JPH04501997A - スナップジンジを有するロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の名称） スナップヒンジを有するロック （産業上の利用分野） 本発明は、ロックの下部体と蓋とを互に連結するスナップヒンジを備えた、特許 請求の範囲の上位概念（前［１に記載のロックに関する。

（技術的背景） この形式のロックは、以前から知られている。例えば、オストロフスキー／シー キスト（０ｓｔｒｏｖｓｋｙ／　５ｅａｑｕｉｓｔ）の米国特許第４４８７３２ ４号には、単一のばね要素の両側に主回動軸線と合致する２つのスナップヒンジ を備えて成るロックが記載されている。また、ヴエーナー・プラスティーク（Ｖ ｅｅｎｅｒ−Ｐｌａｓｔｆｋ）のドイツ実用新案第８７０５０３５号には、これ と逆の構成のロック、即ち単一の膜ヒンジの両側に２つのばね要素を備えて成る ロックが記載されている。

これらの公報、特に前掲の米国特許に示されるように、膜ヒンジによって互に連 結された部材即ち下部体−及び蓋は、空間中に相当に大きく突出している。これ は、＃掲の米国特許の図５に示すように下部体及び蓋が射出成形によって成形さ れるためである。下部体と鑑の型が１回りに亘って、即ち双方の中間にも、成る 一定の壁厚を持つことが必要なため、従来技術によれば、型のこの壁厚部分は、 前記下部及び蓋から膜ヒンジに至っている区画によって架橋するしかなかった。

（発明の開示） 本発明は、外観が特にすぐれたロックを関する。特に、本発明によれば、ばね要 素の外型は、外型の閉止状態においては、下部体及び蓋の隣接した区画に対応し ているので、理想的な場合には、平滑な中断のない外皮が形成される。これは、 ばね要素が閉止状態において容器の内部にあるため外部から目立ち外観を損なう 溝が形成される、工ヴアーバーグ（Ｅｖｅｒｂｕｒｇ／　Ａ■ｅｒｊｅａｎ　０ ｐｔｉｃａｌ　Ｃｏｒｐ、）の米国特許第３６２８２１５号による構成とは対照 的である。

独立した保護がめられてし）る請求の範囲第２項は、この形式のロックにかかる が、その上位概念の特徴Ｃ）に従って、膜ヒンジとして、−の帯状片又は２以上 の、互に同一平面内に成る帯状片が、膜ヒンジの帯状片として用いられている。

本発明によれば、請求の［囲第１項の上位概念に記載された形式のロックは、主 回動軸線と合致する膜ヒンジが閉止位置において外方に突出しないように構成し なければならない、主回動軸線と合致する２以上の族ヒンジについても同様でム る。請求の範囲第２項の上位概念に示されたロックは、本発明によれば、帯状片 のいかなる部分も閉位置において外方に突出しないように構成しなければならな い。しかし、それにも拘らず、Ｌ下部体及びヒンジから成るロックは、単一の射 出成形によって製造できるべきである。

この課題は、請求の範囲第１項又は第２項の特徴によって解決される（また以下 の説明においても、請求の範囲各項に示された概念が用いられる）。

請求の範囲第１項の特徴部によれば、１つの族ヒンジ又は互に同じ平面内にある 複数の膜ヒンジは、下部体と蓋とのそれぞれの外面内にある。請求の範囲第２項 の特徴部によれば、１つの帯状片又は互に同一平面内にある複数の帯状片は、下 部体及び蓋のそれぞれの外面内にある。下部体と蓋とを直接に連結するために、 ２個の（特別の場合には３個以上の）やはり帯状片として構成されて全て同一平 面内にあって主回動軸線内に含まれる族ヒンジを用いる場合には、下部体の外側 壁と蓋の隣接外側縁（稜）は、この族ヒンジの領域において直線状になっていな ければならない。

