JPS61197527A - インタ−ロイキン−2組成物 - Google Patents

インタ−ロイキン−2組成物

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Publication number
JPS61197527A
JPS61197527A JP60037184A JP3718485A JPS61197527A JP S61197527 A JPS61197527 A JP S61197527A JP 60037184 A JP60037184 A JP 60037184A JP 3718485 A JP3718485 A JP 3718485A JP S61197527 A JPS61197527 A JP S61197527A
Authority
JP
Japan
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composition
aqueous solution
solution
acid
freeze
Prior art date
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Application number
JP60037184A
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English (en)
Inventor
Yasushi Mikura
三倉 泰
Kensuke Asada
浅田 賢輔
Hajime Toguchi
戸口 始
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Priority to PH32069A priority patent/PH22897A/en
Priority to CN85101301A priority patent/CN1019453B/zh
Priority to DK148885A priority patent/DK148885A/da
Priority to AU40839/85A priority patent/AU579359B2/en
Priority to CA000478351A priority patent/CA1285478C/en
Priority to IL74823A priority patent/IL74823A/xx
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Priority to ES542028A priority patent/ES542028A0/es
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Priority to PT80247A priority patent/PT80247B/pt
Priority to IE90285A priority patent/IE58161B1/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は医薬品などとして有用なインターロイキン−2
組成物に関する。
従来の技術 インターロイキン−2(以下IL−2と略称することが
ある)は生体内で免疫調節に中心的な役割をはたしてお
り直接的あるいは間接的に癌の排除や免疫失調からの回
復やその改善に働くと考えられているT細胞やナチュラ
ルキラー細胞の増加因子としての機能を有する蛋白質で
ある〔ネイチャー、第302巻、(05−310頁C1
983)1かかる生理作用を有するためIL−2は新し
い制癌剤あるいは免疫失調治療剤としての応用が強く期
待されている。
本発明者らは、IL−2が不安定であって水溶液の保存
、凍結あるいは凍結乾燥の操作および凍結乾燥後の保存
において、とりわけ凍結乾燥を行う際の乾燥操作におい
て容易に活性が減じ、また凍結乾燥品の再溶解した液に
濁りを認める等の間鮪点を有し、医療用等に用いる上で
はなはだ不都合であることを見い出した。
かかる事実に鑑み、本発明者らは鋭意研究を進めた結果
、安定な工L−2組成物の製造に成功し、本発明を完成
した。
問題点を解決するだめの手段 本発明は、ヒト血清アルブミンまたは(および)還元性
物質を配合し、溶液状態でpa 3〜6を示すように調
