JPH0447633B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0447633B2
JPH0447633B2 JP58135627A JP13562783A JPH0447633B2 JP H0447633 B2 JPH0447633 B2 JP H0447633B2 JP 58135627 A JP58135627 A JP 58135627A JP 13562783 A JP13562783 A JP 13562783A JP H0447633 B2 JPH0447633 B2 JP H0447633B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal transfer
region
transfer sheet
parts
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58135627A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6025793A (ja
Inventor
Sadanobu Kawasaki
Mineo Yamauchi
Masanori Akata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP58135627A priority Critical patent/JPS6025793A/ja
Priority to US06/633,435 priority patent/US4555427A/en
Priority to US06/633,252 priority patent/US4626256A/en
Priority to CA000459557A priority patent/CA1223154A/en
Priority to DE8484305024T priority patent/DE3481596D1/de
Priority to EP19840305025 priority patent/EP0133012B2/en
Priority to CA000459556A priority patent/CA1223153A/en
Priority to EP19840305024 priority patent/EP0133011B1/en
Priority to DE8484305025T priority patent/DE3481598D1/de
Publication of JPS6025793A publication Critical patent/JPS6025793A/ja
Priority to US06/871,918 priority patent/US4820687A/en
Priority to US07/283,973 priority patent/US4927666A/en
Priority to US07/487,387 priority patent/US5095000A/en
Priority to US07/793,651 priority patent/US5232893A/en
Publication of JPH0447633B2 publication Critical patent/JPH0447633B2/ja
Priority to US08/053,853 priority patent/US5281573A/en
Priority to US08/053,702 priority patent/US5362703A/en
Priority to JP5178296A priority patent/JPH0679975A/ja
Priority to JP5178298A priority patent/JP2874109B2/ja
Priority to JP5178198A priority patent/JPH0679974A/ja
Priority to JP5178192A priority patent/JPH0664346A/ja
Priority to US08/283,266 priority patent/US5614463A/en
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5263Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • B41M5/5272Polyesters; Polycarbonates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/529Macromolecular coatings characterised by the use of fluorine- or silicon-containing organic compounds

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、被熱転写シートに関し、さらに詳し
くは、サーマルヘツドあるいはレーザーなどによ
り画像情報に応じた加熱印字が行なわれる、熱転
写シートと組合せて用いられる被熱転写シートに
関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 サーマルヘツドあるいはレーザーなどにより画
像情報に応じて画像を得るには、従来主として感
熱発色紙が用いられてきた。この感熱発色紙にお
いては、基紙上に設けられた常温で無色または淡
色のロイコ染料と顕色剤とが、加熱により接触さ
れて発色画像が得られる。このような顕色剤とし
ては、フエノール性化合物、サリチル酸亜鉛誘導
体、ロジンなどが一般的に使用されている。とこ
ろが上記のような感熱発色紙は、得られた発色画
像を長期間保存すると消色するという致命的な欠
点があり、またカラー印字は2色までが限界であ
つて連続的な階調を有するカラー画像を得ること
はできなかつた。
一方、基紙上に、顔料が分散されてなる熱溶融
性ワツクス層を設けた感熱転写紙が近年用いられ
始めた。この感熱転写紙と被転写紙とを重ね合わ
せ、感熱転写紙の背面から加熱印字を行うと、顔
料が含まれたワツクス層が被転写紙上に移行して
画像が得られる。このような印字方法によれば、
耐久性のある画像が得られるとともに、三原色の
顔料が含まれた感熱転写紙を用いて複数回印字す
ることにより、多色画像が得られるが、本質的に
連続的な階調を有する写真のような画像を得るこ
とはできない。
ところで近年、電気信号から直接写真のような
画像を得たいという要求が高まり、種々の試みが
なされている。このような試みの1つは、CRT
上に画像を映し、これを銀塩フイルムで撮影する
方法であるが、銀塩フイルムがインスタントフイ
ルムである場合にはランニングコストが嵩むとい
う欠点があり、また銀塩フイルムが35mmフイルム
である場合には撮影後現像処理が必要であるため
即時性がないという欠点がある。さらに別の方法
として、インパクトリボン方式あるいはインクジ
エツト方式も提案されているが、前者は画質が悪
いという欠点があり、後者は画像処理を必要とす
るため簡便に写真のような画像を得ることは難か
しいという欠点がある。
このような欠点を解決するため、加熱により移
行する性質を有する昇華性分散染料層が設けられ
た熱転写シートを被熱転写シートと組合せて用
い、該昇華性分散染料をコントロールしながら被
熱転写シート上に移行させて階調のある写真のよ
うな画像を得る方法が提案されている。この方法
によれば、テレビ信号から簡単な処理で連続的な
階調を有する画像が得られ、しかもその際用いら
れる装置が複雑ではないため、注目を集めてい
る。このような方法に近い従来技術の1つとし
て、ポリエステル繊維の乾式転写捺染法が挙げら
れ、この乾式転写捺染法は、昇華性の分散染料な
どの染料を合成樹脂溶液中に分散ないし溶解させ
て塗料とし、この塗料を薄葉紙などにパターン状
に塗布し乾燥させて熱転写シートとし、この熱転
写シートを被熱転写シートであるポリエステル繊
維と重ね合わせて密着加熱し、ポリエステル繊維