本発明によれば、１以上の膜ヒンジに至っている１以上の帯状片の１以上の構成 部分は、どれも外方に突出していない。これは、−以上の膜ヒンジに直接に続い ている下部体及び蓋の区画が傾斜配置の縁部（斜縁部）を有することによって可 能となる。斜縁部は、開位置では互に隣接し開位置では相互から離れるように揺 動（枢動）する意味においての傾斜配置とする。

これにより、オストロフスキー／シーキストの図５とは対照的に、蓋の連結され た底部は、扁平な形状又は凹面形状の場合、開位置において、−以上の膜ヒンジ の上方に位置される。従って、以下の実施例の説明からもわかるように、下部体 及び蓋は、その間に１以上の隔壁を持たない型中において製造される。

（好適な実施の態様） 本発明のさらに詳細な構成は、各従属項によって明らかとされる。

請求の範囲第３項に従って、斜縁部が、閉位置において互に接する場合には、１ 以上の族ヒンジ（帯状片の形状の場合でも）の正確で適切な位置が、閉位置にお いて確実に得られる。この場合において、不可避的な公差が存在しても、斜縁部 が外方に揺動することによって、下部体の外面と蓋の外面との間の１以上の膜ヒ ンジの位置が実現される。帯状片は、閉止過程において完全に内方にけん引され るので、そのいかなる部分も外方に突出しない。

請求の範囲第４項によれば、斜縁部は、扁平な形状を持ち、また請求の範囲第５ 項によれば、互に対応する曲率を有している。

請求の範囲第６項によれｉｆ、斜縁部の内部には、段部が形成され、下部体と蓋 とのどちらか一方は、閉止過程において、これらの段部によって、そのどちらか が他方を、その適正な位置に向かってけん引する０段部は、形状の安定な方の一 方が他方を引込むように配置される。

請求の範囲第７項によれば、前記段部は、蓋の斜縁部のところの、前方に突出し た部分と、下部体の斜縁部のところの、後方に潰退した部分とによって形成され るので、蓋は、閉合時に、下部体の後部壁に向かって内方にけん引される。

請求の範囲第２項に従って族ヒンジが帯状片として構成された場合（これはいく つかの実施例の場合に好適である）には、請求の範囲第９項の構成とすると、帯 状片は、その全幅に亘って間合時に内方にけん引されるので、帯状片のいかなる 部分も閉位置において外方に突出しない。

（第５頁） 本発明のその他の特徴を示す叉施例について、以下に図面を参照して詳細に説明 する。

（実施例） 図１は、本発明によるロックを開位置において示す。

図２は、そうしたロックの中央部及び中央配置のばぬ要素を示す部分的な垂直断 面図である。

図３は他のそうしたロックのスナップヒンジを示す部分的な断面図である。

図４は、互に対応する段部を備えた斜縁部を有する下部体及び蓋の開位置を示す 主回動軸綿と直交する方向の断面図である。

図５は、閉位置についての同様の図である。

図６は、帯状片の形の族ヒンジによって互に連結された下部体と蓋との開位置を 示す断面図である。

図７は、閉位置についての同様の図である。

図８は、下部体及び蓋がヒンジのところの区画まで、楕円断面の円錐の形状を持 つようにした、本発明によるロックの閉位置及び開位置を示す斜視図である。

本発明によるロックは、ヒンジとしての必要な強度を備えた弾性合成４＃脂好ま しくはポリプロピレンから作製される。

（第６頁） 「スナップヒンジ」という概念は、開閉時において蓋が死点を通って移動せねば ならないこと、並びに、蓋が、揺動経路内の成る箇所に存在するこの死点の位置 からひとりでに開放位置又は閉止位置にスナップ式に移動してそこで固定される ことを意味する。

図１．２に示したロックは、下部体１及び蓋３を備えている。！３の底部４は、 下部体１の後部壁２にスナツプヒンジ６を介して連゛結されている。スナップヒ ンジ６は、外側に位置された２つの族ヒンジ８を備えており、これらの族ヒンジ は、互に同一平面内にあり、共通に、主回動輪＠　］、Ｏ内に位置している。下 部体１と１３とは、２つの膜ヒンジ８の間に、各１つの切欠きを有しており、こ れらの切欠き中に、ばね要素１４が取付けられている。ばね！ＪｉＩ素１４は、 直線状の連接部１６．１８によって、１１３の底部４及び下部体１の後部壁２に 連結されている。

