JPH04501260A - 分画化方法 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
分画化方法
本発明は、ポリエチレングリコール−蛋白質付加体を分画化するための方法に関
する。
ポリエチレングリコールは、エチレンオキサイド単位、HO(CH。
CH20) n CH2CH20H(式中、nは変化でき、200〜20. 0
00の分子量を有する化合物を与え得る)から成る長鎖の線状合成ポリマーであ
る。これは無毒であり、そしてヒトに対して経口的にそして静脈内注射的に投与
されてきている(ひどい複合免疫不全症のためのPEG−アデノシンデアミナー
ゼ:急性リンパ芽球白血病のためのPEG−アスパラギン;酸素前のためのPE
G−スーパーオキシドジスムターゼ(3−7))。PEGは、このPEGのOH
基に関する適切な誘導化に続いて、蛋白質に対して連成させることができる。リ
ジンの側鎖のNH2基は、特に利用し易い部位であり、そしていくつかか、或は
多くの部位が修飾され得る。それらの製造に対する適切な技術が得られれば、P
EGで修飾された蛋白質は、数多くの治療学的および他の用途を有することにな
る。潜在的な臨床的使用のための多くの蛋白質は、連続注入による投与に必要な
半減期が極めて短い(高価であり、不快でありそして潜在的な危険度の多い操作
)。PEGの修飾は、血漿の半減期を伸ばし、そして酵素の生物利用性を増大さ
せるために用いられてきた(以下を参照)。蛋白質の抗原性の減少もまた、PE
Gの修飾によって生じ、そしてこれは臨床的使用を広げ、そしてより長引いた投
与を可能にしている。
更に、多面的な生物学的効果を有する蛋白質を用いると、PEGの修飾は、個別
の生物学的特性の差別的損失のため、新規な活性スペクトルを有する生成物を作
り出す。抗体を用いると、例えば、PEG修飾は、抗体結合および補体結合活性
を解離する。PEG修飾はまた、それらの有用性を上昇させ得る方法で蛋白質の
生化学的および物理学的特性を変化させる(例えば、増大した溶解性:蛋白質分
解的劣化に対する増大した耐性;変化した反応速度、pHおよび/または温度最
適条件、および酵素に関する変化した基質特異性)。蛋白質に関するこの共有結
合修飾は次のような数多くの重要性を有している:(i)向上した血漿の半減期
;これは数多くの蛋白質を用いて見いだされ(表1および出典8〜17参照)、
そして既に臨床的に利用されてきた。アデノシンデアミナーゼ欠乏症の2人の子
供が、PEG修飾されたウシのアデノシンデアミナーゼを用いて成功裏に治療さ
れた(18)。
急性リンパ芽球性白血病において、PEG−アスパラギナーゼを用いて、20人
の患者の74%に完全なもしくは部分的緩解傾向が達成された(5)。Meth
Aマウスの肉腫モデル中、PEG−インターロイキン2を用いて、向上した半減
期および増強された抗腫瘍力もまた観察された(19)。半減期に関するこの向
上に対する基礎は分かっていないが、PEG修飾で大きさが増大するため、小さ
いペプチドの糸球体濾過の減少のような因子を含んでいる可能性がある(19)
。生物学的潜在能力の増大(これには、向上した半減期に加えて他の現象も関係
し得る)は、癌の治療における薬理学的薬剤であるPEG−シトキン付加体の使
用において潜在的に非常に重要である。
表I
循環半減期に対する、蛋白質へのPEGの連結に関する公知の効果。
蛋白質 動物 半減期 (時間) 出典未変性蛋白質 PEG−蛋白質
アスパラギナーゼ ヒト 20 357 8゜グルタミナーゼ−アスパラギナー
ゼ ヒト <0.5 72 9゜ウリカーゼ ヒト <3 8 10゜
グルタミナーゼ−アスパラギナーゼ マウス 2 24 −11゜アスパラギナ
ーゼ マウス <6 96 12゜アルギナーゼ マウス <1 12 13゜
スーパーオキシドジスムターゼ マウス 0.06 16.5 14゜ラクトフ
ェリン マウス 0.05 1 14゜ストレプトキナーゼ マウス 0.07
0.33 15゜血漿−ストレプトキナーゼ マウス 0.05 0.22
15゜複合体
アデノシンデアミナーゼ マウス 0.5 28 16゜アスパラギナーゼ ラ
ット 2.9 56 1?。
it)変化した生化学的および物理学的特性二枚水性PEG鎖の添加(生理学的
pHては制限された溶解性を有するインターロイキン2のような蛋白質にとって
有益である(19))のため増大した溶解性(20)、蛋白質分解劣化に対する
向上した耐性(21)、反応速度またはpHおよび温度最適条件の変化、或は酵
素の基質特異性(10,20,22,23)が含まれる。この目的は、機能、例
えば補体固定活性および抗原−結合に対する差別的効果が、各々、IgGのPE
G修飾の後失われそして保持されることの観察に関係している。PEG−リボヌ
クレアーゼは、高分子量の基質に関しては変化した活性を有するが、しかし低分
子量の基質に関しては有していない(25)。これらの効果は、修飾された蛋白
質上の部位の数およびPEGポリマーの長さを変化させることによっである程度
調節され得る。
(i i i)減少した抗原性:これには、未修飾蛋白質に対する抗体への反応
に関する減少した能力、およびPEG蛋白質それら自身の低い免疫不全が含まれ
る(26)。
蛋白質へのPEGの達成は、通常、蛋白質中の核性の基(主にリジンピーアミノ
基)で充分に置換され得る適切な薬剤を用いてPEGのヒルは、PEGの活性化
のための薬剤として最も広(用いられている薬剤であり、そしてこれには、修飾
すべき蛋白質を用いた次の達成段階のために非常に塩基性のpHが必要とされる
(28.27)。このような不利な条件を避ける目的で(成長因子のような不安
定な蛋白質で処理するとき特に重要である)、代替方法が探求されてきた。しか
しながら、1゜1′−カルボニルジイミダゾールは達成段階に非常に長時間要し
く14)、そしてフェニルクロロ蟻酸エステル類を用いても塩基性のpHが必要
であることは避けられない(25)。
このような多くの情報が長年に渡って利用されてきたが、PEG−蛋白質は商業
的には広く利用されていない。
トレシルクロライド(2,2,2−トリフルオロエタン−スルホニルクロライド
)が、アガロース、およびヒドロキシル基を有する他の固体状の支持体を活性化
するために有益であることが見いだされ、従って、それらは蛋白質に対して連成
され得る。この方法の魅力は、蛋白質に対する達成が迅速にそして非常に穏やか
な条件下で生じることである(28.29)。我々は、この方法を成功裏に、モ
ノメトキシPEG (MPEG)(これは誘導可能な単一の遊離OH基を有して
いる)の活性化に適用した。我々は、次に、穏やかな条件(pHが7.5のホス
フェート緩衝液、室温)下、抗体(30)およびアルブミン(実施例1参照)の
両方に対してMPEGを連成させることを実証した。従来技術に対する優位性は
、この反応混合物が無害であり、そしてPEG−蛋白質を使用する前に除去する
必要がないことである。我々はまた、達成段階後の過剰なトレシル−PEGを中
和する技術を開発しく他の蛋白質および/または細胞との反応を抑制する)、従
って、それを除去するための面倒なりロマトグラフィーまたは限外濾過法の必要
