JPH07267570A - 長尺重量物の吊り上げ方法及びその治具 - Google Patents

長尺重量物の吊り上げ方法及びその治具

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JPH07267570A
JPH07267570A JP5760594A JP5760594A JPH07267570A JP H07267570 A JPH07267570 A JP H07267570A JP 5760594 A JP5760594 A JP 5760594A JP 5760594 A JP5760594 A JP 5760594A JP H07267570 A JPH07267570 A JP H07267570A
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JP
Japan
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heavy object
long heavy
wire
long
lifting
Prior art date
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Pending
Application number
JP5760594A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiteru Fukami
幸輝 深見
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型ブッシングのような長尺重量物をその上
部に過大な力を作用させることなく水平姿勢から垂直姿
勢まで吊り起こすことができる方法とそのための治具を
提供する。 【構成】 長尺重量物1を倒した状態で、吊り上げワイ
ヤ5を長尺重量物1の上部のワイヤ通し具2に通したう
えで下部の吊り具3に固定する。また、補助吊り上げワ
イヤ11を長尺重量物1の下部に固定する。まず、これら
の吊り上げワイヤ5及び補助吊り上げワイヤ11により長
尺重量物1を水平姿勢のまま空中に吊り上げ、更に吊り
上げワイヤ5のみを引上げる。その結果、長尺重量物1
は垂直に吊り起こされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大型ブッシング等の長
尺重量物の吊り上げ方法及びその治具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】大型ブッシング等の長尺重量物は、水平
に倒された状態で設置場所まで運搬されるため、据え付
けの際にはこれを垂直に吊り起こす必要がある。このた
め従来は図3に示すように、長尺重量物20の頂部に吊り
具21を取付け、これにワイヤ22を掛けて吊り起こす方法
が取られていた。
【0003】ところがこの方法では、長尺重量物20がブ
ッシングのように上部が細い物体である場合、細い部分
で全荷重を支えることとなるため、自重に吊り上げ時の
揺れ加速度が加わると細い部分に無理な力が作用し、折
損するおそれがあった。また、従来の方法では水平に倒
された長尺重量物20の頂部を上方に引き上げる際に、長
尺重量物20の基部23が床面を擦りながら移動し、基部23
や床面を傷付けるおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、大型ブッシング等の長尺重量物
を、その上部に過大な力を作用させることなく、またそ
の基部を傷付けることなく、水平姿勢から垂直姿勢まで
吊り起こすことができる長尺重量物の吊り上げ方法及び
その治具を提供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の長尺重量物の吊り上げ方法は、長
尺重量物を倒した状態で、まず吊り上げワイヤを長尺重
量物の上部のワイヤ通し具に通したうえで長尺重量物の
下部の吊り具に固定するとともに、補助吊り上げワイヤ
を長尺重量物の下部に固定し、次にこれらの吊り上げワ
イヤ及び補助吊り上げワイヤにより長尺重量物を空中に
吊り上げた状態とし、更に吊り上げワイヤのみを引上げ
て長尺重量物を垂直に吊り起こすことを特徴とするもの
である。
【0006】また本発明の長尺重量物の吊り上げ治具
は、長尺重量物の上部にワイヤ通し具を突設するととも
に、長尺重量物の下部にその重量を支え得る吊り具を突
設し、吊り上げワイヤをワイヤ通し具に通したうえで吊
り具に固定するとともに、これとは別の補助吊り上げワ
イヤを長尺重量物の下部に固定したことを特徴とするも
のである。
【0007】
【作用】本発明によれば、長尺重量物は吊り上げワイヤ
と補助吊り上げワイヤとによって水平姿勢のまま空中に
吊り上げられた後、吊り上げワイヤを更に引き上げるこ
とによって垂直に引き起こされる。このため、従来のよ
うに長尺重量物の基部が床面を擦りながら移動すること
がなく、基部の損傷が防止される。
【0008】また本発明では長尺重量物の上部に作用す
る荷重は比較的小さく、上部の荷重は水平姿勢から垂直
姿勢に近づくに連れて減少して最終的には全荷重を長尺
重量物の下部の吊り具が受けることとなる。このため、
長尺重量物がブッシングのような上部が細い物体である
場合にも、細い部分が折損したりするおそれはない。
【0009】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1において、1は長尺重量物(実施例
では上部が細いテーパ状のガスブッシング)、2はその
