JP2986754B2 - 耐火物吊持具およびこれを備えたタッピングチューブ - Google Patents

耐火物吊持具およびこれを備えたタッピングチューブ

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JP2986754B2
JP2986754B2 JP9057625A JP5762597A JP2986754B2 JP 2986754 B2 JP2986754 B2 JP 2986754B2 JP 9057625 A JP9057625 A JP 9057625A JP 5762597 A JP5762597 A JP 5762597A JP 2986754 B2 JP2986754 B2 JP 2986754B2
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tapping tube
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anchor bolt
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尾 勝 寺
田 栄 司 飯
坂 隆 一 保
井 仁 国
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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気炉タップホー
ルに装着される電気炉タッピングチューブを吊り上げる
に適する耐火物吊持具およびこれを備えたタッピングチ
ューブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気炉において使用されるタッピ
ングチューブは下部に膨らみを有する円筒形状に形成さ
れていて、材質は耐火材等で構成されており、チューブ
内の上部が溶湯の流入側、下部が流出側となっている。
【0003】上記のようなタッピングチューブは長い間
の使用中にチューブの内面が損傷して特に流入側と流出
側が中間よりも摩耗する度合いが大きいために定期的に
新品との交換が必要となる。
【0004】しかしてタッピングチューブはかなりの大
径でかつ重量物であるため、これを交換する際、吊り上
げる方法として図5(A)に示すようにタッピングチュ
ーブaの外周りにワイヤロープbを掛けてこのワイヤロ
ープbを上方で垂直に吊り上げるか、または図5(B)
に断面図を示すようにタッピングチューブa内にワイヤ
ロープbを上から下に通して下に出たワイヤbを今度は
外側に沿って上まで延ばして輪状に連結したのちそのワ
イヤにより上方に吊り上げるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合、何れの方法
による吊り上げによっても、上方のワイヤロープbに対
してタッピングチューブa自体が傾いた状態になるので
垂直吊りができず、不安定となり、また真っ直ぐに吊り
降ろすことが困難であることから安全性に問題があり、
特に図5(B)に示すような吊り方ではタッピングチュ
ーブaの材質が耐火材のため損傷し易いので直接ワイヤ
ロープbに接触する内面部分の破損防止を考慮しなけれ
ばならない。
【0006】このため吊り降ろしには当金が必要であ
り、また吊り上げの都度ワイヤロープを下から通すため
タッピングチューブを傾斜させて保持する支えを設けな
ければならないなど、極めて多くの工数を伴うばかりか
安全性にも問題があった。
【0007】この問題を解決するものとして、タッピン
グチューブの上面からアンカ部材を埋設し、そのネジ孔
アイボルトのような吊具を螺合させてフックからアイボ
ルトへ直接にワイヤロープを掛けて吊り上げることが考
えられるが、これによると偏荷重が加わり、ネジ孔の部
分に応力が集中して耐火材製のタッピングチューブを破
損するという恐れがあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、タッピングチ
ューブ等の耐火物を傷つけることなくかつその移動を容
易とした耐火材吊持具を提供することを課題としたもの
で、その解決手段として、プレートを介して均等に吊り
上げ吊り下げするようにしたことにある。
【0009】すなわち本発明は、プレートの上面中心に
ワイヤロープ等により懸吊される吊具を立設し、該吊具
の中心から等距離の該プレート側の周辺位置に少なくと
も3個のアンカーボルト挿通孔を等間隔に環状配置した
耐火物吊持具、およびこの吊持具を装着したタッピング
チューブである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
【0011】図1に本発明にかかる吊持具1の一実施形
態の断面図を示し、図2に図1の平面図を示すように、
プレート2の上面中心に孔2aが穿設され、この孔2a
にはワイヤロープ等により懸吊されるリング状または鉤
状等の吊具3の下部のネジ軸3aが挿通されてプレート