性を避けた。これらの改良は、この方法を不安定な成長因子蛋白質(これらは、
周知のごとく、限界濾過法のような操作に対して敏感である)に適用するときに
重要である。
達成段階に対する許容される(変性させない)条件が得られると、PEG−蛋白
質の生物学的特性に影響を与える2つの主要な変法があり、そしてこれらはこの
製造工程中制御され得る。1つは、蛋白質1分子当たりに付着しているPE0分
子の長さであり、そして2番目は、1個の蛋白質当たりのPE0分子の数である
。
蛋白質が数個のリジン基を有している場合、蛋白質に対する活性化MPEGのモ
ル比を変化させると、置換の度合に対して著しく影響を与える(実施例2参照)
。必要なのは、所望される生物学的特性に対する最良の成果を与える置換度を決
定する手段であり、従って、このような置換度を達成するための最良の製造計画
を考案することである。生化学的な監視方法は、取り扱いに<<(2Lそして修
飾された蛋白質分子の割合に関する置換の可変性の見積もりを与えない。それら
はまた、異なる度合の置換を有する材料の回収を可能にしない(後者は、モル比
を変えることによる制御が困難である、何故ならば、高モル比での充分な置換に
近づくまで、いかなる与えられたモル比でも置換度の幅広い分布が観察されるか
らである(実施例2参照))。どのような置換度が最適な効果を生じるかを決定
するための分析上の研究、および製造方法の両方共、異なる(好適には精密に限
定された)度合の置換を有するペプチド/蛋白質を分画するための手段が必要と
されている。この問題は、幅広いものであると考えられる、何故ならば、臨床的
に最も有益な蛋白質は数個のりジン残基を有しているからである(表II)。
表■
インターロイキン1. 19 271
インターロイキン2 10 153
インターロイキン3 9 166
(マスト細胞成長因子;113と同様)インターフェロン:
ガンマ 20 146
繊維芽細胞(ベータ)11 166
白血球(ベータ) 8 166
G−C3F 4 178
GM−C3F 6 144
に実際上の詳細においてはしばしば、PEGで置換されているそれらの度合に関
するPEG−蛋白質の不均質さに対してはほとんど注意が払われていなかった(
23)。
PEG含有水系の二相系中のPEG蛋白質付加体の分配挙動は、今まで明らかに
されておらず、そしてまた、PEG置換の度合と分配係数との間の関係も明らか
にされていなかった。このような系における分配挙動の調査研究において、我々
は、驚くべきことに、PEG含有水系二相系が、特徴的に、PEG−蛋白質を選
択的に分離するように作り変えられ、従って、生化学的特性に対する修飾の度合
の効果を監視するために用いることができ、そして大規模スケールでは、特定の
度合の置換を有するPEG蛋白質を製造するために用いることができることを見
い出した。
従って、本発明は、PEG含有水系の二相系中、PEG蛋白質付加体。
を分配させることを含む、PEG−蛋白質付加体の混合物を分画化するための方
法を提供する。好適には、この工程は更に、該二相系の1つの相から予め決めら
れた度合のPEG置換を有するPEG−蛋白質付加体を回収する段階を含む。い
かなるPEG蛋白質付加混合物も本発明に従って分画化され得るが、モノメトキ
シPEGの付加体、好適には蛋白質とトレシルモノメトキシPEG (TMPE
G)との反応で生じる付加体の使用が好適である。本発明の詳細な面においては
、リジンまたはアルブミンの添加によって、未反応のTMPEGが壊されるか、
或は付加体生成反応が抑制される。分配は、バッチ式もしくは連続式で行われ、
例えば2つの相の向流の流れによって行われ、そして追加的分画化を得るため繰
り返してもよい。
蛋白質に対するPEGの修飾度合の分析(モルW>我々は、PEGとデキストラ
ンとの水系の二相系中の相分配を用いて、PEG−蛋白質の分配係数の対数とP
EGに対して連成されたアミノ酸の数との間に直線関係が存在していることを確
立した。この関係は、我々の知る限りでは、以前には確立されておらず、そして
対数の直線関係は予測されていたが、理論的に予測された挙動からの有意な逸脱
が存在している。回帰に関するパラメーターは、この2つの成分の分配の挙動を
基として予測されたものではない。従って、この発見は従来の研究には実質的に
は含まれていない。本方法の基礎は、蛋白質に対してPEGを連成させると、お
のずと、PEGの豊富な上相に対する親和力が増大し、従って、分配係数(上相
中の濃度/底部相中の濃度)が上昇することにある。この関係の指数的性質は、
分配を、修飾を監視するための非常に敏感な方法にする。本発明は以下の実施例
1中で詳細に説明する。
該回帰に関する方程式はまた、蛋白質調製に関する置換の不均質性を分析するた
め、そして個々の画分中に存在する置換の度合を明らかにするためにも用いられ
る。
個々の反応条件下で生じた修飾の不均質性に関する分析のための方法論(即ち、
蛋白質1分子当たりのPEG分子数の範囲)PEG修飾物に対して一連の移行を
行うための向流分布に関連した相分配の使用
驚(べきことに、この関係は、PEG修飾された蛋白質全てに対して適用できる
ものではない。ある場合には、分配係数の対数と修飾との間−に複雑な関係が存
在している。このような発見は従来の研究には実質的に含まれていない。この観
察は、凝集、変性および表面特性の付随する変化、等電点の変化を含む多くの因
子が基となっている。理論によって範囲を限定されるのを望むものではないが、
この結果は(実施例3参照)、PEGで修飾された蛋白質を分画するための相分
配の使用が、必須条件として、分析的相分配のために必要であることを強調して
いる。
蛋白質は、均質的にまたは不均質的に修飾された蛋白質類を識別する。
均質的に修飾された蛋白質は、同一の分配係数を有しているが、我ケは、て分配
係数における増分が存在していることを示した。方法1の分析を基とした方程式
を用いて、個々の画分中の置換度が計算でき、そして与えられたモル比で製造さ
れたサンプルの不均質性が明らかにされ得る。
本方法は、我々が知る限り、以前には、PEG−蛋白質付加体の置換に関する不
均質性を示すために適用されていなかった。この方法の詳細を以下の実施例2に
示す。
異なる度合に修飾された蛋白質および/またはペプチド類の分離達成段階中の与
えられた(飽和以下の)モル比で得られる置換度合に関して普及している考えを
あてはめると、蛋白質の最適機能が達成されるPEG−蛋白質比を決定するため
には、置換と蛋白質の生物学的特性(望まれるのと望まれないとの両方)との間
の関係を試験する必要がある。これは、PEGの長さ、並びに置換の度合を変化
させた母体として行う必要がある。
本方法は、PEGで異なる度合に置換されたPEG−蛋白質を分画するため、向
流分布に関連した製造的スケールの相分配を用いている。 −次に、最適な蛋白
質の特性にどの分配係数が関係しているかが確立されたならば、製造的相分配(
向流分布の使用の有無に拘らず)を、所望される度合の置換を有する蛋白質を分
画するために用いてことができる。
このことは、置換度が最適な生物学的特性を得るのに重要である場合、モしてP
EG連成に関する反応条件を変化させることによって、充分に精密な度合の置換