整したIL−2組成物を提供するものである。
本発明のIL−2は、咄乳動物のものであればいかなる
ものでもよいが、ヒトのものが好ましい。
まだIL−2は、天然の、あるいは遺伝子組み換え技術
で得られるいずれのものでもよく、遺伝子組み換え技術
で得られるものが有利に用いられ、通常IL−2水溶液
として用いる。
好ましいIL−2の例として式 %式% ] 口式中、XはMetまたは水素を示す〕で表わされる遺
伝子組み換え技術で製造される非グリコジル化ヒ)工L
−2を挙げることができ、これらの混合物でもよい。
なお式(I)においてアミノ酸残基は、IUPAC−T
UB  コミッション オン バイオケミカル ノメン
クレイチャによる略号で示した。
またTL−2(1)比活性は20,000〜80.00
0単位/■であることが望ましく、IL−2水溶液とし
て1〜go、ooo単位/ me 、とりわけ10〜5
0.000単位/ mlの活性を有するものが有利に用
いられる。上記本発明の原料としてのIL−2水浴液は
食塩トの塩を含まないものが好ましく、IL−2のv4
製工程等で塩が混在した場合は、限外沖過等によシこれ
を除去して用いることが好ましい。
ヒト血清アルブミン(以下ISAと略記する)としては
、いかなるものでもよいが、本組成物を臨床応用するた
めには、非経口投与に用いる程度の品質のものが好まし
い。
例えば、健康人血漿を原料としてCohnのエタノール
分画第6法によって、分画精製したものが用いられる。
また安定剤としてアセチルトリプトファンナトリウムや
、カプリル酸ナトリウムを含有するものであってもよい USAは上記濃度IL−2水溶液に対し水溶液l1当り
0.1η〜50Mg、とりわけ0.5吋〜20q含有さ
せることが好ましい。
還元性物質としては、生理学的に許容しうる還元性物質
が好ましく、例えば、還元型グルタチオン(以下グルタ
チオンと略記する)、チオクト酸、N−アセチルシステ
ィン、N−アセチpホモシヌテイン、チオジグリコーμ
、チオエタノ−μアミン、モノチオグリセロ−/I/、
ジチオスレイト−!及び炭素数1〜7のチオアルカン酸
(例、チオグリコール酸、チオリンゴ酸)などの還元性
硫黄化合物やアスコルビン酸およびこれらの塩などが挙
げられ、なかでもグルタチオン、チオクト酸。
N−アセチルシスティン及び炭素数1〜7のチオアルカ
ン(t)、アメコルビン酸など酸性還元性物質が好まし
く、とシわけグルタチオンまたはアスコルビン酸が好ま
しい。
また上記還元性物質は、1種または2種以上併用するこ
ともできる。
これら還元性物質は、上記濃度IL−2水溶液に対し、
水溶液1 txl当り0.01η以上、とりわけ0.0
5〜20■含有させることが好ましい。
上記H3Aまたは還元性物質は、上記所定量で両者掛川
してまたはUSAもしくは還元性物質単独で用いること
ができ、とりわけUSAが好ましい。
本発明のII、−2mm動物は前記H8Aまたは(およ
び)還元性物質に加えグリシン、グルタミン酸、アヌパ
ヲギン酸、アヲニン、プロリンなどのアミノ酸とりわけ
モノアミノ脂肪族アミノ酸、もしくは環状アミノ酸、ブ
ドウ糖、マンノースなどの単糖類、ソルビット、マンニ
ット等の糖アμコール類、およびこれらの生理学的に許
容できる塩もしくは誘導体の1種または2@以上を配合
してもよい。これら配合剤のうちでも、とシわけグリシ
ンが好ましい。
上記配合剤は、上記IL−2水溶液1 mllクシ単糖
類または糖アルコーp類に関しては10〜100ダ、ア
ミノ酸に関しては5〜50■/ ml配合することが好
ましい。
さらに本発明のIL−2,m放物は食塩などの等張化剤
、コハク酸、酒石酸、クエン酸等の緩衝剤、界面活性剤
などを含有していてもよい。しかし、凍結乾燥時の安定
化の観点からは、本発明のIL−2組成物は食塩を含ま
ないものが好ましい。
本発明の工L−2組成物を溶液状態でPHa〜6、好ま
しくはpH3〜5.5、とりわけpH8,a〜4.5を
示すように調整するために、酸性還元性物質やグルタミ
ン酸など酸性アミノ酸を配合する場合は該物質を上記所
定負加えることによシ、所定のpHに調製でき、また所
望により、または上記酸性物質を配合しない場合は塩酸
、リン酸等の拡酸、もしくはコハク酸、酒石酸、クエン
酸等の緩衝剤で所定のpHに調製する。
また上記工L−2組成物の容器の空間部を真空にするか