下部体１は、外面２ａを備えた扁平な後部壁２を有し、両方のフィルムヒンジ８ は、この外面２ａに一致する。ｌＩ３の底部４は、扁平な外面４ａを有し、両方 のフィルムヒンジ８は、この外面４ａにも一致する。

後部壁２の外面２ａ及び１３の外面４ａには、直線状の真直な連接部１６．１８ も含まれる。これらの連接部も膜ヒンジと同様に構成されているが、ここでは、 主回動軸線に含まれる族ヒンジと区別するために一直線状の連接部と称されてい る。

下部体ｌの接部壁２は、下部体１の底部（上端部）２０を介して上方に、ばね要 素６の両側に突出している。後部壁２の上端は、斜縁部２２に終端しており、こ れらの斜縁部は、外面２ａ内に位置される上部縁が膜ヒンジ８と合致するように 配置されている。１１３の底部４の斜縁部２４は、その最も突出した縁部（図２ において左側の縁部）が！Ｉ３の底ＷＡ４の外面４ａ内に位置されて族ヒンジ８ と合致するように配設されている。

（第７頁） 腹ヒンジ８（どちらか一方又は両方）には、いろいろの既知の構成を用いること ができる。即ち、膜ヒンジは、最小の幅の屈曲点としても、幅狭の帯状片として もよい。膜ヒンジの内面と外面のどちらか一方又は両方を湾曲した形状とし、曲 率の凸面が図２又は３でみて左上方に指向するようにしてもよい０両方の斜縁部 ２２．２４によって形成された、図３に示す傾斜面には、斜縁部２２．２４の中 間において、溝を形成し、この溝によって弱め箇所を形成してもよい。

ばね要１ｇ１４は、ロックの外形にもよるが、湾曲（図２）させても、また折曲 げる（図３）ようにしてもよい、この角度は約６０＠〜約１２０＠の範囲とする ことができる。大切なのは、どんな場合にも、射出成形型が下部体１とＷ３との 間に、１以上の隔壁を持たないこと、並びに、仕上げされたロックが射出工程の 後に図２においてほぼ鉛直の方向に離型されうろこと、である。

これは、Ｍ３及び下部体ｌが前記の構造の斜縁部を備えていることによって達せ られる。その結果として、図１．２による扁平な底部４を備えたＩｉ３は、（内 方に湾曲した形状の底部を備えた蓋と同様であるが）、開放位置では、主回動輪 線ｌＯの上方に位置している。

これに対して、従来技術による１１３は、少なくとも部分的に、族ヒンジの下方 に位置されねばならない。

図４に、両方の斜面の特別の構成を示す。即ち、これらの斜面は、！Ｉ３の底部 ４及び後部壁２の互に対応する段部を備えている。ＩＩ３には、前方に突出する 区１１２６が形成されている。区＃１２６は、鈍角の稜面を備えた段部の形で、 斜縁部２４から突出している。下部体２には、後方に段差をなす区画２８が形成 してあり、この区画２８は、同様に鈍角状に、斜縁部２２に移行し、突出した区 Ｉ］２６に対応する。

！Ｉ３を閉ざすと、前方に突出する区画２６は、後方に段差をなす区画２８と係 合するので、これらの区画２６．２８が斜縁部に移行するための段部（図５では 鉛直の方向に延長する）は、互に当接する。！！３はそれにより内方にけん引さ れ、膜ヒンジ８のどの区画も外方に突出しない。