ができない場合、製造工程において必要である。
遺伝工学で製造された蛋白質は数多(の潜在的な臨床的役割を有しており、従つ
て、我々はここに広範な実施例を与えることはできない。PEGは、酵素、抗体
、ペプチドホルモン、成長因子およびシトキン類を含む多(の種類の蛋白質を修
飾するために使用されてきた。組換えDNA技術を用いた臨床的使用のための蛋
白質の増大し続ける製造によって、臨床的および他の用途のための上記蛋白質の
利用度が大きく増大している。造血成長因子は、例えば、化学的および放射線療
法によって誘発された血球減少症を軽減するのに顕著な効果を有している(31
−33)。
分化因子およびシトキン類もまた、直接抗腫瘍効果を通して、並びに宿主応答を
調節することによる両方で、異常増殖の治療において将来の見込みを示している
(4.5中で再考)。バイオ活性を示すペプチド類もまた臨床的な試みを受け、
そしてペプチドホルモン類(例えば、インシュリン)の使用が良好に確立されて
いる。
しかしながら、これらの蛋白質の使用には制限があり、これは適切なPEG−蛋
白質付加体の製造によって解決できる。最初は、それらは迅速に清澄化され、従
ってしばしば、連続した注入が必要とされる。それ−らはまた、製造コストが高
(、従って、供給が制限されており、特に開発の初期段階にある。該蛋白質の抗
原性および物理的または生化学的特性もまた望ましいものではない(上述したよ
うに)。更に、いくつかの因子が多面的な作用を有しており、これらは、もし修
飾できれば、新規な可能性のある臨床的使用を有する蛋白質を単独で生じさせる
。例えば、いくつかの因子は有力な分化誘発剤であるがまた、成長刺激効果を有
しており、このことが、変性を受けていない状態のそれらに関して、悪性の分化
治療における用途としては不適切なものにしている。これらの特性の1つのみを
維持しているPEG−蛋白質付加体の製造は、異なる範囲の臨床的使用を有する
新規な因子を生じさせる。
記述した方法は、置換の最良の割合が選択できるようにPEG−蛋白質比と生物
学的特性との間の関係を分析することを可能にする。この分析的方法はまた、所
望の置換度を有するPEG−蛋白質付加体(即ち、所望の生物学的特性を有する
)を製造および/または分画するための製造計画を設計するための必須な情報も
与える。
ii)研究手段として
本方法はまた、可能な研究用途を有する。PEGによる置換度を変化させて、蛋
白質の生物学的特性に影響を与える様式を分析することによって、特定の特性を
促進(または抑制)する置換の範囲が測定できる。置換度を変化させた一連の画
分を製造するための予備的方法を用いて、種々の置換度で修飾されたアミノ酸の
位置を生化学的に(例えば、ペプチド地図を用いて)確立することができる。こ
れは、受容部位を即座に最大から最小に修飾すると共に達成段階中のモル比を増
大させると、変化する。これによって、蛋白質上のどの位置が個々の生物学的特
性に関係−しているかの測定が可能になる。
本発明を以下の実施例で説明する。
使用した全ての試薬はANALARグレードであった。特定の製品に関しては、
原産地が示しである。
トレシル化モノメトキシポリエチレングリコール(TMPEG)の製造トレシル
クロライドの加水分解を避けるため、全ての試薬は使用前に乾燥した。
a)モノメトキシポリエチレングリコールの乾燥M P E G (Mr 50
00、[In1on Carbide、 USA)をベンゼン(沸点79〜80
℃)に溶解した後、水−有機共沸混合物(沸点65℃)を蒸留して除去した。減
圧上溶媒を除去してMPEGを回収した後、これを真空下室温に一晩放置するこ
とによって最終的乾燥を行った。
b)ジクロロメタンの乾燥
ジクロロメタン(British Drug HouseSPoole、 U、
に、がらのANALAR)を、モレキュラーシーブA3(溶媒リットル当たり1
00g5を用いて、−室温で一晩乾燥した。
c) !−レシルクロライドを用いたMPEGの活性化トレシルクロライドを用
いたMPEG−5000の活性化を、2.5:1の、トレシルクロライドとMP
EG中の利用され得るヒドロキシル基とのモル比を用いて行った。
乾燥したMPEG (18g、3.5ミリモル)を、室温で、乾燥ジクロロメタ
ン(45mL)中に溶解した。この混合物を0℃に冷却し、マグネティックスタ
ーラーを用いて撹拌し、そして1.125mL (14ミリモル)のピリジン(
BDH,U、 K、 )および1inL(9ミリモル)のトレシルクロライド(
FlukaAG、スイス)を0℃で滴下した。1.5時間一定した撹拌で、この
反応を室温で継続させた後、減圧下の蒸留でジクロロメタンを除去した。白色の
固体を、室温で一部真空下乾燥した。
d)TMPEGの洗浄
TMPEGをメタノール−HCl混合物(250: 1)に懸濁した後、−20
℃で8時間沈澱させた。得られる白色の固体を0℃で集めた後、この濾液のピリ
ジン含有量を検査した(255nm)。ピリジンが検出されなくなるまで、洗浄
用混合物としてメタノール−HCl (1000:1)を用いてこの操作を繰り
返した。最後に、このピリジンを含んでいないTMPEG (12〜14g、収
率65〜75%)を、電属で数時゛間真空下乾燥した。
この得られる白色固体の硫黄含有量は0. 5%であった。この活性化したポリ
マーに関する平均分子量は5000であることを考慮すると、MPEG1分子当
たり1個のトレシル基の理論含有量は0.62%である。従って、該MPEG中
の約80%のヒドロキシル基が、−トレシルエ。
ステルに変換された。
トレシル化MPEGは、室温で3力月間に渡って保存しても安定であることが示
された。1バツチの生成物から、製造時がら異なる期間縁たMPEGサンプルを
取り出して、BSAと反応させた。この生成物MPEG−BSAを、水系のPE
G−デキストラン二相系中で分配させることによって分析した。この期間中に得
られるMPEG−BSAサンプルの分配係数には0. 9〜1. 2 (Log
K)の範囲内であり、このTMPEG製造物の製造性を示唆していた。
e)蛋白質に対するTMPEGの達成
ウシの血清アルブミン(98〜99%、SigIIa Chemical Co
、 (U、S、A、))を用いた。達成は、塩化ナトリウムを含有している燐酸
ナトリウム緩衝液(pH7,5)中室温で行った(詳細は、各々の数値に対する
底部の解説を参照)。相当する達成用緩衝液中で製造した適当容積の蛋白質とT
MPEG溶液とを混合した後、室温で穏やかに撹拌した。間隔を開けてサンプル
を取り出し、以下に示すように分析した。
f)未変性の蛋白質およびMPEG修飾した蛋白質の分析i)未変性アルブミン
中の一級アミノ基を、TNBS−一級アミン結合体のUV吸収を測定することが
ら成るトリニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム(TNBS)方法で定量した(
36)。PEGがこの一方法を干渉するため、PEG修飾したアルブミンおよび
未修飾の対照区中の一級アミノ基を、5tocks他(37)が記述した蛍光分
析によって測定した。
if)未変性およびMPEG修飾アルブミンの両方の分配係数を、4.75%(