上に分散染料を染着させて画像を得る方法であ
る。
ところが上記のような熱転写シートとポリエス
テル繊維製の被熱転写シートとを重ね合わせて、
これをサーマルヘツドなどにより加熱印字しても
高濃度の発色画像を得ることはできない。その理
由としては、ポリエステル繊維布の表面平滑性が
良好ではないということも挙げられるが、主とし
て次の理由によると考えられる。すなわち、通常
の乾式転写捺染法あるいは湿式転写捺染法では、
昇華性染料のポリエステル繊維布上への移行は、
充分に加熱時間をかけて行なわれているのに対
し、サーマルヘツドなどによる加熱は通常極めて
短かく、このため該染料が充分に繊維布上に移行
しないためである。ちなみに、乾式転写捺染法で
は200℃で1分間程度、加熱することにより染料
の移行が達成されるのに対し、サーマルヘツドに
よる加熱は400℃で数msec程度という短かさであ
る。
本発明者らは、上記の欠点を主として被熱転写
シートの改良により達成すべく研究した結果、次
のような事実を見い出した。
クレーコート紙あるいは合成紙を被熱転写シー
トとして用いる場合には、熱転写シートから移行
してくる染料を充分に受容することができず、し
たがつて高濃度の発色画像は得られないという欠
点がある。
一方低融点の合成樹脂を受容層として有する被
熱転写シートを用いると、熱転写シートに加えら
れる熱および圧力の作用によつて、合成樹脂層自
体が熱接着性を帯びてしまい、熱転写シートの熱
転写層は被熱転写シート上に転写されてしまうこ
とがあり、得られる画像の明瞭さおよび解像性が
損なわれるという欠点がある。
また、ガラス転移温度の低い合成樹脂を受容層
として有する被熱転写シートを用いると、被熱転
写シート上に熱転写された染料は充分に定着され
て高濃度の発色画像が一時的に得られるが、時間
とともに染料が熱拡散して画像が乱れることがわ
かつた。一方被熱転写シートの受容層をガラス転
移温度の高い合成樹脂で構成すると、前述の熱拡
散は防止しうるが、熱転写シートから移行してく
る染料の定着性が悪いことがわかつた。極端な例
ではあるが、エステル基を有する可塑剤たとえば
フタル酸ジオクチルが含まれる軟質ポリ塩化ビニ
ル樹脂シートを被熱転写シートの受容層として用
いると、熱転写直後には高濃度のすぐれた発色画
像が一旦得られるが、染料が可塑剤に溶解してシ
ート内に拡散してしまうため、通常、室温で1週
間程度放置すると、得られた発色画像は著しく不
明瞭となり、発色画像の保存は事実上不可能であ
ることがわかつた。
本発明者らは、これらの事実を踏まえてさらに
研究した結果、特定の構成を有する被熱転写シー
トを用いることによつて上記の欠点が一挙に解決
することを見い出して本発明を完成するに至つ
た。
発明の目的ならびにその概要 本発明は、従来技術に伴う欠点を解決しようと
するものであつて、熱移行性の分散染料が含まれ
た熱転写層を有する熱転写シートと、特定の構造
を有する被熱転写シートとを組合せて用いること
によつて、以下のような目的を達成しようとする
ものである。
a 電気信号から直接写真のような連続的な階調
を有する発色画像を得ること。
b 高濃度の透明性の高い発色画像を得るととも
に、長期間にわたつて保存しても発色画像の消
色がない鮮明な解像度の高い画像を得ること。
c 熱転写の際に、熱転写層の被熱転写層への剥
離移行がなく、被熱転写シートと熱転写シート
とが融着することのない熱転写シートと被熱転
写シートとの組合せを提供すること。
以上のような目的を達成するため、本発明にお
いては、以下のような性質を有する受容層が設け
られた被熱転写シートが提供され、この被熱転写
シートは熱転写シートと組合せて用いられる。
すなわち本発明に係る被熱転写シートは、加熱
された際に熱転写シートから移行してくる染料を
受容する受容層を有しており、この受容層は第1
領域および第2領域とからなり、次のような性質
を有している。
(a) 第1領域は、−100〜20℃、好ましくは−50〜
10℃のガラス転移温度を有するとともに、エス
テル結合、ウレタン結合、アミド結合、尿素結
合、C−CN結合、C−C1結合などの極性基を
有する合成樹脂で形成されていること。
(b) 第2領域は40℃以上好ましくは50〜150℃の
ガラス転移温度を有する合成樹脂で形成され、
好ましくは第2領域を形成する合成樹脂もまた
極性基を有していること。
(c) 第1領域および第2領域がともに受容層の表
面に露出しており、第1領域が該表面の15%以
上好ましくは15〜95%を占めていること。
(d) 第1領域は互いに独立して島状に存在してお
り、この島状部のそれぞれの長手方向の長さは
0.5〜200μm、好ましくは10〜100μmであるこ
と、望ましくは、第1領域は第2領域によつて
ほとんど実質的に周囲を囲われていること。
発明の具体的説明 以下、本発明を図面に示す好ましい具体例につ
いて説明する。
本発明に係る被熱転写シート1は、第1図に示
すように、基材2上に受容層3を設けて構成され
ているが、第2図に示すように受容層3単独で被
熱転写シートを構成してもよい。基材2上に受容
層3を設ける場合には、受容層3の厚さは、3〜
50μm、好ましくは5〜15μm程度である。一方、
受容層3単独で被熱転写シートを構成する場合に
は、受容層3の厚さ60〜200μm、好ましくは
90μm〜150μm程度である。
受容層3は、第3図に示すように、第1領域4
と第2領域5とからなつている。第1領域4は、
−100〜20℃、好ましくは−50〜10℃のガラス転
移温度を有するとともに、エステル結合、ウレタ
ン結合、アミド結合、尿素結合、C−CN結合、
C−CI結合などの極性基を有する合成樹脂で形
成されている。
一方、第2領域5は、40℃以上好ましくは50〜
150℃のガラス転移温度を有する合成樹脂で形成
されており、好ましくは第2領域を形成する合成
樹脂もまた極性基を有している。
第1領域を形成しうる合成樹脂としては、−100
〜20℃、好ましくは−50〜10℃のガラス転移温度
を有する以下のようなものが用いられうる。
(イ) エステル結合を有するもの ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂、スチレンアクリレート樹脂、ビニルトルエン
アクリレート樹脂など。
(ロ) ウレタン結合を有するもの ポリウレタン樹脂など。
(ハ) アミド結合を有するもの ポリアミド樹脂など。
(ニ) 尿素結合を有するもの 尿素樹脂など。
(ホ) その他極性の高い結合を有するもの ポリカプロラクトン樹脂、スチレン−無水マレ
イン酸樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリロ
ニトリル樹脂など。
上記のような合成樹脂に加えて、これらの混合
物あるいは共重合体なども使用しうる。
第1領域を形成する合成樹脂のガラス転移温度
が上記範囲よりも高すぎるかあるいは極性基を持
たないと、加熱時に熱転写層から移行してくる染
料を充分に受容できなくなり、鮮明な発色画像は
得られない。
第2領域を形成しうる合成樹脂としては、40℃
以上好ましくは50〜150℃のガラス転移温度を有
する以下のようなものが用いられる。
(イ) 第1領域を形成する際に用いられた極性基を
有する上記樹脂類。
(ロ) 極性基を有さないが、40℃以上のガラス転移
温度を有する樹脂類 スチレン樹脂、スチレン共重合体樹脂、ポリ
ビニルアルコール系樹脂、セルロース系樹脂、
ゴム系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アイ
オノマー樹脂、オレフイン系樹脂など。
第2領域を形成すると合成樹脂のガラス転移温
度が40℃よりも低いと、一旦は得られた発色画像
が経時的に退色するため好ましくない。
上記のような樹脂で形成される第1領域および
第2領域は、ともに受容層の表面に露出してお
り、第1領域は受容層表面の15%以上好ましくは
15〜95%を占めている。そして第1領域は互いに
独立して島状に存在しており、この島状部のそれ
ぞれの長手方向の長さは0.5〜200μm、好ましく
は10〜100μmである。さらに、第1領域は第2領
