JPH0443686Y2 - - Google Patents

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JPH0443686Y2
JPH0443686Y2 JP1984055763U JP5576384U JPH0443686Y2 JP H0443686 Y2 JPH0443686 Y2 JP H0443686Y2 JP 1984055763 U JP1984055763 U JP 1984055763U JP 5576384 U JP5576384 U JP 5576384U JP H0443686 Y2 JPH0443686 Y2 JP H0443686Y2
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JP1984055763U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 この考案はボイラのバーチカルストラツプたと
えばベイソンボイラのバーチカルストラツプの連
結構造に関するものである。
〔考案の背景〕
第1図はベンソンボイラを示す概略平面図、第
2図は同じく概略正面図である。図において1は
上部水冷壁、2は上部水冷壁1の下部に設けられ
たスパイラル水冷壁、3は上部が上部水冷壁1に
溶接された断面U字形の複数のバーチカルストラ
ツプで、ストラツプ3は上側ストラツプ3aと下
側ストラツプ3bとに分割されており、上側スト
ラツプ3aの下部に下側ストラツプ3bが連結さ
れている。4はストラツプ3にリンク(図示せ
ず)を介して支持された複数のホリゾンタルバツ
クステーで、上記リンクの両端はそれぞれ垂直方
向のピンによりストラツプ3、バツクステー4に
取付けられている。
ここで、バツクステー4は火炉圧によるスパイ
ラル水冷壁2の変形を防止するためのものである
が、スパイラル水冷壁2を構成する水冷壁管の間
にはメンブレンバーが取付けられており、メンブ
レンバーの強度は水冷壁管の強度と比較して低い
ため、バツクステー4を直接スパイラル水冷壁2
に取付けたときには、メンブレンバーが破損する
おそれがあるので、上部水冷壁1に固定されたス
トラツプ3を介してバツクステー4を取付けてい
る。そして、ストラツプ3の長さはスパイラル水
冷壁2の高さとほぼ等しくする必要があり、スパ
イラル水冷壁2の高さは25〜40mもあるので、ス
トラツプ3を1本物とした場合には、ストラツプ
3を運搬し、据付けるときに、ストラツプ3に自
重等による過大な力が作用し、ストラツプ3が変
形して使用不能となる。そこで、ストラツプ3を
上側ストラツプ3aと下側ストラツプ3bとに分
割し、上側ストラツプ3aの下部に下側ストラツ
プ3bを連結している。
第3図は従来のストラツプ3の連結構造を示す
平面図、第4図は同じく正面図、第5図は同じく
側面図である。図において5,6はそれぞれ上側
ストラツプ3a、下側ストラツプ3bの両側部に
固定された仮吊りラグ、7は両端がそれぞれ仮吊
りラグ5,6を貫通した仮ボルト、8,9はそれ
ぞれ仮ボルト7の両端に螺合したナツト、10は
両端がそれぞれ上側ストラツプ3a、下側ストラ
ツプ3bに固定されたブリツジ、11は上側スト
ラツプ3a、下側ストラツプ3bの端部の突合わ
せ溶接部である。
このような構造でストラツプ3を連結するに
は、まずあらかじめ上側ストラツプ3a、下側ス
トラツプ3bに仮吊りラグ5,6を固定してお
き、上側ストラツプ3aの上部を上部水冷壁1に
溶接したのち、下側ストラツプ3bを吊上げ、仮
吊りラグ5,6に仮ボルト7を通し、仮ボルト7
の両端にナツト8,9を螺合して、下側ストラツ
プ3bを上側ストラツプ3aに仮吊りするととも
に、上側ストラツプ3a、下側ストラツプ3bの
端部間の距離を調整する。つぎに、ブリツジ10
の両側を上側ストラツプ3a、下側ストラツプ3
bに溶接により仮付けしたのち、上側ストラツプ
3a、下側ストラツプ3bの端部を本溶接する。
ここで、ストラツプ3は高温強度を持たせるため
に厚肉の合金鋼を使用しているので、溶接部11
の応力除去が必要であるから、クーパーヒータ等
で溶接部11を焼鈍し、また溶接部11の内部欠
陥がないことを確認するために放射線検査を実施
する。ついで、仮吊りラグ5,6およびブリツジ
10を上側ストラツプ3a、下側ストラツプ3b
から取外す。
このように、連結作業現場で仮ボルト7、ナツ
ト8,9による下側ストラツプ3bの位置の調
整、ブリツジ10の仮溶接、上側ストラツプ3
a、下側ストラツプ3bの本溶接、溶接部11の
焼鈍、放射線検査および仮吊りラグ5,6、ブリ
ツジ10の取外しを行なわなければならないか
ら、作業が非常に面倒であり、連結作業に多大な
時間を要する。また、連結作業はボイラ鉄骨に足
場を作つて行なうから、足場が不完全であり、し
かもボイラ鉄骨とストラツプ3との距離が2〜
3mあるので、ストラツプ3をボイラ鉄骨側に引
寄せて作業を行なう必要があるから、連結作業が
はなはだ危険である。さらに、不完全な場所で実
施した溶接部11について非破壊検査すなわち放