W/W)のP E G −6000(Lot 9159110、BIII(、U
K)、4.75%(w/w)のDextran−T500 (Dx) (Lot
38624、PharmaciaSSweden) 、O,OIMの燐酸ナト
リウム緩衝液pH6,8,0,15Mの塩化ナトリウムから成る二相系が1g入
っている単一管中、25℃で測定した。この相系は、40%のPEG、約20%
のDextran (旋光計で標準化した)、領 44の燐酸ナトリウム緩衝液
pH5,8、および0.6Mの塩化ナトリウムから成るストック溶液から製造し
た。アルブミン、およびMPEGに連成したアルブミンを、相に対して用いられ
ている水0.1gを、該達成用緩衝液中のアルブミンとPEG−アルブミンとの
溶液0.1gで置き換えることによって、該相系中に混合した。
30〜40回逆さにすることによって混合した後、この相を放置して、この相の
完全な分離が達成されるまで静置した。上相および底部相からの一定分量を、蛋
白質濃度に関して分析した。該分配係数は、上相と底部相中の蛋白質の比率であ
る。
1ii)蛋白質濃度を、クーフシ−ブリリアントブル一定量法によって測定した
(38)。この定量法は、低濃度の蛋白質を検出するために用いられ、PEGに
対してもそしてDextranに対しても、Lowry方法で生じるようないか
なる干渉をも受けさせない(39)。
(iv)向流分布
アルブミンおよびMPEG−修飾アルブミンに関する向流分布(C(。
D)を、4.75%(w/w)のPEG、475%(w/w)のDxおよびO,
OIMの燐酸ナトリウムpH6,8で緩衝させた0、15Mの塩化ナトリウムで
生じさせた相系中で行った。この相系は、所望される量の40%(w/w)のP
E G −6000(Lot 9159110、BDHlUK)、20%(W
/W)のD x−T 500 (Lot Ml 02434、Pharmaci
aSSwedenLo、6Mの塩化ナトリウム、0.44Mの燐酸ナトリウム緩
衝液pH6,8および蒸留水を混合することによって製造した。一度、上相と底
部相を、必要とされるところまで25℃で分離させた。
University of 5heffield (UK)で作られた自動薄
膜向流分布装置BIO8HEF TLCCD MK2を用いた(40)。分布ロ
ーターは、以下のように充填された60個の空洞で成り立っている:0.823
mLの底部相および0.823mLの上相は、空洞2〜30および32〜60中
に充填されていた。空洞1および31は0.823mLの底部相が充填されてお
り、そして二相系の上相の0.823mLがサンプルを含有している。これは、
大容積系としての同様なストック溶液から製造されたが、この蒸留水を、適切な
蛋白質を含有している溶液で置き換え、そして実験を行う直前に作り上げた。静
置時間は7分であり振とう時間は25秒であった。
室温での30回の移行を完了した後、この空洞の内容物を直接プラスチック類の
管中に集めた。1つおきの空洞の内容物を、0.OIMの燐酸ナトリウムでpH
5,8に緩衝させた0、15Mの塩化ナトリウム0゜8mして希釈して、この相
系を壊した。次に、蛋白質の濃度を、Bradf。
rd定量法で測定して、分布の形を得た。2つの相を未だ含有している残りの管
を、上相および底部相中の蛋白質濃度測定による該蛋白質の分配係数の測定用と
して用いた。
実施例1
MPEGを用いたアルブミンの修飾およびこの複合体MPEG−BSAの分配挙
動
1分子当たり60個のリシル残基を有する良好に差別化された蛋白質として、B
SAを選択した(41)。Sigmaから供給されたBSA粉末は、1分子当た
り61±6 (n=12)のアミノ基を示しており、従って、精製しないで用い
た。
0.5Mの塩化ナトリウムを含有している0、2Mの燐酸ナトリウム緩衝液pH
7,5中、室温で、この蛋白質をTMPEGと一緒に培養した。BSAの最終濃
度は1.5rng/mLであり、モしてリシル基に対するTMPEGのモル比は
1に対して16でありた。この蛋白質の分配係数Kを、30.60.90および
120分の培養後測定した。図1に示されるように、Kは、最初の1時間BSA
とTMPEGとの培養が進行するにつれて上昇した後、「平行」に達する。Kの
」二昇は、MPEGがBSAに結合したことを示しており、即ち、蛋白質の表面
がよりPEG様になり、結果として、該二相系のPEGの豊富な上相に向かう。
これは、他の部分に詳しく記述した親和力による分配化の例である(42.43
)。我々は、通常のMPEGと一緒に培養したBSAがその分配係数を上昇させ
なかったことを観察した(データは示し、てぃない)。従って、分配係数の上昇
(図1)は、蛋白質上への該ポリマーの吸着によるというよりはむしろ、該蛋白
質へのMPEGの共有結合によるものであると述べることが可能である。1時間
培養した後のMPEG−BSA複合体に関して得られる一定なに値(図1)は、
明らかに、達成され得るKの最大変化を示しており、そしてこれは、おそらく、
利用され得るP−EG結合部位の飽和を示している。
異なる置換度を有するPEG−蛋白質付加体を作る目的で、我々は、複合体MP
EG−BSAの生成におけるBSA Cリシル残基)に対するTMPEGのモル
比の影響を試験した。2時間の培養時間を用いた。図2に示されるように、リシ
ル基に対するTMPHGのモル比を2;4〜。
16 : 1の範囲に渡って上昇させると、BSAの分配係数の連続的上昇がも
たらされた。
分配係数と修飾度との間の関係
水系の二相系における分配化は、複合体MPEG−アルブミン(材料および方法
を参照)に関するいかなる精製も必要としない、アルブミンに対するTMPEG
の達成を定性的にそして定量的に分析する手段を与える。これは、付加体MPE
G−蛋白質を未反応のMPEGから分離する必要がある他の方法(44)に比べ
て相当に有利である。
分配係数にと修飾度との間の量的な関係を確立するため、後者を、分配係数の対
数と、試験した範囲(0〜30%の修飾)に渡るアミノ基の置換度との間の関係
における1級アミンに関する換算によって測定した(図3;r=0.96、p<
0.001)。
Brooks他(45)は、修飾した蛋白質に関するK (K、L)は遊離蛋白
質(K9)およびリガンド(KL)の両方のに1並びに付着したポリマー分子数
(n)との関係を有するべきであることを予測している。彼らは、下記のように
表され得る方程式に、1.=に、・KL”を与えた:log KpL=Iog
K、+n 1ogK+。
従って、修飾した蛋白質に関する分配係数の対数と付着したリガンドの分子の数
との間の直線関係は、各々IogK+、および1ogK、のスロー−プおよび切
片を用いて予測される。
図3から、この切片は、未修飾のアルブミンのlog Kに関する実験値の−0
,39±0.09(平均値±SD、n=5)と良好に一致した−0.36である
ことが見いだされた。しかしながら、このスロープ(1o g Kt)は0.0
8であり、相系中のPEG (14C−−PEG、−4000)の分配に関する
独立した測定によって得られる実験値(logK=0.4±0.002、平均値
±SD、n=3)よりもずっと小さい。MPEGに関する分配係数のこのような