域によつてほとんど実質的に周囲を囲まれている
ことが望ましい。これは、第1領域が主として加
熱時に熱転写シートから移行してくる染料を受容
し、一方第2領域が第1領域で受容された染料の
他の部分への拡散を防止する働きをしているため
であると考えられる。
上記のような第1領域および第2領域を有する
受容層を形成するには、次のような方法が考えら
れる。
() 第1領域形成用の合成樹脂と、第2領域
形成用の合成樹脂とを、互いに相溶性の悪い合
成樹脂から選択し、これらの合成樹脂を溶剤に
溶解させ、得られた溶液を基材上などに塗布さ
せた後乾燥させて上記の合成樹脂を互いに相分
離させる。
() 第1領域形成用の合成樹脂と、第2領域
形成用の合成樹脂とを充分に混練し、この混練
物を基材上などに塗布する。
() 第2領域形成用の合成樹脂をシート状物
として用意し、この上に第1領域形成用の合成
樹脂塗料をオフセツト法あるいはグラビア法な
どの印刷法によつて印刷する。
() 第2領域形成用の合成樹脂をシート状物
として用意し、この上にシリコーンをパターン
上に上記のような印刷法によつて設け、次いで
この上に第1領域形成用の合成樹脂塗料を全面
的に塗布し、シリコーンがパターン状に設けら
れた部分をはじかせる。
() 電子線あるいは紫外線などによつて架橋
しうる化合物を基材上に全面的に塗布してお
き、これに電子線あるいは紫外線を照射して、
たとえば格子状に架橋させ、未架橋部を第1領
域と架橋部を第2領域とする。
受容層を形成する際に、第1領域および第2領
域形成用の合成樹脂が溶解あるいは分散された塗
料組成物を用いる場合には、該塗料中に種々の添
加剤を加えうるが、これらの成分は、加熱時に熱
転写シートから移行してくる染料の定着を妨げな
いようなものから選択されるべきである。このよ
うな添加剤としては、熱転写シートとの離型性を
高めるものとして、シリコーン化合物の硬化物た
とえばエポキシ変性シリコーンオイルとアミノ変
性シリコーンオイルとの硬化物などが挙げられ
る。また、紫外線吸収剤を添加剤として用いて、
発色画像の光による退色を防止することもでき
る。
上述のような被熱転写シートは、熱転写シート
と組み合わされて使用される。代表的な熱転写シ
ート6は、第4図に示されるように、支持体7の
片面に熱転写層8が設けられて構成されており、
この熱転写層8は加熱された場合にその中に含ま
れる染料あるいは顔料が被熱転写シート上に移行
するようになつている。
支持体7は熱転写層8を保持するという役割を
有するとともに、熱転写時には熱が加えられるた
め、加熱された状態でも取扱い上支障のない程度
の機械的強度を有することが望ましい。しかも多
くの場合には支持体7の熱転写層8の設けられて
いない側から熱転写のための熱エネルギーが付与
されるため、支持体7は熱エネルギーが伝わりや
すいという性質をも兼ね備えることが望ましい。
このような支持体7の具体例としては、コンデ
ンサーペーパー、グラシン紙、硫酸紙またはサイ
ズ度の高い紙あるいはプラスチツクフイルムなど
の可撓性の薄層シートが挙げられる。これらのう
ち、コンデンサーペーパー、ポリエチレンテレフ
タレートフイルムがよく用いられ、耐熱性を重視
する場合にはコンデンサーペーパーが主として用
いられ、機械的装置により取扱い時の破断防止性
を重視する場合にはポリエチレンテレフタレート
フイルムが主として用いられる。この支持体7の
厚みは、通常3〜50μm,好ましくは5〜15μm程
度である。
熱転写層8中には、加熱された場合に熱転写層
から抜け出して被熱転写層の受容層に移行しうる
色材が含まれている。
このような色材としては、約150〜400程度の比
較的小さい分子量を有する分散染料、オイル染
料、ある種の塩基性染料、あるいはこれらの染料
に変化しうる中間体などが挙げられ、これらの中
から、熱転写温度、熱転写効率、色相、演色性、
耐候性などを考慮して選択して用いられる。
上記の色材は、熱転写層を形成する適宜な合成
樹脂バインダー中に分散されて、支持体7上に設
けられる。このような合成樹脂バインダーとして
は、通常、耐熱性が高くしかも加熱された場合に
起こる色材の移行を妨げないものを選択すること
が好ましく、たとえば以下のようなものが用いら
れる。
() セルロース系樹脂 エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セル
ロース、酢酪酸セルロースなど。
() ビニル系樹脂 ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、ポリ
エステル、ポリアクリルアミドなど。
上記の合成樹脂バインダーのうち、耐熱性など
の点から、ポリビニルブチラール樹脂あるいはセ
ルロース系樹脂が好ましい。
熱転写層8を支持体7上に設けるには、色材お
よび合成樹脂バインダーを溶剤あるいは希釈剤と
ともに混練して熱転写層用塗料組成物とし、これ
を適宜な印刷方法あるいは塗布方法により支持体
7上に設ければよい。なお、必要に応じて、熱転
写層用塗料組成物中に任意の添加剤を加えてもよ
い。
熱転写シートの基本的な構成は上記のとおりで
あるが、サーマルヘツドのような接触型の加熱手
段により、支持体の表面を直接加熱する場合に
は、第5図に示すように、支持体7の熱転写層が
設けられていない側にワツクスなどの滑剤あるい
は離型剤を含む滑性層9を設けることによつて、
サーマルヘツドなどの加熱手段と支持体との融着
を防止するとともにすべりを良好にすることがで
きる。
熱転写シートは、所要の寸法に裁断した枚葉シ
ート状であつてもよく、また連続状あるいは巻取
り状であつてもよく、さらに巾の狭いテープ状で
あつてもよい。
支持体7上へ熱転写層8を設けるに際して、支
持体7の表面に同一の色材が含まれた熱転写層用
塗料組成物を全面的に塗布してもよいが、場合に
よつては、異なる色材をそれぞれ含む複数の熱転
写層用塗料組成物を、それぞれ支持体7の表面の
異なる区域に形成してもよい。たとえば第6図に
示すような、黒色の熱転写層10と赤色の熱転写
層11とを支持体7上に平行に積層した熱転写シ
ート、あるいは第7図に示すような、黄色の熱転
写層12、赤色の熱転写層13、青色の熱転写層
14、黒色の熱転写層15を支持体上に繰り返し
て設けた熱転写シートが用いられうる。このよう
な複数の色相の異なる熱転写層が設けられた熱転
写シートを使用することによつて、一枚の熱転写
シートにより多色画像が得られるという利点が生
ずる。
なお、熱転写シートに、パーフオレーシヨンを
形成したり、あるいは色相の異なる区域の位置を
検出するための見当マークなどを設けることによ
つて、使用時の便を図ることもできる。
上記のようにして準備された熱転写シートおよ
び被熱転写シートは、第8図に示すごとく熱転写
シートの熱転写層と被熱転写シートの受容層とが
接するように向かい合わせて重ね合わされ、熱転
写層と受容層の界面に画像情報に応じた熱エネル
ギーを与えることにより、熱転写層中の色材を受
容層に移行させる。
熱エネルギーを与える熱源としては、サーマル
ヘツドのほかにレーザー光、赤外線フラツシユ、
熱ペンなどの公知のものが使用できる。熱エネル
ギーの与え方としては熱転写シート側から行なう
ほか、被熱転写シート側から行なつても、或いは
両側から行なつてもよいが、熱エネルギーの有効
利用の観点からは熱転写シート側から行なうのが
よい。しかしながら、被熱転写シート側から熱エ
ネルギーを与える方が、与える熱エネルギーを制
御して画像の濃淡の階調を表現したり、或いは色
材が被熱転写シート上で拡散するのを促進して画
像の連続階調の表現をより確実化する意味で好ま
しく、又、両側から熱エネルギーを与える方法に
おいては前記両者の方法の利点を同時に享受でき
る。
熱エネルギーを与える熱源としてサーマルヘツ
ドを用いるときは、サーマルヘツドに印加する電
圧あるいはパルス巾を変調することにより、与え
る熱エネルギーを連続的にあるいは多段階に変化
させることができる。
熱エネルギーを与える熱源としてレーザー光を
用いるときは、レーザー光の光量や照射面積を変
化させることにより与える熱エネルギーを変化さ
せることができる。音響光学素子を内蔵したドツ