図６．７に示すように、族ヒンジは、小さな帯状片３０としても構成しうる。そ のためには、主回動軸線１０が、図中に十字線で示す箇所にあること、従って、 帯状片３０の一方の縁部と公差値の範囲まで合致すること、に留意すべきである 。これは！Ｉ３が、図２．３に示すように、そのほぼ全厚に達する（より正確に は、帯状片３０の厚みを差引いたＭ３の厚みまで）斜縁部２４ａを持つことによ って達せられる。その反対に、下部体１の後部壁２は、後部壁２の内面上の短い 斜縁部２２ａと、後部壁２と直交する端面３２とを備えているのみである。帯状 片１０の左側の端部は、後部壁２の外面２ａと端面３２との間のコーナーに着座 している０図６において右側の帯状片１０の縁部は、蓋本体の外面４ａ及び斜縁 部２４ａの下部端に着座している。Ｍ３を閉ざすと、斜縁部２２ａ、２４ａは、 互に当接する（図７）ので、帯上片３０は完全に内側にけん引される。そのため 閉位置では、帯状片３０のいかなる部分も外方に突出しない。

本発明は、図８．９に示すように、湾曲した形状の外側壁を備えたロックにも適 用できる。この例では、梢円断面の円＃１台の形状である。大切なのは、下部体 １がヒンジの領域において、扁平な区画３４を持ち、この区画３４の幅が主回動 軸線ｌＯの方向のヒンジの全長に少くとも等しいことである。下部体１の底部（ 上端面）２０か５２つの突部３６が上方に突出し、この突部３６は、前述した形 式の各１つの斜縁部２２ｂを有し、主回動輪＠ｉｏと合致する各１つの膜ヒンジ ８によって塁の斜縁部２４ｂと結合されている。これらの斜縁部２４ｂは、図３ に示したようにして、蓋の底部４ｂの全厚に亘って延長している。Ｈの底部４ｂ は、ヒンジの長さ部分に至るまでの−回りの縁取り３８を備えている６図８に示 した閉位置では、縁取り３８の下部線は、下部体１の底部（上端面）２０上に載 置され、斜縁部２２ｍ、２４ｂは互に当接している。

斜縁部２２．２４は、特に図３に示すように、扁平とすることができる。しかし 斜縁部２２．２４は、湾曲した形状としてもよく、即ち、主回動軸綿と並行なマ ンＩ・ル面を有していてもよい。その場合、特に閉位置において湾曲部が互に係 合するようにすべきである。

本発明は、単一の腹ヒンジのみを中央部に配し、２つのばね要素をその側面に配 するようにしたロックにも適用される。

本発明は、例えば箱体において必要となりうるように、２つ以上のばね要素及び ／又は族ヒンジを主回動輪綿内に並設した構成にも適用される。

必要ならば、ロックは、従来と同様に、ジョー（Ｂａｃｋｅｎ）又はスライダー （５ｃｈｉｅｂｅｒ）を備えた型内で周知のようにロックを射出成形した接、対 応して離型させることによって構成してもよい。