実験値と計算値との間の相違は、修飾されたアミノ基の数の過剰な見積もりによ
るものであるとは考えられない、何故ならば、これは、ここで得られる結果を生
じさせるためには過剰な見積もりが80%である必要があるからである。
5harp他(1)は、異なる度合に修飾したMPEG−1gGsの分配係数を
測定し、そして、分配係数を基として、蛋白質に付着したMPEG分子の数を計
算するためBrookesの方程式を用いた場合、I40で標識したMPEGを
用いることで訂接これを測定したとき得られる値に対して、これは著しく下に見
積もることになることを記述している。しかしながら、これらの著者は、置換と
Log Kとの間の関係を確立しなかった。
実施例2
向流分布による、MPEG修飾アルブミンの不均質性の実証アルブミンの分配係
数とMPEGによる修飾度合との間の関係を実証した後、我々は、MPEG−ア
ルブミンをクロマトグラフィーを分析するため、多数回分配(即ち、向流分布、
C0D)を用いた。
図4は、アルブミン、MPEG修飾したアルブミン類1および2に関するCCD
の形を示している。これらの最後の2つは、各々2:1および16:1のTMP
EG: 1 ysモル比を用いてアルブミンをTMPEGと一緒に培養すること
によって得られた。各々の画分中に存在している蛋白質に関する分配係数もまた
示した。
未修飾アルブミンは、CCDの列の左側に対して、画分7および13の間に分布
している(図4の上)。このCODの列の左側にある分布ピークの位置は、アル
ブミンの分配が二相系の底部相に対して有利であり(即ち、低い分配係数)、こ
のことは、単一管の分配化における観察と一致している(図1および2)。分布
ピークに沿った全ての未修飾アルブミンの分配係数に関する一定値(図4の上)
は、蛋白質製造の均質性と一致している。
MPEG−アルブミン1は、画分14と26との間のCCDの形(図4の中間)
が未修飾のアルブミン(画分7〜15、図4の上部)に関するものより右側によ
っていることを示している。この結果は、未修飾の。
アルブミンとの比較における、修飾したアルブミンに関する単一管の分配からの
単一管分配から得られる、より高い分配係数を反映している(図1および2)。
画分14と26との間の両分のいずれか中に存在しているアルブミンの分配係数
は、未修飾のアルブミンのそれ(図4の中および上)よりも高かった。更に、前
者の分配係数は、未修飾アルブミンのようには一定でな(、しかし漸次的に、分
布の形が左側から右側に増大した(図4の中)。分配係数と修飾度との間の関係
により(図3)、分配に関するこの不均質性は、修飾されたアルブミン類とMP
EG修飾されたアルブミン類との混合物からなっているMPEG−アルブミンが
、修飾度を基とした向流分布によって分画され得ることを示している。
MPEG修飾したアルブミン! (TMPEG: Lysのモル比は16:1)
に関するCCDの形(これは、単一管中の最も高い分配係数を示した)(図2)
は、画分23と28との間のCODの列が右側によって存在していた(図4の下
)。これらの画分中にあるアルブミンの分配係数(図4の下)は、画分1〜23
中のアルブミンに相当するtのより高−かった(図4の上および下)。画分24
および26中に局在しているMPEG修飾アルブミン類は、複合体MPEG−ア
ルブミン1(図4の中)中に存在しているか、或はMPEG−アルブミン、(図
4の下)中に存在しているかに拘らず、同じ分配係数を有していることは特記す
べきである。
log Kと図3の回帰から計算された置換度との関係(1ogK=0.084
xn=0.36)を定義している方程式を用いて、修飾の度合(n)が個々の画
分に対して見積もられ得る(表II)。
」
MPEG−アルブミン1.(図4.中間)画分 log K 修飾されたNH2
の計算した番号本14−0゜38 0
16 0.024 4.6
18 0.33 8.2
20 0.52 10.5
23 0.90 15.0
25 2.00 28.1
27 2.00 28.I
MPEG−アルブミン、(図4.底部)25 2、00 28.1
27 2.00 28.1
29 2.00 28.1
*注;用いたTMPEG製造において鎖長に関する有意な不均質性が存在してい
る場合、この見積もり値を補正する必要がある、何故ならば、−これが、PEG
−蛋白質の付加体の分配係数に影響を与えるからである(1)。
実施例3
蛋白質顆粒球−マクロファージコロニー刺激因子gm−C8Fを、アルブミンに
関して記述したのと同様にして、MPEGに連成させた。PEGによる異なる置
換度を有するPEG−gm−C3F複合体を生じさせるため、ある範囲のPEG
:リジンモル比をこの達成反応pために用いた(10:1〜1000:1)。こ
の蛋白質は、6個のリジンを有しており、結果として1〜6の置換度を有する種
類が理論的に可能である。
生物学的に活性な市販の標識されたg m −CS F −I ’ ” (Am
ersham)を、これらの実験に用いた。モル比を変化させた同様な実験のF
PLCの形(以下の実施例4を参照)は、モル比を増大させると漸次的な置換が
生じることを示している。
モル比を増大させると、log Kは上昇し、そして降下する(図5)。
このことは、明らかに、BSAとは異なり、Brook方程式で予測される期待
された対数の直線的関係に従わないことを示している。同じ実験において、沸騰
することで変性させたgm−C3Fは、減少したlogKを有しており、このこ
とは、この蛋白質の立体的変化が、PEG相への分配を減少させるように表面特
性を変化させたことを示唆している。
この材料を用いると、より低いモル比で、より際だったKの上昇が見られた。こ
れは、おそらくは、この変性した蛋白質のより開かれた構造により、PEG修飾
がより容易になったことを反映しているものと考えら−れる(この示唆は、変性
したgm−C3Fを用いたとき305 : 1のTMPEG:リジンでのPEG
化が、より大きな高分子量ピークを生じるところのFPLCによって明確に示さ
れる)(図6)。
これはこの方法の欠点であると考えられるが、次のことを特記すべきである:
1)K値は、未修飾蛋白質に関する値以下にはならなかった(従って、CCD分
離を可能にする可能性をまだ有している)。
2)未変性の材料を用いた場合、Kの低下は、蛋白質に対して非常に高いモル比
を用いるときのみ生じる(生物学的に活性を示すPEG−gm−C3Fを生じさ
せるために用いられるような範囲ではない)。
3)性能において、代替方法、即ちFPLCおよびPAGEは、CODよりも優
れていなかった(以下を参照)。
実施例4
代表的な実験を図7aおよび7bに示し、ここでは、gm−C3Fを、ある範囲
のリジンに対するTMPEGのモル比に対して暴露した。FPLCは、非常に小
さい割合の材料を修飾した最も低いモル比を例外として(見掛は分子量における
シフトを基とした単一リジン上、PEG−IL2を用いたKatreの実験(1
9)参照)、該材料が不均質であることを示している。不均質性を示す目的でF
PLCがここでは用いられているが、この方法にはい(つかの欠点がある(以下
を参照)。
この実施例は、均一に修飾されたPEG−蛋白質複合体を得るための問題が、ア