トジエネレーターを用いれば網点の大小に応じた
熱エネルギーを与えることもできる。なおレーザ
ー光を用いるときは熱転写シートと被熱転写シー
トとを充分に密着させて行なうとよく、また、レ
ーザー光を照射する面はレーザー光の吸収をよく
するためにたとえば黒色に着色しておくとよい。
熱エネルギーを与える熱源として赤外線フラツ
シユランプを用いるときは、レーザー光を用いる
場合と同様に黒色などの着色層を介して行なうと
よく、あるいは黒色などの、画像の濃淡を連続的
に表現したパターンあるいは網点パターンを用い
て、これらのパターンを介して行なつてもよく、
あるいは一面の黒色などの着色層と、前記のパタ
ーンのネガに相当するネガパターンを組み合わせ
て行なつてもよい。
以上のようにして熱転写層と受容層の界面に熱
エネルギーを与えると、熱転写層中の色材は与え
られた熱エネルギーに応じた量の色材が気化ある
いは溶融し、受容層に熱移行され受容される。
以上の熱転写記録により、熱エネルギーに応じ
た色材が受容層に熱転写されて、1色の画像を記
録することができるが、以上の方法を熱転写シー
トを取り換えて、たとえば黄色、赤色、藍色およ
び必要に応じて黒色の熱転写シートを順次取り換
えて、各色に応じた熱転写を行なうことにより、
各色のかけあわせからなるカラー写真調のカラー
画像を得ることもできる。なお、このように各色
の熱転写シートを用いるかわりに、第7図に示す
ように予め各色に塗り分けて形成した区域を有す
る熱転写シートを用い、まず黄色の区域を用いて
黄色の分色画像を熱転写し、次に熱転写シートの
赤色の区域を用いて行ない、以下、順次に繰り返
すことにより黄色、赤色、藍色、及び必要により
黒色の分色画像を熱転写する方法を採ると、熱転
写シートの交換が不要になるという利点がある。
なお、熱エネルギーを与えるのに用いる熱源の
大きさ、熱転写シートと被熱転写シートとの密着
性、熱エネルギーを適宜に調整することにより得
られる画像の品質を向上させることができる。
本発明に係る被熱転写シートは、熱転写シート
と組み合わせることにより、熱印字方式の各種の
プリンターを用いた印字、フアクシミリ、あるい
は磁気記録方式による写真のプリント作成、テレ
ビジヨン画面からのプリント作成などに利用でき
る。
たとえば受信したテレビジヨンの一画面を、磁
気テープあるいは磁気デイスク等の記憶媒体に、
黄色、赤色、藍色、および必要に応じ黒色の各分
色パターンの信号として記憶させておき、記憶さ
れた各分色パターンの信号を出力させ、この信号
に応じた熱エネルギーをサーマルヘツド等の前記
した熱源により熱転写シートと被熱転写シートと
の重ね合わせ体に付与して、各色毎に逐次熱転写
を行なうと、テレビジヨンの画面をシート状のプ
リントとして再生できる。このようなテレビジヨ
ンの画面のプリントアウトに、本発明に係る被熱
転写シートと熱転写シートの組合せ体を利用する
ときは通常、被熱転写シートとしては白色の受容
層単独のものか、または無色透明な受容層を紙な
どの基材で裏打ちしたもの、もしくは白色の受容
層を紙などの基材で裏打ちしたものなどを用いる
と反射画像を得るのに都合がよい。
なお上記と同様なことはコンピユータの操作に
よりCRT画面上に形成された文字、図形、記号
及び色彩等の組み合わせ、グラフイツクパターン
を原画として利用するときにも行うことができ、
また、原画が絵画、写真、印刷物などの固定画像
あるいは人物、静物、風景等の実際の物であると
きは、ビデオカメラ等の適宜な手段を媒介として
用いることにより、上記と同様に行なえる。さら
に原画から各分色パターンの信号を作り出すに際
し、印刷の写真製版用に用いられる電子製版機
(カラースキヤナー)を用いてもよい。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明
はこれら実施例により限定されるものではない。
実施例 1 支持体として片面にコロナ処理が施された厚み
9μmのPETフイルム(東洋紡製SPET)を使用
し、コロナ処理されたフイルム面上に、下記組成
の熱転写層用塗料組成物をワイヤーバーコーテイ
ングにより、乾燥時の厚みが1μmとなるように塗
布形成し、背面にシリコーンオイル(X−41・
4003A、信越シリコーン製)をスポイトにて1,
2滴垂らした後全面に広げ背面処理コートを行い
熱転写シートとした。
熱転写層用塗料組成 分散染料(日本化薬製カヤセツトブルー136)
4重量部 エチルヒドロキシエチルセルロース(ハーキ
ユレス製) 5重量部 トルエン 40重量部 メチルエチルケトン 40重量部 ジオキサン 10重量部 基材として150μmの合成紙(王子油化製
YUPO−FPG−150)を用い、この表面上に下記
組成の受容層用塗料組成物をワイヤーバーコーテ
イングにより乾燥時の厚みが10μmとなるように
塗布して被熱転写シートを形成した。乾燥はドラ
イヤーで仮乾燥後100℃オーブン中1時間行なつ
た(溶剤を充分とばす)。
受容層用塗料組成物 バイロン103(東洋紡製ポリエステル樹脂、
Tg=47℃) 8重量部 エルバロイ741(三井ポリケミカル製、EVA
系高分子可塑剤、Tg=−32℃) 2重量部 KF−393(信越シリコーン製、アミノ変性シ
リコーンオイル) 0.125重量部 X−22−343(信越シリコーン製、エポキシ変
性シリコーンオイル) 0.125重量部 トルエン 70重量部 メチルエチルケトン 10重量部 シクロヘキサノン 20重量部 バイロン103は第2領域形成用の合成樹脂であり、
エルバロイ741は第1領域形成用の合成樹脂であ
つて、これらは互いに相溶性が悪いため溶剤に溶
解させた後に基材上に塗布して乾燥させると相分
離を起こして第1領域と第2領域とが形成され
る。
上記のようにして得られた受容層表面は、第1
領域であるエルバロイ741樹脂が第2領域である
バイロン103樹脂によりほとんど周囲を囲まれて
おり、第2領域にて囲まれて形成される第1領域
の大きさは、5μm〜100μmの範囲であつて、表面
上の積算される面積の比率は第1領域部が、全体
の30%であつた。
上記のようにして得られた熱転写シートと被熱
転写シートとを、熱転写層と受容層が接するよう
に重ね合わせ熱転写シートの支持体側からサーマ
ルヘツドにより、サーマルヘツドの出力1W/ド
ツト、パルス巾0.3〜4.5msec、ドツト密度3ドツ
ト/mm、の条件で記録を行つた結果、マクベス
RD918反射濃度計にて高発色濃度記録部の光学
反射濃度を測定した結果、2.0という値が得られ
た。なお、この時得られた色調は各染料が単分子
分散して発色した時と同様の透明感のあるもので
あつた。
上記記録済みシートを60℃オーブン中にて7日
間放置し、熱拡散促進試験を行つたところ、染料
拡散による画像の乱れは認められず、記録部濃度
の低下も生じなかつた。
また上記のようにして得られた被熱転写シート
と熱転写シートとを組み合わせて、サーマルヘツ
ドへの電圧印加時間と、得られる高発色濃度記録
部の光学反射濃度との関係を調べ、得られた結果
を第9図の曲線1に示す。
比較例 1 実施例1と同様の基材上に、下記組成の受容層
形成用塗料組成物をワイヤーバーコーテイングに
より乾燥時の厚みが10μmとなるように塗布形成
して被熱転写シートとした。
受容層形成用塗料組成物 エルバロイ741(三井ポリケミカル製)
10重量部 KF−393(信越シリコーン製) 0.125重量部 X−22−343(信越シリコーン製)
0.125重量部 トルエン 50重量部 メチルエチルケトン 50重量部 上記のようにして得られた被熱転写シートと実
施例1で得られたのと同様の熱転写シートを用い
て、実施例1と同様に記録を行つたところ、得ら
れた記録済シートの高発色濃度記録部の光学反射
濃度は2.1という値であつて、実施例1で得られ
た濃度より高い値を示した。
しかし、上記記録済みシートを60℃オーブン中
にて7日間放置し、熱拡散促進試験を行つたとこ
ろ、染料拡散により画像が著るしく乱れるととも
に全体の記録部濃度の低下が認められ、高発色濃
度記録部の光学反射濃度は1.8に低下した。
比較例 2 実施例1と同様の基材上に下記組成の受容層形
成用塗料組成物をワイヤーバーコーテイングによ
