JPS63146828A - 安定な顆粒球コロニ−刺激因子含有製剤 - Google Patents

安定な顆粒球コロニ−刺激因子含有製剤

Info

Publication number
JPS63146828A
JPS63146828A JP62178034A JP17803487A JPS63146828A JP S63146828 A JPS63146828 A JP S63146828A JP 62178034 A JP62178034 A JP 62178034A JP 17803487 A JP17803487 A JP 17803487A JP S63146828 A JPS63146828 A JP S63146828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
csf
stimulating factor
granulocyte colony
preparation
leu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62178034A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Machida
実 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugai Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Publication of JPS63146828A publication Critical patent/JPS63146828A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は顆粒球コロニー刺激因子含有製剤に関し、特に
容器壁土への吸着または会合、重合、酸化等による活性
成分の損失、不活性化を有利に防止し、安定化させた顆
粒球コロニー刺激因子含有製剤に関するものである。
従来の技術 最近では各種感染症の化学療法においては、耐性菌発生
、原因菌の交代現象、あるいは高い副作用などが臨床的
に重大な問題となっており、そのため、抗生物質、抗菌
剤等による上記の如き化学的療法とは別に感染菌宿主の
防禦機能を活性化するような物質を用いることにより、
上記化学療法の根本的な問題の解決を図ろうとする動き
がある。
即ち、例えば細菌感染の初期には宿主のもつ防禦機能の
うちで白血球の貧食殺菌作用が最も強く影響すると考え
られており、そこで好中球の増殖、分化成熟を促進する
ことにより宿主の感染防禦機能の光道を図ることが重要
と考えられる。このような作用を示す極めて有用な物質
の一つとして顆粒球コロニー刺激因子(G−C3F)が
あり、既にこれを用いた感染防禦剤が本出願人によって
別途特許出願されている(特願昭60−23777号)
発明が解決しようとする問題点 上記の如く、各種化学療法においては、各種の回避し得
ない問題があり、そのために被感染体即ち宿主の防禦機
能を賦活化し得るような物質を薬剤として用いる試みが
なされている。
G−CS Fは勿論、それ自身に宿主の防禦機能を賦活
化する活性を有し、臨床上の治療効果をさらに十分に発
揮すべく、上述した薬剤との併用の場合に於ても、その
目的を遂行する上で極めて有用であることが判明した。
このG−C3Fは極めて微量で使用され、通常成人−人
当たり、0.1〜500μg(好ましくは5〜50μg
)のG−CS Fを含有する製剤を1〜7回/週の割合
で投与する。
しかしながら、このG−CS Fは、例えば注射用アン
プル、注射器等の器壁に対し吸着性を示すことから、特
にこの薬剤を水溶液等の注射薬として利用する場合には
、アンプル等の容器、注射器等の器壁に吸着されてしま
い、G−C3Fの医薬としての活性を十分有効に発揮さ
せることができず、あるいはこのような吸着に基く損失
分を予め見積って余分に医薬中に添加しておかねばなら
ない。
その上、G−CS Fは不安定で、外的因子の影響を受
は易く、温度、湿度、酸素、紫外線等に起因して会合、
重合あるいは酸化などの物理的、化学的変化を生じ、大
きな活性の低下を招く。このことは、極めて微量の投与
量のG−C3Fを極めて正確に投与しようとする治療行
為の完全な遂行を困難にする。
そこでこのような問題点を解決し有効成分の活性の低下
を十分に防止できる製品を開発する必要が生じる。本発
明の目的は、このような点にあり、即ち安定なG−CS
 F含有製剤を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明者等は上記目的とするG−CS F含有製剤の安
定性を改善すべく種々検討・研究した結果、製薬上許容
される高分子を添加することが有効であることを見出し
、本発明を完成した。
即ち、本発明の安定なG−C3F含有製剤は、G−CS
 Fと少なくとも1種の製薬上許容される高分子とを含