2の下面からナット4により締付けられることにより、
吊具3はプレート1に対して垂直状態に取付けられてい
る。
【0012】アンカーボルト挿通孔5は、前記該吊具3
の中心から等距離の前記プレート2の周辺位置に、少な
くとも3個(図2の場合は4個)等間隔に環状配置され
ている。
【0013】図3は吊持具1が取付けられるタッピング
チューブ6の上部断面の一側を示すもので、耐火材で構
成されたタッピングチューブ6の上端部には、下部の外
周に凹凸7aを有し上部にネジ穴7bを有するアンカ部
材7が一体成形またはネジ込み等により抜出不能に埋め
込まれている。
【0014】したがってこのネジ穴7bに前記吊持具1
のプレート2に設けられたアンカーボルト挿通孔5を合
わせて締め付けるには、まずアンカ8のネジの下部をネ
ジ穴7bに螺合させたのち、アンカ8の上部にアンカー
ボルト挿通孔5を通し、プレート2の上面に突出したア
ンカ8のネジ部分にワッシャ10を介しナット9を螺合
させて締め付けることにより得られる。
【0015】図4はタッピングチューブ6の上部に図1
の吊持具1を取付けた使用状態を示す断面図で、この状
態で吊具2にワイヤロープ11を掛けて吊持することに
よりタッピングチューブ6は垂直状態を保持しながら移
動させることが可能となり、しかもタッピングチューブ
6の荷重はプレート2が分散して受けるから、アンカ部
材7に応力が集中してタッピングチューブ6を損傷させ
るような不具合は生じない。
【0016】図中、6aはタッピングチューブ6の下部
に埋設された耐火性の優れた高耐火材を示す。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したか
ら、つぎに示すような効果が得られる。
【0018】1)吊り上げ・吊り下ろしの際に垂直吊り
ができるのでタッピンチューブを安定して移動させるこ
とができる。
【0019】2)局部的な応力の集中がなく、分散され
るので耐火物に損傷等を生じることがない。
【0020】3)作業性が良くなり、しかもセット時間
を短縮でき、安全性も高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる耐火物吊持具の一実施形態の断
面図。
【図2】同、平面図。
【図3】本発明の吊持具が取付けられるタッピングチュ
ーブの上部断面詳細図。
【図4】本発明の吊持具が取付けられたタッピングチュ
ーブの全体を示す断面図。
【図5】従来の吊り上げ方法を示し、(A)はロープの
外周巻きによる吊り上げの状態外観図、(B)はロープ
を中から外へ通して無端とした吊り上げ状態の断面図。
【符号の説明】
1 耐火物吊持具 2 プレート 3 吊具 4 ナット 5 アンカーボルト挿通孔 6 タッピングチューブ 7 アンカ部材 8 アンカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平7−32495(JP,U) 実開 昭60−43998(JP,U) 特公 平2−11650(JP,B2) 実公 平7−21564(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F27D 1/16 C21C 5/44 C21C 5/48 C21C 7/10 B22D 41/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレートの上面中心にワイヤロープ等によ
    り懸吊される吊具を設け、該吊具の中心から等距離の該
    プレート側の周辺位置に被吊持耐火物の上端面に突出す
    るアンカーボルトを通すための少なくとも3個のアンカ
    ーボルト挿通孔を等間隔に環状配置したことを特徴とす
    る耐火物吊持具。
  2. 【請求項2】上面中心にワイヤロープ等により懸吊され
    る吊具を備え、該吊具の中心から等距離の周辺位置に少
    なくとも3個のアンカーボルト挿通孔が等間隔に環状配
    置されたプレートを有する耐火物吊持具を設け、タッピ
    ングチューブの上端面に植立されたアンカーボルトに前
    記プレートのアンカーボルト挿通孔を挿通しナットで固
    着したことを特徴とするタッピングチューブ。
JP9057625A 1997-03-12 1997-03-12 耐火物吊持具およびこれを備えたタッピングチューブ Expired - Fee Related JP2986754B2 (ja)

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CN102556828B (zh) * 2011-12-29 2013-12-25 浙江吉利汽车研究院有限公司 用于变速器装配的吊装夹具
CN107940995B (zh) * 2017-12-31 2023-10-13 河南天利热工装备股份有限公司 一种全纤维台车炉炉丝固定装置

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