り乾燥時の厚みが10μmとなるように塗布形成し
て被熱転写シートとした。
受容層形成用塗料組成物 バイロン103(東洋紡製ポリエステル樹脂)
10重量部 KF−393(信越シリコーン製) 0.125重量部 X−22−343(信越シリコーン製)
0.125重量部 トルエン 50重量部 メチルエチルケトン 50重量部 上記のようにして得られた被熱転写シートと実
施例1の熱転写シートを用いて実施例1と同様に
記録を行つたところ、得られた記録済シートの高
発色濃度記録部の光学反射濃度は1.4という値で
あつた。
この値は実施例1と比較して低発色濃度であ
り、さらに得られた色調は実施例1と比較し透明
感の乏しい発色不足を呈するものであつた。
上記記録済みシートを60℃オーブン中にて7日
間放置し、熱拡散促進試験を行つたところ、染料
拡散による画像の乱れは認められなかつたが、発
色濃度は1.7と高くなり、色調も各染料が単分子
分散して発色した時と同様の透明感のあるものに
変化した。
実施例 2 実施例1と同様の基材上に、下記組成の受容層
形成用塗料組成物をワイヤーバーコーテイングに
より乾燥時の厚みが10μmとなるように塗布形成
して被熱転写シートとした。 受容層形成用塗料
組成物 バイロン103(東洋紡製、Tg;47℃)
7重量部 バーサロン1138(ヘンケル日本製ポリアミド
樹脂Tg;−4℃) 3重量部 KF393(信越シリコーン製) 0.125重量部 X−22−343(信越シリコーン製)
0.125重量部 トルエン 57重量部 キシレン 13重量部 メチルエチルケトン 6.3重量部 2−ブタノール 14重量部 シクロヘキサノン 30重量部 バイロン103は第2領域形成用の合成樹脂であ
り、バーサロン1138は第1領域形成用の合成樹脂
であつて、これは互いに相溶性が悪いため、溶剤
に溶解させた後に基材上に塗布して乾燥させる
と、相分離を起こして第1領域と第2領域とが形
成される。
上記のようにして、得られた受容層表面は、第
1領域であるバーサロン1138樹脂が第2領域であ
るバイロン103樹脂によりほとんど周囲を囲まれ
ており、第2領域にて囲まれて形成される第1領
域の大きさは1μm〜100μmの範囲であつて、表面
上の積算される面積の比率は第1領域全体の30%
であつた。
上記のようにして得られた被熱転写シートと実
施例1と同様の熱転写シートを用いて実施例1と
同様に記録を行つたところ、得られた記録済シー
トの高発色濃度記録部の光学反射濃度は1.79とい
う値を示した。
上記記録済みシートを60℃オーブン中にて7日
間放置し、熱拡散促進試験を行つたところ染料拡
散による画像の乱れは認められず記録部濃度の低
下も生じなかつた。
実施例 3 実施例1と同様の基材上に下記組成の受容層形
成用塗料組成物をワイヤーバーコーテイングによ
り乾燥時の厚みが10μmとなるように塗布形成し
て被熱転写シートとした。
受容層形成用塗料組成物 パンデツクスT5670(大日本インキ化学製ポ
リウレタンエラストマ、ーTg;−35℃)
3重量部 エスレツクBX−1(積水化学製ポリビニル
ブチラール樹脂、Tg;+83℃) 7重量部 KF−393(信越シリコーン製) 0.125重量部 X−22−343(信越シリコーン製)
0.125重量部 トルエン 70重量部 メチルエチルケトン 70重量部 メチルイソブチルケトン 12重量部 エチルセロソルブ 5重量部 パンデツクスT5670は第1領域形成用の合成樹
脂であり、エスレツクBX−1は第2領域形成用
の合成樹脂であつて、これらは互いに相溶性が悪
いため溶剤に溶解させた後に基材上に塗布して乾
燥させると、相分離を起こして第1領域と第2領
域とが形成される。
上記のようにして得られた受容層表面は、第1
領域であるパンデツクスT5670樹脂が第2領域で
あるエスレツクBX−1樹脂によりほとんど周囲
を囲まれており、第2領域にて囲まれて形成され
る第1領域の大きさは、20μm以下の範囲であつ
て、表面上の積算される面積の比率は第1領域が
全体の15%であつた。
上記のようにして得られた被熱転写シートと実
施例1と同様の熱転写シートとを用いて、実施例
1と同様に記録を行つたところ、得られた記録済
みシートの高発色濃度記録部の光学反射濃度は、
1.3という値を示した。
上記記録済みシートを60℃オーブン中にて7日
間放置し、熱拡散促進試験を行つたところ、染料
拡散による画像の乱れは認められず、記録部濃度
の低下も生じなかつた。
実施例 4 実施例1と同様の基材上に、下記組成の受容層
形成用塗料組成物をワイヤーバーコーテイングに
より乾燥時の厚みが10μmとなるように塗布形成
して被熱転写シートとした。 受容層形成用塗料
組成物 バイロン630(東洋紡製ポリエステル樹脂
Tg;7℃) 2重量部 エスレツクBX−1(積水化学製ポリビニル
ブチラール樹脂Tg;83℃) 4重量部 KF−393(信越シリコーン製) 0.075重量部 X−22−343(信越シリコーン製)
0.075重量部 トルエン 46重量部 メチルエチルケトン 42重量部 シクロヘキサノン 4重量部 バイロン630は第1領域形成用の合成樹脂であ
り、エスレツクBX−1は第2領域形成用の合成
樹脂であつて、これらは互いに相溶性が悪いため
溶剤に溶解させた後に基材上に塗布して乾燥させ
ると、相分離を起こして第1領域と第2領域とが
形成される。
上記のようにして得られた受容層表面は、第1
領域であるバイロン630樹脂が第2領域であるエ
スレツクBX−1樹脂によりほとんど周囲を囲ま
れており、第2領域に囲まれて形成される第1領
域の大きさは、1μm〜100μmの範囲であつて表面
上の積算される面積の比率は第1領域が全体の30
%であつた。
上記のようにして得られた被熱転写シートと実
施例1と同様の熱転写シートを用いて、実施例1
と同様に記録を行つたところ、得られた記録済み
シートの高発色濃度記録部の光学反射濃度は1.2
という値を示した。
上記記録済みシートを60℃のオーブン中にて7
日間放置し、熱拡散促進試験を行つたところ、染
料拡散による画像の乱れは認められず、記録部濃
度の低下も生じなかつた。
実施例 5 実施例1と同様の基材上に、下記組成の受容層
形成用塗料組成物をワイヤーバーコーテイングに
より乾燥時の厚みが15μmとなるように塗布形成
して被熱転写シートとした。
受容層形成用塗料組成物 バイロン103(東洋紡製ポリエステル製Tg;
47℃) 8重量部 エルバロイ741(三井ポリケミカル製Tg;−
32℃) 2重量部 KF−393(信越シリコーン製) 0.125重量部 X−22−343(信越シリコーン製)
0.125重量部 チヌビン328(チバガイギー製紫外線吸収剤)
0.5 重量部 トルエン 70重量部 メチルエチルケトン 10重量部 シクロヘキサノン 20重量部 バイロン103は第2領域形成用の合成樹脂であ
り、エルバロイ741は第1領域形成用の合成樹脂
であつて、これらは互いに相溶性が悪いため溶剤
に溶解させた後に基材上に塗布して乾燥させると
相分離を起こして第1領域と第2領域とが形成さ
れる。
上記のようにして得られた被熱転写シートと実
施例1と同様の熱転写シートを用いて実施例1と
同様に記録を行つたところ、色相、記録部光学濃
度は実施例1と同様の結果を得た。
又、上記記録済みシートを60℃オーブン中にて
7日間放置し、熱拡散促進試験を行つたところ実
施例1と同様の結果を得た。
なお上記記録済みシートをデユーサイクルスー
パーロングライフサンシヤインウエザーメーター
(スガ試験機製)にて光照射を行い、耐光試験を
行つた結果、実施例1により得た記録済みシート
は光照射を2時間行なつたところ赤味を帯びた色
相に変色したが、本実施例による記録済みシート
による記録済みシートは、紫外線吸収剤が受容層
中に含まれているため光照射を2時間行なつても
変色は認められなかつた。
実施例 6 下記成分を水に分散させて50℃にて60分間連続
攪拌した後、5分間超音波分散を加え受容層形成
用塗料組成物を作製した。
受容層形成用塗料組成物 ゴーセナールT330(日本合成製ポリビニルア
ルコールTg;68℃) 4重量部 ポリゾールEVAAD−5(昭和高分子製エチ