補正書の写しく翻訳文）提出書（特許法第１８４条の８）平成３年　９月　２日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．（ａ）スナップヒンジ（６）によって互に結合された、下部体（１）及び蓋 （３）を有し、（ｂ）スナップヒンジ、並びに、少くとも、下部体と蓋との相接 する区画が、合成樹脂から一体的に製造され、 （ｃ）スナップヒンジは、前記下部体と蓋とを直接結合さるために、主回動軸線 （１０）内において１つの膜ヒンジ又は２つ以上の互に同一平面内にある膜ヒン ジを有し、 （ｄ）該スナップヒンジは、少くとも１つのばね要素（１４）を有し、このばね 要素は、閉位置では、公差内で下部体（１）及び蓋（３）の隣接した区画の外形 の内側に位置されていて、直線状の連接部（１６、１８）によって蓋（３）及び 下部体（１）と結合され、（ｅ）連接部（１６、１８）が、主回動軸線（１０） と平行に、これから離間されて延長しているロックにおいて、 （ｆ）少くともフィルムヒンジ（８）が、所要公差内で、下部体（１）と蓋（３ ）との外面（２ａ、４ａ）内に位置され、 （ｇ）少くとも１つの膜ヒンジ（８）に直接に続いている下部体及び蓋の区画が 、その外面に対して傾斜して延長する縁面（斜縁部２２、２４など）を有し、こ れらの縁面は、閉位置において互に隣接し、開位置において相互から離れるよう に揺動する ことを特徴とするロック。（図１〜５、８及び９）２．（ａ）スナップヒンジ（ ６）によって互に結合された、下部体（１）及び蓋（３）を有し、（ｂ）スナッ プヒンジ、並びに、少くとも、下部体と蓋との相接する区画が合成樹脂から一体 的に製造され、 （ｃ）スナップヒンジは、前記下部体と蓋とを直接結合させるために、１つの膜 ヒンジとして役立つ帯状片（３０）又は２つ以上の互に同一平面内にある膜ヒン ジ帯状片を有し、 （ｄ）該スナップヒンジは、少くとも１つのばね要素（１４）を有し、このばね 要素は、閉位置では、公差範囲まで下部体（１）及び蓋（３）の隣接した区画の 外形の内側に位置され、直線状の連接部（１６、１８）によって蓋（３）及び下 部体（１）と結合され、（ｅ）連接部（１６、１８）が、主回動軸線（１０）と 平行に、これから離隔されて延長しているロックにおいて、 （ｆ）少くとも１つの帯状片（３０）の縁部が、前記下部体及び蓋の外面（２ａ 、４ａ）内に、所要公差内で位置され、 （ｇ）少くとも１つの帯状片（３０）に直接に続いている前記下部体及び蓋の区 画が、その外面に対し傾斜をもって延長する縁面（斜縁部２２ａ、２４ａ）を有 し、これらの縁面が閉位置において互に隣接し、開位置において相互から離れる ように揺動されることを特徴とするロック。（図６、７） ３．傾斜部（２２、２４など）が閉位置において互に当接することを特徴とする 請求の範囲第１項又は第２項記載のロック。（図５、７） ４．斜縁部（２２、２４）が扁平であることを特徴とする請求の範囲第３項記載 のロック。（図１〜３及び９） ５．前記斜縁部が、主回動軸線に対して平行なマントル面を有する互に対応する 曲率部分を有する請求の範囲第１項又は第２項記載のロック。（図示なし）６． （ａ）下部体及び蓋の斜縁部（２２、２４）が、主回動軸線と平行に延長する段 部を有し、これらの段部が閉位置においてフック状に相互に係合し、（ｂ）該段 部を、形状的に安定な部分（下部体及び蓋）の該段部が主回動軸線から離れる方 向への張力を形状的に安定性の小さい部分に及ぼすように、配設したことを特徴 とする請求の範囲第１項又は第３項記載のロック。（図４、５） ７．（ａ）蓋の斜縁部（２４）が段部を形成するために主回動軸線（１０）と反 対側の側面に、前方に突出する区画（２６）を有し、 （ｂ）下部体の斜縁部（２２）は、斜縁部（２４）と対応する段部を形成するた めに、後方に段差をなして後退する区画（２８）を備えている ことを特徴とする請求の範囲第６項記載のロック。 （図４、５） ８．区画（２６、２８）を鈍角状に傾斜面に移行させたことを特徴とする請求の 範囲第６項に記載のロック。 （図４、５） ９．（ａ）蓋の斜縁部（２４ａ）が、帯状片（３０）の厚みを差引いて蓋本体（ ４）の全厚に亘って延在され、 （ｂ）下部体の斜縁部（２２ａ）が、下部体の内面上において後部壁（２）の厚 みの一部分のみに亘って延在し、該後部壁（２）とほぼ直角に延在する縁面（３ ２）に移行し、 （ｃ）かくして、該帯状片が閉止過程において縁面（３２）を介して内方にけん 引されることを特徴とする請求の範囲第２〜４項のいずれか一に記載のロック。 （図６及び７）