窒素ガス置換することによfiIL−2組成物の安定性
をさらに高めることができる。
本発明のIL−2組成物は、水溶液、凍結品。
凍結乾燥品の形態が好ましく、とりわけ凍結乾燥品が好
ましい。
本発明の組成物は、たとえは以下の方法により製造する
ことかできる。
■L−2を1〜80,000単位/ ml含有する水溶
液に、H8A’!たけ(および)還元性物質を前記所定
の濃度になるように加え、前記した方法でpH調整を行
なう。
単糖類、楯アルコー/L’知、アミノ酸などもそこに記
載した濃度として加えることもできる。また所望によシ
等俵化剤、界面活性剤なども加えることができる。なお
、E[SA以外の物質を添加する場合には、最終水溶液
のpHが前記PRを示すように、前記した方法でpH調
節を行う。かくして得られる水溶液としての工L−2組
成物は、下記の凍結および凍結乾燥品の原料としても用
いることができる。
凍結品としてのIL−2組成物は、たとえば上記水溶液
を通常−80〜−20℃で凍結することにより製造でき
る。該凍結組成物は一80°〜−1θ℃で保管すること
が好ましい。
凍結乾燥品としてのIL−2組成物は、例えば上記凍結
組成物を常法により減圧乾燥するか上記水溶液または上
記凍結組成物の融解により得られる水溶液を、所望によ
シ小分けし、上記同様凍結した後、常法により減圧乾燥
することによシ製造することができる。
また前記の方法により製造し、工L−2,USAまたは
(および)還元性物質及びpH調節剤等を含有する凍結
乾燥品を、例えば前記した単糖類。
糖アルコー/L/類、アミノ酸等を含有し、所望により
塩酸等でpl(調整された溶解液によって再溶解するこ
とによって溶液状愈としての本発明の工り一2組成物を
製造することができる。
注射用製剤をしての本発明の凍結乾燥したIL−2組成
物を製造する場合は、IL−2を含有する水溶液および
配合剤含有水溶液をそれぞれ除菌濾過して混合するか、
これらの混合液を小分けする前に除菌濾過等によシ!#
製し、無菌操作によシバイアlv瓶等に分注小分けした
後上記凍結乾燥処理に付すことが好ましい。
また、アミノ酸や単糖@あるいは糖ア〃コーρ類を含有
する水溶液で、凍結乾燥品を溶解する場合には、その水
溶液は除菌濾過し、無菌操作によりアンプル等に分注小
分後、常法により蒸気滅菌したものを用いることが好ま
しい。
作  用 本発明のIL−2組成物は、保存中および凍結や凍結乾
燥操作におけるIL−2活性の低下が少なく、また凍結
乾燥品においてはその再溶解時の溶状がり明である点等
に優れた特徴を有するものである。
本発明のIL−2組成物、とりわけその凍結乾燥品は、
その外観が向上し、その器壁への吸着が防止される効果
をも奏するものである。
さらにアミノ酸を配合した組成物は凍結乾燥品とした場
合にその外観が向上し、注射剤として投与する場合の疼
痛を軽減する効果をも奏する。
また単糖類を配合した組成物は注射剤として投与する場
合の疼痛を軽減する効果をも奏する。
本発明のX、L−2組成物の中で、とりわけ凍結乾燥品
は、安定化されたIL−2の粉末として得られ、とシわ
け非経口投与製剤として有利に用いることができる。注
射用製剤として用いる場合には通常用時、凍結乾カイ千
組成物を0.5〜100s+tの注射用蒸留水、生理食
塩液等に溶解するか、グリシン等のアミノ酸、ブドウ糖
等の単糖類、またはマンニット等の糖アyニー/L/類
の必要であれはpH調整された水溶液を凍結乾燥組成物
の専用の溶解液として添付する場合にはその溶解液0.
5〜100m1で溶解し、筋肉内あるいは静脈内に投与
する。
また適当な担体、賦型剤、希釈剤を用いて口腔内。
眼、耳、譚内投与用のハ1」形として用いることができ
る。
本発明のIL−2組成物は、代街性で、公知の工L−2
と同様の目的に同様の用法により使用することができる
本題明細書中工L−2の活性としての単位(U)の算出
方法は以下のようにして行った。
すなわち、■L−2濃度に依存して増殖するマウス矧胞
株を浮遊した培地にIL−2を含む検体を加えて培養し
、該細胞株の増殖をトリチウムチミジンの取込を指標と
して求めfc。目的とする検体中のユニット(U)算出
のためには、常に橡準I−L−2(lU/*t)を並べ
てアッセイを夾万′!(シて、その比率からユニットを
算出した。
具体的には、ヒトエL−2を含有するコンディションド