有することを特徴とする。
また、本発明におけるG−CS Fは、例えば既に出願
されている特願昭59−153273号、同60−26
9455号、同60−269456号、同60−270
838号、同60−270839号明細書に記載の各種
方法に従って得ることかでき、例えばヒ)G−C5Fは
口腔底癌患者の腫瘍細胞から採取した細胞株(CN C
M受託番号r I −315J 、同r I −483
J )の培養により、あるいは更にヒトG−C3Fをコ
ードする遺伝子を用いて組換体D N Aを作製し、こ
れを適当な宿主細胞(例えば大腸菌、C127細胞、チ
ャイニーズハムスターの卵巣細胞等)で発現させるなど
によって得ることができる。
本発明におけるG−CS Fとしては高純度に精製され
たヒ) G−CS Fであれば全て使用できるが、ヒ1
−G−C5F産生細胞を培養して得られる培養上清から
単離して得られるもの及びヒトG−C3F活性を有する
ポリペプチドをコードする遺伝子を組み込んだ組換えベ
クターで宿主を形質転換して得られる形質転換体が産生
するヒ)G−C3F活性を有するポリペプチドまたは糖
蛋白質が好ましい。
具体的には、次の(1)及び(ii)で示すヒトG−C
S Fが特に好ましく用いら・れる。
(i)以下の理化学的諸性質を有するヒ) G−CS 
F0■分子量ニドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動法による測定で 約19.000±1.000゜ ■等電点:pI=5.5±0.1 Sp I= 5.8
±0.11pl=6.1±0.1の三つの等電点のうち
少なくとも1つを有する。
■紫外部吸収: 280nmに極大吸収を有し、250
nmに極小値を持つ。
■N末端から21残基目迄のアミノ酸配列が次の如くで
ある。
H、N−T h r−Pro−Le Ll−G l y
−Pro−A 1a−3er−3er−Leu−Pro
−G I n−5e r−Phe−Leu−t、eu−
L ys−C” ys−Leu−G l u−G ] 
n−Va ] −(ii)下記のアミノ酸配列またはそ
の一部で表わされるヒト顆粒球コロニー刺激因子活性を
有するポリペプチド又はこれと糖鎖部を有する糖蛋白質
を含有するヒトG−C3F。
(Met)、 Thr Pro Leu Gly Pr
o’A1a Ser Ser LeuPro Gin 
Ser Phe Leu Leu Lys Cys L
eu Glu GlnVal Arg Lys Ile
 Gln Gly Asp Gly Ala Ala 
LeuGln  Glu  Lys  Leu   (
Val  Ser  ctu)+a  Cys  Al
a  ThrTyr Lys Leu Cys 1li
s Pro Glu Glu Leu Val Leu
しeu  Gly  His  Ser  Leu  
Gly  Ile  Pro  Trp  Ala  
Pr。
Leu Ser Ser Cys Pro Ser G
ln Ala Leu Gln LeuAla Gly
 Cys Leu Ser Gln Leu His 
Ser Gly LeuPhe Leu −Tyr G
ln Gly Leu Leu Gln Ala Le
u GluGly Ile Ser Pro Glu 
Leu Gly Pro Thr Leu AspTh
r Leu Gin Leu Asp Val Ala
 Asp Phe Ala ThrThr Ile T
rp Gln Gin Met Glu Glu Le
uGly Met^1a Pro Aha Leu G
ln Pro Thr Gln Gly Ala Me
tPro  Ala  Phe  Ala  Ser 
 Ala  Phe  Gin  Arg 八rg  
AlaGay Gly Val Leu Val Ah
a Ser His Leu Gin 5erPhe 
Leu Glu Val Ser Tyr Arg V
al Leu Arg HisLeu Ala Gin
 Pro(但しmはO又は1を表わし、nは0又は1を
表わす)。
なおこれらのG−C5Fの詳細な211&方法について
は、本出願人が先に出願した特願昭59−153273
号、特願昭60−269455号、特願昭60−269
456号、特願昭60−270838号、特願昭60−
270839号の明細書を参照されたい。
又、その他の方法としてG−CS F産生細胞と自己増
殖能を有する悪性腫瘍細胞とを細胞融合して得られるハ
イブリドーマをマイトジェンの存在下または不在下で培
養することによって得ることもできる。
これ等の方法で得られたヒ) G−CS F含有液は必
要により公知の手段でさらに精製、濃縮した後凍結保存
とするかまたは凍結乾燥などの手段により水分を除去し
て保存することができる。
このようにして得たヒトG−CS Fは全て本発明によ
って安定なG−C3F含有製剤とすることができる。