ルブミンの如く数多くのリジンを有する大きな蛋白質に限定−されるものでない
ことを示している。
実施例5
この新規な方法の必要性を強調しているFPLCおよびPAGEの欠点1)TM
PEGの漸次的熟成がFPLC上で溶解しないPEG−シトキン複合体を生じさ
せることの実証
我々は、BSA (図8a)およびgm−C3Fを含む蛋白質のFPLCの形に
おいて、ゆっくりした溶出に変化させると、MPEGが非特定の拡散効果を誘発
することを見い出した。このことは、TMPEGで修飾されたgm−C3Fに関
するFPLCの形に対して行った観察と関係している。我々は、TMPEGのバ
ッチがより古くなるにつれて、リジンに対する1”MPEGの同モル比で得られ
る修飾された種類の数値の減少によって示されるような低下した活性になるばか
りでなく、低下させた溶出速度に伴うFPLCの形の分解能が漸次的に失われる
ことに気が付いた(図8b)。トレシル基が失われるか、或は不活性になるにつ
れて、MPEGもしくはその同等物(反応性を示さないTMPEG)でもつて製
造物が影響を受けるように汚染され、そしてこれは、図8aの発見を考慮すると
、上記観察を説明し得る。
未達成のPEG (MPEG)は、有意には分配に影響を与えないため(図9は
I”5−gm−C3Fに対する効果の不足を示している)、不活性なTMPEG
またはMPEGが、FPLCに対して悪い影響を与えるのとは反対に、CCDの
如き分配方法には影響を与えないことを記述できる。
図10aおよびbは、CCDを用いると、修飾した材料が未修飾の材料から明ら
かに区別され、一方、「熟成させたJTMPHG調製物を用いたときのFPLC
の場合、かなりのオーバーラツプがあり、そして修飾した材料と未修飾の材料と
の間に明らかな分離が見られなかった。
この点に関して更に、MPEGを用いたときの発見とFPLCは、FPLCが必
要な場合、中和処理方策の選択を考慮すべきであることを示している。アルブミ
ンはPEG−アルブミンを生じさせ、リジンはカルボキシル基を有するPEG誘
導体を生じさせ、ヒドロキシア、ミンは末端ヒドロキシル基を有するPEG分子
を生じさせる。各々の中和生成物の影響を、製造された特定のPEG−蛋白質を
用いて検査する必要がある。
蛋白質分子の大部分を修飾するために充分なTMPEG:リジンの比(例えば、
305 : 1またはそれ以上の)を用いた全ての実験において、修飾したgm
−C5Fは、未修飾の材料よりも速いか遅いの両方で溶出した(図11aおよび
b)。
同様の結果が、ポリアクリルアミドゲル電気泳動を用いて得られ(図12)、こ
こでは、未変性および変性した両方のrHu−g柘C8F (レーン12.14
〜16.19.20)に関して、該修飾は、結果として、材料を未修飾帯の前と
後の両方で流れさせた。しかしながら、この実験は、明らかに、PAGEはFP
LCとは異なり、MPEGによる悪影響を受けていないことを示している。
二のことは、修飾の度合、特に、PEGで修飾したりジン残基の数は、−このど
ちらかの方法からも推測するのは困難であることを明らかに示している。
3)FPLCはPEG−蛋白質生成物の不均質性を覆い隠しうるFPLCは、以
下の実施例6で示されるように、ある程度は生成物の不均質性を示すことができ
るが、CCDは、FPLCでは外観上単純な形しか得られない材料に関してでさ
え、不均質性を示す。
実施例6
CCDは、FPLCを基にすると明らかには示されない修飾された材料でさえ不
均質性を明らかに示す
曲線に合致した演算規則によって分析された向流分布の形は、存在する種類(こ
の場合、種々のPEG−gm−CSF複合体)の数の計算を可能にする。図13
中のFPLCとCODの形の比較は、後者は、前者においては目立たない不均質
性を表示することができることを示している。
CCDは、大スケールで行うことができる追加的長所を有しており、PEG−蛋
白質の産業的生産に適している。
実施例7
異なる度合に修飾させたgm−CSFが種々の生物学的活性を有していることの
実証
未修飾の材料よりもa)速く、b)−緒に、およびC)遅く、溶出する修飾した
サンプル(TMPEG:リジンが305 : 1で製造)のFPLC画分からサ
ンプルを取り出した。gm−C8Fは、数多くの異なる生物学的活性を有してお
り、我々は、そのf−met−1eu−phe誘発された好中球酸化的突発活性
の開始にトロブルーテトラゾリウム還元によって定量)の使用を選択した。両分
を、ミクロタイタープレート中、FMLPを有するヒトの末梢血液の好中球に暴
露した。
この両分の生物学的活性を、放射能(■125標識したgm−C8F、^mer
shamを用いて)を用いて、蛋白質に対して正規化した。両分は、生物学的活
性がないところから、同じFPLC分画化からの未修飾材料のピークから得られ
る画分中に見られる活性の3〜6倍の、範囲であった(図14)。
この実施例は、所望の生物学的活性を達成するためには、PEG−蛋白質の種類
の正確な制御または分画を生じさせる必要があることを示している。
方法
1)FPLC
達成用緩衝液で前もって平衡にした5uperose−12カラムの備わってい
るFharmacJa F P L Cシステム上でサンプルを分析した。この
サンプルの200u 1を該カラム上に置き、そして次に、達成用緩衝液を用い
て、1分当たりQ、3m1sの流速で溶出させ、125mLづつの画分を集めた
。
溶出用の緩衝液を変化させ、例えばいくつかの用途では、達成用緩衝液(0,1
25MのNaClを含有している0、05Mの燐酸ナトリウ。
ムpH7,5)を用いた。細胞が直接溶離剤に暴露される場合、燐酸塩で緩衝さ
せた食塩水pH7,3および約285m05mを用いた。蛋白質は、充分に豊富
な場合、波長280mmの吸収で検出し、或は放射能標識(1125)を検知す
ることで検出した。
2)SDSゲル電気泳動(PAGE)
15%のポリアクリルアミドゲルを濃縮用ゲルと一緒に用いた。サンプルを、等
容積の装荷用緩衝液と混合した後、得られる混合物を、1分間100℃の水浴中
に置くことで変性させた。この変性させた混合物を(ぼみ当たり40u I装荷
し、そして150ボルト:最大電流で電気泳動を行った。このゲルをWhatm
an No l濾紙上で乾燥した後、希土類増感紙を用い一70℃で、このゲル
の放射線写真を撮った。このフィルムを、例えば4日間暴露した後現像した。
3)NBT還元試験
多形核白血球(PMN)を、Eggleton他の分画遠心分離法を用いて単離
した(J、 Immunol Methods 121(1989)105−1
13) 。用いた細胞濃度はハンクス液(HBSS)中1mL当たりI X 1
07であった。FML P(SIGMA)を、ジメチルスルホキサイド(DMS
O,BDH)に溶解した後、lXl0−2%のDMSO中1xlO−’の最終濃
度で用いた。
この試験溶液の一定分量(30ul)を取り、そして三重のミクロタイタープレ
ート(1プレート当たり96個のくぼみ、NUNC)の(ぼみ中に充填した。
5.25%のウシ胎児血清を含有している50u1のHBSSを各々のくぼみに
加えた。このプレートを37℃に温め、そしてPMNを含有している予め温めた
H B S Sを25ul加えた。開始させるため、二の一細胞を2時間培養し