メジウムを含む20%FC37JIRPM11640培
地中で、37°Cで5%CO2の存在下に継代維持され
たIL−2依存性マウス細胞株〔(Li K C3) 
、 Hinumaら、バイオケミカル・バイオフィジカ
ル・リサーチ・コミュニケイションス゛。
第109巻、363頁(1982年)〕を無血清RPM
工 1640培地を用いて2回洗浄し、20%FC8加
RPMI  1640培地に6×l♂個/*lになるよ
うに再浮遊する。
IL−2を含む資料50μlを96穴平底マイクロタイ
タープレート(ヌンク社、デンマーク)の第1列目の穴
に入れ、50μlずつの20%FC87111RPM工
 1640培地を用いて第12列目まで順次2倍段階希
釈系列を作成後、上記NKC8細胞浮遊液を50μlず
つ各穴に分注し、87℃で5%C02の存在下に24時
間培養する。培養20時間目に、各穴に1μC1ずつト
リチウムチミジン(アマルシャム社、イギリス)を添加
してさらに4時間培養を継続後、セルハーペヌター(フ
ロー社、アメリカ)を使用して細胞をガラスフィルター
上に回収し、液体ンンチレーションカウンターを用いて
トリチウムチミジンの取込を測定する。測定に際しては
標準工L−2椋品について資料と同一の操作を行い、ト
リチウムチミジンの取込を測定する。
ユニット(U)の計算はリサーチy・オブ・イムノロジ
ー、第120巻、2027頁(1978年)に準じてプ
ロビット変換法により行う。すなわち、標準IL−2標
品(ヒト末梢血リンパ球を5×10 個/ wlとなる
ように10%FC87XIRPM工 1640培地に浮
遊し、コンカナバリン−A40μfおよび12−0−テ
トフデカノイρホルボール−13−アセテート15 n
g /meを添加して、37℃で5%CO2の存在下に
48時間培養した培gI液の遠心上前をIU/言tと定
める)の希釈系列のうち最大値の取込を100%として
、各希釈段階の取込値の割合(%)を計算する。得られ
た数値を正規確率紙にプロットし、50%の取込を示す
希釈倍数を作図から求める。同様にして工L−2を含む
各資料についても50%の取込を示す希釈倍数を求める
資料のII、−2fi度(U/5rl)は次式に従って
計算される: 資料が50%取込を示す希釈倍数 標準工L−2標品が50%の取込を示す希釈倍数下記参
考例に開示した形質転換体エシェリヒアコリ(Each
erichia coli ) DH1/ p T F
 4は財団法人発醇研究所に工F O−14299とし
て、また昭和59年4月6日から通商産業省工業技術院
会生物工業技術研究所(FRI)に受託番号FERMB
P−628として寄託されている。
実施例 以下の実施例および参考例によって本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお実施例において用いた原液は、参考例に記載の方法
で得られた非グリコジル化ヒ)IL−2蛋白質溶液であ
る。
実施例1 原液を注射用蒸留水で希釈し除菌濾過して得たと)IL
−22450単位を含有する水溶液それぞれ0.5 m
lに、グルタチオン10岬またはアスコルビン酸101
vを含有する除菌p過液0.5 dを加え、得られた2
種の水溶液(それぞれpH8,4゜pH8,5)おのお
の1 dをバイアルに分注して一40℃で凍結し、乾燥
後バイアル空間部をN2  ガスで置換し施栓巻締した
MfH4としてグルタチオンおよびアスコルビン酸を含
まない同量の水溶液およびグルタチオンおよびアスコル
ビン酸のかわりに凍結乾燥製剤に繁用されるマンニット
25■を含有する同量の水溶液を同様に凍結乾燥した。
これらの凍結乾燥品をいずれも注射用蒸留水1mlで再
溶解し、これらの溶液の溶状(Pjl明度)及び力価を
調べた。力価については凍結乾燥前の水溶液力価を10
0%とした時の残存率を計算した。
その結果は、第1表に示されるとおり、本発明のIL−
2組成物は対照と比較し溶状、力価残存率共に有意に優
れていた。
第  1  表 実施例2 原液を注射用蒸留水で、希釈し除菌濾過して得たと)I
L−27680単位を含有する水溶液それぞれ0.5t
xlK、グルタチオン211gまたはアスコルビン酸2
岬を含有する除菌−過液0.5 mlを加え得られた2
種の水溶液(それぞれpi 8.6. pH3,7)お
のおの1 mlを実施例1と同様に凍結乾燥し、実施例
1と同様の方法で製造直後に溶状を、25℃で1力月保