本発明の安定なG−CS F含有製剤を得るのに使用す
る高分子としては、天然高分子、例えばヒドロキシプロ
ピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセ
ルロース;合成高分子、例えばポリエチレングリコール
(分子量300〜6、000)、ポリビニルアルコール
(分子量20.000〜100、000)、ポリビニル
ピロリドン(分子量20.000〜100.000)な
どを典型的な例として挙げることができる。これらは、
もちろん、単独であるいは2種以上の混合物として利用
できる。
これらの高分子は一般にG−C3FI重量部に対し、1
重量部〜20.000重量部の範囲内で使用することが
望ましい。
更に、本発明のG−CS F含有製剤は、その製剤化の
目的に応じて希釈剤、溶解補助剤、等張化剤、賦形剤、
pH調整剤、無痛化剤、緩衝剤、金儲還元剤、酸化防止
剤を含有してもよい。例えば、金儲還元剤としては、N
−アセチルシスティン、N−アセチルホモシスティン、
チオクト酸、チオジグリコール、チオエタノールアミン
、チオグリセロール、チオソルビトール、チオグリコー
ル酸およびその塩、チオ硫酸ナトリウム、グルタチオン
、並びに炭素原子数1〜7のチオアルカン酸などのスル
フヒドリル基を有するものなどを例示できる。
また、酸化防止剤としてはエリソルビン酸、ジブチルヒ
ドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、α−
トコフェロール、L−アスコルビン酸およびその塩、L
−アスコルビン酸パルミテ−)、L−アスコルビン酸ス
テアレート、亜硫酸水累ナトリウム、亜硫酸ナトリウム
、没食子酸トリアミノペ没食子酸プロピル、あるいはエ
チレンジアミン四酢酸二ナトリウム(EDTA) 、ピ
ロリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウムの如きキレ
ート剤などを例示できる。
あるいはまた賦形剤としては、グリシン、システィン、
スレオニン、シスチン、トリプトファン、メチオニン、
リジン、ヒドロキシリジン、ヒスチジン、アルギニンな
どのアミノ酸を添加してもよ本発明の安定化されたG−
CS F含有製剤は経口、各種注射などの非経口等各種
の投与形式で使用でき、該投与形式に応じた様々な剤形
で実現できる。例えば、投与剤形としては錠剤、先刻、
カプセル剤、顆粒剤、懸濁液等の経口投与剤、あるいは
静注、筋注、皮下性、皮内注用等の溶液、懸濁注射剤、
凍結乾燥剤、あるいは串刺、経鼻剤、膣剤等の経粘膜投
与剤形を典型的なものとして例示できる。
作用 上記の如く、感染症等の化学的療法においては、抗生物
質、抗菌剤等の薬剤の他、患者の抵抗力、活性などとい
った免疫応答力にもとすいた防禦機能自体をも同時に改
害するために、この目的で有効な成分を添加併用するこ
とが臨床上極めて有用な手段であることが判明してきた
この種の成分の一つであるG−CS Fは極めて微量で
使用される。従って、特にG−CS Fを極低濃度の水
溶液等として取扱う場合には、例えば注射器等に入れた
り、アンプル等の容器に収容して使用することが多いが
、このような場合に、上記の如き成分の容器、注射器等
の器壁に対する吸着性が高いことから、これらの器壁等
に吸着してしまい、薬液中での有効濃度を、あるいは所
定単位用量中の成分の目的とする活性を維持することが
困難であるといった問題がみられた。従って、有効量以
上の量を、吸着により失われる量を考慮して、予め添加
しておく必要があった。
更に、特にG−CS Fについてみると、これは不安定
なものであり、温度、湿度、酸素、紫外線等の外的因子
によ−って大きな影響を受け、会合、重合あるいは酸化
などの物理的、化学的変化を生じ活性の低下を招く。
そこで、本発明ではG−C3F含有製剤に高分子を添加
することにより上記諸問題点を解決した。
この高分子の添加によるG−CS Fの容器壁等への吸
着防止効果及びその他の安定化効果の明確な機構は明ら
かではないが、上記の親水性高分子の存在下においては
、G−CS F分子各々が高分子中に分散され、その結
果、G−CS Fの分子間の相互作用が高度に緩和され
、会合、重合等の確率が大幅に減じられ、また同時に、
添加された親水性高分子による容器壁等の吸着表面の水
和にもとずき吸着が防止され、これらの総合的な効果と
して安定性を著しく向上したものと考えた。
このような問題は注射用溶液、懸濁剤などにおいて顕著
なものであるが、その他の錠剤等の製剤過程においても
同様にみられる問題であり、上記の如き高分子の使用は
このような場合にも有効である。
更に、高分子の添加によってG−CS Fは大巾に安定
化され、以下の実施例で実証するように長期に亘りG−
C5Fの活性を有効に維持することができる。
このような理由から、高分子の添加量は、特にその下限
は臨界的であり、G−C3F1重量部に対し1重量部〜
