JPH0440821A

JPH0440821A - 収穫機における分草装置

Info

Publication number: JPH0440821A
Application number: JP14643090A
Authority: JP
Inventors: Kenji Shigematsu; 重松　謙治; Ichiro Watabe; 一郎渡部; Kazuo Nagaki; 永木　和男; Kenji Kono; 健治河野; Osamu Masuda; 升田　治
Original assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Current assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date: 1990-06-04
Filing date: 1990-06-04
Publication date: 1992-02-12
Anticipated expiration: 2015-09-25
Also published as: JP3092141B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、収穫機における分草装置に関し。

い草等の刈取作業に利用できる。

（従来技術）従来、この種の分草装置は、杆状部材を弓状に屈曲形成
した回転体や、杆状部材を流線形状又は三角形状に屈曲
形成した回転体によって構成していた。また、これらの
回転体は、後部が前部より高い位置になるように傾斜さ
せて軸受けし、回転駆動するものであった。

（発明が解決しようとする課題）上述の従来技術における分草装置においては、杆状部材
が回転体の回転軸心に対して偏倚している。そして、こ
の杆状部材が、回転軸心を中心に円弧軌跡を描きながら
移動することで、茎稈と茎稈との間を押し広げる。これ
によって絡み合う茎稈を分離することができるものであ
る。

しかし、前記の、杆状部材を弓状に屈曲形成した回転体
においては、杆状部材が回転軸心に対して一側方にのみ
偏倚している。このため、この柱状部材の慣性により、
回転駆動時に振動が発生し、回転駆動部の耐久性が劣化
すると共に、作業者に不快感を与えてしまっていた。

また、前記の杆状部材を流線形状又は三角形状に屈曲形
成した回転体においては、杆状部材は回転軸心に対して
略対称に位置する。このため、前述のような振動の発生
は少ない、しかし、流線形状又は三角形状に屈曲形成し
た杆状部材の間の空間部に茎稈を巻き込み、回転体に茎
稈が巻き付いて、作業継続不能となることがあった。

（課題を解決するための手段）この発明は上述の如き課題を解決するために次の様な技
術的手段を講する。

すなわち、走行装置１を有する車体２の前方に刈取装置３を設け、
該刈取装置３の前方に茎稈引起し装置４を設けてなる収
穫機において、前記茎稈引起し装置４の前方に回転分草
装置５を設け、該回転分草装置５を、板状部を有する回
転体６より構成したことを特徴とする収穫機における分
草装置としたものである。

（発明の作用及び効果）収穫機の各部を駆動しながら、い草等の長稈の刈取作業
を開始する。

このとき回転分草装置５も回転駆動している。

そして、絡み合い、倒伏した茎稈を、まず該回転分草装
置５の回転体６の回転によって分離し、茎稈引起し装置
４で引起して刈取る。

回転分草装置５は、同転体６を回転させることにより、
該回転体６の縁部によって茎稈と茎稈との間を押し広げ
るように作用する。また、回転分草装置５の回転体６は
板状部を有しているので、該回転体６を回転させること
により、板状部も回転し、回転する該板状部の面によっ
て風が巻き起こされる。この風は茎稈の絡みつきをほぐ
すように作用し、茎稈の分離作用を更に促進させる。こ
れによって、茎稈を巻き付けたり、茎稈に損傷を与える
ことなく、円滑な分草・刈取作業を行なうことができる
。

（実施例）この発明の一実施例について以上に説明する。

まず、い草収穫機７の構成について述べる。

無端帯式の走行装置１の上方に、すぐり装置８、結束装
置９等を設けて車体２を構成し、該車体２の後部に、車
輪付の運搬台１０を連結する。

前記車体２の前方には、刈取部１１を昇降自在に設ける
。該刈取部１１は、刈取分草枠１２に対して、刈取装置
３、茎稈引起し装置４、回転分草装置５、上部搬送装置
１３、株元搬送装置１４゜固定分草体１５等を一体的に
取り付けて構成する。