存後に溶状及び力価残存率を調べた。
その結果は第2表に示す通シであった。
第2表 実施例3 原液を注射用蒸留水で希釈し除菌濾過して得たヒト1L
−27680単位を含有する水溶液それぞれ0.5 m
l K、H8A 511#トゲ/にタチ、をン2mgも
しくはアスコルビン酸211Igとを含有する除菌濾過
液0.5 g/を加え、得られた2種の水溶液(それぞ
れI)H4,1、pH4,2)おのおのlll1を実施
例1と同様に凍結乾燥し、実施例2と同様に溶状および
力価残存率を調べた。
その結果は第3表に示す通りであった。
第8表 実施例4 原液を注射用蒸留水で希釈し除菌濾過して得たヒ)IL
−27680単位を含有する水溶液それぞれ0.5 m
lに、l5A5■および食塩9mgとグルタチオン2#
もしくはアスコμビン92qとt含有する除菌濾過液0
.5 telを加え、得られた2種の水溶液(それぞれ
pH4,1、pH4,2)おのおのl mlを実施例1
と同様に凍結乾燥し、実施例2と同様に溶状および力価
残存率を調べた。
その結果は第4表に示す通りであった。
第4表 実施例5 原液を注射用蒸留水で希釈し除菌濾過して得たヒトエL
−27680単位を含有する水溶液0、5 mlに、Y
ンニ7) 501fとグNl’fy?ン2qもしくはア
スコルビン酸2mgとを含有する除菌濾過液0.5 m
lを加え、得られた2種の水溶液(それぞれPH8,4
、pH8,6)おのおの1dを実施例1と同様に凍結乾
燥し、実施例2と同様に溶状および力価残存率を調べた
その結果は第5表に示す通)であった。
実施例6 原液を注射用蒸留水で希釈し除菌濾過して得たヒトエL
−223350単位を含有する水溶液0.5厘lに、グ
ルタチオン5■およびグリシン23ダを含有する除菌濾
過した水溶液0.5 wl t−加え、得られた水溶液
(pH8,7) 1m/を実施例1と同様に凍結乾燥し
実施例1と同様の方法で製造直後及び40℃、a週間保
存後に溶状及び力価残存率を調べた。
その結果は第6表に示す通夛であった。
第6表 実施例7 原液を注射用蒸留水で希釈し除菌濾過して得たヒトエL
−2を1790単位または1aO単位を含有する水溶液
それぞれ0.5 mlにグルタチオン2q、H8A3M
gおよび食塩9岬を含有する除菌濾過した水溶液0.5
 mlを加えて、得られた2種の水溶液(それぞれpH
8,9、pH8,9)おのおの1dを実施例1と同様に
凍結乾燥し実施例ユと同様の方法で製造直後および40
℃1週間保存後に溶状及び力価残存率を調べた。
その結果は第7表に示す通りであった。
第7表 実施例8 原液を注射用蒸留水で希釈し除菌か)telして得たと
トエL−2を1860単位または116単位を含有する
水酵液それぞれ0.5 mlにグルタチオン2WjJ 
、 )l S A I Myおよびクリシン23!!V
を含有する除菌濾過した水溶液0.5 mlを加えて、
得られた2柚の水繻竣(それぞれpH8,8、pH8,
9)おのおのlゴを実施例1と同様に凍結乾燥し製造直
後および40°C1週ml保存後に溶状および力価残存
率を調べた。
その結果は第8表に示す通シでめった。
第8表 実施例9 IL−2原液を注射用蒸留水で希釈し除菌濾過して得た
ヒ)IL−217600単位を含有する水溶液それぞれ
0.5 vtlに、H8A 5#を含有し、塩酸でpH
4に調整し除菌濾過した水溶液またはl5A5■および
食塩9qを含有し塩酸でpH4に調整し除菌濾過した水
溶液0.5 mlを加え、得られた2種の水溶液おのお
の1ゴをバイアルに分注して一40℃で凍結し、乾燥後
バイアル空四部をN2  ガスで置換し施栓巻締した。
これらの凍結乾燥品を製造直後および40℃で0.5力
月保存後に注射用蒸留水1篇lで再溶解し、これらの溶
液の溶状(澄明度)及び力価を調べた。
1 力価については凍結乾燥前の水溶液力価を100%
とした時の残存率を計算した。その結果は、第9表に示
されるとおり、本発明の工L−2組成物は溶状、力価残
存率共に有意に優れていた。
第  9  表 実施例1O ろ水溶液0.5 mlに、ISA5mg、H8A5Wと
食塩9Kf、l5A5■とグリシン23岬またはH8A
311とマンニット50jlFを含有し、且つ塩酸でp
H4,9にN4整し、除g沖過した各種添加剤水溶液お
のおの0.5 mlを加え、得られた4種の水溶液おの
おのll1l′#バイアルに分注して一40℃で凍結し