20.000重量部の範囲内の量で使用することが望ま
しい。
上記の如(、効果的に器壁等への吸着が防止でき、更に
安定性を向上させ得ることは、微量成分としてのG−C
S Fの有効利用を可能とし、更に高価な成分の浪費が
防止されることから、製品コストの低下を図ることにも
つながる。
実施例 以下、実施例によって本発明を更に具体的に説明する。
しかしながら、本発明は以下の例によって同等制限され
るものではない。
尚、以下の実施例においてG−C3Fの残存活性の測定
は以下の如〈実施した。
(a)  マウス骨髄細胞を用いる軟寒天法ウマ血Ii
!0.4mL被検体Q、 1ml、C3H/HeN(メ
ス)マウスの骨髄細胞浮遊液0.1ml (0,5〜l
X105有核細胞)、寒天を0.75%含む改変マツコ
イ5A培養液Q、4mlを混合し、直径35mmの組織
培養用プラスチックディツシュに入れて固まらせた後、
37℃、5%炭酸ガス/95%空気、100%湿度の条
件にて5日間培養し、形成されたコロニー数(50個以
上の細胞からなる集落を1コロニーとする)を数え、1
個のコロニーを形成する活性を1単位(IJnitンと
した。
尚、上記(a)の方法において用いた「改変マツコイ5
A培養液」は次の如く作製した。
「改変マツコイ5A培養液(2倍濃度)」マツコイ5A
培養液〔ギブコ(GIBCD)社製〕12g、MEMア
ミノ酸ビタミン培地(日永製薬社製)2、55 g 、
重炭酸ナトリウム2.18 g 、ペニシリンGカリウ
ム50000単位を2回蒸溜水500m1に溶解後、0
.22μmのミリポアフィルタ−にて濾過滅菌を行った
後使用した。
(b)  逆相系高速液体クロマトグラフィー法C8逆
相カラム(4,6mm X300mm、 5 Al m
)を用い、n−7”ロバノール、トリフルオロ酢酸を移
動相に使用し、G−C3Fとして1μg相当量以上を注
入し、以下のグラジェント条件で残存活性の測定をする
時間 溶媒(A)  溶媒(B)  グラジェント条件
溶媒(^):30%n−プロパツール。
0.1%トリフルオロ酢酸 溶媒(B) : 60%n−プロパツール、0.1%ト
リフルオロ酢酸 測定波長: 210nm 本性で測定されたG−CS Fの残存量は、上記(a)
のマウス骨髄細胞を用いる軟寒天法の測定結果と極めて
高い相関性を示した。
実施例1 G−CS F 5μgに第1表に示す高分子を添加した
G−CS F 5 μg/mi含有製剤(20mMリン
酸緩衝液、100mM塩化ナトリウム含有、pH7,4
)を無菌的に調製し、次いで凍結乾燥製剤を製造した。
G−C3F活性の経時変化は上記(a)マウス骨髄細胞
を用いる軟寒天法で測定した。結果は第1表に示す。尚
、表中活性(%)とは、初期単位に対する相対割合であ
り、以下の式で定義される。
凍結乾燥条件は以下の通りである: 安定化剤を添加したG−CS F溶液を無菌サルファ処
理ガラスバイアルに入れ、−40℃以下で4時間凍結し
、−40℃から0℃、真空度0.03から0.ITor
rで、48時間−次乾燥した。次いて0℃から20℃、
真空度0.03から0.08Torrで12時時間法乾
燥し、バイアル内部を無菌乾燥窒素ガスで大気圧になる
まで置換する。次いで凍結乾燥用ゴム栓で打栓し、アル
ミニウムキャップで密封する。
第1表 実施例2 G−C3FIOμgに第2表に示す高分子を添加したG
−CS FIO/J g/mi’含有製剤(20mMリ
ン酸緩衝液、100mM塩化ナトリウム含有、pH7,
4)を無菌的に調製し、サルファ処理ガラスバイアル内
に無菌的に充填、密封してG−CS F溶液製剤を製造
した。これらの溶液製剤について、G−C3F活性の経
過時変化を実施例1と同様の方法で測定し、その結果を
第2表に示した。
実施例3 G−C3FIOμgに第3表に示す高分子剤を添加した
G−CS FIOμg/ml含有製剤(20m Mリン
酸緩衝液、100mM塩化ナトリウム含有、pH7,4
)を無菌的に調製し、サルファ処理シリコーンコーティ
ングガラスバイアル中に1ml!充填し、4℃で放置し
、0.5.2および24時間後の溶液中のG−C3Fの
残存活性を上記(b)の逆相系高速液体クロマトグラフ
ィー法により測定し残存率(%)を求め、高分子剤のG
−CS F吸着防止効果を評価した。その結果を第3表
に示す。
発明の効果 以上詳しく述べたように、本発明によれば、製薬上許容
される高分子を所定量で用いたことにより、製剤中に極
微量で存在するG−CS Fの、温度、湿度、酸素、紫
外線等の外的因子にもとすく会合、重合、あるいは酸化
もしくは容器壁等への吸着の結果として生ずる、有効成
分の損失、活性の低下等に関する問題点を効果的に解決
することが可能となった。
従って、患者に対するG−CS Fの投与量を極めて正
確に投与、管理することが可能になり、しかも高価なG
−CS Fの有効利用ができ、G−C3F含有製剤のコ