レン酢ビエマルジヨンTg;0℃) 10重量部 水 76重量部 ゴーセナールT330は第2領域形成用の合成樹
脂であり、ポリゾールEVA AD−5は第1領域
形成用の合成樹脂である。
上記受容層形成用塗料組成物をワイヤーバーコ
ーテイングにより、実施例1と同様の基材上に乾
燥時の厚みが10μmとなるように塗布形成して被
熱転写シートとした。
上記で得られた受容層表面は、第1領域である
エチレン酢ビ樹脂が第2領域であるポリビニルア
ルコール樹脂によりほとんど周囲を囲まれてお
り、第1領域に囲まれて形成される第2領域の大
きさは5μm以下の範囲であつて表面上の積算され
る面積の比率は第1領域が全体の50%であつた。
上記のようにして得られた被熱転写シートと実
施例1と同様の熱転写シートを用いて、実施例1
と同様に記録を行つたところ、得られた記録済み
シートの表面に熱転写シートの転写層が転移し
た。粘着テープにより転移部を取り除いた後、得
られた記録済みシートの高発色濃度記録部の光学
反射濃度を測定したところ1.0という値を得た。
上記記録済みシートを60℃のオーブン中にて7
日間放置し、熱拡散促進試験を行つたところ、染
料拡散による画像の乱れは認められず、記録部濃
度の低下も生じなかつた。
実施例 7 基材として厚み150μmの合成紙(王子油化製、
ユポFPG−150)を用い、この上に下記組成の受
容層形成用塗料組成物をワイヤーバーコーテイン
グにより、乾燥時の厚みが5μmとなるように塗布
形成した。
受容層形成用塗料組成物 エルバロイ742(三井ポリケミカル製)
10重量部 KF−393(アミノ変性シリコーンオイル信越
シリコーン製Tg;−32℃) 0.125重量部 X−22−343(エポキシ変性シリコーンオイル
信越シリコーン製) 0.125重量部 トルエン 50重量部 メチルエチルケトン 50重量部 一方、上記のようにして形成された受容層をパ
ターン化するためのマスクを次のようにして製造
した。
0.1mm厚の鉄の薄板をまず洗浄し、次いでこの
上に感光性樹脂(東京応化製FPR)をスピンコ
ートにより乾燥時の膜厚が5μmとなるように塗布
した。次に、この上に線巾20μm、ピツチ200μm
の万線の原稿を重ねて、超高圧水銀灯付プリンタ
ー(同潤光機製)で1分間露光し、所定の方法で
現像した。そしてパターニング画像と反対の面を
樹脂で覆つた後、塩化鉄溶液でエツチングして、
線巾20μm、ピツチ200μmのスダレ状にパターン
化された鉄製マスクを得た。
次に、前記受容層上にこのマスクを重ね合わ
せ、電子線を電子線照射装置で加速電圧175kVで
30メガラド照射して、受容層をパターン状に硬化
させた。さらに前記マスクを受容層上で90℃回転
させた後に、同様に電子線を30メガラド照射し
て、格子状に受容層を部分架橋させて、被熱転写
シートを得た。なお、格子状に部分架橋された部
分は第2領域に相当している。
上記のようにして得られた被熱転写シートと実
施例1と同様の熱転写シートを用いて、実施例1
と同様に記録を行なつたところ、得られた記録済
みシートの高発色濃度記録部の光学反射濃度は
1.8という値を示した。
上記記録済みシートを60℃のオーブン中にて7
日間放置し、熱拡散促進試験を行つたところ、染
料拡散による画像の乱れは認められず、記録部濃
度の低下も生じなかつた。
実施例 8 染料として日本化薬製カヤセツトブルー136の
代わりに、マゼンタ染料である日本化薬製カヤセ
ツトレツトBを2.5重量部用いた以外は、実施例
1と同様にして熱転写シートおよび被熱転写シー
トを得た。これらを実施例1と同様に組み合わせ
て、サーマルヘツドへの電圧印加時間と得られる
高発色濃度記録部の光学反射濃度との関係を調
べ、得られた結果を第9図の曲線2に示す。
実施例 9 染料として日本化薬製カヤセツトブルー136の
代わりに、イエロー染料である三菱化成製PTY
−52を0.6重量部用いた以外は、実施例1と同様
にして熱転写シートおよび被熱転写シートを得
た。これらを実施例1と同様に組み合わせて、サ
ーマルヘツドへの電圧印加時間と得られる高発色
濃度記録部の光学反射濃度との関係を調べ、得ら
れた結果を第9図の曲線3に示す。
実施例 10 実施例1において熱転写シートの支持体として
厚み9μmのPETフイルムの代わりに厚み10μmの
コンデンサー紙とし、シリコンオイルによる背面
処理を省いた以外は、実施例1と同様にして印字
した結果、記録済みシートにおける高発色濃度記
録部の光学反射濃度は1.40という値を示した。
実施例 11 実施例10において染料として日本化薬製カヤセ
ツトブルー136の代りに日本化薬製カヤセツトレ
ツドBを2.5重量部を入れた以外は、実施例10と
同様にして印字した結果、記録済みシートにおけ
る高発色濃度記録部の光学反射濃度は1.38であつ
た。
実施例 12 実施例10において、染料として日本化薬製カヤ
セツトブルー136の代わりに三菱化成製PTY−52
を0.6重量部入れた以外は、実施例11と同様にし
て印字した結果、記録済みシートにおける高発色
濃度記録部の光学反射濃度は1.38であつた。
比較例 3 被熱転写シートとして、表面が炭酸カルシウム
粉体により覆われた合成紙(王子油化製YUPO
−FPG−150)を用いた以外は、実施例1と同様
にした印字した結果、記録済みシートにおける高
発色濃度記録部の光学反射濃度は0.44という低い
値であつた。実施例13 厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフイ
ルム(東レ製T−PET)上に、下記組成のプラ
イマー層形成用塗料組成物を、回転塗布機によ
り、乾燥時の層厚が1μmとなるように塗布した。
乾燥は90℃のオーブンに前記塗料が塗布された
PETフイルムを1分間入れることにより行なつ
た。
受容層形成用塗料組成物 AD502(東洋モートン社製、ポリエステルポ
リオール) 0.95重量部 コロネートL(日本ポリウレタン社製、イソ
シアネート) 0.05重量部 トルエン 6重量部 メチルエチルケトン 6重量部 酢酸エチル 7重量部 次にプライマー層が設けられた上記ポリエチレ
ンテレフタレート面上にネガ型フオトレジスト
(旭化成社製、APRG−22)を回転塗布機により
乾燥時の厚みが50μmになるように塗布し、次い
で100℃のオーブン中で10分間乾燥した。
次に一辺が170μmからなる四角形パターンが
30μm間隔にて配列されたドツトパターンを形成
せしめた銀塩透過原稿膜面と上記ネガ型レジスト
層面を密着させ、高圧水銀灯の点光源を用いた紫
外線プリンターにより10秒間露光した後、50℃に
加温した0.2%重炭酸ナトリウム水溶液を用いて
現像し上記レジストの未硬化部を溶解解除した
後、水洗し、線巾30μm、間隔170μmからなる格
子状パターンを該フイルム上に形成せしめた。こ
の格子状パターンは第2領域(この領域のTgは
80℃である)となるものである。
次に下記組成の受容層形成用塗料組成物()
を回転塗布機により塗布した後ドライヤーにて乾
燥した。この工程を3回くり返し、該フイルム上
の格子状パターンにより囲撓された部分に第1領
域を形成せしめた。
受容層形成用組成物() エルバロイ741(三井ポリケミカル社製、
EVA高分子可塑剤) 10重量部 トルエン 45重量部 メチルエチルケトン 45重量部 さらに下記受容層形成用塗料組成物()を回
転塗布機により、乾燥時に該フイルムの格子状の
パターンにより囲撓された部分が完全に埋まるよ
うに塗布形成して被熱転写シートとした。乾燥は
ドライヤーで一時乾燥後、100℃で1時間行つた。
受容層形成用組成物() エルバロイ741(三井ポリケミカル社製、
EVA系高分子可塑剤) 10 重量部 KF−393(信越シリコーン社製、アミノ変性
シリコーンオイル) 0.125重量部 X−22−343(信越シリコーン社製、エポキシ
変性シリコーンオイル) 0.125重量部 トルエン 45重量部 メチルエチルケトン 45重量部 上記で得られた受容層表面は、第1領域である
エルバロイ741が第2領域であるネガ型フオトレ
ジストによりほとんど周囲を囲まれており、フオ
トレジストに囲まれて形成される第1領域の大き