前記茎稈引起し装置４は、引起しラグ１Ｇを有し、前記
車体２の前方低位置に設けた刈取装置３の前方に始端部
を位置させ、後方上方位置に終端部を位置させて設ける
。そして、該茎稈引起し装置４は、前記車体２側から開
動される伝動軸１７から、茎稈引起し装置４　’／！？
而部に面り付けた中間伝動ケース１８、ユニバーサル継
手付の馴ｆｌｌ］軸１９、引起し駆動ケース２０を経て
駆動する構成である。

前記回転分草装置５の回転体６は、弓状に屈曲形成した
２本の杆状部材２１．２１を回転軸心を中心に左右対称
にｉ！ｆｉ！τし、該杆状部材２１．２１の端部同士を
連結して、ＶＪ８流線形状に構成する。

そして、該杆状部材２１，２１の間に形成する略流線形
状の空間部にｇ４製の板体２２を張り渡す。

このように構成した回転体６は、前端の連結部を、前記
刈取分草枠１２の前記固定分草体１５後方位置にて回動
自在に軸受けする。前記回転体６の後端の連結部には回
転軸２３を連結する。該回転軸２３は、前記：！ｊ；、
稈引起し装置４内を貫通して、前記中間伝動ケース１８
に至るように配置する。前記回転体６の前端の連結部と
後端の連結部とを結ぶ直線と、前記回転軸２３の軸心と
は一致し、これが前記回転体６の回転軸心となる。この
構成により、前記回転体６は、前記伝動軸１７から前記
中間伝動ケース１８を経て回転駆動する。

以上の構成により、走行装置１を駆動して前進し、ｌｉ
！ｌＩ場に絡み合って植立する茎稈（い藉）群に、ます
前端の固定分草体１５を突込み、更に該固定分草体１５
後方の！＝１転分草装置５によって茎稈を完全に分離し
ながら、茎稈引起し装置４によって引起す。そして、引
起した茎稈の上部を、前記上部搬送装置１３によって挾
持した後、前記刈取装置３によって株元を刈取り、該株
元を前記株元搬送装置１４によって挾持して後方へ搬送
する。刈取茎稈は、搬送中に横倒しの姿勢にされて、後
方のすぐり装置８に引き継がれる。そして、該すぐり装
置８によって屑い草を除去された茎稈を、更に後方の前
記結束装置９によって結束し、前記運搬台１０に載置す
る。

前述の茎稈の分草は、前記回転分草装置５の回転体６の
回転により、杆状部材２１，２１が茎稈と茎稈との間を
押し広げるように作用することでおこなわれる。これに
加えて、前記板体２２の回転による起風が、茎稈の絡み
つきをほぐすように作用し、分草作用を更に高めること
ができる。

尚、前記回転体６は前述の構成、形状に制限されるもの
ではなく、また、板体２２も単なる乎板に限らず、屈曲
面等に形成してもよい。また、前記回転体６の上方部分
を覆うカバーを設けて、起風が下方へは向かわないよう
にしてもよい。

【図面の簡単な説明】

稈引起し装置　５・・・回転分草装置　６・・・回転体
７・・・い草収穫機　８・・・すぐり装置′９・・・結
束装置１０・・・運搬台　１１・・・刈取部　１２・・
・刈取分草枠　１３・・・上部搬送装置　１４・・・株
元搬送装置１５・・・固定分草体　１６・・・引起しラ
グ　１７・・・伝動軸　１８・・・中間伝動ケース　１
９・・・駆動軸　２０・・・引起し駆動ケース　２１・
・・杆状部材　２２・・・板体　２３・・・回転軸

Claims

【特許請求の範囲】

（１）走行装置１を有する車体２の前方に刈取装置３を
設け、該刈取装置３の前方に茎稈引起し装置４を設けて
なる収穫機において、前記茎稈引起し装置４の前方に回
転分草装置５を設け、該回転分草装置５を、板状部を有
する回転体６より構成したことを特徴とする収穫機にお
ける分草装置。