乾燥後、バイアμ空間部をN2 ガスで置換し、施栓巻
締した。対照としてと)IL−2のみの水溶液及びpH
調節剤を含有しない同量の各種IL−2水溶液を同様に
凍結乾燥した。
これらの凍結乾燥品の外観を調べた後、注射用蒸留水、
0.9% 生理食塩液、5%グドツ糖水溶液、5%ソ、
TI/ヒツト水溶液、または5%マンニット水溶液のい
ずれか1 mlで再溶解し、これらの溶液のpm(及び
溶状(澄明度)を調べた。
その結果は第10表に示される通シ、本発明のIL−2
組成物は対照と比較し溶状即で有意に優れており、特に
ISAとグリシンが配合されpHが約4の凍結乾燥品の
溶状が優れていた。
(以 下金 白) 実施例11 実施例9と同様にして得たヒ)In−2として1620
単位または128単位、H3Aを5111g。
グリシンを23η含有し、塩酸でpHを4.0に調節し
た除菌v5過された2種の水溶液おのおの1 mlを実
施例9と同様に凍結乾燥し、実施例9と同様の方法で製
造直後、及び40℃1週間、2週間及び4週間保存後に
溶状及び力価残存率を調べた。
その結果は第11表に示す通りであった。
(以下金 白) 実施例12 原液を注射用蒸留水で希釈し除菌濾過して得たヒトエL
−22450単位を含有する水溶液それぞれ0.5 m
lに、除菌濾過した注射用蒸留水0.511またはグル
タチオン、グルタチオン2ナトリウム塩、アスコルビン
酸もしくはアスコルビン酸ナトリウム塩を1011y含
有する除菌濾過液0.5 jlll @またはグルタチ
オン2すFリウム塩またはアスコルビン酸ナトリウム塩
lOMIt−溶解しpHを塩酸で酸性に調整し九除菌濾
過液0.5 mlを加え得られた7種の水溶液おのおの
l mlをバイアルに分注して一40℃で凍結し乾燥後
バイアル空間部をN2ガスで置換し施栓巻締した。
これらの凍結乾燥品をいずれも注射用蒸留水l yxl
で再溶解しこれらの溶液のpHおよび溶状(澄明度)を
調べた。その結果は第12表に示される通υ本発明の工
L−2組成物は対照と比較し溶状が優れていた。
第  12 表 参考例 非グリコシル化とトrL−2蛋白質溶液の製造 (I)  特願昭58−225079号(昭和58年1
1月28日出願)明細書の実施例3で得たヒトIL−2
遺伝子を含有する形質転換体エシェリヒア コリ(E、
coll)DHI/pTF4を250g1容三角フラス
コ内のパクト・トリプトン(ディフコ・ラボラトリーズ
、アメリカ)1%、パクト・イーストエキス(ディフコ
・ラボラトリーズ。
アメリカ)0.5%1食塩0.5%およびテトラサイク
リン7μfl  yxlを含む液体培地(pH7,0)
 50mlに接拙して37℃で1晩回転振舷培養した。
この培gR液をカザミノ酸0.5%、グルコース0.5
%およびテトラサイクリン7μf / meを含むM9
培地2.51の入った51容ジャーファーメンタ−に移
し37°Cで4時間、ついでa−β−インドリルアクリ
〜酸(25μg/gl)を添加して、さらに4時間通気
攪拌培養して培養液2.51を得た。この培養液を遠心
分離し、菌体を集め、−80℃で凍結保存した。
(If)  上記(Ilで得た凍結保存菌体a 7.5
 fを7M塩酸グアニジン、 0. I M Tris
・HCIを含む抽出液(pH7,0)500g/に均一
に懸濁し、4℃で1時間攪拌した。この酵菌液を28,
000Xfで20分間遠心分離して上清45azlt−
得た。
Cm)  上記(II)で得た上清を0.01 M T
ris・HC1緩衝液(p)18.5)に対して透析後
19,000Xfで10分間遠心分離して透析上清45
8w/を得た。
この透析上清を0.01 M Tris ・I(C1緩
衝液(pH8,5)で平衡化したDE52(I)EAE
−セルロース、ワットマン社製、イギリス)カラム(5
0ml谷)に通して蛋白を吸Kiさせ、NaC17u度
直線勾配(0〜0.15M  NaC]、 、11 )
を作成してIL−2を〆出させた。活性画分105g/
をYM−5メンプラン(アミコン社製、アメリカ)を用
いて10.2 mlに濃IR+jし、0. I M T
rie ・HCI (pH8,0)  I M NaC
1緩衝液で平衡化したセファクリルS−200(ファ〜
マシアaJtkl 、 7 x−テン)カラム(500
g/谷)を用いてゲ/L/Fi過を行った。
活性画分56xtをYll+−5メンプランで4.9 