さは100μm〜200μmの範囲であつて、表面上の積
算される面積の比率は、第1領域が全体の70%で
あつた。
上記で得られた被熱転写シートと実施例1と同
様の熱転写シートを用いて、実施例1と同様に記
録を行つたところ得られた記録済みシートの高発
色記録部の光学反射濃度は1.9であつた。
上記記録済みシートを60℃オーブン中にて7日
間放置し、熱拡散促進試験を行つたところ、染料
拡散による画像の乱れは認められず、記録部濃度
の低下も生じなかつた。
実施例 14 下記の各成分液を3本ロールにより充分混練し
て、粘度2500psの受容層形成用塗料組成物を調製
した。
受容層形成用塗料組成物 ポリエチレングリコール(分子量2000)
5重量部 テルペンフエノール樹脂(安原油脂工業製、
YSポリスターS145) 12重量部 ジオクチルフタレート 2重量部 トリエチレングリコール−モノ−n−ブチル
エーテル 6重量部 カオリン(土屋カオリン製カオリンASP−
170) 14重量部 一辺が150μmの正方形のパターン(黒色部)が
縦・横いずれも30μmの間隔で規則的に配列され
た写真原稿を用いて、表面にシリコーン樹脂層を
持つ水無し平版印刷版に製版刷版し、上記受容層
形成用塗料組成物でミラーコート紙に印刷して
150μm角の島状のパターンの繰り返しからなる被
熱転写シートを得た。このようにして得られた被
熱転写シートと実施例1と同様の熱転写シートを
用いて実施例1と同様に印字したところ最高濃度
1.4の発色画像を得た。この記録済みシートを50
℃、7日間加熱したが、発色部は互いに完全に分
離されているため画像はぼけなかつた。
なお、上記において用いた水無し平版印刷版は
次のように作成した。
シリコーン樹脂の作成 アクリルオキシプロピルトリクロロシラン266
部を水500部、トルエン100部、イソプロパノール
50部の混合物中に5〜10℃で1時間かけて滴下
し、次いで塩酸層を分離し、PH6.8まで水洗した。
つぎにこのシロキサン、トルエン層に下記式の
α,ω−ジヒドロキシジメチルオルガノポリシロ
キサン 612部、酢酸カリウム0.5部、ハイドロキノン0.5
部を添加し、110〜115℃で8時間反応させ、次い
でトルエンを減圧蒸留したところ、淡黄色で透明
な流動点45℃の固型状のオルガノポリシロキサン
が得られ、その収量は754部であつた。
増感剤の作成 4−トリメチルシリルクロロベンゼン0.2モル
とマグネシウム0.2モルとからテトラヒドロフラ
ン中でグリニヤール試薬を調製し、4−ジメチル
アミノベンズアルデヒド0.2モルと反応させた後
ベンズアルデヒド0.2モルを加えてオツペナウア
ー酸化反応を行なわせることにより4−ジメチル
アミノ−4′−トリメチルシリルベンゾフエノンを
合成した。
平版印刷版の作成 で得た光重合性オルガノポリシロキサン
100部 で得た4−ジメチルアミノ−4′−トリメチ
ルシリルベンゾフエノン 5部 トルエン 1000部 上記した組成からなる光重合性組成物をアルミ
ニウム板上に塗膜厚が約5μmになるよう回転塗布
し乾燥して水無し平版印刷版とした。
平版印刷用刷版の作成 で得られた水無し平版印刷版の非アルミ面に
写真原稿を減圧状態で密着し、40cmはなれた
3kW高圧水銀灯から光を30秒間照射した後、キ
シレンで現像し湿し水を必要としない平版印刷用
刷版を得た。
印刷 で得られた刷版をオフセツト1色機(ハイデ
ルベルグ社製、KOR型印刷機)を使用し、ただ
し水棒をとりはずして印刷を行なつた。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明に係る被熱転写
シートの断面図であり、第3図は受容層表面の模
式拡大図であり、第4図〜第7図は被熱転写シー
トと組み合わされて用いられる熱転写シートの断
面図であり、第8図は被熱転写シートと熱転写シ
ートとを組み合せて使用する際の概略図であり、
そして第9図は本発明に係る被熱転写シートと熱
転写シートとを組合せたものにサーマルヘツドに
より加熱する際のサーマルヘツドへの電圧印加時
間と得られる高発色濃度記録部の光学反射濃度と
の関係を示す図である。 1……被熱転写シート、2……基材、3……受
容層、4……第1領域、5……第2領域、6……
熱転写シート、7……支持体、8……熱転写層、
9……滑性層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加熱された際に、熱転写シートから移行して
    くる染料が受容される受容層を有しており、この
    受容層は下記のような性質を有する第1領域と第
    2領域とからなつていることを特徴とする、熱転
    写シートと組み合されて用いられる被熱転写シー
    ト; (a) 第1領域は、−100〜20℃のガラス転移温度を
    有するとともに極性基を有する合成樹脂で形成
    されていること、 (b) 第2領域は、40℃以上のガラス転移温度を有
    する合成樹脂で形成されていること、 (c) 第1領域および第2領域がともに受容層の表
    面に露出しており、第1領域が該表面の15%以
    上を占めていること、 (d) 第1領域は互いに独立して島状に存在してお
    り、この島状部のそれぞれの長手方向の長さは
    0.5〜200μmであること。 2 前記受容層が、基材表面上に設けられている
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載
    の被熱転写シート。 3 第1領域を形成する合成樹脂が、−50〜10℃
    のガラス転移温度を有していることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項に記載の被熱転写シー
    ト。 4 第1領域を形成する合成樹脂が、エステル結
    合、ウレタン結合、アミド結合、尿素結合、C−
    CN結合、C−CI結合からなる群から選択される
    極性基を有することを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項に記載の被熱転写シート。 5 第2領域を形成する合成樹脂が50〜150℃の
    ガラス転移温度を有していることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項に記載の被熱転写シート。 6 第1領域が受容層表面の15〜95%を占めてい
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記
    載の被熱転写シート。 7 第1領域である島状部の長手方向の長さが10
    〜100μmであつて、第1領域が第2領域によつて
    実質的に周囲を囲われていることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項に記載の被熱転写シート。
JP58135627A 1983-07-25 1983-07-25 被熱転写シ−ト Granted JPS6025793A (ja)

Priority Applications (20)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58135627A JPS6025793A (ja) 1983-07-25 1983-07-25 被熱転写シ−ト
US06/633,435 US4555427A (en) 1983-07-25 1984-07-23 Heat transferable sheet
US06/633,252 US4626256A (en) 1983-07-25 1984-07-23 Image-receiving sheet
DE8484305025T DE3481598D1 (de) 1983-07-25 1984-07-24 Blatt zur verwendung im thermotransferdruck.
DE8484305024T DE3481596D1 (de) 1983-07-25 1984-07-24 Blatt zur verwendung im thermotransferdruck.