スト節減を図ることも可能となる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)顆粒球コロニー刺激因子と少なくとも一種の製薬
    上許容される高分子とを含むことを特徴とする、安定な
    顆粒球コロニー刺激因子含有製剤。
  2. (2)上記高分子を顆粒球コロニー刺激因子1重量部に
    対し1重量部〜20,000重量部の範囲内の量で含有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の安定
    な顆粒球コロニー刺激因子含有製剤。
  3. (3)上記高分子が、ヒドロキシプロピルセルロース、
    ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
    ースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、分子量
    が300ないし6000のポリエチレングリコール、分
    子量が20,000ないし100,000のポリビニル
    アルコール、分子量が20,000ないし100,00
    0のポリビニルピロリドンからなる群から選ばれた少な
    くとも1種であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項に記載の安定な顆粒球コロニー刺激因子
    含有製剤。
JP62178034A 1986-07-18 1987-07-16 安定な顆粒球コロニ−刺激因子含有製剤 Pending JPS63146828A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16948986 1986-07-18
JP61-169489 1986-07-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63146828A true JPS63146828A (ja) 1988-06-18

Family

ID=15887475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62178034A Pending JPS63146828A (ja) 1986-07-18 1987-07-16 安定な顆粒球コロニ−刺激因子含有製剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63146828A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63152324A (ja) * 1986-11-05 1988-06-24 エチコン・インコーポレーテッド 表皮生長因子含有安定化組成物
JPH01316400A (ja) * 1988-03-31 1989-12-21 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd 修飾ポリペプチド
JPH02275900A (ja) * 1989-01-24 1990-11-09 Denki Kagaku Kogyo Kk コロニー刺激因子―ゼラチン結合体
JPH04501260A (ja) * 1988-10-20 1992-03-05 ロイヤル・フリー・ホスピタル・スクール・オブ・メデイシン 分画化方法
US5597562A (en) * 1990-06-01 1997-01-28 Kirin-Amgen, Inc. Oral dosage form of biologically active proteins
JP2006501193A (ja) * 2002-07-17 2006-01-12 レツク・フアーマシユーテイカルズ・デー・デー エリスロポイエチンを含む安定な薬剤組成物
JP2013501071A (ja) * 2009-08-06 2013-01-10 アイロンウッド ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド リナクロチドを含む処方物
US9968677B2 (en) 2003-02-28 2018-05-15 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Stabilized protein-containing formulations

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60160733A (ja) * 1984-01-31 1985-08-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯形無線機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60160733A (ja) * 1984-01-31 1985-08-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯形無線機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63152324A (ja) * 1986-11-05 1988-06-24 エチコン・インコーポレーテッド 表皮生長因子含有安定化組成物