た。FMLPを含有している予め温めたNBT溶液100ul にトロブルーテ
トラゾリウムグレードI I I 、SIGMA、 0゜1%W/V)を、各々
のくぼみに加えた(後者がNET還元を開始させる)。氷上に15分間装いた後
、反応を停止させた。操作は、Rock (J。
I+u+unol Methods 82(1989)161−167)が記述
している方法の改良法に従って行った。このプレートを遠心分離(1000rp
m、6分間)にかけた後、上澄み液を除去した。3分間空気乾燥した後、250
ulの70%メタノールを加えた。遠心分離しそして上澄み液を除いた後、この
細胞を、100u 1の2M KOHを用いて溶解させた。12時間後125u
lのDMSOを各々のくぼみに加えた。フィルター7 (620nm)およびフ
ィルター3 (450nm)を用いて、モードAbs2にセットしたTiter
tek Multiscan読取機(FlOw Labs)上で比色定量を行っ
た。
追加的図の解説
阻 生物学的に活性な蛋白質および変性した(沸騰した)蛋白質に対して、TM
PEG暴露した後のPEG/デキストラン系中で、1I2B櫟識した組換え型の
ヒトのgm−C3F (rHu−gmC5F)の相分配を行った。両方の製造に
関して、log Kは達成比(TMPEG :リジン)に対して曲線型である。
後者は、修飾度を決定する(反応したリジン基の数)。
閃旦 TMPEG:リジンの比が305 : 1のとき、rHu−gmC8Fの
TMPEG暴露に先立って沸騰させると(下方のパネル)、最高分子量で(矢印
)FPLCビークが増大した。これは、沸騰していない対照区(上方のパネル)
に対して中間的なピーク4および5を減少させた。
界7 rHu−gmC3F−I”’の異なる2つのバッチのFPLC−a)上方
のパネル:未修飾のrHu−gmC3F:中間のパネル3’05:1のTMPE
G:リジンのモル比。
下方のパネル1000 : 1のTMPEG:リジンのモル比。
b)上方のパネル10:1のTMPEG:リジンのモル比。
下方のパネル305 : 1
履旦
a)FPLCに先立って、蛋白質に対してMPEGを暴露すると、形の拡散が生
じ、これは潜在的に、サンプルがMPEGまたは不活性化TMPEGで汚染され
ている場合、TMPEGで修飾された蛋白質のFPLCを干渉し得る。
b)漸次的に古くなったTMPHG (乾燥上室温で保存)の使用は、修飾され
た蛋白質のFPLCの形を有意に変化させる。
履旦
rHu−gmC8Fの分配挙動に対するTMPEG (上方の)(ネル)および
MPEG暴露(下方のパネル)の影響に関する比較。後者は有意−なKの増分を
生じない。
履を旦
TMPEG:リジンのモル比が305 : 1のとき、TMPEGの熟成した(
19週)サンプルをrHu−gm−C8Fに暴露したときの、CCD(上方のパ
ネル)とFPLC(下方のパネル)との比較。CC8のみが、成功裏に、修飾と
未修飾(矢印)との間のピークを区別していた。
履1↓
PEG修飾したrHu−gmC3F (305: 1のTMPEG:リジンに暴
露した)は、未修飾の材料よりも速(そして遅くの両方で流れ、このことは、F
PLCにおいては、見掛は分子量と、PEGで修飾したりジン残基の数との間に
は明らかな関係がないことを示している。
履↓l
未修飾と、TMPEG:リジンの種々のモル比に暴露してPEG修飾したrHu
−gmC8Fのポリアクリルアミドゲル電気泳動。レーン:1=未修飾;2=変
性; 6=1000 : 1のTMPEG:リジンに暴露;4=500 : 1
; 5=305 : 1 ; 6=マーカーニア=100:1;8=10 :
1 : 9=0 : 1.10=305 + 1のMPEG:リジン;11=
10 : 1 : 12=100 : 1で修飾した変性rHu−gmcsF
; 15=10 : 1 ; 16=0−1 ; 17=10.00 : 1で
修飾したrHu−gmC3F ; 18=305 + 1で修飾したrHu=g
mcsF; 19=305 : 1テ修111’liシタ変性rHu−gmC3
F; 20=変性したrHu−gmcsFo:1゜
履1旦
10:1のTMPEG:リジンに暴露したrHu−gmC8Fに対するCCD
(上方のパネル)およびFPLC(下方のパネル)。FPLCは未修飾の材料に
関する小さいピークのみを示しているが、CODの形はよりくっきりと不均質性
を表している。このCODの形は、コンピュータープログラム(Blonqui
st and fold、 Acta Chew 5cand B28.56:
1974)に適合し、そして未修飾材料(矢印)の位置におけるそれに加えて3
つの曲線を表示している。
罹11
NBT還元で測定した後(原文を参照)、1画分当たりの1118(C。
p、 m、 )に関して表される存在する蛋白質の量に関して正規化させた一r
Hu−gmC3Fの好中球開始活性。
未修飾(網目状の陰影をつけた)および305 : 1で修飾したr Hu−g
mC3F (平行線をつけた)に関するFPLCからの両分は、生物学的活性の
比較を可能にする。この修飾した材料は、活性のない種類および未修飾材料より
も高い活性を有する種類を含んでいる。
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utaminase−asparagfnase covalently at
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hfa colt L−asparaginase by modificat
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t risk for chemotherapy 1nduced neut
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ating activity in patients with ad■
anced cancer receiving melphalan (ab
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現在の試行および将来の見込みJ ” C11nical trials of
differentiation inducing agents: Cu
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ations to Biotechnology” (Waiter H,、
Brooks D、E、およびFisher D、編集) 11−84頁、Ac
ademic PressSNew York0矛9;檀予アSノ苓
画 ケ (ml)
画# (mll
19週間造)ぶ九 丁MPEC5
画ケ(m[)
介b1汗けうTMPE(E処理効果
PE[3: リジン9モルル
1 23 4 567 8 9 1011121311+l516171B19
20−卜・ −
6有 (mo
※ヒ
補正書の写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条の8)平成3年4月18日