射線検査だけを行なつて、ストラツプ3を強度部
材として使用するから、溶接部11の内部欠陥の
発見もれが生ずるおそれがあり、この場合には溶
接部11の内部欠陥が起点となつて、ストラツプ
3がはなはだしく破損するおそれがある。
〔考案の目的〕
この考案は上述の問題点を解決するためになさ
れたもので、連結作業を短時間にかつ安全に行な
うことができ、また連結部が破損するおそれのな
いボイラのバーチカルストラツプの連結構造を提
供することを目的とする。
〔考案の概要〕
この目的を達成するために、この考案において
は、スパイラル水冷壁を支持するバーチカルスト
ラツプを上下に2分割し、それらを連結する構造
において、上側バーチカルストラツプの下部に荷
重受け材を溶接により取付け、下側バーチカルス
トラツプの上部に連結材を溶接により取付け、上
記荷重受け材で上記連結材を水平方向に開放され
た状態で支持するとともに、上記連結材の水平方
向の移動を規制する移動規制手段を設ける。
〔考案の実施例〕
第6図はこの考案に係るストラツプ3の連結構
造を示す平面図、第7図は同じく正面図、第8図
は同じく側断面図、第9図は同じく底面図、第1
0図は第6図〜第9図に示した連結構造に用いる
上側ストラツプ3aを示す平面図、第11図は同
じく正面図、第12図は第6図〜第9図に示した
連結構造に用いる下側ストラツプ3bを示す正面
図、第13図は同じく底面図である。図において
12は上側ストラツプ3aの下部に溶接された2
個の荷重受け金具で、荷重受け金具12は上側ス
トラツプ3aのフランジ20の内面に取付けられ
ている。13は上側ストラツプ3aの下部に溶接
されたL型のラグで、ラグ13は上側ストラツプ
3aのウエブ21の内面に取付けられている。1
4は下側ストラツプ3bの上部に溶接された格子
形状の支持金具で、支持金具14は下側ストラツ
プ3bの上端から突出している。15は支持金具
14の上部に溶接された連結金具で、連結金具1
5は支持金具14の両側に取付けられている。1
6は支持金具14の上部に溶接されたストツパ
で、ストツパ16は支持金具14の中央部に取付
けられている。そして、荷重受け金具12で連結
金具15を水平方向に開放された状態ですなわち
荷重受け金具12から連結金具15を取外し可能
な状態で支持しているから、下側ストラツプ3b
は上側ストラツプ3aに支持されており、また連
結金具15の水平方向の移動はストツパ16がラ
グ13の突出部13aに当たることにより規制さ
れる。
このような構造でストラツプ3を連結するに
は、まずあらかじめ工場において上側ストラツプ
3aに荷重受け金具12およびラグ13を溶接す
るとともに、下側ストラツプ3bに支持金具1
4、連結金具15およびストツパ16を溶接して
おく。そして、上側ストラツプ3aの上部を上部
水冷壁1に溶接したのち、下側ストラツプ3bを
吊上げ、ストツパ16をラグ13の突出部13a
の内側に位置させた状態で、荷重受け金具12上
に連結金具15を載置すればよい。
第14図はこの考案に係る他のストラツプ3の
連結構造を示す平面図、第15図は同じく正面
図、第16図は同じく側断面図、第17図は第1
4図〜第16図に示した連結構造に用いる上側ス
トラツプ3aを示す平面図、第18図は同じく正
面図である。図において17は上側ストラツプ3
aの下部に頭部が溶接されたボルトで、ボルト1
7は上側ストラツプ3aのウエブ21の内面の中
央部に取付けられている。18はボルト孔が設け
られた押え板で、ボルト孔にボルト17が挿入さ
れている。19はボルト17に螺合したナツト
で、ナツト19を締め付けると、押え板18の両
側が上側ストラツプ3aのフランジ20の端部に
当接する。そして、荷重受け金具12で連結金具
15が支持されており、また連結金具15の水平
方向の移動は支持金具14が押え板18に当たる
ことにより規制される。
このような構造でストラツプ3を連結するに
は、下側ストラツプ3bを吊上げ、荷重受け金具
12上に連結金具15を載置したのち、押え板1
8のボルト孔にボルト17を挿入し、ボルト17
にナツト19を螺合し、ナツト19を締付ければ
よい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案に係るボイラの
バーチカルストラツプの連結構造においては、連
結作業現場で荷重受け材上に連結材を載置するだ
けで、あるいは荷重受け材上に連結材を載置した
のち、ナツトを締付けるだけで、上側バーチカル
ストラツプの下部に下側バーチカルストラツプを
連結することができるので、現場における連結作
業が極めて簡単であるから、短時間で連結作業を
行なうことができるとともに、連結作業を安全に
行なうことが可能である。また、工場で上側バー
チカルストラツプ、下側バーチカルストラツプに
荷重受け材、連結材を取付けることができるの
で、荷重受け材、連結材の取付けを確実に行なう
ことが可能であるから、連結後にバーチカルスト
ラツプが破損するのを完全に防止することができ
る。このように、この考案の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はベンソンボイラを示す概略平面図、第
