側壁半
割部24との間に、内部袋12を溶着、接着等で一体に
接続すればよく、これは例えばトング状(はさみ状)の
工具を用いれば簡単にできる。
【0012】上述の如く折りたたみと接着とにより、側
壁上部17と一方の半割部24と他方の半割部25とが
重ね合された3層構造部分が生じ、更に、側壁上部17
と半割部24との間に内部袋12の一部が挟持された状
態となる。このため、側壁上部17の傾斜状態は安定的
に保たれ、且つこの部分の剛性が大になり、更に内部袋
12の口部分15の近傍が外部容器11に安定的に保持
された状態になる。
壁上部17と一方の半割部24と他方の半割部25とが
重ね合された3層構造部分が生じ、更に、側壁上部17
と半割部24との間に内部袋12の一部が挟持された状
態となる。このため、側壁上部17の傾斜状態は安定的
に保たれ、且つこの部分の剛性が大になり、更に内部袋
12の口部分15の近傍が外部容器11に安定的に保持
された状態になる。
【0013】狭幅側壁上部17を内側に傾斜させた後の
外部容器11の上部の封鎖は普通の方法で行われる。即
ち、容器11の側壁上部18及び側壁20、20a、1
8aにそれぞれ接合されている頂部折りたたみ片42、
43、44、45を内方に折り込み、最上部の折りたた
み片をそれの下方に横たわる折りたたみ片に接着し、図
1〜図3に示す容器を完成させる。
外部容器11の上部の封鎖は普通の方法で行われる。即
ち、容器11の側壁上部18及び側壁20、20a、1
8aにそれぞれ接合されている頂部折りたたみ片42、
43、44、45を内方に折り込み、最上部の折りたた
み片をそれの下方に横たわる折りたたみ片に接着し、図
1〜図3に示す容器を完成させる。
【0014】透明の内部袋12を使用する場合、例えば
図2に示す如く側壁18に窓26を設ければ、窓26を
通し容器11の内容物と充満程度がみられるので便利で
ある。
図2に示す如く側壁18に窓26を設ければ、窓26を
通し容器11の内容物と充満程度がみられるので便利で
ある。
【0015】図1〜図3では容器11がこれを構成する
ボール紙の厚みを省略して示されている。従って、図1
の縁46は1本の線で示されているが、この縁46は図
1の折り目22、23に相当するので、ここに折り目2
2、23の相互間の接合部がある。また、上面部41は
複数の折りたたみ片42〜45の重ね合せによって構成
され、底面部40も同様に構成されている。
ボール紙の厚みを省略して示されている。従って、図1
の縁46は1本の線で示されているが、この縁46は図
1の折り目22、23に相当するので、ここに折り目2
2、23の相互間の接合部がある。また、上面部41は
複数の折りたたみ片42〜45の重ね合せによって構成
され、底面部40も同様に構成されている。
【0016】上述の如き容器11は、折りたたみ方式に
よって極めて容易に構成することができる。また、自動
機械を使用して組み立てることができる。また、傾斜上
部17を有するにも拘らず、折りたたみ部分によって補
強された状態にあるので、ここの強度は大である。ま
た、図3から明らかな如く、キャップ14が垂直側壁1
8の延長線及び上面部41の延長線から突出しないよう
に構成されているので、複数の容器11の積み重ね、及
び並列配置等の時にキャップ14が邪魔にならない。ま
た、キャップ14を有して水密的に再封鎖可能であるの
で、液の漏れを完全に防ぐことができる。
よって極めて容易に構成することができる。また、自動
機械を使用して組み立てることができる。また、傾斜上
部17を有するにも拘らず、折りたたみ部分によって補
強された状態にあるので、ここの強度は大である。ま
た、図3から明らかな如く、キャップ14が垂直側壁1
8の延長線及び上面部41の延長線から突出しないよう
に構成されているので、複数の容器11の積み重ね、及
び並列配置等の時にキャップ14が邪魔にならない。ま
た、キャップ14を有して水密的に再封鎖可能であるの
で、液の漏れを完全に防ぐことができる。
【0017】図1〜図4による容器では口部分15を容
器の頂部より幾らか下方に設けられているため、もし、
口部分15が伸縮自在でなければ、口部分15の液の出
口の下縁の直下レベルまで収容物を満たすようにする。
これはキャップ14を開いた時に収容物が開いた口から
こぼれるのを防ぐためである。しかし、口部分15を図
5及び図6に示す如く伸縮自在に構成すれば、容器の容
量をより完全に利用することができる。図5及び図6に
おいて、口部分15は可撓性材料の比較的肉薄のホース
部分32と比較的肉厚のホース部分31とを有し、図6
に示すように、これに軸方向の力を与えると少なくとも
一部が裏返しになる。この状態において、ホース部分3
2は内部袋12の内部に突出する。図5に示す状態にお