PCT/GB 89101261
、発明の名称
分画化方法
3、特許出願人
住 所 イギリス国ロンドンエヌダブリュ−32ビーエフ・ロウランドヒルスト
リート(番地なし)名称 ロイヤル・フリー・ホスピタル・スクール・オブ・メ
ディシン4、代理人 〒107
5、補正書の提出年月日
1990年10月22日
6、添付書類の目録
(1)補正書の写しく翻訳文) 1通
補正
。該回帰に関する方程式はまた、蛋白質調製に関する置換の不均質性を分析する
ため、そして個々の両分中に存在する置換の度合を明らかにするためにも用いら
れる。
驚くべきことに、この関係は、PEG修飾された蛋白質全てに対して適用できる
ものではない。ある場合には、分配係数の対数と修飾との間に複雑な関係が存在
している。このような発見は従来の研究には実質的に含まれていない。この観察
は、凝集、変性および表面特性の付随する変化、等電点の変化を含む多くの因子
が基となっている。理論によって範囲を限定されるのを望むものではないが、こ
の結果は(実施例3参照)、PEGで修飾された蛋白質を分画するための相分配
の使用が、必須条件として、分析的相分配のために必要であることを強調してい
る。
PEG修飾した蛋白質に対して一連の移行を行うための向流分布に関連した相分
配を使用することで、均質的にまたは不均質的に修飾された蛋白質類が識別され
る。均質的に修飾された蛋白質は、同一の分配係数を有しているが、我々は、不
均質的に修飾された蛋白質に関して、蛋白質を有する両分の範囲に渡って分配係
数における増分が存在していることを示した。方法1の分析を基とした方程式を
用いて、個々の両分中の請求の範囲
1.PEG含有水系の二相系中のPEG/蛋白質蛋白質付分体することを含む、
ポリエチレングリコール(PEG)−蛋白質付加体の混合物を分画するための方
法。
2、更に、該二相系の1つの相から、予め決められた度合のPEG置換のPEG
−蛋白質付加体を回収する段階を含む請求の範囲1に従う方法。
3、該PEG−蛋白質蛋白質付上体メトキシPEGの付加体である請求の範囲1
または請求の範囲2に従う方法。
4、該モノメトキシPEG(=I加体が、蛋白質と2. 2. 2−)リフルオ
ロエタンスルホニルモノメトキシポリエチレングリコール(TMPEG)との反
応によって生じる請求の範囲3に従う方法。
5、未反応のTMPEGを分解するか或はリジンまたはアルブミンを添加するこ
とによって該付加体生成反応を抑制する請求の範囲4に従う方法。
6、分配をバッチ式または連続的に行う請求の範囲1〜5のいずれか1項に従う
方法。
7、分配を該二相の向流の流れによって行う請求の範囲6に従う方法。
8、該蛋白質が顆粒球−マクロファージコロニー刺激因子(gm−C3F)であ
る請求の範囲1〜7のいずれか1項に従う方法。
9、PEG−gm−C3F付加体。
10、PEG−gm−C5F付加体および薬学的に許容される担体またはそれら
のための希釈剤を含む薬学的調剤。
11、該希釈剤または担体が注射に適切である請求の範囲10に従う調剤。
12、該希釈剤または担体が注射用の無菌水であるかそれを含む請求の範囲11
に従う調剤。
13、更に、少なくとも1種の緩衝液、等浸透剤、防腐剤または抗酸化剤を含む
請求の範囲10〜12のいず第1か1項に従う組成物。
14、ヒトまたは動物体の治療方法またはヒトもしくは動物体に対して行う診断
方法における使用のための請求の範囲9に従うPEG−gm−C8F付加体か、
或は請求の範囲10〜13のいずれか1項に従う薬学的調剤。
15、ヒトまたは動物体の治療方法またはヒトもしくは動物体に対して行う診断
方法における使用のための薬剤の製造における請求の範囲9に従うPEG−gm
−C8F付加体か、或は請求の範囲10〜13のいずれか1項に従う薬学的調剤
の使用。
16、該薬剤を静脈または皮下の注射または注入によって投与する請求の範囲1
5に従う使用。
17、それらを必要としているヒトまたはヒト以外の動物に対して有。
効でありそして無毒量の、請求の範囲9に従うPEG−gm−C3F付加体、或
は請求の範囲10〜13のいずれか1項に従う薬学的組成物を投与することを含
む、ヒトまたは動物体の治療のための治療学的または診断上の方法。
国際調査報告
””1噛””’””””IIA”PCT/GB891012611−+ema+
□a−+噸ae釦、++u、a−va、PCT/に8B91012〆り1国際調
査報告 PCT108 E19101261
Claims (17)
- 1.PEG含有水系の二相系中のPEG/蛋白質付加体を分配することを含む、 ポリエチレングリコール(PEG)−蛋白質付加体の混合物を分画するための方 法。
- 2.更に、該二相系の1つの相から、予め決められた度合のPEG置換のPEG −蛋白質付加体を回収する段階を含む請求の範囲1に従う方法。
- 3.該PEG−蛋白質付加体がモノメトキシPEGの付加体である請求の範囲1 または請求の範囲2に従う方法。
- 4.該モノメトキシPEG付加体が、蛋白質と2,2,2−トリフルオロエタン スルホニルモノメトキシポリエチレングリコール(TMPEG)との反応によっ て生じる請求の範囲3に従う方法。
- 5.来反応のTMPEGを分解するか或はリジンまたはアルブミンを添加するこ とによって該付加体生成反応を抑制する請求の範囲4に従う方法。
- 6.分配をバッチ式または連続的に行う請求の範囲1〜5のいずれか1項に従う 方法。
- 7.分配を該二相の向流の流れによって行う請求の範囲6に従う方法。
- 8.該蛋白質が顆粒球−マクロファージコロニー刺激因子−(gm−C−SF) である請求の範囲1〜7のいずれか1項に従う方法。
- 9.PEG−gm−CSF付加体。
- 10.PEG−gm−CSF付加体および薬学的に許容される担体またはそれら のための希釈剤を含む薬学的調剤。
- 11.該希釈剤または担体が注射に適切である請求の範囲10に従う調剤。
- 12.該希釈剤または担体が注射用の無菌水であるかそれを含む請求の範囲11 に従う調剤。
- 13.更に、少なくとも1種の緩衝液、等浸透剤、防腐剤または抗酸化剤を含む 請求の範囲11〜13のいずれか1項に従う組成物。
- 14.ヒトまたは動物体の治療方法またはヒトもしくは動物体に対して行う診断 方法における使用のための請求の範囲10に従うPEG−gm−CSF付加体か 、或は請求の範囲11〜13のいずれか1項に従う薬学的調剤。
- 15.ヒトまたは動物体の治療方法またはヒトもしくは動物体に対して行う診断 方法における使用のための薬剤の製造における請求の範囲10に従うPEG−g m−CSF付加体か、或は請求の範囲11〜13のいずれか1項に従う薬学的調 剤の使用。
- 16.該薬剤を静脈または皮下の注射または注入によって投与する請求の範囲1 5に従う使用。
- 17.それらを必要としているヒトまたはヒト以外の動物に対して有効でありそ して無毒量の、請求の範囲10に従うPEG−gm−CSF付加体、或は請求の 範囲11〜13のいずれか1項に従う薬学的組成物を投与することを含む、ヒト または動物体の治療のための治療学的または診断上の方法。
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