CA000459557A CA1223154A (en) 1983-07-25 1984-07-24 Heat transferable sheet
EP19840305025 EP0133012B2 (en) 1983-07-25 1984-07-24 A sheet for use in heat transfer printing
CA000459556A CA1223153A (en) 1983-07-25 1984-07-24 Heat transferable sheet
EP19840305024 EP0133011B1 (en) 1983-07-25 1984-07-24 A sheet for use in heat transfer printing
US06/871,918 US4820687A (en) 1983-07-25 1986-06-09 Image receiving sheet and process for producing the same
US07/283,973 US4927666A (en) 1983-07-25 1988-12-13 Image-receiving sheet
US07/487,387 US5095000A (en) 1983-07-25 1990-03-02 Image-receiving sheet
US07/793,651 US5232893A (en) 1983-07-25 1991-11-18 Heat transferable image-receiving sheet, heat transfer assembly and heat transfer process
US08/053,853 US5281573A (en) 1983-07-25 1993-04-29 Heat transferable sheet
US08/053,702 US5362703A (en) 1983-07-25 1993-04-29 Heat transferable sheet
JP5178296A JPH0679975A (ja) 1983-07-25 1993-07-19 被熱転写シート
JP5178298A JP2874109B2 (ja) 1983-07-25 1993-07-19 画像形成方法
JP5178198A JPH0679974A (ja) 1983-07-25 1993-07-19 被熱転写シート
JP5178192A JPH0664346A (ja) 1983-07-25 1993-07-19 画像形成方法
US08/283,266 US5614463A (en) 1983-07-25 1994-07-29 Heat transferable sheet

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58135627A JPS6025793A (ja) 1983-07-25 1983-07-25 被熱転写シ−ト
JP5178298A JP2874109B2 (ja) 1983-07-25 1993-07-19 画像形成方法

Related Child Applications (6)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59148480A Division JPS6034898A (ja) 1984-07-17 1984-07-17 被熱転写シート
JP5178184A Division JPH0664345A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 被熱転写シート
JP5178296A Division JPH0679975A (ja) 1983-07-25 1993-07-19 被熱転写シート
JP5178298A Division JP2874109B2 (ja) 1983-07-25 1993-07-19 画像形成方法
JP5178192A Division JPH0664346A (ja) 1983-07-25 1993-07-19 画像形成方法
JP5178198A Division JPH0679974A (ja) 1983-07-25 1993-07-19 被熱転写シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6025793A JPS6025793A (ja) 1985-02-08
JPH0447633B2 true JPH0447633B2 (ja) 1992-08-04

Family

ID=26469436

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58135627A Granted JPS6025793A (ja) 1983-07-25 1983-07-25 被熱転写シ−ト
JP5178298A Expired - Lifetime JP2874109B2 (ja) 1983-07-25 1993-07-19 画像形成方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5178298A Expired - Lifetime JP2874109B2 (ja) 1983-07-25 1993-07-19 画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JPS6025793A (ja)

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61237691A (ja) * 1985-04-15 1986-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 被熱転写シ−ト
JPH0664346A (ja) * 1983-07-25 1994-03-08 Dainippon Printing Co Ltd 画像形成方法
JPH0671834B2 (ja) * 1984-04-09 1994-09-14 三菱化成株式会社 受像体
JPS60220794A (ja) * 1984-04-17 1985-11-05 Sony Corp 昇華転写用透明被転写体
JP2713339B2 (ja) * 1984-07-17 1998-02-16 大日本印刷株式会社 被熱転写シート
JPS6034898A (ja) * 1984-07-17 1985-02-22 Dainippon Printing Co Ltd 被熱転写シート
JPS61164893A (ja) * 1985-01-17 1986-07-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 転写型感熱記録用受像体
JPS61211092A (ja) * 1985-03-15 1986-09-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 転写型感熱記録用受像体
JPH0725218B2 (ja) * 1985-04-15 1995-03-22 大日本印刷株式会社 被熱転写シ−ト
JPH0717107B2 (ja) * 1985-05-23 1995-03-01 大日本印刷株式会社 熱転写シ−ト
JPH0714665B2 (ja) * 1985-06-10 1995-02-22 大日本印刷株式会社 被熱転写シ−ト
JP2548909B2 (ja) * 1985-08-31 1996-10-30 大日本印刷株式会社 滑性を付与した被熱転写シ−ト
JP2622675B2 (ja) * 1985-10-24 1997-06-18 大日本印刷株式会社 被熱転写シート
JPH0757554B2 (ja) * 1985-12-27 1995-06-21 ソニーケミカル 株式会社 昇華転写式ハードコピー用被転写体
JPS62173295A (ja) * 1986-01-27 1987-07-30 Nisshinbo Ind Inc 昇華型感熱転写受像用紙
JP2572569B2 (ja) * 1986-03-20 1997-01-16 大日本印刷株式会社 カ−ド類
JPH0639191B2 (ja) * 1986-06-17 1994-05-25 ソニ−ケミカル株式会社 昇華転写式インクリボン
JPS6337988A (ja) * 1986-07-31 1988-02-18 Dainippon Printing Co Ltd 検知マ−ク付き被熱転写シ−ト
JPH0696350B2 (ja) * 1987-01-27 1994-11-30 新王子製紙株式会社 熱転写プリンター用受容シート
JP2588472B2 (ja) * 1987-04-21 1997-03-05 大日本印刷株式会社 被熱転写シートの製造方法
JP2591952B2 (ja) * 1987-04-21 1997-03-19 大日本印刷株式会社 被熱転写シート
JP2589697B2 (ja) * 1987-06-26 1997-03-12 松下電器産業株式会社 昇華転写型感熱記録用受像体
JP2542226B2 (ja) * 1987-10-31 1996-10-09 日立マクセル株式会社 印字受容層を有する券片
JP2621053B2 (ja) * 1990-03-27 1997-06-18 株式会社ニコン 昇華型熱転写ハードコピーのカバーフィルム
JP2551217Y2 (ja) * 1991-06-28 1997-10-22 大日本印刷株式会社 カード類
JP2551216Y2 (ja) * 1991-06-28 1997-10-22 大日本印刷株式会社 カード類
JP2880339B2 (ja) * 1991-10-21 1999-04-05 大日本印刷株式会社 カラー顔写真入りカード類の製造方法
JPH06312583A (ja) * 1992-06-03 1994-11-08 Konica Corp 再転写可能な熱転写記録材料及び熱転写受像材料
JPH05193275A (ja) * 1992-11-24 1993-08-03 Mitsubishi Kasei Corp 受像体の製造方法
JP3494717B2 (ja) 1994-10-06 2004-02-09 大日本印刷株式会社 熱転写受像シート
JPH08175033A (ja) 1994-12-20 1996-07-09 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写受像シート
JP2618373B2 (ja) * 1995-10-30 1997-06-11 大日本印刷株式会社 熱転写シート及び熱転写方法
US6673744B1 (en) 1998-10-08 2004-01-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Thermal transfer recording image receiving layer and thermal transfer recording image receiver
JP4490382B2 (ja) * 2006-02-28 2010-06-23 富士フイルム株式会社 感熱転写受像シートおよびその製造方法
US8119562B2 (en) 2007-03-29 2012-02-21 Fujifilm Corporation Heat-sensitive transfer sheet and image-forming method using heat-sensitive transfer system
US8129309B2 (en) 2007-03-29 2012-03-06 Fujifilm Corporation Heat-sensitive transfer sheet for use in heat-sensitive transfer system and image-forming method using heat-sensitive transfer system
EP1974948A3 (en) 2007-03-29 2012-02-08 FUJIFILM Corporation Image-forming method using heat-sensitive transfer system
EP1980408A3 (en) 2007-03-29 2011-10-26 FUJIFILM Corporation Heat-sensitive transfer sheet and image-forming method
JP2008273641A (ja) 2007-04-25 2008-11-13 Fujifilm Corp 感熱転写受像シート用紙管、感熱転写受像シートのロール形態加工物、及び画像形成方法
JP6680092B2 (ja) * 2016-06-08 2020-04-15 凸版印刷株式会社 昇華転写用受像シート

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5791296A (en) * 1980-11-28 1982-06-07 Jujo Paper Co Ltd Thermal recording paper
JPS57137191A (en) * 1981-02-19 1982-08-24 Jujo Paper Co Ltd Heat-sensitive recording paper

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5446608A (en) * 1977-09-19 1979-04-12 Toppan Printing Co Ltd Method of recording
JPS5465622A (en) * 1977-11-04 1979-05-26 Toppan Printing Co Ltd Machine for printing and issuing season ticket for automatic examination
JPS54119006A (en) * 1978-03-07 1979-09-14 Nissha Printing Picture drawing method

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5791296A (en) * 1980-11-28 1982-06-07 Jujo Paper Co Ltd Thermal recording paper
JPS57137191A (en) * 1981-02-19 1982-08-24 Jujo Paper Co Ltd Heat-sensitive recording paper

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6025793A (ja) 1985-02-08
JPH0664200A (ja) 1994-03-08
JP2874109B2 (ja) 1999-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0447633B2 (ja)
JPH057194B2 (ja)
EP0133011B1 (en) A sheet for use in heat transfer printing
US4555427A (en) Heat transferable sheet
US4626256A (en) Image-receiving sheet
US5232893A (en) Heat transferable image-receiving sheet, heat transfer assembly and heat transfer process
US4927666A (en) Image-receiving sheet
JPH0441679B2 (ja)
JPH0639191B2 (ja) 昇華転写式インクリボン
JP3075482B2 (ja) 感熱転写記録用インクシート
JPH07237363A (ja) 保護層転写シート、熱転写受像シート及び印画物
JPH0421600B2 (ja)
US5095000A (en) Image-receiving sheet
JP3075481B2 (ja) 感熱転写記録用インクシート
JPH0664346A (ja) 画像形成方法
JPH0679975A (ja) 被熱転写シート
JPH0664345A (ja) 被熱転写シート
JPH0679974A (ja) 被熱転写シート
JPH06106863A (ja) 被熱転写シートの製造方法
JPH07112572A (ja) 受像層転写材料および画像形成方法
JPH0549477B2 (ja)
JPH0729504B2 (ja) 熱転写シート
JP2713339B2 (ja) 被熱転写シート
JPH0450199B2 (ja)
JPH06255269A (ja) 熱転写受像シート及びその製造方法