JPH01316400A (ja) * 1988-03-31 1989-12-21 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd 修飾ポリペプチド
JPH04501260A (ja) * 1988-10-20 1992-03-05 ロイヤル・フリー・ホスピタル・スクール・オブ・メデイシン 分画化方法
JPH02275900A (ja) * 1989-01-24 1990-11-09 Denki Kagaku Kogyo Kk コロニー刺激因子―ゼラチン結合体
US5597562A (en) * 1990-06-01 1997-01-28 Kirin-Amgen, Inc. Oral dosage form of biologically active proteins
JP2006501193A (ja) * 2002-07-17 2006-01-12 レツク・フアーマシユーテイカルズ・デー・デー エリスロポイエチンを含む安定な薬剤組成物
US9968677B2 (en) 2003-02-28 2018-05-15 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Stabilized protein-containing formulations
JP2013501071A (ja) * 2009-08-06 2013-01-10 アイロンウッド ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド リナクロチドを含む処方物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1297007C (en) Stable pharmaceutical preparation containing granulocyte colony stimulating factor and process for producing the same
JP2577744B2 (ja) 安定な顆粒球コロニ−刺激因子含有製剤
ES2224290T3 (es) Formulaciones liquidas estables de interferon.
ES2326498T3 (es) Formulacion liquida de g-csf.
TWI232749B (en) Preparations stabilized over long time
JP3927248B2 (ja) Hgf凍結乾燥製剤
WO2001064241A1 (fr) Preparations stabilisees a long terme
AU2001282607B2 (en) Solution preparations stabilized over long time
AU2016341241A1 (en) Pharmaceutical compositions of IL-2
EA009995B1 (ru) Стабилизированные жидкие композиции интерферона, не содержащие человеческий сывороточный альбумин
JP3895109B2 (ja) 蛋白非添加製剤
JP2577742B2 (ja) 安定な顆粒球コロニ−刺激因子含有製剤
JPS63146828A (ja) 安定な顆粒球コロニ−刺激因子含有製剤
RU2380112C2 (ru) Фармацевтическая композиция, включающая действующее начало и сульфобетаин
JP2577743B2 (ja) 安定な顆粒球コロニ−刺激因子含有製剤
JP2015038111A (ja) G−csfの液体製剤
JP2629000B2 (ja) 安定な顆粒球コロニー刺激因子含有製剤
US20150110885A1 (en) Parenteral pharmaceutical composition containing cosyntropin
CA2492470A1 (en) Stable pharmaceutical composition comprising erythropoietin
JPS61197527A (ja) インタ−ロイキン−2組成物
KR20180049887A (ko) 페길레이션된 에리스로포이에틴을 포함하는 신규한 제제