2図は同じく概略正面図、第3図は従来のボイラ
のバーチカルストラツプの連結構造を示す平面
図、第4図は同じく正面図、第5図は同じく側面
図、第6図はこの考案に係るバーチカルストラツ
プの連結構造を示す平面図、第7図は同じく正面
図、第8図は同じく側断面図、第9図は同じく底
面図、第10図は第6図〜第9図に示した連結構
造に用いる上側バーチカルストラツプを示す平面
図、第11図は同じく正面図、第12図は第6図
〜第9図に示した連結構造に用いる下側バーチカ
ルストラツプを示す正面図、第13図は同じく底
面図、第14図はこの考案に係る他のバーチカル
ストラツプの連結構造を示す平面図、第15図は
同じく正面図、第16図は同じく側断面図、第1
7図は第14図〜第16図に示した連結構造に用
いる上側バーチカルストラツプを示す平面図、第
18図は同じく正面図である。 3……バーチカルストラツプ、3a……上側ス
トラツプ、3b……下側ストラツプ、12……荷
重受け金具、13……ラグ、14……支持金具、
15……連結金具、16……ストツパ、17……
ボルト、18……押え板、19……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スパイラル水冷壁を支持するバーチカルストラ
    ツプを上下に2分割し、それらを連結する構造に
    おいて、上側バーチカルストラツプの下部に荷重
    受け材を溶接により取付け、下側バーチカルスト
    ラツプの上部に連結材を溶接により取付け、上記
    荷重受け材で上記連結材を水平方向に開放された
    状態で支持するとともに、上記連結材の水平方向
    の移動を規制する移動規制手段を設けたことを特
    徴とするボイラのスパイラル水冷壁を支持するバ
    ーチカルストラツプの連結構造。
JP5576384U 1984-04-16 1984-04-16 ボイラのバ−チカルストラツプの連結構造 Granted JPS60170507U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5576384U JPS60170507U (ja) 1984-04-16 1984-04-16 ボイラのバ−チカルストラツプの連結構造

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JP5576384U JPS60170507U (ja) 1984-04-16 1984-04-16 ボイラのバ−チカルストラツプの連結構造

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Publication Number Publication Date
JPS60170507U JPS60170507U (ja) 1985-11-12
JPH0443686Y2 true JPH0443686Y2 (ja) 1992-10-15

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ID=30578742

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JP5576384U Granted JPS60170507U (ja) 1984-04-16 1984-04-16 ボイラのバ−チカルストラツプの連結構造

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5819924A (ja) * 1981-07-29 1983-02-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd スイッチング電源
JPS5896902A (ja) * 1981-11-25 1983-06-09 シーメンス、アクチエンゲゼルシヤフト 貫流形ボイラ
JPS5944504A (ja) * 1982-09-03 1984-03-13 日立プラント建設株式会社 ボイラ火炉内の仮設足場

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5819924A (ja) * 1981-07-29 1983-02-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd スイッチング電源
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JPS5944504A (ja) * 1982-09-03 1984-03-13 日立プラント建設株式会社 ボイラ火炉内の仮設足場

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JPS60170507U (ja) 1985-11-12

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