mlに濃縮した。得られた凝縮液をウルトラボアRPS
C(ア〜テックス社を1:、アメリカ)カラムに吸着さ
セ、トリフルオロ酢酸−アセトニトリル系を溶出溶媒と
する高速液体クロマトグラフィーを行った。
カラム、つρトヲボアRPSC(4,6X75日);カ
ラム温度、30℃;溶出溶醸A、0.1%トリフ〃オロ
酢酸−99,9%水1溶出溶媒B、0.1%トリフルオ
ロ酢酸−99,9%アセトニトリμ;溶出プログラム、
0分(68%A+32%B)−25分(55%A+45
%B)−、(5分(45%A+55%B)−45分(a
O%A+70%B)−48分(100%B);溶出速度
、 0.8g//win;検出波長、2aOnm0本条
件下で保持時間約39分の活性画分を集め、非グリコシ
μ化ヒトエL−2蛋白質7.5 # (比活性、30,
0OOU/■。
出発材料からの活性回収率、48.2%;蛋白質の純度
、99%(デンシトメトリーによる)〕を含む溶液15
筐lを得た。
発明の効果 本発明のIL−2組成物は、保存中および凍結や凍結乾
燥操作における工L−2活性の低下が少なく、また凍結
乾燥品においてはその外観が向上し、その器壁への吸着
が少なく、さらにその再溶解時の溶状が澄明である点等
の優れた特徴を有し、医薬品製剤等とりわけ非経口投与
製剤として有利に用いることができる。
手続補正書(鮭) 昭和61年5月よシ日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒト血清アルブミンまたは(および)還元性物質
    を配合し、溶液状態でpH3〜6を示すように調整した
    インターロイキン−2組成物。
  2. (2)さらにモノアミノ脂肪族アミノ酸を配合した特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。
  3. (3)凍結乾燥品である特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の組成物。
JP60037184A 1984-04-09 1985-02-25 インタ−ロイキン−2組成物 Pending JPS61197527A (ja)

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AT85302176T ATE66612T1 (de) 1984-04-09 1985-03-28 Stabile interleukin-2-zusammensetzung.
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CA000478351A CA1285478C (en) 1984-04-09 1985-04-04 Stable composition of interleukin-2
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NZ211702A NZ211702A (en) 1984-04-09 1985-04-04 Interleukin composition
KR1019850002345A KR920005048B1 (ko) 1984-04-09 1985-04-08 인터로이킨-2의 안정화 조성물 제조방법
ES542028A ES542028A0 (es) 1984-04-09 1985-04-08 Un metodo de producir una composicion de interleuquina-2
US06/720,754 US4645830A (en) 1984-04-09 1985-04-08 Stable composition of interleukin-2 and albumin
PT80247A PT80247B (pt) 1984-04-09 1985-04-08 Processo para a preparacao de uma composicao de interleucina-2 estavel
IE90285A IE58161B1 (en) 1984-04-09 1985-04-10 Stable composition of interleukin-2
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