いては、ホース部分32は伸長し、出口部分33はパッ
ケージを最大容量に満たしたときの液レベル34よりは
るかに上方にある。
器の頂部より幾らか下方に設けられているため、もし、
口部分15が伸縮自在でなければ、口部分15の液の出
口の下縁の直下レベルまで収容物を満たすようにする。
これはキャップ14を開いた時に収容物が開いた口から
こぼれるのを防ぐためである。しかし、口部分15を図
5及び図6に示す如く伸縮自在に構成すれば、容器の容
量をより完全に利用することができる。図5及び図6に
おいて、口部分15は可撓性材料の比較的肉薄のホース
部分32と比較的肉厚のホース部分31とを有し、図6
に示すように、これに軸方向の力を与えると少なくとも
一部が裏返しになる。この状態において、ホース部分3
2は内部袋12の内部に突出する。図5に示す状態にお
いては、ホース部分32は伸長し、出口部分33はパッ
ケージを最大容量に満たしたときの液レベル34よりは
るかに上方にある。
【0018】ホース部分31、32は直線または弓形に
形成することができる。弓形に形成すれば、ホース部分
31、32を短くすることができるため幾分便利であ
る。
形成することができる。弓形に形成すれば、ホース部分
31、32を短くすることができるため幾分便利であ
る。
【0019】本考案は上述の実施例に限定されるもので
はなく、更に変形可能なものである。例えば、キャップ
14を栓のように構成する場合にも適用可能である。ま
た液体のみならず粉体等を収容するものにも適用可能で
ある。また、内部袋12は合成樹脂、紙、金属泊等の種
々の材料で形成可能である。
はなく、更に変形可能なものである。例えば、キャップ
14を栓のように構成する場合にも適用可能である。ま
た液体のみならず粉体等を収容するものにも適用可能で
ある。また、内部袋12は合成樹脂、紙、金属泊等の種
々の材料で形成可能である。
【0020】
【考案の効果】上述から明らかな如く、本考案によれ
ば、傾斜した側壁上部を有し且つこの側壁上部の開口を
通って伸びる内部袋の口部分を有している容器を、比較
的簡単な構成で且つ容易に得ることができる。また、口
部分を有し且つ傾斜している側壁上部及びこの境界部分
を強固にすることができる。また、口部分を裏返し状態
に内側に押し込んだ状態と内部袋12の液レベル34よ
りも上方に位置させる状態が選択的に得られるので、容
器の小型化が可能であり、且つ収容物の取り出しを容易
に実行することが可能である。口部分が配置されている
外部容器の傾斜上部が強固に形成されているので、口部
分の移動によって外部容器が破損することはない。
ば、傾斜した側壁上部を有し且つこの側壁上部の開口を
通って伸びる内部袋の口部分を有している容器を、比較
的簡単な構成で且つ容易に得ることができる。また、口
部分を有し且つ傾斜している側壁上部及びこの境界部分
を強固にすることができる。また、口部分を裏返し状態
に内側に押し込んだ状態と内部袋12の液レベル34よ
りも上方に位置させる状態が選択的に得られるので、容
器の小型化が可能であり、且つ収容物の取り出しを容易
に実行することが可能である。口部分が配置されている
外部容器の傾斜上部が強固に形成されているので、口部
分の移動によって外部容器が破損することはない。
【図1】本考案の実施例に係わる容器を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】図1の容器の封鎖可能な口部分を含む狭幅側壁
の正面図である。
の正面図である。
【図3】図1及び図2の容器の側面図である。
【図4】図1の容器の封鎖前を示す側面図である。
【図5】容器の中に押込んだり容器から引張り出したり
することができる口部分を有する容器の一部を口部分の
伸長状態で示す断面図である。
することができる口部分を有する容器の一部を口部分の
伸長状態で示す断面図である。
【図6】図5の口部分を押込んだ状態を示す断面図であ
る。
る。
11 外部容器 12 内部袋 14 キャップ 15 口部分 16 開口 17 上部 18 側壁 18a 〃 19 三角形部分 20 側壁 20a 〃 21 二等分線 22 折り目 23 〃
フロントページの続き (72)考案者 クアル・ジオセフ・エフルフアルト ドイツ連邦共和国、7920 ハイデンハイ ム,ブレンズ,ルウドブイグ ルヒテル シュトラセ 40 (56)参考文献 実開 昭57−190719(JP,U) 実開 昭58−73756(JP,U) 実公 昭49−44352(JP,Y1) 実公 昭45−24356(JP,Y1)
Claims (6)
- 【請求項1】箱型に形成され且つ少なくとも上面部(4
1)に折りたたみ片を有している外部容器(11)と、
前記外部容器(11)の1つの側壁に設けられた開口