上部に取り付けられたワイヤ通し具、3はその下部に取
り付けられた吊り具である。実施例のワイヤ通し具2
は、ブッシングの上部金具4の両側に鍔状に張り出させ
て突設されたものであり、長尺重量物1の軸に関して対
称な2位置に吊り上げワイヤ5を通すことができる構造
となっている。長尺重量物1の重心位置によって異なる
が、このワイヤ通し具2には吊り起こしの初期に長尺重
量物1の重量の1/2 近い荷重が作用することがあるた
め、それに耐える強度を持たせておくものとする。
【0010】実施例の吊り具3は、ブッシングのバンド
金具6の両外側にブラケット7を取付け、このブラケッ
ト7にアイボルト8を植設したものである。このアイボ
ルト8はフレノリングボルトの名称で市販されているも
ので、頭部が軸の回りに360 度回転できるとともに、軸
に対する角度を±90度の範囲で自由に変化させることが
できる構造となっている。この吊り具3は前記したワイ
ヤ通し具2に対応する2位置に設けられている。
【0011】ヨーク9の両端に取り付けられた2本の吊
り上げワイヤ5が、このワイヤ通し具2に通され、更に
吊り具3に固定されている。このヨーク9はクレーンの
フック10により引き上げられる。一方、長尺重量物1の
下部には1本の補助吊り上げワイヤ11が固定されてい
る。この補助吊り上げワイヤ11は、ブッシングのバンド
金具6に固定された金具12に取り付けられており、他の
クレーンのフック13により引き上げられるものである。
【0012】次に本発明の方法を説明する。まず、図1
のように長尺重量物1を水平に倒した状態で、吊り上げ
ワイヤ5と補助吊り上げワイヤ11とを前記のように長尺
重量物1に固定する。次にこれらの吊り上げワイヤ5及
び補助吊り上げワイヤ11を同時に引上げて長尺重量物1
を水平姿勢のまま、空中に吊り上げた状態とする。これ
により長尺重量物1の基部14は床面から離れる。
【0013】次にこの図1の状態から更に吊り上げワイ
ヤ5のみを引上げる。すると吊り上げワイヤ5はワイヤ
通し具2を通っているため、長尺重量物1の上部が次第
に引き上げられ、長尺重量物1は除々に垂直姿勢に近づ
いて行く。このように長尺重量物1が垂直姿勢に近づく
に連れて吊り上げワイヤ5の張力が増加し、図2のよう
に垂直姿勢となると長尺重量物1の全荷重は下部の吊り
具3によって支えられることとなる。このため、長尺重
量物1の細い上部に過大な荷重を作用させることなく、
長尺重量物1の吊り起こしを行うことができる。なお、
吊り上げワイヤ5は長尺重量物1の側面等に接触するこ
とはなく、長尺重量物1を傷付けるおそれはない。
【0014】またワイヤ通し具2や吊り具3のブラケッ
ト7等は長尺重量物1の軸線に対して垂直に取り付けら
れているため、長尺重量物1を水平に倒した状態で他の
部品を組付ける際の基準として使用できる利点もある。
更にこれらは長尺重量物1の外部に突出されているため
に据え付け後も取り外す必要がなく、ワイヤ通し具2は
高所の足場としても利用することができる。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
大型ブッシングのような長尺重量物をその上部に過大な
力を作用させることなく水平姿勢から垂直姿勢まで吊り
起こすことができる。また本発明によれば長尺重量物を
空中において吊り起こすため、その基部や床面を傷付け
ることもない。なお本発明はブッシング以外の長尺重量
物にも適用できることはいうまでもないことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によって、長尺重量物を水平に吊
り上げた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の方法によって、長尺重量物を垂直に吊
り起こした状態を示す斜視図である。
【図3】従来の方法によって、長尺重量物を垂直に吊り
起こした状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 長尺重量物、2 ワイヤ通し具、3 吊り具、4
上部金具、5 吊り上げワイヤ、6 バンド金具、7
ブラケット、8 アイボルト、9 ヨーク、10 クレー
ンのフック、11 補助吊り上げワイヤ、12 金具、13他
のクレーンのフック、14 長尺重量物の基部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺重量物を倒した状態で、まず吊り上
    げワイヤを長尺重量物の上部のワイヤ通し具に通したう
    えで長尺重量物の下部の吊り具に固定するとともに、補
    助吊り上げワイヤを長尺重量物の下部に固定し、次にこ
    れらの吊り上げワイヤ及び補助吊り上げワイヤにより長
    尺重量物を空中に吊り上げた状態とし、更に吊り上げワ
    イヤのみを引上げて長尺重量物を垂直に吊り起こすこと
    を特徴とする長尺重量物の吊り上げ方法。
  2. 【請求項2】 長尺重量物の上部にワイヤ通し具を突設
    するとともに、長尺重量物の下部にその重量を支え得る
    吊り具を突設し、吊り上げワイヤをワイヤ通し具に通し
    たうえで吊り具に固定するとともに、これとは別の補助
    吊り上げワイヤを長尺重量物の下部に固定したことを特
    徴とする長尺重量物の吊り上げ用治具。
JP5760594A 1994-03-28 1994-03-28 長尺重量物の吊り上げ方法及びその治具 Pending JPH07267570A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980908