(16)を通って延びる封鎖可能な口部分(15)を有
して前記外部容器(11)の中に収容される内部袋(1
2)とから成り、オイル、酸、フルーツジュースのよう
な液体類、又はばらの物品、又はこれ等の類似物を収容
するように構成されている容器において、 前記内部袋(12)の前記口部分(15)のための前記
開口(16)は前記1つの側壁(18)の上部(17)
に設けられ、この上部(17)は前記外部容器(11)
が閉じられた際に内側に傾斜するように設けられ、前記
開口(16)が設けられている前記側壁(18)の両側
の一対の側壁(20)(20a)の前記上部(17)に
隣接する部分に折りたたみ可能な三角形部分(19)が
設けられ、この三角形部分(19)はこの上辺の略中間
を通るこの三角形部分の二等分線(21)に沿って内側
に折りたたまれるように形成され且つ折り目(23)に
よって前記上部(17)に接続されており、 前記内部袋(12)は液体を収容可能なものであり、前
記口部分(15)は、可撓性を有するホース部分(3
2)と、このホース部分(32)の延長部に設けられた
出口部(33)を再封鎖可能に覆うキャップ(14)と
を具備し、前記ホース部分(32)はこの軸方向の力の
付与で少なくとも一部が裏返し状態となって前記外部容
器(11)の内側方向に突出する位置をとり且つ前記裏
返し状態を元に戻すことによって前記出口部(33)を
前記内部袋(12)の液レベル(34)よりも上方に位
置させることができるものであることを特徴とする内部
袋を備えた容器。 - 【請求項2】前記口部分(15)は、弓形に形成された
ものである請求項1記載の内部袋を備えた容器。 - 【請求項3】前記内部袋(12)は、前記外部容器(1
1)の底部及び上部に接着されたものである請求項1又
は2記載の内部袋を備えた容器。 - 【請求項4】前記三角形部分(19)は、前記二等分線
(21)で折りたたまれて内側に突出する半割部(2
4)(25)を有し、これ等が互いに接着されているも
のである請求項1記載の内部袋を備えた容器。 - 【請求項5】前記内部袋(12)は、少なくとも前記開
口(16)を囲む領域において、内側に折りたたまれた
前記三角形部分(19)及び前記上部(17)に接着さ
れているものである請求項1又は4記載の内部袋を備え
た容器。 - 【請求項6】前記内部袋(12)は、その一部が前記上
部(17)と前記三角形部分(19)の内側への折りた
たみ部分との間に置かれるように前記外部容器に収容さ
れたものである請求項5記載の内部袋を備えた容器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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DE19833336269 DE3336269A1 (de) | 1983-10-05 | 1983-10-05 | Innenbeutelpackung mit verschliessbarem ausgiessstutzen |
DE3336269.6 | 1983-10-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03123863U JPH03123863U (ja) | 1991-12-16 |
JPH072463Y2 true JPH072463Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=6211090
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JP59206451A Pending JPS6099870A (ja) | 1983-10-05 | 1984-10-03 | 内部袋を備えた容器 |
JP1991013088U Expired - Lifetime JPH072463Y2 (ja) | 1983-10-05 | 1991-02-18 | 内部袋を備えた容器 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59206451A Pending JPS6099870A (ja) | 1983-10-05 | 1984-10-03 | 内部袋を備えた容器 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
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DE (1) | DE3336269A1 (ja) |
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